JP7233993B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車体に揺動自在に支持されるスイングアームと、スイングアームに支持される後輪と、後輪を上方から覆うリアフェンダーとを備え、リアフェンダーが回動可能に支持される鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、後輪を簡単に交換できるように、リアフェンダーは上下方向に回動可能に設けられる。
特開昭57-110570号公報
しかしながら、上記従来の鞍乗り型車両では、リアフェンダーを上下方向に回動させると、リアフェンダーと一体に回動するライセンスプレートホルダー等が邪魔になり、リアフェンダーの回動範囲が限られてしまう。このため、リアフェンダーが後輪の交換等のメンテナンス作業の邪魔になることがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リアフェンダーを後輪に対し大きく退避可能とし、後輪の交換等のメンテナンス作業を容易にできるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、車体に揺動自在に支持されるスイングアーム(13)と、前記スイングアーム(13)に支持される後輪(3)と、前記後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(25,225,325,425)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)が回動可能に支持される鞍乗り型車両において、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記スイングアーム(13)に支持され、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、回動部(33)によって車幅方向に回動可能に支持され、前記回動部(33)の回動軸線(33c)は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向し、前記回動部(33)は、前記後輪(3)に対し車幅方向外側に位置し、前記スイングアーム(13)から前記後輪(3)の外周側に向けて延びる第1ステー(31,231L,331,431)と、前記第1ステー(31,231L,331,431)に前記回動部(33)を介して回動可能に連結される第2ステー(32,232,332,432)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記第2ステー(32,232,332,432)に固定され、前記第1ステー(31,231L,331,431)と前記第2ステー(32,232,332,432)とを締結する締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)が着脱可能に設けられ、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)によって前記回動部(33)による前記第2ステー(32,232,332,432)の回動が規制され、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)によって前記第2ステー(32,232,332,432)と共締めされることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)とは別に設けられるフェンダー締結具(47a,47b,47c)によって前記第2ステー(32,232,332,432)に締結されても良い。
また、上述の構成において、前記回動部(33)は、前記第1ステー(31,231L,331,431)に挿通される軸であり、前記軸の両端に前記第2ステー(32,232,332,432)が連結されても良い。
また、上述の構成において、前記回動部(33)は、前記第1ステー(31,231L)に挿通される軸であり、前記軸の両端に前記第2ステー(32,232)が連結され、前記第1ステー(31,231L)は、前記軸が設けられる部分よりも前記リアフェンダー(25,225)側に延出する延出部(39d)を備え、前記締結具(40a,40b)は、前記延出部(39d)に締結されても良い。
さらに、上述の構成において、前記延出部(39d)の少なくとも一部は、前記第2ステー(32,232)によって車幅方向外側から覆われても良い。
また、上述の構成において、前記リアフェンダー(25)の回動位置を所定位置に保持する保持機構(53)が設けられ、前記保持機構(53)は、孔(53a)と、前記孔(53a)に係合するボール(53b)と、前記ボール(53b)を前記孔(53a)に向けて付勢する付勢部材(53c)とを備え、前記リアフェンダー(25)が前記所定位置に位置すると、前記ボール(53b)が前記孔(53a)に係合しても良い。
また、上述の構成において、前記第1ステー(31)及び前記第2ステー(32)の車幅方向の内側面を沿うようにハーネス(60)が配索され、前記第1ステー(31)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第1カバー(61)が取り付けられ、前記第2ステー(32)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第2カバー(62)が取り付けられ、前記第1カバー(61)と前記第2カバー(62)とは車幅方向に重なっても良い。
また、上述の構成において、前記回動部(33)を中心に車幅方向に回動する可倒部(55)は、少なくとも前記リアフェンダー(25)を含んで構成され、前記可倒部(55)が車幅方向外側に最も大きく回動した状態では、前記回動部(33)の軸方向視で、前記可倒部(55)の重心(G)は、前記回動部(33)の回動中心よりも車幅方向外側に位置しても良い。
また、車体に揺動自在に支持されるスイングアーム(13)と、前記スイングアーム(13)に支持される後輪(3)と、前記後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(25,225,325,425)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)が回動可能に支持される鞍乗り型車両において、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記スイングアーム(13)に支持され、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、回動部(33)によって車幅方向に回動可能に支持され、前記回動部(33)の回動軸線(33c)は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向し、前記回動部(33)は、前記後輪(3)に対し車幅方向外側に位置し、前記スイングアーム(13)から前記後輪(3)の外周側に向けて延びる第1ステー(31,231L,331,431)と、前記第1ステー(31,231L,331,431)に前記回動部(33)を介して回動可能に連結される第2ステー(32,232,332,432)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記第2ステー(32,232,332,432)に固定され、前記第1ステー(31)及び前記第2ステー(32)の車幅方向の内側面を沿うようにハーネス(60)が配索され、前記第1ステー(31)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第1カバー(61)が取り付けられ、前記第2ステー(32)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第2カバー(62)が取り付けられ、前記第1カバー(61)と前記第2カバー(62)とは車幅方向に重なることを特徴とする。
鞍乗り型車両は、車体に揺動自在に支持されるスイングアームと、スイングアームに支持される後輪と、後輪を上方から覆うリアフェンダーとを備え、リアフェンダーが回動可能に支持され、リアフェンダーは、スイングアームに支持され、リアフェンダーは、回動部によって車幅方向に回動可能に支持される。
この構成によれば、回動部を介してリアフェンダーを車幅方向に回動させて、リアフェンダーを後輪に対して大きく退避させることができる。このため、後輪の交換等のメンテナンス作業が容易になる。
また、上述の構成において、回動部の回動軸線は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向しても良い。
この構成によれば、回動部の回動軸線を中心にリアフェンダーを車幅方向に回動させることができ、リアフェンダーを後輪に対して大きく退避させることができる。
また、上述の構成において、回動部は、後輪に対し車幅方向外側に位置しても良い。
この構成によれば、後輪に対し車幅方向外側に位置する回動部を介してリアフェンダーが車幅方向に回動するため、リアフェンダーを後輪に対して大きく退避させることができる。
さらに、上述の構成において、鞍乗り型車両は、スイングアームから後輪の外周側に向けて延びる第1ステーと、第1ステーに回動部を介して回動可能に連結される第2ステーとを備え、リアフェンダーは、第2ステーに固定されても良い。
この構成によれば、第1ステー及び第2ステーによって、リアフェンダーを後輪の外周側の位置で車幅方向に回動可能に設けることができる。
また、上述の構成において、第1ステーと第2ステーとを締結する締結具が着脱可能に設けられ、締結具によって回動部による第2ステーの回動が規制されても良い。
この構成によれば、第1ステーと第2ステーとを締結する締結具によって、簡単な構造で第2ステー及びリアフェンダーの回動を規制できる。
また、上述の構成において、リアフェンダーは、締結具によって第2ステーと共締めされても良い。
この構成によれば、第2ステーの回動を規制する締結具を利用してリアフェンダーを固定でき、部品点数を削減できる。
また、上述の構成において、リアフェンダーは、締結具とは別に設けられるフェンダー締結具によって第2ステーに締結されても良い。
この構成によれば、締結具を取り外して第2ステーを回動可能とした状態であっても、フェンダー締結具によってリアフェンダーを第2ステーに固定しておくことができる。
また、上述の構成において、回動部は、第1ステーに挿通される軸であり、軸の両端に第2ステーが連結されても良い。
この構成によれば、軸の両端に第2ステーが連結されるため、軸を介し第1ステーと第2ステーとを強固に連結できる。
また、上述の構成において、回動部は、第1ステーに挿通される軸であり、軸の両端に第2ステーが連結され、第1ステーは、軸が設けられる部分よりもリアフェンダー側に延出する延出部を備え、締結具は、延出部に締結されても良い。
この構成によれば、簡単な構造で第1ステーと第2ステーとを強固に締結できる。また、第1ステー側に延出部が設けられるため、回動する側である第2ステーを軽量にできる。
さらに、上述の構成において、延出部の少なくとも一部は、第2ステーによって車幅方向外側から覆われても良い。
この構成によれば、第2ステーによって延出部を車幅方向外側から隠すことができ、鞍乗り型車両の外観性が良い。
また、上述の構成において、リアフェンダーの回動位置を所定位置に保持する保持機構が設けられ、保持機構は、孔と、孔に係合するボールと、ボールを孔に向けて付勢する付勢部材とを備え、リアフェンダーが所定位置に位置すると、ボールが孔に係合しても良い。
この構成によれば、保持機構によって、リアフェンダーの回動位置を所定位置に保持できる。
また、上述の構成において、第1ステー及び第2ステーの車幅方向の内側面を沿うようにハーネスが配索され、第1ステーには、回動部及びハーネスを車幅方向内側から覆う第1カバーが取り付けられ、第2ステーには、回動部及びハーネスを車幅方向内側から覆う第2カバーが取り付けられ、第1カバーと第2カバーとは車幅方向に重なっても良い。
この構成によれば、ハーネスを隠して外観性を向上できるとともに、回動部及びハーネスを、第1カバー及び第2カバーによって、飛び石及び水等から保護できる。
また、上述の構成において、回動部を中心に車幅方向に回動する可倒部は、少なくともリアフェンダーを含んで構成され、可倒部が車幅方向外側に最も大きく回動した状態では、回動部の軸方向視で、可倒部の重心は、回動部の回動中心よりも車幅方向外側に位置しても良い。
この構成によれば、重心のバランスによって、可倒部を車幅方向外側に最も大きく回動した状態に維持できる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 リアフェンダーの支持構造を左側方側から見た斜視図である。 リアフェンダーの支持構造を後方から見た図である。 リアフェンダーが回動した状態を示す斜視図である。 リアフェンダーの支持構造の分解斜視図である。 支持部材及びリアフェンダーを左側方から見た側面図である。 図6のVII-VII断面図である。 図6のVIII-VIII断面図である。 リアフェンダーが車幅方向外側に回動した状態を後方から見た図である。 図6のZ矢視図である。 ハーネスの配索構造を示す模式的な断面図である。 リアフェンダーが回動された状態においてハーネスの配索構造を示す模式的な断面図である。 第2の実施の形態においてリアフェンダーの支持構造を左側方側から見た斜視図である。 リアフェンダーの支持構造を後方から見た図である。 リアフェンダーの支持構造の分解斜視図である。 第2ステーと第1ステーとの接続部の構造を模式的に示す断面図である。 リアフェンダーが車幅方向外側に回動した状態を後方から見た図である。 第3の実施の形態において、第1ステーと第2ステーとの接続部の構造を示す左側面図である。 図18のXIX-XIX断面図である。 第4の実施の形態において、第1ステーと第2ステーとの接続部の構造を示す左側面図である。 図20のXXI-XXI断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム(不図示)にパワーユニットとしてのエンジン(不図示)が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク12が上記車体フレームの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が上記車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、自動二輪車1の後部の上面部に設けられる。
車体を構成する上記車体フレーム及び上記エンジンは、ほぼ全体が車体カバー15によって覆われている。
前輪2は、フロントフォーク12の下端部に軸支される。操舵用のハンドル16は、フロントフォーク12の上端部に取り付けられる。
上記車体フレームの後部には、車幅方向に延びるピボット軸17が設けられる。スイングアーム13の前端部は、ピボット軸17に支持され、スイングアーム13は、ピボット軸17を中心に上下に揺動可能である。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸18によって軸支される。
スイングアーム13は、リアサスペンション19を介して車体に懸架される。
上記エンジンは、フロントフォーク12の後方でシート14の前下方に配置される。
上記エンジンの出力は、当該エンジンの出力軸(不図示)と後輪3との間に掛け渡されるチェーン20によって後輪3に伝達される。チェーン20は、後輪3に対し車幅方向の一側方(左側方)に配置される。
上記エンジンの排気管21は、当該エンジンの下方を通って後方に延び、後輪3に対し車幅方向の他側方(右側方)に配置されるマフラー22に接続される。
自動二輪車1は、駐車時に車体を支持するサイドスタンド24を備える。
前輪2は、フロントフォーク12に取り付けられるフロントフェンダー23によって上方から覆われる。
自動二輪車1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー25を備える。
図2は、リアフェンダー25の支持構造を左側方側から見た斜視図である。図3は、リアフェンダー25の支持構造を後方から見た図である。
図1から図3を参照し、スイングアーム13は、左右一対で設けられるアーム部26L,26Rと、ピボット軸17の後方で左右のアーム部26L,26Rを車幅方向に繋ぐクロスメンバー27とを備える。
ピボット軸17は、アーム部26L,26Rの前端部に挿通される。車軸18は、アーム部26L,26Rの後端部を車幅方向に繋ぐ。後輪3は、左右のアーム部26L,26Rの間に配置され、車軸18に支持される。
チェーン20は、左右の一方(左側)のアーム部26Lの上下を通る。
後輪3は、車軸18によって支持されるホイール3aと、ホイール3aの外周に取り付けられるタイヤ3bとを備える。
自動二輪車1は、スイングアーム13の後端部から後上方に延びる支持部材30を備える。リアフェンダー25は、支持部材30によって回動自在に支持される。
図4は、リアフェンダー25が回動した状態を示す斜視図である。
図2及び図4を参照し、リアフェンダー25は、車幅方向に回動可能に設けられ、図4に示すように、後輪3に対し車幅方向外側に退避可能である。
図5は、リアフェンダー25の支持構造の分解斜視図である。
図2~図5を参照し、支持部材30は、スイングアーム13に固定される第1ステー31と、第1ステー31に対し車幅方向に回動可能に設けられる第2ステー32と、第2ステー32を第1ステー31に回動可能に連結する回動部33とを備える。
リアフェンダー25は、第2ステー32の後面に取り付けられる。リアフェンダー25には、ライセンスプレート34を保持するホルダー35と、ライセンスプレート34を上方から照らす灯火器36とが取り付けられる。
図6は、支持部材30及びリアフェンダー25を左側方から見た側面図である。
図2~図6を参照し、第1ステー31は、左側のアーム部26Lの後端部の上部から、後輪3の外側方を通り、後上方に向けて斜めに延びる。第1ステー31は、左側のアーム部26Lの後端部から後輪3の外周に向けて後輪3の径方向外側に延出する板部材である。第1ステー31の後端部(上端部)は、タイヤ3bの外側方に位置する。
支持部材30は、左右のアーム部26L,26Rの一方に固定されており、リアフェンダー25を片持ちで支持する。
第1ステー31は、第1ステー31の下端部に車幅方向外側から挿通される複数のステー固定具37a,37bによって、左側のアーム部26Lの上部に締結される。ステー固定具37a,37bは前後に並んで配置される。第1ステー31の下端部は、チェーン20よりも車幅方向外側に設けられる。
第1ステー31は、第1ステー31を車幅方向に貫通する肉抜き部31aを備える。
第1ステー31は、左側のアーム部26Lから後輪3の径方向に延びる本体部38と、本体部38の後端に設けられ、第2ステー32が連結される連結部39とを備える。
連結部39の上面は、本体部38の上面よりも下方に位置する上側段部39aを形成する。連結部39の下面は、本体部38の下面よりも上方に位置する下側段部39bを形成する。すなわち、連結部39の上下の幅は、本体部38の上下の幅よりも小さい。
上側段部39a及び下側段部39bは、車両側面視で後上がりに傾斜する傾斜面である。
連結部39の前端部には、上側段部39aから下側段部39bまで連結部39を上下に貫通する支持孔39cが設けられる。支持孔39cは、車両側面視では、後下がりに傾斜した姿勢で設けられる。
連結部39は、後方のリアフェンダー25に向けて支持孔39cよりも後方に延出する延出部39dを備える。延出部39dの上面は、上側段部39aであり、延出部39dの下面は下側段部39bである。
延出部39dには、第2ステー32を第1ステー31に固定する締結具40a,40bが締結される固定孔39e1,39e2が複数設けられる。締結具40bは、締結具40aの後下方に位置する。
回動部33は、第1ステー31の連結部39の支持孔39cに挿通される軸である。
第2ステー32は、後輪3の後部の上面を後上方から覆うフェンダー支持部45と、第1ステー31に連結される第1ステー連結部46とを一体に備える。
フェンダー支持部45は、左右方向よりも上下方向に長く延びる板状部材である。
フェンダー支持部45の下部には、リアフェンダー25を第2ステー32に固定するフェンダー締結具47a,47b,47cが締結される締結部45a1,45a2,45a3が複数設けられる。フェンダー締結具47b,47cは、フェンダー締結具47aの下方で左右に並んで配置される。
第2ステー32の第1ステー連結部46は、フェンダー支持部45の上部から第1ステー31側に向けて車幅方向外側に延出する板状の側方延出部46aと、側方延出部46aの外端から前下方に延出する板状の前方延出部46bとを備える。
前方延出部46bは、第1ステー31の延出部39dを車幅方向外側から覆う側壁部46cと、側壁部46cの上縁から車幅方向内側に延びる上壁部46dと、側壁部46cの下縁から車幅方向内側に延びる下壁部46eとを備える。
前方延出部46bの前縁部の上端及び下端には、前下方に延出する連結片46fが上下に一対設けられる。各連結片46fは、連結片46fを上下に貫通する連結孔46gが設けられる。
前方延出部46bの側壁部46cにおいて連結片46fの後方には、締結具40a,40bが挿通される固定孔46h1,46h2が複数設けられる。
リアフェンダー25は、後輪3の後部の上面を後上方から覆うフェンダー本体50と、フェンダー本体50の左右の一方の側部から前下方に延出するカバー部51とを一体に備える。
フェンダー本体50の後面の上部には、灯火器36が取り付けられる灯火器固定部50aが設けられる。
フェンダー本体50の後面の下部には、ホルダー35が取り付けられるホルダー固定孔部50b1,50b2,50b3が複数設けられる。ホルダー固定孔部50b1,50b2,50b3には、フェンダー締結具47a,47b,47cが挿通される。
リアフェンダー25のカバー部51は、第1ステー31の連結部39を車幅方向外側から覆うカバー側壁部51aと、カバー側壁部51aの上縁から車幅方向内側に延びるカバー上壁部51bと、カバー側壁部51aの下縁から車幅方向内側に延びるカバー下壁部51cとを備える。
カバー側壁部51aには、カバー側壁部51aを車幅方向に貫通する固定孔51d1,51d2が複数設けられる。固定孔51d2は、固定孔51d1の後下方に位置する。
図7は、図6のVII-VII断面図である。
図5~図7を参照し、回動部33は、第1ステー31の連結部39の支持孔39cに挿通され、回動部33の軸方向の一端部33aは、上側段部39aから上方に突出し、回動部33の軸方向の他端部33bは、下側段部39bから下方に突出する。
第2ステー32は、上下の連結片46fが、回動部33の両端である一端部33a及び他端部33bに嵌合することで、回動部33に連結される。回動部33は、例えば回動部33の軸端に係合するリング状のクリップ(不図示)によって支持孔39cに対し抜け止めされる。
回動部33の回動軸線33cは、車両前後方向及び上下方向に延びる直線であり、車両側面視で、後下がりに傾斜する。すなわち、回動軸線33cは、車両前後方向及び上下方向を指向する。
回動部33は、後輪3に対し、車幅方向外側に配置される。車両側面視では、回動部33は、タイヤ3bに車幅方向外側から重なる位置に設けられる。
第2ステー32は、回動軸線33cを中心にして、車幅方向に回動する。すなわち、第2ステー32に取り付けられるリアフェンダー25は、後輪3に対し車幅方向外側に位置する回動軸線33cを中心にして、第2ステー32と一体に車幅方向に回動可能である。
また、リアフェンダー25は、支持部材30を介してスイングアーム13に支持されており、スイングアーム13と一体に揺動する。
リアフェンダー25のカバー部51のカバー上壁部51bは、上側の連結片46f及び回動部33の一端部33aを上方及び外側方から覆う。また、カバー部51のカバー下壁部51cは、下側の連結片46f及び回動部33の他端部33bを下方及び外側方から覆う。
このため、カバー部51によって連結片46f及び回動部33を保護できるとともに、カバー部51によって連結片46f及び回動部33を隠して外観性を向上できる。
図8は、図6のVIII-VIII断面図である。
図5、図6及び図8を参照し、第2ステー32の前方延出部46b及びリアフェンダー25のカバー部51は、締結具40a,40bによって第1ステー31の延出部39dに共締めされる。
締結具40a,40bは、車幅方向外側からカバー部51の固定孔51d1,51d2及び第2ステー32の固定孔46h1,46h2に挿通され、延出部39dの固定孔39e1,39e2に締結される。
回動軸線33cを中心とする第2ステー32の回動は、第2ステー32が締結具40a,40bによって延出部39dに締結されることで規制される。
締結具40a,40bが締結された状態では、第2ステー32の前方延出部46bは、側壁部46cが延出部39dの外側面に当接する。また、前方延出部46bの上壁部46dは、延出部39dの上側段部39aに当接し、前方延出部46bの下壁部46eは、延出部39dの下側段部39bに当接する。このように、第2ステー32の上壁部46d及び下壁部46eによって第1ステー31の延出部39dを上下から挟むことで、第2ステー32を第1ステー31に高い剛性で連結できる。
締結具40a,40bが締結された状態では、リアフェンダー25のカバー部51は、カバー側壁部51aが第2ステー32の前方延出部46b及び第1ステー31の延出部39dを車幅方向外側から覆い、カバー上壁部51bが前方延出部46b及び延出部39dを上方から覆い、カバー下壁部51cが前方延出部46b及び延出部39dを下方から覆う。
このため、延出部39d及び第2ステー32をカバー部51で隠すことができ、外観性が良い。
リアフェンダー25は、全体的に第2ステー32よりも大きく形成されており、第2ステー32の略全体を後方及び側方から覆う。このため、第2ステー32が外側から視認され難く、外観性が良い。
リアフェンダー25と第2ステー32とは、別体で設けられ、第2ステー32は、リアフェンダー25よりも強度が高い材料で構成される。このため、第2ステー32によってリアフェンダー25を強固に支持できるとともに、リアフェンダー25を通常の材料で形成できる。
複数の締結具40a,40bが全て取り外されると、第2ステー32の回動の規制が解除され、リアフェンダー25を第2ステー32と一体に車幅方向に回動させることが可能となる。
図5に示すように、リアフェンダー25は、締結具40a,40bとは別の位置に設けられるフェンダー締結具47a,47b,47cによって第2ステー32に締結されている。このため、締結具40a,40bを取り外した状態であっても、リアフェンダー25を第2ステー32に固定しておくことができる。
ホルダー35は、第2ステー32に対し、フェンダー締結具47a,47b,47cによってリアフェンダー25と共締めされている。
図7に示すように、支持部材30は、リアフェンダー25の回動位置を所定位置に保持する保持機構53を備える。
保持機構53は、連結片46fに設けられる孔53aと、孔53aに係合するボール53bと、ボール53bを孔53aに向けて付勢する付勢部材53cと、ボール53b及び付勢部材53cを収納する収納部53dとを備える。
収納部53dは、第1ステー31の上側段部39aに設けられる穴である。ボール53bは、収納部53dに設けられる付勢部材53cによって連結片46fの下面側に押し付けられている。
リアフェンダー25の回動位置が所定位置になると、連結片46fの孔53aがボール53bの位置に重なり、ボール53bが孔53aに係合する。
これにより、ボール53bによってリアフェンダー25の回動位置を所定位置に保持できるとともに、リアフェンダー25の回動操作にクリック感を付加でき、操作性が良い。
図9は、リアフェンダー25が車幅方向外側に回動した状態を後方から見た図である。
図3の状態では、リアフェンダー25は、後輪3の上部の真後ろに位置する。
図3の状態から回動軸線33c(図6)を中心にリアフェンダー25が車幅方向外側に回動すると、図9のように、リアフェンダー25は、車幅方向外側に移動し、後輪3から退避する。
詳細には、図9のように、リアフェンダー25が最も車幅方向外側に回動した状態では、第2ステー32及びリアフェンダー25は、後面視において後輪3に対し重ならず、後輪3の外側方に離れた位置にある。
この状態では、車軸18を取り外して左右のアーム部26L,26Rの間から後輪3を引き出す際の進路に第2ステー32及びリアフェンダー25が無いため、左右のアーム部26L,26Rの間から後輪3を後方に引き出して取り外すことができる。
また、この状態においても、リアフェンダー25は回動部33を介して車体側に連結されているため、リアフェンダー25を図3の状態に戻すことも容易である。
図7の保持機構53は、図9のようにリアフェンダー25が最も車幅方向外側に回動した回動位置になると、ボール53bが孔53aに係合する。すなわち、リアフェンダー25の回動の上記所定位置は、リアフェンダー25が最も車幅方向外側に回動した回動位置である。
図10は、図6のZ矢視図であり、リアフェンダー25及び支持部材30等を下方側から回動軸線33cの軸方向に見た図である。
図10を参照し、第2ステー32、リアフェンダー25、ホルダー35、及び灯火器36は、回動部33の回動軸線33cを中心に回動して車幅方向に倒れる可倒部55を構成する。図10には、可倒部55の重心Gが図示される。回動部33は、後輪3の車幅方向の中心線3cに対し、車幅方向外側に位置する。ここで、図10において、仮想線GLは、中心線3cに平行且つ重心Gを通る直線であり、仮想線33Lは、中心線3cに平行且つ回動部33の回動中心を通る直線である。
図10に示すように、リアフェンダー25が最も車幅方向外側に回動した状態では、回動部33の軸方向視において、可倒部55の重心Gは、距離D1だけ回動部33の回動中心よりも車幅方向外側に位置する。
これにより、可倒部55は、可倒部55の重さによって、車幅方向外側に回動した状態に自然に維持される。このため、可倒部55が車幅方向外側に回動した状態を容易に維持でき、作業性が良い。
ここで、図10では、後輪3(車体)が地面に対して直立した状態が示されるが、サイドスタンド24を使用して自動二輪車1が左側に傾斜して駐車された状態においても、重心Gが回動部33の回動中心よりも車幅方向外側に位置していれば、可倒部55は、車幅方向外側に回動した状態に自然に維持される。
図11は、ハーネス60の配索構造を示す模式的な断面図である。図11は、図3のようにリアフェンダー25が回動されていない状態に対応する。
灯火器36のハーネス60は、前方の車体側から支持部材30の車幅方向の内側面に沿って配索され、灯火器36に接続される。
ハーネス60は、回動部33の車幅方向内側に位置する部分に、車幅方向内側に凸となるように湾曲する弛み部60aを備える。
支持部材30は、第1ステー31の車幅方向の内側面を覆う第1カバー61と、第2ステー32の車幅方向の内側面を覆う第2カバー62とを備える。
第1カバー61は、回動部33よりも前方に配置されるカバー固定具63によって第1ステー31の内側面に締結される。
第2カバー62は、回動部33よりも後方に配置されるカバー固定具64によって第2ステー32の内側面に締結される。
第1カバー61は、カバー固定具63の位置から回動部33を越えて後方に延びる。
第2カバー62は、カバー固定具64の位置から回動部33を越えて前方に延びる。
第1カバー61及び第2カバー62は、回動部33及びハーネス60を車幅方向内側から覆う。
第2カバー62は、第1カバー61を車幅方向内側から覆う重なり部65を前部に有する。重なり部65では、車両側面視で、第2カバー62と第1カバー61とが重なる。重なり部65は、回動部33及びハーネス60を車幅方向内側から覆う。
重なり部65では、第1カバー61と第2カバー62との間の隙間が小さくなったラビリンス構造が形成される。このラビリンス構造により、回動部33及びハーネス60側への水や塵埃の侵入が抑制される。
図12は、リアフェンダー25が回動された状態においてハーネス60の配索構造を示す模式的な断面図である。
リアフェンダー25の回動に伴って第2ステー32が車幅方向外側に回動すると、ハーネス60は、弛み部60aが車幅方向外側に向けて変形する。このため、リアフェンダー25の回動に伴うハーネス60の変形を弛み部60aによって吸収できる。
また、リアフェンダー25が回動した状態であっても、重なり部65では、第1カバー61と第2カバー62とが一部重なる。このため、回動部33及びハーネス60側への水や塵埃の侵入を抑制できる。
また、後輪3を後方に取り外す際に、リアフェンダー25を車体から取り外す必要がないため、支持部材30及びリアフェンダー25に対するハーネス60の配索状態が後輪3の着脱作業の際に変更されてしまうことを防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、車体に揺動自在に支持されるスイングアーム13と、スイングアーム13に支持される後輪3と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー25とを備え、リアフェンダー25が回動可能に支持され、リアフェンダー25は、スイングアーム13に支持され、リアフェンダー25は、回動部33によって車幅方向に回動可能に支持される。
この構成によれば、回動部33を介してリアフェンダー25を車幅方向に回動させて、リアフェンダー25を後輪3に対して大きく退避させることができる。このため、後輪3の交換等のメンテナンス作業が容易になる。
また、回動部33の回動軸線33cは、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向を指向する。このため、回動部33の回動軸線33cを中心にリアフェンダー25を車幅方向に回動させることができ、リアフェンダー25を後輪3に対して大きく退避させることができる。
また、回動部33は、後輪3に対し車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、後輪3に対し車幅方向外側に位置する回動部33を介してリアフェンダー25が車幅方向に回動するため、リアフェンダー25を後輪3に対して大きく退避させることができる。
さらに、自動二輪車1は、スイングアーム13から後輪3の外周側に向けて延びる第1ステー31と、第1ステー31に回動部33を介して回動可能に連結される第2ステー32とを備え、リアフェンダー25は、第2ステー32に固定される。
この構成によれば、第1ステー31及び第2ステー32によって、リアフェンダー25を後輪3の外周側の位置で車幅方向に回動可能に設けることができる。
また、第1ステー31と第2ステー32とを締結する締結具40a,40bが着脱可能に設けられ、締結具40a,40bによって回動部33による第2ステー32の回動が規制される。
この構成によれば、第1ステー31と第2ステー32とを締結する締結具40a,40bによって、簡単な構造で第2ステー32及びリアフェンダー25の回動を規制できる。
また、リアフェンダー25は、締結具40a,40bによって第2ステー32に共締めされる。
この構成によれば、第2ステー32の回動を規制する締結具40a,40bを利用してリアフェンダー25を固定でき、部品点数を削減できる。
また、リアフェンダー25は、締結具40a,40bとは別に設けられるフェンダー締結具47a,47b,47cによって第2ステー32に締結される。
この構成によれば、締結具40a,40bを取り外して第2ステー32を回動可能とした状態であっても、フェンダー締結具47a,47b,47cによってリアフェンダー25を第2ステー32に固定しておくことができる。
また、回動部33は、第1ステー31に挿通される軸であり、軸の一端部33a及び他端部33bに第2ステー32が連結される。
この構成によれば、回動部33の一端部33a及び他端部33bに第2ステー32が連結されるため、回動部33を介し第1ステー31と第2ステー32とを強固に連結できる。
また、第1ステー31は、軸である回動部33が設けられる部分よりもリアフェンダー25側に延出する延出部39dを備え、締結具40a,40bは、延出部39dに締結される。
この構成によれば、簡単な構造で第1ステー31と第2ステー32とを強固に締結できる。また、第1ステー31側に延出部39dが設けられるため、回動する側である第2ステー32を軽量にできる。
さらに、延出部39dの少なくとも一部は、第2ステー32によって車幅方向外側から覆われる。
この構成によれば、第2ステー32によって延出部39dを車幅方向外側から隠すことができ、自動二輪車1の外観性が良い。
また、リアフェンダー25の回動位置を所定位置に保持する保持機構53が設けられ、保持機構53は、孔53aと、孔53aに係合するボール53bと、ボール53bを孔53aに向けて付勢する付勢部材53cとを備え、リアフェンダー25が所定位置に位置すると、ボール53bが孔53aに係合する。
この構成によれば、保持機構53によって、リアフェンダー25の回動位置を所定位置に保持できる。
また、第1ステー31及び第2ステー32の車幅方向の内側面を沿うようにハーネス60が配索され、第1ステー31には、回動部33及びハーネス60を車幅方向内側から覆う第1カバー61が取り付けられ、第2ステー32には、回動部33及びハーネス60を車幅方向内側から覆う第2カバー62が取り付けられ、第1カバー61と第2カバー62とは車幅方向に重なる。
この構成によれば、ハーネス60を隠して外観性を向上できるとともに、回動部33及びハーネス60を、第1カバー61及び第2カバー62によって、飛び石及び水等から保護できる。
また、回動部33を中心に車幅方向に回動する可倒部55は、少なくともリアフェンダー25を含んで構成され、可倒部55が車幅方向外側に最も大きく回動した状態では、回動部33の軸方向視で、可倒部55の重心Gは、回動部33の回動中心よりも車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、重心Gのバランスによって、可倒部55を車幅方向外側に最も大きく回動した状態に維持できる。
[第2の実施の形態]
以下、図13~図17を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、リアフェンダー225が、支持部材230によって両持ちで支持される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図13は、第2の実施の形態においてリアフェンダー225の支持構造を左側方側から見た斜視図である。図14は、リアフェンダー225の支持構造を後方から見た図である。図15は、リアフェンダー225の支持構造の分解斜視図である。
支持部材230は、左右一対の第1ステー231L,231Rと、第1ステー231L,231Rに連結される第2ステー232と、回動部33とを備える。
リアフェンダー225は、第2ステー232の後面に取り付けられる。リアフェンダー225には、ホルダー35及び灯火器36が取り付けられる。
左側の第1ステー231Lは、上記第1の実施の形態の第1ステー31と同一のものであり、左側のアーム部26Lの後端部に固定される。
右側の第1ステー231Rは、左側の第1ステー231Lと左右略対称に設けられるものであり、右側のアーム部26Rの後端部に固定される。ここで、右側の第1ステー231Rは、回動部33を支持する支持孔39cを備えていないが、第1ステー231Rの他の部分は、左側の第1ステー231Lと左右対称に設けられる。
支持部材230は、左右の第1ステー231L,231Rを介し、左右のアーム部26L,26Rの両方に固定されており、リアフェンダー225を両持ちで支持する。
第2ステー232は、フェンダー支持部45と、第1ステー231Lに連結される第1ステー連結部246Lと、第1ステー231Rに連結される第1ステー連結部246Rとを一体に備える。
ここで、左側の第1ステー連結部246Lは、上記第1の実施の形態の第1ステー連結部46Lと同一である。また、右側の第1ステー連結部246Rは、左側の第1ステー連結部246Lと左右略対称に形成される。
リアフェンダー225は、フェンダー本体50と、フェンダー本体50の左右の両側部からそれぞれ前下方に延出する左右一対のカバー部251L,251Rとを一体に備える。
ここで、左側のカバー部251Lは、上記第1の実施の形態のカバー部51と同一である。また、右側のカバー部251Rは、左側のカバー部251Lと左右略対称に形成される。
図16は、第2ステー232と第1ステー231L,231Rとの接続部の構造を模式的に示す断面図である。ここで図16は、回動部33の軸方向に見た断面図である。
図15及び図16を参照し、第2ステー232は、左側の第1ステー231Lに設けられる回動部33の両端に、上下の連結片46fを介して連結される。
また、第2ステー232の左側の第1ステー連結部246Lは、第2ステー32の固定孔46h1,46h2に車幅方向外側から挿通される締結具40a,40bによって、左側の第1ステー231Lの固定孔39e1,39e2に締結される。
第2ステー232の右側の第1ステー連結部246Rは、第2ステー32の固定孔46h1,46h2に車幅方向外側から挿通される締結具40a,40bによって、右側の第1ステー231Rの固定孔39e1,39e2に締結される。
リアフェンダー225の左右のカバー部251L,251Rは、第2ステー232の左右の前方延出部46bを外側から覆うように配置され、第1ステー231Rに対し、左右の締結具40a,40bによって第2ステー232と共締めされる。
左右の締結具40a,40bが全て取り外されると、第2ステー232の回動の規制が解除され、リアフェンダー225を第2ステー232と一体に車幅方向に回動させることが可能となる。
図17は、リアフェンダー225が車幅方向外側に回動した状態を後方から見た図である。
図14の状態では、リアフェンダー225は、後輪3の上部の真後ろに位置する。
図14の状態から回動軸線33c(図6)を中心にリアフェンダー225が車幅方向外側に回動すると、図17のように、リアフェンダー225は、車幅方向外側に移動し、後輪3から退避する。
詳細には、図17のように、リアフェンダー225が最も車幅方向外側に回動した状態では、第2ステー232及びリアフェンダー225は、後面視において後輪3に対し重ならず、後輪3の外側方に離れた位置にある。
この状態では、左右のアーム部26L,26Rの間から後輪3を引き出す際の進路に第2ステー232及びリアフェンダー225が無いため、左右のアーム部26L,26Rの間から後輪3を後方に引き出して取り外すことができる。
また、この状態においても、リアフェンダー225は回動部33を介して車体側に連結されているため、リアフェンダー225を図14の状態に戻すことも容易である。
[第3の実施の形態]
以下、図18及び図19を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、第1ステー331と第2ステー332との締結構造が、上記第1の実施の形態と異なる。
図18は、第3の実施の形態において、第1ステー331と第2ステー332との接続部の構造を示す左側面図である。図19は、図18のXIX-XIX断面図である。
リアフェンダー325は、スイングアーム13に固定される支持部材330によって支持される。
支持部材330は、アーム部26Lに固定される第1ステー331と、第1ステー331に対し車幅方向に回動可能に設けられる第2ステー332と、第2ステー332を第1ステー331に回動可能に連結する回動部33とを備える。第1ステー331と第2ステー332とは、上下に並んで配置される複数の締結具340a,340bによって締結される。
第1ステー331は、後端部の構造が上記第1の実施の形態の第1ステー31とは異なるが、他の部分は第1ステー31と同一に形成される。
第2ステー332は、前端部の構造が上記第1の実施の形態の第2ステー32とは異なるが、他の部分は第2ステー32と同一に形成される。
第1ステー331は、後端部に上側段部39a及び下側段部39bを備える。
第1ステー331は、上側段部39aから下側段部39bまで貫通する支持孔339cを備える。支持孔339cには、回動部33が挿通される。
また、第1ステー331の後端面には、固定孔339eが上下に並んで複数設けられる。固定孔339eは、第1ステー331の後端面から後方に突出するボス部339fに形成される。固定孔339eは、支持孔339cよりも車幅方向外側に設けられる。
第2ステー332は、前方延出部46bの前縁部の上端及び下端に、連結片46fをそれぞれ備える。
また、第2ステー332は、前方延出部46bの前端部から車幅方向外側に延出する固定片346iを備える。固定片346iは、連結片46fよりも後方に設けられる。
固定片346iには、固定片346iを前後に貫通する固定孔346hが設けられる。なお、第2ステー332は、上記第1の実施の形態の固定孔46h1,46h2を有しない。
第2ステー332は、上下の連結片46fを介し、第1ステー331に設けられた回動部33の両端に連結される。第2ステー332は、回動部33の回動軸線33cを中心にして車幅方向に回動可能である。
第2ステー332の固定片346iは、ボス部339fに後方から当接し、固定孔346hに後方から挿通される締結具340a,340bによって第1ステー331の固定孔339eに締結される。すなわち、第1ステー331と第2ステー332とは、締結具340a,340bによって前後方向に締結される。
締結具340a,340bは、回動軸線33cを中心にした第2ステー332の回動を規制する。
締結具340a,340bが全て取り外されると、第2ステー332の回動の規制が解除され、リアフェンダー325を第2ステー332と一体に車幅方向に回動させることが可能となる。
リアフェンダー325は、カバー部51の前縁部から車幅方向外側に延出するカバー延出部351eを備える。
カバー延出部351eは、カバー延出部351eを前後に貫通する固定孔351dを複数備える。なお、リアフェンダー325は、上記第1の実施の形態の固定孔51d1,51d2を有しない。カバー延出部351eは、第2ステー332の固定片346iを後方から覆う。
リアフェンダー325は、カバー延出部351eの固定孔351dに後方から挿通される締結具340a,340bによって、第1ステー331に対し第2ステー332と共締めされる。
[第4の実施の形態]
以下、図20及び図21を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第4の実施の形態は、第1ステー431と第2ステー432との締結構造が、上記第1の実施の形態と異なる。
図20は、第4の実施の形態において、第1ステー431と第2ステー432との接続部の構造を示す左側面図である。図21は、図20のXXI-XXI断面図である。
リアフェンダー425は、スイングアーム13に固定される支持部材430によって支持される。
支持部材430は、アーム部26Lに固定される第1ステー431と、第1ステー431に対し車幅方向に回動可能に設けられる第2ステー432と、第2ステー432を第1ステー431に回動可能に連結する回動部33とを備える。第1ステー431と第2ステー432とは、複数の締結具440a,440bによって締結される。
第1ステー431は、後端部の構造が上記第1の実施の形態の第1ステー31とは異なるが、他の部分は第1ステー31と同一に形成される。
第2ステー432は、前端部の構造が上記第1の実施の形態の第2ステー32とは異なるが、他の部分は第2ステー32と同一に形成される。
第1ステー431は、後端部に上側段部39a及び下側段部39bを備える。
第1ステー431は、上側段部39aから下側段部39bまで貫通する支持孔439cを備える。支持孔439cには、回動部33が挿通される。
また、第1ステー431の後端部の上面及び下面には、固定孔439e1,439e2がそれぞれ設けられる。固定孔439e1,439e2は、支持孔439cよりも後方且つ車幅方向外側に設けられる。
第2ステー432の前方延出部46bの前端部において上壁部46d及び下壁部46eには、連結孔446gがそれぞれ設けられる。
第2ステー432は、上下の連結孔446gを介し、第1ステー431に設けられた回動部33の両端に連結される。第2ステー432は、回動部33の回動軸線33cを中心にして車幅方向に回動可能である。
また、第2ステー432には、前方延出部46bの上壁部46d及び下壁部46eを上下に貫通する固定孔446hが設けられる。なお、第2ステー432は、上記第1の実施の形態の固定孔46h1,46h2を有しない。
第2ステー432は、前方延出部46bの上下の固定孔446hに上下方向から挿通される上下の締結具440a,440bによって第1ステー431の上下の固定孔439e1,439e2に締結される。すなわち、第1ステー431と第2ステー432とは、締結具440a,440bによって上下方向に締結される。
締結具440a,440bは、回動軸線33cを中心にした第2ステー432の回動を規制する。
締結具440a,440bが全て取り外されると、第2ステー432の回動の規制が解除され、リアフェンダー425を第2ステー432と一体に車幅方向に回動させることが可能となる。
リアフェンダー425のカバー部51には、カバー上壁部51b及びカバー下壁部51cを上下に貫通する固定孔451dが設けられる。なお、リアフェンダー425は、上記第1の実施の形態の固定孔51d1,51d2を有しない。
カバー部51は、第2ステー432の前方延出部46bを外側から覆う。リアフェンダー425は、カバー部51の固定孔451dに上下方向から挿通される上下の締結具440a,440bによって、第1ステー431に対し第2ステー432と共締めされる。
なお、上記第1~第4の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記第1~第4の実施の形態に限定されるものではない。
上記第1の実施の形態では、リアフェンダー25と第2ステー32とは、別体で設けられるものとして説明したが、これに限らず、例えば樹脂成型によって、リアフェンダー25と第2ステー32とを一体に形成しても良い。
また、上記第1の実施の形態では、回動部33は軸であるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。回動部は、回動軸線が車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向するものであれば良く、例えば、第1ステー31と第2ステー32とを一体に設け、第1ステー31と第2ステー32との連結部の一部を薄肉にして薄肉ヒンジを設け、この薄肉ヒンジの回動軸線を中心にリアフェンダー25が車幅方向に回動する構成としても良い。
また、上記第1の実施の形態では、回動部33の回動軸線33cは、車両側面視で車両前後方向及び上下方向を指向するものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。リアフェンダー25が車幅方向に回動可能であれば、回動軸線33cは、前後方向のみを指向していても良く、或いは、上下方向のみを指向していても良い。
また、上記第1の実施の形態では、第2ステー32、リアフェンダー25、ホルダー35、及び灯火器36が可倒部55を構成するものとして説明したが、これに限らず、可倒部は、少なくともリアフェンダーを含んでいれば良い。
また、上記第1の実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 後輪
13 スイングアーム
25,225,325,425 リアフェンダー
31,231L,331,431 第1ステー
32,232,332,432 第2ステー
33 回動部
33a 一端部(軸の端)
33b 他端部(軸の端)
33c 回動軸線
39d 延出部
40a,40b,340a,340b,440a,440b 締結具
47a,47b,47c フェンダー締結具
53 保持機構
53a 孔
53b ボール
53c 付勢部材
55 可倒部
60 ハーネス
61 第1カバー
62 第2カバー
G 重心

Claims (9)

  1. 車体に揺動自在に支持されるスイングアーム(13)と、前記スイングアーム(13)に支持される後輪(3)と、前記後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(25,225,325,425)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)が回動可能に支持される鞍乗り型車両において、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記スイングアーム(13)に支持され、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、回動部(33)によって車幅方向に回動可能に支持され
    前記回動部(33)の回動軸線(33c)は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向し、
    前記回動部(33)は、前記後輪(3)に対し車幅方向外側に位置し、
    前記スイングアーム(13)から前記後輪(3)の外周側に向けて延びる第1ステー(31,231L,331,431)と、前記第1ステー(31,231L,331,431)に前記回動部(33)を介して回動可能に連結される第2ステー(32,232,332,432)とを備え、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記第2ステー(32,232,332,432)に固定され、
    前記第1ステー(31,231L,331,431)と前記第2ステー(32,232,332,432)とを締結する締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)が着脱可能に設けられ、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)によって前記回動部(33)による前記第2ステー(32,232,332,432)の回動が規制され、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)によって前記第2ステー(32,232,332,432)と共締めされることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記締結具(40a,40b,340a,340b,440a,440b)とは別に設けられるフェンダー締結具(47a,47b,47c)によって前記第2ステー(32,232,332,432)に締結されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記回動部(33)は、前記第1ステー(31,231L,331,431)に挿通される軸であり、前記軸の両端に前記第2ステー(32,232,332,432)が連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記回動部(33)は、前記第1ステー(31,231L)に挿通される軸であり、前記軸の両端に前記第2ステー(32,232)が連結され、
    前記第1ステー(31,231L)は、前記軸が設けられる部分よりも前記リアフェンダー(25,225)側に延出する延出部(39d)を備え、前記締結具(40a,40b)は、前記延出部(39d)に締結されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記延出部(39d)の少なくとも一部は、前記第2ステー(32,232)によって車幅方向外側から覆われることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記リアフェンダー(25)の回動位置を所定位置に保持する保持機構(53)が設けられ、
    前記保持機構(53)は、孔(53a)と、前記孔(53a)に係合するボール(53b)と、前記ボール(53b)を前記孔(53a)に向けて付勢する付勢部材(53c)とを備え、
    前記リアフェンダー(25)が前記所定位置に位置すると、前記ボール(53b)が前記孔(53a)に係合することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記第1ステー(31)及び前記第2ステー(32)の車幅方向の内側面を沿うようにハーネス(60)が配索され、
    前記第1ステー(31)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第1カバー(61)が取り付けられ、前記第2ステー(32)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第2カバー(62)が取り付けられ、
    前記第1カバー(61)と前記第2カバー(62)とは車幅方向に重なることを特徴とする請求項1から6のいずれかに鞍乗り型車両。
  8. 前記回動部(33)を中心に車幅方向に回動する可倒部(55)は、少なくとも前記リアフェンダー(25)を含んで構成され、
    前記可倒部(55)が車幅方向外側に最も大きく回動した状態では、前記回動部(33)の軸方向視で、前記可倒部(55)の重心(G)は、前記回動部(33)の回動中心よりも車幅方向外側に位置することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 車体に揺動自在に支持されるスイングアーム(13)と、前記スイングアーム(13)に支持される後輪(3)と、前記後輪(3)を上方から覆うリアフェンダー(25,225,325,425)とを備え、前記リアフェンダー(25,225,325,425)が回動可能に支持される鞍乗り型車両において、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記スイングアーム(13)に支持され、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、回動部(33)によって車幅方向に回動可能に支持され、
    前記回動部(33)の回動軸線(33c)は、車両側面視で、車両前後方向及び上下方向の少なくともいずれかを指向し、
    前記回動部(33)は、前記後輪(3)に対し車幅方向外側に位置し、
    前記スイングアーム(13)から前記後輪(3)の外周側に向けて延びる第1ステー(31,231L,331,431)と、前記第1ステー(31,231L,331,431)に前記回動部(33)を介して回動可能に連結される第2ステー(32,232,332,432)とを備え、
    前記リアフェンダー(25,225,325,425)は、前記第2ステー(32,232,332,432)に固定され、
    前記第1ステー(31)及び前記第2ステー(32)の車幅方向の内側面を沿うようにハーネス(60)が配索され、
    前記第1ステー(31)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第1カバー(61)が取り付けられ、前記第2ステー(32)には、前記回動部(33)及び前記ハーネス(60)を車幅方向内側から覆う第2カバー(62)が取り付けられ、
    前記第1カバー(61)と前記第2カバー(62)とは車幅方向に重なることを特徴とする鞍乗り型車両。
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