JP2009072487A - 視力計のリモコン - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性及び視認性に優れたリモコンを備えた視力計を提供する。
【解決手段】リモコンは、くびれを帯びた直方体状の本体12から成り、本体の操作面10には、視標を選択する複数の操作ボタン、視標呈示装置に呈示する視標や視力値等を表示するディスプレイ14が設けられ、操作ボタンにより選択された視標を示す信号を視標呈示装置に送信する送信部から構成されている。操作ボタンは、操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】リモコンは、くびれを帯びた直方体状の本体12から成り、本体の操作面10には、視標を選択する複数の操作ボタン、視標呈示装置に呈示する視標や視力値等を表示するディスプレイ14が設けられ、操作ボタンにより選択された視標を示す信号を視標呈示装置に送信する送信部から構成されている。操作ボタンは、操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により形成されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、視標呈示装置の遠隔操作に用いるリモコンに関するものである。
従来、視力検査において、リモコンを使用することにより視標呈示部、例えば、液晶パネル等に表示する視標の切り換えを行っている。リモコンには、視標を選択する複数の操作ボタンが設けられている。(例えば、特許文献1)
しかしながら、従来の視力検査装置におけるリモコンの操作ボタンは、全て同じ形状又はサイズであり、さらに、操作ボタンにより呈示される視標を示した表記文字は小さく見づらいものが多いため、間違った操作ボタンを選択してしまったり、操作ボタンを探すのに時間がかかったりと、所望の操作を行うための操作ボタンを容易に選択することができなかった。
ここにおいて、本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により操作ボタンを形成することで、操作性及び視認性に優れたリモコンを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様は、操作面を有したリモコン本体と、前記操作面に設けられた視標を選択する複数の操作ボタンと、前記操作ボタンによって選択された視標を示す信号を送信する送信手段とを備えたリモコンと、前記リモコンからの前記信号を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記信号に基づいて視標を呈示する視標呈示部とを備えた視標呈示装置と、からなる視力計において、前記操作ボタンは、前記操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るリモコンにおいて、前記操作ボタンは、視力ボタンと、視標表示方法切換ボタンと、特殊視標ボタンとを含み、前記視力ボタンは、視力値の大きさに応じた寸法により形成され、前記視標表示方法切換ボタン及び前記特殊視標ボタンは、呈示する視標を表す凹凸部又は形状により形成されることを特徴とする。
本発明の態様によれば、操作ボタンにより呈示される視標を示した表記文字を見なくても触覚により操作ボタンにより呈示される視標が判断できるようになるため、操作ミスの防止や検査時間の短縮、さらには、検者のストレスが軽減されると共に、被検者の表情を常に見て検査を行うことができる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
本発明における一実施形態として、視力計は、一つの視標又は複数の視標を呈示する視標呈示装置と視標呈示装置に呈示する視標を選択するリモコンから構成されている。
図1はリモコンの平面図を示している。図1に示すように、リモコンは、くびれを帯びた直方体状の本体12から成り、本体の操作面10には、視標を選択する複数の操作ボタン、視標呈示装置に呈示する視標や視力値等を表示するディスプレイ14(例えば、液晶ディスプレイ)が設けられ、操作ボタンにより選択された視標を示す信号を視標呈示装置に送信する送信部(図示しない)から構成されている。
以下に、主な操作ボタンについて詳細に説明する。
操作面10には、リモコンの電源及びディスプレイの表示をオン/オフするPowerボタン16、呈示する視標の視力値を選択する視力ボタン18、呈示する視標の視力値を変更する上下ボタン20a、20b、呈示する視標の向き又は形を変更する左右ボタン22a、22bが設けられている。そして、呈示する視標の表示方法を切り換えるための操作ボタンとして、視標を縦一列表示又は字ひとつ表示に切り換える縦一列/字ひとつボタン24、視標を横一列表示又は字ひとつ表示に切り換える横一列/字ひとつボタン26が設けられている。また、呈示する視標のタイプを選択するための操作ボタンとして、ランドルト環視標、絵視標、ひらがな視標、スネルレン視標等に切り換える複数の視標タイプ選択ボタン28が設けられている。さらに、特殊視標を呈示するための操作ボタンとして、レッド・グリーン視標又は固視点視標を呈示するレッド・グリーン/固視点ボタン30、放射線視標又は点群視標を呈示する放射線/点群ボタン32、両眼バランス視標、両眼レッド・グリーン視標、三桿計チャート、立体視視標、精密立体視視標、十字斜位視標、回旋斜位視標等を呈示する複数のその他特殊視標ボタン34が設けられている。
視力ボタン18は、視力値0.04ボタン18a、視力値0.08ボタン18b、視力値0.1ボタン18c、視力値0.2ボタン18d、視力値0.4ボタン18e、視力値0.5ボタン18f、視力値0.8ボタン18g、視力値1.0ボタン18hが設けられている。図2(a)に示すように、視力値が低いボタン、例えば視力値0.04ボタン18aを選択すると、視標呈示装置20に呈示する視標のサイズが大きい。一方、図2(b)に示すように、視力値が高いボタン、例えば視力値1.0ボタン18hを選択すると、視標表示装置20に呈示する視標のサイズが小さい。そのため、視力値が低いボタンは、視力値が高いボタンの寸法よりも、大きな寸法で形成されている。すなわち、ボタンの寸法は、視力値0.04ボタン18a>視力値0.08ボタン18b>視力値0.1ボタン18c>視力値0.2ボタン18d>視力値0.4ボタン18e>視力値0.5ボタン18f>視力値0.8ボタン18g>視力値1.0ボタン18hの順に形成されている。このように、視力値(呈示する視標のサイズ)に応じて操作ボタンの寸法を違えているため、視覚だけでなく、触覚的にも視力値(視標の大きさ)を認識することができる。
そして、縦一列/字ひとつボタン24、横一列/字ひとつボタン26、レッド・グリーン/固視点ボタン30、放射線/点群ボタン32は、操作ボタンの表面に、操作ボタンが呈示する視標を表す形状をした凸部が設けられている。
詳細には、縦一列/字ひとつボタン24は、図3(a)に示すように、縦一列/字ひとつボタン24を選択すると、視標呈示装置20に複数の視標が縦一列に並べられて表示される。そのため、縦一列/字ひとつボタン24の表面24aには、縦に丸を3つつなげた形状をした凸部24bが設けられている。このように、触覚により視標を縦一列表示に切り換えるボタンであるということが認識できる。一方、同様な機能である横一列/字ひとつボタン26は、図3(b)に示すように、横一列/字ひとつボタン26を選択すると、視標呈示装置20に複数の視標が横一列に並べられて表示される。そのため、横一列/字ひとつボタン26の表面26aには、横に丸を3つつなげた形状をした凸部26bが設けられている。このように、触覚により視標を横一列表示に切り換えるボタンであるということが認識できる。さらに、縦一列/字ひとつボタン24又は横一列/字ひとつボタン26の形状は、丸型ではなく縦又は横に長い長方形型のため、触覚だけでなく、視覚的にも認識しやすくなる。
レッド・グリーン/固視点ボタン30は、図4に示すように、レッド・グリーン/固視点ボタン30を選択すると、視標呈示装置20にレッド・グリーン視標20(a)又は固視点視標20(b)が表示される。そのため、レッド・グリーン/固視点ボタン30の表面30aには、固視点視標20(b)を表した丸型の凸部30bが設けられている。このように、触覚により固視点視標を呈示するボタンであるということが認識できる。
放射線/点群ボタン32は、図5に示すように、放射線/点群ボタン32を選択すると、視標呈示装置20に放射線視標20(c)又は点群視標20(d)が表示される。そのため、放射線/点群ボタン32の表面32aには、放射線視標20(c)を表した花型の凸部32bが設けられている。このように、触覚により放射線視標を呈示するボタンであるということが認識できる。
このように、操作ボタンの寸法や形状を違えたり、操作ボタンの表面に操作ボタンにより呈示される視標に基づいた凸部を設けたりすることにより、操作ボタンにより呈示される視標を示した表記文字を見なくても、触覚により操作ボタンにより呈示される視標を認識することができる。
さらに、操作面の長手方向のほぼ中央部に比較的使用頻度の高い、上下ボタン20a、20b及び左右ボタン22a、22b、縦一列/字ひとつボタン24、横一列/字ひとつボタン26、レッド・グリーン/固視点ボタン30、放射線/点群ボタン32が配設され、さらに、リモコンの中心軸上に、視力値(呈示する視標の大きさ)順に視力ボタン18が配設されることにより、操作ボタンを認識しやすく、かつ、ボタン操作が容易となる。
次に、リモコン及び視標呈示装置の内部構成について説明する。図6は、リモコン及び視標呈示装置の内部構成を概略的に示したブロック図である。
リモコン12は、図6(a)に示すように、操作ボタンの操作を検知する入力部36と、入力部36からの操作信号をコード変換するコード変換器38と、コード変換されたコマンド信号を赤外線により視標表示装置20に送信する送信部40と、コード変換されたコマンド信号に基づいて視標の種類等の表示を行うディスプレイ14と、コード変換器38、送信部40、ディスプレイ14を制御する制御部42とから構成されている。また、視標呈示装置20は、図6(b)に示すように、リモコン12における送信部40からのコマンド信号を受信する受信部44と、受信部44からのコマンド信号に基づいて視標の呈示を行う表示器46(例えば、液晶パネル)とから構成されている。
入力部36の操作ボタンが押下されたとき、制御部42が、これを検知し、コード変換器38によりコード変換し、コード変換されたコマンド信号を送信部40およびディスプレイ14に送信する。送信部36からコマンド信号を赤外線により視標呈示装置20に送信すると共に、ディスプレイ14において視標の種類等の表示を行う。そして、リモコン12における送信部40からのコマンド信号を受信部44が受信し、表示器46において、視標の呈示を行う。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様で実施可能であり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、視力ボタン18の視力値に応じて操作ボタンの寸法を違えているが、それに加えて、操作ボタンの表面に視力値に応じた凸部を設けても良い。このように、寸法を違えるだけでなく、凸部を設けることにより、より触覚で視力値(視標の大きさ)を認識することができる。
また、上記実施例では、操作ボタンの表面に操作ボタンにより呈示される視標に基づく形状をした凸部を設けているが、操作ボタンの表面に操作ボタンにより呈示される視標に基づく形状をした凹部を設けてもよい。
さらに、上記実施例では、視力検査の際に比較的使用頻度の高い操作ボタンである視力ボタン18、縦一列/字ひとつボタン24、横一列/字ひとつボタン26、レッド・グリーン/固視点ボタン30、放射線/点群ボタン32の寸法や形状を違えたり、操作ボタンの表面に操作ボタンにより呈示される視標に基づいた凸部を設けたりしているが、他の操作ボタンについても、操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により形成してもよい。
12:リモコン、14:ディスプレイ、18:視力ボタン、20:視標呈示装置、24:縦一列/字ひとつボタン、26:横一列/字ひとつボタン、30:レッド・グリーン/固視点ボタン、32:放射線/点群ボタン、36:入力部、38:コード変換器、40:送信部、42:制御部、44:受信部、46:表示器
Claims (2)
- 操作面を有したリモコン本体と、前記操作面に設けられた視標を選択する複数の操作ボタンと、前記操作ボタンによって選択された視標を示す信号を送信する送信手段とを備えたリモコンと、前記リモコンからの前記信号を受信する受信手段と、前記受信手段にて受信された前記信号に基づいて視標を呈示する視標呈示部とを備えた視標呈示装置と、からなる視力計において、
前記操作ボタンは、前記操作ボタンにより呈示される視標に基づいた寸法又は形状又は凹凸部により形成されていることを特徴とするリモコン。 - 前記操作ボタンは、視力ボタンと、視標表示方法切換ボタンと、特殊視標ボタンとを含み、前記視力ボタンは、視力値の大きさに応じた寸法により形成され、前記視標表示方法切換ボタン及び前記特殊視標ボタンは、呈示する視標を表す形状又は凹凸部により形成されることを特徴とする請求項1に記載のリモコン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007246382A JP2009072487A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | 視力計のリモコン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009072487A true JP2009072487A (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=40608098
Family Applications (1)
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JP2007246382A Pending JP2009072487A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | 視力計のリモコン |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101227594B1 (ko) * | 2011-01-31 | 2013-02-06 | 주식회사 바이오메카 | 시력검사장치 |
JPWO2017171058A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-02-14 | 株式会社ニデック | 眼科装置用コントローラ、および眼科装置 |
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2007
- 2007-09-25 JP JP2007246382A patent/JP2009072487A/ja active Pending
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