JPH1189796A - 視標表示装置及び検眼装置 - Google Patents

視標表示装置及び検眼装置

Info

Publication number
JPH1189796A
JPH1189796A JP9259734A JP25973497A JPH1189796A JP H1189796 A JPH1189796 A JP H1189796A JP 9259734 A JP9259734 A JP 9259734A JP 25973497 A JP25973497 A JP 25973497A JP H1189796 A JPH1189796 A JP H1189796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
optotype
eye
information
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9259734A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Unosawa
誠 宇野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP9259734A priority Critical patent/JPH1189796A/ja
Publication of JPH1189796A publication Critical patent/JPH1189796A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の仕向け先の言語に対応した
視標、検眼用の任意の種類の視標を極めて迅速に切替え
表示できる視標表示装置を提供する。 【解決手段】 検眼用の視標を表示する視標表示装置1
において、液晶による情報表示を行う液晶表示部25
と、異なる仕向け先の言語対応の視標情報を記憶したメ
モリ26と、前記各仕向け先の内のいずれか一つを選定
する選定情報を出力するスイッチと、選定情報に応じて
前記メモリ26から対応する仕向け先の言語対応の視標
情報を読み出し、前記液晶表示部14に表示させる視標
制御部25とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼に視標を提
示する視標表示装置及び被検眼の検眼を行う検眼装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の視標表示装置の一例を図19、図
20を参照して説明する。この視標表示装置は、直方体
箱型状で表面の略中央部に四角形状の開口153を設け
た筐体152と、この筐体152の上部に収容した光源
ランプ155と、この光源ランプ155の近傍に水平配
置されるとともに、円形配列にランドルトマーク等の複
数の視標157を蒸着等の手段で付した円盤状の視標板
156と、筐体152の内部に視標板156と対向状態
に配置した凹面鏡158と、視標板156と凹面鏡8と
の間の光路に45度の傾斜角度で、かつ、前記開口13
3に臨むように配置した前記視標157からの光束を凹
面鏡158に向けて透過するとともに前記凹面鏡158
からの平行光束を外方に向けて反射するハーフミラー1
59とを備えている。
【0003】さらに、この視標表示装置は、視標板15
6の近傍に駆動モータ160を備え、この駆動モータ1
60の原動軸に取り付けた原動歯車161を前記視標板
156の外周に設けた円形歯156aに噛合させること
で、この視標板156を回転駆動し、複数の視標157
のうち、所望の視標157を前記光源ランプ155の直
下に臨ませるようになっている。
【0004】この視標表示装置によれば、光源ランプ1
55により照明される視標157からの光束は、上述し
たような視標光学系の光路に設けたハーフミラー159
を透過して凹面鏡158に至り、さらに、凹面鏡158
により反射して平行光束となって再度ハーフミラー15
9に至り、ここで反射して開口153から図示してない
が被検眼に向けて射出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の視標表示装置の場合、前記視標板156には、
ランドルト環等の複数の視標157が蒸着等の手段で付
されているものであり、一枚の視標板156における視
標157の種類、数は一定不変である。
【0006】このため、例えばこの視標表示装置を複数
の仕向け先、即ち、日本語圏、英語圏及びその他ヨーロ
ッパ諸国等の言語圏の各言語に対応した視標表示装置と
して適用しようとした場合、前記視標板156を日本語
圏、英語圏等に各々対応した視標157を備えたものに
取り換えなければならかった。
【0007】また、上述した従来の視標表示装置の場
合、視標板156を回転駆動し、複数の視標157のう
ち、いずれか所望の視標157を被検眼に提示するもの
であるため、特定の視標157の選定までに時間がかか
り、被検眼に対する検眼時間の短縮化を図ることができ
なかった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、複数の仕向け先の言語に対応した視標、検眼用
の任意の種類の視標を極めて迅速に切替え表示でき、複
数の仕向け先に容易に対応できるとともに、被検眼に対
する検眼時間の短縮化にも寄与する視標表示装置及び該
視標表示装置を用いた検眼装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る視標表示装置は、被検眼に視認させる検眼用の視標を
表示する視標表示装置において、前記検眼用の視標を表
示する手段として液晶表示手段を用いたことを特徴とす
るものである。
【0010】この発明によれば、被検眼に視認させる検
眼用の視標を表示する手段として液晶表示手段を用いた
ので、任意の仕向け先の言語に対応した視標、検眼用の
任意の種類の視標を迅速に切替え表示でき、一台の視標
表示装置で複数の仕向け先に対応できるとともに、被検
眼に対する検眼時間の短縮化も図れる。
【0011】請求項2記載の発明に係る視標表示装置
は、検眼用の視標を表示する視標表示装置において、液
晶による情報表示を行う液晶表示手段と、複数の仕向け
先用の異なる言語対応の視標情報を記憶した記憶手段
と、複数の仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定
情報を出力する選定手段と、この選定手段からの選定情
報に応じて前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対
応の視標情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させ
る制御手段とを有することを特徴とする視標表示装置。
【0012】この発明によれば、選定手段により複数の
仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定情報を出力
することで、制御手段が選定手段からの選定情報に応じ
て前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対応の視標
情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させるので、
一台の視標表示装置において、従来例のような視標板を
取り替えるような繁雑な操作をすることなく、複数の仕
向け先の各言語に対応した視標を切替え表示でき、仕向
け先の多様化を図ることができる。
【0013】請求項3記載の発明に係る視標表示装置
は、検眼用の視標を表示する視標表示装置において、液
晶による情報表示を行う液晶表示手段と、複数の仕向け
先用の異なる言語対応の視標情報を記憶した記憶手段
と、複数の仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定
情報を出力する選定手段と、この選定手段からの選定情
報に応じて前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対
応の視標情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させ
る制御手段と、液晶表示手段に表示させる当該仕向け先
の言語対応の視標情報を被検眼に向けた検眼用の視標と
して提示する光学系とを有することを特徴とする視標表
示装置。
【0014】この発明によれば、選定手段により複数の
仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定情報を出力
することで、制御手段が選定手段からの選定情報に応じ
て前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対応の視標
情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させ、前記光
学系により液晶表示手段に表示させる当該仕向け先の言
語対応の視標情報を被検眼に向けた検眼用の視標として
提示するので、請求項2記載の発明に係る視標表示装置
の場合と同様、一台の視標表示装置において、従来例の
ような視標板を取り替えるような繁雑な操作をすること
なく、複数の仕向け先の各言語に対応した視標を切替え
表示でき、仕向け先の多様化を図ることができる。
【0015】請求項4記載の発明に係る視標表示装置
は、請求項2乃至3のいずれかに記載の視標表示装置に
おいて、前記複数の仕向け先用の異なる言語対応の視標
情報を記憶した記憶手段は、ROM等のメモリ、ICカ
ード、フロッピィディスク等の各種記憶媒体を用いて構
成したものである。
【0016】この発明によれば、記憶媒体の多様化によ
り操作者(検者)の好みに応じた記憶媒体を使用して検
眼処理を実行でき、視標表示装置の拡張性を高め、当該
操作者の操作性の向上、検眼能率の向上を図ることがで
きる。
【0017】請求項5記載の発明に係る視標表示装置
は、検眼用の視標を表示する視標表示装置において、液
晶による視標情報を各々表示する複数の液晶表示手段
と、この複数の液晶表示手段により表示される各視標情
報を光路差を持たせつつ被検眼に向けた立体視視標とし
て提示する立体視光学系とを有することを特徴とするも
のである。
【0018】この発明によれば、複数の液晶表示手段に
より表示する視標情報を、立体視光学系により光路差を
持たせつつ被検眼に向けた立体視視標として提示するの
で、液晶表示手段を用いた構成で被検眼の立体視検査を
実行することができる。
【0019】請求項6記載の発明に係る検眼装置は、特
定の仕向け先の言語対応の視標選定情報を遠隔操作信号
として送出する操作手段と、液晶による情報表示を行う
液晶表示手段と、複数の仕向け先用の異なる言語対応の
視標情報を記憶した記憶手段と、液晶表示手段に表示さ
れる情報を被検眼に向けた検眼用の視標として提示する
光学系と、前記操作手段からの視標選定情報に基づき、
前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対応の視標情
報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させる制御手段
とを有することを特徴とするものである。
【0020】この発明によれば、操作手段により特定の
仕向け先の言語対応の視標選定情報を遠隔操作信号とし
て送出することで、制御手段が、記憶手段から対応する
仕向け先の言語対応の視標情報を読み出し、前記液晶表
示手段に表示させ、前記光学系が液晶表示手段に表示さ
れる情報を被検眼に向けた検眼用の視標として提示する
ので、操作手段による遠隔操作により、所望の仕向け先
の言語対応の視標を選択して被検眼の検眼を実行でき、
複数の仕向け先、さらには、複数の人種に対応した世界
的仕様を具備した検眼装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の視標表示装置1及びこの視標表示装置を含む検
眼装置100を示すものである。
【0023】図1に示す検眼装置100は、基台部2a
により片持ち支持された検眼テーブル2に掛け枠テスト
等を行うトライアルレンズ等を列設した引き出し3を組
み込むとともに、検眼テーブル2の隅部から立設した支
柱4により自覚式検眼用の検眼ユニット5及び照明ユニ
ット6を前記支柱4を支軸として水平方向に回動可能
に、即ち、検眼テーブル2に臨む被検者の被検眼に対峙
する位置と、この被検眼から退避した位置とに亘って回
動可能に支持している。
【0024】また、検眼テーブル2上には、被検眼の他
覚式検眼を行う他覚式検眼装置(例えばレフラクトメー
タ)7を配置している。
【0025】前記検眼テーブル2における引き出し3側
には、この検眼テーブル2から所定の間隔(例えば50
cm)をもって視標表示装置1を配置している。
【0026】この視標表示装置1は、直方体状の支持台
10上に配置されるとともに、図2、図3に示すよう
に、直方体箱型状で表面の略中央部に被検眼に対峙させ
る四角形状の開口13を設けた筐体12と、筐体12内
の下部に配置したランドルト環、あいうえお等の日本語
圏向けの文字、例えばABC等の英語圏向けの文字、ア
ルファベットのEの文字を種々の方向に配置したヨーロ
ッパ圏向けの文字等からなる視標情報を瞬時に切替え表
示可能な液晶表示部14と、この液晶表示部14の前方
において45度の傾斜状態で配置した反射ミラー15
と、筐体12内の上部に前記反射ミラー15と対向状態
に配置した凹面鏡16と、反射ミラー15、凹面鏡16
間の光路に45度の傾斜角度で、かつ、前記開口13に
臨むように配置したハーフミラー17とを具備してい
る。
【0027】また、視標表示装置1は、前記液晶表示部
14により表示する視標情報の光束を反射ミラー15で
反射し、ハーフミラー17を透過させて凹面鏡16に導
き、凹面鏡16からの平行光束をハーフミラー17で反
射して前記開口13から外方に向けて射出し、これによ
り、被検眼が前記開口13を覗くことにより、液晶表示
部14により表示する視標情報を検眼用の視標として視
認できるようになっている。
【0028】前記筐体12の開口13の下側には、日本
語圏、英語圏、ヨーロッパ圏の各仕向け先の言語に対応
した視標を選定するための視標選定情報を出力する日本
語圏スイッチ21、英語圏スイッチ22、ヨーロッパ圏
スイッチ23が設けられている。
【0029】図4は、視標表示装置1の制御系を示すも
のであり、この視標表示装置1は、制御手段である視標
制御部25に日本語圏スイッチ21、英語圏スイッチ2
2、ヨーロッパ圏スイッチ23を接続している。また、
ランドルト環、あいうえお等の日本語圏向けの文字、例
えばABC等の英語圏向けの文字、アルファベットのE
の文字を縦、横等種々の方向に配置したヨーロッパ圏向
けの文字等からなる視標情報を予め記憶したメモリ(R
OM)26と、前記視標制御部25による制御の基に液
晶表示部14の表示駆動を行う表示駆動部27とを視標
制御部25に各々接続している。
【0030】図5は、前記メモリ26の記憶内容の一例
を示すものであり、このメモリ26には、日本語圏向け
の文字を記憶する第1の記憶エリア26a、英語圏向け
の文字を記憶する第2の記憶エリア26b、ヨーロッパ
圏向けの文字を記憶する第3の記憶エリア26cが設け
られている。
【0031】上述した視標表示装置1によれば、検者が
日本語圏スイッチ21を押下することで、視標制御部2
5は、前記メモリ26の第1の記憶エリア26aに記憶
しているランドルト環、あいうえお等の日本語圏向けの
文字を読み出し、表示駆動部27を制御して液晶表示部
14の画面に図6に示すようなランドルト環、あいうえ
お等の文字を表示させる。
【0032】また、検者が英語圏スイッチ22を押下す
ることで、視標制御部25は、前記メモリ26の第2の
記憶エリア26bに記憶しているABC等の英語圏向け
の文字を読み出し、表示駆動部27を制御して液晶表示
部14の画面に図7に示すようなABC等の文字を表示
する。
【0033】さらに、検者がヨーロッパ圏スイッチ23
を押下することで、視標制御部25は、前記メモリ26
の第3の記憶エリア26cに記憶しているアルファベッ
トのEの文字の組み合わせからなるヨーロッパ圏向けの
文字を読み出し、表示駆動部27を制御して液晶表示部
14の画面に図8に示すようなEの文字の組み合わせを
表示する。
【0034】このようにして液晶表示部14に表示され
る各仕向け先に対応したランドルト環、あいうえお、A
BC等の文字の光束は、前記反射ミラー15で反射し、
ハーフミラー17を透過して凹面鏡16に至り、凹面鏡
16で平行光束になってハーフミラー17で反射して、
前記開口13から外方に向けて射出し、これにより、被
検眼が前記開口13を覗くことにより、液晶表示部14
により表示する視標情報を検眼用の各仕向け先別の視標
として提示され、被検眼により視認されることになる。
【0035】これにより、一台の視標表示装置1におい
て、従来例のような視標板を取り替えるような繁雑な操
作をすることなく、複数の仕向け先の各言語に対応した
視標を切替え表示でき、仕向け先の多様化を図ることが
できる。
【0036】また、液晶表示部14は、日本語圏スイッ
チ21等を押下することにより、瞬時に各仕向け先別の
言語に対応した視標、さらには、瞬時に検眼の進行に対
応した各種の視標を切替え表示可能であるため、検眼時
間を短縮し、検眼能率を向上することができる。
【0037】(実施の形態2)次に、図9を参照して本
発明の実施の形態2について説明する。
【0038】実施の形態2の視標表示装置1Aは、図9
に示すように、図4に示す実施の形態1の視標表示装置
1の構成と略同様であるが、前記メモリ26の代わり
に、視標制御部25にフロッピィデイスク駆動部31を
接続し、ランドルト環、あいうえお等の日本語圏向けの
文字、例えばABC等の英語圏向けの文字、アルファベ
ットのEの文字を縦、横等種々の方向に配置したヨーロ
ッパ圏向けの文字等からなる視標情報を予め記憶した記
憶手段であるフロッピィデイスク30をフロッピィデイ
スク駆動部31に装着して、日本語圏スイッチ21、英
語圏スイッチ22、ヨーロッパ圏スイッチ23の操作及
び視標制御部25の制御の基に上述したメモリ26の場
合と同様な動作を実現するようにしたものである。
【0039】このような構成の視標表示装置1Aによっ
ても、一台の視標表示装置1において、従来例のような
視標板を取り替えるような繁雑な操作をすることなく、
複数の仕向け先の各言語に対応した視標を切替え表示で
き、仕向け先の多様化を図ることができる。
【0040】また、液晶表示部14は、日本語圏スイッ
チ21等を押下することにより、瞬時に各仕向け先別の
言語に対応した視標、さらには、瞬時に検眼の進行に対
応した各種の視標を切替え表示可能であるため、検眼時
間を短縮し、検眼能率を向上することができる。
【0041】(実施の形態3)次に、図10を参照して
本発明の実施の形態3について説明する。
【0042】実施の形態3の視標表示装置1Bは、図1
0に示すように、図4に示す実施の形態1の視標表示装
置1の構成と略同様であるが、前記メモリ26の代わり
に、視標制御部25にICカード駆動部34を接続し、
ランドルト環、あいうえお等の日本語圏向けの文字、例
えばABC等の英語圏向けの文字、アルファベットのE
の文字を縦、横等種々の方向に配置したヨーロッパ圏向
けの文字等からなる視標情報を予め記憶した記憶手段で
あるICカード33をICカード駆動部34に装着し
て、日本語圏スイッチ21、英語圏スイッチ22、ヨー
ロッパ圏スイッチ23の操作及び視標制御部25の制御
の基に上述したメモリ26の場合と同様な動作を実現す
るようにしたものである。
【0043】このような構成の視標表示装置1Bによっ
ても、一台の視標表示装置1において、従来例のような
視標板を取り替えるような繁雑な操作をすることなく、
複数の仕向け先の各言語に対応した視標を切替え表示で
き、仕向け先の多様化を図ることができる。
【0044】また、液晶表示部14は、日本語圏スイッ
チ21等を押下することにより、瞬時に各仕向け先別の
言語に対応した視標、さらには、瞬時に検眼の進行に対
応した各種の視標を切替え表示可能であるため、検眼時
間を短縮し、検眼能率を向上することができる。
【0045】(実施の形態4)次に、図11、図12を
参照して本発明の実施の形態4について説明する。
【0046】実施の形態4の視標表示装置1Cは、図1
1に示すように、液晶によるランドルト環等の各種視標
情報を各々表示する液晶表示手段である上下配置の第
1、第2の液晶表示部41、42と、この第1、第2の
液晶表示部41、42により表示される各ランドルト環
51、52等を光路差を持たせつつ被検眼に向けた立体
視視標として提示する立体視光学系43と、凹面鏡46
と、立体視光学系43と凹面鏡46との間の光路に45
度の傾斜角度で、かつ、開口13に臨むように配置した
ハーフミラー47とを具備している。
【0047】立体視光学系43は、第1、第2の液晶表
示部41、42により表示される各ランドルト環等の光
束を各々ハーフミラー47側に反射する上下配置の第
1、第2のミラー44、45とからなり、第1の液晶表
示部41から第1のミラー44に至る光路長と、第2の
液晶表示部42から第2のミラー45を経て第1のミラ
ー44に至る光路長との光路差を利用して、前記第1、
第2の液晶表示部41、42が各々表示する視標を前記
開口13から視認可能な立体視視標として提示するよう
にしたものである。尚、第1のミラー44は反射ミラー
により、第2のミラー45はハーフミラーにより構成し
ている。
【0048】即ち、被検眼Eにより前記開口13を覗く
ことで、図12に示すように、第1の液晶表示部41が
表示する2個のランドルト環51が手前(被検眼Eから
の距離がL1 )に、第2の液晶表示部42が表示する1
個のランドルト環52が奥(被検眼Eからの距離L2 が
前記距離L1 より遠く)に存在する如くに表示されるこ
とになる。
【0049】これにより、前記第1、第2の液晶表示部
41、42及び立体視光学系43を利用して、被検眼E
の立体視検査が可能となる。
【0050】尚、この視標表示装置1Cの場合、第1、
第2のミラー44、45により立体視光学系43を構成
しているが、ミラーの数がさらに3個、4個と増加した
光束が減衰して立体視視標が暗く見ずらくなってしま
う。このため、液晶表示部に輝度調整手段を付加して輝
度調整を行うように構成すれば好適である。
【0051】(実施の形態5)次に、図13乃至図17
を参照して本発明の実施の形態5の検眼装置100につ
いて説明する。
【0052】本実施の形態5においては、図1に示す検
眼装置100の構成に、特定の仕向け先の言語対応の視
標選定情報を遠隔操作信号として送出する操作手段であ
るリモートコントローラ61を包含させた構成としてい
る。
【0053】即ち、図13、図14に示すように、視標
表示装置1に赤外線受光部71、信号判別部72を設
け、リモートコントローラ61から既述したような特定
の仕向け先の言語対応の視標選定情報を遠隔操作信号と
して赤外線受光部71に送り、信号判別部72により仕
向け先の種別を判別して既述した場合と同様に複数の仕
向け先の各言語に対応した視標を液晶表示部14におい
て切替え表示可能として、仕向け先の多様化を図ったも
のである。
【0054】また、液晶表示部14は、日本語圏スイッ
チ21等を押下することにより、瞬時に各仕向け先別の
言語に対応した視標、さらには、瞬時に検眼の進行に対
応した各種の視標を切替え表示可能であるため、検眼時
間を短縮し、検眼能率を向上することができる。
【0055】前記リモートコントローラ61としては、
図15に示すように、コントローラ本体62に任意個数
の各々液晶文字表示機能を備えた操作ボタン80、日本
語圏スイッチ81、英語圏スイッチ82、ヨーロッパ圏
スイッチ83を設け、日本語圏スイッチ81、英語圏ス
イッチ82、ヨーロッパ圏スイッチ83の選択的な切替
え操作である一つの操作ボタン80により、ランドルト
環、あいうえお等の日本語圏向けの文字、例えばABC
等の英語圏向けの文字、アルファベットのEの文字を
縦、横等種々の方向に配置したヨーロッパ圏向けの文字
を切替え表示して、この一つの操作ボタン80を操作す
ることで、このリモートコントローラ61から既述した
ような特定の仕向け先の言語対応の視標選定情報を遠隔
操作信号として視標表示装置1の赤外線受光部71に送
るものである。
【0056】このようなリモートコントローラ61を用
いることで、ある操作ボタン80を3種類に切り換えて
操作でき、実際には相当多数の操作ボタン80が必要で
あるリモートコントローラ61の操作ボタン数を大幅
(本実施の形態では1/3)に削減できる。
【0057】また、図16に示すように、日本語圏スイ
ッチ81、英語圏スイッチ82、ヨーロッパ圏スイッチ
83の操作に関連して、リモートコントローラ61にお
けるある操作ボタン80に、ランドルト環、あいうえお
等の日本語圏向けの文字、例えばABC等の英語圏向け
の文字、アルファベットのEの文字を縦、横等種々の方
向に配置したヨーロッパ圏向けの文字を各々付したシー
ル85を張り替えるようにしても、ある操作ボタン80
を3種類に切り換えて操作でき、実際には相当多数の操
作ボタン80が必要であるリモートコントローラ61の
操作ボタン数を大幅(本実施の形態では1/3)に削減
できる。
【0058】また、図17に示すように、リモートコン
トローラ61におけるある操作ボタン80を液晶表示機
能を備えたタッチパネル式とし、操作ペン86による押
圧操作で操作ボタン80の表示内容を切替え、このリモ
ートコントローラ61から既述したような特定の仕向け
先の言語対応の視標選定情報を遠隔操作信号として視標
表示装置1の赤外線受光部71に送るようにすることも
できる。
【0059】この場合も、ある操作ボタン80を3種類
に切り換えて操作でき、実際には相当多数の操作ボタン
80が必要であるリモートコントローラ61の操作ボタ
ン数を大幅(本実施の形態では1/3)に削減できる。
【0060】この他、図18に示すように、操作部91
及び表示部92を備えた操作手段90を使用して前記検
眼装置100の視標表示装置1等を操作する場合におい
ても、操作部91の操作釦群に上述したリモートコント
ローラ61の場合と同様な構成を採用して、操作釦数の
削減を図ることももちろん可能である。
【0061】さらに、上述したリモートコントローラ6
1により視標選定情報を遠隔操作信号として視標表示装
置1の赤外線受光部71に送るに際して、視標選定情報
に対応する球面度数等を設定するための検眼レンズ操作
情報を図13に示すように検眼ユニット5に設けた赤外
線受光部5aに送り、検眼レンズ群の切替えを実行する
ことも可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、一台で複数の仕向け先
に対応できるとともに、被検眼に対する検眼時間の短縮
化も図れる視標表示装置を提供することができる。
【0063】また、本発明によれば、検者の好みに応じ
た記憶媒体を使用して検眼処理を実行でき、視標表示装
置の拡張性を高め、当該操作者の操作性の向上、検眼能
率の向上を図ることができる視標表示装置を提供するこ
とができる。
【0064】さらに、本発明によれば、複数の液晶表示
手段を利用して、被検眼の立体視検査を実行することが
できるまた、本発明によれば、操作手段による遠隔操作
により、所望の仕向け先の言語対応の視標を選択して被
検眼の検眼を実行でき、複数の仕向け先、さらには、複
数の人種に対応した世界的仕様を具備した検眼装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の視標表示装置及びこの
視標表示装置を含む検眼装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の視標表示装置を示す斜
視図である。
【図3】本発明の実施の形態1の視標表示装置の内部構
成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1の視標示装置の制御系を
示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の視標表示装置のメモリ
の記憶内容の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態1の視標表示装置の表示例
を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1の視標表示装置の表示例
の他例を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1の視標表示装置の表示例
のさらに他例を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態2の視標示装置の制御系を
示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態3の視標示装置の制御系
を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態4の視標示装置を示す斜
視図である。
【図12】本発明の実施の形態4の視標示装置の視標の
表示状態の説明図である。
【図13】本発明の実施の形態5の検眼装置の概略ブロ
ック図である。
【図14】本発明の実施の形態5の検眼装置の制御系を
示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態5のリモートコントロー
ラを示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態5のリモートコントロー
ラの他例を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態5のリモートコントロー
ラのさらに別の例を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態5の操作手段の他例を示
す斜視図である。
【図19】従来の視標示装置の斜視図である。
【図20】従来の視標示装置の内部構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 視標表示装置 2 検眼テーブル 3 引き出し 4 支柱 5 検眼ユニット 6 照明ユニット 7 他覚式検眼装置 12 筐体 13 開口 14 液晶表示部 15 反射ミラー 16 凹面鏡 17 ハーフミラー 21 日本語圏スイッチ 22 英語圏スイッチ 23 ヨーロッパ圏スイッチ 25 視標制御部 26 メモリ 100 検眼装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼に視認させる検眼用の視標を表示
    する視標表示装置において、 前記検眼用の視標を表示する手段として液晶表示手段を
    用いたことを特徴とする視標表示装置。
  2. 【請求項2】 検眼用の視標を表示する視標表示装置に
    おいて、 液晶による情報表示を行う液晶表示手段と、 複数の仕向け先用の異なる言語対応の視標情報を記憶し
    た記憶手段と、 複数の仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定情報
    を出力する選定手段と、 この選定手段からの選定情報
    に応じて前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対応
    の視標情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させる
    制御手段と、を有することを特徴とする視標表示装置。
  3. 【請求項3】 検眼用の視標を表示する視標表示装置に
    おいて、 液晶による情報表示を行う液晶表示手段と、 複数の仕向け先用の異なる言語対応の視標情報を記憶し
    た記憶手段と、 複数の仕向け先の内のいずれか一つを選定する選定情報
    を出力する選定手段と、 この選定手段からの選定情報
    に応じて前記記憶手段から対応する仕向け先の言語対応
    の視標情報を読み出し、前記液晶表示手段に表示させる
    制御手段と、 液晶表示手段に表示させる当該仕向け先の言語対応の視
    標情報を被検眼に向けた検眼用の視標として提示する光
    学系と、 を有することを特徴とする視標表示装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の仕向け先用の異なる言語対応
    の視標情報を記憶した記憶手段は、ROM等のメモリ、
    ICカード、フロッピィディスク等の各種記憶媒体を用
    いて構成されるものである請求項2乃至3のいずれかに
    記載の視標表示装置。
  5. 【請求項5】 検眼用の視標を表示する視標表示装置に
    おいて、 液晶による視標情報を各々表示する複数の液晶表示手段
    と、 この複数の液晶表示手段により表示される各視標情報を
    光路差を持たせつつ被検眼に向けた立体視視標として提
    示する立体視光学系とを有することを特徴とする視標表
    示装置。
  6. 【請求項6】 特定の仕向け先の言語対応の視標選定情
    報を遠隔操作信号として送出する操作手段と、 液晶による情報表示を行う液晶表示手段と、複数の仕向
    け先用の異なる言語対応の視標情報を記憶した記憶手段
    と、液晶表示手段に表示される情報を被検眼に向けた検
    眼用の視標として提示する光学系と、前記操作手段から
    の視標選定情報に基づき、前記記憶手段から対応する仕
    向け先の言語対応の視標情報を読み出し、前記液晶表示
    手段に表示させる制御手段と、 を有することを特徴とする検眼装置。
JP9259734A 1997-09-25 1997-09-25 視標表示装置及び検眼装置 Abandoned JPH1189796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9259734A JPH1189796A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 視標表示装置及び検眼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9259734A JPH1189796A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 視標表示装置及び検眼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1189796A true JPH1189796A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17338214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9259734A Abandoned JPH1189796A (ja) 1997-09-25 1997-09-25 視標表示装置及び検眼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1189796A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511311A (ja) * 2003-11-21 2007-05-10 エシロール アンテルナショナル コムパニー ジェネラル ドプテイク 種々の形式の検査のための眼科用診断装置
KR100939961B1 (ko) * 2007-10-04 2010-02-04 주식회사 휴비츠 Led 모듈을 포함하는 근접 시력 진단기
JP2013048754A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Topcon Corp 画像提示光学系
JP2013048753A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Topcon Corp 視力表示装置
JP2015097931A (ja) * 2012-07-04 2015-05-28 株式会社ニデック 検眼装置用コントローラ、検眼システム、検眼装置用プログラムを記憶する記憶媒体
JP2016209076A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社トプコン 眼科装置およびその制御方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511311A (ja) * 2003-11-21 2007-05-10 エシロール アンテルナショナル コムパニー ジェネラル ドプテイク 種々の形式の検査のための眼科用診断装置
KR100939961B1 (ko) * 2007-10-04 2010-02-04 주식회사 휴비츠 Led 모듈을 포함하는 근접 시력 진단기
JP2013048754A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Topcon Corp 画像提示光学系
JP2013048753A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Topcon Corp 視力表示装置
JP2015097931A (ja) * 2012-07-04 2015-05-28 株式会社ニデック 検眼装置用コントローラ、検眼システム、検眼装置用プログラムを記憶する記憶媒体
US10405741B2 (en) 2012-07-04 2019-09-10 Nidek Co., Ltd. Optometry apparatus controller, optometry system, and storage medium having optometry apparatus program stored therein
JP2016209076A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社トプコン 眼科装置およびその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7341349B2 (en) Ophthalmologic apparatus and ophthalmologic chart
EP1683475A1 (en) Visual acuity chart displaying apparatus and optometry apparatus
US20020047989A1 (en) Fundus camera
JP4987276B2 (ja) 眼科装置
JP2001095761A (ja) 眼科装置
KR20040048847A (ko) 검안장치
JPH1189796A (ja) 視標表示装置及び検眼装置
US6244713B1 (en) Optometric chart presenting apparatus
JP2813346B2 (ja) 自動眼屈折力測定装置
JP4562850B2 (ja) 視力表装置
JP2004167230A (ja) 視力検査装置
JP2019118501A (ja) 視力検査装置
JP5048457B2 (ja) 視標呈示装置
US6220708B1 (en) Method and device for producing multicolored patterns
JP5511317B2 (ja) 眼科撮影装置
JPH08308799A (ja) 検眼装置
JP2006101942A (ja) 検眼システム
JP2826920B2 (ja) 眼科測定装置
JPH07327928A (ja) 視力計
JPH08215146A (ja) 視力表装置の遠隔操作装置
WO2018203538A1 (ja) 眼科装置
JP2970779B2 (ja) 視力検査装置
JP3699849B2 (ja) 視力計
JP3763986B2 (ja) 視力計
JP3699848B2 (ja) 視力計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060515