JP7224433B2 - 室内機および空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気部品を収納する電装品収納箱を備えた室内機および空気調和装置に関する。
従来の空気調和装置において、例えば四方向カセット形の室内機は、天井裏の空間に室内機本体を吊下げ、室内機本体の室内に向いている面に化粧パネルを取り付けて覆う構造となっている。この種の天井埋込型の室内機は、筐体内に設けられ、室内機に搭載される電気部品を収納する電装品収納箱を備えている。この電装品収納箱は、少なくとも一面が開口され、電気部品を収納する本体部と、本体部の開口された面を覆う蓋部と、これら本体部と蓋部とを着脱自在に係合する係合機構部と、を有するものである。そして、電装品収納箱では、係合機構部により本体部に対して蓋部が完全に取り外されることなく、ぶら下げたままで開いた状態を維持可能に係合されている(例えば、特許文献1参照)。従って、室内機の天井据付け後における現地配線作業時およびメンテナンス作業時に、本体部に対して蓋部を着脱する手間を省き、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業効率の向上が図られている。
特開2006-132937号公報
しかしながら、従来の室内機における電装品収納箱では、蓋部を本体部に固定するために当該蓋部に形成されたねじ用の取付穴が当該ねじを貫通させる形状からなり、蓋部を開閉するには、都度、本体部からねじを取り外す必要があった。このため、室内機の天井据付け後における現地配線作業時およびメンテナンス作業時に、蓋部を開閉すべく、本体部からねじを取り外す手間が生じていた。これにより、前述した作業が煩雑になるため、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業効率が低下する問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、天井据付け後における作業を簡易化でき、作業の効率化を図ることができる室内機および空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る室内機は、筐体と、前記筐体内に収容され、電気部品を収納する電装品収納箱と、を備えた室内機であって、前記電装品収納箱は、少なくとも一面が開口され、前記電気部品を収納する本体部と、前記本体部の前記開口された面を覆う蓋部と、前記本体部と前記蓋部とを着脱自在に係合する係合機構部と、を有し、前記係合機構部は、前記本体部または前記蓋部の一方に設けられる帯状の係合用爪部を有すると共に、前記蓋部または前記本体部の他方に前記係合用爪部を挿入するための矩形状の係合用穴部が形成されてなり、前記係合用爪部は、幅方向の両側部における対向する位置に、それぞれ当該幅方向の外方へ向けて突出した突出部が設けられ、前記係合用穴部は、幅方向の両側部における対向する位置に、それぞれ当該幅方向の外方へ向けて突出してなる前記係合用爪部の前記突出部に対応した切欠き部が形成され、前記蓋部には、当該蓋部を前記本体部に対して固定するねじ用のダルマ穴が形成されており、前記ダルマ穴は、ねじの頭部分が通過可能な拡張部と、前記ねじの基部のみが通過可能な長穴部と、を有し、前記ねじは、前記ダルマ穴を介して、前記本体部に螺合させられ、前記本体部に対して前記蓋部が開かれる際に、前記ダルマ穴を介して緩めた状態で前記本体部に螺合したねじが、前記ダルマ穴の前記長穴部に沿って前記拡張部に向かってスライドするとともに、前記係合用爪部が前記係合用穴部内をスライドし、前記ダルマ穴における前記ねじのスライド量は、前記係合用穴部における前記係合用爪部のスライド量と同等に設定されており、前記切欠き部は、前記係合用穴部の前記両側部の、前記係合用爪部がスライドする方向における中央部に位置しており、前記本体部に対して前記蓋部が閉じられた状態において、前記突出部が前記切欠き部の周囲の面に面接触して支持される、ものである。
また、本発明に係る空気調和装置は、上記の室内機と、室外機とを備え、前記室内機は、室内熱交換機を備え、前記室外機は、室外熱交換機と、圧縮機と、絞り装置と、を備え、前記室内熱交換機と前記室外熱交換機とが配管接続されて冷媒回路を構成する、ものである。
本発明によれば、係合機構部によって蓋部が本体部に対して着脱自在に係合され、且つ、蓋部は本体部に対してねじで固定される。このとき、蓋部にはねじ用のダルマ穴が形成されており、ねじを完全に取り外すことなく、本体部に対して緩めた状態で螺合させておき、この状態でダルマ穴に沿って蓋部をスライドさせることで開閉可能となっている。これにより、室内機の天井据付け後における現地配線作業時およびメンテナンス作業時に、蓋部から固定用のねじを着脱する手間を省き、天井据付け後における、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業を簡易化できる。かくして、作業の効率化を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る室内機の分解斜視図である。 図1の室内機の筐体に化粧パネル取り付けた状態を示す斜視図である。 図1の室内機を示す斜視図である。 図3の室内機における電装品収納箱を示す斜視図である。 図3の室内機における電装品収納箱を示す分解図である。 図3の室内機における電装品収納箱が展開した状態を示す斜視図である。 図3の室内機における電装品収納箱の蓋部をスライドさせたときの説明に供する平面図である。 図3の室内機における電装品収納箱の蓋部をスライドさせたときの説明に供する部分拡大平面図である。 図3の室内機における電装品収納箱の係合機構部を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。すなわち、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、そのような変更を伴う室内機および空気調和装置も本発明の技術思想に含まれる。さらに、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態1.
<室内機20の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る室内機20の分解斜視図である。図2は、図1の室内機20の筐体2を示す斜視図である。図3は、図1の室内機20を示す斜視図である。以下の説明においては、室内機20を室内機20と称して説明する。本実施の形態1における室内機20は、図示省略する冷媒配管により室外機と接続され、室外機とともに冷媒回路に冷媒を循環させて冷凍または空気調和等を行う空気調和装置を構成する。なお、本実施の形態1の室内機20は、天井埋め込み型の室内機であり、以下では、その一例として四方向カセット型の室内機について説明する。
図1~図3に示すように、本実施の形態に係る室内機20は室内空間1の天井内部に埋め込まれて設置されるものである。以下の説明においては、天井を上とし、天井から室内空間1を見た方向を下として説明する。室内機20は、図示省略する室内送風機および室内熱交換器等を収容する筐体2と、化粧パネル3と、吸込グリル4とにより構成されている。筐体2は、室内送風機が駆動したときに空気を整流するためのベルマウス5を有し、ベルマウス5は筐体2に形成された開口に配置されている。筐体2のベルマウス5よりも外側の部分には、化粧パネル3を仮掛けする一対の仮掛けフック9が設けられている。
化粧パネル3は、室内側となる筐体2の下面に筐体2を覆い隠すように取り付けられる。化粧パネル3の中央部分には、筐体2の開口に対応する位置に矩形状の開口が設けられ、室内送風機の駆動により室内空気が吸い込まれる吸込口空間6を形成している。吸込口空間6は、吸込グリル4により覆われている。吸込口空間6を仕切る四辺の縁は、吸込口縁部7を構成している。各吸込口縁部7の外側には、室内熱交換器を通過した空気を室内に吹き出す吹出口11が設けられている。
四辺の吸込口縁部7の内、2組の対向する辺のいずれか1対の辺のそれぞれには、化粧パネル3を貫通し上面から突出する仮掛けレバー8が取り付けられている。各仮掛けレバー8は、対向する二辺に平行で吸込口空間6の中心を通る線について線対称な、相対する位置に配置され、仮掛けレバー8に対向した位置に配置された筐体2の仮掛けフック9に仮掛けされる。
化粧パネル3の四隅には、化粧パネル3をねじで固定するための据付ねじ部10が設けられている。筐体2に化粧パネル3を固定して据え付ける際には、まず、化粧パネル3を筐体2の下方に位置させ、化粧パネル3を上昇させて筐体2に近づける。そして、かかる室内機20は、筐体2内に収容され、不図示の電気部品を収納する電装品収納箱50を備えている。
<電装品収納箱50の構成>
次に、電装品収納箱50について説明する。図4は、図3の室内機20における電装品収納箱50を示す斜視図である。図5は、図3の室内機20における電装品収納箱50を示す分解図である。図6は、図3の室内機20における電装品収納箱50が展開した状態を示す斜視図である。図7は、図3の室内機20における電装品収納箱50の蓋部52をスライドさせたときの説明に供する平面図である。図8は、図3の室内機20における電装品収納箱50の蓋部52をスライドさせたときの説明に供する部分拡大平面図である。図9は、図3の室内機20における電装品収納箱50の係合機構部58を示す要部拡大斜視図である。
図4~図7に示すように、電装品収納箱50は、少なくとも一面51aが開口され、端子台57などの電気部品を収納する本体部51と、本体部51の開口された面51aを覆う蓋部52と、を有している。また、電装品収納箱50は、本体部51と蓋部52とを着脱自在に係合する係合機構部58を有している。
具体的に、係合機構部58は、本体部51または蓋部52の一方に設けられる帯状の係合用爪部53を有すると共に、係合用爪部53を挿入するための矩形状の係合用穴部54が、蓋部52または本体部51の他方に形成されてなる。なお、本実施の形態1では、本体部51側に係合用爪部53が設けられ、蓋部52側に係合用穴部54が設けられる場合について述べるが、本発明はこれに限定されるものではない。
係合用爪部53は、幅方向の両側部における対向する位置、この場合、先端部53aにそれぞれ当該幅方向の外方へ向けて突出した突出部53bが設けられている。また、係合用爪部53は、本体部51の背面側の上端部を基端部53cとし、当該基端部53cから先端部53aにかけて、後方に向けて屈曲して形成されている。すわなち、係合用爪部53は、基端部53cから先端部53aにかけて、本体部51の開口された面51aと平行な方向の外方である後方へ向けて屈曲形成されてなる。なお、係合用爪部53が蓋部52側に設けられる場合、係合用爪部53は、蓋部52における本体部51の開口された面51aを覆う蓋面52aと平行な方向の外方へ向けて屈曲形成されてなることとなる。
係合用穴部54は、蓋部52が本体部51と対峙した際、本体部51の背面側、すなわち蓋部52の固定時に本体部51の外部と対向する、本体部51の内部への異物の侵入経路とならない位置に配置されている。また、係合用穴部54は、幅方向の両側部における対向する位置に、それぞれ幅方向の外方へ向けて突出してなる、係合用爪部53の突出部53bに対応した切欠き部54aが形成されている。
なお、切欠き部54aは一方で、係合用穴部54の幅方向の両側部における中央部に位置することが好ましい。これにより、切欠き部54aを係合用穴部54の端部に設けた場合、当該端部が細くなり強度が低下する虞があるものの、中央部に配置することで、端部が細くなることなく強度を確保できる利点を有している。また、切欠き部54aは他方で、係合用穴部54の幅方向の両側部における中央部より外方側に位置することが好ましい。これにより、係合用穴部54に対して係合用爪部53を組み付ける際に、係合用爪部53の挿入量を短くすることができ、他部品との干渉または接触を回避できる利点を有している。
このように構成される係合用爪部53は、突出部53bを係合用穴部54の切欠き部54aに通すことで、蓋部52の蓋面52aに形成された係合用穴部54を貫通し、当該係合用穴部54に沿って奥行方向に寸法X分、スライド自在に係合される。すなわち、蓋部52は本体部51に対し、係合機構部58を介して係合され、係合用穴部54に沿った奥行方向に寸法X分、スライド自在に保持される。
このとき、図7および図8に示すように、寸法Xは、蓋部52がスライド可能な長さであり、係合用穴部54の寸法Aから係合用爪部53の板厚Bを引いた長さである。また、切欠き部54aおよび係合用穴部54の寸法C1およびC2は、それぞれ突出部53bおよび係合用爪部53の寸法C3およびC4に対応した大きさとなっている。ここで、係合用爪部53に突出部53bが設けられており、蓋部52の開状態における高所からの落下を防いでいる。また、係合用穴部54に切欠き部54aを設けているので、本体部51に対して蓋部52を容易に着脱できる。さらに、係合用穴部54は、蓋部52の本体部51に対する固定時の位置決め、および、スライド時のガイドの役割を果たすので、位置決め、および、ガイドのための新たな構成を設ける必要がない。
また、図9に示すように、係合用穴部54の切欠き部54a(図8参照)を紙面における左右均等に配置した場合、蓋部52の端部から距離D1を確保することで強度不足を防止できる。また、蓋部52の端部から距離D2を確保することで、蓋部52を本体部51へ組み付けた後の開閉の際に、蓋部52が通過する領域を可能な限り小さくして、蓋部52と他部品との干渉または接触を回避することができる。なお、ここでは、切欠き部54aを係合用穴部54に対し、左右均等に配置する場合について説明したが、本発明はこれに限ることなく、取り付け状況に応じて切欠き部54aの位置は変更することが可能である。
そして、本実施の形態1の場合、図7に示すように、蓋部52には、当該蓋部52を本体部51に対して固定するねじ56用のダルマ穴55が形成されている。このダルマ穴55は、ねじ56の頭部分が通過可能な拡張部55aと、ねじ56の基部(図示省略)のみが通過可能な長穴部55bと、から構成されている。ねじ56は、本体部51から完全に取り外す必要なく、一定量緩めた状態で本体部51に螺合させておく。この状態で、蓋部52をダルマ穴55の長穴部55bに沿って拡張部55aへとスライドさせる。これにより、本体部51に対し、蓋部52を開くことができる。このとき、ダルマ穴55におけるスライド量である寸法Xは、係合用穴部54におけるスライド量である寸法Xと同等に設定されている。
このように構成された電装品収納箱50では、係合機構部58によって本体部51に対し蓋部52が係合されているため、ねじ56による固定を解除され、当該蓋部52を開いた状態において、係合用穴部54に係合用爪部53がスライド自在に保持される。よって、作業者は蓋部52の落下を気にすることなく、室内機20の天井据付け後における現地配線作業およびメンテナンス作業を遂行できる。しかも、蓋部52にはダルマ穴55が設けられており、ねじ56は、蓋部52の開閉時にダルマ穴55をスライド可能な分、緩めるだけで、蓋部52を開閉させることができる。よって、蓋部52の開閉時に、都度、ねじ56を着脱しなければならなかった手間を省くことができる。これにより、室内機20の天井据付け後における現地配線作業およびメンテナンス作業が容易となるため、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業効率を向上させることができる。
<実施の形態1における効果>
以上、説明した本実施の形態1に係る室内機20によれば、係合機構部58によって蓋部52が本体部51に対して着脱自在に係合され、且つ、蓋部52は本体部51に対してねじ56で固定される。このとき、蓋部52には、ねじ56用のダルマ穴55が形成されており、ねじ56を完全に取り外すことなく、本体部51に対して緩めた状態で螺合させておき、この状態でダルマ穴55に沿って蓋部52をスライドさせることで開閉可能となっている。これにより、室内機20の天井据付け後における現地配線作業時およびメンテナンス作業時に、蓋部52から固定用のねじ56を着脱する手間を省き、天井据付け後における、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業を簡易化できる。かくして、作業の効率化を図ることができる。
また、係合用爪部53は、基端部53cから先端部53aにかけて、本体部51の開口された面51aと平行な後方に向けて屈曲して形成されているため、本体部51に対して蓋部52を取り付ける際の蓋部52の抜け落ちを防止でき、作業性をより向上できる。
また、係合用穴部54が、蓋部52の固定時に本体部51の内部への異物の侵入経路とならない位置に配置されているので、蓋部52の固定時に、本体部51の内部へ異物が侵入するのを未然に防止できる。
さらに、切欠き部54aは、係合用穴部54の幅方向の両側部における中央部に位置することで、係合用穴部54の端部に配置する場合に比べて、当該端部が細くなることなく強度を確保できる。また、係合用穴部54の中央部に切欠き部54aを配置することで、端部に配置した場合に比べて、本体部51と蓋部52との係合作業が一段と容易になる。
さらに、切欠き部54aは、係合用穴部54の幅方向の両側部における中央部より外方側に位置することで、係合用穴部54に対して係合用爪部53を組み付ける際に、係合用爪部53の挿入量を短くすることができる。よって、蓋部52の開閉時に当該蓋部52が通過する領域をできる限り小さくして、蓋部52と他部品との干渉または接触を回避できる。
実施の形態2.
<空気調和装置の冷媒回路について>
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。図10の空気調和装置は、室外機30と、実施の形態1において説明した室内機20とをガス冷媒配管40および液冷媒配管41により配管接続し、冷凍サイクルを構成する。室外機30は、圧縮機31、四方弁32、室外熱交換器33および膨張弁34を有している。なお、室外機30および室内機20は、室外ユニットまたは室内ユニットと呼ばれるものでもよい。
圧縮機31は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、特に限定するものではないが、圧縮機31は例えばインバータ回路により、運転周波数を任意に変化させ、圧縮機31の容量を変化させるもの等でよい。ここで、圧縮機31の容量とは、単位時間あたりの冷媒を送り出す量を示す。四方弁32は、例えば冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換えるための弁である。
室外熱交換器33は、冷媒と室外の空気との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。
膨張弁34は冷媒を減圧して膨張させるものであり、絞り装置および流量制御手段等から構成される。例えば電子式膨張弁で構成した場合には、図示しない制御手段等の指示により開度調整を行う。
室内機20は、筐体2の内部に室内熱交換器21を収容し、化粧パネル3により覆われている。化粧パネル3は、筐体2の仮掛けフック9に化粧パネル3の仮掛けレバー8を仮掛けした状態で固定される。室内熱交換器21は、例えば室内空間1の空気と冷媒との熱交換を行う。室内熱交換器21は、暖房運転時において凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、室内熱交換器21は、冷房運転時において蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。
<空気調和装置の冷房および暖房運転の動作例>
次に、空気調和装置における冷房運転について冷媒の流れに基づいて説明する。冷房運転においては、実線で示す接続関係となるように四方弁32を切り替える。圧縮機31により圧縮されて吐出した高温、高圧のガス冷媒は、四方弁32を通過し、室外熱交換器33に流入する。そして、室外熱交換器33内を通過して、室外の空気と熱交換することで凝縮、液化した冷媒である液冷媒は、膨張弁34へ流入する。膨張弁34で減圧されて気液二相状態となった冷媒は室外機30から流出する。
室外機30を流出した気液二相冷媒は、液冷媒配管41を通過して室内機20に流入し、室内熱交換器21を通過する。そして、例えば室内空間1(図1参照)の空気と熱交換することで蒸発、ガス化した冷媒であるガス冷媒は、室内機20から流出する。
室内機20から流出したガス冷媒はガス冷媒配管40を通過して室外機30に流入する。そして、四方弁32を通過して再度圧縮機31に吸入される。以上のようにして空気調和装置の冷媒が循環し、空気調和による冷房を行う。
次に、暖房運転について冷媒の流れに基づいて説明する。暖房運転においては、点線で示す接続関係となるように四方弁32を切り替える。圧縮機31により圧縮されて吐出した高温、高圧のガス冷媒は、四方弁32を通過して室外機30から流出する。室外機30を流出したガス冷媒は、ガス冷媒配管40を通過して室内機20に流入する。そして、室内熱交換器21を通過中に、例えば室内空間1の空気と熱交換することで凝縮、液化した冷媒は室内機20から流出する。
室内機20から流出した冷媒は液冷媒配管41を通過して室外機30に流入する。そして、膨張弁34で減圧されて気液二相状態となった冷媒は室外熱交換器33に流入する。そして、室外熱交換器33内を通過して、室外の空気と熱交換することで蒸発、ガス化した冷媒である液冷媒は、四方弁32を通過して再度圧縮機31に吸入される。以上のようにして空気調和装置の冷媒が循環し、空気調和による暖房を行う。
上述した実施の形態2では、四方向に空気を吹き出す四方向カセット形となる天井埋め込み式の室内機20について説明したが、例えば、二方向、三方向等に空気を吹き出す室内機20についても適用することができる。
<実施の形態2における効果>
以上、説明した本実施の形態2に係る空気調和装置は、室内機20の筐体2内に電装品収納箱50を備えている。そして、この電装品収納箱50は、係合機構部58によって蓋部52が本体部51に対して着脱自在に係合され、且つ、蓋部52は本体部51に対してねじ56で固定される。このとき、蓋部52には、ねじ56用のダルマ穴55が形成されており、ねじ56を完全に取り外すことなく、本体部51に対して緩めた状態で螺合させておき、この状態でダルマ穴55に沿って蓋部52をスライドさせることで開閉可能となっている。これにより、室内機20の天井据付け後における現地配線作業時およびメンテナンス作業時に、蓋部52から固定用のねじ56を着脱する手間を省き、天井据付け後における、特に高所または作業スペースの狭い環境下での作業を簡易化できる。かくして、作業の効率化を図ることができる。
1 室内空間、2 筐体、3 化粧パネル、4 吸込グリル、5 ベルマウス、6 吸込口空間、7 吸込口縁部、8 仮掛けレバー、9 仮掛けフック、10 据付ねじ部、11 吹出口、20 室内機(室内機)、21 室内熱交換器、30 室外機、31 圧縮機、32 四方弁、33 室外熱交換器、34 膨張弁、40 ガス冷媒配管、41 液冷媒配管、50 電装品収納箱、51 本体部、51a 面、52 蓋部、52a 蓋面、53 係合用爪部、53a 先端部、53b 突出部、53c 基端部、54 係合用穴部、54a 切欠き部、55 ダルマ穴、55a 拡張部、55b 長穴部、56 ねじ、57 端子台、58 係合機構部、A 寸法、B 板圧、C1~C4 寸法、D1、D2 距離、X 寸法。

Claims (4)

  1. 筐体と、前記筐体内に収容され、電気部品を収納する電装品収納箱と、を備えた室内機であって、
    前記電装品収納箱は、
    少なくとも一面が開口され、前記電気部品を収納する本体部と、
    前記本体部の前記開口された面を覆う蓋部と、
    前記本体部と前記蓋部とを着脱自在に係合する係合機構部と、を有し、
    前記係合機構部は、
    前記本体部または前記蓋部の一方に設けられる帯状の係合用爪部を有すると共に、
    前記蓋部または前記本体部の他方に前記係合用爪部を挿入するための矩形状の係合用穴部が形成されてなり、
    前記係合用爪部は、
    幅方向の両側部における対向する位置に、それぞれ当該幅方向の外方へ向けて突出した突出部が設けられ、
    前記係合用穴部は、
    幅方向の両側部における対向する位置に、それぞれ当該幅方向の外方へ向けて突出してなる前記係合用爪部の前記突出部に対応した切欠き部が形成され、
    前記蓋部には、当該蓋部を前記本体部に対して固定するねじ用のダルマ穴が形成されており、
    前記ダルマ穴は、
    ねじの頭部分が通過可能な拡張部と、
    前記ねじの基部のみが通過可能な長穴部と、
    を有し、
    前記ねじは、
    前記ダルマ穴を介して、前記本体部に螺合させられ、
    前記本体部に対して前記蓋部が開かれる際に、前記ダルマ穴を介して緩めた状態で前記本体部に螺合したねじが、前記ダルマ穴の前記長穴部に沿って前記拡張部に向かってスライドするとともに、前記係合用爪部が前記係合用穴部内をスライドし、
    前記ダルマ穴における前記ねじのスライド量は、前記係合用穴部における前記係合用爪部のスライド量と同等に設定されており、
    前記切欠き部は、前記係合用穴部の前記両側部の、前記係合用爪部がスライドする方向における中央部に位置しており、
    前記本体部に対して前記蓋部が閉じられた状態において、前記突出部が前記切欠き部の周囲の面に面接触して支持される、室内機。
  2. 前記係合用爪部は、基端部から先端部にかけて、前記本体部の前記開口された面、または前記蓋部における前記本体部の前記開口された面を覆う蓋面と、平行な方向の外方へ向けて屈曲形成されてなる、請求項1に記載の室内機。
  3. 前記係合用穴部が、前記蓋部の固定時に前記本体部の内部への異物の侵入経路とならない位置に配置されてなる、請求項1または請求項2に記載の室内機。
  4. 請求項1~請求項のいずれか一項に記載の室内機と、室外機とを備え、
    前記室内機は、室内熱交換機を備え、
    前記室外機は、室外熱交換機と、圧縮機と、絞り装置と、を備え、
    前記室内熱交換機と前記室外熱交換機とが配管接続されて冷媒回路を構成する、
    空気調和装置。
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