JP7224598B2 - 傾斜x線検査方法、傾斜x線検査装置及びその精度評価方法 - Google Patents

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本発明は、大型で平板状のワークの内部欠陥を検出するに適した傾斜X線検査方法、傾斜X線検査装置及びその精度評価方法に関するものである。
自動車部品として多用されている金属部品のうち、特に鋳造部品やダイカスト部品には、金属が凝固する際に生ずる空洞(鋳巣)が不可避的に含まれている。従来はこれらの部品を機械加工した後に表面を検査し、加工面に空洞が現れたものを不良品として跳ね出していた。
ところが部品の小型化、薄肉化を限界まで追求した次世代自動車部品においては、部品表面に現れない内部の空洞が亀裂の起点となる可能性があるため、部品内部に隠れた空洞をも検出することが求められる。金属部品の内部空洞を検出する方法としては、X線検査方法が適している。
従来のX線検査方法としては、図1に示す直交X線CT法が一般的である。この方法はX線源1とディテクタ2とを一直線上に並べてその途中の回転台3に検査対象となるワークWを置き、X線源1とディテクタ2とを結ぶ直線に直交する垂直軸を回転軸としてワークWを360度回転させ、ワークのX線透視画像を得る方法である。
この直交X線CT法は、ワークWが小型のものである場合には適している。しかしワークWが大型である場合には、ワークの回転軌跡が大きな円を描くこととなる。このためX線源1とディテクタ2を大きく離して設置し、その全体をX線を防止する鉛を使用したX線防護ボックスで囲む必要が生じ、設備費用が高くなり、設備スペースも大きくなるという問題がある。また、平板状のワークWをこの方法で検査する際には、X線がワークWの内部を透過する距離が長くなるため、高出力のX線源1が必要となるという問題がある。
また従来のX線検査方法として、図2に示す傾斜X線CT法も知られている。この方法ではX線源1とディテクタ2をワークWの回転軸に対して傾斜させて配置している。しかしこの方法でもワークWを回転させる必要があるため、図1の直交X線CT法と同様、ワークWが大型である場合には設備費用が高くなり、設備スペースも大きくなる。なお傾斜X線CT法は、特許文献1、特許文献2にも記載されている。
このほか、図3に示すようにワークWを固定したまま、その回りにX線源1とディテクタ2とを対向した状態を保ったまま360度回転させ、ワークのX線透視画像を得る回転X線CT法もある。この方法では、ワークWを回転させる必要はないが、ワークWの最大寸法の外側にX線源1とディテクタ2を配置して回転させねばならない。このためワークWが大型である場合にはやはり設備費用が高くなり、設備スペースも大きくなる。また平板状のワークWをこの方法で検査する際には、X線がワークWの内部を透過する距離が長くなるため、高出力のX線源1が必要となるという問題がある。なお回転X線CT法は、特許文献3にも記載されている。このように従来方法では、ワークが大型で平板状のものである場合には、設備の大型化やX線源1の高出力化を避けることができなかった。
特開2003-344316号公報 特開2008-122337号公報 特開2006-162335号公報
従って本発明の目的は上記した従来技術の問題点を解決し、大型で平板状のワークの内部欠陥を、比較的小型の設備により効率よく検査することができる、傾斜X線検査方法、傾斜X線検査装置及びその精度評価方法を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の傾斜X線検査方法は、回転軸線のまわりに同一角速度で回転する上部円盤及び下部円盤にそれぞれ斜めに取り付けられたX線源とディテクタとを用いた傾斜X線検査方法であって、ワークを貫通する仮想直線上に、X線源とディテクタとをワークを挟んで正対させて配置し、ワークを固定したまま、かつ、X線源とディテクタとの正対関係を維持したまま、X線源とディテクタとを前記仮想直線に対して斜めに交差する前記回転軸線のまわりに同一角速度で回転させ、ワークのX線透視画像を得ることを特徴とするものである。なお、前記仮想直線がワークを斜めに貫通する直線であり、前記回転軸線が垂直線であることが好ましい。また、ワークが薄肉で大型の平板状部材であることが好ましい。
また上記の課題を解決するためになされた本発明の傾斜X線検査装置は、フレームの上下に設けられ垂直な回転軸線のまわりに同一角速度で回転する上部円盤及び下部円盤と、これらの上部円盤及び下部円盤にそれぞれ斜めに取り付けられたX線源とディテクタとからなり、これらのX線源とディテクタはワークを貫通する仮想直線上における正対関係を維持しつつ回転し、ワークのX線透視画像を得るものであることを特徴とする。
さらに本発明の傾斜X線検査装置の精度評価方法は、上記の傾斜X線検査装置のX線源とディテクタが回転する際の理想的な円軌道からのずれと、ディテクタ上のX線受光位置のずれとの関係を示す演算式を作成し、ゲージとマイクロメータを用いてX線源とディテクタの理想的な円軌道からのずれを測定し、それらの測定値を演算式に代入して傾斜X線検査装置の検出精度を演算することを特徴とするものである。
本発明の傾斜X線検査方法及び装置によれば、ワークが薄肉で大型の平板状部材である場合にも、ワークの斜め上方と斜め下方に配置したX線源とディテクタを垂直軸の周りに回転させるだけでワークのX線透視画像を得ることができる。このためワークのサイズにかかわらず、X線源とディテクタの回転領域だけをX線防護ボックスで囲めばよく、設備の小型化を図ることができる。
また本発明の傾斜X線検査方法及び装置によれば、平板状のワークに対して斜め方向にX線を照射するため、X線がワークWの内部を透過する距離が短くなり、低出力のX線源により検査を行うことができる。
さらに本発明の傾斜X線検査装置の精度評価方法によれば、設備の寸法誤差とX線透視画像との関係を把握することができるので、求められる画像精度を得るためには設備の寸法精度をどのレベルに抑えねばならないかを知ることができる。また使用中における画像精度を検証することができるので、画像精度の低下による不良品の見落としをなくすことが可能となる。
従来の直交X線CT法の原理図である。 従来の傾斜X線CT法の原理図である。 従来の回転X線CT法の原理図である。 本発明の傾斜X線検査方法の原理図である。 大型で平板状のワークを傾斜X線検査する状態の説明図である。 X線源とワークとディテクタとの関係を示す正面図と側面図である。 本発明の傾斜X線検査方法により得られるボクセルデータのイメージ図である。 本発明の傾斜X線検査装置の正面図である。 本発明の傾斜X線検査装置の側面図である。 X線源とディテクタとを回転させる状態の説明図である。 ディテクタ上のX線受光位置の軌跡を示す斜視図である。 ディテクタ上のX線受光位置の誤差の説明図である。 X線源の軌道誤差の説明図である。 ディテクタの軌道誤差の説明図である。 ディテクタの3軸方向の回転誤差の説明図である。 本発明の精度評価方法に用いる代表的な変数の説明図である。 X線源とディテクタの理想的な円軌道からのずれを測定する手段を示す全体図である。 図17の上方部分の拡大図である。 図17の下方部分の拡大図である。
(傾斜X線検査方法)
以下に本発明の内容を実施形態とともに詳細に説明する。図4は本発明の傾斜X線検査方法の原理図である。10はワーク支持台であり、ワークWはその上に固定される。11はワークWを貫通する仮想直線であり、この仮想直線11上に、X線源12とディテクタ13とをワークWを挟んで正対させて配置する。
そしてワークWをワーク支持台10上に固定したまま、X線源12とディテクタ13とを仮想直線11に対して斜めに交差する回転軸線14のまわりに同一角速度で回転させる。この回転軸線14は垂直線とすることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
この回転中もX線源12とディテクタ13とは正対関係を維持したまま、すなわち仮想直線11上に位置させたまま、仮想直線11とともに回転させる。このようにしてX線源12とディテクタ13とを360度回転させれば、ワークWを斜め方向に透視する360度のX線透視画像を得ることができる。仮想直線11と回転軸線14とがなす角度θは、30度~60度の範囲とすることが好ましい。
図4の原理図では図1~図3との対比が明確となるようにワークWを円柱形としたが、ワークWが薄肉で大型の平板状部材である場合を図5に示す。図5から分かるように、ワークWの上方と下方でX線源12とディテクタ13とを回転軸線14のまわりに回転させればよいので、ワークWが大型であっても装置全体を小さくまとめることができる。図5では仮想直線11と回転軸線14とが交差する部位の周囲がワークWの撮影ポイント15となるが、ワークWを移動させれば撮影ポイント15を移動させることができ、任意の部位を検査することができる。
ワークWを固定したまま、本発明の傾斜X線検査を行うと、図6に示すようにワークWを全周から斜め方向に透視したX線透視画像群が得られる。これらの画像を3次元処理すると、図7に示す略円錐台形状の立体画像のボクセルデータが得られ、その内部の空洞を検出することができる。
(傾斜X線検査装置)
図8と図9に本発明の傾斜X線検査装置の実施形態を示す。20は剛性に優れた大型のフレームでありその中央部にワークWが配置される。ワークWは必ずしもワーク支持台10に支持させる必要はなく、例えばロボットアームに支持させることも可能である。
フレーム20の上部アーム21の下側には上部円盤22が設けられており、フレーム20の下部アーム23の上側には下部円盤24が設けられている。これらの上部円盤22と下部円盤24は、垂直な回転軸線14の周りを同一角速度で回転できる構造とする。上部円盤22の下面には、X線源12が好ましくは30度~60度の角度で斜め下向きに取り付けられ、下部円盤24の上面にはディテクタ13が斜め上向きに取り付けられている。前述した通り、X線源12とディテクタ13は仮想直線11上で正対するように配置されており、図10に示すように上部円盤22と下部円盤24とを回転させると仮想直線11も回転するが、X線源12とディテクタ13は常に仮想直線11上で正対する関係を維持している。この結果、ワークWの撮影ポイント15の周囲について360度のX線透視画像を得ることができることとなる。
この構造とすれば、ワークWを横移動させることにより、撮影ポイント15を自由に変えることができる。またX線防護ボックスはワークWのサイズに拘わらず、小さくすることができる。またX線の透過距離は短くてよいため、X線源12は低出力のものとすることができる。
(傾斜X線検査装置の精度評価方法)
上記した通り本発明の傾斜X線検査装置は、X線源12とディテクタ13を常に仮想直線11上に維持したまま上部円盤22と下部円盤24とを回転させるのであるが、回転機構が上下に分離されているため、実際には不可避的に生ずる装置の製作誤差により、X線源12とディテクタ13の回転面が水平方向に0~1mm程度、上下方向にも0~1mm程度ずれる可能性がある。このずれの影響によりX線透視画像群に乱れが生じ、得られた3次元の撮影データ(ボクセルデータ)にもずれが生じて鮮明な画像が得られなくなるおそれがある。
実際の鋳造部品やダイカスト部品においては、小さな空洞(鋳巣)は10個以下のボクセルデータの集まりとして検出され、大きな空洞(鋳巣)は数十個から数百個程度のボクセルデータの集まりとして検出される。このため多少の誤差があっても大きな空洞を見落とすことはないが、小さな空洞は検出できなくなるおそれがある。そこで本発明の精度評価方法では、X線源12とディテクタ13との回転ずれが検査装置の精度にどの程度影響するかを、演算で求められるようにした。以下にその具体的な内容を説明する。
理想的な状態においては、X線源12とディテクタ13を360度回転させたとき、ワークW中の座標(x,y,z)で表される注目点(撮影ポイント)を通るX線の受光点は、図11に示すようにディテクタ13上で楕円軌跡を描く。しかし実際の装置ではX線源12とディテクタ13との円軌道が理想的な円軌道から僅かながらずれるので、ディテクタ13上における楕円軌跡も僅かにずれる。このずれ量を図12に示すように、ΔPy(t),ΔPz(t)とする。
また図13に示すように、X線源12の理想回転半径をRとし、実際の回転軌道の半径誤差をΔRとする。この回転円の中心の理想点からの3次元的なずれを、ΔXF,ΔYF,ΔZとする。またこの円軌道のX軸に対する傾きずれをΔΨ、Y軸に対する傾きずれをΔΘ、Z軸に対する傾きずれをΔΦとする。
同様にディテクタ13についても図14に示すように、理想回転半径をRとし、実際の回転軌道の半径誤差をΔRとする。この回転円の中心の理想点からの3次元的なずれを、ΔXI,ΔYI,ΔZとする。またこの円軌道のX軸に対する傾きずれをΔΨ、Y軸に対する傾きずれをΔΘ、Z軸に対する傾きずれをΔΦとする。また図15に示すように、ディテクタ受光面のX軸に対する傾きずれをΔψ、Y軸に対する傾きずれをΔθ、Z軸に対する傾きずれをΔφとする。
以上をまとめると図16及び数1、数2の通りとなる。ただし注目点の座標(x,y,z)は(0,0,0)とした。HとWはディテクタ13のサイズである。
また軌跡誤差ΔPy(t),ΔPz(t)は数3の通りとなり、360度の積分を計算して求めた平均軌跡誤差は数4の通りとなる。なお詳細な説明は省略するが、この系の自由度は11である。
Figure 0007224598000001
Figure 0007224598000002
Figure 0007224598000003
Figure 0007224598000004
実用的な寸法として、R=300mm、Z=300mm、R=300mm、Z=300mm、W=100mm、H=150mmを用いてみる。このときθ=45度、拡大率M=2となる。画素サイズはマイクロフォーカスをイメージして75μmとすると、欠陥のサイズが0.5mmの撮像画像のピクセル数は13.3ピクセルとなる。欠陥の検出を行うには、平均起動誤差の5倍くらいの欠陥でないと抽出は難しいため、平均軌道誤差は200μm以下にする必要がある。
200μmを系の自由度である11で割ると18.2μmとなるから、上記した平均軌道誤差の式の各項の誤差を18.2μm以下としたい。このためには、夫々の誤差の数値を数5に示すようにすることが求められる。
Figure 0007224598000005
傾斜X線検査装置を組み立てたり調整するときに各因子の誤差を測定し、数4の式に代入すれば、平均軌道誤差のΔPy,ΔPzを求めることができ、その5倍以上が装置の撮影分解能と考えることができる。ここにディテクタ13の画素サイズを考え合わせれば、装置の検出精度が得られる。
上記した説明は理論的なものであるが、実際の装置においては回転中心や軌道の位置のデータを知ることは容易ではない。そこで実際には、ゲージを用いて精度を測定することができる。例えば図17に示すようにフレーム20にゲージ30を取り付ける。円盤31はX線源12の軌道測定用であり、円盤32はディテクタ13の軌道測定用である。これらは完全な同心度を保証されたゲージである。
また図18に示すように、装置の上部円盤22の下方に測定アーム33を取り付け、上下方向と水平方向(半径方向)の変位を測定するためのマイクロメータ34,35を取り付ける。同様に、図19に示すように、装置の下部円盤24に測定アーム36を取り付け、上下方向と水平方向(半径方向)の変位を測定するためのマイクロメータ37、38を取り付ける。そして装置の上部円盤22と下部円盤24とを回転させながらこれらのマイクロメータが示す変位の数値を記録すれば、数4の式に必要な数値を求めることができる。
このように本発明の傾斜X線検査装置の精度評価方法を用いれば、装置の上下の円盤22、24を回転させながら半径方向と高さ方向の変位を測定し、それらの変位の数値を数4の式に代入することによって、ディテクタ上におけるX線受光位置の誤差を算出することができ、装置の検出精度を確認することが可能となる。
以上に説明したように、本発明の傾斜X線検査方法及び装置によれば、大型で平板状のワークの内部欠陥を、比較的小型の設備により効率よく検査することができる。また本発明の精度評価方法によれば、その検出精度を確認することができる。
W ワーク
1 X線源(従来技術)
2 ディテクタ(従来技術)
3 回転台(従来技術)
10 ワーク支持台
11 仮想直線
12 X線源
13 ディテクタ
14 回転軸線
15 撮影ポイント
20 フレーム
21 上部アーム
22 上部円盤
23 下部アーム
24 下部円盤
30 ゲージ
31 円盤
32 円盤
33 測定アーム
34 マイクロメータ
35 マイクロメータ
36 測定アーム
37 マイクロメータ
38 マイクロメータ

Claims (5)

  1. 回転軸線のまわりに同一角速度で回転する上部円盤及び下部円盤にそれぞれ斜めに取り付けられたX線源とディテクタとを用いた傾斜X線検査方法であって、
    ワークを貫通する仮想直線上に、X線源とディテクタとをワークを挟んで正対させて配置し、ワークを固定したまま、かつ、X線源とディテクタとの正対関係を維持したまま、X線源とディテクタとを前記仮想直線に対して斜めに交差する前記回転軸線のまわりに同一角速度で回転させ、ワークのX線透視画像を得ることを特徴とする傾斜X線検査方法。
  2. 前記仮想直線がワークを斜めに貫通する直線であり、前記回転軸線が垂直線であることを特徴とする請求項1記載の傾斜X線検査方法。
  3. ワークが薄肉で大型の平板状部材であることを特徴とする請求項1または2記載の傾斜X線検査方法。
  4. フレームの上下に設けられ垂直な回転軸線のまわりに同一角速度で回転する上部円盤及び下部円盤と、これらの上部円盤及び下部円盤にそれぞれ斜めに取り付けられたX線源とディテクタとからなり、これらのX線源とディテクタはワークを貫通する仮想直線上における正対関係を維持しつつ回転し、ワークのX線透視画像を得るものであることを特徴とする傾斜X線検査装置。
  5. 請求項4に記載された傾斜X線検査装置のX線源とディテクタが回転する際の理想的な円軌道からのずれと、ディテクタ上のX線受光位置のずれとの関係を示す演算式を作成し、ゲージとマイクロメータを用いてX線源とディテクタの理想的な円軌道からのずれを測定し、それらの測定値を演算式に代入して傾斜X線検査装置の検出精度を演算することを特徴とする傾斜X線検査装置の精度評価方法。
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