JP7227796B2 - 視標提示装置用リモートコントローラ及び視標提示装置 - Google Patents

視標提示装置用リモートコントローラ及び視標提示装置 Download PDF

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Description

本発明は、視標提示装置用リモートコントローラ及びこれを備えた視標提示装置に関するものである。
従来から、視標提示装置に対して信号を送信する送信部を有するリモートコントローラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-225254号公報
ところで、従来のリモートコントローラでは、コントローラ本体の前部と後部のそれぞれに送信部及び受信部を設け、コントローラ本体をどちらに向けてもいいようにしている。しかしながら、リモートコントローラから送信される信号は、コントローラ本体の前部に設けられた送信部と、コントローラ本体の後部に設けられた送信部とからそれぞれ送信されてしまうため、視標提示装置に臨んでいない送信部から送信された信号は不要であった。そして、不要な信号も送信していることで、無駄な電力消費が生じてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、コントローラ本体の姿勢に拘らず所望の方向に信号を送信できると共に、無駄な電力消費を抑制することができる視標提示装置用リモートコントローラ及び視標提示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の視標提示装置用リモートコントローラは、被検者に視標を提示する視標提示装置に向けて信号を送信する。
そして、コントローラ本体と、コントローラ本体に設けられると共に互いに異なる方向に向けて信号を送信する複数の送信部と、複数の送信部のいずれかから選択的に信号を送信させる信号制御部と、を備えている。さらに、コントローラ本体は、検者から視認可能な位置に設けられた表示部を有し、表示部には、送信部から送信される信号の送信強度が表示される。
このように構成された視標提示装置用リモートコントローラでは、信号制御部によって複数の送信部からの信号の送信が制御され、この複数の送信部のうちのいずれかから選択的に信号が送信される。そのため、コントローラ本体の姿勢に応じて適切な位置に設けられた送信部から信号を送信することが可能となる。よって、コントローラ本体の姿勢に拘らず所望の方向に信号を送信できると共に、無駄な電力消費を抑制することができる。
実施例1のリモートコントローラを備える視標提示装置を示す外観斜視図である。 実施例1のリモートコントローラを示す外観斜視図である。 実施例1のリモートコントローラの構成を示すブロック図である。 実施例1のリモートコントローラの表示部における表示例を示す説明図であり、(a)は送信部選択後の表示例を示し、(b)は送信部選択前の表示例を示す。 実施例1のリモートコントローラでの送信部選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 (a)、(b)はアライメント調整を行う際の実施例1のリモートコントローラの使用状態を示す説明図である。 視標の設定を行う際の実施例1のリモートコントローラの配置位置を示す説明図である。 実施例1のリモートコントローラの第1変形例を示す要部外観斜視図である。 実施例1のリモートコントローラの第2変形例を示す要部平面図である。
以下、本発明の視標提示装置用リモートコントローラ及びこれを備える視標提示装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
実施例1の眼科装置1は、図1に示すように、被検者2の前方に配置され、被検者2に各種の視標を提示し、提示された視標を視認した被検者2の協力を得て被検眼Eの光学特性(屈折力等)を測定する装置である。この眼科装置1は、視標提示装置10と、検眼テーブル3と、検眼ユニット4と、照明ユニット5を備えている。
視標提示装置10は、検眼テーブル3の前方に載置され、ランドルト環等の遠用検眼用の視標を被検者2に提示する装置である。また、検眼テーブル3には、水平方向に回動可能な支柱3aが設けられ、この支柱3aによって、検眼ユニット4及び照明ユニット5が支持されている。ここで、検眼ユニット4は、屈折力の異なる複数の光学素子を有し、任意の光学素子を被検眼の眼前に選択的に配置することで、被検眼Eの視機能を矯正する。
視標提示装置10は、装置本体11と、視標提示装置用リモートコントローラ(以下、「リモコン」という)20と、を備えている。
装置本体11は、筐体11aに収容された視標提示光学系(不図示)と、視標提示部12と、受信部13と、アライメント駆動部14と、視標制御部(不図示)と、を有している。
視標提示部12は、視標提示光学系によって生成された視標像を提示する液晶ディスプレイであり、筐体11aに収容されている。この視標提示部12の表示画面12aは、筐体11aの前面に設けられたウインドウWを介して被検者2から視認可能になっている。
受信部13は、筐体11aの前面に設けられ、リモコン20から送信された信号を受信する。ここで、リモコン20からは、アライメント用の赤外光(以下、「第1信号」という)と、視標制御用の赤外光(以下、「第2信号」という)が送信される。受信部13にて受信した第1信号はアライメント駆動部14に出力され、受信部13にて受信した第2信号は視標制御部に出力される。
アライメント駆動部14は、受信部13にて受信した第1信号に基づいて、被検眼Eと視標提示部12との位置関係を調整する機構である。すなわち、このアライメント駆動部14によって、視標提示部12の表示画面12aが被検眼Eに対して前後方向、左右方向、上下方向のいずれの方向に移動する。
リモコン20は、検者6によって操作されて装置本体11に向けて第1信号又は第2信号を送信し、視標提示部12に表示する視標の設定や、被検眼Eの位置を認識させるワイヤレスの操作部である。このリモコン20は、図2及び図3に示すように、コントローラ本体21と、複数の送信部(第1送信部22a、第2送信部22b、第3送信部22c)と、表示部23と、送信部選択ボタン群24と、アライメントボタン25と、視標設定ボタン群26と、電源ボタン27と、信号制御部28と、を有している。
コントローラ本体21は、全体形状が、検者6が片手で持てる程度の薄い直方体に形成されており、樹脂材料で成形されている。ここで、コントローラ本体21の短手方向Xをリモコン20の左右方向、コントローラ本体21の厚み方向Yをリモコン20の前後方向、コントローラ本体21の長手方向Zをリモコン20の上下方向とする。また、コントローラ本体21の厚み方向Yに沿って対向する一方の面をリモコン20の正面とし、他方の面をリモコン20の背面とする。
第1送信部22a、第2送信部22b、第3送信部22cは、いずれも赤外光を発光するLEDであり、発光することで信号(第1信号又は第2信号)を送信する。ここで、第1送信部22aは、コントローラ本体21の左側面21aに設けられている。また、第2送信部22bは、コントローラ本体21の上面21bに設けられている。さらに、第3送信部22cは、コントローラ本体21の右側面21cに設けられている。そして、第1送信部22aは、コントローラ本体21の左側面21aから先端が露出し、コントローラ本体21の左側方に向けられている。また、第2送信部22bは、コントローラ本体21の上面21bから先端が露出し、コントローラ本体21の上方に向けられている。また、第3送信部22cは、コントローラ本体21の右側面21cから先端が露出し、コントローラ本体21の右側方に向けられている。すなわち、第1送信部22a~第3送信部22cの先端は、それぞれ異なる方向に向いており、互いに異なる方向に向けて信号を送信する。なお、コントローラ本体21の正面21dには、第1送信部22a~第3送信部22cの位置を示すへこみ22dが形成されている。
表示部23は、コントローラ本体21の正面21dに設けられた液晶ディスプレイである。この表示部23には、視標設定ボタン群26を操作して設定された視標や、信号を送信する送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の位置等が表示される。この表示部23において、信号を送信する送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の位置等を表示する場合には、例えば図4(a)に示すように表示する。ここで、LEDを模したグラフィック(以下、「LEDグラフィック」という)23aの表示位置により、信号を送信する送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の位置を示す。また、LEDグラフィック23aの先端方向の向きにより、送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)から送信される信号の送信方向を示す。また、LEDグラフィック23aの先端近傍に表示した扇状のグラフィック(以下、「扇型グラフィック」という)23bの厚みにより、送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)から送信される信号の送信強度を示す。さらに、扇型グラフィック23bの幅の大きさにより、送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)から送信された信号の配光特性を示す。なお、図4(a)では、LEDグラフィック23aを表示部23の上部中央位置に上方向に向けて表示することで、第2送信部22bからコントローラ本体21の長手方向に沿って信号が送信されることを示す。また、扇型グラフィック23bを二段表示することで、第2送信部22bからの信号強度が「中」であることを示す。
つまり、全てのLEDグラフィック23a及び扇型グラフィック23bを示すと、図4(b)に示す状態となる。なお、送信部を選択する前には、全てのLEDグラフィック23a及び扇型グラフィック23bが一斉に表示される。ここで、上述のように、表示部23の上部中央位置に上方向に向けて表示されたLEDグラフィック23a2によって、第2送信部22bから信号が送信されることを示す。また、表示部23の左端位置に左側方に向けて表示されたLEDグラフィック23a1によって、第1送信部22aからコントローラ本体21の左方向に信号が送信されることを示す。また、表示部23の右端位置に右側方に向けて表示されたLEDグラフィック23a3によって、第3送信部22cからコントローラ本体21の右方向に信号が送信されることを示す。さらに、表示部23の上部中央位置に表示された扇型グラフィック23b2によって、第2送信部22bの信号強度及び配光特性を示す。そして、表示部23の左端位置に表示された扇型グラフィック23b1によって、第1送信部22aの信号強度及び配光特性を示す。また、表示部23の右端位置に表示された扇型グラフィック23b3によって、第3送信部22cの信号強度及び配光特性を示す。
なお、扇型グラフィック23bが一段表示のときは信号強度が「弱」であることを意味し、二段表示のときは信号強度が「中」であることを意味し、三段表示のときは信号強度が「強」であることを意味する。さらに、扇形グラフィック23bの幅が狭いほど、LED正面へ出る光が多くなり、横の方へ広がる光が少ない配光特性であることを意味する。
送信部選択ボタン群24は、コントローラ本体21の正面21dに設けられた複数の押ボタンから構成されている。検者6は、この送信部選択ボタン群24を操作することで、所望の送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)を選択し、選択した送信部から信号を送信させることができる。なお、送信部選択ボタン群24からの送信部選択指令は、信号制御部28に入力される。
アライメントボタン25は、コントローラ本体21の正面21dに設けられた押ボタンによって構成されている。ここで、検者6は、コントローラ本体21を被検眼Eの横や、検眼ユニット4の検眼窓の横に差し出した状態でアライメントボタン25を操作し、送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)を発光させて第1信号を送信することで、被検眼Eの位置をアライメント駆動部14に認識させる。なお、アライメントボタン25からのアライメント指令は、信号制御部28に入力される。
視標設定ボタン群26は、コントローラ本体21の正面21dに設けられた複数の押ボタンから構成されている。検者6は、この視標設定ボタン群26を操作することで、視標提示部12に表示させる視標を選択することができる。なお、視標設定ボタン群26からの視標選択指令は、信号制御部28に入力される。
電源ボタン27は、コントローラ本体21の正面21dに設けられた押ボタンによって構成されている。検者6は、この電源ボタン27を操作することで、視標提示装置10のON/OFF動作を制御することができる。なお、電源ボタン27からのON/OFF指令は、信号制御部28に入力される。
信号制御部28は、コントローラ本体21に内蔵され、視標設定ボタン群26から視標選択指令が入力される。そして、この信号制御部28は、視標選択指令に基づいて、検者6によって選択された送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)に対し、アライメントボタン25からアライメント指令、又は、視標設定ボタン群26からの視標選択指令を出力する。また、この信号制御部28は、電源ボタン27からのON/OFF指令は、予め設定された送信部(例えば第2送信部22b)に出力する。
なお、信号制御部28からアライメント指令が出力されたときは、選択された送信部から装置本体11に向けて第1信号が送信される。また、信号制御部28から視標選択指令が出力されたときは、選択された送信部から装置本体11に向けて第2信号が送信される。つまり、信号制御部28は、複数の送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)のいずれかから選択的に信号(第1信号又は第2信号)を送信させる。なお、ON/OFF指令が出力されたときは、予め設定された送信部(例えば第2送信部22b)から装置本体11に向けてON/OFF信号が送信される。
さらに、この信号制御部28は、視標選択指令に基づき、検者6によって選択された送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の情報を表示させる指令を表示部23に出力する。この結果、表示部23では、例えば図4(a)に示すように、信号を送信する送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の位置等を表示する。さらに、信号制御部28は、電源ボタン27からON指令が入力されたときは、全てのLEDグラフィック23a及び扇型グラフィック23bを表示させる指令を表示部23に出力する。この結果、表示部23では、例えば図4(b)に示すように、全てのLEDグラフィック23a及び扇型グラフィック23bを表示する。
図5は、実施例1のリモコン20での送信部選択処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図5に基づき、送信部選択処理の各ステップを説明する。
ステップS1では、検者6は電源ボタン27をON操作し、ステップS2へ進む。ここで、電源ボタン27がON操作されたことで電源ボタン27からON指令が出力される。
ステップS2では、ステップS1での電源ON操作に続き、電源ボタン27から出力されたON指令が信号制御部28に入力され、ステップS3へ進む。このとき、予め設定された送信部(例えば第2送信部22b)から装置本体11に向けてON信号が送信される。
ステップS3では、ステップS2でのON指令の入力に続き、信号制御部28は入力されたON指令に基づいて、全てのLEDグラフィック23a及び扇型グラフィック23bを表示させる指令を表示部23に出力し、ステップS4へ進む。これにより、表示部23では、全ての送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)の位置が表示される(図4(b)参照)。
ステップS4では、ステップS3での全送信部位置の表示に続き、検者6は送信部選択ボタン群24を操作し、第1送信部22a~第3送信部22cの中から信号を送信する送信部を選択し、ステップS5へ進む。このとき、表示部23には全ての送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)の位置が表示されているため、検者6は、表示部23の表示内容を参考にして送信部を選択することができる。また、検者6は、コントローラ本体21の向きや装置本体11、被検者2、検者6の位置等に基づいて、適切な送信部を選択する。
ステップS5では、ステップS4での送信部の選択に続き、検者6は送信部選択ボタン群24を操作し、信号を送信する送信部を決定し、ステップS6へ進む。ここで、送信部が決定されたことで送信部選択ボタン群24から送信部選択指令が出力される。
ステップS6では、ステップS5での送信部の決定に続き、送信部選択ボタン群24から出力された送信部選択指令が信号制御部28に入力され、ステップS7へ進む。
ステップS7では、ステップS6での送信部選択指令の入力に続き、信号制御部28は入力された送信部選択指令に基づいて、選択された送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の位置を示すLEDグラフィック23aと、選択された送信部(第1送信部22a~第3送信部22cのいずれか)の信号強度及び配光特性を示す扇型グラフィック23bを表示させる指令を表示部23に出力し、エンドへ進む。これにより、表示部23では、選択された送信部(例えば第2送信部22b)の位置等が表示される(図4(a)参照)。
以下、実施例1のリモコン20及び視標提示装置10の作用効果を説明する。
実施例1のリモコン20を用いて被検眼Eと視標提示部12との位置関係を調整するアライメントを行うには、まず、検者6は、視標提示装置10の装置本体11に対峙する位置に被検者2を座らせる。ここで、筐体11aの前面から被検者2までの距離は、予め設定した所定距離に合わせる。
次に、検者6は、リモコン20から第1信号を送信する送信部の位置を設定する。すなわち、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS1、ステップS2と順に進む、これにより、電源ボタン27からON指令が出力され、このON指令が信号制御部28に入力される。そして、ステップS3の処理に進み、表示部23には、図4(b)に示すように、全ての送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)の位置が表示される。
続いて、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS4、ステップS5、ステップS6の処理に進む。つまり、検者6は、表示部23の表示内容を参考にしながら、コントローラ本体21の向きや装置本体11、被検者2、検者6の位置や向き等に基づき、送信部選択ボタン群24を操作して、第1送信部22a~第3送信部22cの中から第1信号を送信する送信部を選択する。そして、検者6は、第1信号の送信に適切と判断した送信部を選択したら、送信部選択ボタン群24を操作し、第1信号を送信する送信部を決定する。この結果、送信部選択指令が信号制御部28に入力される。なお、ここでは、検者6がコントローラ本体21を水平に倒して持った状態で操作することを希望していると仮定し、第2送信部22bを選択する。
そして、図5に示すフローチャートにおけるステップS7の処理が実行される。すなわち、表示部23には、図4(a)に示すように選択された送信部(ここでは第2送信部22b)の位置を示すLEDグラフィック23aと、選択された送信部(第2送信部22b)の信号強度及び配光特性を示す扇型グラフィック23bが表示される。
その後、検者6は、図6(a)に示すように、正面21dを自身に向けた状態でリモコン20のコントローラ本体21を水平に倒して持ち、上面21bを装置本体11の受信部13に向けた状態で被検者2の被検眼Eの横に差し出す。このとき、第2送信部22bの高さ位置と被検眼Eの高さ位置を合わせる。そして、検者6は、アライメントボタン25をON操作する。これにより、アライメントボタン25からアライメント指令が出力されて信号制御部28に入力される。そして、信号制御部28は、第1信号を送信すると選択された第2送信部22bにアライメント指令を出力する。この結果、第2送信部22bは発光し、装置本体11の受信部13に向けて第1信号が送信される。
このように、実施例1のリモコン20では、コントローラ本体21の向きに応じて複数の送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)の中から信号の送信に最適な送信部が選択され、当該送信部(図6(a)では第2送信部22b)から第1信号を装置本体11に向けて送信することができる。よって、検者6はコントローラ本体21を所望の向きに向けた状態でリモコン20の操作を行うことができ、コントローラ本体21の姿勢に拘らず、所望の方向に信号を送信できる。
また、このとき、第1信号を送信するために発光するのは、予め選択された第2送信部22bだけである。そのため、信号の送信に不要な第1送信部22aや第3送信部22cが発光することがないので、無駄な電力消費を抑制することができる。
さらに、このリモコン20では、コントローラ本体21に設けられた表示部23に、第1信号を送信するために選択された送信部(ここでは第2送信部22b)の位置が表示される。これにより、検者6は、正面21dを自身に向けた状態で操作することで、表示部23の表示を確認でき、どこの送信部から第1信号が送信されているのか把握することができる。すなわち、検者6は、第1信号を送信する送信部の位置を認識しながらコントローラ本体21を適切な方向に向けて操作することができ、操作性を向上させつつ、検者6に安心感を与えることができる。
また、この実施例1では、表示部23に表示されたLEDグラフィック23aの先端方向に向きによって、第1信号を送信するために選択された送信部(ここでは第2送信部22b)の信号の送信方向を表示する。また、表示部23に表示された扇型グラフィック23bの厚みによって、第1信号を送信するために選択された送信部(ここでは第2送信部22b)の信号の送信強度を表示する。また、表示部23に表示された扇型グラフィック23bの幅によって、第1信号を送信するために選択された送信部(ここでは第2送信部22b)の信号の配光特性を表示する。
そのため、検者6は、実際に第1信号を送信する送信部(ここでは第2送信部22b)の状態を適切に把握することができる。これにより、例えば信号強度が弱っていることを把握したときには、コントローラ本体21に搭載した電池(バッテリー)を交換したり、信号の送信方向や配光特性に応じてコントローラ本体21の向きを微調整したりすることができる。この結果、リモコン20の操作をさらに適切に行うことができ、操作性をさらに向上させることができる。
そして、この実施例1の視標提示装置10では、リモコン20において、複数の送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)から選択的に第1信号を送信可能である一方、装置本体11が、被検者2に視標を提示する視標提示部12と、リモコン20から送信された第1信号を受信する受信部13と、受信部13にて受信した第1信号に基づいて被検眼Eと視標提示部12との位置関係を調整するアライメント駆動部14と、を備えている。
これにより、検者6は、所望の向きにリモコン20のコントローラ本体21を向けた状態でアライメントを行うことができる。そのため、アライメント時の操作性を向上させ、アライメント時間を短縮したり、正確にアライメントを行ったりすることが可能となる。
なお、アライメント時に、検者6がコントローラ本体21を垂直に立てて持った状態で操作することを希望している場合には、検者6は、第1信号を送信する送信部として、例えば第3送信部22cを選択する。この結果、図6(b)に示すように、検者6は、正面21dを自身に向けた状態でリモコン20のコントローラ本体21を垂直に立てて持ち、右側面21cを装置本体11の受信部13に向けた状態で被検者2の被検眼Eの横に差し出すことができる。これにより、検者6は、表示面23を視認しつつ、コントローラ本体21を所望の方向に向けてアライメントを行うことができ、操作性の向上を図ることができる。
さらに、視標提示部12に表示させる視標を設定するための第2信号を送信する場合には、被検眼Eの横にコントローラ本体21を差し出す必要がない。そのため、検者6は、コントローラ本体21を持って使用するだけでなく、検眼テーブル3の上にリモコン20を載置したまま使用することが可能である。この場合、図7に示すように、リモコン20の置き方や持ち方等によって、装置本体11の受信部13に対するリモコン20の位置及び向きが異なる。
これに対し、実施例1のリモコン20では、複数の送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)の中から、第2信号を送信する送信部を選択した上で、選択した送信部から第2信号を送信する。これにより、このリモコン20は、コントローラ本体21の向きに応じて適切な方向に第2信号を送信することができる。
さらに、複数の装置本体11が並んで配置されている場合では、複数のリモコン20から同時に信号が送信されるとノイズエラーが発生してしまう。この場合、視標提示装置10ごとにチャンネル設定を行っても、エラーが発生する場合がある。そのため、送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)は、第2信号の送信方向や配光特性を絞り込んだものにする必要がある。これに対し、実施例1のリモコン20では、複数の送信部(第1送信部22a~第3送信部22c)のいずれかから選択的に第2信号を送信させることができるので、第2信号の送信方向や配光特性を絞り込んでいても、リモコン20のコントローラ本体21の向きを無理に変更することなく、適切に第2信号を送信することが可能となる。これにより、複数の装置本体11が並んで配置されている場合であっても、検者6による操作が行いやすい方向にコントローラ本体21を配置した状態でリモコン20を使用することができる。
以上、本発明の視標提示装置用リモートコントローラ(リモコン20)及び視標提示装置を実施例1に基づいて説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、第1送信部22a~第3送信部22cを構成するLEDが、コントローラ本体21の表面から露出している例を示した。しかしながら、これに限らず、図8に示すように、信号を透過可能なカバーKによって第1送信部22a~第3送信部22cを覆ってもよい。この場合では、第1送信部22a~第3送信部22cの位置がさらに外部から分かりにくくなるが、表示部23に信号を送信するために選択した送信部の位置を表示することで、検者6は選択した送信部の位置を適切に把握することができる。
さらに、リモコン20は、図8に示すように、可視光を発光可能なレーザポインタLをコントローラ本体21に搭載していてもよい。この場合、レーザポインタLからの光によって、視標等を指し示すことが可能となる。そのため、紙製の視力検査表等を用いた視力検査を行う場合などであってもリモコン20を用いることができる。
また、実施例1では、第1送信部22aをコントローラ本体21の左側面21aに設け、第2送信部22bをコントローラ本体21の上面21bに設け、第3送信部22cをコントローラ本体21の右側面21cに設けた例を示した。しかしながら、送信部を設ける位置はこれに限らない。例えば、図9に示すように、コントローラ本体21の左側面21aと上面21bとの角部に第1送信部22aを設け、コントローラ本体21の右側面21cと上面21bとの角部に第2送信部22bを設けてもよい。さらに、コントローラ本体21の正面21dに第3送信部22cを設けてもよい。さらに図示しないが、コントローラ本体21の背面(表示部23が設けられた面に対向する面)に送信部を設けてもよい。
また、実施例1では、送信部の位置及び送信方向を示す際にLEDグラフィック23aを用い、信号強度及び配光特性を示す際に扇形グラフィック23bを用いる例を示したが、これに限らない。信号を送信するために選択した送信部の位置や送信方向、信号強度、配光特性を検者6に認識させることができる表示であれば、形状や色等を任意に設定することができる。また、文字によって表示してもよい。さらに、少なくとも信号を送信する送信部の位置を検者6に認識させることができればよいため、例えば配光特性や信号強度等は表示されなくてもよい。
1 眼科装置
2 被検者
3 検眼テーブル
6 検者
10 視標提示装置
11 装置本体
12 視標提示部
13 受信部
14 アライメント駆動部
20 リモコン(視標提示装置用リモートコントローラ)
21 コントローラ本体
22a 第1送信部
22b 第2送信部
22c 第3送信部
23 表示部
24 送信部選択ボタン群
25 アライメントボタン
26 視標設定ボタン群
27 電源ボタン
28 信号制御部
E 被検眼
L レーザポインタ

Claims (6)

  1. 被検者に視標を提示する視標提示装置に向けて信号を送信する視標提示装置用リモートコントローラにおいて、
    コントローラ本体と、前記コントローラ本体に設けられると共に互いに異なる方向に向けて前記信号を送信する複数の送信部と、前記複数の送信部のいずれかから選択的に信号を送信させる信号制御部と、を備え
    前記コントローラ本体は、検者から視認可能な位置に設けられた表示部を有し、
    前記表示部には、前記送信部から送信される信号の送信強度が表示される
    ことを特徴とする視標提示装置用リモートコントローラ。
  2. 被検者に視標を提示する視標提示装置に向けて信号を送信する視標提示装置用リモートコントローラにおいて、
    コントローラ本体と、前記コントローラ本体に設けられると共に互いに異なる方向に向けて前記信号を送信する複数の送信部と、前記複数の送信部のいずれかから選択的に信号を送信させる信号制御部と、を備え、
    前記コントローラ本体は、検者から視認可能な位置に設けられた表示部を有し、
    前記表示部には、前記送信部から送信された信号の配光特性が表示される
    ことを特徴とする視標提示装置用リモートコントローラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された視標提示装置用リモートコントローラにおいて、
    前記表示部には、前記信号を送信する送信部の位置が表示される
    ことを特徴とする視標提示装置用リモートコントローラ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された視標提示装置用リモートコントローラにおいて、
    前記表示部には、前記送信部から送信される信号の送信方向が表示される
    ことを特徴とする視標提示装置用リモートコントローラ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された視標提示装置用リモートコントローラにおいて、
    前記コントローラ本体は、可視光を発光可能なレーザポインタを有する
    ことを特徴とする視標提示装置用リモートコントローラ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された視標提示装置用リモートコントローラと、被検者に視標を提示する視標提示部と、視標提示装置用リモートコントローラから送信された信号を受信する受信部と、前記受信部にて受信した信号に基づいて被検眼と前記視標提示部との位置関係を調整するアライメント駆動部と、を備えた
    ことを特徴とする視標提示装置。
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