JP7229343B2 - ディスクブレーキおよび積層シム - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキおよび積層シムに関する。
本願は、2019年4月17日に、日本に出願された特願2019-078766号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
金属薄板の中央付近に孔を形成し、これと対応してシムに突起を形成して、突起を孔に挿入する構造を有するディスクブレーキ用摩擦パッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58-187632号公報
ディスクブレーキにおいては、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが望まれている。
本発明は、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが可能なディスクブレーキおよび積層シムを提供する。
本発明の一態様によれば、ディスクブレーキは、第一の平板部と該第一の平板部の外縁側から屈曲して裏板の外周面に取り付けられる爪部とを有する第一のシムと、前記第一のシムの前記第一の平板部と前記裏板との間に挟まれて配置される第二の平板部と該第二の平板部の外縁側から前記第一の平板部側に屈曲する折曲部とを有する第二のシムと、を備える。前記第二のシムは、前記第二の平板部に平行な平面上での前記第一のシムに対する相対移動が規制される。前記第二のシムの前記折曲部は、先端が前記裏板の最大平面部のディスク軸方向の投影面内に配置される。
上記したディスクブレーキおよび積層シムによれば、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが可能となる。
第1実施形態のディスクブレーキを示す斜視図である。 第1実施形態のディスクブレーキを示すキャリパを除いた背面図である。 第1実施形態のディスクブレーキを示す正面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの正規組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す斜視図である。 第1実施形態のディスクブレーキの摩擦パッド組立体を示す分解斜視図である。 第1実施形態のディスクブレーキを示す断面図である。 第1実施形態のディスクブレーキのインナシムを示す三面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの正規組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す側面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの正規組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す下面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの正規組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す背面図である。 第1実施形態のディスクブレーキのアウタシムを示す斜視図である。 第1実施形態のディスクブレーキのアウタシムを示す三面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの誤組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す側面図である。 第1実施形態のディスクブレーキの誤組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す部分下面図である。 第2実施形態のディスクブレーキの正規組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す部分下面図である。 第2実施形態のディスクブレーキの誤組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す側面図である。 第2実施形態のディスクブレーキの誤組み付け状態の摩擦パッド組立体を示す部分下面図である。
[第1実施形態]
第1実施形態を図1~図14を参照して以下に説明する。第1実施形態のディスクブレーキ10は、自動車等の車両用であって、車両に制動力を付与する。ディスクブレーキ10は、具体的には四輪自動車の前輪制動用である。ディスクブレーキ10は、図示略の車輪と共に回転する円板状のディスク11の回転を止めることで車両を制動する。以下、ディスク11の中心軸線の方向をディスク軸方向、ディスク11の径方向をディスク径方向、ディスク11の周方向つまり回転方向をディスク回転方向と称す。また、ディスク径方向におけるディスク11の中心側をディスク径方向の内側、ディスク径方向におけるディスク11の中心とは反対側をディスク径方向の外側と称す。
図1に示すように、ディスクブレーキ10は、取付部材21と、キャリパ22と、一対のブーツ23とを備えている。ディスクブレーキ10は、図2,図3に示すように、一対の摩擦パッド組立体25と、四つのパッドスプリング26とを備えている。
取付部材21は、図2に示すように、インナビーム部31、一対のインナ側トルク受部32および一対のピン挿嵌部33を有しており、図3に示すように、一対のアウタ側トルク受部36およびアウタビーム部37を有している。取付部材21は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。
図1に示すように、インナビーム部31は、ディスク11に対しディスク軸方向の一側に配置されて車両の非回転部分に取り付けられる。取付部材21が取り付けられる車両の非回転部分は、ディスク11に対し車両の車幅方向内側、すなわちインナ側に配置されている。この非回転部分に取り付けられるインナビーム部31も、ディスク11に対しインナ側に配置されている。図2に示すように、インナビーム部31は、ディスク回転方向に延びるように配置されている。インナビーム部31には、ディスク回転方向両側に、それぞれ取付穴41を有する一対の取付ボス部42が設けられている。インナビーム部31は、一対の取付ボス部42において車両の非回転部分に取り付けられる。
一対のインナ側トルク受部32のうち、一方のインナ側トルク受部32が、インナビーム部31のディスク回転方向一側の端部からディスク径方向の外側に延出している。また、一対のインナ側トルク受部32のうち、他方のインナ側トルク受部32が、インナビーム部31のディスク回転方向他側の端部からディスク径方向の外側に延出している。一対のインナ側トルク受部32は、インナビーム部31と同様、ディスク11に対しインナ側に配置されている。
図1に示すように、一対のピン挿嵌部33のうち、一方のピン挿嵌部33が、ディスク回転方向一側のインナ側トルク受部32のディスク径方向の外側の端部から、ディスク軸方向にディスク11の外周側を跨いで、車幅方向外側、すなわちアウタ側に延出している。一対のピン挿嵌部33のうち、他方のピン挿嵌部33が、ディスク回転方向他側のインナ側トルク受部32のディスク径方向の外側の端部から、ディスク軸方向にディスク11の外周側を跨いでアウタ側に延出している。
図2に示すように、一方のインナ側トルク受部32およびこれに繋がる一方のピン挿嵌部33と、他方のインナ側トルク受部32およびこれに繋がる他方のピン挿嵌部33とには、それぞれ、ディスク軸方向に沿って延びるピン挿入穴43が形成されている。これら一対のピン挿入穴43は、それぞれ、インナ側トルク受部32のディスク軸方向のピン挿嵌部33とは反対側の端面から、ピン挿嵌部33内の途中位置まで形成されている。
取付部材21には、一対のピン挿入穴43に、図1に示すキャリパ22のディスク回転方向両側の一対のスライドピン45が摺動可能に嵌合する。これにより、取付部材21は、その一対のピン挿嵌部33において、キャリパ22をディスク軸方向に摺動可能に支持する。言い換えれば、キャリパ22は、ディスク回転方向両側に設けられた一対のスライドピン45が、それぞれ、取付部材21の対応するピン挿入穴43に摺動可能に嵌合される。これにより、キャリパ22は、取付部材21に、ディスク軸方向に変位可能に設けられている。
一対のアウタ側トルク受部36のうち、一方のアウタ側トルク受部36が、ディスク回転方向一側のピン挿嵌部33のインナ側トルク受部32とは反対側すなわちアウタ側の端部からディスク径方向の内側に延出している。一対のアウタ側トルク受部36のうち、他方のアウタ側トルク受部36が、ディスク回転方向他側のピン挿嵌部33のアウタ側の端部からディスク径方向の内側に延出している。一対のアウタ側トルク受部36は、ディスク11に対しアウタ側に配置されている。
アウタビーム部37は、ディスク回転方向に延びて一対のアウタ側トルク受部36のディスク径方向の内側同士を連結している。アウタビーム部37は、一対のアウタ側トルク受部36と同様、ディスク11に対しアウタ側に配置されている。
以上により、取付部材21は、ディスク11の外周側を跨いで配置されて車両の非回転部分に取り付けられる。インナビーム部31および一対のインナ側トルク受部32は、取付部材21において、車両の非回転部分への取り付け側となるインナ側に配置されており、一対のアウタ側トルク受部36およびアウタビーム部37は、取付部材21において、インナ側とは反対となるアウタ側に配置されている。
図2および図3に示すように、一対のインナ側トルク受部32および一対のアウタ側トルク受部36には、同様の凹形状のパッドガイド部48がそれぞれ形成されている。
すなわち、図2に示すように、一方のインナ側トルク受部32には、そのディスク回転方向内側(取付部材21のディスク回転方向の中央側)の面からディスク回転方向外側(取付部材21のディスク回転方向の中央とは反対側)に向かって凹む形状のパッドガイド部48が形成されている。他方のインナ側トルク受部32にも、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッドガイド部48が形成されている。よって、一対のインナ側トルク受部32には、相互対向側に、ディスク回転方向に沿って互いに離れる方向に凹む凹状のパッドガイド部48が形成されている。一対のインナ側トルク受部32に設けられた一対のパッドガイド部48に、一対の摩擦パッド組立体25のうちの一方の摩擦パッド組立体25が支持される。
図3に示すように、一方のアウタ側トルク受部36には、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッドガイド部48が形成されている。他方のディスク回転方向他側のアウタ側トルク受部36にも、そのディスク回転方向内側の面からディスク回転方向外側に向かって凹む形状のパッドガイド部48が形成されている。よって、一対のアウタ側トルク受部36には、相互対向側に、ディスク回転方向に沿って互いに離れる方向に凹む凹状のパッドガイド部48が形成されている。一対のアウタ側トルク受部36に設けられた一対のパッドガイド部48に、一対の摩擦パッド組立体25のうちの他方の摩擦パッド組立体25が支持される。
図2,図3に示すように、一対のインナ側トルク受部32および一対のアウタ側トルク受部36には、それぞれのパッドガイド部48の位置に、個別にパッドスプリング26が取り付けられている。パッドスプリング26は、パッドガイド部48に嵌合する凹状の案内部51と、摩擦パッド組立体25をディスク径方向の外側に向けて付勢する径方向付勢部52と、摩擦パッド組立体25をディスク回転方向の中央側に付勢する回転方向付勢部53とを有している。
図2,3に示す一対の摩擦パッド組立体25は共通部品である。図4,図5に示すように、摩擦パッド組立体25は、摩擦パッド61と、積層シム62とを有している。摩擦パッド61は、金属製の裏板71と、摩擦材であるライニング72とを有している。図6に示すように、ライニング72は、裏板71の板厚方向一側の面部75に接して設けられている。詳しくは、この面部75に貼着されている。裏板71の板厚方向のライニング72とは反対側の面部76に、積層シム62が設けられている。
図2,図3に示すように、一対の摩擦パッド組立体25は、裏板71においてパッドスプリング26を介して取付部材21に支持される。その際に、図6に示すように、それぞれがライニング72においてディスク11に対向する。よって、摩擦パッド組立体25は、ライニング72がディスク11に接触する。裏板71は、ディスク軸方向において、面部75がディスク11側に向いており、面部76がディスク11とは反対側に向いている。
図5に示すように、裏板71は、ライニング72が貼着される主板部81と、主板部81の長手方向の両端部から主板部81の長手方向に沿って外側に突出する凸状部82とを有している。
図2に示すように、インナ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の一方の凸状部82が、対応するパッドスプリング26の案内部51を介して一方のインナ側トルク受部32のパッドガイド部48内に配置されている。摩擦パッド61の裏板71の他方の凸状部82が、対応するパッドスプリング26の案内部51を介して他方のインナ側トルク受部32のパッドガイド部48内に配置されている。これにより、インナ側の摩擦パッド組立体25は、取付部材21に、ディスク軸方向に移動可能に支持されている。
インナ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の両側の凸状部82が、それぞれ当接するパッドスプリング26の径方向付勢部52でディスク径方向の外側に押圧されている。また、インナ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の主板部81が、それぞれ当接するパッドスプリング26の回転方向付勢部53でディスク回転方向の中央側に付勢されている。
図3に示すように、アウタ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の一方の凸状部82が、対応するパッドスプリング26の案内部51を介して一方のアウタ側トルク受部36のパッドガイド部48内に配置されている。摩擦パッド61の裏板71の他方の凸状部82が、対応するパッドスプリング26の案内部51を介して他方のアウタ側トルク受部36のパッドガイド部48内に配置されている。これにより、アウタ側の摩擦パッド組立体25は、取付部材21に、ディスク軸方向に移動可能に支持されている。
アウタ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の両側の凸状部82が、それぞれ当接するパッドスプリング26の径方向付勢部52でディスク径方向の外側に押圧されている。また、アウタ側の摩擦パッド組立体25は、その摩擦パッド61の裏板71の主板部81が、それぞれ当接するパッドスプリング26の回転方向付勢部53でディスク回転方向の中央側に付勢されている。
図5に示すように、裏板71は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。裏板71は、面部76側に、一対の端縁突出部84と、一対のバネ取付突起部85と、一対のセンサ取付突起部86と、一対の位置決め突起部87とを有している。これらは、いずれも裏板71の厚さ方向、すなわちディスク軸方向に沿っている。
一対の端縁突出部84は、両側の凸状部82に設けられている。一対の端縁突出部84は、両側の凸状部82からディスク軸方向のライニング72とは反対側に突出している。一対の端縁突出部84は、両側の凸状部82のそれぞれの主板部81とは反対側の端縁部に設けられている。一対のバネ取付突起部85は、両側の凸状部82のそれぞれの端縁突出部84よりも主板部81側に設けられている。一対のバネ取付突起部85は、両側の凸状部82からディスク軸方向のライニング72とは反対側に突出している。一対のセンサ取付突起部86はディスク回転方向に離間して主板部81に設けられている。一対のセンサ取付突起部86は、主板部81からディスク軸方向のライニング72とは反対側に突出している。一対の位置決め突起部87もディスク回転方向に離間して主板部81に設けられている。一対の位置決め突起部87は、主板部81からディスク軸方向のライニング72とは反対側に突出している。一対の位置決め突起部87は、ディスク回転方向において、一対のセンサ取付突起部86の間に配置されている。
裏板71の板厚方向におけるライニング72とは反対側の面部76は、主板部81と両側の凸状部82の主板部81側とにかけて平面状に広がる平面部91(最大平面部)を有している。この平面部91は、面部76の中で最も面積が広い一つの連続する平面である。平面部91は、裏板71の板厚方向、言い換えればディスク軸方向に直交して広がっている。一対の端縁突出部84、一対のバネ取付突起部85、一対のセンサ取付突起部86および一対の位置決め突起部87は、この平面部91から垂直に突出している。
一対のバネ取付突起部85は、ディスク径方向の長さがディスク回転方向の長さよりも長い形状をなしている。一対のセンサ取付突起部86および一対の位置決め突起部87は、いずれも平面部91に垂直な円柱状をなしている。
主板部81の外周面92は、ディスク径方向外側の端となる径方向外端面93を有している。この径方向外端面93は、ディスク11の中心を中心とする円筒面の一部形状をなしている。径方向外端面93と平面部91とは面取り94で繋がっている。面取り94は面部76を構成する。主板部81の外周面92は、ディスク径方向外側に、径方向外端面93よりもディスク径方向内方に凹む外側凹面95がディスク回転方向の中央に形成されている。
主板部81の外周面92は、ディスク径方向内側の端となる径方向内端面101を有している。径方向内端面101は、ディスク軸方向に沿い、ディスク回転方向に沿っている。主板部81の外周面92は、ディスク径方向内側に、径方向内端面101よりもディスク径方向外方に凹む一対の内側凹面102と、径方向内端面101よりもディスク径方向外方に凹む一対の係合凹面103とが形成されている。一対の内側凹面102は、ディスク回転方向において、一対の係合凹面103の間に配置されている。
積層シム62は、アウタシム111(第一のシム)と、インナシム112(第二のシム)とを有している。アウタシム111およびインナシム112は、金属板、あるいは金属板に弾性被膜を施した板材からなっている。
図7に示すように、インナシム112は、平面状に広がる平板部121(第二の平板部)と、平板部121の外縁側から屈曲して平板部121に対し垂直方向に突出する一対の折曲部122とを有している。一対の折曲部122は、ディスク回転方向に沿う同一平面に配置されて、平板部121から、平板部121の板厚方向の同側に突出している。平板部121には、一対の折曲部122のそれぞれの近傍に、丸穴である位置決め穴123が板厚方向に貫通して形成されている。
インナシム112は、図5に示すように、一対の折曲部122が平板部121から摩擦パッド61とは反対側に突出する向きで、一対の位置決め穴123のうちの一方を一対の位置決め突起部87のうちの対応する一方に嵌合させるとともに、一対の位置決め穴123のうちの他方を一対の位置決め突起部87のうちの対応する他方に嵌合させる。すると、図8,図9に示すように、平板部121が裏板71の平面部91に面接触で当接する。
一対の位置決め穴123を一対の位置決め突起部87に嵌合させることにより、インナシム112は、面接触で当接する裏板71に対してディスク軸方向に直交する全方向に位置決めされる。その結果、インナシム112は、平板部121に平行な平面上での裏板71に対する相対移動が規制される。言い換えれば、インナシム112は、平面部91に平行な平面上での裏板71に対する相対移動が規制される。なお、インナシム112には、摩擦パッド61の板厚方向において摩擦パッド61から離れる方向の移動を抑制する部位、例えば爪部等の部位は形成されていない。
図7に示すように、インナシム112は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。平板部121は、ディスク径方向外側の外縁部126が、ディスク11の中心を中心とする円弧状をなしている。ディスク径方向内側の外縁部127が、ディスク回転方向に沿う略直線状をなしている。このディスク径方向内側の外縁部127から、一対の折曲部122が突出している。よって、インナシム112の一対の折曲部122は、平板部121におけるディスク径方向内側の外縁部127に形成されている。インナシム112は、ディスク回転方向両側の外縁部128がディスク径方向に沿う直線状をなしている。
図10に示すように、インナシム112は、一対の位置決め穴123を一対の位置決め突起部87に嵌合させることにより、裏板71に対してディスク軸方向に直交する全方向に位置決めされる。この状態で、一対の折曲部122は、それぞれの一部が裏板71の平面部91のディスク軸方向の投影面内に配置されている。具体的に、一対の折曲部122は、ディスク回転方向において相反する側の一部の、先端部130を含む全部が、裏板71の平面部91のディスク軸方向の投影面内に配置されている。
よって、インナシム112を、一対の折曲部122が裏板71側に向く向きで、一対の位置決め穴123の位置を一対の位置決め突起部87に合わせて、これらを嵌合させても、一対の折曲部122が平面部91に当接して、平板部121の平面部91への面接触を規制する。なお、一対の折曲部122は、少なくとも先端部130の一部が裏板71の平面部91のディスク軸方向の投影面内に配置されていれば良い。
図11,図12に示すように、アウタシム111は、平面状に広がる平板部141(第一の平板部)と、平板部141の外縁側から屈曲して平板部141に対し垂直方向に突出する一対の爪部142と、平板部141の外縁側から屈曲して平板部141に対し垂直方向に突出する一対の爪部143とを有している。一対の爪部142と一対の爪部143とは、平板部141から、平板部141の板厚方向の同側に突出している。平板部141には、一対の爪部143のそれぞれの近傍に、丸穴である挿通穴144が板厚方向に貫通して形成されている。図10に示すように、一対の挿通穴144は、一対の位置決め穴123と等ピッチで形成されている。挿通穴144は、位置決め穴123よりも大径となっている。
アウタシム111は、図5に示すように、一対の爪部142および一対の爪部143が平板部141から摩擦パッド61側に突出する向きとされて、図4に示すように、一対の爪部142を裏板71の径方向外端面93に係合させ、図9に示すように、一対の爪部143を裏板71の一対の係合凹面103に係合させるとともに、図4に示すように、一対の挿通穴144に一対の位置決め突起部87を挿通させる。これにより、図8,図9に示すように、平板部141がインナシム112の平板部121に面接触で当接する。一対の爪部142および一対の爪部143は、弾性力でディスク径方向両側から裏板71を挟持する。
これにより、アウタシム111は、インナシム112を介して当たる裏板71に対してディスク軸方向に直交する全方向に位置決めされる。その結果、アウタシム111は、平板部141に平行な平面上でのインナシム112および裏板71に対する相対移動が規制される。言い換えれば、アウタシム111は、平面部91に平行な平面上でのインナシム112および裏板71に対する相対移動が規制される。
これとともに、アウタシム111は、一対の爪部142および一対の爪部143の弾性力で、摩擦パッド61の板厚方向において摩擦パッド61から離れる方向の移動が抑制される。その結果、インナシム112も、アウタシム111で押さえられて、摩擦パッド61の板厚方向において摩擦パッド61から離れる方向の移動が抑制される。すなわち、裏板71、インナシム112およびアウタシム111が一体化される。
図12に示すように、アウタシム111は、ディスク回転方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。平板部141は、ディスク径方向外側の外縁部146が、ディスク11の中心を中心とする円弧状をなしている。ディスク径方向内側の外縁部147が、ディスク回転方向に沿う略直線状をなしている。ディスク径方向外側の外縁部146から、一対の爪部142が突出している。ディスク径方向内側の外縁部147から、一対の爪部143が突出している。
よって、アウタシム111の一対の爪部142は、平板部141におけるディスク径方向外側の外縁部146に形成されている。また、アウタシム111の一対の爪部143は、平板部141におけるディスク径方向内側の外縁部147に形成されている。アウタシム111は、ディスク回転方向両側の外縁部148がディスク径方向に沿う直線状をなしている。
平板部141のディスク径方向内側の外縁部147は、ディスク回転方向の一対の爪部143よりも内側に、一対の凹状部151を有している。凹状部151は、外縁部147の爪部143の基端となる位置および外縁部147のディスク回転方向の中間部150よりもディスク径方向外方に凹む形状を有している。
図10に示すように、一方の凹状部151内に、インナシム112の一方の折曲部122の全体が配置されている。他方の凹状部151内に、インナシム112の他方の折曲部122の全体が配置されている。アウタシム111の一対の爪部143は、インナシム112の一対の折曲部122よりも、摩擦パッド61のディスク回転方向における中央とは反対側に形成されている。図9に示すように、一対の折曲部122は、アウタシム111の平板部141よりも裏板71とは反対側まで突出している。
図10に示すように、アウタシム111は、一対の挿通穴144に一対の位置決め突起部87を挿通させるとともに、一対の爪部142および一対の爪部143で裏板71に係合されることにより、裏板71に対してディスク軸方向に直交する全方向に位置決めされる。この状態で、アウタシム111は、一対の凹状部151が、裏板71の平面部91のディスク軸方向の投影面内に配置されている。この状態で、アウタシム111は、インナシム112に対しても、ディスク軸方向に直交する全方向に位置決めされた状態となる。
以上により、積層シム62は、平板部141と、平板部141の外縁側から屈曲して裏板71の外周面92に取り付けられる一対の爪部142および一対の爪部143とを有するアウタシム111と、アウタシム111の平板部141と裏板71との間に挟まれて配置される平板部121と、平板部121の外縁側から平板部141側に屈曲する一対の折曲部122とを有するインナシム112と、を備えている。そして、インナシム112は、平板部121に平行な平面上でのアウタシム111および裏板71に対する相対移動が規制されている。
一対の摩擦パッド組立体25のうちのインナ側の摩擦パッド組立体25は、図2に示すように、一対の凸状部82が、一対のインナ側トルク受部32に取り付けられた一対のパッドスプリング26の案内部51に挿入される。その際に、裏板71が、ディスク回転方向両側の径方向付勢部52およびディスク回転方向両側の回転方向付勢部53を弾性変形させる。このように一対のパッドスプリング26を介して取付部材21に取り付けられたインナ側の摩擦パッド組立体25は、ディスク11の一面側に位置して取付部材21に対してディスク軸方向に移動可能となる。各パッドスプリング26は、取付部材21に取り付けられて対応する摩擦パッド組立体25を弾性的に支持する。
一対のインナ側トルク受部32の凹状のパッドガイド部48には、インナ側の摩擦パッド組立体25の一対の凸状部82が、一対のパッドスプリング26の案内部51を介して入れ子状に配置される。よって、インナ側トルク受部32のパッドガイド部48は、インナ側の摩擦パッド組立体25の一対の凸状部82のディスク径方向の移動を制限する。また、インナ側トルク受部32のパッドガイド部48は、インナ側の摩擦パッド組立体25の凸状部82からディスク回転方向の制動トルクを案内部51を介して受ける。
一対の摩擦パッド組立体25のうちのアウタ側の摩擦パッド組立体25は、図3に示すように、一対の凸状部82が、一対のアウタ側トルク受部36に取り付けられた一対のパッドスプリング26の案内部51に挿入される。その際に、裏板71が、ディスク回転方向両側の径方向付勢部52およびディスク回転方向両側の回転方向付勢部53を弾性変形させる。このように一対のパッドスプリング26を介して取付部材21に取り付けられたアウタ側の摩擦パッド組立体25は、ディスク11の他面側に位置して取付部材21に対してディスク軸方向に移動可能となる。各パッドスプリング26は、取付部材21に取り付けられて対応する摩擦パッド組立体25を弾性的に支持する。
一対のアウタ側トルク受部36の凹状のパッドガイド部48には、アウタ側の摩擦パッド組立体25の一対の凸状部82が、一対のパッドスプリング26の案内部51を介して入れ子状に配置される。よって、アウタ側トルク受部36のパッドガイド部48は、アウタ側の摩擦パッド組立体25の一対の凸状部82のディスク径方向の移動を制限する。また、アウタ側トルク受部36のパッドガイド部48は、アウタ側の摩擦パッド組立体25の凸状部82からディスク回転方向の制動トルクを案内部51を介して受ける。
以上により、取付部材21においては、図2に示すように、インナ側トルク受部32が、インナ側の摩擦パッド組立体25の制動トルクを受承するようにディスク回転方向一側とディスク回転方向他側とにそれぞれ形成されている。また、取付部材21においては、図3に示すように、アウタ側トルク受部36が、アウタ側の摩擦パッド組立体25の制動トルクを受承するようにディスク回転方向一側とディスク回転方向他側とにそれぞれ形成されている。
図2に示すように、インナ側の摩擦パッド組立体25には、バネ材161が、ディスク回転方向両側それぞれに取り付けられている。バネ材161は、一対のインナ側トルク受部32のうちの対応する一方に当接してインナ側の摩擦パッド組立体25をディスク11から離す方向に付勢する。一方のバネ材161は、ディスク回転方向一側のバネ取付突起部85に、このバネ取付突起部85を加締めることによって取り付けられている。他方のバネ材161は、ディスク回転方向他側のバネ取付突起部85に、このバネ取付突起部85を加締めることによって取り付けられている。また、インナ側の摩擦パッド組立体25には、摩耗センサ162が、ディスク回転方向一側のセンサ取付突起部86に、このセンサ取付突起部86を加締めることによって取り付けられている。
図3に示すように、アウタ側の摩擦パッド組立体25にも、バネ材161が、ディスク回転方向両側それぞれに取り付けられている。バネ材161は、一対のアウタ側トルク受部36のうちの対応する一方に当接してアウタ側の摩擦パッド組立体25をディスク11から離す方向に付勢する。一方のバネ材161は、ディスク回転方向一側のバネ取付突起部85に、このバネ取付突起部85を加締めることによって取り付けられている。他方のバネ材161は、ディスク回転方向他側のバネ取付突起部85に、このバネ取付突起部85を加締めることによって取り付けられている。
図1に示すように、キャリパ22は、ほぼ鏡面対称の形状となっている。図6に示すように、キャリパ22は、キャリパボディ171と、ピストン172と、ピストンシール173と、ピストンブーツ174とを備えている。
キャリパボディ171は、鋳造により一体成形されている。キャリパボディ171は、ディスク11に対しディスク軸方向のインナ側に配置されるシリンダ部181と、シリンダ部181のディスク径方向の外側からディスク11の外周を跨ぐようにディスク軸方向に沿ってアウタ側に延出するブリッジ部182と、ブリッジ部182のシリンダ部181とは反対側からディスク径方向の内側に延出してディスク11のディスク軸方向のアウタ側に配置される押圧爪183と、図1に示すように、シリンダ部181からディスク回転方向の両側に延出する一対のピン取付部184とを有している。
キャリパボディ171は、ディスク回転方向一側のピン取付部184にスライドピン45が取り付けられている。ディスク回転方向他側のピン取付部184にもスライドピン45が取り付けられている。図2に示す一対のピン挿入穴43に、図1に示すキャリパ22のディスク回転方向両側の一対のスライドピン45が摺動可能に嵌合する。一対のブーツ23は、それぞれ、対応するスライドピン45の取付部材21から突出する部分を被覆している。
図6に示すように、シリンダ部181には、押圧爪183側に向けて一端が開口しディスク軸方向のディスク11とは反対側に向けて凹むシリンダボア191が形成されている。シリンダ部181には、シリンダボア191が複数、具体的には2カ所設けられている。これらのシリンダボア191は、同形状である。シリンダボア191は、ディスク軸方向およびディスク径方向の位置を合わせて、ディスク回転方向の位置をずらしている。言い換えれば、シリンダ部181には、2カ所のシリンダボア191がディスク回転方向に並んで設けられている。
シリンダ部181は、押圧爪183とは反対側に、複数のシリンダボア191の内底面192を含むシリンダ底部193を有している。また、シリンダ部181は、シリンダ底部193から押圧爪183側に延出して複数のシリンダボア191の壁面194を含むシリンダ胴部195を有している。
複数のシリンダボア191には、それぞれ、ピストン172がディスク軸方向に移動可能となるように配置されている。シリンダボア191の壁面194は、ピストン172の移動を案内する円筒面であるガイド内周面201を有している。シリンダボア191の壁面194は、ガイド内周面201よりもシリンダ底部193側に、ガイド内周面201よりも径方向外方に凹む円環状の大径溝202を有している。シリンダボア191の壁面194は、ガイド内周面201のシリンダ底部193とは反対側の中間位置に、ガイド内周面201よりも径方向外方に凹む円環状のピストンシール溝203を有している。
シリンダ部181には、シリンダボア191よりも押圧爪183側に、シリンダボア191のガイド内周面201よりも径方向外方に凹む円環状のブーツ嵌合穴205が形成されている。ブーツ嵌合穴205の底部にシリンダボア191が開口している。
図3に示すように、押圧爪183には、ディスク径方向内側の端縁部からディスク径方向外方に凹むリセス208が複数、具体的には2カ所設けられている。これらのリセス208は、同形状である。リセス208は、ディスク軸方向およびディスク径方向の位置を合わせて、ディスク回転方向の位置をずらしている。言い換えれば、押圧爪183には、2カ所のリセス208が、ディスク回転方向に並んで設けられている。一方のリセス208は、一方のシリンダボア191を加工する工具が挿通される部分である。一方のリセス208は、このシリンダボア191とディスク径方向およびディスク回転方向の位置を合わせている。他方のリセス208は、他方のシリンダボア191を加工する工具が挿通される部分である。他方のリセス208は、このシリンダボア191とディスク径方向およびディスク回転方向の位置を合わせている。
図6に示すように、ピストン172は、円板状のピストン底部211と円筒状のピストン胴部212とを備えている。ピストン172は、ピストン胴部212のピストン底部211とは反対側の端部が開口された有底筒状に形成されている。ピストン胴部212には、その軸方向のピストン底部211と反対側に、円筒面からなる最大外径面214よりも径方向内方に凹む円環状の係止溝215が形成されている。
ピストン172は、ピストン底部211がシリンダボア191内でシリンダ底部193側に位置する向きでシリンダボア191に収容されている。この状態で、ピストン172は、押圧爪183側の先端がシリンダボア191よりも押圧爪183側に突出している。
ピストン172には、このようにシリンダボア191よりも突出する先端側に係止溝215が形成されている。ピストン172は、ピストン胴部212のピストン底部211とは反対側の先端面216が、ピストン172の軸直交方向に広がる平面となっている。ピストン172は、この先端面216において、インナ側の摩擦パッド組立体25に当接する。
ピストンシール173は、シリンダボア191のピストンシール溝203に嵌合されている。ピストンシール173の内周側にピストン172が嵌合されている。ピストンシール173は、シリンダ部181とピストン172との隙間をシールする。ピストンシール173は、シリンダボア191のガイド内周面201とでピストン172をディスク軸方向に移動可能に支持する。
ピストンブーツ174は、蛇腹状である。ピストンブーツ174は、一端側がシリンダ部181のブーツ嵌合穴205に嵌合するとともに、他端側がピストン172の係止溝215に嵌合する。ピストンブーツ174は、ピストン172の係止溝215よりもシリンダボア191側の部分のシリンダ部181から露出する外周部を覆う。ピストンブーツ174は、ピストン172のシリンダ部181に対する移動に伴って伸縮する。
ここで、シリンダ底部193およびシリンダ胴部195のシリンダ底部193側の部分と、シリンダボア191に嵌合されたピストン172との間が、図示略の配管穴を介してブレーキ液が給排される液圧室220となっている。シリンダボア191がディスク回転方向に並んで複数、具体的には2カ所設けられる結果、液圧室220もディスク回転方向に並んで複数、具体的には2カ所設けられている。
図2に示すインナ側の摩擦パッド組立体25は、そのアウタシム111の平板部141が、両方のピストン172の先端面216に面接触する。インナ側の摩擦パッド組立体25は、そのインナシム112の一対の折曲部122およびその裏板71の一対の位置決め突起部87が、ディスク軸直交方向において、一対のピストン172の先端面216の外側に配置されている。言い換えれば、インナ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、一対のピストン172の先端面216のディスク軸方向の投影面外に配置されている。さらに言い換えれば、インナ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、ディスク軸直交方向において、一対のピストン172の先端面216とは重ならない位置に配置されている。さらに言い換えれば、インナ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、一対のピストン172に接触することがない位置に配置されている。
図3に示すアウタ側の摩擦パッド組立体25は、そのアウタシム111の平板部141が、押圧爪183に面接触する。アウタ側の摩擦パッド組立体25は、そのインナシム112の一対の折曲部122およびその裏板71の一対の位置決め突起部87が、押圧爪183の外側に配置されている。言い換えれば、アウタ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、押圧爪183のディスク軸方向の投影面外に配置されている。さらに言い換えれば、アウタ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、ディスク軸直交方向において、押圧爪183とは重ならない位置に配置されている。さらに言い換えれば、アウタ側の摩擦パッド組立体25の一対の折曲部122および一対の位置決め突起部87は、押圧爪183に接触することがない位置に配置されている。
ディスクブレーキ10には、図示略のブレーキ配管を介して、キャリパ22の2カ所の液圧室220にブレーキ液が導入される。すると、2カ所の液圧室220のそれぞれにおいて、キャリパ22のピストン172にブレーキ液圧が作用する。その結果、両方のピストン172が、ディスク11側に前進し、これらピストン172とディスク11との間に配置されたインナ側の摩擦パッド組立体25をディスク11に向かって押圧する。これにより、インナ側の摩擦パッド組立体25が移動してライニング72においてディスク11に接触する。また、この押圧の反力で、キャリパボディ171が取付部材21に対しスライドピン45をスライドさせてディスク軸方向に移動し、押圧爪183が、押圧爪183とディスク11との間に配置されたアウタ側の摩擦パッド組立体25をディスク11に向かって押圧する。これにより、アウタ側の摩擦パッド組立体25がライニング72においてディスク11に接触する。このようにして、キャリパ22は、複数のピストン172の作動により、ピストン172と押圧爪183とで一対の摩擦パッド組立体25を両側から挟持して、一対の摩擦パッド61をディスク11の両面に押圧する。その結果、キャリパ22は、ディスク11に摩擦抵抗を付与して、制動力を発生させる。キャリパ22は、フィスト型キャリパである。
特許文献1に記載のディスクブレーキ用摩擦パッドは、金属薄板の中央付近に孔を形成し、これと対応してシムに突起を形成して、突起を孔に挿入する構造となっている。積層シムを用いることで摩擦パッドの振動に対して減衰力を発生させてブレーキ鳴きを抑制する効果が得られる。しかしながら、積層シムを摩擦パッドに組み付ける際に、摩擦パッド側のシムを表裏反転してしまうと、十分な減衰力が得られず、ブレーキ鳴き性能が低下してしまう可能性がある。なお、特許文献1に記載のディスクブレーキ用摩擦パッドには、シムの表裏反転を規制する構造についての開示はない。
第1実施形態のディスクブレーキ10および積層シム62は、アウタシム111が、平板部141と平板部141の外縁側から屈曲して裏板71の外周面92に取り付けられる爪部142,143とを有している。インナシム112が、アウタシム111の平板部141と裏板71との間に挟まれて配置される平板部121と平板部121の外縁側から平板部141側に屈曲する折曲部122とを有している。そして、インナシム112は、折曲部122の先端部130が裏板71の平面部91のディスク軸方向の投影面内に配置されている。
よって、図13,図14に示すように、インナシム112を、上記とは反対に、折曲部122が平板部121の外縁側からアウタシム111の平板部141とは反対側に屈曲する向きで取り付けようと逆組みすると、折曲部122の先端部130が平面部91に当接する。すると、平板部121が裏板71の平面部91に面接触できず、裏板71に対し隙間ができて浮いた状態になる。よって、組み付け作業者に、視覚的な違和感を生じさせ、インナシム112の表裏逆の誤組み付けであることを認識させることができる。よって、アウタシム111およびインナシム112からなる積層シム62の誤組み付けを抑制することが可能となる。なお、例え組み付け作業者が、このような誤組み付けに気づかずにいても、摩擦パッド61のディスク11に対する引き摺りの値が異常に高くなり、ライン検査で検出されることになって、その状態での出荷は防止できる。
アウタシム111の爪部143は、インナシム112の折曲部122よりも、摩擦パッド61のディスク回転方向における中央とは反対側に形成されている。このため、アウタシム111の摩擦パッド61への取り付けが安定する。
インナシム112の折曲部122は、インナシム112の平板部121におけるディスク径方向内側の外縁部127に形成されている。このため、折曲部122がキャリパ22のピストン172や押圧爪183に対し干渉しにくくなり、キャリパ22の設計自由度を制限する可能性を低減できる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を主に図15~図17に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態では、第1実施形態の摩擦パッド組立体25とは構成が一部異なる摩擦パッド組立体25Aを有している。摩擦パッド組立体25Aは、第1実施形態の積層シム62とは構成が一部異なる積層シム62Aを有している。積層シム62Aは、第1実施形態のインナシム112とは一部異なるインナシム112Aと、第1実施形態と同様のアウタシム111とからなっている。
インナシム112Aは、第1実施形態の折曲部122とは構成が一部異なる折曲部122Aと、第1実施形態と同様の平板部121とを有している。インナシム112Aの折曲部122Aは、平板部121からの延出方向の長さL1が、アウタシム111の爪部143の平板部141からの延出方向の長さL2よりも長い。長さL1は、平板部121の板厚方向における折曲部122Aが延出する側の平面から平板部121に垂直な方向における先端部130Aまでの長さである。長さL2は、平板部141の板厚方向における爪部143が延出する側の平面から平板部141に垂直な方向における先端部230までの長さである。
第2実施形態では、インナシム112Aの折曲部122Aの長さL1が、アウタシム111の爪部143の長さL2よりも長い。このため、インナシム112Aを、折曲部122Aが平板部121の外縁側からアウタシム111の平板部141とは反対側に屈曲する向きで取り付けようと逆組みすると、図16,図17に示すように、折曲部122Aが平面部91に当接して平板部121が裏板71から浮いた状態になる。
更に、アウタシム111が、インナシム112Aの平板部121に平板部141において面接触しても、爪部143の裏板71への係合がインナシム112Aで阻害される。つまり、逆組み状態のインナシム112Aは、積層シム62Aの摩擦パッド61への組み付けを規制する。よって、積層シム62Aが摩擦パッド61へ組み付けられなくなる。よって、組み付け作業者に、インナシム112Aの表裏逆の誤組み付けであることを確実に認識させることができる。
このように、第2実施形態では、インナシム112Aの折曲部122Aの長さL1が、インナシム112Aを、折曲部122Aが平板部121の外縁側からアウタシム111の平板部141とは反対側に屈曲する向きで取り付けようとした場合に、アウタシム111の爪部143の裏板71への係合を阻害する長さとなっている。なお、このためには、折曲部122Aの長さL1に平板部121の厚さを加算した値が、爪部143の長さL2と同等であれば良い。
以上に述べた実施形態の第1の態様のディスクブレーキは、取付部材と、該取付部材にディスクの軸方向に変位可能に設けられたキャリパと、裏板と該裏板の一方の面に接して設けられたライニングとを有し前記キャリパによりディスクに押圧される摩擦パッドと、第一の平板部と該第一の平板部の外縁側から屈曲して前記裏板の外周面に取り付けられる爪部とを有する第一のシムと、前記第一のシムの前記第一の平板部と前記裏板との間に挟まれて配置される第二の平板部と該第二の平板部の外縁側から前記第一の平板部側に屈曲する折曲部とを有する第二のシムと、を備える。前記第二のシムは、前記第二の平板部に平行な平面上での前記第一のシムに対する相対移動が規制される。前記第二のシムの前記折曲部は、先端が前記裏板の最大平面部のディスク軸方向の投影面内に配置される。これにより、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが可能となる。
第2の態様は、第1の態様において、前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部に垂直な方向における長さが、前記第一のシムの前記爪部の前記第一の平板部に垂直な方向における長さ以上である。
第3の態様は、第1または第2の態様において、前記第一のシムの前記爪部は、前記第二のシムの前記折曲部よりも、前記摩擦パッドのディスク回転方向における中央とは反対側に形成されている。
第4の態様は、第1から第3のいずれか一態様において、前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部におけるディスク径方向内側の外縁部に形成されている。
実施形態の第5の態様の積層シムは、裏板とライニングとを有する摩擦パッド用の積層シムであって、第一の平板部と該第一の平板部の外縁側から屈曲して前記裏板の外周面に取り付けられる爪部とを有する第一のシムと、前記第一のシムの前記第一の平板部と前記裏板との間に挟まれて配置される第二の平板部と該第二の平板部の外縁側から前記第一の平板部側に屈曲する折曲部とを有する第二のシムと、を備える。前記第二のシムは、前記第二の平板部に平行な平面上での前記第一のシムに対する相対移動が規制される。前記第二のシムの前記折曲部は、先端が前記裏板の最大平面部のディスク軸方向の投影面内に配置される。これにより、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが可能となる。
第6の態様は、第5の態様において、前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部に垂直な方向における長さが、前記第一のシムの前記爪部の前記第一の平板部に垂直な方向における長さ以上である。
上記したディスクブレーキおよび積層シムによれば、シムの摩擦パッドへの誤組み付けを抑制することが可能となる。
10 ディスクブレーキ
11 ディスク
21 取付部材
22 キャリパ
61 摩擦パッド
62 積層シム
71 裏板
72 ライニング
91 平面部(最大平面部)
92 外周面
111 アウタシム(第一のシム)
112 インナシム(第二のシム)
121 平板部(第二の平板部)
122 折曲部
127 外縁部
130 先端部
141 平板部(第一の平板部)
142,143 爪部

Claims (4)

  1. 取付部材と、
    該取付部材にディスクの軸方向に変位可能に設けられたキャリパと、
    裏板と該裏板の一方の面に接して設けられたライニングとを有し前記キャリパによりディスクに押圧される摩擦パッドと、
    第一の平板部と該第一の平板部の外縁側から屈曲して前記裏板の外周面に取り付けられる爪部とを有する第一のシムと、
    前記第一のシムの前記第一の平板部と前記裏板との間に挟まれて配置される第二の平板部と該第二の平板部の外縁側から前記第一の平板部側に屈曲する折曲部とを有する第二のシムと、を備え、
    前記第二のシムは、前記第二の平板部に平行な平面上での前記第一のシムに対する相対移動が規制され、
    前記第二のシムの前記折曲部は、先端部が前記裏板の最大平面部のディスク軸方向の投影面内に配置され
    前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部に垂直な方向における長さが、前記第一のシムの前記爪部の前記第一の平板部に垂直な方向における長さよりも長い、
    ディスクブレーキ。
  2. 前記第一のシムは、前記第一の平板部のディスク径方向内側の外縁側から屈曲する前記爪部、前記第二のシムの前記折曲部よりも、前記摩擦パッドのディスク回転方向における中央とは反対側に形成されている、
    請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. 前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部におけるディスク径方向内側の外縁部に形成されている、
    請求項1または2記載のディスクブレーキ。
  4. 裏板とライニングとを有する摩擦パッド用の積層シムであって、
    第一の平板部と該第一の平板部の外縁側から屈曲して前記裏板の外周面に取り付けられる爪部とを有する第一のシムと、
    前記第一のシムの前記第一の平板部と前記裏板との間に挟まれて配置される第二の平板部と該第二の平板部の外縁側から前記第一の平板部側に屈曲する折曲部とを有する第二のシムと、を備え、
    前記第二のシムは、前記第二の平板部に平行な平面上での前記第一のシムに対する相対移動が規制され、
    前記第二のシムの前記折曲部は、先端部が前記裏板の最大平面部のディスク軸方向の投影面内に配置され
    前記第二のシムの前記折曲部は、前記第二の平板部に垂直な方向における長さが、前記第一のシムの前記爪部の前記第一の平板部に垂直な方向における長さ以上である、
    積層シム。
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