JP7231995B2 - ドア装置、接触部材の寿命予測方法 - Google Patents

ドア装置、接触部材の寿命予測方法 Download PDF

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Description

本発明は、ドア装置および接触部材の寿命予測方法に関する。
建物の出入り口などにおいて自動的に扉を開閉する自動ドアが知られている。例えば、特許文献1には、ドアを開閉するモータを具備する自動ドア装置が記載されている。また、特許文献2には、建物内の自動ドアの状態を監視する方法が記載されている。
特許文献1に記載の自動ドアでは、実際にモータがドアを駆動している状態で、モータに過負荷が掛からないように、ドアの速度を計測し、計測したドアの速度に応じて制限値を決定し、この制限値を超えない印加電圧で、モータを駆動する。特許文献2に記載の方法では、自動ドアの動的モデルをつくり、そのモデルを使って加速度や速度の推定値を求め、その推定値から故障が発生しそうな時点を予測する。
特開2006-104781号公報 特公表2007-518651号公報
本発明者は、ドア装置について検討し以下の認識を得た。
ドア装置には複数の可動部を備える場合が多い。ドア装置を長期間安定して使用するためには、可動部が摩耗して故障に至る前に交換など適切な処置を行うことが望ましい。このためには、可動部の摩耗の進行を確認して、可動部が故障に至る前に適切な交換時期を予測することが望ましい。
特許文献2の予測方法では、加速度または速度、ドアモータのトルクを測定し、その測定値と動的モデルにより推定した推定値との差から、ドアに加わる摩擦力を計算し、その摩擦力の基準値に対する変化に応じて自動ドアの故障発生時期を予測する。しかし、自動ドアの可動部にかかる荷重は、自動ドアの設置環境に依存してそれぞれ異なるため、この方法では、可動部の摩耗の進行を一律に予測することは困難であり、予測精度が低いという問題がある。
これらから、本発明者は、従来の自動ドアには、可動部の摩耗の進行を容易に確認する観点で改善の余地があることを認識した。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動部の摩耗の進行を容易に確認することが可能なドア装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のドア装置は、扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と、被接触部と摩擦が生じるように設けられた接触部とを備える。接触部は、基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観であって、摩擦によって当該外観が変化する表面層とを有する。
この態様によると、摩耗で表面層が変化するので、その外観の変化から容易に摩耗の進行を確認することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、可動部の摩耗の進行を容易に確認することが可能なドア装置を提供することができる。
実施の形態に係るドア装置を概略的に示す正面図である。 図1のドア装置の駆動プーリを示す図である。 図2の駆動プーリの断面を示す図である。 図1のドア装置の戸車とレールを示す図である。 図4のレールの断面を示す図である。 図4の戸車の断面を示す図である。 図1のドア装置のガイド部を示す図である。 図7のガイド部の断面を示す図である。
まず、本発明の概要について説明する。本発明のある態様は、開閉動作する扉を備えるドア装置。ドア装置は、扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と、被接触部と摩擦が生じるように設けられた接触部とを備える。接触部は、基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観であって、摩擦によって当該外観が変化する表面層とを有する。この態様によると、摩耗で表面層が変化するので、その外観の変化から容易に摩耗の進行を確認することができる。なお、この表面層の変化は表面層が減少することによる変化を含むものとする。また、本明細書では、接触部を有する部材を接触部材ということがあり、被接触部を有する部材を「他の部材」ということがある。
接触部材は、扉の開閉に伴って他の部材の被接触部と摩擦が生じるように設けられた接触部を有する部材であれば、特に限定されない。一例として、接触部材は、後述する、プーリ、レール、戸車、扉下部のガイド部などであってもよい。プーリはベルトと摩擦を生じ、レールおよびレールを走行する戸車は互いに摩擦を生じ、ガイド部は床面に設けられたガイド溝と摩擦を生じる。接触部材は長期の使用に伴って摩耗を生じ、過度に摩耗すると騒音や動作不良などの不具合の原因となり得る。
ドア装置を長期間安定して使用するためには、接触部材が摩耗して不具合が発生する前に交換など適切な処置を行うことが望ましい。このためには、接触部材の交換をすべき所定の摩耗状態(以下、摩耗限度という)に対する現実の摩耗の進行状態の割合(以下、摩耗進行度という)を取得して、可動部が故障に至る前に適切な交換時期を予測することが望ましい。この観点で、接触部材の接触部は、基材層と異なる外観を呈する表面層を有するため、摩耗で表面層が減ってその分基材層の外観が増えることによって、その外観の変化から容易に摩耗進行度を取得することができる。
一例として、摩耗限度を1mmとし、表面層の厚さを1mmとした場合、外観上の表面層の割合が初期に100%であったものが1年間使用後に80%に減少したとき、摩耗進行度は20%であり、交換時期は初期から5年後であると予測することができる。
また、表面状態は個体ごとに初期状態にバラツキがある。また、殆ど使用していない場合にも経年変化により表面状態が変化することがある。これらの初期バラツキや経年変化は、摩耗進行度の取得精度を低下させる要因となり得る。このため、摩耗進行度は、同じ表面層を有する領域の内、確認対象の摩耗領域(以下、単に摩耗領域という)と、摩耗領域より摩耗の少ない比較領域との対比に基づいて取得することができる。例えば、所定の期間(例えば、1年間)使用した段階で、摩耗領域を比較領域と比較した結果に基づき、摩耗進行度を取得することができる。この場合、精度が向上した確認結果に基づいてより正確な寿命予測を行うことができる。
表面層は、基材層と外観が異なるものであれば特に限定されない。一例として、表面層には、基材層とは異なる外観を呈する凹凸部が形成されていてもよい。この場合、接触部材の接触部が摩耗することにより凹凸部が形成された表面層の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、凹凸部の割合の変化から摩耗進行度を容易に把握することができる。例えば、所定期間使用した段階で、摩耗領域と比較領域の凹凸部の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
凹凸部は、摩耗前に目視で確認でき、摩耗時には判別できないことが望ましい。凹凸部は、細かいドットパターンやレリーフであってもよいし、文字や模様を表示するものであってもよい。一例として、凹凸部はシボ加工(梨地加工を含む)により形成されてもよい。凹凸部は、サンドブラスト処理や薬品処理により細かい凹凸を形成した金型で接触部材を製造することにより容易に形成することができる。また、接触部材に直接サンドブラスト処理や薬品処理を施すことにより、凹凸部を形成することもできる。
別の一例として、表面層には、基材層とは異なる質感を呈する質感変更部が形成されていてもよい。この場合、接触部材の接触部が摩耗することにより質感変更部の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、質感変更部の割合の変化から摩耗進行度を容易に把握することができる。例えば、所定期間使用した段階で、摩耗領域と比較領域の質感変更部の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。質感変更部は、摩耗前に目視で確認でき、摩耗時には基材層と質感の違いを区別できないことが望ましい。質感変更部は、例えば、凹凸加工、シボ加工、めっきなどの表面処理により形成することができる。基材層が樹脂の場合に、質感変更部は金属光沢を有する金属めっきであってもよい。
さらに別の一例として、表面層には、前記基材層とは異なる色を有する色変更部が形成されていてもよい。この場合、接触部材の接触部が摩耗することにより色変更部の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、色変更部の割合の変化から摩耗進行度を容易に把握することができる。例えば、所定期間使用した段階で、摩耗領域と比較領域の色変更部の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。色変更部は、例えば、塗装、異種材料の組み合わせ、染料等の含浸、めっき等の表面処理により形成することができる。接触部材が樹脂製である場合、色変更部は二色成形で形成されてもよい。
さらに別の一例として、表面層には、塗装された塗装部またはめっきされためっき部が形成されていてもよい。この場合、接触部材の接触部が摩耗することにより塗装部またはめっき部の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、塗装部またはめっき部の割合の変化から摩耗進行度を容易に把握することができる。特に、塗装部またはめっき部が剥げて、外観の変化が明瞭になり、摩耗の進行を目視で容易に判断することができる。例えば、所定期間使用した段階で、摩耗領域および比較領域における塗装部、めっき部の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。塗装部は、例えば、樹脂ペイントの塗装や吹き付け等により形成することができる。めっき部は、例えば、無電解ニッケルめっき、クロムめっき等の表面処理により形成することができる。
さらに別の一例として、表面層には、着色アルマイトで形成された着色アルマイト部が形成されていてもよい。この場合、接触部材の接触部が摩耗することにより着色アルマイト部の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、着色アルマイト部の割合の変化から摩耗進行度を容易に把握することができる。例えば、所定期間使用した段階で、摩耗領域と比較領域の着色アルマイト部の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。着色アルマイトとしては、黒色アルマイトや赤色アルマイトなどが知られている。基材層がアルミニウムの場合に、着色アルマイトは、例えば、基材層の表面を陽極酸化処理によりアルマイト化し、この過程で形成された表面の細かい孔の中に染料を浸透させ、さらに封孔処理して染料を定着させることにより形成することができる。
接触部材の一例について説明する。接触部材は、扉に開閉力を伝達するベルトに接触するプーリであってもよい。この場合、プーリの接触部が摩耗することにより目視できる表面層の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、表面層の割合の変化からプーリの摩耗進行度を容易に把握することができる。プーリは、ベルトと接触するつば部と歯部とを有し、表面層は、少なくともつば部または歯部に形成されていてもよい。この場合、プーリ全体に表面層を形成する場合と比べて、表面層の形成範囲が狭いため、表面層を形成するための製造工数が少なくなり、製造コストの上昇を抑えることができる。また、つば部と歯部はベルトと常に接しているため、他の部位より摩耗が進みやすく、この部分の摩耗状況を判断することで正確な寿命予測をすることができる。また、扉の懸架構造から、ベルトとの摩擦は、一方のつば部に偏る傾向があるため、所定期間使用後に、一方のつば部と他方のつば部の表面層の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
接触部材は、扉を懸架する懸架部材に接触するレールであってもよい。この場合、レールの接触部が摩耗することにより目視できる表面層の割合が減り、その分目視できる基材層の割合が増えるので、表面層の割合の変化からレールの摩耗進行度を容易に把握することができる。表面層は、少なくともレールの懸架部材の戸車が走行する走行部に形成されていてもよい。レールの端部近傍は、扉の減速時に戸車が走行するので、他の部分より摩耗しやすい傾向がある。このため、所定期間使用後に、端部近傍と中央部近傍の表面層の割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
本発明の別の態様は、ドア装置の扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と摩擦が生じるように設けられた接触部を有する接触部材である。この接触部は、基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観であって、摩擦によって当該外観が変化する表面層とを有する。この態様によると、摩耗で表面層が変化するので、その外観の変化から容易に摩耗の進行を確認することができる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施の形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施の形態]
図1を参照して、実施の形態に係るドア装置100の全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係るドア装置100を概略的に示す正面図である。ドア装置100は、扉12を可動方向に開閉動作させる自動ドアとして機能する。
以下、主にXYZ直交座標系をもとに説明する。Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれX軸方向に直交する。X軸、Y軸、Z軸のそれぞれの正の方向は、各図における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。また、X軸の正方向側を「右側」、X軸の負方向側を「左側」ということもある。また、Y軸の正方向側を「前側」、Y軸の負方向側を「後側」、Z軸の正方向側を「上側」、Z軸の負方向側を「下側」ということもある。図1の例では、扉12の可動方向はX軸方向に一致しており、扉12の上下方向はZ軸方向に一致しており、扉12の見込方向はY軸方向に一致している。このような方向の表記はドア装置100の使用姿勢を制限するものではなく、ドア装置100は、用途に応じて任意の姿勢で使用されうる。
ドア装置100は、扉12と、ドアエンジン10と、ベルト14と、プーリ16と、懸架部22と、レール20、戸車24と、ガイド部26と、コントローラ30と、ドアセンサ32と、を主に含む。プーリ16は、駆動プーリ16dと、従動プーリ16pと、を含む。
ドアエンジン10は、モータ(不図示)の駆動力に応じて駆動プーリ16dを回転駆動する。従動プーリ16pは、駆動プーリ16dからX軸方向に離隔して設けられる。ベルト14は、扉12を開閉するための駆動機構の構成要素である。ベルト14は、駆動プーリ16d及び従動プーリ16pの外周にループ状に巻き掛けられる。ベルト14は、駆動プーリ16dの回転に伴って従動プーリ16pを回転させる。ベルト14は、長手方向に並んだ多数の歯部(不図示)を有する歯付きベルトであってもよい。
レール20は、扉12を案内するための部材であり、扉12が移動するX軸方向に延伸する。懸架部22は、扉12をレール20に懸架するための機構である。懸架部22は、扉12を懸架した状態でレール20に支持される。懸架部22は、戸車24と、戸車24を回転自在に支持すると共に扉12の上端に固定される戸車支持体22bと、を有している。つまり、懸架部22は、戸車24を介してレール20に支持される。図1の例では、各扉12に2つの懸架部22が設けられている。戸車24は、レール20を転動する転動体として機能する。戸車24が、レール20に沿って転動することにより、扉12はX軸方向に直線的に移動する。図1の例では、各懸架部22に2つの戸車24が設けられている。ガイド部26は、扉12の下端から下向きに突出して、床面に設けられたガイド溝28内に移動自在に収容される部材である。
ドアセンサ32は、無目42などに取り付けられ、通行人などを検知する。コントローラ30は、ドアセンサ32から通行人などの検知結果に応じてドアエンジン10のモータを制御して扉12を開閉する。コントローラ30は、ドアエンジン10のモータを駆動するエンジン駆動部(不図示)と、ドア装置100の動作を制御する制御部(不図示)と、を含む。
ドアエンジン10により駆動プーリ16dが回転してベルト14を駆動すると、ベルト14に連結部材34を介して固定された扉12が移動して開閉動作を行う。扉12が移動すると、扉12を支持する懸架部22がレール20上をX軸方向に移動し、ガイド部26はガイド溝28内をX軸方向に移動する。
次に、図2、図3を参照してプーリ16について説明する。図2は、ベルト14が掛けられた状態の駆動プーリ16dを示す図である。図3は、図1のA-A線に沿った駆動プーリ16dの断面を示す図である。ここでは駆動プーリ16dを例に説明するが、従動プーリ16pも駆動プーリ16dと略同じ構成を備えており、この説明は従動プーリ16pにも適用される。
図2に示すように、駆動プーリ16dは、プーリ本体部16bと、第1、第2つば部16e、16fと、を有する。プーリ本体部16bは、ベルト14が掛け回される略円筒状の部位で、周囲に歯部16gが設けられている。第1、第2つば部16e、16fは、プーリ本体部16bより大径のY軸方向に薄い円板状部位である。第1、第2つば部16e、16fは、プーリ本体部16bのY軸方向の両端部に、それぞれの中心軸が揃うように設けられる。一例として、プーリ本体部16bおよび第1、第2つば部16e、16fは、POM(polyacetal:ポリアセタール)などの樹脂を用いて、一体成形される。
図3に示すように、駆動プーリ16dは、基材層16hと、基材層16hの表面に設けられ基材層16hと異なる外観を呈する表面層16jと、を有する。駆動プーリ16dは、使用により摩耗するにつれて表面層16jの外観の目視可能な範囲が減少するように構成される。つまり、使用前は表面層16jに覆われていた部分が、摩耗することにより表面層16jが剥がれ徐々に下地の基材層16hが現れてくるように構成されている。
表面層16jは、少なくとも第1、第2つば部16e、16fまたは歯部16gに形成されていてもよい。この例では、表面層16jは、駆動プーリ16d全体に設けられている。表面層16jは、前述したように、シボ加工層、めっき層、塗膜層などであってもよい。この例では、表面層16jは、基材層16hとは異なる色の樹脂を用いた二色成形により形成されている。
ドアエンジン10は、ゴムブッシュ(不図示)を介して浮いた状態で支持されており、ドアエンジン10と一体の駆動プーリ16dは、ベルト14のテンションにより傾いている。このことにより、第1、第2つば部16e、16fの一方のつば部と歯部16gとがこの順で摩耗し、他方のつば部は摩耗が少ない。このため、所定期間(例えば1年間)使用後に、一方のつば部と他方のつば部の表面層16jの割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
次に、図4、図5を参照してレール20について説明する。図4は、戸車24が走行する状態のレール20の断面を示す図である。図5は、図1のB-B線に沿ったレール20の断面を示す図である。レール20は、X軸方向に延在して、図示しない支持部材により壁面に固定されている。レール20の上面には、戸車24が走行する走行面20bが設けられている。この例では、走行面20bは、戸車24をガイドするように凸形状を有する。戸車24の外周面には、走行面20bを転動する転動面24bが設けられている。この例では、転動面24bは、走行面20bの凸形状に対応する凹形状を有する。
図5に示すように、レール20は、基材層20hと、基材層20hの表面に設けられ基材層20hと異なる外観を呈する表面層20jと、を有する。レール20は、使用により摩耗するにつれて表面層20jの外観の目視可能な範囲が減少するように構成される。つまり、使用前は表面層20jに覆われていた部分が、摩耗することにより表面層20jが剥がれ徐々に下地の基材層20hが現れてくるように構成されている。
レール20は、様々な材料で形成されてもよいが、この例では、基材層20hはアルミニウムで形成されている。表面層20jは、少なくとも戸車24が走行する走行面20bに形成されていてもよい。この例では、表面層20jは、レール20全体に設けられている。表面層20jは、前述したように、シボ加工層、めっき層、塗膜層などであってもよい。この例では、表面層20jは、基材層20hとは異なる色の有色アルマイト層である。
一例として、表面層20jは、アルミニウム素材から形成された基材層20hの表面に、陽極酸化処理によってアルマイト層を形成し、形成されたアルマイト層に着色料を含浸させることにより形成することができる。有色アルマイトは、赤色や黒色など無着色のアルミニウムに対して目視で明瞭な差異を有する色であることが望ましい。
図1も参照する。レール20は、扉12が加速または減速するときに摩耗を生じやすい傾向がある。このため、レール20の走行方向の端部20eの近傍は、扉12が減速するときに戸車24が走行するので、レール20の中間部20cと比較して摩耗が進行し易い。このため、所定期間(例えば1年間)使用後に、端部20eと中間部20cの表面層20jの割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
次に、図6を参照して戸車24について説明する。図6は、戸車24の断面を示す図である。前述したように、戸車24の外周面には、凹形状を有する転動面24bが設けられている。戸車24は、様々な材料で形成されてもよいが、この例では、POMなどの樹脂を用いて形成されている。
図6に示すように、戸車24は、基材層24hと、基材層24hの表面に設けられ基材層24hと異なる外観を呈する表面層24jと、を有する。戸車24は、使用により摩耗するにつれて表面層24jの外観の目視可能な範囲が減少するように構成される。つまり、使用前は表面層24jに覆われていた部分が、摩耗することにより表面層24jが剥がれ徐々に下地の基材層24hが現れてくるように構成されている。
表面層24jは、少なくとも転動面24bに形成されていてもよい。この例では、表面層24jは、戸車24全体に設けられている。表面層24jは、前述したように、シボ加工層、めっき層、塗膜層などであってもよい。この例では、表面層24jは、基材層24hとは異なる色の樹脂を用いた二色成形により形成されている。
戸車24には荷重として扉12の重量が加わるため、戸車24には、扉12の重心位置のずれにより偏荷重が作用する。この偏荷重により、転動面24bの一端24eは、転動面24bの他端24fより摩耗が少ない。このため、所定期間(例えば1年間)使用後に、転動面24bの一端24e側と他端24f側の表面層24jの割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
次に、図7、図8を参照してガイド部26について説明する。図7は、ガイド溝28内に収容された状態のガイド部26を示す図である。図8は、ガイド部26の断面を示す図である。図7、図8は、図1のC-C線に沿った断面を示している。
(ガイド部)
ガイド部26は、扉12の下端から下向きに突出して、床面Gに設けられたガイド溝28内に移動自在に収容される部位である。ガイド部26は、扉12のY軸方向の振れを抑制する。ガイド部26は、扉12の移動に随伴してガイド溝28内を移動し、ガイド溝28との間で摩擦を生じる。この例では、ガイド部26は、Y軸方向に延在する基部26bを含んでいる。ガイド部26は、基部26bが扉12の下端面に設けられた凹部12bに収容された状態で、扉12に固定されている。
ガイド部26は、X軸方向およびZ軸方向に延在してY軸方向に薄い板状の部材である。このような形状のガイド部26は、ラッセルプレートと称されることがある。図1の例では、ガイド部26は、扉12の幅方向範囲に亘って延在している。ガイド部26は、種々の材料で構成されてもよい。この例では、ガイド部26は、POMなどの樹脂を用いて形成されている。図7の例では、ガイド溝28は、床面Gに形成された凹部の内側を覆う溝カバー28mによって規定されている。
図8に示すように、ガイド部26は、基材層26hと、基材層26hの表面に設けられ基材層26hと異なる外観を呈する表面層26jと、を有する。ガイド部26は、使用により摩耗するにつれて表面層26jの外観の目視可能な範囲が減少するように構成される。つまり、使用前は表面層26jに覆われていた部分が、摩耗することにより表面層26jが剥がれ徐々に下地の基材層26hが現れてくるように構成されている。
表面層26jは、少なくともガイド溝28とY軸方向に接触する接触面26e、26fに形成されていてもよい。この例では、表面層26jは、ガイド部26全体に設けられている。表面層26jは、前述したように、シボ加工層、めっき層、塗膜層などであってもよい。この例では、表面層26jは、基材層26hとは異なる色の樹脂を用いた二色成形により形成されている。
扉12は、Y軸方向に押されながら移動するので、ガイド部26は片当たりし、接触面26e、26fの一方と他方とのいずれかが片減りすることが考えられる。このため、所定期間(例えば1年間)使用後に、一方の面と他方の面の表面層26jの割合を比較し、その結果に基づいてより正確な寿命予測をするようにしてもよい。
以上、本発明の各実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求の範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
[変形例]
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施の形態の説明では、扉12が所定の方向に移動する例を示したが、本発明はこれに限定されない。扉12は所定の開口を開閉するものであればよく、例えば所定の方向に回転するものであってもよい。
実施の形態の説明では、ベルト14を用いて扉12を駆動する例を示したが、本発明はこれに限定されない。扉12は、チェーンとスプロケット、ワイヤとプーリ、ラックとピニオン、ボールとスクリュウナットなどの公知の駆動手段により駆動されてもよい。これらの場合、チェーン、スプロケット、ワイヤ、プーリ、ラック、ピニオン、ボールおよびスクリュウナットは接触部材となりうる。
実施の形態の説明では、レール20がアルミニウムで形成される例を示したが、本発明はこれに限定されない。レール20は、ステンレス鋼などアルミニウム以外の材料で形成されてもよい。
実施の形態の説明では、ガイド部26が樹脂で構成される例を示したが、本発明はこれに限定されない。ガイド部26は、ステンレス鋼等の金属材料で構成されてもよい。この場合、表面層は樹脂層により構成されてもよい。
実施の形態の説明では、ガイド部26が、扉12の幅方向範囲に亘って延在する例を示したが、本発明はこれに限定されない。ガイド部26は、扉12の幅方向範囲の一部に延在してもよいし、幅方向に複数に分割されて配置されてもよい。
上述の変形例は、実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10・・ドアエンジン、 12・・扉、 14・・ベルト、 16・・プーリ、 16d・・駆動プーリ、 16h・・基材層、 16j・・表面層、 16p・・従動プーリ、 20・・レール、 20h・・基材層、 20j・・表面層、 22・・懸架部、 24・・戸車、 24h・・基材層、 24j・・表面層、 26・・ガイド部、 28・・ガイド溝、 100・・ドア装置。

Claims (8)

  1. 扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と、
    基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観を呈する表面層とを有する接触部材とを備え、
    前記表面層は、前記被接触部と摩擦が生じるように設けられ当該摩擦によって外観が変化する摩耗領域と、前記摩耗領域よりも摩耗の少ない比較領域とを含み、
    前記接触部材は、前記摩耗領域に残存する前記表面層の割合と、前記比較領域に残存する前記表面層の割合と、の対比によって摩耗進行度を取得可能に設けられ
    前記接触部材は、前記扉に開閉力を伝達するベルトに接触するプーリであり、
    前記プーリは、前記ベルトと接触する歯部と、前記歯部の両側に設けられる第1つば部および第2つば部とを有し、
    前記表面層は、少なくとも前記第1つば部および前記第2つば部に形成されており、
    前記第1つば部および前記第2つば部の一方に前記摩耗領域が設けられ、前記第1つば部および前記第2つば部の他方に前記比較領域が設けられている、
    ドア装置。
  2. 扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と、
    基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観を呈する表面層とを有する接触部材とを備え、
    前記表面層は、前記被接触部と摩擦が生じるように設けられ当該摩擦によって外観が変化する摩耗領域と、前記摩耗領域よりも摩耗の少ない比較領域とを含み、
    前記接触部材は、前記摩耗領域に残存する前記表面層の割合と、前記比較領域に残存する前記表面層の割合と、の対比によって摩耗進行度を取得可能に設けられ、
    前記接触部材は、前記扉を懸架する懸架部材に接触するレールであり、
    前記表面層は、少なくとも前記レールの前記懸架部材の戸車が走行する走行部に形成されており、
    前記戸車の走行方向において、前記レールの端部に前記摩耗領域が設けられ、前記レールの中間部に前記比較領域が設けられている、
    ドア装置。
  3. 前記表面層には、前記基材層とは異なる外観を呈する凹凸部が形成されている、請求項1に記載のドア装置。
  4. 前記表面層には、前記基材層とは異なる質感を呈する質感変更部が形成されている、請求項1に記載のドア装置。
  5. 前記表面層には、前記基材層とは異なる色を有する色変更部が形成されている、請求項1に記載のドア装置。
  6. 前記表面層には、塗装された塗装部またはめっきされためっき部が形成されている、請求項1に記載のドア装置。
  7. 前記表面層には、着色アルマイトで形成された着色アルマイト部が形成されている、請求項1に記載のドア装置。
  8. ドア装置の扉の開閉に伴って移動又は回転する被接触部と摩擦が生じるように設けられた接触部材の寿命予測方法であって、
    前記接触部材は、基材層と、当該基材層の表面に設けられ当該基材層と異なる外観を呈する表面層とを有し、
    前記表面層は、前記被接触部と摩擦が生じるように設けられ当該摩擦によって外観が変化する摩耗領域と、前記摩耗領域よりも摩耗の少ない比較領域とを含み、
    本予測方法は、
    所定期間使用後に、前記摩耗領域に残存する前記表面層の割合と、前記比較領域に残存する前記表面層の割合との対比によって摩耗進行度を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記摩耗進行度に基づいて前記接触部材の寿命を予測するステップと、
    を含む接触部材の寿命予測方法。
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