JP7228881B2 - トリアジン系化合物を含むコンベア用除菌性潤滑剤組成物およびその使用方法 - Google Patents

トリアジン系化合物を含むコンベア用除菌性潤滑剤組成物およびその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、カチオン界面活性剤に対して抵抗性を持つ菌への除菌効果または抑制効果に優れるコンベア用除菌性潤滑剤組成物およびその使用方法に関する。
牛乳、ビール、酒、清涼飲料、ジュース、調味料、ソース、各種缶詰、食品等(以下、「飲食料品」という。)、薬品、化粧品および卓上ガスボンベ等における、ビンや缶、PETボトル、紙パック等の容器(これらを総称して、以下、「容器等」という。)に充填する工程において、これらの容器を搬送する手段として、多数のコンベアプレートを搬送方向に無端状に連ねた搬送コンベアが広く利用されている。なお、容器等の搬送コンベアは、ボトルコンベアとも称される。
容器の搬送コンベアは、通常、自動制御により連続運転されており、容器を安定して搬送するとともに、容器等の流れが停止したときでもコンベアのみがそのまま連続して運転できるようにする必要がある。このため、洗浄機から運ばれてきた容器等をそのままボトルコンベア表面の流れに乗せる場合には、コンベア表面は静摩擦力を適度に有する方が好ましく、容器等の流れを停止させる場合には、容器等と接触しているコンベア表面は動摩擦力が低い方が好ましい。これら両要求を満たすために、通常、コンベア表面にコンベア用潤滑剤を塗布することが行われてきている。
今日、飲食料品を製造・充填等する製造施設で使用される潤滑剤としては、微生物対策を目的としてカチオン界面活性剤等の殺菌剤を含有しているものが多く使われている。
例えば、特許第5420217号公報には、(A)5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、(B)カチオン界面活性剤、および(C)水を含有することを特徴とするコンベア用除菌性潤滑剤組成物が開示されている(特許文献1)。
また、特許第5843645号公報には、(A)成分として2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、(B)成分として1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、(C)成分としてカチオン界面活性剤、(D)成分として水、(E)成分としてキレート剤を含有し、(A)成分および(B)成分の含有量が、(A)成分≦(B)成分であることを特徴とするコンベア用除菌性潤滑剤組成物が開示されている(特許文献2)。
また、特開2016-199655号公報には、(A)成分としてグアニジン系除菌剤、(B)成分としてベンズイソチアゾリン系除菌剤、(C)成分としてノニオン界面活性剤、および(D)成分として水を含有し、(A)成分と(B)成分の質量比が、(A)/(B)=0.05~400であり、かつ(A)成分と(C)成分の質量比が、(A)/(C)=0.01~20であることを特徴とするベルトコンベア用潤滑剤組成物が開示されている(特許文献3)。
しかし、こうした潤滑剤組成物の改良がなされてはいるものの、微生物対策として用いているカチオン界面活性剤に対する抵抗性菌が出現することによりコンベア上を汚染しているのが現状である。また、食品製造施設のコンベアにおいて、そのようなカチオン界面活性剤に対する抵抗性のある微生物や馴化した微生物が繁殖し、それらが食品中に混入した場合、製品価値を失い、大きな経済的損失を招くおそれがあった。カチオン系界面活性剤に抵抗性のある菌としては、セラチア属の細菌、アルカリゲネス属の細菌、シュードモナス属の細菌、バークホルデリア属の細菌、アクロモバクター属の細菌、エンテロバクター属の細菌、フラボバクテリウム属の細菌、アシネトバクター属の細菌、およびプロテウス属の細菌が検出されたことが報告されている(非特許文献1)。
このため、カチオン界面活性剤に対する抵抗制菌を制御する方法として、塩素系除菌剤、過酢酸系除菌剤を用いて定期的に除菌作業をしているのが現状である。しかし、そのような作業には非常に手間が掛かり、また、塩素系除菌剤や過酢酸系除菌剤は、抵抗性菌を発生させにくいものの、臭気や腐食性が問題となっていた。
したがって、当該分野においては依然として、カチオン界面活性剤に対する抵抗制菌を制御することを可能とするあら新たな手法が切望されていた。
特許第5420217号公報 特許第5843645号公報 特開2016-199655号公報
誰でもわかる抗菌の基礎知識 269p 株式会社テクノシステム発行 1999年発刊
本発明の課題は、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対して除菌または抑制効果があり、除菌力に優れたコンベア用除菌性潤滑剤組成物を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討をおこなった結果、トリアジン系化合物と、カチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤とを併用することにより、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対して除菌または抑制効果があり、除菌力に優れたコンベア用除菌性潤滑剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、この知見に基づくものであり、以下の発明を包含する。
[1] (A)トリアジン系化合物、(B)カチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤、ならびに(C)水を含有することを特徴とするコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[2] 上記(A)成分のトリアジン系化合物が、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)-s-トリアジン、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリエチル-s-トリアジン、および2-メチルチオ-4-t-ブチルアミノ-6-シクロプロピルアミノ-s-トリアジンからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする[1]のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[3] 上記(B)成分のカチオン界面活性剤が、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウム二塩基酸塩、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネート、1,4-ビス(3,3'-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ)ブタンジブロマイド、N,N'-ヘキサメチレンビス(4-カルバモイル-1-デシルピリジニウムブロマイド)、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化セチルピリジニウム、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライド、デシルイソノニルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルメチルポリオキシエチレンアンモニウムプロピオネート、およびベンゼトニウムクロライドから選ばれる第四級アンモニウム塩、ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド、ポリヘキサメチレングアニジンホスフェート、ポリヘキサメチレングアニジンクロライド、グルコン酸クロルヘキシジンのグアニジン系カチオン界面活性剤、ヘキサデシルトリブチルフォスフォニウム、アルキルジアミンまたはその塩から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする[1]または[2]のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[4] 上記(B)成分の両性界面活性剤が、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2-アルキル-N-カルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミノエチルグリシン、アルキルジ(アミノエチル)グリシン、グリシンn-(3-アミノプロピル)C10~16誘導体、アルキルポリアミノエチルグリシン、アルキルβアラニン、アルキルアミノプロピオン酸またはその塩、ならびにアルキルアミドジメチルハイドロキシプロピルスルホベタインから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする[1]~[3]のいずれかのコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[5] 前記コンベア用除菌性潤滑剤組成物中における(A)成分と(B)成分の質量比が、(A):(B)=1:0.5~1:20であることを特徴とする[1]~[4]のいずれかのコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[6] さらに、(D)ノニオン界面活性剤、および(E)アニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤を含有することを特徴とする[1]~[5]のいずれかのコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[7] カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌を除菌または発育阻止するために用いられることを特徴とする[1]~[6]のいずれかのコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
[8] [1]~[7]のいずれかのコンベア用除菌性潤滑剤組成物を、水または湯を用いて原液~1000倍に希釈した潤滑剤希釈液をコンベア上に供給、噴霧または塗布して容器の搬送移動に用いるコンベア用除菌性潤滑剤組成物の使用方法。
本発明によれば、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対して除菌または抑制効果があり、除菌力に優れたコンベア用除菌性潤滑剤組成物を提供することができる。
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物によれば、カチオン抵抗性菌に対する除菌効果が得られるために、長期使用においてもカチオン抵抗性菌の増殖がなく安心して使用することができる。
本発明は、(A)トリアジン系化合物、(B)カチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤、ならびに(C)水を含有することを特徴とするコンベア用除菌性潤滑剤組成物に関する。
本発明に用いられる(A)成分であるトリアジン系化合物としては、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)-s-トリアジン、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリエチル-s-トリアジン、2-メチルチオ-4-t-ブチルアミノ-6-シクロプロピルアミノ-s-トリアジン等が挙げられ、なかでも、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)-s-トリアジン、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリエチル-s-トリアジンが好ましい。
市販のトリアジン系化合物を利用してもよく、例えば、商品名「バイオタック(登録商標)」(ケイ・アイ化成株式会社)、商品名「ACTICIDE GR」(ソージャパン株式会社)等を利用することができる。
トリアジン系化合物は単独で用いても、2種類以上を組み合わせても良い。
(A)成分のトリアジン系化合物は、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中に、(B)成分と共にカチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対して除菌または抑制効果を発揮できる量で適宜配合することができる。例えば、(A)成分のトリアジン系化合物の配合量は、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中において、0.002質量%を越える量、好ましくは、0.004質量%以上、より好ましくは0.006質量%以上の量、さらに好ましくは0.007質量%以上の量、例えば、0.009質量%以上の量とすることができる。使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中に0.002質量%以下の量で用いられた場合には所望の除菌性能が得られない場合がある。一方、配合量の上限は特に限定されないが、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液の中に1質量%以下の量で配合することができる。1質量%を超えるとコスト的に好ましくない場合がある。
本発明に用いられる(B)成分は、カチオン界面活性剤および両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤である。
(B)成分として利用可能なカチオン界面活性剤としては、第四級アンモニウム塩やグアニジン系カチオン界面活性剤などが挙げられる。第四級アンモニウム塩としては、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウム二塩基酸塩(例えば、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、ジデシルジメチルアンモニウムピメレート、ジデシルジメチルアンモニウムスベレート、ジデシルジメチルアンモニウムアゼレート、ジデシルジメチルアンモニウムセバケート、ジデシルジメチルアンモニウムドデカノジオエート、ジデシルジメチルアンモニウムグルタレート、ジデシルジメチルアンモニウムサッシネート、ジデシルジメチルアンモニウムマロネート、ジデシルジメチルアンモニウムオキサレート等)、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネート、1,4-ビス(3,3'-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ)ブタンジブロマイド、N,N'-ヘキサメチレンビス(4-カルバモイル-1-デシルピリジニウムブロマイド)、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化セチルピリジニウム、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライド、デシルイソノニルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルメチルポリオキシエチレンアンモニウムプロピオネート、およびベンゼトニウムクロライドが挙げられ、なかでも、除菌力の強さの点からアルキル基の炭素原子数が8~16に設定される。
また、グアニジン系カチオン界面活性剤としては、ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド、ポリヘキサメチレングアニジンホスフェート、ポリヘキサメチレングアニジンクロライド、グルコン酸クロルヘキシジン等が挙げられ、なかでも、ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド、ポリヘキサメチレングアニジンホスフェートが好ましい。さらに、アルキルジアミンおよび/またはその塩はアルキル基の炭素原子数が8~20に設定され、アルキルモノアミンおよび/またはアルキルジアミンが好ましい。
特に好ましいカチオン界面活性剤としては、塩化アルキル(C12)ベンザルコニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート等が挙げられる。
市販のカチオン界面活性剤を利用してもよく、例えば、商品名:「PraepagenHY」(クラリアントジャパン株式会社)、商品名:「カチオンG50」(三洋化成工業株式会社)、商品名:「Bardac-2280」(Lonza Ltd)、商品名:「オスモリンSDA-1118」(三洋化成工業株式会社)、商品名:「Dodigen 226」(クラリアントジャパン株式会社)、商品名:リポカード210-80MSPG(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)等を利用することができる。
また、(B)成分として利用可能な両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2-アルキル-N-カルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミノエチルグリシン、アルキルジ(アミノエチル)グリシン、グリシンn-(3-アミノプロピル)C10~16誘導体、アルキルポリアミノエチルグリシン、アルキルβアラニン、アルキルアミノプロピオン酸またはその塩、ならびにアルキルアミドジメチルハイドロキシプロピルスルホベタインが挙げられる。
特に好ましい両性界面活性剤としては、コカミノプロピオン酸ナトリウム、ドデシルビス(アミノエチル)グリシン等が挙げられる。
市販の両性界面活性剤を利用してもよく、例えば、商品名:「レボン APL-D」、三洋化成工業株式会社、商品名:「ニッサンアノンLG-R」、日本油脂株式会社等を利用することができる。
(B)成分のカチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選択される少なくとも1種の界面活性剤は、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中に、(A)成分と共にカチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対して除菌または抑制効果を発揮できる量で適宜配合することができる。例えば、(B)成分の界面活性剤の配合量は、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中に、カチオン界面活性剤または両性界面活性剤あるいはそれらの組み合せについて、0.001質量%以上の量、好ましくは0.005質量%以上の量、例えば、0.008質量%以上、0.012質量%以上、0.015質量%以上、0.021質量%以上、または0.04質量%以上の量とすることができる。使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液中に0.001質量%未満の量で用いられた場合には所望の除菌性能が得られない場合がある。一方、配合量の上限は特に限定されないが、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物または希釈液の中に1質量%以下の量で配合することができる。1質量%を超えるとコスト的に好ましくない。
さらに、コンベア用除菌性潤滑剤組成物中における(A)成分の質量[XA]と(B)成分の質量[YB]との比が、[XA]:[YB]=1:0.5~1:20の範囲内にあることが好ましい。[YB]の[XA]に対する質量比が下限の0.5を下回る場合には、コンベア用除菌性潤滑剤組成物の一般細菌およびカチオン抵抗性菌に対する除菌または抑制効果が十分でない場合があり、上限の20を超える場合にはコスト的に好ましくない。特に好ましくは、[XA]:[YB]=1:0.5~1:15であり、より好ましくは1:0.5~1:10であり、さらに好ましくは1:0.5~1:5、よりさらに好ましくは1:0.5~1:2.5である。より詳細には、[XA]:[YB]=1:0.5~1:11.6が好ましく、[XA]:[YB]=1:0.9~1:2.3がより好ましい。なお、上記質量[YB]は、カチオン界面活性剤または両性界面活性剤あるいはそれらの組み合せの質量に基づく。
本発明に用いられる(C)成分である水としては、水道水、軟水、純水、蒸留水、イオン交換水、精製水等が挙げられ、なかでも除菌性の点から精製水が好ましく、また、経済性の点から、水道水、軟水、イオン交換水が好ましい。
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物は、さらに(D)ノニオン界面活性剤、および(E)アニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤を含有することができる。
本発明に用いられる(D)成分のノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(EO)とポリオキシプロピレン(PO)のブロックコポリマー、ポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテルが挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を組み合わせても良い。
そして、本発明に用いられる(E)成分のアニオン界面活性剤としては、下記一般式(1)~(3)で表されるものが挙げられる。これらは単独で用いても、2種類以上を組み合わせても良い。
Figure 0007228881000001
Figure 0007228881000002
Figure 0007228881000003
ただし一般式(1)~(3)において、RはC3~C20のアルキル基またはアルケニル基であり、R'はC1~C4のアルキル基であり、nは1~8の整数であり、mは1~2の整数であり、Mは水素、アルカリ金属、アミンまたはアルカノールアミン、AOはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドから選ばれる少なくとも一種である。
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物において、(D)ノニオン界面活性剤および(E)アニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤は、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対する除菌または抑制効果が損なわれない範囲で適宜配合することができる。例えば、(D)ノニオン界面活性剤および(E)アニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤の配合量は、使用するコンベア用除菌性潤滑剤組成物またはその希釈液中に0.001~1質量%の範囲の量とすることができる。
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物は、必要に応じてさらに、他の除菌剤、消泡剤、洗浄ビルダー、可溶化剤、アルカリ剤等のその他成分を含有することもできる。例えば、除菌剤としてはベンゾイソチアゾリン-3-オン、消泡剤としてはシリコン化合物、洗浄ビルダーとしては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、イミノジ酢酸およびこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびモノエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン等のアルカノールアミン塩、可溶化剤としては、メタキシレンスルホン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール等、アルカリ剤としては、モノエタノールアミン等のアルカノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩、リン酸三カリウム、ピロリン酸四ナトリウム、ピロリン酸四カリウム等のリン酸塩を利用することができる。次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸等も、使用時に本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物に添加して使用することができる。
また、本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物は、使用時に所望される効果が失われない範囲において、原液~1000倍に水で希釈し潤滑剤希釈液として用いられる。潤滑剤希釈液は、使用時に所望の使用濃度に希釈しても良いし、予め適度な濃度に希釈した溶液を作っておいて、これを使用時にさらに所望の使用濃度となるように希釈しても良い。こうして希釈された潤滑剤希釈液はコンベア上に対しておおむね10~200ml/分、好ましくは30~100ml/分の割合でポンプ等を介しノズルから連続的あるいは間欠的に噴霧しても刷毛等で塗布してもよい。
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物は、一般細菌だけでなく、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対しても優れた除菌性を有する。カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌としては、セラチア属の細菌、アルカリゲネス属の細菌、シュードモナス属の細菌、バークホルデリア属の細菌、アクロモバクター属の細菌、エンテロバクター属の細菌、フラボバクテリウム属の細菌、アシネトバクター属の細菌、およびプロテウス属の細菌等が挙げられる。
以下、実施例について比較例と併せて説明する。本発明は実施例に限定されるものではない。
1.除菌性試験
本発明のコンベア用除菌性潤滑剤組成物に関し、後記の表1に示す実施例1~11、および表2に示す比較例1~8の組成(各表の数値は、各成分の有姿によるものであり、その単位は、質量%である)の供試コンベア用除菌性潤滑剤液を作製し、カチオン系除菌剤の抵抗性菌に対する除菌性について、以下のとおり評価した。
〔試験方法〕
懸濁法により、供試潤滑剤組成物のカチオン抵抗性菌に対する除菌性を試験し、以下の評価基準で判定した。
〔供試菌株〕
カチオン系潤滑剤を使用している食品工場から分離されたカチオン抵抗性菌を使用した。
除菌性試験1:
現場菌M(セラチア マルセッセンス)初発菌数:5.0×107 cfu/ml
除菌性試験2:
現場菌H(シュードモナス エルギノーサ)初発菌数:5.0×107 cfu/ml
除菌性試験3:
現場菌N(アルカリゲネス フェーカリス)初発菌数:5.0×107 cfu/ml
〔接触時間/温度〕
24時間/20℃
〔試験濃度〕
水道水で400倍に希釈した。
〔評価基準〕
コンベア用除菌性潤滑剤組成物と接触後の菌数の減少に基づいて、以下の評価基準にしたがって除菌性を評価した。
◎:5Logリダクション以上の菌数減少
○:Logリダクションが2以上5未満の菌数減少
△:Logリダクションが1以上2未満の菌数減少
×:1Logリダクション未満の菌数減少
◎および○を実用性のあるものとして判定した。
〔成分〕
(A)成分
・トリアジン系化合物
ヘキサヒドロ-1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)-s-トリアジン(純分74%以上)
(B)成分
・カチオン界面活性剤1
塩化アルキル(C12)ベンザルコニウム(純分50%)
商品名:「Dodigen 226」、クラリアントジャパン株式会社
・カチオン界面活性剤2
塩化ジデシルジメチルアンモニウム(純分80%)
商品名:「BARDAC 2280」、Lonza Ltd
・カチオン界面活性剤3
ジデシルジメチルアンモニウム二塩基酸塩(純分57%)
商品名:「オスモリンSDA-1118」、三洋化成工業株式会社
・カチオン界面活性剤4
ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート(純分80%)
商品名:「リポカード210-80MSPG」、(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社)
・両性界面活性剤1
コカミノプロピオン酸ナトリウム(純分29%)
商品名:「レボン APL-D」、三洋化成工業株式会社
・両性界面活性剤2
ドデシルビス(アミノエチル)グリシン(純分30%)
商品名:「ニッサンアノンLG-R」、日本油脂株式会社
(C)成分
・水
(D)成分
・ノニオン界面活性剤1
ポリオキシエチレン-ポリオキシプロピレン-アルキルエーテル(HLB10)(純分100%)
・ノニオン界面活性剤2
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(1%水溶液の曇点32℃)(純分100%)
(E)成分
・アニオン界面活性剤
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸(純分100%)
商品名:「フォスファノールML220」、東邦化学工業株式会社
(その他)
・プロピレングリコール(純分100%)
商品名:「プロピレングリコール」、旭硝子株式会社
・安息香酸ナトリウム
・エチレンジアミン四酢酸
商品名:「キレスト110」、キレスト株式会社
・モノエタノールアミン
商品名:「モノエタノールアミン(MEA)」、株式会社日本触媒
Figure 0007228881000004
Figure 0007228881000005
表1、表2の結果より、本発明の潤滑剤組成物の実施例1~11はいずれも、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌に対し、優れた除菌または抑制効果を有することが明らかとなった。なかでも、本発明の潤滑剤組成物の実施例1~4は、特に優れた除菌または抑制効果を有することが明らかとなった。
2.潤滑性試験
実用性のある除菌効果が認められた本発明の潤滑剤組成物の実施例1~11について、その潤滑性を以下のとおり評価した。
ポリアセタール樹脂製コンベアプレート及びステンレスコンベアプレート上に試験用容器を置き、次いで、このコンベアプレート上に本発明の潤滑剤組成物の実施例1~11ならびに市販のコンベア用除菌性潤滑剤を、それぞれ、12ml/分で供給したときの10分後の摩擦係数(μ)を測定し、各容器の潤滑性を評価した。なお、テストコンベア条件コンベア速度は40cm/秒とし、試験用容器は、ビール大壜1本、350mlアルミ缶1本、500mlペットボトルとした。摩擦係数(μ)は以下の算定式より算出した。
摩擦係数(μ)=引張抵抗値(g)/テスト容器の総重量(g)
結果、本発明の潤滑剤組成物の実施例1~11については、摩擦係数(μ)は0.13未満の値を有し、市販のコンベア用除菌性潤滑剤と同程度の潤滑性が確認された。なお、除菌性の評価において△を示した比較例3および比較例4については、摩擦係数(μ)は0.13以上の値を示し、十分な潤滑性能を有さないことが確認された。
以上の結果より、トリアジン系化合物とカチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤とを含有することにより、カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌を除菌または抑制することができ、かつ良好な潤滑性を有する潤滑剤組成物が得られることが確認された。本発明の潤滑剤組成物によれば、コンベアを長期間にわたり衛生的に使用することができる。

Claims (7)

  1. (A)トリアジン化合物、(B)カチオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤、ならびに(C)水を含有し、前記コンベア用除菌性潤滑剤組成物中における(A)成分と(B)成分の質量比が、(A):(B)=1:0.5~1:20であることを特徴とするコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  2. 上記(A)成分のトリアジン化合物が、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)-s-トリアジン、ヘキサヒドロ-1,3,5-トリエチル-s-トリアジン、および2-メチルチオ-4-t-ブチルアミノ-6-シクロプロピルアミノ-s-トリアジンからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  3. 上記(B)成分のカチオン界面活性剤が、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウム二塩基酸塩、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネート、1,4-ビス(3,3'-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ)ブタンジブロマイド、N,N'-ヘキサメチレンビス(4-カルバモイル-1-デシルピリジニウムブロマイド)、アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化セチルピリジニウム、アルキルジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライド、デシルイソノニルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルメチルポリオキシエチレンアンモニウムプロピオネート、およびベンゼトニウムクロライドから選ばれる第四級アンモニウム塩、ポリヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド、ポリヘキサメチレングアニジンホスフェート、ポリヘキサメチレングアニジンクロライド、グルコン酸クロルヘキシジンのグアニジン系カチオン界面活性剤、ヘキサデシルトリブチルフォスフォニウム、アルキルジアミンまたはその塩から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1または2記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  4. 上記(B)成分の両性界面活性剤が、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2-アルキル-N-カルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミノエチルグリシン、アルキルジ(アミノエチル)グリシン、グリシンn-(3-アミノプロピル)C10~16誘導体、アルキルポリアミノエチルグリシン、アルキルβアラニン、アルキルアミノプロピオン酸またはその塩、ならびにアルキルアミドジメチルハイドロキシプロピルスルホベタインから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  5. さらに、(D)ノニオン界面活性剤、および(E)アニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  6. カチオン界面活性剤に対し抵抗性を持つ菌を除菌または発育阻止するために用いられることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載のコンベア用除菌性潤滑剤組成物を、水または湯を用いて原液~1000倍に希釈した潤滑剤希釈液をコンベア上に供給、噴霧または塗布して容器の搬送移動に用いるコンベア用除菌性潤滑剤組成物の使用方法。
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