JP7230955B2 - 機能性シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
[1] pH指示薬と、機能性物質と、担体と、を含有する層を備え、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定されており、前記機能性物質は、水と接触して機能を発揮する物質または水を介した反応により機能を発揮する物質であり、前記層は、少なくとも、前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とが付与された前記担体と、前記機能性物質と、を原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化することによって作製されていることを特徴とする、機能性シート。
[2] pH指示薬と、機能性物質と、担体と、を含有する層を備え、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定されており、前記機能性物質は、水と接触して機能を発揮する物質または水を介した反応により機能を発揮する物質であり、前記層は、少なくとも、前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とが付与された前記担体と、前記機能性物質と、を原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化することによって作製されており、前記機能性物質は、前記層に、粉末または粒子の状態で保持されていることを特徴とする、機能性シート。
[3] 結合剤をさらに含み、前記pH指示薬は、前記第四級アンモニウム塩と、前記結合剤と、によって前記担体に固定されていることを特徴とする、[1]または[2]に記載の機能性シート。
[4] 前記結合剤は、非水溶性高分子化合物であることを特徴とする、[3]に記載の機能性シート。
[5] 前記層は、前記原料に繊維を含み、前記繊維によって形成される空隙に、前記pH指示薬が固定された前記担体と、前記機能性物質と、が保持されていることを特徴とする、[1]から[4]のいずれかに記載の機能性シート。
[6] 前記層は、前記原料に熱融着性樹脂を含み、前記pH指示薬が固定された前記担体の一部は、当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、[1]から[5]のいずれかに記載の機能性シート。
[7] 前記層に隣接する隣接層は、熱融着性樹脂を含み、前記層中に存在する前記pH指示薬を固定した担体の一部が当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、[1]から[6]のいずれかに記載の機能性シート。
[8] 前記第四級アンモニウム塩は、塩化ベンジルコニウム、塩化セチルピリジウム、塩化ベンゼトニウム、およびジデシルジメチルアンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、[1]から[7]のいずれかに記載の機能性シート。
[9] 前記pH指示薬を固定する担体は、セルロースおよび/またはセルロース誘導体であることを特徴とする、[1]から[8]のいずれかに記載の機能性シート。
[10] [1]から[9]のいずれかに記載の機能性シートの製造方法であって、
前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とを非水系の有機溶剤中に溶解する工程と、
前記工程により得られた溶液を、前記担体に付与する工程と、
少なくとも前記担体と前記機能性物質とを原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化して前記層を作製する工程と、
をこの順番に含むことを特徴とする、機能性シートの製造方法。
図1(d)は、機能性物質含有層100が繊維Fを含む例である。繊維Fを含む機能性物質含有層110において、pH指示薬I、および機能性物質Dは、繊維Fによって形成される空隙、すなわち繊維Fが構成する繊維構造物中の空隙に保持されることによって、粉落ちが防止されている。
図1(e)は、機能性物質含有層100が熱融着性樹脂Aを含む例である。熱融着性樹脂を含む機能性物質含有層120は、pH指示薬Iと、機能性物質Dと、熱融着性樹脂Aと、を含む混合物中の熱融着性樹脂Aを溶融することにより得られたものである。この例では、機能性物質含有層中の、pH指示薬Iおよび機能性物質Dは、一部が前記熱融着性樹脂Aで被覆された状態で固定(結着または固着ともいう)される。
図1(f)は、機能性物質含有層100に隣接する層が熱融着性樹脂Bを含む例である。機能性物質含有層100に隣接する、熱融着性樹脂Bを含む層200は、機能性物質含有層100の表面に熱融着性樹脂Bを配置して熱により熱融着性樹脂Bを溶融することにより得られたものである。この例では、機能性物質含有層100中の、pH指示薬Iおよび機能性物質Dは、その一部が前記熱融着性樹脂Bで被覆された状態で固定されている。なお、層120に含まれる熱融着性樹脂Aと、層200に含まれる熱融着性樹脂Bとは、同じで樹脂であっても異なる樹脂であってもよい。
上述の本発明の実施の形態に係る機能性シートは、ヒートシール加工によって形成されていてもよい。1つの例として、図1(g)は、機能性物質含有層100の両面に熱融着性樹脂を含む他の層300が積層され、四辺がヒートシールされた構成を示す。他の層300の少なくとも一方は、他の層300を介して機能性物質含有層100の色を認識可能な構成を有する。
図1(h)は、機能性物質含有層100に隣接して接着層が設けられている例である。機能性物質含有層に隣接する接着層500は、機能性物質含有層の表面に接着層を配置することにより得られたものである。接着層としては、機能性物質含有層100に含まれるpH指示薬Iおよび機能性物質Dの粉落ちが防止されるように粘着機能を示す層であれば特に限定されないが、例えば、ホットメルト接着剤等が挙げられる。
上述の本発明の実施の形態に係る機能性シートは、エンボス加工によって形成されていてもよい。1つの例として、図1(i)は、熱融着性樹脂Aを含む機能性物質含有層120の両面に他の層300が積層され、エンボス加工により層間接着された構成を示す。他の層300の少なくとも一方は、他の層300を介して機能性物質含有層100の色を認識可能な構成を有する。
本発明の実施の形態に係る機能性シートは、pH指示薬と機能性物質と担体とを含有する層を備える機能性シートであって、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定された形態で前記層に含有されていることを特徴とする機能性シートである。
本発明の実施の形態の機能性シート(不織布)は、機能性物質を含有する層を有する。本明細書では、機能性物質を含有する層を、機能性物質含有層とも呼ぶ。機能性物質含有層に含まれる機能性物質は、一種類に限定されず、複数種類であってもよい。また、機能性物質含有層には、機能性物質に加えて、pH指示薬、繊維、熱融着性樹脂、および効果促進剤などが含有されていてもよい。機能性物質含有層が複数あるときは、pH指示薬は、少なくとも1つの層、好ましくは最も外側に近い層に含まれる。
本発明の実施の形態に用いられる機能性物質Dとは、水と接触して機能を発揮する物質、または水を介した反応により機能を発揮する物質である。
(金属酸化物)
本発明の実施の形態で用いることのできる金属酸化物は、水と接触して強アルカリになる金属酸化物であり、好ましくは2価の金属の酸化物であり、より好ましくは周期表2族元素の金属の酸化物であり、さらに好ましくはMO(前記Mは、Mg、Ca、SrまたはBaである)で表される金属酸化物であり、特段好ましくはアルカリ土類金属の酸化物である。非限定的な例として、酸化マグネシウム(11.4)、酸化カルシウム(12.7)、酸化ストロンチウム(13.2)、酸化バリウム(13.4)、および酸化マンガン(10.6)を好ましく使用することができる。なお、物質名の後の括弧内の数値は、酸解離定数pKaの値を示す。用途や所望の効果に応じて、使用する金属酸化物を選択することができる。例えば、食品に接する用途においては、安全性等の観点から、酸化カルシウムが好ましく使用される。これらの金属酸化物は、単独で使用することができ、また、併用することもできる。
本発明の実施の形態で用いることのできる金属水酸化物は、水と接触して強アルカリになる金属水酸化物であり、好ましくは2価の金属の水酸化物であり、より好ましくは周期表2族元素の金属の水酸化物およびであり、さらに好ましくはM(OH)2(前記Mは、Mg、Ca、SrまたはBaである)で表される金属水酸化物であり、特段好ましくはアルカリ土類金属の水酸化物である。非限定的な例として、水酸化マグネシウム(11.4)、水酸化カルシウム(12.7)、水酸化ストロンチウム(13.2)、水酸化バリウム(13.4)、および水酸化マンガン(10.6)を好ましく使用することができる。物質名の後の括弧内の数値は、酸解離定数pKaの値を示す。用途や所望の効果に応じて、使用する金属水酸化物を選択することができる。例えば、食品に接する用途においては、安全性等の観点から、水酸化カルシウムが好ましく使用される。これらの金属水酸化物は、単独で使用することができ、また、併用することもできる。
シクロデキストリンは、サイクロデキストリンまたは環状オリゴ糖とも呼ばれ、ゲストとして種々の分子を空洞に取り込み(包接し)包接錯体を形成する性能、および取り込んだゲスト分子を徐放する性能を有する。シクロデキストリン1分子中に含まれるグルコース基の数が6個のα-シクロデキストリン、7個のβ-シクロデキストリン、8個のγ-シクロデキストリンのいずれも、包接される機能性成分との相性を勘案して使用することができる。シクロデキストリンはメチル化、ヒドロキシル化、アセチル化等の化学修飾がされていてもよい。また、シクロデキストリンは、分岐を有していてもよい。これらのシクロデキストリンは、本発明の実施の形態において、単独で使用することができ、また、併用することもできる。
シクロデキストリンに包接される機能性成分としては、シクロデキストリンを含有する機能性シートの用途および目的等に応じてさまざまな機能性成分を用いることができる。
本発明の実施の形態において、機能性成分が包接されたシクロデキストリンは、粉末(粒子)の形態で用いられる。粉末(粒子)の形態の、機能性成分が包接されたシクロデキストリンは、当技術分野で知られている任意の方法で得ることができる他、メーカーから販売品を購入することができる。例えば、塩水港製糖株式会社製のデキシーエース(サイクロデキストリン利用製品)や株式会社シクロケム製のCAVAMAX(登録商標)などを好適に使用することができる。これらの、粉末(粒子)の形態の、機能性成分が包接されたシクロデキストリンには、機能性成分が包接された状態のシクロデキストリンに加えて、機能性成分が包接されていない状態のシクロデキストリンが含まれていてもよい。
炭酸ガス発生剤は、塩基と酸との反応により炭酸ガスを発生する2成分系の材料である。これらの材料は、好ましくは、別々の層に配合される。本発明の実施の形態に係る炭酸ガス発生剤は、炭酸塩および/または重炭酸塩と、固体の酸と、の組み合わせである。
炭酸塩または重炭酸塩としては、化粧料として使用する場合は、化粧料で使用できるグレードのものであれば特段の限定無く使用でき、その他の用途で使用する場合は、特段グレードを規定しない。例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸マグネシウム、重炭酸カルシウムもしくはその誘導体等を用いることができる。炭酸塩および/または重炭酸塩は2種以上を併用しても構わない。炭酸塩および/または重炭酸塩は、固体状の組成物であり、例えば粒子の形態であることが好ましい。炭酸塩および/または重炭酸塩は、例えばシリカ等の担持体に担持させた形態であってもよい。また、炭酸塩および/または重炭酸塩は結晶水として水を含んでいてもよい。結晶水を含むと水への溶解度が高くなり、反応性が向上する。ただし、保存安定性の観点から、炭酸塩層は、加水分解や酸との反応が開始される等、変質の原因となる水分を含まないことが好ましい。本発明に使用する炭酸塩または重炭酸塩としては、平均粒子径5~5000μmの粒子が好ましい。平均粒子径5~5000μmであれば、粒子の脱落が少なく、適度な粒状感により、良好な使用感が得られる。
酸としては、化粧料として使用する場合は、化粧料で使用できるグレードのものであれば特段の限定無く使用でき、その他の用途で使用する場合は、特段グレードを規定しない。例えば、マロン酸、マレイン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、ヒアルロン酸、リン酸二水素ナトリウムもしくはその誘導体、加水分解されて酸を生じる物質等を用いることができる。酸は2種以上を併用しても構わない。酸は、固体状の組成物であり、例えば粒子の形態であることが好ましい。また、酸は結晶水として水を含んでいてもよい。結晶水を含むと水への溶解度が高くなり、反応性が向上する。ただし、保存安定性の観点から、酸層は、加水分解や炭酸塩との反応が開始される等、変質の原因となる水分を含まないことが好ましい。本発明に使用する酸としては、平均粒子径5~5000μmの粒子が好ましい。平均粒子径5~5000μmであれば、粒子の脱落が少なく、適度な粒状感により、良好な使用感が得られる。平均粒子径を小さくすると溶解速度が速くなり、水に濡らしてすぐに反応が進むため、使用初期のCO2ガス発生量が多くなる。
pH指示薬は、酸塩基指示薬とも称され、溶液中の水素イオンに反応し、水素イオン濃度に応じて色調が変化する指示薬であれば、特に限定されない。
担体は、pH指示薬を機能性シート(不織布)に固定するための土台となる物質である。担体は、担持体、または支持体とも称される。また、担体は、機能性シートのうちpH指示薬が配合される機能性物質含有層の構成要素でもある。例えば、不織布シートが繊維で構成される構造体である場合、pH指示薬は、かかる繊維を担体として、不織布シートに固定されてもよい。あるいはまた、pH指示薬は、かかる繊維以外の成分、例えば粒子状物質を担体として、かかる繊維が構成する繊維構造物中の空隙に担体が保持されることによって、不織布シートに固定されてもよい。あるいはまた、その両方であってもよい。
第四級アンモニウム塩は、pH指示薬の発色を促進して色変わりを明瞭にし、またpH指示薬の担体への付着を強化するために配合される。
結合剤は、pH指示薬を担体に固定するために使用される。結合剤は、pH指示薬の呈色反応に悪影響を及ぼさないものが望ましい。また、結合剤は、非水溶性の高分子化合物であることが好ましい。
繊維Fとしては、パルプ、レーヨン、麻、綿、絹、羊毛、鉱物繊維等の天然繊維、ポリ乳酸、ナイロン、ポリビニルアルコール(PVA)、高分子吸収繊維(SAF)等の合成繊維を用いることができる。これらの繊維は、吸水性を有するため、吸水性材料として配合して、機能性シートの使用時に機能性の水との接触および溶解を促進させることもできる。また、本発明の繊維として、非吸水性の繊維を用いることもできる。以下に説明する熱融着性樹脂を、繊維の形態で使用してもよい。これらの繊維は、例えば解繊ショートカットファイバーの形態で用いることができる。これらの繊維は、2種以上を併用しても構わない。
本発明の実施の形態において、熱融着性樹脂Aは、構成成分を結着させるバインダ樹脂となる。また、熱融着性樹脂は、機能性シートにおける強度付与の効果を有し、機能性シートは熱融着性樹脂を含むことにより形状が維持されやすくなる。
該芯部分の外周に形成された、ポリエチレン(融点130℃)からなる鞘部分とを備えたPP/PE複合芯鞘繊維が挙げられる。また、他の芯鞘繊維としては、PP/EVA複合芯鞘繊維、PET/低融点PET複合芯鞘繊維、高密度ポリエチレン/低密度ポリエチレン複合芯鞘繊維、PET/PE複合芯鞘繊維、ポリアミド/低融点ポリアミド複合芯鞘繊維、ポリ乳酸/低融点ポリ乳酸複合芯鞘繊維、ポリ乳酸/ポリブチレンサクシネート複合芯鞘繊維等が挙げられる。芯鞘繊維の中でも、PP/PE複合芯鞘繊維、PET/PE複合芯鞘繊維、PE/PE複合芯鞘繊維等の、ポリエチレンからなる鞘部分を備えた複合芯鞘繊維が好ましい。
本発明の機能性シートは、機能性物質含有層100、110、120に加えて、例えば表面改質や強度(剛性)付与等の機能性付与の目的で、他の層300を含むことができる。
本発明の機能性シートには、その用途に応じて、1つまたは複数の効果促進剤を配合することができる。
ヒートシールは、ヒートシーラーなどの加熱手段により熱を加えて層間接着させる方法である。本発明の実施の形態においては、例えば、pH指示薬と機能性物質のみからなる機能性物質含有層100を中間層とし、その両面に、熱融着性樹脂を含む他の層300を配置して、四辺をヒートシールすることにより、多層構造の機能性シートを形成することができる。機能性物質含有層の両面に配置される他の層300のうちの少なくとも一方は、それを介して機能性物質含有層の色変化を使用者が視認することのできる構成を有する。例えば、他の層300は、透明であってもよく、半透明であってもよく、機能性物質含有層の構成材料が外部に漏れ出ないような網目サイズを有するメッシュ構造であってもよい。
接着層の形成方法は特に限定されないが、ホットメルト加工によって得られた接着層であることが好ましい。ホットメルト加工は、熱可塑性樹脂を溶かして押し出し、シートとシートを接着する加工方法である。機能性物質含有層と他の層を接合する際の層間接着に用いることができる。
エンボス加工は、凸凹模様を彫った押し型で強圧し、熱を加える加工である。この方法もまた、多層構造の層間接着に用いることができる。また、この方法は、単層または多層構造の機能性シートに凹凸などの表面加工を施すために用いることもできる。
機能性シートにおける機能性物質の配合量は、用途および所望の効果によっても異なる。
機能性シートの坪量は、用途に応じて適宜設定することができる。例えば、10~4000g/m2であることが好ましく、30~3000g/m2がより好ましく、50~300g/m2がさらに好ましい。前記坪量が小さすぎると均一なシート(不織布)を作製することが困難になる場合があり、前記坪量が大きすぎると使用時のハンドリングが悪くなる場合がある。
本発明において、機能性物質含有層は、乾式法で設けられた層である。本発明で用いることのできる乾式法には、水を使用しない非水系の任意の層形成方法が含まれる。
本発明の実施の形態に適用可能な、色素溶液(pH指示薬混合溶液)の担体への適用方法について説明する。
色素溶液(pH指示薬混合溶液)を作製するのに適用可能な溶媒の例としては、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エステル類、アルコール類等の非水系の溶媒(有機溶剤)が挙げられる。色素溶液の構成材料となるべき薬剤(pH指示薬、第四級アンモニウム塩、および適宜、結合剤等)を溶解して均一な色素溶液を調製することができ、担体に色素溶液をコーティングした後に、減圧乾燥等の手法によって除去可能な溶媒がよい。特にアルコール類がよく、さらにはイソプロピルアルコールがよい。
色素(pH指示薬)の配合量は、使用する色素によって異なるが、使用時に明瞭な色変化が認められる量がよい。例えばチモールフタレインの配合量は、担体の重量に対して0.01~0.5%(w/w)が好ましく、より好ましくは0.02~0.1%(w/w)である。なお、ここでいう担体とは、機能性シートのうち、そのpH指示薬が配合される機能性物質含有層の構成要素(繊維、粉末等)をいう。
pH指示薬Iを固定した担体は、機能性物質含有層100、110、120に任意の割合で配合することが出来る。機能性シートの色変化の視認性の観点から、pH指示薬Iの色変化が明瞭に確認できることが好ましい。
例えば、エアレイド法を採用するウェブ形成装置で、pH指示薬および機能性物質を含む機能性物質含有層を作製し、他の層が含まれる場合は、機能性物質含有層に対して他の層を別途積層させる製造方法を用いることができる。そのような方法として、機能性物質含有層の表面に、例えばポリエチレン(PE)のような熱融着性樹脂Bを配置し、熱融着性樹脂Bを熱により溶融させて接合する方法がある。あるいはまた、エアレイド法を採用するウェブ形成装置で機能性物質含有層(例えば、熱融着性樹脂Aを含む機能性物質含有層120)を作製する際に、機能性物質含有層120となるウェブ層を搬送するためのキャリアシートに本発明の他の層300を用いることによって、他の層300と機能性物質含有層120との積層体を形成して、本発明の実施の形態に係る層構成を有する機能性シートを得てもよい。また、別途作製した機能性シートの各層を、エンボス加工やヒートシール加工により接合させてもよい。また、機能性シートの各層の接合面の少なくとも一方に熱可塑性樹脂のようなホットメルト接着剤などにより接着層(粘着層)を設けて、ホットメルト加工により各層を接合させる方法などもある。製造時における、機能性物質の水との接触および溶解を防ぐために、本発明において、これらの積層は乾式法(非水系)にて行う。
<色素溶液の作製>
2%チモールフタレイン溶液50g、50%塩化ベンザルコニウム水溶液10g、およびポリビニルブチラール40gをイソプロパノールに溶解し、合計500gになるようにイソプロパノールで質量/質量基準でメスアップした。ポリビニルブチラールが完全に溶解するまで混合して混合液を調製し、色素溶液C1とした。
粉末状のセルロース繊維(繊維長0.2mm)をミキサーで攪拌しながら、色素溶液C1を添加し、繊維と色素溶液が均一に混合するまで攪拌した。次いで乾燥機で105℃2時間の条件で乾燥させて、溶剤を除去し、粉末状の色素コーティングセルロース繊維(繊維長0.2mm)を得た。
ショートカットのポリエチレン(PE)熱融着性繊維(以下、PE繊維とも記載する)およびショートカットのポリエチレンテレフタレート(PET)繊維(以下、PET繊維とも記載する)をそれぞれ解繊処理して、それぞれの解繊ショートカットファイバーを得た。
(発色の確認)
形成したシートを5cm×5cm四方の大きさに裁断し、シート重量の5倍量の水を含ませた際の、発色およびpHを確認した。
<色素溶液の作製>
2%チモールフタレイン溶液50g、および50%塩化ベンザルコニウム水溶液20gをイソプロパノールに溶解し、500gになるように質量/質量基準でイソプロパノールでメスアップした。ポリビニルブチラールが完全に溶解するまで混合し、色素溶液C2を調製した。
(発色の確認)
形成したシートを5cm×5cm四方の大きさに裁断し、シート重量の5倍量の水を含ませた際の、発色およびpHを確認した。
<色素溶液の作製>
実施例2と同様にして、色素溶液C2を調製した。
フラップパルプを解繊した繊維と、ショートカットのポリエチレン(PE)熱融着性繊維およびショートカットのポリエチレンテレフタレート(PET)繊維をそれぞれ解繊処理した解繊ショートカットファイバーと、を得た。
形成したシートに色素溶液をスプレーで均一に噴霧して色素を付着させた。スプレー噴霧する色素溶液は、不織布シート100gに対し、50gを使用した。スプレー噴霧後の不織布は、乾燥機で105℃2時間の条件で乾燥し、溶剤を除去した。
(発色の確認)
形成したシートを5cm×5cm四方の大きさに裁断し、シート重量の5倍量の水を含ませた際の、発色およびpHを確認した。
次に、発色したシートで白いプラスチックシートを拭き、色移りを目視で確認した。ここで「色移り」とは、シートの発色成分である色素がシート外に溶出し、プラスチックシートに移動することを言う。色移りの程度は、色素がシートに対してどの程度しっかりと固定されているかの指標となる。色移りの程度が小さいほど、色素がシートに対してよりしっかりと固定されているということができ、好ましい。色移りは、確認できないことがより好ましい。
<色素溶液の作製>
2%チモールフタレイン溶液50g、およびポリビニルブチラール40gをイソプロパノールに溶解し、500gになるように質量/質量基準でイソプロパノールでメスアップした。ポリビニルブチラールが完全に溶解するまで混合し、色素溶液R1を調製した。
(発色の確認)
形成したシートを5cm×5cm四方の大きさに裁断し、シート重量の5倍量の水を含ませた際の、発色およびpHを確認した。
次に、発色したシートで白いプラスチックシートを拭き、色移りを目視で確認した。
<色素溶液の作製>
2%チモールフタレイン溶液50g、50%塩化ベンザルコニウム水溶液10g、および水溶性高分子化合物のポリビニルピロリドン40gをイソプロパノールに溶解し、500gになるように質量/質量基準でイソプロパノールでメスアップした。ポリビニルピロリドンが完全に溶解するまで混合し、色素溶液R2を調製した。
(発色の確認)
形成したシートを5cm×5cm四方の大きさに裁断し、シート重量の5倍量の水を含ませた際の、発色およびpHを確認した。
次に、発色したシートで白いプラスチックシートを拭き、色移りを目視で確認した。
1. pH指示薬と、機能性物質と、担体と、を含有する層を備え、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定されていることを特徴とする、機能性シート。
2. 結合剤をさらに含み、前記pH指示薬は、前記第四級アンモニウム塩と、前記結合剤と、によって前記担体に固定されていることを特徴とする、1.に記載の機能性シート。
3. 前記層は、繊維を含み、前記繊維によって形成される空隙に、前記pH指示薬が固定された前記担体と、前記機能性物質と、が保持されていることを特徴とする、1.または2.に記載の機能性シート。
このとき、前記担体は、前記層に含まれる繊維の少なくとも一部を構成する繊維であってもよい。また、このとき、前記繊維によって形成される空隙に、前記担体(繊維)に固定された形態の前記pH指示薬と、前記機能性物質と、が保持されていてもよい。
4. 前記層は、熱融着性樹脂を含み、前記pH指示薬が固定された前記担体の一部は、当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、1.から3.のいずれかに記載の機能性シート。
5. 前記層に隣接する隣接層は、熱融着性樹脂を含み、前記層中に存在する前記pH指示薬を固定した担体の一部が当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、1.から4.のいずれかに記載の機能性シート。
6. 前記第四級アンモニウム塩は、塩化ベンジルコニウム、塩化セチルピリジウム、塩化ベンゼトニウム、およびジデシルジメチルアンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、1.から5.のいずれかに記載の機能性シート。
7. 前記pH指示薬を固定する担体は、セルロースおよび/またはセルロース誘導体であることを特徴とする、1.から6.のいずれか一項に記載の機能性シート。
8. 前記結合剤は、非水溶性高分子化合物であることを特徴とする、2.から7.のいずれかに記載の機能性シート。
9. 前記機能性物質は、金属酸化物および/または金属水酸化物であることを特徴とする、1.から8.のいずれかに記載の機能性シート。
10. 前記機能性物質は、シクロデキストリンであることを特徴とする、1.から8.のいずれかに記載の機能性シート。
11. 前記機能性物質は、炭酸ガス発生剤であることを特徴とする、1.から8.のいずれかに記載の機能性シート。
12. 1.から11.のいずれかに記載の機能性シートの製造方法であって、
前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩と前記結合剤とを非水系の有機溶剤中に溶解する工程と、
前記工程により得られた溶液を、前記担体に付与する工程と、
を含むことを特徴とする、機能性シートの製造方法。
13. 前記担体をシート化する工程をさらに含み、
前記付与する工程は、前記シート化する工程の前に行われることを特徴とする、12.に記載の製造方法。
14. 前記担体をシート化する工程をさらに含み、
前記付与する工程は、前記シート化する工程の後に行われることを特徴とする、12.に記載の製造方法。
30 ウェブ原料供給手段
41 第1のキャリアシート
51 第2のキャリアシート
A 熱融着性樹脂
B 熱融着性樹脂
D 機能性物質
F 繊維
I pH指示薬
W エアレイドウェブ
100 機能性物質含有層
110 繊維を含む機能性物質含有層
120 熱融着性樹脂Aを含む機能性物質含有層
200 熱融着性樹脂Bを含む層
300 他の層
500 接着層
Claims (10)
- pH指示薬と、機能性物質と、担体と、を含有する層を備え、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定されており、前記機能性物質は、水と接触して機能を発揮する物質または水を介した反応により機能を発揮する物質であり、
前記層は、少なくとも、前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とが付与された前記担体と、前記機能性物質と、を原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化することによって作製されていることを特徴とする、機能性シート。 - pH指示薬と、機能性物質と、担体と、を含有する層を備え、前記pH指示薬は、第四級アンモニウム塩によって前記担体に固定されており、前記機能性物質は、水と接触して機能を発揮する物質または水を介した反応により機能を発揮する物質であり、
前記層は、少なくとも、前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とが付与された前記担体と、前記機能性物質と、を原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化することによって作製されており、前記機能性物質は、前記層に、粉末または粒子の状態で保持されていることを特徴とする、機能性シート。 - 結合剤をさらに含み、前記pH指示薬は、前記第四級アンモニウム塩と、前記結合剤と、によって前記担体に固定されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の機能性シート。
- 前記結合剤は、非水溶性高分子化合物であることを特徴とする、請求項3に記載の機能性シート。
- 前記層は、前記原料に繊維を含み、前記繊維によって形成される空隙に、前記pH指示薬が固定された前記担体と、前記機能性物質と、が保持されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の機能性シート。
- 前記層は、前記原料に熱融着性樹脂を含み、前記pH指示薬が固定された前記担体の一部は、当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の機能性シート。
- 前記層に隣接する隣接層は、熱融着性樹脂を含み、前記層中に存在する前記pH指示薬を固定した担体の一部が当該熱融着性樹脂で被覆された状態で固定されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の機能性シート。
- 前記第四級アンモニウム塩は、塩化ベンジルコニウム、塩化セチルピリジウム、塩化ベンゼトニウム、およびジデシルジメチルアンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の機能性シート。
- 前記pH指示薬を固定する担体は、セルロースおよび/またはセルロース誘導体であることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の機能性シート。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の機能性シートの製造方法であって、
前記pH指示薬と前記第四級アンモニウム塩とを非水系の有機溶剤中に溶解する工程と、
前記工程により得られた溶液を、前記担体に付与する工程と、
少なくとも、前記担体と、前記機能性物質と、を原料とし、当該原料をエアレイド法を用いてシート化して前記層を作製する工程と、
をこの順番に含むことを特徴とする、機能性シートの製造方法。
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