JPH0299698A - 鮮度保持用不織布又は紙 - Google Patents

鮮度保持用不織布又は紙

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JPH0299698A
JPH0299698A JP63246065A JP24606588A JPH0299698A JP H0299698 A JPH0299698 A JP H0299698A JP 63246065 A JP63246065 A JP 63246065A JP 24606588 A JP24606588 A JP 24606588A JP H0299698 A JPH0299698 A JP H0299698A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fiber
far
paper
weight
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Pending
Application number
JP63246065A
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English (en)
Inventor
Tamemaru Ezaki
江嵜 為丸
Masaki Okazaki
正樹 岡崎
Kenji Hiramatsu
憲二 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0299698A publication Critical patent/JPH0299698A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、遠赤外線を効率よく放射する合成繊維を使用
し、動植物の鮮度保持効果のめる不織布又は紙に関する
〈従来の技術〉 遠赤外線を用いて物体を加熱する場合の特徴としては、
輻射特性が極めて強く、被加熱物体は直接加熱され、中
間に空気層があっても阻害されず、被加熱物体の表面と
内部との熱伝達時間差が少なく、全体がほとんど同時に
加熱されろこと、および有機高分子化合物に対する加熱
効率か高いことが挙げられる。このような特徴を利用し
て、加熱、乾燥用としての産業用のほか、民生用として
の暖房器具に加えて遠赤外線サウナや温灸器として医療
および保健面などの用途が開発されている。
しかし実用性ある鮮度保持用不織布又は紙はまた開発さ
れていない。たとえば実開昭63−21263号公報に
は、セラミックス粉体を植物状物質からなる紙状物に含
浸させるか、または塗布した食品包装紙が示されている
がこのものは、摩擦により表面のセラミックス粉体か脱
落しまた水に濡れることによりセラミックス粉体が脱落
し耐久性の点で満足できろものではない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は動植物中の生理活性が遠赤外線により保持され
易いことを・利用し、生鮮野菜、鮭魚、肉、果物及び花
弁の鮮度を推持するための不織布又は紙を提供しようと
するものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、遠赤外線放射性微粒子を含む遠赤外線放射性
繊維に、遠赤外線放射性微粉粒子として波長15〜25
μmの電磁波の全放射率が500°Cにおいて06以上
の酸化物セラミックスを5〜35重量%含有する、遠赤
外線放射性合成繊維を主体とする鮮度保持用不織布又は
祇を提供せんとするものである。
まず、本発明における遠赤外線放射性繊維は、埴物が6
〜14μmの波長を中心とする遠赤外線を吸収し易いこ
とから、面記のような酸化物セラミックスからなる遠赤
外線放射性微粉粒子を含むものを用いる。このような繊
維としては前記微粉粒子を繊維構成ポリマー中に、昆大
したものが挙げられろ。このような繊維は、特に摩擦等
により微粉粒子が脱離せず、加工性の良好な遠赤外線放
射性繊維として優れている。このようにポリマー中に遠
赤外線放射性微粉粒子が混合された繊維は、酸化物セラ
ミックス微粉粒子等を繊維形成性ポリマー中に配合、分
散し、次いで常法によって繊維化する、いわゆる練り込
み方法によって製造した乙のが望ましい。この方法によ
って、耐久性のめる良好な遠赤外放射特性を有する合成
ta進が容易にしかし安価に製造される。
本発明で使用する酸化物セラミックスとしては、波長1
.5〜25μmの範囲のどの波長の電磁波に対して全放
射率が0.6以上、好ましくは、0.8以上、さらに好
ましくは0.85以上である遠赤外線ヒーター用のセラ
ミックス粉末であればよい。その例としては、T+Ot
、5iO−1ZrOt、CutOlNiO,YtO−5
■、03、FetOqなどの金属酸化物や粘土に酸化チ
タン、酸化ジルコニウム、酸化スズなどをはじめとする
金属酸化物を添加して焼結させたらのがあり、具体的に
はZr0y  5iOz系セラミツクス、Al1.03
−5iOz系セラミツクス、TiO!−CrtO3系セ
ラミックス、^QvOy  (Si、 Ti)Ot系セ
ラミックス、(AL FeB、 cr)to3− (ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属)酸化物系セラミックス
が挙げられる。市販品の例としてはホトンセラミック社
製の#101や#102セラミックパウダーが挙げられ
る。酸化物セラミックスは微粉砕して粒径を5μm以下
、好ましくは1μm以下にして使用するのが望ましい。
練り込み方法としては、酸化物セラミックスを合成繊維
を形成するポリマーの重合工程て加える方法、マスター
ペレット化したのちベースポリマーと混練する方法、酸
化物セラミックスを予めボッマー溶融或いはポリマーと
相溶性のある分散媒や可塑剤などと混合してスラリー状
となした添加組成物を押出機への供給ペレットに加える
か又は紡糸直前の液状ポリマー流中に加えて、静的或い
は動的混線分散を行なうなどの方法による。配合後は公
知の方法、例えば溶融紡糸法によって繊維化される。
合成繊椎を形成するポリマーとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニ
ルアルコール、アクリル系重合体などの合成繊維用のポ
リマーが挙げられる。
合成m進中の酸化物セラミックスの含有量は5〜35重
量%、好ましくは8〜28重1%であるのが望ましい。
含有量が5重量%未満では、遠赤外線の放射性能が低く
満足すべき性能は発現しない。
一方35重量%を超えると、繊維化が困錐であるばかり
でなく繊維性能が劣ってくる。
このような遠赤外線放射性合成繊維には、酸化物セラミ
ックスの他に、酸化防止剤、安定剤、分散助剤、難燃剤
、抗菌剤、着色剤、紫外線吸収剤などの改質剤や機能性
付与物質が包含されていてもよい。
本発明の鮮度保持用不織布は、前記のような遠赤外線放
射性繊維を一成分とした不織布または紙である。これら
のうちの不織布は、通常の方法、たとえばニードルパン
チング等による絡合、あるいは接着剤、接着性繊維等に
よる接着等により形成される。特に接着による場合、近
年多く利用されるようになった低融点ポリマーからなる
かまたは該ポリマーを表面の一部となるように複合した
ような熱接着性繊維を用いることが望ましい。
遠赤外線放射性繊維は、1〜60デニールの繊度で、そ
の繊維長は20〜80mmで、1インチ当りの1を縮敗
はlO〜30ケのものが好ましく、このような遠赤外線
放射性′a椎を20重量%以上、好ましくは50重1%
以上混入することが好ましい。20重1%未満では遠赤
外線の放射効果が少ない。また熱接着性繊維は芯鞘構造
を有する複合繊維で芯と鞘の構成がポリプロピレンとポ
リエチレン、ポリエステルとポリエチレン、ポリエステ
ルと変性ポリエステルなどが用いられる。またポリエチ
レン、ポリプロピレン等の熱接着性ポリマーのみからな
る繊維やエマルジョン、ラテックスなどら接着剤として
利用できる。
また本発明の繊度保持用の紙については、湿式抄紙をす
るために遠赤外線放射性繊維は1〜60デニールで、そ
の繊維長が3〜20mm、捲縮があってもなくてもよい
。これを20重量%以上、好ましくは50重量%以上混
入することが好ましい。バインダー繊維としては、ビニ
ロンバインダー、熱融着バインダー繊維であるポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、変性ポリエステ
ル等からなる14aや前述の芯鞘タイプの熱融着の複合
繊維等を用い、これら繊維を3〜20mmの繊維長にカ
ットしたものを20重量%以上、好ましくは40重量%
以上を含むものがよい。また植物性のパルプ、故紙、レ
ーヨン等の化合繊維を混抄することも可能である。本発
明の不織布や紙の目付量としては8〜200g/m”が
好ましく 、8g/m’未満では薄すぎて実用性がなく
、また200g/m’を越えると取扱い性に劣るように
なる。
本発明においては遠赤外線放射性′f!&進が繊度保持
用不織布又は紙の主体をなすことが好ましく、すなわち
不織布又は紙中における遠赤外線放射繊維の割合は50
重量%以上であることが望ましい。
これ以下では繊度保持機能への寄与が小さい。
次に本発明を実進例により具体的に述べろ。
実施例1及び比較例1 波長1.5〜25μmの電磁波の全放射率が500℃に
おいて08以上の酸化物セラミックス(ホトンセラミッ
クス社製#101セラミックパウダー)を微粉砕して得
られた1μm以下の微粉末と、1.4ブチレングリコー
ルとアジピン酸よりなる低分子虫ポリエステル(分子全
豹3.000 :分散媒)とからなる重量比が4.1で
ある100°Cのスラリーを調整した。
紡糸直前の極限粘度([η]) 0.65の溶融ポリエ
チレンテレフタレートに対して前記スラリーを20重量
%定量的に添加してスタティックミキサーによって混線
分散したのち通常の溶融紡糸方法によってwt准化した
得られた繊維の繊度は3dr、強度は2.&g/dr、
伸度は25%であり、セラミックスの含有量は16重量
%であった。繊&横断面をみたところ、酸化物セラミッ
クスは、均一に分散していることがわかった。
このセラミックス練り込み繊維を繊維長58mmとし、
それを75重量%と、芯部かポリエチレンテレフタレー
ト、鞘部かイソフタル酸変性ポリエチレンテレフタレー
トからなる芯鞘構造のバインダー繊維(クラレ社製ソフ
ィットN 720 、繊度3dr、強度3g/dr、伸
度40%)を25重量%とを混綿した後、カーデイング
しウェッブを積層した後、150’cx1分の熱風処理
をし、目付30g/m2で嵩比重0.015g/cm’
の不織布を得た。
比較のためにセラミックス練り込み繊維の代りに通常の
ポリエステル繊維(クラレ社製2dx 58mm)を用
いた以外は実施例1と全く同一方法を用いて目付30g
/m’のO,OL6g/am’の不織布を得た。
実施例1及び比較例1の不織布をそれぞれ用い、バナナ
およびリンゴを包装し、その腐敗の浬変の観察を行なっ
た。
実施例2.比較例2 実施例1で製造した遠赤外線放射性繊維を5mmに切断
し、これを60%、芯成分かポリエステルで、鞘成分が
変性ポリエステルである芯鞘タイプの熱融着複合繊維(
クラレ製ソフィットN 7202dX 5m−トを得た
また比較のために遠赤外線放射性繊維の代りに通常のポ
リエステル繊維[2デニールで長さ5mm(クラレ製E
 P 2Q3X 5) ]を用いる(比較例2)のみ異
なり、他は実施例2と全く同様の方法で目付15.50
g/m’のシートを得た。
この目付15g/m″のノートを用いてシンビジウムの
花を完全に包装し、156Cの空気中の室に放置した。
また50g/m’のらのは発泡ポリスチレンのプラスチ
ックトレーの中散用紙として使用し、まぐろの切り身を
包むようにして載せた。更にサランラップフィルムで覆
いこれを家庭用冷蔵庫中に保管した。その状況を観察し
た。
実施例2の15g/m2の紙を用いたシンビジウムは3
週間迄花びらをつけていたが、比較例2のものは2週間
にて花びらが落ちてきた。
またまぐろの切り身は実施例2では5日目まで色しよく
新鮮であったが、比較例2の場合には3日で変色をきた
し、食べられるものには見えなかった。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)遠赤外線放射性微粉粒子を含む遠赤外線放射性繊維
    を含むことを特徴とする鮮度保持用不織布又は紙。
JP63246065A 1988-09-29 1988-09-29 鮮度保持用不織布又は紙 Pending JPH0299698A (ja)

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JPH0299698A true JPH0299698A (ja) 1990-04-11

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