JP2002071587A - X線検査装置 - Google Patents

X線検査装置

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JP2002071587A JP2000262180A JP2000262180A JP2002071587A JP 2002071587 A JP2002071587 A JP 2002071587A JP 2000262180 A JP2000262180 A JP 2000262180A JP 2000262180 A JP2000262180 A JP 2000262180A JP 2002071587 A JP2002071587 A JP 2002071587A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象物を傾動させずに、異なる照射角度
から多様なX線透視画像を得る。 【解決手段】 X線源10は、広がりをもってX線の中
心軸Cを、平行をなす第1,第2基準平面P1,P2に
対して傾斜させることにより、第1,第2基準平面上に
ほぼ楕円のX線照射領域を形成する。第1移動機構21
は、検査対象物100を第1基準平面P1上で移動させ
る。第2移動機構22は、像検出器30を、その受像面
31aが基準平面と平行をなした状態で、第2基準平面
上で移動させる。第1,第2移動機構21,22は、検
査対象物100および像検出器30を基準平面における
X線照射領域の長手方向に沿って複数の位置間で移動可
能であり、少なくともこれら複数の位置において、受像
面31aの任意の点O2と検査対象物100の所望検査
面100aの任意の点O1とを結ぶ直線Mが、X線源1
0の照射焦点Fを通るように協働する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線を用いて非破
壊検査を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線検査装置は、検査対象物の一方側か
らX線を照射し反対側に配置した像検出器により透視画
像を撮影するものが一般的である。しかし、このX線検
査装置では、検査対象物の所望検査面の像を正確に撮影
することができない。この所望検査面から離れた異なる
面の像が重なってしまうからである。例えば、プリント
基板の両面に電子部品が実装されている場合、プリント
基板の上面に装着した部品の接合状態を撮影しようとし
ても、下面に装着した部品の像が重なってしまう。
【0003】そこで、検査対象物の所望検査面での断層
像を検出する技術として、ラミノグラフィが開発されて
いる。この技術は、X線源、検査対象物、像検出器の3
つの要素のうち、2つの要素を同期させて動かすことに
より、複数の異なる透視画像を得、この複数の透視画像
に基づき、検査対象物における所望検査面以外の像を排
除し、所望検査面での像だけを選別して検出するもので
ある。
【0004】前記のように所望検査面の像だけを選別し
て検出する手段の一例として、特許2925841号公
報に開示された装置がある。この装置は、広がりをもっ
てX線を照射するX線源を有している。検査対象物の所
望検査面と像検出器の受像面とは、X線の広がりの中心
軸と同角度傾斜した状態で、同期回動される。これによ
り、所望検査面の像を受像面で検出することができる。
しかし、特許2925841号公報の装置では、傾斜角
度が同じであるので、所望検査面の像と他の面の像の重
なりを回避できない場合があった。
【0005】特開昭59−116040号公報に開示さ
れた検査装置では、水平をなす光軸に沿ってX線源,検
査対象物,像検出器が配置されている。そして、検査対
象物の所望検査面と像検出器の受像面とを平行に維持し
ながら同期傾動させることにより、異なる複数の傾斜角
度での透視画像を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭59−11
6040号公報の検査装置では、検査対象物および像検
出器の傾動を必要とするが、これら傾動が困難な場合が
あった。本発明は、上記問題を解決するためになされた
もので、異なる照射角度から多様なX線投資画像を得る
ことができ、所望検査面での正確な断層像を得ることが
でき、しかも、検査対象物や像検出手段を傾動させずに
済むX線検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のX線検査装置
は、広がりをもってX線を照射するとともに、このX線
の中心軸を、互いに平行をなす第1,第2基準平面に対
して傾斜させることにより、第1,第2基準平面上にほ
ぼ楕円のX線照射領域を形成するX線源と、検査対象物
を支持して第1基準平面上を移動させる第1移動手段
と、前記検査対象物を挟んで前記X線源と対峙して配置
されるとともに、検査対象物を透過したX線を受ける受
像面を有し、この受像面に現れたX線像を画像情報とな
る電気信号に変換する像検出手段と、前記像検出手段
を、その受像面が第1,第2基準平面と平行をなした状
態で、第2基準平面において移動させる第2移動手段
と、を備え、前記第1,第2移動手段は、前記検査対象
物および像検出手段を第1,第2基準平面におけるX線
照射領域の長手方向に沿って移動可能であり、任意の位
置において、前記像検出手段の受像面の任意の2点と前
記検査対象物の所望検査面の任意の2点とをそれぞれ結
ぶ直線が、前記X線源の照射焦点を通るように移動させ
ることを特徴とする。
【0008】前記構成によれば、異なる照射角度から多
様なX線透視画像を得ることができ、所望検査面での正
確な断層像を得ることができる。しかも、検査対象物や
像検出手段を傾動させずに済む。
【0009】また、本発明のX線検査装置では、前記X
線源の照射焦点を通り前記第1,第2基準平面と直交す
る直線が、前記X線照射領域の端部において第1,第2
基準平面と交わる。これにより、所望検査面と直交する
方向からの画像を得ることができる。
【0010】また、本発明のX線検査装置では、さら
に、前記X線源を回動させることにより前記第1,第2
基準平面上の照射領域を変える回動手段を備え、前記第
1,第2移動手段は、検査対象物,像検出手段をそれぞ
れ第1,第2基準平面において2次元的に移動可能であ
る。これにより、照射方向の異なるX線透視画像を得る
ことができる。
【0011】また、本発明のX線検査装置では、前記X
線源の回動軸が前記第1,第2基準平面と直交してい
る。これにより、X線照射領域の形状を変えずにその方
向だけを変えることができる。
【0012】また、本発明のX線検査装置では、前記第
1,第2移動手段は、共通のモータと、第1,第2基準
平面と平行をなすとともにX線照射領域の長手方向に沿
ってそれぞれ延びるねじ棒と、これらねじ棒に螺合さ
れ、ねじ棒の回動に伴って第1,第2基準平面上を移動
する支持テーブルとをそれぞれ備え、前記モータは、第
1,第2移動手段のねじ棒に動力伝達手段を介して連結
されている。これにより、第1,第2移動手段の構成を
簡略化することができるとともに、その制御も簡略化す
ることができる。
【0013】また、本発明のX線検査装置では、前記第
1移動手段のねじ棒のねじピッチと第2移動手段のねじ
棒のねじピッチの比を、前記X線源の照射焦点を通る直
線上において、この照射焦点から前記検査対象物の所望
検査面との交点までの距離と、この照射焦点から前記像
検出手段の受像面との交点までの距離の比に、一致させ
る。これにより、ねじ棒のピッチを異ならせるだけで、
正確な同期移動を行うことができる。
【0014】また、本発明のX線検査装置では、前記動
力伝達手段は、前記第1移動手段のねじ棒の回動数と第
2移動手段のねじ棒の回動数の比を、前記X線源の照射
焦点を通る直線上において、この照射焦点から前記検査
対象物の所望検査面との交点までの距離と、この照射焦
点から前記像検出手段の受像面との交点までの距離の比
に、一致させるように構成されている。このように、動
力伝達手段の構成を工夫することにより、正確な同期移
動を行うことができる。
【0015】本発明の他のX線検査装置は、広がりをも
ってX線を照射するとともに、このX線の中心軸を、互
いに平行をなす第1,第2基準平面に対して傾斜させる
ことにより、第1,第2基準平面上にほぼ楕円のX線照
射領域を形成するX線源と、検査対象物を第1基準平面
上で支持する第1支持手段と、前記検査対象物を挟んで
配置されるとともに、検査対象物を透過したX線を受け
る受像面を有し、この受像面に現れたX線像を画像情報
となる電気信号に変換する像検出手段と、前記像検出手
段を、その受像面が第1,第2基準平面と平行をなした
状態で、第2基準平面上において支持する第2支持手段
と、前記検査対象物と像検出手段のうちの一方を前記X
線照射領域の長手方向に沿って移動させる第1移動手段
と、前記X線源を、前記X線照射領域の長手方向に沿っ
て移動させる第2移動手段と、を備え、前記第1,第2
移動手段は、前記検査対象物と像検出手段のうちの一方
と、前記X線源とを、任意の位置において、受像面の任
意の2点と前記検査対象物の所望検査面の任意の2点と
をそれぞれ結ぶ直線が、前記X線源の照射焦点を通るよ
うに、移動させる。
【0016】前記構成によれば、異なる照射角度から多
様なX線透視画像を得ることができ、所望検査面での正
確な断層像を得ることができる。しかも、検査対象物や
像検出手段を傾動させずに済む。
【0017】また、本発明のX線検査装置では、さら
に、前記X線源および第2移動手段を、前記第1,第2
基準平面と直交する回動軸を中心にして回動させる回動
手段を備え、前記第2移動手段によるX線源の移動軌跡
上の直線と前記回動軸が交わり、前記第1移動手段が前
記検査対象物または像検出手段を基準平面上において2
次元的に移動可能である。これにより、照射方向の異な
るX線透視画像を得ることができるとともに、X線照射
領域の形状を変えずにその方向だけを変えることができ
る。
【0018】また、本発明のX線検査装置では、前記像
検出手段は、前記受像面となる蛍光体面を有しこの蛍光
体面上のX線像を光学像に変換する像変換部と、この光
学像を画像情報となる電気信号に変換する光電変換部と
を備えている。これにより、軽量小型の像検出手段を提
供でき、移動手段の負担を軽くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の第
1の実施の形態に係わるX線検査装置を示す。この装置
の構造を説明するために、便宜上、第1,第2の基準平
面P1,P2を想定する。これら基準平面P1,P2
は、水平をなし、第2基準平面P2が第1基準平面P1
より上に位置している。
【0020】第1基準平面P1の下方には、X線源10
が配置されている。このX線源10は、所定の広がり角
度を持って上方の基準平面P1,P2に向かってX線を
照射する。X線の照射焦点を符号Fで示す。また、この
X線の広がりの立体角度を図において符号Θで示し、こ
の広がりの中心の軸を符号Cで示す。このX線の中心軸
Cと直交する断面は円形または円形に近い形状をしてい
る。
【0021】X線源10は、傾斜台11を介して水平回
動台12(回動手段)に傾斜した状態で設置されてい
る。このX線源10の傾斜により、X線の中心軸Cは、
基準平面P1,P2に対して傾いている。その結果、図
3に示すように、基準平面P1、P2上のX線の照射領
域Rは細長く延びている。この照射領域Rの形状は厳密
には楕円ではないが、ほぼ楕円形状と表現し、図にも楕
円で示す。回動台12の回動軸Lは、照射焦点Fを通り
基準平面P1,P2と直交する。
【0022】本発明の第1の実施の形態の検査装置は、
さらに、第1,第2の移動機構21,22(第1,第2
の移動手段)を備えている。なお、第1,第2の移動機
構21,22は、図1,図2において実物より小さく示
すとともに詳細な構造を省略して示している。
【0023】第1移動機構21は、基礎テーブルと、こ
の基礎テーブルに搭載されたXYZ軸移動テーブルより
構成されている。XYZ軸テーブルのうち最上位のテー
ブルに検査対象物100が支持される。Z軸テーブルの
移動により、検査対象物100の高さを調節する。本発
明の実施の形態では、検査対象物100において、第1
基準平面P1上の断層面を所望検査面とするので、高さ
調節により検査対象面を選択することができる。第1移
動機構21のXY軸テーブルの移動により、検査対象物
100を第1基準平面P1上において水平移動させる。
【0024】第2移動機構22は、第1移動機構21と
同様に、基礎テーブルと、この基礎テーブルに搭載され
たXYZ軸移動テーブルより構成されている。XYZ軸
テーブルのうち最上位のテーブルに像検出器30(像検
出手段)が支持される。Z軸テーブルの移動により、像
検出器30の高さを調節する。本発明の実施の形態で
は、後述する像検出器30の蛍光体面31aが存在する
平面を第2基準平面P2としている。第2移動機構22
のXY軸テーブルの移動により、像検出器30を第2基
準平面P2上において水平移動させる。
【0025】像検出器30は、蛍光体面31a(受像
面)を有する板形状の像変換部31と、光電変換部32
とを重ね合わせることにより、構成されている。像変換
部31は、検査対象物100を透過したX線の像を蛍光
体面31aで受け、このX線像を光学像に変換する。光
電変換部32は、この光学像を画像情報を表す電気信号
に変換する。光電変換部32は、固体撮像素子または小
型軽量の撮像カメラからなる。
【0026】本発明の第1の実施の形態のX線検査装置
は、さらに、制御装置50(制御手段)と画像処理装置
51(画像処理手段)と表示装置52(表示手段)とを
備えている。制御装置50は、回動台12および第1,
第2の移動機構21,22を制御するものである。画像
処理装置51は、制御装置50からの位置情報を受ける
とともに、像検出器30の光電変換部32から画像情報
を受け、両情報に基づいて画像解析を行い、その解析結
果を表示装置52で表示する。
【0027】次に、本発明の実施の形態のX線検査装置
の作用を説明する。検査対象物となるプリント基板10
0は、一方の面100aにマトリックス状に配置された
16個の断面円形の半田接合部101を介して扁平な部
品102(ボールグリッドアレイ部品)を装着し、他方
の面100bに1個の矩形の部品103をその両側の半
田接合部104を介して装着することにより構成されて
いる。
【0028】プリント基板100は、部品102を装着
した面100aを下にして、第1移動機構21における
最上位のテーブルに設置される。前述したようにZテー
ブルを制御することにより、プリント基板100の高さ
を調節し、その下面100aを第1基準平面21a上に
位置させる。これにより、下面100aを所望検査面と
して選択することができる。
【0029】なお、X線源10と所望検査面100a
(第1基準平面P1)との間の距離は、所望検査面10
0aと蛍光体面31a(第2基準平面P2)との間の距
離に比べて十分長い。
【0030】移動機構21,22により、プリント基板
100および像検出器30は、基準平面P1,P2上を
同期して水平移動され、複数の位置で一時停止され、各
位置で像検出器30がX線透視像を検出し、その画像情
報を画像処理装置51に送る。
【0031】プリント基板100と像検出器30の同期
水平移動に際して、所望検査面100aと像検出器30
の蛍光体面31aの各部位は、X線源10から見て常に
1対1の対応関係を維持している。換言すれば、プリン
ト基板100の所望検査面100aの任意の1点と像検
出器30の蛍光体面31aの任意の1点とを結ぶ直線
が、水平移動に際して常にX線源10の照射焦点Fを通
り、所望検査面100aの他の任意の1点と蛍光体面3
1aの他の任意の1点とを結ぶ直線も、水平移動に際し
て常にX線源10の照射焦点Fを通る。本発明の実施の
形態では、例えば所望検査面100aの中心点O1と蛍
光体面31aの中心点O2とを結ぶ線M(以下、作動線
Mと称す)が常に照射焦点Fを通るようにすれば、前記
対応関係を維持できる。プリント基板100および像検
出器30は、回動されないからである。
【0032】プリント基板100の所望検査面100a
と像検出器30の蛍光体面31aとの間の対応関係を維
持するためには、像検出器30の移動量をプリント基板
100の移動量より大きくする必要がある。この移動量
の比は、作動線Mに沿う点F,O2間の距離と、点F,
O1の距離の比と一致する。
【0033】最初は、X線照射領域RはX軸方向に延び
ており、プリント基板100と像検出器30は、図1に
示す第1位置で支持されている。この第1位置では、作
動線Mが回動軸Lと一致しており、プリント基板100
の中心点O1と像検出器30の蛍光体面31aの中心点
O2が回動軸L上、すなわちX線源10の照射焦点Fの
真上に位置している。
【0034】図3に示すように、第1位置では、プリン
ト基板100と像検出器30は、X線照射領域Rの左端
部(一方の端部)に位置している。X線透視像は、プリ
ント基板100を真上から見た透視像となり、16個数
の半田接合部101の画像と部品103等の画像(部品
103および半田接合部104を含む画像)を有してい
る。ここで、2個の半田接合部101が部品103等の
画像と重なっている。
【0035】画像処置装置51は、制御装置50から位
置情報を受け、この位置において2個の半田接合部10
1の像が部品103等の像と重なることを予め認識す
る。そして、この2個の半田接合部101を除いた14
個の半田接合部101の画像と基準画像とを比較して、
これら14個の半田接合部101の接合状態を検出す
る。なお、画像処理装置51は、制御装置50からの位
置情報の代わりに、プリント基板100,像検出器30
の位置を検出する検出手段からの情報を用いてもよい。
【0036】次に、制御装置50は、移動機構21,2
2を制御して、図2に示すように、プリント基板100
および像検出器30をX軸方向に移動させ、照射領域R
の長軸に沿ってその右端部(他方の端部)の第2位置ま
で移動させる。この第2位置で、前記と同様にして像検
出器30でX線透視像に基づく画像情報を得る。このX
線透視像では、図3に示すように、1個の半田接合部1
01の画像と部品103等の画像が重なっている。画像
処理装置51は、制御装置50から位置情報を受け、こ
の位置において1個の半田接合部101が部品103等
の像と重なることを予め認識する。そして、この1個の
半田接合部101を除いた15個の半田接合部101の
画像と基準画像とを比較して、これら15個の半田接合
部101の接合状態を検出する。
【0037】第1,第2の位置でのX線像だけでは、所
望検査面100aの完全な断層像を得られない場合もあ
る。例えば、プリント基板100の場合、図3において
左から三列目で上から3列目の1つの半田接合部101
の画像が得られない。このような場合には、制御装置5
0は回動テーブル12を制御してX線源10を90°だ
け回動させる。すると、第1基準平面P1におけるX線
の照射領域Rは、図3に示すように、楕円形状の長軸が
Y軸方向と一致するようになる。第1,第2支持機構2
1,22は、プリント基板100と像検出器30を第1
位置からY軸方向に沿って、図3における第3位置まで
移動させる。
【0038】第3位置で、前記と同様にして像検出器3
0でX線透視像に基づく画像情報を得る。このX線透視
像では、図3に示すように、2個の半田接合部101の
画像と部品103等の画像が重なっている。画像処理装
置51は、制御装置50から位置情報を受け、この位置
において2個の半田接合部101が部品103等の像と
重なることを予め認識する。そして、この2個の半田接
合部101を除いた14個の半田接合部101の画像と
基準画像とを比較して、これら14個の半田接合部10
1の接合状態を検出する。
【0039】第3位置では、第1,第2位置とは異なる
2個の半田接合部101の像が部品103等の像と重な
るので、3つの位置での画像から、所望検査面100a
の完全な断層像を得ることができる。なお、図3から明
らかなように、本実施の形態では、第2位置での画像を
省くことができる。また、3つの位置での画像が必要な
場合、プリント基板100と像検出器30を、第1位置
から第2位置まで移動させた後に、第1位置へ戻らず第
2位置から第3位置へ移動させるようにしてもよい。
【0040】前述したように、各位置において、プリン
ト基板100の所望検査面100aの中心O1と、像検
出器30の蛍光体面31aの中心O2を結ぶ作動線Mが
照射焦点Fを通るので、所望検査面100aの断層像
(半田接合部101の像)は、蛍光体面31aにおい
て、実質的に同じ位置に現れる。これに対して、プリン
ト基板100の他の面100bは、プリント基板100
の厚み分だけ傾斜中心O1から偏倚しているので、この
面100bの断層像は位置変化に応じて変化する。具体
的には、部品103等の像が位置変化に伴って蛍光体面
31a上の異なる位置に現れ、異なる半田接合部101
の像と重なり合う。そのため、前述したように、各位置
において部品103等の画像とこれと重なる半田接合部
101の画像を排除して、残りの半田接合部101の画
像を選択すれば、検査所望面100aに装着された全て
の半田接合部101の画像の情報を得ることができ、そ
の接合状態を検出することができる。画像処理装置51
は、最終的に、この接合された全ての半田接合部101
の画像を表示装置52に表示する。一部の半田接合部1
01が製造上のミスによって装着されていない時には、
検査者は表示装置52に表示された像から、これを判別
でき、プリント基板100が不良品であることを判断す
ることができる。なお、画像処理装置51で半田接合部
101の接合状態を判断して、プリント基板100の良
否を判断し、その判断結果を、図示しない報知手段で報
知させてもよい。
【0041】前記作用では、プリント基板100および
像検出器30を水平移動させて、3つの位置で一時停止
し、各位置での画像情報を得たが、その代わりに、プリ
ント基板100および像検出器30を連続的に水平移動
させ、この連続移動の期間において、光電変換部32の
露光状態を維持するようにしてもよい。この場合、光電
変換部32の画素には、前記露光期間における画像に対
応した電荷が蓄えられる。したがって、連続移動後に光
電変換部32から出力される画像情報は、蛍光体面31
a上で連続的に変化するX線透視像を実質的に重ね合わ
せた画像を表している。所望検査面100aの半田接合
部101の画像は、蛍光体面31aにおいて、実質的に
同じ位置に現れるので、強いコントラストを有する。こ
れに対して基板100の他の面100bの部品103等
の像は、蛍光体面31aにおいて現れる位置が変化する
ので、弱いコントラストで実際の像より広い面積で現れ
る。画像処理装置51は、コントラストの閾値を用い
て、中間コントラストを排除し、2値論理レベルで画像
を処理する。これにより、部品103等の画像を排除し
て半田接合部101のみの画像を得ることができる。
【0042】なお、上述した露光状態での連続水平移動
の場合には、蛍光体面31aが所望検査面100aと同
期して水平移動し、常に作動線Mが照射焦点Fを通る必
要があるが、それより前に説明した一時停止状態で画像
を得る場合には、停止位置で作動線Mが照射焦点Fを通
るようにすればよく、移動は同期していなくてもよい。
【0043】前記作用では、X線源10を90°回動さ
せた場合を説明したが、90°未満の回動でもよいし、
図4に示すように、360°回動させるようにしてもよ
い。図4の場合、X軸に並んだ2つのX線照射領域Rを
形成することができ、移動機構21,22がプリント基
板100および像検出器30を左側のX線照射領域Rの
左端部から右側のX線照射領域Rの右端部まで移動させ
るようにすれば、広い角度範囲で異なる方向からX線を
照射することができ、より多くの画像情報を得ることが
できる。Y軸方向に関しても同様である。
【0044】本発明の実施の形態において、第1移動機
構21のZ軸テーブルの移動により、プリント基板10
0の他方の面100bを第1基準平面P1に一致させれ
ば、この面100bを所望検査面とすることができ、部
品103の接合状態を検査することができる。
【0045】本発明の第1の実施の形態において、第2
移動機構22のZ軸テーブルの移動により、作動線M上
の像検出器30の蛍光体面31aとプリント基板100
の所望検査面100aとの距離を変えることができ、こ
れにより画像の倍率を変えることができる。この場合、
像検出器30とプリント基板100の移動量の比も変わ
る。
【0046】以下、本発明の他の実施の形態について説
明する。これら他の実施の形態において、第1の実施の
形態に対応する構成部には図中同番号を付してその詳細
な説明を省略する。
【0047】図5は、本発明の第2の実施の形態をなす
X線検査装置を示す。本発明の第2の実施の形態では、
X線源10を支持する台13は回動せず、X線源10
は、第1基準平面P1に固定のX線照射領域を提供する
だけである。このX線照射領域の楕円の長軸はX軸方向
に延びる。
【0048】第2の実施の形態では、プリント基板10
0および像検出器30を基準平面P1,P2に沿ってそ
れぞれ平行移動させる第1,第2の移動機構41,42
(第1,第2の移動手段)は、共通のモータ40(駆動
源)で動作する。これら移動機構41,42は、それぞ
れ、X軸方向に延びるねじ棒41a、42aと、これら
ねじ棒41a,42aに螺合された支持テーブル41
b,42bを有している。支持テーブル41bにプリン
ト基板100が支持され、支持テーブル42bに像検出
器30が支持される。
【0049】モータ40の回転は、歯車列45を含む動
力伝達手段を介してねじ棒42a、42bに伝達され
る。すなわち、モータ40の回転は、ねじ棒41aに直
接伝達され、ねじ棒42aには歯車列45を介して伝達
される。これらねじ棒41a,42aは同方向に同一回
転数で回転される。ねじ棒41a,41bの回転に伴い
支持テーブル41b、42bがX軸方向に移動するよう
になっている。
【0050】本発明の第2の実施の形態では、ねじ棒4
2aのねじピッチがねじ棒41aより大きく、支持テー
ブル42bの移動量(像検出器30の移動量)が、支持
テーブル41bの移動量(プリント基板100の移動
量)より大きい。なお、これらピッチの比は、作動線M
上の点O2,F間の距離とO1,F間の距離の比と、等
しい。これにより、前記同期水平移動に際して、作動線
Mは常にX線源10の照射焦点Fを通る。
【0051】本発明の第2の実施の形態では、共通のモ
ータ40を用い、ねじ棒41a,42aのピッチの比で
作動線Mが常に照射焦点Fを通るようにしているので、
制御が簡単でありながら、正確で明瞭な所望検査面10
0aの画像を得ることができる。
【0052】なお、ねじ棒41a,42aのピッチを同
じピッチにしてもよい。この場合には、ねじ棒41a,
42aの回動数の比を、上記作動線M上における点O
1,Fとの間の距離とO2,F間の距離の比と、等しく
なるように、歯車列45を構成する。これにより、作動
線Mは常にX線源10の照射焦点Fを通る。
【0053】支持テーブル41b,42bは,プリント
基板100,像検出器30の高さを調節するために、基
礎テーブルとZ軸テーブルとを備えていてもよい。この
場合には、基礎テーブルにねじ棒が螺合される。また、
ねじ棒41a,42a間の動力伝達手段として、ベルト
を用いてもよい。
【0054】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図6を参照しながら説明する。この実施の形態で
は、X線源10が傾斜台11および直動台15を介して
回動台16(回動手段)に支持されている。X線源10
は、回動台16の回動軸L’から離れており、回動軸
L’の周りを回るようになっている。回動軸L’は、基
準平面P1,P2と直交している。その結果、図7に示
すように、基準平面P1,P2上のX線照射領域Rを、
回動軸L’を中心にして360°の角度範囲で変更する
ことができる。この作用は本発明の第1の実施の形態と
ほぼ同様であるから、説明を省略する。
【0055】直動台15はX線源10を回動軸L’を通
る直線に沿って(回動台16の径方向かつX線照射領域
の長手方向に)移動させるものであり、これにより、回
動軸L’とX線照射領域Rの位置関係を変えることがで
きる。この直動台15は省いてもよい。
【0056】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図8を参照しながら説明する。この実施の形態では
第3の実施の形態と同様の直動台15(第2移動手段)
は、複数の画像情報を得るために必須のものである。像
検出器30は、支持テーブル22’(第2支持手段)に
より、静止位置で支持されている。この像検出器30の
蛍光体面31aの中心O2は、X線源10の回動軸L’
上にあるのが好ましい。回動軸L’はX線照射領域の端
部に位置している。プリント基板100は、第1の実施
の形態と同様の移動機構21’により支持されるととも
に基準平面P1に沿って水平移動される。この移動機構
21’は、第1支持手段であると同時に第1移動手段で
もある。
【0057】本発明の第4の実施の形態では、直動台1
5によりX線源10がX軸方向(X線照射領域の長手方
向)に水平移動し、これに伴い移動機構21’によりプ
リント基板100が同期してX軸方向に移動される。こ
の水平移動に際して作動線Mは、常に照射焦点Fを通
る。換言すれば、X線源10の移動量とプリント基板1
00の移動量の比は、作動線M上において、点F,O2
間の距離と点O1,O2間の距離の比と等しい。
【0058】回動台16を90°回動させた状態で、上
記と同様にしてX線源10およびプリント基板100を
Y軸方向(X線照射領域の長手方向)に移動させれば、
異なる照射方向からの透視画像が得られる。また、回動
台16を180°回動させて、X照射領域および照射方
向を変えてもよい。
【0059】本発明の第4の実施の形態でも、第1の実
施の形態と同様にして、2通りの方法で画像情報を得ら
れる。なお、露光状態での連続水平移動の場合には、蛍
光体面31aが所望検査面100aと同期して水平移動
し、常に作動線Mが照射焦点Fを通る必要があるが、複
数の位置で停止状態で画像を得る場合には、停止位置で
作動線Mが照射焦点Fを通るようにすればよく、移動は
同期していなくてもよい。
【0060】また、図示しない支持テーブル(第1支持
手段)によりプリント基板100を静止位置で支持し、
像検出器30を図示しない移動機構(第2支持手段およ
び第1移動手段を構成する)によって第2基準平面P2
に沿って移動させるようにしてもよい。この場合、プリ
ント基板100の中心点O1を回動軸L’に位置させる
のが好ましい。また、この場合には、像検出器30の移
動方向は、X線源10の移動方向とは逆になる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、異なる照射角度から多様なX線透視画像を得
ることができ、所望検査面での正確な断層像を得ること
ができる。しかも、検査対象物や像検出手段を傾動させ
ずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるX線検査装
置の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態において、検査対象
物と像検出器を平行移動させた状態を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、第1基準
平面上でのX線照射領域の変化、3つの位置でのプリン
ト基板のX線透視像を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態において、第1基準
平面上でのX線照射領域の変化を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるX線検査装
置の概略図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わるX線検査装
置の概略図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態において、基準平面
におけるX線照射領域を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わるX線検査装
置の概略図である。
【符号の説明】
P1 第1基準平面 P2 第2基準平面 C X線の中心軸 F X線の照射焦点 R 基準平面におけるX線照射領域 L,L’ 回動軸 10 X線源 12,16 回動台(回動手段) 15 直動台(第2移動手段) 21 第1移動機構(第1移動手段) 22 第2移動機構(第2移動手段) 21’支持テーブル(第1支持手段,第1移動手段) 22’支持テーブル(第2支持手段) 30 像検出器(像検出手段) 31 像変換部 31a 蛍光体面(受像面) 32 光電変換部 40 共通モータ(共通駆動源) 41 第1移動機構(第1移動手段) 42 第2移動機構(第2移動手段) 41a,42a ねじ棒 41b、42b 支持テーブル 45 歯車列(像伝達手段) 100 プリント基板(検査対象物) 100a 所望検査面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 博夫 神奈川県横浜市港北区網島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 宇田川 勲 神奈川県横浜市港北区網島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA09 GA06 GA13 HA12 HA13 JA01 JA20 KA03 LA11 MA05 PA11 PA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広がりをもってX線を照射するととも
    に、このX線の中心軸を、互いに平行をなす第1,第2
    基準平面に対して傾斜させることにより、前記第1,第
    2基準平面上にほぼ楕円のX線照射領域を形成するX線
    源と、 検査対象物を支持して前記第1基準平面上を移動させる
    第1移動手段と、 前記検査対象物を挟んで前記X線源と対峙して配置され
    るとともに、前記検査対象物を透過したX線を受ける受
    像面を有し、前記受像面に現れたX線像を画像情報とな
    る電気信号に変換する像検出手段と、 前記像検出手段を、前記受像面が前記第1,第2基準平
    面と平行をなした状態で、前記第2基準平面において移
    動させる第2移動手段と、 を備え、前記第1,第2移動手段は、前記検査対象物お
    よび前記像検出手段を前記第1,第2基準平面における
    前記X線照射領域の長手方向に沿って移動可能であり、
    任意の位置において、前記像検出手段の受像面の任意の
    2点と前記検査対象物の所望検査面の任意の2点とをそ
    れぞれ結ぶ直線が、前記X線源の照射焦点を通るように
    移動させることを特徴とするX線検査装置。
  2. 【請求項2】 前記X線源の照射焦点を通り前記第1,
    第2基準平面と直交する直線が、前記X線照射領域の端
    部において前記第1,第2基準平面と交わることを特徴
    とする請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 【請求項3】 前記X線源を回動させることにより前記
    第1,第2基準平面上の照射領域を変える回動手段を備
    え、前記第1,第2移動手段は、前記検査対象物,像検
    出手段をそれぞれ前記第1,第2基準平面において2次
    元的に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載
    のX線検査装置。
  4. 【請求項4】 前記X線源の回動軸が前記第1,第2基
    準平面と直交していることを特徴とすることを特徴とす
    る請求項3に記載のX線検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2移動手段は、共通のモー
    タと、前記第1,第2基準平面と平行をなすとともに前
    記X線照射領域の長手方向に沿ってそれぞれ延びるねじ
    棒と、前記ねじ棒に螺合されねじ棒の回動に伴って前記
    第1,第2基準平面上を移動する支持テーブルとをそれ
    ぞれ備え、前記モータは、第1,第2移動手段のねじ棒
    に動力伝達手段を介して連結されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のX線検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1移動手段のねじ棒のねじピッチ
    と第2移動手段のねじ棒のねじピッチの比を、前記X線
    源の照射焦点を通る直線上において、前記照射焦点から
    前記検査対象物の所望検査面との交点までの距離と、前
    記照射焦点から前記像検出手段の受像面との交点までの
    距離の比に、一致させることを特徴とする請求項5に記
    載のX線検査装置。
  7. 【請求項7】 前記動力伝達手段は、前記第1移動手段
    のねじ棒の回動数と第2移動手段のねじ棒の回動数の比
    を、前記X線源の照射焦点を通る直線上において、前記
    照射焦点から前記検査対象物の所望検査面との交点まで
    の距離と、前記照射焦点から前記像検出手段の受像面と
    の交点までの距離の比に、一致させるように構成されて
    いることを特徴とする請求項5に記載のX線検査装置。
  8. 【請求項8】 広がりをもってX線を照射するととも
    に、このX線の中心軸を、互いに平行をなす第1,第2
    基準平面に対して傾斜させることにより、前記第1,第
    2基準平面上にほぼ楕円のX線照射領域を形成するX線
    源と、 検査対象物を前記第1基準平面上で支持する第1支持手
    段と、 前記検査対象物を挟んで配置されるとともに、前記検査
    対象物を透過したX線を受ける受像面を有し、前記受像
    面に現れたX線像を画像情報となる電気信号に変換する
    像検出手段と、 前記像検出手段を、前記受像面が前記第1,第2基準平
    面と平行をなした状態で、第2基準平面上において支持
    する第2支持手段と、 前記検査対象物と像検出手段のうちの一方を前記X線照
    射領域の長手方向に沿って移動させる第1移動手段と、 前記X線源を、前記X線照射領域の長手方向に沿って移
    動させる第2移動手段と、 を備え、前記第1,第2移動手段は、前記検査対象物と
    像検出手段のうちの一方と、前記X線源とを、任意の位
    置において、前記受像面の任意の2点と前記検査対象物
    の所望検査面の任意の2点とをそれぞれ結ぶ直線が前記
    X線源の照射焦点を通るように、移動させることを特徴
    とするX線検査装置。
  9. 【請求項9】 前記X線源および前記第2移動手段を、
    前記第1,第2基準平面と直交する回動軸を中心にして
    回動させる回動手段を備え、前記第2移動手段によるX
    線源の移動軌跡上の直線が前記回動軸と交わり、前記第
    1移動手段が前記検査対象物または前記像検出手段を前
    記基準平面上において2次元的に移動可能であることを
    特徴とする請求項8に記載のX線検査装置。
  10. 【請求項10】 前記像検出手段は、前記受像面となる
    蛍光体面を有し前記蛍光体面上のX線像を光学像に変換
    する像変換部と、前記光学像を画像情報となる電気信号
    に変換する光電変換部とを備えていることを特徴とする
    請求項1または8に記載のX線検査装置。
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