JPH07191013A - ｐＨセンサー色素粒子 - Google Patents
ｐＨセンサー色素粒子Info
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- JPH07191013A JPH07191013A JP5347477A JP34747793A JPH07191013A JP H07191013 A JPH07191013 A JP H07191013A JP 5347477 A JP5347477 A JP 5347477A JP 34747793 A JP34747793 A JP 34747793A JP H07191013 A JPH07191013 A JP H07191013A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】水素イオン濃度差により色相が変化するｐＨ指
示薬色素を固定化し、耐久性のある繰返し使用が可能な
ｐＨに感応するプリントインクの組成物を提供する。 【構成】ｐＨ指示薬色素、例えばブロモチモールブル
ー、ブロモクレゾールグリン、クレゾールレッド、フェ
ノールフタレインなどをカチオン基を持つ吸水性ポリマ
ー（例えばアクリル酸、アクリルアミド、メタクリル、
ジメチルアミノ化合物のグリシジルエーテル部分架橋型
吸水ポリマー）と組み合わせ、低分子カチオン剤、染料
固着剤（フィックス剤）などとの組み合わせでは得られ
ないｐＨセンサー機能を持つ鮮明色の水不溶性粒子を造
る。繊維製品に適用し、酸性雨の感知などに用いられ
る。
示薬色素を固定化し、耐久性のある繰返し使用が可能な
ｐＨに感応するプリントインクの組成物を提供する。 【構成】ｐＨ指示薬色素、例えばブロモチモールブル
ー、ブロモクレゾールグリン、クレゾールレッド、フェ
ノールフタレインなどをカチオン基を持つ吸水性ポリマ
ー（例えばアクリル酸、アクリルアミド、メタクリル、
ジメチルアミノ化合物のグリシジルエーテル部分架橋型
吸水ポリマー）と組み合わせ、低分子カチオン剤、染料
固着剤（フィックス剤）などとの組み合わせでは得られ
ないｐＨセンサー機能を持つ鮮明色の水不溶性粒子を造
る。繊維製品に適用し、酸性雨の感知などに用いられ
る。
Description
【０００１】
【産業利用上の分野】紙、繊維、プラスチック、木材、
剛材などの着色剤として用いる。特に、自然環境、生活
環境、工業分野での温度、水分とｐＨの変化を色剤の呈
色変化により表現するものである。
剛材などの着色剤として用いる。特に、自然環境、生活
環境、工業分野での温度、水分とｐＨの変化を色剤の呈
色変化により表現するものである。
【０００２】
【従来の技術】ｐＨの測定は、公知のリトマス試験紙・
ｐＨ試験紙・水素イオン濃度計などが知られている。そ
の他、ｐＨ指示薬の滴定用試薬も知られている。これら
は、ｐＨを測定するためのみに設計されたものである。
特に、ｐＨ試験紙の使用は一回限りであり、この指示薬
を固着剤で強固に固定し、繰返し使用できるものは、今
だ発表されていない。
ｐＨ試験紙・水素イオン濃度計などが知られている。そ
の他、ｐＨ指示薬の滴定用試薬も知られている。これら
は、ｐＨを測定するためのみに設計されたものである。
特に、ｐＨ試験紙の使用は一回限りであり、この指示薬
を固着剤で強固に固定し、繰返し使用できるものは、今
だ発表されていない。
【０００３】特開昭５８−７０７０７、特開昭６０−１
８１３７９で提案されているｐＨ指示薬の固定化は、素
材に染着させようとするものであるが色材の染着性、繊
維の適性範囲が狭く、現在工業的に広く利用されるに至
っていない。
８１３７９で提案されているｐＨ指示薬の固定化は、素
材に染着させようとするものであるが色材の染着性、繊
維の適性範囲が狭く、現在工業的に広く利用されるに至
っていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ｐＨによる呈色変化す
る指示薬色素を湿度、水分で感応する状態のまま紙、繊
維、プラスチック、木材、その他担体にプリントし、ｐ
Ｈセンサー機能を発揮させることで繰返し使用が可能な
ｐＨセンサーの附与加工を可能とする。
る指示薬色素を湿度、水分で感応する状態のまま紙、繊
維、プラスチック、木材、その他担体にプリントし、ｐ
Ｈセンサー機能を発揮させることで繰返し使用が可能な
ｐＨセンサーの附与加工を可能とする。
【０００５】ｐＨ呈色指示薬色材を水溶媒中で固定化
（固着）する担体としてカチオン基を有する微粒子を用
い色材吸着体とし、さらにマイクロカプセル化、色材の
包接などによる固定化をし、この粒子を色材とし工業的
に利用しようとすることにある。
（固着）する担体としてカチオン基を有する微粒子を用
い色材吸着体とし、さらにマイクロカプセル化、色材の
包接などによる固定化をし、この粒子を色材とし工業的
に利用しようとすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】単にアニオン性、カチオ
ン性のバインダーに配合して各種素材に適用したもの
は、ｐＨ指示薬色素をｐＨ指示薬の固着度が実用的でな
かった。本発明はカチオン性を有する微粒子とｐＨ指示
薬色素とを組み合わせたもの及びアニオン基を有する吸
水ポリマー粒子と組み合わせたときｐＨセンサー機能を
有し、繰返し使用のできる耐水性の色材を得ようとする
ものである。この指示薬色素を結合又は含有する微粒子
体と混和性のあるエマルジョン樹脂（バインダー）を加
え、プリントインキ組成とする。
ン性のバインダーに配合して各種素材に適用したもの
は、ｐＨ指示薬色素をｐＨ指示薬の固着度が実用的でな
かった。本発明はカチオン性を有する微粒子とｐＨ指示
薬色素とを組み合わせたもの及びアニオン基を有する吸
水ポリマー粒子と組み合わせたときｐＨセンサー機能を
有し、繰返し使用のできる耐水性の色材を得ようとする
ものである。この指示薬色素を結合又は含有する微粒子
体と混和性のあるエマルジョン樹脂（バインダー）を加
え、プリントインキ組成とする。
【０００７】この組成物は、配合された指示薬が単なる
低分子の極性物質と結合した時に生じる暗色の沈殿物と
ならず、あたかもその物体に染色されたような鮮明な色
相を呈しており、またｐＨに対しても感度を有している
ことがわかった。
低分子の極性物質と結合した時に生じる暗色の沈殿物と
ならず、あたかもその物体に染色されたような鮮明な色
相を呈しており、またｐＨに対しても感度を有している
ことがわかった。
【０００８】ｐＨ指示薬色素は、水中の水素イオン濃度
に感応して色相が変化することは周知の通りで本発明の
組成物は、親水性の指示薬の基本的な性質を有しつつ、
水不溶性の粒子となり、かつバインダーで固定されてい
るため多量の水と接しても流れ出さない。
に感応して色相が変化することは周知の通りで本発明の
組成物は、親水性の指示薬の基本的な性質を有しつつ、
水不溶性の粒子となり、かつバインダーで固定されてい
るため多量の水と接しても流れ出さない。
【０００９】
【発明の構成】本発明は、ｐＨ指示薬色素と極性のある
吸水ポリマー粒子とベヒクルとしてのエマルジョン樹脂
とから成ることが最も好ましい。
吸水ポリマー粒子とベヒクルとしてのエマルジョン樹脂
とから成ることが最も好ましい。
【００１０】ｐＨ指示薬色素としては、次のようなもの
が揚げられる。メチルバイオレット、メタクレゾールパ
ーブル、メタニルイエローチモールブルー、キシレンブ
ルー、ペンタメトキシレッド、トロパエオリン、ベンゾ
ペーパリン、キナルジンレッド、アリザリンイエロ
ー、、ジニトロフェノール、ヘキサメチロキレッド、メ
チルイエロー、ダイレクトパープル、ブロモフェノール
ブルー、テトロブロモフェノールブルー、コンゴレッ
ド、メチルオレンジ、ブロモクロロフェノールブルー、
エトキシクリゾイジン、ナフチルレッド、アリザリンサ
ルフォネート、ブロモクレゾールグリン、ガリエンジニ
トロフェノール、メチルレッド、クロロフェノールレッ
ド、ヘプタメトキシレッド、ニロトフェノール、ブロモ
クレゾールパープル、ブロモフェノールレッド、アリザ
リンなどの酸性領域で変色域をもつ色素。
が揚げられる。メチルバイオレット、メタクレゾールパ
ーブル、メタニルイエローチモールブルー、キシレンブ
ルー、ペンタメトキシレッド、トロパエオリン、ベンゾ
ペーパリン、キナルジンレッド、アリザリンイエロ
ー、、ジニトロフェノール、ヘキサメチロキレッド、メ
チルイエロー、ダイレクトパープル、ブロモフェノール
ブルー、テトロブロモフェノールブルー、コンゴレッ
ド、メチルオレンジ、ブロモクロロフェノールブルー、
エトキシクリゾイジン、ナフチルレッド、アリザリンサ
ルフォネート、ブロモクレゾールグリン、ガリエンジニ
トロフェノール、メチルレッド、クロロフェノールレッ
ド、ヘプタメトキシレッド、ニロトフェノール、ブロモ
クレゾールパープル、ブロモフェノールレッド、アリザ
リンなどの酸性領域で変色域をもつ色素。
【００１１】ジブロモフェノールテトラブロモフェノー
ルサルホフタレイン、ブロモチモールブルー、インドオ
キシン、キノリンブルー、ナチュラルレッド、ロゾリッ
クアッシド、フェノールレッド、クレゾールレッド、ナ
フトールフタレイン、メタクレゾールパープル、エチル
ビス、ジニトロフェニルアセテート、トロパオリン、チ
モールブルー、キシレンブルー、クレゾールフタレイ
ン、フェノールフタレインなどの中性（６〜８）で変色
領域をもつもの。
ルサルホフタレイン、ブロモチモールブルー、インドオ
キシン、キノリンブルー、ナチュラルレッド、ロゾリッ
クアッシド、フェノールレッド、クレゾールレッド、ナ
フトールフタレイン、メタクレゾールパープル、エチル
ビス、ジニトロフェニルアセテート、トロパオリン、チ
モールブルー、キシレンブルー、クレゾールフタレイ
ン、フェノールフタレインなどの中性（６〜８）で変色
領域をもつもの。
【００１２】アルカリ領域で変色（呈色）域を持つチモ
ールフタレイン、ナフトールベンゼイン、アリザリンイ
エロー、ニトラミン、トロパエオシン、トリニトロベン
ゼン、インジゴカーミンなどが利用できる。
ールフタレイン、ナフトールベンゼイン、アリザリンイ
エロー、ニトラミン、トロパエオシン、トリニトロベン
ゼン、インジゴカーミンなどが利用できる。
【００１３】これらの指示薬単独又は組合せによりｐＨ
センサー色素として用いる。
センサー色素として用いる。
【００１４】カチオン基を有する微粒子体としては、次
のようなものが揚げられる。アクリル酸アミノアルキル
及びメタクリルアミノアルキルエステル類アミド基を有
するものジメチルアミノプロピルアクリルアミド、アク
リルアミド−３−メチルブケルジメチルアミと第４級ア
ニモニウム塩、ビニルピリジン、ジアリルアミン、アミ
ン、アミド附加物、アミンオキシド、Ｎ−ビニルイミダ
ゾール、ビニルベンジルアンモニウム塩、ジアリルアン
モニウム塩。
のようなものが揚げられる。アクリル酸アミノアルキル
及びメタクリルアミノアルキルエステル類アミド基を有
するものジメチルアミノプロピルアクリルアミド、アク
リルアミド−３−メチルブケルジメチルアミと第４級ア
ニモニウム塩、ビニルピリジン、ジアリルアミン、アミ
ン、アミド附加物、アミンオキシド、Ｎ−ビニルイミダ
ゾール、ビニルベンジルアンモニウム塩、ジアリルアン
モニウム塩。
【００１５】これらの重合体、附加重合体、共重合体な
どの粒子と繊維・紙・プラスチックなどの表面への密着
させる目的でアクリル系、酢ビ、エマルジョン、合成ゴ
ムラテックスなどを構成成分とする。
どの粒子と繊維・紙・プラスチックなどの表面への密着
させる目的でアクリル系、酢ビ、エマルジョン、合成ゴ
ムラテックスなどを構成成分とする。
【００１６】極性をもつ水溶性ポリマーにｐＨ指示薬を
混合し、次に部分架橋によるヒドロゲル粒子を得る方法
も有効であった。又、アミノ基、カルボキシル基を有す
るエマルジョン樹脂ラテックス、ディスパージョン樹脂
にｐＨ指示薬を結合させることもできる。この場合、さ
らに極性ヒドロゲル膜で粒子表面を覆うことによりｐＨ
指示薬を固定すると耐久性が向上することも観察され
た。
混合し、次に部分架橋によるヒドロゲル粒子を得る方法
も有効であった。又、アミノ基、カルボキシル基を有す
るエマルジョン樹脂ラテックス、ディスパージョン樹脂
にｐＨ指示薬を結合させることもできる。この場合、さ
らに極性ヒドロゲル膜で粒子表面を覆うことによりｐＨ
指示薬を固定すると耐久性が向上することも観察され
た。
【００１７】公知のｐＨ指示薬の水溶液あるいは、水、
アルコール混合溶液をイオン吸着、包接作用及びコアセ
ルベートによるヒドロゲルカプセル作用などによる色材
を固定させる。
アルコール混合溶液をイオン吸着、包接作用及びコアセ
ルベートによるヒドロゲルカプセル作用などによる色材
を固定させる。
【００１８】このカチオン基を有する微粒子と指示薬と
の混合物の膜として固着させるためエマルジョン樹脂、
ゴムラテックスを配合し、担体への膜としての固着を高
める。
の混合物の膜として固着させるためエマルジョン樹脂、
ゴムラテックスを配合し、担体への膜としての固着を高
める。
【００１９】このような構成物は、ｐＨ指示薬が固定さ
れ耐久性のあるｐＨセンサーシートが得られる。
れ耐久性のあるｐＨセンサーシートが得られる。
【００２０】
【作用】前述組成物の塗布シート（繊維、紙、プラスチ
ックシート、木材ボードなどに適用したもの）は、ｐＨ
センサー機能を有し、かつ耐久性があり繰返し使用が可
能となった。
ックシート、木材ボードなどに適用したもの）は、ｐＨ
センサー機能を有し、かつ耐久性があり繰返し使用が可
能となった。
【００２１】先に述べたｐＨ指示薬溶液をカチオン基を
有する高分子ポリマー親液性コロイド（吸水ポリマー）
水溶液に添加すると、指示薬液の極性とポリマーの極性
からイオン結合する現象が確認された。これは低分子の
極性物質で指示薬を結合させたときに比べ、色相の変化
がなく、指示薬本来の呈色性を損うことがないことが認
められた。極性ポリマー水溶液は、反極性の物質と接触
すると水を含み、不溶性物を生成することが知られてお
り、ｐＨ指示薬がこの作用による水分を含みつつ不溶物
粒子となる。この不溶物はｐＨ センサー機能を失って
いないことが観察された。
有する高分子ポリマー親液性コロイド（吸水ポリマー）
水溶液に添加すると、指示薬液の極性とポリマーの極性
からイオン結合する現象が確認された。これは低分子の
極性物質で指示薬を結合させたときに比べ、色相の変化
がなく、指示薬本来の呈色性を損うことがないことが認
められた。極性ポリマー水溶液は、反極性の物質と接触
すると水を含み、不溶性物を生成することが知られてお
り、ｐＨ指示薬がこの作用による水分を含みつつ不溶物
粒子となる。この不溶物はｐＨ センサー機能を失って
いないことが観察された。
【００２２】さらに、極性ポリマーは他の水溶液との混
合で穏やかな相分離を起こすことも知られている。すな
わち、ゼラチン、アラビアガム溶液のコアセルベートに
よるマイクロカプセルの原理を利用することができる。
合で穏やかな相分離を起こすことも知られている。すな
わち、ゼラチン、アラビアガム溶液のコアセルベートに
よるマイクロカプセルの原理を利用することができる。
【００２３】又、強いカチオン性の水溶性微粒子芯物質
と弱いアニオンポリマー溶液を配合するとカチオン粒子
の周囲にアニオンポリマーが吸着されたヒドロゲル粒子
が得られる。この粒子は、サイクロデキストリンで代表
されるような包接作用があると考えられる。この組成物
にｐＨ指示薬を混合すると指示薬は、包接され固定され
る現象が認められた。
と弱いアニオンポリマー溶液を配合するとカチオン粒子
の周囲にアニオンポリマーが吸着されたヒドロゲル粒子
が得られる。この粒子は、サイクロデキストリンで代表
されるような包接作用があると考えられる。この組成物
にｐＨ指示薬を混合すると指示薬は、包接され固定され
る現象が認められた。
【００２４】このような作用により従来、水溶性のｐＨ
指示薬は、濾紙に吸着された固定されない状態で利用さ
れるｐＨ試験紙や特開昭６０−１８１３７９で公知の呈
色剤の染着繊維の加工をすることなく、塗布するのみで
極めて耐久性のあるｐＨセンサー物が得られた。
指示薬は、濾紙に吸着された固定されない状態で利用さ
れるｐＨ試験紙や特開昭６０−１８１３７９で公知の呈
色剤の染着繊維の加工をすることなく、塗布するのみで
極めて耐久性のあるｐＨセンサー物が得られた。
【００２５】
【実施例】ｐＨ指示薬色素調製（略名） 次に揚げる指示薬を水とエチルアルコール１：１（重量
比）溶媒を使用。 チモールブルー１％溶液を調製（ＴＢ液） メチルレッド１％溶液を調製（ＭＲ液） ブロモチモールブルー１％溶液を調製（ＢＴＢ液） メチルオレンジ１％溶液を調製（ＭＯ液） ブロモクレゾールグリーン１％溶液を調製（ＢＣＧ液） クロロフェノールレッド１％溶液を調製（ＣＰＲ液） クレゾールレッド１％溶液を調製（ＣＰ液） フェノールフタレイン１％溶液を調製（ＰＰ液） リトマス１％溶液を調製（リトマス液）
比）溶媒を使用。 チモールブルー１％溶液を調製（ＴＢ液） メチルレッド１％溶液を調製（ＭＲ液） ブロモチモールブルー１％溶液を調製（ＢＴＢ液） メチルオレンジ１％溶液を調製（ＭＯ液） ブロモクレゾールグリーン１％溶液を調製（ＢＣＧ液） クロロフェノールレッド１％溶液を調製（ＣＰＲ液） クレゾールレッド１％溶液を調製（ＣＰ液） フェノールフタレイン１％溶液を調製（ＰＰ液） リトマス１％溶液を調製（リトマス液）
【００２６】カチオン基を有する微粒子成分の調製（呼
名） アクリル酸・アクリルアミド・メタクリル酸Ｎ，Ｎ−ジ
メチルアミノエチル共重合物のグリセロールグリシジル
エーテルによる部分架橋物（ＤＭＡＥ・エポキシ架橋
粒） アクリル酸・ジエチルアミノメチレン化アクリルアミド
共重合物のメチロールメラミンによる部分架橋物（ＤＡ
ＡＭＡＡ・メラミン架橋） アクリル酸エチル・アクリル酸ジメチルアミノ共重合物
乳液（３０％イソシアネート架橋物） スチレン・ジビニルベンゼン共重合物のジメチルアミノ
化物懸濁液（ＳＶＢＭＡ・イオン交換樹脂）
名） アクリル酸・アクリルアミド・メタクリル酸Ｎ，Ｎ−ジ
メチルアミノエチル共重合物のグリセロールグリシジル
エーテルによる部分架橋物（ＤＭＡＥ・エポキシ架橋
粒） アクリル酸・ジエチルアミノメチレン化アクリルアミド
共重合物のメチロールメラミンによる部分架橋物（ＤＡ
ＡＭＡＡ・メラミン架橋） アクリル酸エチル・アクリル酸ジメチルアミノ共重合物
乳液（３０％イソシアネート架橋物） スチレン・ジビニルベンゼン共重合物のジメチルアミノ
化物懸濁液（ＳＶＢＭＡ・イオン交換樹脂）
【００２７】アニオン基を有する微粒子成分の調製（呼
名） アクリル酸・メタクリル酸・アクリル酸エチル共重合物
乳液（４０％アクリル酸エチル樹脂乳液） アクリル酸・無水マレイン酸・アクリル酸メチル・スチ
レン共重合物乳液（４５％アクリル・スチレン共重合樹
脂乳液） アクリル酸・イタコン酸・アクリル酸エチル・メタクリ
ル酸メチル共重合物乳液（４０％アクリル・メタクリル
共重合樹脂乳液） スチレン・ジビニルベンゼン共重合物ソジウムスルホン
化物懸濁液（２０％ＳＶＢアニオン交換樹脂液）
名） アクリル酸・メタクリル酸・アクリル酸エチル共重合物
乳液（４０％アクリル酸エチル樹脂乳液） アクリル酸・無水マレイン酸・アクリル酸メチル・スチ
レン共重合物乳液（４５％アクリル・スチレン共重合樹
脂乳液） アクリル酸・イタコン酸・アクリル酸エチル・メタクリ
ル酸メチル共重合物乳液（４０％アクリル・メタクリル
共重合樹脂乳液） スチレン・ジビニルベンゼン共重合物ソジウムスルホン
化物懸濁液（２０％ＳＶＢアニオン交換樹脂液）
【００２８】添加剤 キサンタンガム（５％水溶液）
【００２９】 プリントインク調製 TB MR BTB MO BCG CPR CR PP リトマス ＴＢ液 10 ＭＲ液 10 ＢＴＢ液 10 ＭＯ液 10 ＢＣＧ液 10 ＣＰＲ液 10 ＣＲ液 10 ＰＰ液 10 リトマス液 10 ＤＭＡＥ・エポキシ架橋粒 30 30 ＤＡＡＭＡＡ・メラミン架橋 30 30 ３０％イソシアネート架橋物 30 30 ＳＶＢＭＡ・イオン交換樹脂 30 ２０％ＳＶＢアニオン交換樹脂液 30 30 キサンタンガム（５％液） 60 60 60 60 60 60 60 60 60 合計（１００％重量表記）
【００３０】 参考組成対比用 TB MR BTB MO BCG CPR CR PP リトマス 10 10 10 10 10 10 10 10 10 ４５％アクリル酸エステル共重合 30 30 30 樹脂乳液（ボンコート Ｒ−３３１０） （大日本インキ社製） ４５％アクリル・スチレン 30 30 30 共重合樹脂乳液 （ペガール ８４１ 高圧ガス社製） ４０％アクリル・メタクリル共重合樹脂 30 30 30 乳液（テイサンレジン ＮＦＡ−８３０） （帝国化学社製） キサンタンガム（５％液） 60 60 60 60 60 60 60 60 60 合計（１００％重量表記）
【００３１】布帛上での固着性能評価 布への捺染による対比テスト 前述プリントインクを綿ブロード（＃４０）にスクリー
ン捺染（スクリーンメッシュ１００、１回スケージ）−
乾燥（室温３０分）−ベーキング（１３０℃３分）を行
い、ｐＨセンサー機能と耐水性を調べた。 評価基準 ○印：水浸漬１時間−乾燥後の色相 変退色ほとんどな
し浸漬水への色流れほとんど認められず ×印：水浸漬１時間−乾燥後の色相 １／２以下に退色
浸漬水への色流れが著しい
ン捺染（スクリーンメッシュ１００、１回スケージ）−
乾燥（室温３０分）−ベーキング（１３０℃３分）を行
い、ｐＨセンサー機能と耐水性を調べた。 評価基準 ○印：水浸漬１時間−乾燥後の色相 変退色ほとんどな
し浸漬水への色流れほとんど認められず ×印：水浸漬１時間−乾燥後の色相 １／２以下に退色
浸漬水への色流れが著しい
【００３２】本発明の効果 ｐＨ変化領域耐水性 色相 ｐＨ 色相本法試作組成参考組成 ＴＢ黄 ６−９ 青○× ＭＲ赤 ４−７ 黄○× ＢＴＢ黄 ６−８ 青○× ＭＯ赤 ３−５ 黄○× ＢＣＧ黄 ３−６ 青○× ＣＰＲ黄 ４−７ 赤○× ＣＲ黄 ７−９ 赤○× ＰＰ無 ８−１０ 赤○× リトマス赤 ４−９ 青○×
【００３３】
【発明の効果】ｐＨ指示薬と極性を有する微粒子とを組
み合わせてなる本発明組成物は、通常の水に浸漬しても
耐久性があり、水中への水の流れ出しがないことから、
繰返し使用ができるｐＨ試験片として利用できる、
繊維製品に適用しｐＨセンサー機能を有し、また接触す
る他の物質（人体や他の着用衣料）を汚染させることな
いことから、日常の衣料として利用できる、酸性雨や
日常生活でのガス、汚濁水などｐＨを色素変化で察知で
きることからｐＨの環境変化を特別な検知器を用いなく
ても知ることができるなど、この利用効果は絶大であ
る。
み合わせてなる本発明組成物は、通常の水に浸漬しても
耐久性があり、水中への水の流れ出しがないことから、
繰返し使用ができるｐＨ試験片として利用できる、
繊維製品に適用しｐＨセンサー機能を有し、また接触す
る他の物質（人体や他の着用衣料）を汚染させることな
いことから、日常の衣料として利用できる、酸性雨や
日常生活でのガス、汚濁水などｐＨを色素変化で察知で
きることからｐＨの環境変化を特別な検知器を用いなく
ても知ることができるなど、この利用効果は絶大であ
る。
Claims (6)
- 【請求項１】 極性をもつ吸水性ポリマー粒子とｐＨ指
示薬とを組み合わせることを特徴とするｐＨセンサー機
能を有する色素粒子組成物。 - 【請求項２】 ｐＨ指示薬色素をカチオン基を有する吸
水性ポリマー粒子１〜１００μｍと組み合わせたことを
特徴とする組成物。及びｐＨ指示薬色素とアニオン基を
有する吸水性ポリマー粒子１〜１００μｍに配合した着
色組成物を特徴とする請求項 １記載組成物。 - 【請求項３】 ｐＨ指示薬色素としては、ｐＨ試験紙に
用いる水又はアルコールに溶解する色素を用いた請求項
１記載の組成物。 - 【請求項４】 カチオン基を有する微粒子としてタンパ
ク質、ゼラチン、ビニルポリマーに第三級及び第四級ア
ミンを導入し部分架橋したもの。デンプン、グアガム、
ローカストビーン、タマリンドウなど天然水溶性高分子
にカチオン基を導入し、部分架橋した吸水性ポリマー粒
子状のものを用いる請求項１記載の組成物。 - 【請求項５】 ｐＨ指示薬溶液とカチオン基を有する微
粒子としてカチオン重合したエマルジョン樹脂あるい
は、カチオン基を導入したビニルポリマーの乳化重合物
を用いた請求項１記載の組成物。 - 【請求項６】 ｐＨ指示薬色素を吸着、包接あるいは、
マイクロカプセル化した状態の請求項１記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5347477A JPH07191013A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ｐＨセンサー色素粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5347477A JPH07191013A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ｐＨセンサー色素粒子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07191013A true JPH07191013A (ja) | 1995-07-28 |
Family
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- 1993-12-24 JP JP5347477A patent/JPH07191013A/ja active Pending
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