JP7231360B2 - 弾性波デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、弾性波デバイスに関し、例えば複数の圧電基板を有する弾性波デバイスに関する。
ラダー型フィルタにおいて、並列共振器と直列共振器を結晶方位の異なる圧電基板に設け、並列共振器と直列共振器とをボンディングワイヤを用い接続することが知られている(例えば特許文献1)。接合基板に複数の圧電基板が接合され、複数の圧電基板を配線基板にバンプを用い接続することが知られている(例えば特許文献2)。
特開2005-295496号公報 特開2015-032634号公報
特許文献1および2の方法では、弾性波デバイスが大型化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、小型化することを目的とする。
本発明は、第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、第5面および前記第5面と反対の第6面を有し、前記第5面に前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、を備え、前記配線膜は、前記第1面から前記第3面まで連続して延伸する弾性波デバイスである。
本発明は、第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、を備え、前記第1圧電基板と前記第2圧電基板との間の前記支持基板上に設けられた絶縁層を備え、前記配線膜は、前記第1面、前記絶縁層の前記支持基板の反対の第5面内および前記第3面と接して設けられる弾性波デバイスである
上記構成において、前記第1面、前記第5面および前記第3面は略平坦である構成とすることができる。
本発明は、第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、を備え、前記第1圧電基板は前記第2圧電基板と対向する第1側面を有し、前記第2圧電基板は前記第1圧電基板と対向する第2側面を有し、前記第1側面および前記第2側面の少なくとも一方の側面は、前記第2面および前記第4面側が前記第1面および前記第3面側に比べ前記第1側面および前記第2側面の他方に近づくように傾斜し、前記配線膜は、前記少なくとも一方の側面の少なくとも一部と接して設けられる弾性波デバイスである
本発明は、第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、を備え、前記第1圧電基板は前記第2圧電基板と対向する第1側面を有し、前記第2圧電基板は前記第1圧電基板と対向する第2側面を有し、前記第1側面および前記第2側面の少なくとも一方の側面は、前記第1面および前記第3面側が前記第2面および前記第4面側に比べ前記第1側面および前記第2側面の他方に近づくように傾斜する弾性波デバイスである
上記構成において、前記配線膜は、前記第1面と前記第3面との間に位置する空隙を有する溝を跨ぎ設けられる構成とすることができる。
上記構成において、第1端子と第2端子との間に直列に接続された1または複数の直列共振器と、前記第1端子と前記第2端子との間に並列に接続された1または複数の並列共振器と、を備え、前記第1弾性表面波共振器は、前記1または複数の直列共振器の少なくとも1つであり、前記第2弾性表面波共振器は、前記1または複数の並列共振器の少なくとも1つである構成とすることができる。
上記構成において、共通端子と第1端子との間に接続され、前記第1弾性表面波共振器を含む第1フィルタと、前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第2弾性表面波共振器を含む第2フィルタと、を備え、前記配線膜は、前記第1フィルタと前記第2フィルタとを接続する構成とすることができる。
上記構成において、前記第1圧電基板および前記第2圧電基板は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板であり、前記第1圧電基板のYカット角と前記第2圧電基板のYカット角とは異なる構成とすることができる。
本発明によれば、小型化することができる。
図1(a)は、実施例1に係るフィルタが用いられるデュプレクサの回路図、図1(b)は断面図である。 図2(a)は、実施例1に係るフィルタに用いられる弾性波共振器の平面図、図2(b)は、図2(a)のA-A断面図である。 図3(a)は、実施例1に係るフィルタの平面図、図3(b)は、図3(a)のA-A断面図である。 図4は、実施例1におけるデュプレクサの通過特性の一例を示す図である。 図5(a)から図5(d)は、実施例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図(その1)である。 図6(a)から図6(c)は、実施例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図(その2)である。 図7(a)から図7(d)は、実施例1の変形例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図(その1)である。 図8(a)から図8(d)は、実施例1の変形例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図(その2)である。 図9は、実施例1の変形例1に係るフィルタの平面図である。 図10(a)から図10(d)は、実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを示す断面図である。 図11(a)から図11(d)は、実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを示す断面図である。 図12(a)から図12(d)は、実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを示す断面図である。 図13(a)から図13(d)は、実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを示す断面図である。 図14は、実施例1の変形例2に係るフィルタの平面図である。 図15は、実施例1の変形例3に係るデュプレクサの平面図である。 図16(a)および図16(b)は、実施例2に係るフィルタの断面図である。
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。
実施例1の弾性波デバイスとしてデュプレクサに用いられるフィルタの例を説明する。図1(a)は、実施例1に係るフィルタが用いられるデュプレクサの回路図、図1(b)は断面図である。図1(a)に示すように、デュプレクサ50において、送信フィルタ51は共通端子Antと送信端子Txとの間に接続されている。受信フィルタ52は共通端子Antと受信端子Rxとの間に接続されている。送信フィルタ51は、送信端子Txから入力された高周波信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ52は、共通端子Antから入力された高周波信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。
図1(b)に示すように、支持基板11上に圧電基板10aおよび10bが接合されている。圧電基板10a上に弾性波共振器20aが設けられ、圧電基板10bの上面に弾性波共振器20bが設けられている。弾性波共振器20aと20bは送信フィルタ51を形成する。圧電基板10aおよび10bは回転YカットX伝搬単結晶タンタル酸リチウム(TaLiO)基板または回転YカットX伝搬単結晶ニオブ酸リチウム(NbLiO)基板である。タンタル酸リチウム基板では、Yカット角は例えば20°から48°である。ニオブ酸リチウム基板では、Yカット角は例えば120°から140°または-10°から10°である。圧電基板10aと10bとはYカット角が異なる。支持基板11は、例えばサファイア基板、スピネル基板、シリコン基板、水晶基板、石英基板またはアルミナ基板である。支持基板11のX方向の線熱膨張係数は圧電基板10aおよび10bのX方向(図2(a)および図2(b)参照)の線熱膨張係数より小さい。これにより、弾性波共振器20aおよび20bの周波数温度依存性を小さくできる。支持基板11の厚さは例えば50μmから500μmである。圧電基板10aおよび10bの厚さは、例えば1μmから40μmである。
圧電基板10aおよび10bの上面に配線22、パッド24および環状金属層35が設けられている。配線22は、弾性波共振器20aおよび20b間を電気的に接続し、弾性波共振器20aおよび20bとパッド24とを電気的に接続する。支持基板11の下面に端子29が設けられている。端子29は共通端子Ant、送信端子Tx、受信端子Rxおよびグランド端子Gndに相当する。圧電基板10aまたは10bおよび支持基板11を貫通する貫通電極28が設けられている。貫通電極28はパッド24と端子29とを電気的に接続する。配線22、パッド24、端子29、貫通電極28および環状金属層35は、銅層、金層またはアルミニウム層等の金属層である。
圧電基板10aおよび10b上に基板30がバンプ26を用い搭載されている。基板30の下面には弾性波共振器31、配線32およびパッド34が設けられている。弾性波共振器31は、弾性表面波共振器または圧電薄膜共振器であり、受信フィルタ52を形成する。配線32は、弾性波共振器31同士を電気的に接続し、弾性波共振器31とパッド34とを電気的に接続する。配線32およびパッド34は、銅層、金層またはアルミニウム層等の金属層である。バンプ26はパッド24および34と接合する。バンプ26は金バンプ、銅バンプまたは半田バンプ等の金属バンプである。端子29は、貫通電極28、パッド24および配線22を介し弾性波共振器20aおよび20bに電気的に接続され、さらにバンプ26、パッド34および配線32を介し弾性波共振器31に電気的に接続される。
基板30を囲むように、封止部36が設けられている。封止部36は環状金属層35に接合する。基板30および封止部36の上面にリッド37が設けられている。リッド37および封止部36の表面に保護膜38が設けられている。封止部36は、半田等の金属または樹脂である。リッド37は金属板または絶縁板である。保護膜38は金属膜または絶縁膜である。
図2(a)は、実施例1に係るフィルタに用いられる弾性波共振器の平面図、図2(b)は、図2(a)のA-A断面図である。電極指の配列方向をX方向、電極指の延伸方向をY方向、支持基板および圧電基板の積層方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は、圧電基板の結晶方位のX軸方向およびY軸方向とは必ずしも対応しない。圧電基板が回転YカットX伝搬基板の場合、X方向は結晶方位のX軸方位である。
図2(a)および図2(b)に示すように、支持基板11上に圧電基板10aおよび10bが接合されている。圧電基板10aおよび10b上に弾性波共振器20aおよび20bが設けられている。弾性波共振器20aおよび20bはIDT18および反射器19を有する。反射器19はIDT18のX方向の両側に設けられている。IDT18および反射器19は、圧電基板10aおよび10b上の金属膜12により形成される。
IDT18は、対向する一対の櫛型電極16を備える。櫛型電極16は、複数の電極指14と、複数の電極指14が接続されたバスバー15と、を備える。一対の櫛型電極16の電極指14が交差する領域が交差領域である。交差領域の長さが開口長である。一対の櫛型電極16は、交差領域の少なくとも一部において電極指14がほぼ互い違いとなるように、対向して設けられている。交差領域において複数の電極指14が励振する弾性波は、主にX方向に伝搬する。同じ櫛型電極16の電極指14のピッチがほぼ弾性波の波長λとなる。ピッチは電極指14の2本分のピッチとなる。反射器19は、IDT18の電極指14が励振した弾性波(弾性表面波)を反射する。これにより弾性波はIDT16の交差領域内に閉じ込められる。
金属膜12は、例えばアルミニウムまたは銅を主成分とする膜である。電極指14と圧電基板10aおよび10bとの間にチタン膜またはクロム膜等の密着膜が設けられていてもよい。密着膜は電極指14より薄い。電極指14を覆うように絶縁膜が設けられていてもよい。絶縁膜は保護膜または温度補償膜として機能する。
図3(a)は、実施例1に係るフィルタの平面図、図3(b)は、図3(a)のA-A断面図である。図3(a)および図3(b)に示すように、送信フィルタ51において、支持基板11上に圧電基板10aおよび10bが接合されている。圧電基板10aおよび10bはYカット角が異なる。圧電基板10aの上面に弾性波共振器20aが設けられている。圧電基板10bの上面に弾性波共振器20bが設けられている。弾性波共振器20aおよび20bは各々IDT18および反射器19を含む。圧電基板10aおよび10bの上面に配線22およびパッド24が設けられている。パッド24下に貫通電極28が設けられている。配線22は圧電基板10aおよび10b上を接続する。
貫通電極28は、共通端子Ant、送信端子Txおよびグランド端子Gndに接続されている。共通端子Antと送信端子Txとの間に、直列共振器S1からS3が直列に接続され、並列共振器P1およびP2が並列に接続されている。並列共振器P1およびP2の一端はグランド端子Gndに接続されている。直列共振器S1からS3は弾性波共振器20aであり、並列共振器P1およびP2は弾性波共振器20bである。
図3(b)のように、圧電基板10aの下面と側面44aとのなす内角の角度θaは略90°であり、圧電基板10bの下面と側面44bとのなす内角の角度θbは略90°である。側面44aと44bとはほぼ全体で接している。圧電基板10aの上面と圧電基板10bの上面とはほぼ平坦である。配線22は、圧電基板10aの上面から圧電基板10bの上面に側面44aと44bとの境界上を延伸する。
図4は、実施例1におけるデュプレクサの通過特性の一例を示す図である。図4に示すように、送信フィルタ51の通過帯域PB1と受信フィルタ52の通過帯域PB2は重なっておらず、PB1はPB2より低い。通過帯域PB1の高周波端と通過帯域PB2の低周波端ではスカート特性の急峻性が求められる。PB1の低周波端とPB2の高周波端では帯域を広げることが求められる。
送信フィルタ51および受信フィルタ52としてラダー型フィルタを用いた場合、PB1の低周波端および高周波端は、主に送信フィルタ51のそれぞれ並列共振器TPおよび直列共振器TSにより形成される。PB2の低周波端および高周波端は、主に受信フィルタ52のそれぞれ並列共振器RPおよび直列共振器RSにより形成される。そこで、TPおよびRSには帯域を広げるため電気機械結合係数の大きな弾性波共振器が好ましく、TSおよびRPには急峻性を高めるため電気機械結合係数の小さい弾性波共振器が好ましい。
送信フィルタ51の並列共振器TPの電気機械結合係数を大きくするため、圧電基板10bに42°回転Yカットタンタル酸リチウム基板を用いる。送信フィルタ51の直列共振器TSの電気機械結合係数を小さくするため、圧電基板10aに48°回転Yカットタンタル酸リチウム基板を用いる。このように、送信フィルタ51の直列共振器TSと並列共振器TPとを異なる圧電基板10aおよび10b上に形成することで、送信フィルタ51の特性を向上できる。受信フィルタ52においても、並列共振器RPおよび直列共振器RSを弾性表面波共振器で形成するとき、並列共振器RPおよび直列共振器RSを異なる結晶方位の圧電基板上に形成することができる。
図5(a)から図6(c)は、実施例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図である。図5(a)に示すように、圧電基板10aの下面(図5(a)では上面)に凹部40を形成する。図5(b)に示すように、圧電基板10bの下面(図5(b)では上面)に凹部41を形成する。凹部40および41の形成は、例えば弗素系ガスを用いたドライエッチング法、サンドブラスト法またはプラズマダイシング法等を用いる。
図5(c)に示すように、圧電基板10aの下面を支持基板11の上面に接合する。接合方法には例えば表面活性化法を用いる。表面活性化法では、支持基板11の上面および圧電基板10aの下面をイオンビーム、中性化したビームまたはプラズマを用い活性化する。その後、支持基板11の上面と圧電基板10aの下面とを接合する。これにより、支持基板11と圧電基板10aとが直接接合する。なお、支持基板11と圧電基板10aとの間には10nm以下のアモルファス層が形成される。接合には接着剤等を用いてもよい。図5(d)に示すように、圧電基板10aを薄膜化する。薄膜化には、例えば研削法または研磨法を用いる。これにより凹部40が露出する。
図6(a)に示すように、支持基板11および圧電基板10aの上面に圧電基板10bの下面を接合する。圧電基板10aの上面に凹部41が嵌まり、凹部40に圧電基板10bの凸部が嵌まる。接合には、例えば表面活性化法を用いる。接合には接着剤を用いてもよい。図6(b)に示すように、圧電基板10bを薄膜化することで、圧電基板10aを露出させる。薄膜化には、例えば研削法または研磨法を用いる。これにより圧電基板10bの上面が露出する。このとき、圧電基板10aおよび10bの厚さを所望の厚さに調整する。
図6(c)に示すように、圧電基板10aおよび10b上に弾性波共振器20a、20bおよび配線22を形成する。弾性波共振器20aおよび20bの金属膜12を同時に形成できる。また、弾性波共振器20aと20bとを接続する配線22を同時に形成できる。このため、製造工程が簡略化できる。
[実施例1の変形例1]
図7(a)から図8(d)は、実施例1の変形例1におけるフィルタの製造方法を示す断面図である。図7(a)に示すように、支持基板11上に圧電基板10aを例えば表面活性化法を用い接合する。図7(b)に示すように、圧電基板10aの上面を例えば研削法または研磨法を用い薄膜化する。図7(c)に示すように、圧電基板10aを選択的に除去し凹部40を例えばドライエッチング法を用い形成する。図7(d)に示すように、圧電基板10bの下面(図7(d)では上面)に例えばエッチング法を用い凹部41を形成する。
図8(a)に示すように、圧電基板10bの凹部41を埋め込むように絶縁層25を塗布する。絶縁層25は、例えばポリイミド樹脂等の熱硬化型樹脂である。図8(b)に示すように、圧電基板10bを反転させ、絶縁層25の下面を図7(c)の支持基板11および圧電基板10a上に配置する。加圧することにより、圧電基板10bの下面を支持基板11の上面に接触させる。加熱することにより、絶縁層25を硬化させる。
図8(c)に示すように、圧電基板10bの上部を例えば研削法または研磨法を用い除去する。図8(d)に示すように、圧電基板10aおよび10b上に弾性波共振器20a、20bおよび配線22を形成する。実施例1の変形例1では、圧電基板10aおよび10b間に絶縁層25を埋め込むことができる。圧電基板10a、10bおよび絶縁層25の上面が略平坦なため、配線22が断線することを抑制できる。
図9は、実施例1の変形例1に係るフィルタの平面図である。図9に示すように、圧電基板10aと10bとの間に絶縁層25が設けられている。配線22は、圧電基板10aから10bに絶縁層25上を延伸する。その他の構成は実施例1のフィルタと同じであり説明を省略する。
実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを説明する。図10(a)から図13(d)は、実施例1およびその変形例1におけるバリエーションを示す断面図である。図10(a)に示すように、側面44aおよび44bが下面となす内角の角度θaおよびθbは鋭角である。側面44aと44bの下端は接している。配線22は側面44aおよび44bを延伸する。その他の構成は図3(b)と同じであり説明を省略する。
図10(b)に示すように、側面44aおよび44bの下面は離間し、圧電基板10aと10bとの間から支持基板11の上面が露出している。配線22は、側面44a、44bおよび支持基板11の上面を延伸する。その他の構成は図10(a)と同じであり説明を省略する。
図10(c)に示すように、角度θaは鋭角であり、角度θbは略90°である。側面44aおよび44bの下面は離間し、圧電基板10aと10bとの間から支持基板11の上面が露出している。配線22は、側面44a、44bおよび支持基板11の上面を延伸する。その他の構成は図10(b)と同じであり説明を省略する。
図10(d)に示すように、角度θaは鋭角であり、角度θbは略90°である。側面44aおよび44bの下面は接している。配線22は、側面44aおよび44bを延伸する。その他の構成は図10(c)と同じであり説明を省略する。
図10(a)から図10(d)のように、角度θaおよびθbの少なくとも一方を鋭角とする。配線22は側面44aおよび44bの少なくとも一方内を延伸する。これにより、配線22の断線を抑制できる。
図11(a)に示すように、角度θaおよびθbは略90°であり、側面44aと44bとは離間している。配線22は、側面44aと44bとの間の空隙46上を延伸する。その他の構成は図3(b)と同じであり説明を省略する。
図11(b)に示すように、角度θaは鋭角であり、θbは鈍角である。角度θaと180°-θbとはほぼ同じ角度である。これにより、側面44aと44bとはほぼ平行である。配線22は、側面44aと44bとの間の空隙46上を延伸する。その他の構成は図11(a)と同じであり説明を省略する。
図11(a)および図11(b)のように、側面44aと44bとが略平行の場合であっても、側面44aと44bとの間の距離が短ければ、配線22は側面44aと44bの間の空隙46上を延伸する。側面44aと44bとの上端における距離は配線22の厚さ以下であることが好ましい。これにより、配線22の断線を抑制できる。
図11(c)に示すように、角度θaおよびθbは鈍角である。側面44aおよび44bの上端は接している。配線22は接した側面44aおよび44b上を延伸する。その他の構成は図3(b)と同じであり説明を省略する。
図11(d)に示すように、角度θaおよびθbは鈍角である。側面44aおよび44bの上端は離間している。配線22は離間した側面44aおよび44b間の空隙46上を延伸する。その他の構成は図11(c)と同じであり説明を省略する。
図11(c)および図11(d)のように、角度θaおよびθbの少なくとも一方が鈍角の場合、側面44aと44bとの上端が近づく。これにより、空隙46上の配線22が短くなり、配線22の断線を抑制できる。また、圧電基板10aおよび10bの上面の面積が大きくなるため、実効的な設計可能な面積を広げることができる。
図12(a)に示すように、側面44aと44bの間に絶縁層25が設けられている。絶縁層25の上面は、圧電基板10aおよび10bの上面とほぼ平坦である。配線22は、絶縁層25の上面を延伸する。その他の構成は図10(a)と同じであり説明を省略する。
図12(b)に示すように、側面44aおよび44bの下面は離間している。その他の構成は図12(a)と同じであり説明を省略する。図12(c)に示すように、角度θbは略90°である。その他の構成は図12(b)と同じであり説明を省略する。図12(d)に示すように、側面44aおよび44bの下面は接している。その他の構成は図12(c)と同じであり説明を省略する。
図10(a)から図10(d)のように、側面44aと44bの上端が下端より離れている場合、配線22を側面44aおよび44bの側面に沿って設けないと配線22が断線しやすくなる。図12(a)から図12(d)のように、側面44aと44dとの間に絶縁層25を設け、絶縁層25の上面と圧電基板10aおよび10bの上面とを略平坦とすることで、配線22を側面44aおよび44bに沿って設けなくても配線22の断線を抑制できる。
図13(a)に示すように、角度θaおよびθbは略90°であり、側面44aと44bとの間に絶縁層25が設けられている。絶縁層25の上面は、圧電基板10aおよび10bの上面とほぼ平坦である。配線22は、絶縁層25上を延伸する。その他の構成は図11(a)と同じであり説明を省略する。図13(b)に示すように、角度θaと180°-θbとはほぼ同じ角度である。その他の構成は図13(a)と同じであり説明を省略する。
図11(a)および図11(b)のように、配線22が側面44aと44bの間の空隙46上を延伸すると配線22が断線しやすくなる。図13(a)および図13(b)では、側面44aと44bとの間に絶縁層25が設けられているため、配線22の断線を抑制できる。
図13(c)に示すように、角度θaおよびθbは鈍角である。側面44aおよび44bの上端は接している。側面44aと44bとの間に絶縁層25が設けられている。その他の構成は図13(b)と同じであり説明を省略する。図13(d)に示すように、側面44aおよび44bの上端は離間している。配線22は離間した側面44aおよび44b間の絶縁層25上を延伸する。その他の構成は図13(c)と同じであり説明を省略する。
図13(c)および図13(d)のように、角度θaおよびθbの少なくとも一方が鈍角の場合、実効的な設計可能な面積を広げることができる。
図10(a)から図13(d)における角度θaおよびθbは、図5(a)、図5(b)、図7(c)および図7(d)のエッチング条件等により変えることができる。
[実施例1の変形例2]
図14は、実施例1の変形例2に係るフィルタの平面図である。図14に示すように、支持基板11上に圧電基板10aおよび10bが接合されている。圧電基板10a上にIDT18と反射器19を有するDMS(Double Mode Surface Acoustic Wave)21aが設けられている。圧電基板10b上にIDT18と反射器19を有するDMS21bが設けられている。DMS21aと21bとは入力端子Tinと出力端子Toutとの間に配線22を介し縦列接続されている。配線22は圧電基板10aと10bの上面に沿って設けられている。その他の構成は実施例1およびその変形例と同じであり説明を省略する。
DMS21aと21bとの特性(例えば電気機械結合係数)を異ならせたい場合に結晶方位の異なる圧電基板10aおよび10bを用いる。これにより、DMS21aと21bとの特性を異ならせることができる。実施例1の変形例2のように、フィルタは多重モード型フィルタを含んでもよい。
[実施例1の変形例3]
図15は、実施例1の変形例3に係るデュプレクサの平面図である。支持基板11上に圧電基板10aおよび10bが接合されている。圧電基板10a上に弾性波共振器20aとして直列共振器S1からS3および並列共振器P1およびP2が設けられている。圧電基板10b上に弾性波共振器20bとして共振器R1、DMS21aおよび21bが設けられている。圧電基板10aおよび10b上に配線22およびパッド24が設けられている。パッド24に貫通電極28が接続する。貫通電極28は、共通端子Ant、送信端子Tx、受信端子Rxおよびグランド端子Gndに接続する。
圧電基板10a上では、共通端子Antと送信端子Txとの間に直列に直列共振器S1からS3が接続され、並列に並列共振器P1およびP2が配線22を介し接続されている。これにより、圧電基板10aに送信フィルタ51が形成される。
圧電基板10b上では、共通端子Antと受信端子Rxとの間に直列に共振器R1、DMS21aおよび21bが接続されている。これにより、圧電基板10bに受信フィルタ52が形成される。
送信フィルタ51と受信フィルタ52とで、最適の結晶方位が異なる場合がある。このような場合、実施例1の変形例3のように圧電基板10aと10b上にそれぞれ送信フィルタ51および受信フィルタ52を設けることで、送信フィルタ51と受信フィルタ52との特性をいずれも向上させることができる。
実施例1およびその変形例によれば、弾性波共振器20a(第1弾性表面波共振器)は、圧電基板10a(第1圧電基板)の上面(第1面)に設けられている。弾性波共振器20b(第2弾性表面波共振器)は、圧電基板10b(第2圧電基板)の上面(第3面)に設けられている。圧電基板10aの上面と圧電基板10bの上面とは異なる結晶面である。配線22を形成する膜状の配線膜は、圧電基板10aおよび10bの上面を延伸し、弾性波共振器20aと20bとを電気的に接続する。支持基板11には、圧電基板10aの下面(第1面と反対の第2面)および圧電基板10bの下面(第3面と反対の第4面)が接合される。
このように、支持基板11上に圧電基板10aおよび10bを接合し、圧電基板10aおよび10bの上面を連続して延伸する配線22を形成する。これにより、異なる結晶面を有する圧電基板10aおよび10bを支持基板11上に設けることができ、かつ弾性波デバイスを小型化できる。なお、結晶面が異なるとは、Yカット角が異なる場合以外にも、圧電基板10aおよび10bがタンタル酸リチウム基板およびニオブ酸リチウム基板の場合のように、圧電基板10aおよび10bの材料が異なる場合も含まれる。
図12(a)から図13(b)のように、絶縁層25が圧電基板10aと10bとの間に設けられている。配線22は、圧電基板10aの上面、絶縁層25の上面(第5面)および圧電基板10bの上面に接して設けられる。これにより、配線22は、圧電基板10aの上面、絶縁層25の上面および圧電基板10bの上面を延伸する。これにより、配線22の断線を抑制できる。圧電基板10aの上面、絶縁層25の上面および圧電基板10bの上面は、配線22が断線しない程度に略平坦であることが好ましい。
図10(a)から図10(d)のように、圧電基板10aの圧電基板10bと対向する側面44a(第1側面)と、圧電基板10bの圧電基板10aと対向する側面44b(第2側面)と、の少なくとも一方の側面は、圧電基板10aおよび10bの下面側が上面側に対し側面44aおよび44bの他方に近づくように傾斜する。配線22は、少なくとも一方の側面44aおよび44bの少なくとも一部と接して設けられる。これにより、配線22は、少なくとも一方の側面44aおよび44bの少なくとも一部を延伸する。これにより、配線22の断線を抑制できる。角度θaおよびθbが鋭角のとき、角度θaおよびθbは、例えば45°から80°である。角度θaおよびθbは、60°以下が好ましく、50°以下がより好ましい。
図11(c)、図11(d)、図13(c)および図13(d)のように、圧電基板10aの圧電基板10bと対向する側面44a(第1側面)と、圧電基板10bの圧電基板10aと対向する側面44b(第2側面)と、の少なくとも一方の側面は、圧電基板10aおよび10bの上面側が下面側に比べ側面44aおよび44bの他方に近づくように傾斜する。これにより、弾性波共振器20aおよび20bの設計面積を大きくでき、弾性波デバイスを小型化できる。角度θaおよびθbが鈍角のとき、角度θaおよびθbは、例えば100°から135°である。角度θaおよびθbは、120°以上が好ましく、130°以上がより好ましい。
図11(c)および図11(d)のように、圧電基板10aおよび10bの上面側が下面側に比べ側面44aと44bとが近づくように傾斜する。配線22は、圧電基板10aおよび10bの上面間に位置する空隙46を有する溝を跨ぎ設けられる。これにより、空隙46上の配線22を短くできる。よって、配線22の断線を抑制できる。
実施例1およびその変形例1のように、ラダー型フィルタは、共通端子Ant(第1端子)と送信端子Tx(第2端子)との間に直列に接続された1または複数の直列共振器S1からS3と、共通端子Antと送信端子Txとの間に並列に接続された1または複数の並列共振器P1およびP2と、を有する。弾性波共振器20aは、直列共振器S1からS3の少なくとも1つであり、弾性波共振器20bは、並列共振器P1およびP2の少なくとも1つである。これにより、通過帯域の高周波端と低周波端の特性を異ならせることができる。
送信フィルタ51を例に説明したが、直列共振器と並列共振器とを異なる圧電基板10aおよび10b上に設けるフィルタは受信フィルタ52でもよいし、その他のフィルタでもよい。2個以上のフィルタにおいて、直列共振器と並列共振器とが異なる圧電基板上に設けられていてもよい。
実施例1の変形例のように、送信フィルタ51(第1フィルタ)は、共通端子Antと送信端子Tx(第1端子)との間に接続され、弾性波共振器20aを含む。受信フィルタ52(第2フィルタ)は、共通端子Antと受信端子Rx(第2端子)との間に接続され、弾性波共振器20bを含む。配線22は送信フィルタ51と受信フィルタ52とを接続する。これにより、異なる特性を要求される複数のフィルタを1つの支持基板11上に形成できる。
送信フィルタ51と受信フィルタ52とを含むデュプレクサを例に説明したが、第1フィルタおよび第2フィルタはともに送信フィルタでもよく、ともに受信フィルタでもよい。マルチプレクサの例としてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。3個以上の圧電基板が支持基板に接合されていてもよい。
圧電基板10aおよび10bは、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板である。圧電基板10aのYカット角と圧電基板10bのYカット角とは異なる。このように、異なるYカット角を有する圧電基板10aと10bを同じ支持基板11上に接合できる。
図16(a)および図16(b)は、実施例2に係るフィルタの断面図である。図16(a)に示すように、支持基板11は設けられておらず、圧電基板10aの上面は領域47aおよび47bを有している。領域47aと47bとの間に段差が設けられている。領域47aと圧電基板10bの上面の高さはほぼ同じである。圧電基板10aの側面44aと領域47bとのなす内角の角度θaは鋭角であり、角度θbは鋭角である。図3(a)および図9と同様に、領域47a上に弾性波共振器20aが設けられ、圧電基板10bの上面に弾性波共振器20bが設けられている。配線22は、弾性波共振器20aと20bとを電気的に接続する。配線22は側面44aおよび44bを延伸する。その他の構成は実施例1およびその変形例と同じであり説明を省略する。
図16(b)に示すように、側面44aと44bとの間の絶縁層25が設けられている。絶縁層25の上面と圧電基板10aの領域47aおよび圧電基板10bの上面は略平坦である。配線22は絶縁層25の上面と圧電基板10aの領域47aおよび圧電基板10bの上面を延伸する。その他の構成は図16(a)と同じであり説明を省略する。
実施例2によれば、弾性波共振器20a(第1弾性表面波共振器)は、圧電基板10a(第1圧電基板)の上面(第1面)に設けている。圧電基板10aは、圧電基板10bの上面と異なる結晶面である上面(第3面)を有する。圧電基板10bの上面は、領域47b(第1領域)と、圧電基板10bの下面(第3面と反対の第4面)との距離が領域47bより長い領域47a(第2領域)と、を有する。圧電基板10bの下面(第1面と反対の第2面)は領域47bに接合される。弾性波共振器20a(第2弾性表面波共振器)は、領域47aに設けられる。配線膜である配線22は、圧電基板10bの上面および領域47aを延伸し、弾性波共振器20aと20bとを電気的に接続する。これにより、実施例1およびその変形例と同様に、弾性波デバイスを小型化できる。
図16(a)および図16(b)では、実施例1およびその変形例の図10(a)および図12(a)の支持基板11を圧電基板10aとする例を説明したが、実施例1およびその変形例の他の例の支持基板11を圧電基板10aとしてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
11 支持基板
10a、10b 圧電基板
20a、20b 弾性波共振器
22 配線
25 絶縁層
44a、44b 側面
46 空隙
47a、47b 領域

Claims (9)

  1. 第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、
    前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、
    前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、
    前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、
    前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、
    第5面および前記第5面と反対の第6面を有し、前記第5面に前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、
    を備え
    前記配線膜は、前記第1面から前記第3面まで連続して延伸する弾性波デバイス。
  2. 第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、
    前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、
    前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、
    前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、
    前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、
    前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、
    を備え、
    前記第1圧電基板と前記第2圧電基板との間の前記支持基板上に設けられた絶縁層を備え、
    前記配線膜は、前記第1面、前記絶縁層の前記支持基板の反対の第5面内および前記第3面と接して設けられる弾性波デバイス。
  3. 前記第1面、前記第5面および前記第3面は略平坦である請求項2に記載の弾性波デバイス。
  4. 第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、
    前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、
    前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、
    前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、
    前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、
    前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、
    を備え、
    前記第1圧電基板は前記第2圧電基板と対向する第1側面を有し、
    前記第2圧電基板は前記第1圧電基板と対向する第2側面を有し、
    前記第1側面および前記第2側面の少なくとも一方の側面は、前記第2面および前記第4面側が前記第1面および前記第3面側に比べ前記第1側面および前記第2側面の他方に近づくように傾斜し、
    前記配線膜は、前記少なくとも一方の側面の少なくとも一部と接して設けられる弾性波デバイス。
  5. 第1面および前記第1面と反対の第2面を有する第1圧電基板と、
    前記第1面に設けられた第1弾性表面波共振器と、
    前記第1面と異なる結晶面である第3面および前記第3面と反対の第4面を有する第2圧電基板と、
    前記第3面に設けられた第2弾性表面波共振器と、
    前記第1面および前記第3面を延伸し、前記第1弾性表面波共振器と前記第2弾性表面波共振器とを電気的に接続する配線膜と、
    前記第2面および前記第4面が接合された支持基板と、
    を備え、
    前記第1圧電基板は前記第2圧電基板と対向する第1側面を有し、
    前記第2圧電基板は前記第1圧電基板と対向する第2側面を有し、
    前記第1側面および前記第2側面の少なくとも一方の側面は、前記第1面および前記第3面側が前記第2面および前記第4面側に比べ前記第1側面および前記第2側面の他方に近づくように傾斜する弾性波デバイス。
  6. 前記配線膜は、前記第1面と前記第3面との間に位置する空隙を有する溝を跨ぎ設けられる請求項5に記載の弾性波デバイス。
  7. 第1端子と第2端子との間に直列に接続された1または複数の直列共振器と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に並列に接続された1または複数の並列共振器と、
    を備え、
    前記第1弾性表面波共振器は、前記1または複数の直列共振器の少なくとも1つであり、前記第2弾性表面波共振器は、前記1または複数の並列共振器の少なくとも1つである請求項1から6のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  8. 共通端子と第1端子との間に接続され、前記第1弾性表面波共振器を含む第1フィルタと、
    前記共通端子と第2端子との間に接続され、前記第2弾性表面波共振器を含む第2フィルタと、
    を備え、
    前記配線膜は、前記第1フィルタと前記第2フィルタとを接続する請求項1から6のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  9. 前記第1圧電基板および前記第2圧電基板は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板であり、
    前記第1圧電基板のYカット角と前記第2圧電基板のYカット角とは異なる請求項1から8のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
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