JP7225585B2 - 発電システムおよび電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、発電システムおよび電力変換装置に関し、特に、発電部により発電された電力を変換する電力変換部を備える発電システムおよび電力変換装置に関する。
従来、発電部により発電された電力を変換する電力変換部を備える発電システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、燃料電池本体から発生した直流電流を交流電流に変換するインバータ(電力変換部)を備える燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムでは、燃料電池本体の運転が停止する際、燃料電池本体の内部に不活性ガスが供給されるように構成されている。これにより、燃料電池本体の内部に残留している可燃性ガス(燃料ガス)のパージが行われる。なお、上記特許文献1に明確には記載されていないが、燃料ガスのパージの際には、まず、燃料ガスの供給を減少させながら不活性ガスの供給が行われる。これにより、燃料電池本体の内部の圧力が比較的高い状態が維持される。その後、残留している燃料ガスをパージするための弁が開状態にされることにより、燃料ガスのパージが行われる。
また、上記特許文献1に明記されていないが、上記特許文献1に記載のような従来の燃料電池システムでは、インバータ(電力変換部)に異常が発生した場合、燃料電池システムの動作が継続できないので、燃料電池システムが非常停止されるように構成されている。この非常停止の場合にも、燃料電池本体の内部に不活性ガスが供給されることにより、燃料電池本体の内部に残留している可燃性ガス(燃料ガス)のパージが行われる。なお、非常停止の場合、燃料ガスの供給の停止と、燃料電池本体の内部への不活性ガスの供給の開始と、燃料ガスをパージするための弁を開状態にすることとが略同時に行われる。
特開平6-203865号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のような従来の燃料電池システムにおいて、非常停止の場合には、燃料ガスの供給の停止と、燃料電池本体の内部への不活性ガスの供給の開始と、燃料ガスをパージするための弁を開状態にすることとが略同時に行われる。このため、燃料電池本体の内部への不活性ガスの供給が間に合わなくなり、燃料電池本体の内部の圧力が外部の圧力よりも低くなる場合がある。この場合、外部から燃料電池本体の内部に空気が逆流する。その結果、空気に含まれる一酸化炭素などに起因して燃料電池に含まれる触媒が劣化する。このため、燃料電池の発電効率が低下してしまう。このように、上記特許文献1に記載のような従来の燃料電池システムでは、発電部を非常停止させることに起因して、発電部の性能が劣化してしまう場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、発電部を非常停止させることに起因して、発電部の性能が劣化するのを抑制することが可能な発電システムおよび電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による発電システムは、発電を行う発電部と、発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、電力変換部の異常を検出する異常検出部と、制御部と、を備え、電力変換部は、上アームおよび下アームを構成する複数のスイッチング素子と、スイッチング素子と発電部との間に設けられるコンデンサとを含み、制御部は、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子の短絡、スイッチング素子の温度異常、電力変換部の内部の温度異常、発電部から電力変換部に入力される電流の過電流状態、コンデンサの電圧不足状態、および、コンデンサの電圧過多状態のうちのいずれかが検出された場合、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定し、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子の短絡が検出された場合、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定し、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定した場合、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続させ、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定した場合、発電システムを停止するように制御する。
この発明の第1の局面による発電システムは、上記のように、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続するように構成されている。これにより、異常検出部により電力変換部の異常が検出された場合に、発電システムが非常停止されずに運転が継続されるので、発電部を非常停止させることに起因して、発電部の性能が劣化するのを抑制することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部および発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で、発電部の発電量を徐々に低下させて発電を停止させるように構成されている。このように構成すれば、異常検出部により異常が検出された場合でも、発電システムが非常停止されずに、発電部の発電量を徐々に低下させて発電が停止される(つまり、正常時と同様の停止動作が行われる)。これにより、異常検出部により異常が検出された場合でも、発電部の性能が劣化することを抑制しながら発電部の発電を停止させることができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは、制御部は、異常検出部により異常が検出された場合に、異常が検出されていない電力変換部の部分を駆動させることにより電力変換部の運転を継続するように制御する電力変換制御部を含む。このように構成すれば、異常が検出されていない電力変換部の部分を駆動させることにより、容易に、運転を継続することができる。
この場合、好ましくは、電力変換制御部は、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子の短絡が検出された場合に、短絡が検出された相のスイッチング素子は駆動させずに、短絡していない相のスイッチング素子を駆動させることにより電力変換部の運転を継続するように制御する。このように構成すれば、短絡していない相のスイッチング素子を駆動させることにより、電力変換部から単相の交流を出力させながら電力変換部の運転を継続することができる。
上記電力変換部が複数のスイッチング素子を含む発電システムにおいて、好ましくは、電力変換制御部は、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子の短絡が検出された場合に電力変換部の運転を停止するように制御する。ここで、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子が短絡した場合、発電部により発電された電力が、電力変換されることなく電力変換部から出力されてしまう。そこで、上記のように上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子の短絡が検出された場合、電力変換部の運転を停止することによって、電力変換されていない電力が電力変換部から出力されるのを抑制することができる。
上記電力変換部が複数のスイッチング素子を含む発電システムにおいて、好ましくは、電力変換制御部は、異常検出部により、スイッチング素子の温度異常、または、電力変換部の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させた状態で電力変換部の運転を継続するように制御する。ここで、スイッチング素子の短絡等に起因して、スイッチング素子の温度が異常(高温)になる場合がある。そこで、スイッチング素子の温度異常が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させる(つまり、スイッチング素子のオン時間を低減する)ことによって、スイッチング素子の温度を低下させて、発電システムの運転を継続することができる。また、電力変換部の内部に設けられる電流が流れるバスバーの劣化などに起因して、電力変換部の内部の温度が異常(高温)になる場合がある。そこで、電力変換部の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させることによって、バスバーに流れる電流量が小さくなるので、バスバーの温度を低下させることができる。これにより、発電システムの運転を継続することができる。
上記異常が発生していない電力変換部の部分を駆動させることにより運転を継続する発電システムにおいて、好ましくは、電力変換制御部は、異常検出部により、発電部から電力変換部に入力される電流の過電流状態が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させた状態で電力変換部の運転を継続するように制御する。ここで、電力変換部の入力側のスイッチング素子の故障などに起因して、発電部から電力変換部に入力される電流が過電流になる場合がある。そこで、上記のように、異常検出部により、発電部から電力変換部に入力される電流の過電流状態が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させる(たとえば、電圧値を維持した状態で電流値を低減する)ことによって、発電部から電力変換部に入力される電流を低減することができるので、発電システムの運転を継続することができる。
上記異常が発生していない電力変換部の部分を駆動させることにより運転を継続する発電システムにおいて、好ましくは電力変換制御部は、異常検出部により、コンデンサの電圧不足状態が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させた状態で電力変換部の運転を継続するように制御する。ここで、電力変換部の出力電力が過多であることに起因して、コンデンサの電圧が不足する場合がある。そこで、上記のように、異常検出部により、コンデンサの電圧不足状態が検出された場合、電力変換部からの出力電力を低減させることによって、コンデンサの電圧不足が抑制されるので、発電システムの運転を継続することができる。
上記第1の局面による発電システムにおいて、好ましくは制御部は、異常検出部により、コンデンサの電圧過多状態が検出された場合、発電部からの発電量を低減させた状態で発電部の運転を継続するように制御する発電制御部を含む。ここで、発電部が電力変換部を介して系統に接続されている場合、系統から電力変換部のコンデンサに電力が流入する場合がある。そこで、上記のように、コンデンサの電圧過多状態が検出された場合、発電部からの発電量を低減させることによって、コンデンサの電圧過多が抑制されるので、発電システムの運転を継続することができる。
この発明の第2の局面による電力変換装置は、発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、電力変換部の異常を検出する異常検出部と、制御部と、を備え、電力変換部は、上アームおよび下アームを構成する複数のスイッチング素子と、スイッチング素子と発電部との間に設けられるコンデンサとを含み、制御部は、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子の短絡、スイッチング素子の温度異常、電力変換部の内部の温度異常、発電部から電力変換部に入力される電流の過電流状態、コンデンサの電圧不足状態、および、コンデンサの電圧過多状態のうちのいずれかが検出された場合、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定し、異常検出部により、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子の短絡が検出された場合、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定し、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定した場合、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続させ、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定した場合、電力変換装置を停止するように制御する。
この発明の第2の局面による電力変換装置は、上記のように、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続するように制御する電力変換制御部を備える。これにより、異常検出部により電力変換部の異常が検出された場合に、発電システムが非常停止されずに運転が継続されるので、発電部を非常停止させることに起因して、発電部の性能が劣化するのを抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、発電部を非常停止させることに起因して、発電部の性能が劣化するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による発電システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による電力変換部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による電力変換部の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態による電力変換制御部の構成を示すブロック図である。 機能を制限した状態で運転される電力変換部の構成を示す図である。 PWMパルス幅を説明するための図である。 本発明の一実施形態による発電システムの動作を説明するためのフロー図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[本実施形態]
図1~図6を参照して、本実施形態による発電システム100の構成について説明する。
(発電システムの構成)
図1に示すように、発電システム100は、発電部1を備えている。発電部1は、たとえば、化学反応に基づいて発電を行う燃料電池からなる。
また、発電システム100は、補器部2を備えている。補器部2は、発電部1に気体や液体などを導入するように構成されている。たとえば、補器部2は、発電部1に燃料ガスを昇圧させて供給するブロワなどである。
また、発電システム100は、発電制御部3を備えている。発電制御部3は、補器部2と、電力変換制御部60とを制御するように構成されている。また、補器部2が制御されることにより、発電部1の発電量が制御される。
また、発電システム100は、電力変換装置10を備えている。電力変換装置10は、発電部1により発電された直流電力を交流電力に変換する電力変換部20を含む。図2に示すように、電力変換部20は、複数のスイッチング素子21を含む。なお、スイッチング素子21は、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)からなる。スイッチング素子21は、U相の上アームを構成するスイッチング素子21a、U相の下アームを構成するスイッチング素子21b、V相の上アームを構成するスイッチング素子21c、V相の下アームを構成するスイッチング素子21d、W相の上アームを構成するスイッチング素子21e、および、W相の下アームを構成するスイッチング素子21fを含む。
また、複数のスイッチング素子21の各々には、スイッチング素子回路22(IGBT回路)が設けられている。スイッチング素子回路22には、スイッチング素子21を駆動するための駆動回路22aが設けられている。
また、電力変換装置10は、スイッチング素子21と、発電部1との間に設けられるコンデンサ23を含む。コンデンサ23は、発電部1の出力の正極側と負極側とに接続されている。
また、図1および図3に示すように、電力変換装置10は、外部出力部30を備えている。外部出力部30は、電力変換部20により変換された交流電力を外部に出力するように構成されている。具体的には、図3に示すように、外部出力部30は、各相毎に設けられる電磁接触器31および出力端子32を含む。
また、図3に示すように、電力変換装置10は、補器給電部50に電力を供給するための整流回路部40を含む。整流回路部40は、複数のサイリスタ41により構成された3相全波整流回路からなる。
また、図1および図3に示すように、電力変換装置10は、補器給電部50を備えている。補器給電部50は、補器部2に直流電力を供給するように構成されている。
また、図1に示すように、電力変換装置10は、電力変換制御部60を備えている。電力変換制御部60は、電力変換部20、外部出力部30、および、補器給電部50を制御するように構成されている。
具体的には、図4に示すように、電力変換制御部60は、シーケンス制御部61と、電圧制御部62と、電流制御部63と、PWMパルス生成部64とを含んでいる。電圧制御部62は、電力変換部20からの出力電圧値を参照し、フィードバック制御を行うことにより、電力変換部20からの出力電圧を制御している。電流制御部63は、電力変換部20からの出力電流値を参照し、フィードバック制御を行うことにより、電力変換部20からの出力電流を制御している。なお、後述するように、異常検出部(短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28、図2参照)により異常が検出されることにより電力変換部20からの出力電力を低減させる場合、電力変換部20からの出力電流が低減される。また、短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28は、特許請求の範囲の「異常検出部」の一例である。
また、PWMパルス生成部64は、電力変換部20の複数のスイッチング素子21を駆動させるためのPWMパルスを生成するように構成されている。PWMパルス生成部64は、電圧制御部62からの出力(電圧指令)と、電流制御部63からの出力(電流指令)とに基づいて、PWMパルスを生成する。シーケンス制御部61は、電圧制御部62および電流制御部63の起動動作、停止動作、および、保護動作を行うように構成されている。電圧制御部62と電流制御部63とは、シーケンス制御部61からの指令に基づいて動作する。
ここで、本実施形態では、電力変換制御部60は、異常検出部(短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28、図2参照)により異常が検出された場合に、電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続するように制御するように構成されている。具体的には、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換制御部60が電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続できるか否かを判定する。そして、運転の継続が可能であると判定された場合、発電制御部3に機能を制限した状態で運転を継続することが通知される。その後、電力変換制御部60と発電制御部3とによって、機能を制限した状態で運転が継続される。また、発電システム100は、電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で、発電部1の発電量を徐々に低下させて発電を停止させるように構成されている。以下、詳細に説明する。
図2に示すように、電力変換部20には、複数のスイッチング素子21の各々の短絡故障を検出する短絡検出回路22bが設けられている。短絡検出回路22bは、複数のスイッチング素子21の各々に設けられている。これにより、短絡したスイッチング素子21を特定する(短絡したスイッチング素子21の相、短絡したスイッチング素子21が上アームであるか下アームであるか、を特定)ことが可能になる。また、短絡検出回路22bは、スイッチング素子回路22に含まれている。そして、短絡検出回路22bにより異常(短絡)が検出された場合に、電力変換部20の機能を制限した状態で運転を継続するように構成されている。
また、図5に示すように、電力変換制御部60は、短絡検出回路22bにより異常が検出された場合に、異常が検出されていない電力変換部20の部分を駆動させることにより電力変換部20の運転を継続するように制御する。具体的には、電力変換制御部60は、短絡検出回路22bにより、上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合に、外部出力部30の電磁接触器31をオフ状態とすることにより、電力変換部20を系統から解列する。そして、電力変換制御部60は、短絡が検出された相のスイッチング素子21は駆動させずに、短絡していない相のスイッチング素子21を駆動させることにより電力変換部20の運転を継続するように制御する。
たとえば、図5に示すように、V相の上アームのスイッチング素子21cが短絡故障した場合、V相のスイッチング素子21cおよび21dは駆動させずに、U相のスイッチング素子21aおよび21bと、W相のスイッチング素子21eおよび21fとによって電力変換部20が駆動される。これにより、電力変換部20から、単相の交流の電力(図5の太い点線)が出力される。なお、電力変換部20から出力される単相の交流の電力は、補器給電部50に給電される。この際、V相のスイッチング素子21cおよび21dに接続された配線からの電力の供給を受けないように、V相のサイリスタ41はオンされずに、U相とW相のサイリスタ41がオンされる。これにより、単相の交流の電力が補器給電部50に給電される。
また、電力変換制御部60は、短絡検出回路22bにより、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合に電力変換部20の運転を停止(非常停止)するように制御する。また、電力変換制御部60から発電制御部3に対して、発電部1を非常停止する指令が伝達される。そして、発電制御部3によって、発電部1が非常停止されるように制御される。また、発電部1が燃料電池である場合には、発電部1の内部に不活性ガスが供給されて、発電部1の内部に残留していた燃料ガスのパージが行われる。
また、図2に示すように、電力変換部20には、スイッチング素子21の近傍に、温度センサ24が配置されている。温度センサ24は、1つの相に対して1つ設けられている。なお、複数のスイッチング素子21は、冷却フィン部25の表面上に配置されている。温度センサ24は、冷却フィン部25の温度を測定することにより、スイッチング素子21の温度異常を検出する。そして、電力変換制御部60は、温度センサ24により、スイッチング素子21の温度異常が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。これにより、短絡検出回路22bによりスイッチング素子21の短絡が見逃された場合でも、電力変換部20の機能が制限された状態で発電システム100の運転が継続される。また、電力変換制御部60は、電力変換部20に対する出力指令を小さくすることにより、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で、発電システム100の運転を継続するように制御する。また、電力変換制御部60は、たとえば、温度センサ24により検出された温度が所定のしきい値よりも高くなった場合、スイッチング素子21の温度が異常であると判定する。
また、図2に示すように、電力変換部20には、電力変換部20の内部の温度を検出する温度センサ26が配置されている。温度センサ26は、電力変換部20の内部の空気の温度を測定する。なお、温度センサ26は、電力変換部20の内部に1つ配置されている。そして、電力変換制御部60は、温度センサ26により、電力変換部20の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。また、電力変換制御部60は、たとえば、温度センサ26により検出された温度が所定のしきい値よりも高くなった場合、電力変換部20の内部の温度が異常であると判定する。
また、図2に示すように、電力変換部20には、発電部1からの電力が入力される入力側に電流検出部27が配置されている。そして、電力変換制御部60は、電流検出部27により、発電部1から電力変換部20に入力される電流の過電流状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。なお、入力される電流の過電流は、たとえば、スイッチング素子21の故障に起因して生じる。また、電力変換制御部60は、電力変換部20に入力される電流が、たとえば定格の110%以上になった場合に、過電流であると判定する。また、電力変換部20からの出力電力が低減される(たとえば、電圧値を維持した状態で電流値を低減する)ことにより、電力変換部20に入力される電流が低減される。
また、図2に示すように、電力変換部20には、コンデンサ23の電圧を検出する電圧検出部28が設けられている。そして、電力変換制御部60は、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧不足状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。たとえば、電圧検出部28により検出された電圧が、定格の90%以下になった場合、電圧不足と判定される。なお、コンデンサ23の電圧不足は、電力変換部20からの出力電力が過多であることに起因して生じる。また、電力変換部20からの出力電力が低減されることにより、コンデンサ23の電圧不足が抑制される。
また、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧過多状態が検出された場合、発電制御部3(図1参照)は、発電部1からの発電量を低減させる。そして、発電部1からの発電量を低減された状態で発電部1の運転が継続される。たとえば、電圧検出部28により検出された電圧が、定格の110%以上になった場合、電圧過多と判定される。具体的には、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧過多の異常が検出された場合、電力変換制御部60から発電制御部3に、発電部1からの発電量を低減する指令が通知される。これにより、発電制御部3は、発電部1からの発電量を低減させる。具体的には、発電制御部3は、発電部1からの発電量を低減させるように補器部2を動作させる。その結果、コンデンサ23の電圧が低下する。
(正常時の動作)
次に、発電システム100の正常時の動作について説明する。
図4に示すように、電力変換装置10が起動されると、まず、電圧制御部62が動作する。そして、電圧制御部62は、電力変換部20からの出力電圧を決定する。次に、発電制御部3から送信される電力指令値に基づいて、電流制御部63は、電力変換部20から出力電流を決定する。そして、PWMパルス生成部64は、決定された出力電圧および出力電流をそれぞれPWMパルス幅に変換するとともに、変換されたPWMパルス幅を合成することによって、PWMパルスを生成する。そして、生成されたPWMパルスによって、電力変換部20のスイッチング素子21が駆動される。
たとえば、図6に示すように、電力変換部20の出力が100%の状態で、決定された出力電圧(電圧指令)および出力電流(電流指令)が、振幅が1の正弦波になると仮定する。そして、PWMパルス幅が±1に収まるように、決定された出力電圧および出力電流がPWMパルス幅に変換されるとともに、変換されたPWMパルス幅が合成される。なお、図6では、1相分の電圧指令、電流指令、および、PWMパルス幅が示されている一方、3相交流に関しても、同様に、決定された電圧値および電流値がPWMパルス幅に変換されるとともに、変換されたPWMパルス幅が合成される。
(異常時の動作)
次に、発電システム100の異常時の動作について説明する。なお、以下の動作は、主に、電力変換制御部60によって行われる。
まず、図7に示すように、ステップS1において、異常検出部(短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28)により異常が検出されたか否かが判定される。なお、この判定は、異常検出部により異常が検出されるまで繰り返し行われる。具体的には、短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28のうちのいずれかの出力値(出力結果)に基づいて、異常が検出された場合、ステップS2に進む。
次に、ステップS2において、電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが可能か否かが判定される。具体的には、短絡検出回路22bによって、電力変換部20の上アームおよび下アームの両方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合、機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定される。この場合、ステップS3に進んで、発電システム100が非常停止される。
また、ステップS2において、電力変換部20の上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子21の短絡、スイッチング素子21の温度異常、電力変換部20の内部の温度異常、電力変換部20に入力される電流の過電流状態、コンデンサ23の電圧不足状態、および、コンデンサ23の電圧過多状態のうちのいずれかが検出された場合、機能を制限した状態で運転(制限運転)を継続することが可能であると判定される。そして、ステップS4に進む。
ステップS4において、検出された異常の種類に基づいて、いずれの機能を制限した状態で運転を継続するのかが判定される。具体的には、電力変換部20の上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合、短絡していない相のスイッチング素子21を駆動させることにより電力変換部20の運転が継続される。スイッチング素子21の温度異常が検出された場合、電力変換部20の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部20に入力される電流の過電流状態が検出された場合、または、コンデンサ23の電圧不足状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転が継続される。また、コンデンサ23の電圧過多状態が検出された場合、発電部1の発電量を低減させた状態で、発電部1の運転が継続される。
次に、ステップS5において、電力変換制御部60から発電制御部3に対して、いずれの機能を制限した状態で運転を継続するかについての指令が伝達される。そして、ステップS6において、電力変換制御部60および発電制御部3によって、機能を制限した状態で発電システム100の運転が継続される。また、発電制御部3は、補器部2を制御することにより、発電部1の発電を正常時と同様に停止(正常停止)させるように制御する。
次に、ステップS7において、発電部1の発電が正常停止されたか否かが判定される。この判定は、発電部1の発電が正常停止されるまで繰り返し行われる。そして、ステップS7において、発電部1の発電が正常停止されたと判定された場合、発電システム100の制御が終了される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、異常検出部(短絡検出回路22b、温度センサ24、温度センサ26、電流検出部27、および、電圧検出部28)により異常が検出された場合に、電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続するように構成されている。これにより、異常検出部により電力変換部20の異常が検出された場合に、発電システム100が非常停止されずに運転が継続されるので、発電部1を非常停止させることに起因して、発電部1の性能が劣化するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部20および発電部1のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で、発電部1の発電量を徐々に低下させて発電を停止させるように構成されている。これにより、異常検出部により異常が検出された場合でも、発電システム100が非常停止されずに、発電部1の発電量を徐々に低下させて発電が停止される(つまり、正常時と同様の停止動作が行われる)。その結果、異常検出部により異常が検出された場合でも、発電部1の性能が劣化することを抑制しながら発電部1の発電を停止させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、異常検出部により異常が検出された場合に、異常が検出されていない電力変換部20の部分を駆動させることにより電力変換部20の運転を継続するように制御する。これにより、異常が検出されていない電力変換部20の部分を駆動させることにより、容易に、運転を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、短絡検出回路22bにより、上アームおよび下アームのうちの一方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合に、短絡が検出された相のスイッチング素子21は駆動させずに、短絡していない相のスイッチング素子21を駆動させることにより電力変換部20の運転を継続するように制御する。これにより、短絡していない相のスイッチング素子21を駆動させることにより、電力変換部20から単相の交流を出力させながら電力変換部20の運転を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、短絡検出回路22bにより、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合に電力変換部20の運転を停止するように制御する。ここで、上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子21が短絡した場合、発電部1により発電された電力が、電力変換されることなく電力変換部20から出力されてしまう。そこで、上記のように上アームおよび下アームのうちの両方のスイッチング素子21の短絡が検出された場合、電力変換部20の運転を停止することによって、電力変換されていない電力が電力変換部20から出力されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、温度センサ24により、スイッチング素子21の温度異常、または、温度センサ26により、電力変換部20の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。ここで、スイッチング素子21の短絡等に起因して、スイッチング素子21の温度が異常(高温)になる場合がある。そこで、スイッチング素子21の温度異常が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させる(つまり、スイッチング素子21のオン時間を低減する)ことによって、スイッチング素子21の温度を低下させて、発電システム100の運転を継続することができる。また、電力変換部20の内部に設けられる電流が流れるバスバーの劣化などに起因して、電力変換部20の内部の温度が異常(高温)になる場合がある。そこで、電力変換部20の内部の温度異常が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させることによって、バスバーに流れる電流量が小さくなるので、バスバーの温度を低下させることができる。これにより、発電システム100の運転を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、電流検出部27により、発電部1から電力変換部20に入力される電流の過電流状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。ここで、電力変換部20の入力側のスイッチング素子21の故障などに起因して、発電部1から電力変換部20に入力される電流が過電流になる場合がある。そこで、上記のように、電流検出部27により、発電部1から電力変換部20に入力される電流の過電流状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させる(たとえば、電圧値を維持した状態で電流値を低減する)ことによって、発電部1から電力変換部20に入力される電流を低減することができるので、発電システム100の運転を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、電力変換制御部60は、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧不足状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させた状態で電力変換部20の運転を継続するように制御する。ここで、電力変換部20の出力電力が過多であることに起因して、コンデンサ23の電圧が不足する場合がある。そこで、上記のように、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧不足状態が検出された場合、電力変換部20からの出力電力を低減させることによって、コンデンサ23の電圧不足が抑制されるので、発電システム100の運転を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、発電制御部3は、電圧検出部28により、コンデンサ23の電圧過多状態が検出された場合、発電部1からの発電量を低減させた状態で発電部1の運転を継続するように制御する。ここで、発電部1が電力変換部20を介して系統に接続されている場合、系統から電力変換部20のコンデンサ23に電力が流入する場合がある。そこで、上記のように、コンデンサ23の電圧過多状態が検出された場合、発電部1からの発電量を低減させることによって、コンデンサ23の電圧過多が抑制されるので、発電システム100の運転を継続することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部および発電部のうちの一方の機能を制限した状態で運転が継続される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、異常検出部により異常が検出された場合に、電力変換部および発電部の両方の機能を制限した状態で運転を継続してもよい。
また、上記実施形態では、本発明の「発電部」として燃料電池が用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、燃料電池以外の発電部を有する発電システムにも適用可能である。
また、上記実施形態では、異常検出部として、短絡検出回路、温度センサ、電流検出部、および、電圧検出部が用いられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、短絡検出回路、温度センサ、電流検出部、および、電圧検出部以外の機器(回路)により、電力変換部の異常を検出してもよい。
また、上記実施形態では、異常検出部により、スイッチング素子の短絡、スイッチング素子の温度異常、電力変換部の内部の温度異常、電力変換部に入力される電流の過電流、コンデンサの電圧不足、および、コンデンサの電圧過多が異常として検出される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上記の異常以外の異常を検出するようにしてもよい。
1 発電部
3 発電制御部
10 電力変換装置
20 電力変換部
21 スイッチング素子
22b 短絡検出回路(異常検出部)
23 コンデンサ
24 温度センサ(異常検出部)
26 温度センサ(異常検出部)
27 電流検出部(異常検出部)
28 電圧検出部(異常検出部)
60 電力変換制御部
100 発電システム

Claims (10)

  1. 発電を行う発電部と、
    前記発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、
    前記電力変換部の異常を検出する異常検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記電力変換部は、上アームおよび下アームを構成する複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子と前記発電部との間に設けられるコンデンサとを含み、
    前記制御部は、
    前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの一方の前記スイッチング素子の短絡、前記スイッチング素子の温度異常、前記電力変換部の内部の温度異常、前記発電部から前記電力変換部に入力される電流の過電流状態、前記コンデンサの電圧不足状態、および、前記コンデンサの電圧過多状態のうちのいずれかが検出された場合、前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定し、
    前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの両方の前記スイッチング素子の短絡が検出された場合、前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定し、
    前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定した場合、前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続させ、
    前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定した場合、発電システムを停止するように制御する、発電システム。
  2. 前記異常検出部により異常が検出された場合に、前記電力変換部および前記発電部のうちの少なくとも一方の機能を制限した状態で、前記発電部の発電量を徐々に低下させて発電を停止させるように構成されている、請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記制御部は、前記異常検出部により異常が検出された場合に、異常が検出されていない前記電力変換部の部分を駆動させることにより前記電力変換部の運転を継続するように制御する電力変換制御部を含む、請求項1または2に記載の発電システム。
  4. 記電力変換制御部は、前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの一方の前記スイッチング素子の短絡が検出された場合に、短絡が検出された相の前記スイッチング素子は駆動させずに、短絡していない相の前記スイッチング素子を駆動させることにより前記電力変換部の運転を継続するように制御する、請求項3に記載の発電システム。
  5. 前記電力変換制御部は、前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの両方の前記スイッチング素子の短絡が検出された場合に前記電力変換部の運転を停止するように制御する、請求項4に記載の発電システム。
  6. 前記電力変換制御部は、前記異常検出部により、前記スイッチング素子の温度異常、または、前記電力変換部の内部の温度異常が検出された場合、前記電力変換部からの出力電力を低減させた状態で前記電力変換部の運転を継続するように制御する、請求項4または5に記載の発電システム。
  7. 前記電力変換制御部は、前記異常検出部により、前記発電部から前記電力変換部に入力される電流の過電流状態が検出された場合、前記電力変換部からの出力電力を低減させた状態で前記電力変換部の運転を継続するように制御する、請求項3~6のいずれか1項に記載の発電システム。
  8. 記電力変換制御部は、前記異常検出部により、前記コンデンサの電圧不足状態が検出された場合、前記電力変換部からの出力電力を低減させた状態で前記電力変換部の運転を継続するように制御する、請求項3~7のいずれか1項に記載の発電システム。
  9. 記制御部は、前記異常検出部により、前記コンデンサの電圧過多状態が検出された場合、前記発電部からの発電量を低減させた状態で前記発電部の運転を継続するように制御する発電制御部を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の発電システム。
  10. 発電部により発電された電力を変換する電力変換部と、
    前記電力変換部の異常を検出する異常検出部と、
    制御部と、を備え、
    前記電力変換部は、上アームおよび下アームを構成する複数のスイッチング素子と、前記スイッチング素子と前記発電部との間に設けられるコンデンサとを含み、
    前記制御部は、
    前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの一方の前記スイッチング素子の短絡、前記スイッチング素子の温度異常、前記電力変換部の内部の温度異常、前記発電部から前記電力変換部に入力される電流の過電流状態、前記コンデンサの電圧不足状態、および、前記コンデンサの電圧過多状態のうちのいずれかが検出された場合、前記電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定し、
    前記異常検出部により、前記上アームおよび前記下アームのうちの両方の前記スイッチング素子の短絡が検出された場合、前記電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定し、
    前記電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが可能であると判定した場合、前記電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続させ、
    前記電力変換部の機能を制限した状態で運転を継続することが不可能であると判定した場合、電力変換装置を停止するように制御する、電力変換装置。
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