JP7232557B1 - 取付具 - Google Patents
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
Description
身体情報取得装置の例として、特許文献1に記載のような使用者の腕に巻かれる腕時計型のデバイスであって、背面にフォトプレチスモグラフィや光学センサを有することで使用者の血中酸素濃度等を計測する方式のものや、特許文献2に記載のように使用者の頭部に装着されて脳波や視線等を計測するものが多い。
呼吸のデータを取得するための装置として、特許文献3にはシートベルトの2か所にセンサが取り付けられ、各センサから発出された電波によって両センサ間の距離を測り、ここから体動を測定することで使用者の呼吸等を検出するセンサが記載されている。さらに、特許文献4~7には、身体情報取得装置を取り付けるための種々の取付具が記載されており、また特許文献8~10には、ベルト等に物品を取り付けるための種々の取付具が記載されている。
そして、当該測定波による測定対象を使用者の肺や腸管などの臓器や体表面とすることによれば、その体動を計測することで、呼吸や摂食等に関するデータを容易に取得することができる。
一方、引用文献に記載の発明では、測定対象となる臓器等の位置がセンサの位置との関係で大きく変動するため、精確なデータを取得することはできない。また、身体情報取得装置を単純に腰部分に取り付けただけであると、測定波が阻害されるため適切な身体情報の取得ができないという課題が表出する。
このような構成によって、測定波を用いた体内のセンシングにあたって適切な形態で、使用者の腰部分に身体情報取得装置を取り付けることができる。腰部分への取り付けによれば、使用者の動きによらず、使用者の胴体に対する身体情報装置の位置が固定され、測定波を用いた体動測定が適切にできるようになる。
このような構成によって、身体情報取得装置が放出する測定波を妨害せず、直接的に測定対象に放出することができるようになり、測定精度が向上する。
このような構成によって、使用者の簡便な操作によって身体情報取得装置の取り外しを容易にすることができる。
このような構成によって、腰部分に巻き付けるベルトに取付具を装着することができるようになり、身体情報取得装置の取り付けをより快適に行うことができるようになる。
前記取付具は、取付具本体と、使用者の腰部分に装着可能な装着部と、前記身体情報取得装置を取り付け可能な取付部と、を備え、前記取付具本体は、分離可能に設けられ、前記装着部は、ベルトを挿通する挿通部を有する取付具を有する腰巻ベルトである。
このような構成によって、身体情報取得装置を適切に取り付けることができるベルトを提供することができる。
このような構成によって、使用者の腰部分により簡単に身体情報取得装置を取り付けることができるようになる。
これによって、測定波を用いた体内のセンシングにあたって適切な形態で、使用者の腰部分に身体情報取得装置を取り付けることができる。
以下、図1、図2を用いて、本発明の第一の実施形態に係る取付具1について詳述する。
本実施形態の取付具1は、その表面において身体情報取得装置2を取り付け、その裏面において使用者の腰部分において巻かれるベルト3を取り付ける。
取付具1は、ステンレスやスチールなどの金属部材や、ポリエチレン等のプラスチック部材によって構成されている。
また、取付具本体Qの幅は少なくともベルト3の幅よりも大きくなるように設けられており、使用者の腰部分に装着されることを考えて、裏面に向けて湾曲して設けられていてもよい。
本実施形態において篏合体A2は、その外径を被取付部23の幅よりも大きくした円柱状部材としているが、形状はこれに限定されず、例えば角部分を突出部A1の先端に取り付けた角柱状に形成していても良い。また、相対する篏合体の大きさや形状を異なるものにすることによって、後述の出入面22が必ず胴体を向くようにしてあってもよい。
また、第二挿通部122は、第一挿通部112の構造と略同一であるが、調整部本体141と一体に設けられている。
なお、測定波を透過する部材によってそれぞれの取付具1同士は接続可能に設けられていてもよい。即ち、透過部13は、出入面22から放出される音波や電波等の測定波、または反射されて出入面22に返る音波や電波等の測定波を透過する。測定波を透過することができればどのような構成であってもよく、例えば測定波がドップラー波などの音波の場合はメッシュ状の繊維部材としてもよく、また、測定波がミリ波やマイクロ波などの電波の場合は金属や液体などの電波を遮蔽する部材を用いなければ、プラスチックや木材等どのような部材で構成されていてもよい。
また、第一挿通部112、第二挿通部122及び調整部14の開口は同一の方向を向くように、かつ一定の距離を隔てて設けられている。本実施形態においては、第二挿通部122及び調整部本体141の第二取付具12が設けられる面と対向する面において、結合板142が貼り付けて設けられていることによって、それぞれの開口が上記状態に保持されている。
また、電源を入れるためのボタンや、バッテリー残量等の身体情報取得装置2に係る情報を表示することができる表示部が、被取付部23が設けられていない面や、被取付部23が設けられる面に隣接する面に設けてある。
本発明においては、特に使用者の腰部に取り付けられた状態において胴体部分(特に肺、腸管等)の動きをセンシングするために、30°~70°程度上向きに向けて測定波を放出できるようにしてある。
測定波を受信する機能は、出入面22の少なくとも2か所において設けられていることが好ましく、これによって肺等の臓器の動きを立体的に把握することができる。
なお、測定波を出力する面と放出する面はそれぞれ異なってもよく、体温なども測定対象としてもよい。
ここにおいて、篏合体A2が設けられていることによって、脱落する方向への移動を制限して固定することができるようにしてある。また、貫通しないことによって、重力による脱落を防ぐことができる。
また、両取付部から挿通部の開口内周面までの距離及び両取付部から調整部14の開口内周面までの距離は、少なくとも出入面22から被取付部23までの距離よりも大きくなるように設けられている。
さらに、出入面22は、被取付部23が設けられてる面と異なる面において対向して設けられていることによって、出入面22が使用者の胴体を向くように身体情報取得装置2が取り付けられる。
ベルト本体31の一端部31Aは、折りたたむことや金具等の取り付けによってベルト本体31の他の部分よりも厚みを大きくしてある。
使用者は、ベルト本体31を他端部31Bから第二取付具12における調整部14及び第二挿通部122の中に通し、そのまま腰回りを一周させて、第一取付具11における第一挿通部112の中に通す。その後、使用者は、他端部31Bを第二取付具12における調整部14及び第二挿通部122の中に通す。これによって、第一取付部111と第二取付部121が対向するようにする。
また、使用者は、ベルト本体31の長さ調整を行う。ベルト本体31は第二取付具12の位置を移動させることによって、一端部31Aの相対的な位置を調整することで、ベルト3の長さ調整を可能としている。
すなわち、使用者は、第一取付部111と第二取付部121との間の距離を被取付部23同士の距離に合わせ、図2のように、第一取付部111及び第二取付部121と、被取付部23の位置を合わせた状態で上から下に向けて摺動させることによって身体情報取得装置2を取り付ける。
この際、第一取付具11と第二取付具12との間の部分が空隙(透過部13)となるため、出入面22の出入位置が透過部13の位置と重なり、当該部分が腰部分で固定できるようになり、使用者は胴体のセンシングを行う身体情報取得装置2を適切に装着することができる。また、逆の操作を行うことによって取り外しも容易にできる。
以下、図3、図4を用いて第二の実施形態における発明の説明を行う。第一の実施形態と同様の構成は同じ符号を用いて説明を省略する。
取付具1は、第一取付具11と、第二取付具12と、によって構成されている。それぞれの取付具1は、それぞれ身体情報取得装置2を取り付けるための取付部と、使用者の腰部分に装着するための装着部Pと、を有する。
取付具1は、ステンレスやスチールなどの金属部材や、ポリエチレン等のプラスチック部材によって構成されている。
また、取付具本体Qの幅は少なくともベルト3の幅よりも大きくなるように設けられており、装着される使用者の腰部分の形状にあわせて湾曲して設けられていてもよい。
本実施形態において篏合体A2は、その外径を被取付部23の幅よりも大きくした円柱状部材としており、断面はいずれの個所においても同一形状となる。
穴の深さは少なくとも篏合体A2の幅よりも大きくし、好ましくは該幅の二倍以上とする。また、身体情報取得装置2を貫通していても良い。
本実施形態においては、被取付部23が出入面22上に設けられていることによって、出入面が使用者の胴体を向く。
また、被取付部23は取付具本体Qに設けられる複数の取付部に対応して間隔を開けて設けられており、これによって保持性能を向上させている。
本実施形態においては、ベルト3自身が長さの調整機能を有している。
即ち、使用者は、ベルト本体31を第一挿通部112及び第二挿通部122を通すことによって、第一取付具11及び第二取付具12をベルトに取り付ける。このとき、両取付具の構造が同一であり、正面視で左右対称であることによって、順番や向きを気にする必要がなくなる。併せて、使用者は、ベルト3の長さ調整を行う。
すなわち、使用者は、第一取付部111と第二取付部121との間の距離を被取付部23同士の距離に合わせ、図4のように、第一取付部111及び第二取付部121と、被取付部23の位置を合わせた状態で上から下に向けて摺動させることによって身体情報取得装置2を取り付ける。
この際、第一取付具11と第二取付具12との間の部分が空隙(透過部13)となり、出入面22の出入位置が透過部13の位置と重なり、当該部分が腰部分で固定できるようになり、使用者は胴体のセンシングを行う身体情報取得装置2を適切に装着することができる。
以下、図5及び図6を用いて本実施形態における取付具の説明を行う。前述の実施形態と同様の構成は説明を省略する。
本実施形態と第二実施形態とは、取付具1と身体情報取得装置2の取り付け方法が相違する。
突き出しA32が突き出す方向は、第一挿通部112の開口方向に平行であってもよく、垂直であっても良い。また、突き出しA32において、内側から外側方向に向けて力がかかると、少なくともかぎ爪A33の高さ分だけ弾性変形するように構成されている。
ここにおいて、被取付部23が出入面22と異なる面に設けられていることによって、出入面22が使用者の胴体を向く。
その後、ベルト3上に設けられた第一取付具11を摺動させ、身体情報取得装置2の被取付部23とかぎ爪A33の位置を合わせ、押し込んで取り付ける。同様に、第二取付具12を摺動させ、身体情報取得装置2の被取付部23とかぎ爪A33の位置を合わせ、押し込んで取り付ける。
これにより、第一取付具11と第二取付具12との間の部分が空隙(透過部13)となり、当該部分が腰部分で固定できるようになるため、使用者は胴体のセンシングを行う身体情報取得装置2を適切に装着することができる。
また、かぎ爪A33の脱着を容易にするために突き出しA32の上面には、使用者が把持可能となるような部材が設けられていても良い。
以下、図7を用いて本発明の第四の実施形態に係る取付具1について詳述する。第一の実施形態と同様の構成については同様の符号を用いて説明を省略する。
本実施形態の取付具1は、その表面において身体情報取得装置2を取り付け、その裏面において使用者の腰部分において取り付ける機構が設けられている。
クリップ本体151は、背面視で少なくともそれぞれの取付具1と重なる位置に設けられており、当該部分との間で使用者の衣服に挟み込む。
クリップ本体151の厚みは、基部から先端部に向かって徐々に薄くなるように形成されており、これによって先端部付近を変形しやすくして衣服への取り付けを容易にする。
また、クリップ本体151は、その基部において外部方向に突出し、下方に向かうにつれてそれぞれの取付具1の本体部分に近づき、下端部で略接触するように構成されており、これによって強固な取付を可能とする。
使用者は、図7に示すようにクリップ本体151の下端と、それぞれの取付具との間に、自身のズボンやスカート、ベルトなどの衣服の上端に入れ込む。これにより、使用者は腰部分により簡便に装着することができるようになる。
なお、本実施形態においては、クリップ部15の間にベルトを挿通できるように構成されているため、挟み込みによらずベルトに挿通しても良い。
以下、図8を用いて本発明の第五の実施形態に係る取付具1について詳述する。前述の実施形態と同様の構成については同様の符号を用いて説明を省略する。図8(a)は取り付けられる前の取付具1の状態を表し、図8(b)は身体情報取得装置2に取り付けられている取付具1を表す。
本実施形態の取付具1は、第一取付具11と、第二取付具12と、によって構成されている。それぞれの取付具1は、それぞれ身体情報取得装置2を取り付けるための取付部と、使用者の腰部分に装着するための装着部Pと、を有する。
また、接続部B3は、ベルト3の端部を内部に挿入した状態で、取り外し不能に固定する穴部分である。
さらに2つの被取付部23は、出入面22と異なる2つの面において対向して設けられていることで、装着されていない状態で出入面22が露出し、出入面22が使用者の胴体を向くように取り付けられる。
これによって、身体情報取得装置2を使用者の腰部分に取り付けることができる。
すなわち、押圧部B6が押圧されると、脱着部B2が変形することによって脱着部同士の間隔が係止体B5の間の間隔よりも小さくなり、取り外しができるようにしている。
11 第一取付具
111 第一取付部
112 第一挿通部
12 第二取付具
121 第二取付部
122 第二挿通部
A1 突出部
A2 篏合体
A3 フック体
B1 差込部
B2 脱着部
B3 接続部
B4 差込口
B5 係止体
B6 押圧部
13 透過部
14 調整部
141 調整部本体
142 結合板
15 クリップ部
151 クリップ本体
152 摩擦部
2 身体情報取得装置
21 取得装置本体
211 制御ボタン
212 表示部
22 出入面
23 被取付部
3 ベルト
31 ベルト本体
P 装着部
Q 取付具本体
Claims (7)
- ミリ波又はマイクロ波である測定波を出入面において放出することで使用者の身体情報を測定する、身体情報取得装置を取り付ける取付具であって、
取付具本体と、使用者の腰部分に装着可能な装着部と、前記身体情報取得装置を取り付け可能な取付部と、を備え、
前記取付具本体は、分離して設けられ、
前記取付部は、前記出入面が前記取付具本体の間に配置され、前記使用者の胴体を向くように前記身体情報測定装置を取り付け、
前記身体情報取得装置は、前記取付部に取付けられる被取付部を有し、
前記出入面に直交する方向における、前記取付部における前記身体情報取得装置に取着する部分から、前記装着部までの距離は、前記被取付部から、前記出入面までの距離よりも長い取付具。 - 前記取付具本体は、第一取付具本体と、第二取付具本体と、によって構成され、
前記身体情報取得装置は、前記第一取付具本体および第二取付具本体の間に、両側から挟持して取り付けられる請求項1に記載の取付具。 - 前記取付具本体は、前記身体情報取得装置を摺動して取り付ける請求項1又は2に記載の取付具。
- 前記装着部は、ベルトを挿通する挿通部を有する請求項1又は2に記載の取付具。
- 請求項4に記載の取付具を有する腰巻ベルト。
- 分離して設けられる取付具本体と、使用者の腰部分に装着可能な装着部と、を備える取付具に取り付けられ、ミリ波又はマイクロ波である測定波を放出する出入面と、前記取付具に設けられる取付部に取付けられる被取付部と、を備え、前記測定波を前記出入面において放出することで使用者の身体情報を測定する身体情報取得装置であって、
前記出入面は、前記取付具に取り付けられた状態において、前記取付具本体の間に配置され、前記使用者の胴体を向くように設けられ、前記出入面に直交する方向において、前記取付部における前記身体情報取得装置に取着する部分から、前記装着部までの距離は、前記被取付部から、前記出入面までの距離よりも長い身体情報取得装置。 - ミリ波又はマイクロ波である測定波を出入面において放出することで使用者の身体情報を測定し、被取付部を有する身体情報取得装置を、前記身体情報取得装置を取り付け可能な取付部と、分離して設けられる取付具本体と、使用者の腰部分に装着可能な装着部と、を備え、前記出入面に直交する方向において、前記取付部における前記身体情報取得装置に取着する部分から、前記装着部までの距離が、前記被取付部から、前記出入面までの距離よりも長い取付具に取付ける方法であって、
前記身体情報取得装置を、前記取付具本体の間に配置され、前記出入面が前記使用者の胴体を向くように前記取付具本体に取り付ける方法。
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