JP7228988B2 - 取付部材および機器 - Google Patents

取付部材および機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7228988B2
JP7228988B2 JP2018203638A JP2018203638A JP7228988B2 JP 7228988 B2 JP7228988 B2 JP 7228988B2 JP 2018203638 A JP2018203638 A JP 2018203638A JP 2018203638 A JP2018203638 A JP 2018203638A JP 7228988 B2 JP7228988 B2 JP 7228988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
tongues
hole
holes
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018203638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020072519A (ja
Inventor
智之 林
光 宇留野
淳子 貴島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018203638A priority Critical patent/JP7228988B2/ja
Publication of JP2020072519A publication Critical patent/JP2020072519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7228988B2 publication Critical patent/JP7228988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、取付部材および機器に関する。
複数片の舌片が設けられた保持枠と、複数の舌片それぞれに対応する位置に凹欠が設けられた器具取付枠と、を備える壁体用低圧配線器具取付装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この壁体用低圧配線器具取付装置を使用して低圧配線器具を壁体に取り付ける場合、まず、壁体の背面側に保持枠を配置し、舌片を折り曲げて壁体に設けられた取り付け孔に挿入し、更に、舌片の先端部を壁体の取り付け孔の外周部に向けて折り曲げることにより保持枠を壁体に装着する。次に、壁体の取り付け孔の外周部に器具取付枠を当接させた後、舌片を器具取付枠の凹欠を介して器具取付枠の内側に向かって曲げ込むことにより、器具取付枠を保持枠に固定する。その後、器具取付枠に低圧配線器具を固定することにより、低圧配線器具が壁体に取り付けられる。
実公昭38-21042号公報
特許文献1に記載されている壁体用低圧配線器具取付装置では、保持枠を壁体の背面側に配置した状態で保持枠を把持しながら、器具取付枠を、その凹欠の位置が保持枠の舌片に対応する位置に配置されるように位置調整を行う必要がある。また、器具取付枠の位置調整を行った後、保持枠および器具取付枠の位置ずれが生じないようにこれらを把持しながら、保持枠の舌片を器具取付枠の凹欠を介して器具取付枠の内側へ曲込む作業が必要となる。従って、低圧配線器具の壁体への装着作業を行う作業者は、保持枠および器具取付枠を把持した状態での作業が強いられ、装着作業が困難になる虞がある。特に、作業者が片手で把持することのできない低圧配線器具を壁体へ装着する場合、作業者1人での低圧配線器具の壁体への装着が困難となる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、機器の造営材への取り付けが容易になる取付部材および機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る取付部材は、
貫通孔が形成された造営材に機器を取り付けるための取付部材であって、
枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を備え、
前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向において互いに離間して形成され、前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有し、
前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、切欠部が形成され、
前記複数の貫通孔のうちの最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔は、前記本体部の内側の端面における、前記切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
前記複数の貫通孔のうち最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔を除く貫通孔それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている
本発明によれば、複数の舌片が、本体部の内周縁における複数箇所それぞれから延出している。そして、第1保持枠の本体部が造営材の一面側において造営材の貫通孔を囲繞するように配置して舌片を造営材の貫通孔の内側に折り曲げることにより、第1保持枠を造営材に堅固に仮固定できる。これにより、機器を造営材に取り付ける作業者が第2保持枠を第1保持枠に固定する際、第1保持枠を把持する必要が無くなるので、作業者にとって第2保持枠を第1保持枠に固定する作業が容易になり、ひいては、取付部材を造営材に装着する作業が容易になるという利点がある。
本発明の実施の形態に係る機器の分解斜視図 実施の形態に係る第1保持枠の平面図 実施の形態に係る第1保持枠を示し、(A)は第1保持枠を壁に当接させた状態を示す斜視図、(B)は舌片をその基端部で折り曲げた状態を示す斜視図 実施の形態に係る第1保持枠を示し、(A)は第1保持枠が壁に仮固定された状態を示す斜視図、(B)は第1保持枠が壁に仮固定した状態における断面図 実施の形態に係る第1保持枠および第2保持枠を示し、(A)は第2保持枠を壁に当接させた状態を示す斜視図、(B)は第2保持枠、壁および第1保持枠を螺子により共締め固定した状態を示す斜視図 (A)は変形例に係る第1保持枠の平面図、(B)は変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図、(C)は他の変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図 (A)は変形例に係る第1保持枠の平面図、(B)は変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図、(C)は他の変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図 (A)は変形例に係る第1保持枠の平面図、(B)は変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図、(C)は他の変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図 (A)は変形例に係る第1保持枠の平面図、(B)は変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図、(C)は他の変形例に係る第1保持枠の舌片を示す平面図 変形例に係る第1保持枠の平面図 (A)は変形例に係る第1保持枠の平面図、(B)は他の変形例に係る第1保持枠の平面図 変形例に係る第1保持枠の平面図 実施の形態に係る第1保持枠を示し、(A)は舌片をその基端部で折り曲げた状態を示す斜視図、(B)は第1保持枠を壁に当接させた状態を示す斜視図 変形例に係る第1保持枠が壁に仮固定された状態を示す斜視図
本発明の実施の形態に係る機器は、例えば空気調和機を制御するためのコントローラであり、壁のような造営材に設置されるものである。この機器は、機器本体と、造営材に機器本体を取り付けるための取付部材と、を備える。取付部材は、造営材の背面側に配置される第1保持枠と、造営材の前面側に配置される第2保持枠と、を備える。第1保持枠は、矩形枠状であり、互いに離間して設けられた複数の第1螺子孔を有するとともに、造営材の背面側においてその貫通孔を囲繞するように造営材に当接した状態で配置される本体部と、本体部と連続一体に設けられ、本体部の内周縁における複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する。第2保持枠は、矩形枠状であり、造営材の前面側においてその貫通孔を囲繞するように造営材の前面に当接した状態で配置されるとともに、複数の第1螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の第2螺子孔を有する。次に、本実施の形態に係る機器について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施の形態に係る機器は、図1に示すように、機器本体3と機器本体3を壁材Wに設置するための取付部材5と、を備える。機器は、+Z方向側が鉛直上方側となる姿勢で壁材Wに設置される。なお、本明細書において、適宜、図1における+Y方向側を前面側、-Y方向側を後面側として説明する。取付部材5は、第1保持枠1と、第2保持枠2と、螺子4と、を備える。ここで、壁材Wは、板状であり、その厚さ方向に貫通した貫通孔Wh1、Wh2を有する造営材である。貫通孔Wh1は、平面視矩形状である。壁材Wとしては、例えば石膏ボードが挙げられる。また、貫通孔Wh2は、平面視円形であり、貫通孔Wh1の外周部の4箇所に穿設されている。貫通孔Wh1の内径は、螺子4の軸部が挿通可能な大きさに設定されている。第1保持枠1は、図2に示すように、矩形枠状の本体部11と、本体部11と連続一体に設けられた4つの舌片12と、を有する。第1保持枠1の材料としては、例えば鉄、アルミニウム等の金属が挙げられる。
本体部11は、互いに離間して設けられた4つの螺子孔11aを有する。4つの螺子孔11aは、本体部11の4つの角部領域A1、A2、A3、A4それぞれに穿設された第1螺子孔である。また、本体部11は、図1に示すように、壁材Wの-Y方向側、即ち、後面WB側において貫通孔Wh1を囲繞するように、壁材Wの後面WBに当接した状態で配置される。4つの舌片12は、図2に示すように、本体部11の内周縁における4箇所それぞれから延出している。ここで、図2に示すように、本体部11の右上の角部領域A1に位置する舌片12Aの基端部と、本体部11の左下の角部領域A2に位置する舌片12Bの基端部と、は、本体部11の厚さ方向に平行な中心軸J1を挟んで対向している。また、本体部11の右下の角部領域A3に位置する舌片12Cの基端部と、本体部11の左上の角部領域A4に位置する舌片12Dの基端部と、は、本体部11の厚さ方向に平行な中心軸J1を挟んで対向している。即ち、4つの舌片12は、中心軸J1に沿った方向から見て点対称に配置されている。
また、本体部11における4つの舌片12それぞれの基端部の幅方向における両側には、切欠部11bが形成されている。ここで、幅方向とは、4つの舌片12それぞれの延長方向および厚さ方向に直交する方向、即ち、X軸方向に相当する。切欠部11bは、本体部11の内周縁における各舌片12の幅方向における両側から外方へ向かって切り欠かれた第2切欠部である。
図1に戻って、第2保持枠2は、矩形枠状であり、第1保持枠1の螺子孔11aに対応する位置それぞれに設けられた4つの挿通孔2bを有する。第2保持枠2の材料としては、例えば鉄、アルミニウム等の金属或いは樹脂が挙げられる。4つの挿通孔2bは、第2保持枠2の4つの角部領域A21、A22、A23、A24それぞれに穿設された第2螺子孔である。また、第2保持枠2の4つの角部領域A21、A22、A23、A24には、それぞれ、第2保持枠2の幅方向に沿って延在し且つ+Y方向側に向かって窪んだ帯状の凹部2aが形成されている。凹部2aの幅は、第1保持枠1の舌片12の幅以上に設定され、凹部2aの深さは、舌片12の厚さ以上に設定されている。第2保持枠2は、壁材Wの+Y方向側、即ち、前面WF側において壁材Wの貫通孔Wh1を囲繞するように壁材Wの前面WFに当接した状態で配置される。
次に、本実施の形態に係る機器を壁材Wに取り付ける方法について図3から図5を参照しながら説明する。まず、図3(A)に示すように、第1保持枠1を、その本体部11が壁材Wの後面WB側において貫通孔Wh1を囲繞するように壁材Wの後面WBに当接した状態となるように配置する。このとき、壁材Wの厚さ方向において、第1保持枠1の4つの螺子孔11aが、それぞれ対応する壁材Wの貫通孔Wh2と一致するように、第1保持枠1を壁材Wの後面WBに当接させる。そうすると、壁材Wの前面WF側から見たときに、第1保持枠1の舌片12の先端部が、貫通孔Wh1の内側に延在した状態となる。
次に、図3(B)に示すように、4つの舌片12それぞれの先端部を、壁材Wの前面WF側へ向かって折り曲げる。このとき、舌片12が壁材Wの貫通孔Wh1の内側面Wh11に面接触するように、舌片12を折り曲げる。そうすると、4つの舌片12の先端部が、それぞれ、壁材Wの前面WFから前方に突出した状態となる。
続いて、図4(A)に示すように、4つの舌片12の先端部を、それぞれ、壁材Wの前面WFにおける貫通孔Wh1の外周部に向かって折り曲げる。このとき、舌片12の先端部が壁材Wの前面WFにおける貫通孔Wh1の外周部に面接触するように、舌片12の先端部を折り曲げる。これにより、図4(B)に示すように、第1保持枠1が、舌片12により壁材Wに仮固定された状態となる。
その後、図5(A)に示すように、第2保持枠2を、壁材Wの前面WF側において壁材Wの貫通孔Wh1を囲繞するように壁材Wの前面WFに当接した状態で配置する。このとき、壁材Wの厚さ方向において、第2保持枠2の4つの挿通孔2bが、それぞれ対応する壁材Wの貫通孔Wh2と一致するように、第2保持枠2を壁材Wの前面WFに当接させる。そうすると、第2保持枠2の凹部2aの内側に第1保持枠1の舌片12が嵌入された状態となる。次に、壁材Wの前面WF側から螺子4を、壁材Wの貫通孔Wh2を通じて、第2保持枠2の4つの挿通孔2bおよび第1保持枠1の4つの螺子孔11aそれぞれに螺合させる。これにより、図5(B)に示すように、壁材Wを第1保持枠1と第2保持枠2とで挟持する形で、第1保持枠1および第2保持枠2が壁材Wに固定される。その後、図1に示すように、機器本体3を、固定部材(図示せず)により第2保持枠2に固定することにより、機器が壁材Wに設置される。
以上説明したように、本実施の形態に係る取付部材5によれば、4つの舌片12が、本体部11の内周縁における本体部11の厚さ方向に平行な中心軸J1を挟んで対向する角部領域A1、A2、A3、A4それぞれから延出している。そして、第1保持枠1の本体部11が壁材Wの後面WB側において壁材Wの貫通孔Wh1を囲繞するように配置して、舌片12を壁材Wの貫通孔Wh1の内側に折り曲げることにより、第1保持枠1を壁材Wに堅固に仮固定できる。これにより、機器を壁材Wに取り付ける作業者が第2保持枠2を第1保持枠1に固定する際、第1保持枠1を把持する必要が無くなるので、作業者にとって第2保持枠2を第1保持枠1に固定する作業が容易になり、ひいては、取付部材5を壁材Wに装着する作業が容易になるという利点がある。
また、本実施の形態に係る取付部材5は、例えば図4(A)および(B)に示すように、第1保持枠1の舌片12を折り曲げて、壁材Wに堅固に仮固定できるので、第1保持枠1の寸法が大きい場合または第1保持枠1の重量が大きい場合であっても、第1保持枠1の位置ずれ或いは第1保持枠1の壁材Wから離脱の発生が抑制される。
更に、本実施の形態に係る本体部11における4つの舌片12それぞれの基端部の幅方向における両側には、切欠部11bが形成されている。これにより、舌片12の基端部の折り曲げ位置を、本体部11の内周縁に沿った位置にすることができるので、舌片12を壁材Wの内側面Wh11に面接触させた状態で折り曲げやすくなるという利点がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態によって限定されるものではない。例えば、図6(A)に示す第1保持枠201のように、4つの舌片212が、それぞれ、舌片212の延長方向において互いに離間して形成され、舌片212の厚さ方向に貫通する複数のスリット状の貫通孔212aを有するものであってもよい。なお、図6(A)から(C)において、実施の形態と同様の構成については図2と同一の符号を付している。ここで、図6(B)に示すように、複数の貫通孔212aのうち、舌片212の基端部の貫通孔212a0と貫通孔212a0に舌片212の先端部側で隣り合う貫通孔212aとの間の距離は、予め設定された距離L0に設定されている。そして、複数の貫通孔212aのうち貫通孔212a0を除く他の複数の貫通孔212aは、舌片212の延長方向において互いに距離L0よりも短い一定の距離L1だけ離間した状態で等間隔に並んでいる。
本構成によれば、舌片212が、実施の形態に係る舌片12に比べて剛性が低く折り曲げやすくなっているので、その分、機器の壁材Wへの取付作業が容易になるという利点がある。
なお、舌片に設けられた複数の貫通孔それぞれの舌片の延長方向におけるその基端部からの距離は、厚さが異なる複数種類の壁材Wそれぞれの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さと等しくなるように設定されているものであってもよい。例えば図6(C)に示すように、舌片312に設けられた複数の貫通孔312aそれぞれの舌片312の延長方向におけるその基端部からの距離が、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さの異なる8種類の壁材Wそれぞれに対応する距離に設定されていてもよい。ここで、舌片312の延長方向におけるその基端部からの距離L0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37は、それぞれ、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁部分の厚さがそれぞれ厚さL0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37である壁材Wに対応している。距離L0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37は、例えば日本工業規格(JIS A 6901)で規定されている石膏ボードの厚さ(例えば7.0mm、9.5mm、12.5mm、15.0mm、21.0mm)に設定してもよい。
本構成によれば、舌片312を壁材Wの厚さに応じて適切に折り曲げることができるので、第1保持枠を壁材Wに堅固に仮固定することができる。
また、実施の形態において、例えば、図7(A)に示す第1保持枠401のように、4つの舌片412が、舌片412の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端部に舌片412の延長方向に離間して形成された複数の切欠部412aを有するものであってもよい。なお、図7(A)から(C)において、実施の形態と同様の構成については図2と同一の符号を付している。切欠部412aは、舌片412の幅方向における両端部からX軸方向に沿って互いに近づく方向へ窪んだ形状を有する第1切欠部である。ここで、図7(B)に示すように、複数の切欠部412aのうち、舌片412の基端部の切欠部412a0と切欠部412a0に舌片412の先端部側で隣り合う切欠部412aとの間の距離は、予め設定された距離L0に設定されている。そして、複数の切欠部412aのうち切欠部412a0を除く他の複数の切欠部412aは、舌片412の延長方向において互いに距離L0よりも短い一定の距離L1だけ離間した状態で等間隔に並んでいる。
本構成によれば、舌片412が、実施の形態に係る舌片12に比べて剛性が低く折り曲げやすくなっているので、その分、機器の壁材Wへの取付作業が容易になるという利点がある。
ところで、実施の形態に係る取付部材5の場合、例えば図5(A)に示すように、第2保持枠2を壁材Wに固定した状態において、舌片12の先端部は、第2保持枠2の外周縁から張り出した状態となり、ユーザに取付部材5の見栄えが良くない印象を与える虞がある。これに対して、本変形例に係る舌片412は、切欠部412aが形成されていることにより、舌片412の先端部をニッパのような切断工具を用いて切断し易くなっている。従って、取付部材が壁材Wに取り付けられた状態での見栄えを良好なものにし易いという利点もある。
なお、舌片に設けられた複数の切欠部それぞれの舌片の延長方向におけるその基端部からの距離は、厚さが異なる複数種類の壁材Wそれぞれの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さと等しくなるように設定されているものであってもよい。例えば図7(C)に示すように、舌片412に設けられた複数の切欠部412aそれぞれの舌片412の延長方向におけるその基端部からの距離が、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さの異なる8種類の壁材Wそれぞれに対応する距離に設定されていてもよい。ここで、舌片412の延長方向におけるその基端部からの距離L0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37は、前述の変形例と同様に、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁部分の厚さに対応している。
本構成によれば、舌片412を壁材Wの厚さに応じて適切に折り曲げることができるので、第1保持枠を壁材Wに堅固に仮固定することができる。
また、前述の図7(A)から(C)を用いて説明した変形例において、例えば、図8(A)に示す第1保持枠601のように、4つの舌片612が、舌片612の幅方向において、切欠部412aと隣り合う位置に形成され、舌片612の厚さ方向に貫通する平面視円形の貫通孔612bを有するものであってもよい。なお、図8(A)から(C)において、実施の形態および前述の変形例と同様の構成については図2および図7(A)と同一の符号を付している。また、貫通孔612bの形状は、平面視円形に限定されるものではなく、例えば矩形状、三角形状、その他の形状であってもよい。ここで、図8(B)に示すように、複数の貫通孔612bは、舌片612の延長方向において互いに距離L0よりも短い一定の距離L1だけ離間した状態で等間隔に並んでいる。
なお、例えば図8(C)に示すように、舌片712に設けられた複数の貫通孔712bそれぞれの舌片712の延長方向におけるその基端部からの距離が、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さの異なる8種類の壁材Wそれぞれに対応する距離に設定されていてもよい。ここで、舌片412の延長方向におけるその基端部からの距離L0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37は、前述の変形例と同様に、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁部分の厚さに対応している。
本構成によれば、舌片612、712が、図7(A)から(C)を用いて説明した変形例に係る舌片412に比べて剛性が低く折り曲げやすくなっているので、その分、機器の壁材Wへの取付作業が容易になるという利点がある。
また、実施の形態において、例えば、図9(A)に示す第1保持枠801のように、4つの舌片812が、舌片812の延長方向において互いに離間し、舌片812の幅方向に延在するとともに、舌片812の厚さ方向に窪んだ複数の溝812aを有するものであってもよい。なお、図9(A)から(C)において、実施の形態と同様の構成については図2と同一の符号を付している。ここで、図9(B)に示すように、複数の溝812aのうち、舌片812の基端部の溝812a0と溝812a0に舌片812の先端部側で隣り合う溝812aとの間の距離は、予め設定された距離L0に設定されている。そして、複数の溝812aのうち溝812a0を除く他の複数の溝812aは、舌片812の延長方向において互いに距離L0よりも短い一定の距離L1だけ離間した状態で等間隔に並んでいる。
なお、例えば図9(C)に示すように、舌片912に設けられた複数の溝912aそれぞれの舌片912の延長方向におけるその基端部からの距離が、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁における壁材Wの厚さの異なる8種類の壁材Wそれぞれに対応する距離に設定されていてもよい。ここで、舌片412の延長方向におけるその基端部からの距離L0、L31、L32、L33、L34、L35、L36、L37は、前述の変形例と同様に、壁材Wの貫通孔Wh1の周縁部分の厚さに対応している。
本構成によれば、溝812a、912aを形成するだけで舌片812、912を作製することができるので、前述の変形例に比べて、第1保持枠を容易に製造できるという利点がある。
実施の形態では、第1保持枠1が矩形枠状の本体部11を有する例について説明したが、本体部の形状は矩形枠状に限定されるものではなく、円環状、楕円環状、多角形状その他の形状であってもよい。例えば図10に示すように、第1保持枠1001が、円環状の本体部1011と、本体部1011の周方向に沿って等間隔に並んだ4箇所それぞれから延出する舌片1012と、を有するものであってもよい。ここで、本体部1011における舌片1012の基端部の舌片1012の幅方向における両側には、切欠部1011bが形成されている。そして、本体部1011における舌片1012の基端側には、取付部材を壁材Wに固定するための螺子が螺合する螺子孔1011aが穿設されている。
本構成によれば、壁材Wに平面視円形の貫通孔が形成されている場合であっても、取付部材を壁材Wに固定することができる。また、機器本体3の平面視形状が円形の場合であっても機器本体3を壁材Wへ取り付けることが可能となるので、機器本体3の外形デザインのバリエーションに柔軟に対応することができる。
実施の形態では、第1保持枠1が4つの舌片12を有する例について説明したが、舌片の数は4つに限定されるものではなく、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。例えば図11(A)に示すように、第1保持枠1101が、2つの舌片12を有するものであってもよい。なお、図11(A)において、実施の形態に係る第1保持枠1と同様の構成については図2と同一の符号を付している。また、図11(B)に示すように、第1保持枠1201が、円環状の本体部1011と2つの舌片1012とを有するものであってもよい。なお、図11(B)において、前述の図10を用いて説明した変形例に係る第1保持枠1001と同様の構成については図10と同一の符号を付している。
実施の形態において、例えば図12に示すように、第1保持枠1301の切欠部1311bが、本体部1311の周方向および厚さ方向に直交する幅方向における本体部1311の中央部(図12の破線C1部分)まで延在しているものであってもよい。なお、図12において、実施の形態と同様の構成については図2と同一の符号を付している。この場合、舌片1312を、本体部1311の幅方向における中央部から折り曲げることが可能となる。
ここで、本変形例に係る機器を壁材Wに取り付ける方法について図13および図14を参照しながら説明する。まず、図13(A)に示すように、第1保持枠1301の舌片1312を前方へ折り曲げる。このとき、各舌片1312は、本体部1311の幅方向における中央部から前方へ折り曲げられる。なお、舌片1312は、図13(B)に示すような壁材Wに穿設された貫通孔Wh3の位置に応じて、折り曲げる位置を本体部1311の幅方向における中央部よりも舌片1312の先端部側にずれた位置に設定してもよい。
次に、図13(B)に示すように、4つの舌片1312それぞれを壁材Wに穿設された貫通孔Wh3に挿通させた状態で、第1保持枠1301を、その本体部11が壁材Wの後面WB側において貫通孔Wh1を囲繞するように壁材Wの後面WBに当接させる。このとき、壁材Wの厚さ方向において、第1保持枠1の4つの螺子孔11aが、それぞれ対応する壁材Wの貫通孔Wh2と一致している。また、4つの舌片412の先端部が、それぞれ、壁材Wの前面WFから前方に突出した状態となっている。
続いて、4つの舌片1312の先端部を、それぞれ、壁材Wの前面WFにおける貫通孔Wh1から離れる方向へ向かって折り曲げる。このとき、舌片1312の先端部が壁材Wの前面WFにおける貫通孔Wh1の外周部に面接触するように、舌片1312の先端部を折り曲げる。これにより、図14に示すように、第1保持枠1が、舌片12により壁材Wに仮固定された状態となる。その後、実施の形態と同様にして、第2保持枠を、壁材Wの前面WF側に配置してから、第2保持枠を螺子で壁材Wに固定し、機器本体を、第2保持枠2に固定する。
本構成によれば、舌片1312を壁材Wに設けられた貫通孔Wh3に挿通させるだけで、第1保持枠1301を壁材Wに仮固定することができるので、その分、機器の壁材Wの取付作業の作業効率を高めることができる。
図6(A)を用いて説明した変形例では、4つの舌片212の全てに貫通孔212aが穿設されている第1保持枠201の例について説明したが、これに限らず、例えば4つの舌片212のうちの3つ以下の舌片212のみに貫通孔212aが穿設されているものであってもよい。また、図7(A)を用いて説明した変形例では、4つの舌片412の全てに切欠部412aが形成されている第1保持枠401の例について説明したが、これに限らず、例えば4つの舌片412のうちの3つ以下の舌片412のみに切欠部412aが形成されているものであってもよい。更に、図8(A)を用いて説明した変形例では、4つの舌片612の全てに切欠部412aおよび貫通孔612bの両方が形成されている第1保持枠601の例について説明したが、これに限らず、例えば4つの舌片612のうちの3つ以下の舌片612のみに切欠部412aまたは貫通孔612bが形成されているものであってもよい。或いは、4つの舌片612の中に切欠部412aまたは貫通孔612bのみが形成されている舌片612が含まれているものであってもよい。また、図9(A)を用いて説明した変形例では、4つの舌片812の全てに溝812aが形成されている第1保持枠801の例について説明したが、これに限らず、例えば4つの舌片812のうちの3つ以下の舌片812のみに溝812aが形成されているものであってもよい。
また、実施の形態では、4つの舌片12が、中心軸J1に沿った方向から見て点対称に配置されている例について説明したが、4つの舌片12の配置は必ずしもこれに限定されるものではない。
以上、本発明の実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明は、壁に装着されるいわゆる壁掛けコントローラのような機器に好適である。
1,201,301,401,501,601,701,801,901,1001,1101,1201,1301 第1保持枠、2 第2保持枠、2a 凹部、2b 挿通孔、11a,1011a 螺子孔、3 機器本体、4 螺子、5 取付部材、11,1011,1311 本体部、11b,412a,412a0,1011b,1311b 切欠部、12,12A,12B,12C,12D,212,312,412,512,612,712,812,912,1012,1312 舌片、212a,212a0,312a,612b,712b,Wh1,Wh2,Wh3 貫通孔、812a,812a0,912a 溝、A1,A2,A3,A4,A21,A22,A23,A24 角部領域、C1 中央部、J1 中心軸、W 壁材、Wh11 内側面、WB 後面、WF 前面

Claims (13)

  1. 貫通孔が形成された造営材に機器を取り付けるための取付部材であって、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を備え、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向において互いに離間して形成され、前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、切欠部が形成され、
    前記複数の貫通孔のうちの最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔は、前記本体部の内側の端面における、前記切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の貫通孔のうち最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔を除く貫通孔それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    取付部材。
  2. 前記複数の貫通孔は、前記延長方向において互いに等間隔に並んでいる、
    請求項1に記載の取付部材。
  3. 貫通孔が形成された造営材に機器を取り付けるための取付部材であって、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を備え、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端部に形成された複数の第1切欠部を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、第2切欠部が形成され、
    前記複数の第1切欠部のうちの最も前記舌片の基端側に位置する第1切欠部は、前記本体部の内側の端面における、前記第2切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の第1切欠部のうち最も前記舌片の基端側に位置する第1切欠部を除く第1切欠部それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    取付部材。
  4. 前記複数の第1切欠部は、前記延長方向において互いに等間隔に並んでいる、
    請求項3に記載の取付部材。
  5. 前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記延長方向および前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に直交する幅方向において、前記複数の第1切欠部と隣り合う位置に形成され、前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に貫通する貫通孔を有する、
    請求項3または4に記載の取付部材。
  6. 貫通孔が形成された造営材に機器を取り付けるための取付部材であって、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を備え、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向において互いに離間し且つ前記延長方向および前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に直交する幅方向に延在するとともに、前記厚さ方向に窪んだ複数の溝を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、切欠部が形成され、
    前記複数の溝のうちの最も前記舌片の基端側に位置する溝は、前記本体部の内側の端面における、前記切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の溝のうち最も前記舌片の基端側に位置する溝を除く溝それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    取付部材。
  7. 前記複数の溝は、前記延長方向において互いに等間隔に並んでいる、
    請求項6に記載の取付部材。
  8. 前記第1保持枠の前記本体部および前記第2保持枠は、それぞれ、矩形枠状である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の取付部材。
  9. 前記第1保持枠の前記本体部および前記第2保持枠は、それぞれ、円環状または楕円環状である、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の取付部材。
  10. 前記第2切欠部は、少なくとも前記本体部の周方向および厚さ方向に直交する幅方向における前記本体部の中央部まで延在している、
    請求項からのいずれか1項に記載の取付部材。
  11. 機器本体と、
    貫通孔が形成された造営材に機器本体を取り付けるための取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を有し、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向において互いに離間して形成され、前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に貫通する複数の貫通孔を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、切欠部が形成され、
    前記複数の貫通孔のうちの最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔は、前記本体部の内側の端面における、前記切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の貫通孔のうち最も前記舌片の基端側に位置する貫通孔を除く貫通孔それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    機器。
  12. 機器本体と、
    貫通孔が形成された造営材に機器本体を取り付けるための取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を有し、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端部に形成された複数の第1切欠部を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、第2切欠部が形成され、
    前記複数の第1切欠部のうちの最も前記舌片の基端側に位置する第1切欠部は、前記本体部の内側の端面における、前記第2切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の第1切欠部のうち最も前記舌片の基端側に位置する第1切欠部を除く第1切欠部それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    機器。
  13. 機器本体と、
    貫通孔が形成された造営材に機器本体を取り付けるための取付部材と、を備え、
    前記取付部材は、
    枠状であり互いに離間して設けられた複数の螺子孔を有するとともに、前記造営材の厚さ方向における一面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置される本体部と、前記本体部の内周縁の複数箇所それぞれから延出する複数の舌片と、を有する第1保持枠と、
    枠状であり前記造営材の厚さ方向における他面側に前記貫通孔を囲繞する状態で配置されるとともに、前記複数の螺子孔に対応する位置それぞれに設けられた複数の挿通孔を有する第2保持枠と、を有し、
    前記複数の舌片のうちの少なくとも1つの舌片は、前記少なくとも1つの舌片の延長方向において互いに離間し且つ前記延長方向および前記少なくとも1つの舌片の厚さ方向に直交する幅方向に延在するとともに、前記厚さ方向に窪んだ複数の溝を有し、
    前記本体部における前記複数の舌片それぞれの基端部における前記複数の舌片の延長方向および厚さ方向に直交する幅方向における両端側に、切欠部が形成され、
    前記複数の溝のうちの最も前記舌片の基端側に位置する溝は、前記本体部の内側の端面における、前記切欠部および前記少なくとも1つの舌片が設けられた部分を除く部分を包絡する仮想筒体の側面内に位置し、
    前記複数の溝のうち最も前記舌片の基端側に位置する溝を除く溝それぞれの前記延長方向における前記少なくとも1つの舌片それぞれと前記仮想筒体との交差部分からの距離は、厚さが異なる複数種類の前記造営材それぞれの前記貫通孔の周縁における前記造営材の厚さと等しくなるように設定されている、
    機器。
JP2018203638A 2018-10-30 2018-10-30 取付部材および機器 Active JP7228988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203638A JP7228988B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 取付部材および機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203638A JP7228988B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 取付部材および機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020072519A JP2020072519A (ja) 2020-05-07
JP7228988B2 true JP7228988B2 (ja) 2023-02-27

Family

ID=70548166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018203638A Active JP7228988B2 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 取付部材および機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7228988B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004328984A (ja) 2003-03-03 2004-11-18 Denkosha:Kk 配線器具取付け具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2007247C (en) * 1990-01-05 1993-08-17 George Tihanyi Mounting plate for telecommunications wall outlet
JPH0511718U (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 松下電工株式会社 埋込器具の取付装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004328984A (ja) 2003-03-03 2004-11-18 Denkosha:Kk 配線器具取付け具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020072519A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4447030A (en) Electrical wiring box arrangement
CA2984852C (en) Electrical box bar hanger
US20050056450A1 (en) Electrical bracket
JP7228988B2 (ja) 取付部材および機器
EP4005741B1 (en) Support for tools and support system for tools
JP5863370B2 (ja) 配設体固定装置
US11005245B2 (en) Cable support bracket
JP7201511B2 (ja) 位置決め用具
JP2007270571A (ja) 足場構造
JP4817366B2 (ja) ボックス固定具
JP7070877B2 (ja) コーナー部材及び壁紙の施工方法
KR20200012116A (ko) 볼트
JP2007186913A (ja) 延長ボードの取付構造
JP7321960B2 (ja) 間仕切用固定具
JP2020133191A (ja) 金属製パネル
CN212397810U (zh) 一种无固定座的圆孔冲头及大梁模
JP7142358B2 (ja) 制気口用枠、ずれ防止部材
JP5074776B2 (ja) パネル体における天井用固定具
KR200332022Y1 (ko) 파티션 패널커버의 고정용 부재 조립구조 및 그 구조에사용되는 고정용 부재
JP7336664B2 (ja) 竪樋固定具および竪樋設置構造
JP5009198B2 (ja) 配線ボックス用カバー及び配線ボックス装置
JP5302242B2 (ja) 配設体固定具
JP2012034521A (ja) 配設体固定具
JP2007031969A (ja) 下地補強材取付金物
JP2017154198A (ja) 動力工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7228988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150