WO2021106194A1

WO2021106194A1 - カバー、冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置

Info

Publication number: WO2021106194A1
Application number: PCT/JP2019/046801
Authority: WO
Inventors: 優作関
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 2019-11-29
Filing date: 2019-11-29
Publication date: 2021-06-03
Also published as: JPWO2021106194A1; JP7204944B2

Abstract

カバーは、配管を接続する配管設置壁を有する本体の配管設置壁から離れる方向に突出した状態で取り付けられるカバーであって、本体に固定される固定板と、配管設置壁から離れる方向に突出して固定板に回動自在に取り付けられた回動板と、を有する。

Description

カバー、冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置

　本発明は、本体の配管設置壁から離れる方向に突出した状態で取り付けられるカバー、冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置に関する。

　従来、空気調和機の室内機では、室内機本体の配管設置壁における冷媒配管を外部に接続する配管接続部の直下に、電源線などの配線を挿通させる配線取入口が形成されていた。配管設置壁から直角に屈曲した隣接壁には、１部品の板部材で構成されたカバーとしての上蓋が設けられていた（たとえば、特許文献１参照）。

特開２０１１－２０２９２５号公報

　特許文献１でのカバーとしての上蓋は、室内機本体の配管設置壁から外側に突出した状態で取り付けられている。このため、作業者が隣接壁側から冷媒配管を接続する作業の際に腕を上蓋に当ててしまい、冷媒配管の接続作業が行い難いおそれがある。また、上蓋によって配管接続部及び配線取入口が隣接壁側から視認できず、冷媒配管あるいは配線の接続作業が行い難いおそれがある。

　本発明では、上記課題が解決されるものであり、冷媒配管あるいは配線の接続作業が行い易いカバー、冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置を提供することが目的である。

　本発明に係るカバーは、配管を接続する配管設置壁を有する本体の前記配管設置壁から離れる方向に突出した状態で取り付けられるカバーであって、前記本体に固定される固定板と、前記配管設置壁から離れる方向に突出して前記固定板に回動自在に取り付けられた回動板と、を有するものである。

　本発明に係る冷凍サイクルユニットは、上記のカバーを備えるものである。

　本発明に係る冷凍サイクル装置は、上記のカバーを備えるものである。

　本発明に係るカバー、冷凍サイクルユニット及び冷凍サイクル装置によれば、本体に固定される固定板と、配管設置壁から離れる方向に突出して固定板に回動自在に取り付けられた回転板と、を有するので、冷媒配管あるいは配線の接続作業が行い易い。

実施の形態１に係る空気調和装置を示す冷媒回路図である。実施の形態１に係る空気調和装置の室内機を示す概略図である。実施の形態１に係る空気調和装置の室内機の化粧パネルを外した状態を示す概略図である。実施の形態１に係るカバーを示す分解斜視図である。実施の形態１に係るカバーを示す断面図である。実施の形態１に係るカバーの本体に取り付けられた状態を示す断面図である。実施の形態１に係る空気調和装置の室内機の化粧パネルを取り付けた状態の一部を示す斜視図である。実施の形態１に係るカバーと第１吹出口と第２吹出口との配置関係を下方向Ｄから見て示す概略図である。実施の形態１に係るカバーの回動板を固定板に固定した状態を示す下視図である。実施の形態１に係るカバーの回動板を固定板から回動させた状態を示す下視図である。

　以下には、図面に基づいて実施の形態が説明されている。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、明細書の全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。さらに、図面によっては、上方向Ｕ、下方向Ｄ、右方向Ｒ、左方向Ｌ、正面方向Ｆ又は背面方向Ｂの特定の方向が明示されている。

実施の形態１．
＜空気調和装置５００の構成＞
　図１は、実施の形態１に係る空気調和装置５００を示す冷媒回路図である。空気調和装置５００は、後述するカバー１を備える冷凍サイクル装置の一例である。実施の形態１では、冷凍サイクル装置の例として空気調和装置５００が説明されている。しかし、冷凍サイクル装置は、これに限定されず、たとえば、天吊型空気調和装置、冷蔵装置又は冷凍装置などにも適用できる。

　図１に示されるように、空気調和装置５００は、室内機１００と室外機２００とを備える。室内機１００と室外機２００とは、ガス冷媒配管３００及び液冷媒配管４００によって接続されている。

　室内機１００は、室内熱交換器１１０を有する。室内熱交換器１１０は、後述する空調空間Ｉの空調対象の空気と冷媒との熱交換を行う。室内熱交換器１１０は、冷房運転時に蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させて気化させる。室内熱交換器１１０は、暖房運転時に凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。

　室内機１００は、冷凍サイクル装置の冷凍サイクルユニットの一例である。実施の形態１では、室内機１００は、室内機１００の大部分を天井裏の後述する非空調空間Ｏに埋め込み、天井面から調和空気を吹き出す天井埋込型空気調和装置の室内機である。

　室外機２００は、圧縮機２１０、四方弁２２０、室外熱交換器２３０及び膨張弁２４０を有する。

　圧縮機２１０は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。圧縮機２１０は、たとえばインバータ回路などにより、運転周波数を任意に変化させ、圧縮機２１０の単位時間あたりの冷媒を送り出す容量を変化させても良い。

　四方弁２２０は、冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える弁である。

　室外熱交換器２３０は、冷媒と室外の空気との熱交換を行う。室外熱交換器２３０は、冷房運転時に凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。室外熱交換器２３０は、暖房運転時に蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させて気化させる。

　膨張弁２４０は、流量制御弁であり、冷媒を減圧して膨張させる。膨張弁２４０は、たとえば電子式膨張弁などで構成された場合には、図示しない制御装置などの指示に基づいて開度調整を行える。

　以上のように空気調和装置５００を構成することにより、室外機２００の四方弁２２０によって冷媒の流れが切り換えられ、冷房運転又は暖房運転が実現できる。

＜空気調和装置５００の室内機１００の構成＞
　図２は、実施の形態１に係る空気調和装置５００の室内機１００を示す概略図である。図２に示されるように、空気調和装置５００の室内機１００は、４方向から空調空間Ｉ内に調和空気を吹き出す４方向カセット型空気調和装置である天井埋込型空調和装置である。なお、空気調和装置５００は、４方向カセット型空気調和装置に限定されない。

　室内機１００の下面には、四角形状の化粧パネル５０が取り付けられている。化粧パネル５０は、空調空間Ｉ内の天井面に合わせて室内機１００の下面に被されている。

　化粧パネル５０の中央付近には、室内機１００内へ空気を吸い込む四角形状の吸込口５１が形成されている。化粧パネル５０における吸込口５１の四角形状の四辺の外周側の各縁部には、各縁部の直線に沿って第１吹出口５２が形成されている。化粧パネル５０に形成された４つの第１吹出口５２の長手方向の長さは、同一である。第１吹出口５２は、調和空気を室内へ吹き出させる。

　室内機１００は、化粧パネル５０の四角形状の各辺と平行な側面を有して縮小した矩形形状に構成された本体１７を備える。本体１７は、空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なった天井面の裏側の非空調空間Ｏに配置されている。本体１７は、ガス冷媒配管３００を接続する配管接続部１２ａを有する。本体１７は、液冷媒配管４００を接続する配管接続部１２ｂを有する。

　本体１７は、配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂを設けた平面状の配管設置壁１６ａを有する。本体１７は、配管設置壁１６ａから屈曲した平面状の隣接部１６ｂを有する。配管設置壁１６ａの外側には、配管設置壁１６ａと隣接部１６ｂとが本体１７の内側に屈曲して形成された空間Ｓが形成されている。空間Ｓは、空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なる非空調空間Ｏに繋がっている。

　図３は、実施の形態１に係る空気調和装置５００の室内機１００の化粧パネル５０を外した状態を示す概略図である。図３に示されるように、室内機１００の配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂの下方向Ｄには、電源線などの配線を挿通させる配線取入口１３が形成されている。

　本体１７の下面１７ａには、４つの第１吹出口５２のそれぞれに調和空気の吹き出し範囲を対応させた第２吹出口１５ａ、第２吹出口１５ｂ、第２吹出口１５ｃ及び第２吹出口１５ｄが形成されている。第２吹出口１５ａは、隣接部１６ｂから屈曲した本体１７の下面１７ａに形成されている。本体１７の配管設置壁１６ａ及び隣接部１６ｂによって第２吹出口１５ａにおける本体１７の側面に沿った長さは、他の３つの第２吹出口１５ｂ、第２吹出口１５ｃ及び第２吹出口１５ｄにおける本体１７の各側面に沿った長さよりも短い。

　図３に示されるように、カバー１は、空気調和装置５００の室内機１００に備えられる。カバー１は、配線取入口１３の下方向Ｄの化粧パネル５０が取り付けられる本体１７の下面１７ａに設けられている。

　なお、カバー１は、冷凍サイクル装置だけでなく、送風機又は換気装置などにも適用できる。

＜カバー１の構成＞
　図４は、実施の形態１に係るカバー１を示す分解斜視図である。図５は、実施の形態１に係るカバー１を示す断面図である。なお、図５のカバー１の断面は、正面方向Ｆと背面方向Ｂとに沿った断面である。図４及び図５に示されるように、カバー１は、固定板２と回動板３との２部品で構成されている。

　図４に示されるように、固定板２は、開口部４、軸受部５ａ、軸受部５ｂ、ネジ孔９ａ、ネジ孔９ｂ、ネジ１１ａ及びネジ１１ｂを有する。ネジ１１ａ及びネジ１１ｂは、固定部材である。回動板３は、軸部６及び爪部７を有する。軸部６は、棒状体で構成されている。軸部６は、回動板３を固定板２から回動させる。爪部７は、固定板２の開口部４に入り込む。爪部７は、爪先端部を逆Ｕ字曲線状に伸ばした係止部８を有する。爪部７は、係止部８の弾性変形を利用して固定板２に係止されるスナップフィット構造である。

　軸受部５ａ及び軸受部５ｂは、回動板３の軸部６を受ける。軸受部５ａ及び軸受部５ｂのそれぞれには、上方向Ｕの上面にＵ字状の凹部が形成されている。軸受部５ａ及び軸受部５ｂのそれぞれは、上方向Ｕの上面に形成されたＵ字状の凹部に軸部６の両端部のそれぞれを嵌めることにより、固定板２と回動板３とが組み立てられている。

　図６は、実施の形態１に係るカバー１の本体１７に取り付けられた状態を示す断面図である。図６に示されるように、カバー１は、内部にドレンパン１０を有する本体１７の下面１７ａに取り付けられている。固定板２の正面方向Ｆ側の縁は、配管設置壁１６ａからはみださない。固定板２には、開口部４が形成されている。固定板２の開口部４は、固定板２との対向部分から空間Ａに繋がっている。空間Ａは、固定板２を固定した本体１７の下面１７ａとドレンパン１０との間に形成されている。カバー１の係止部８は、爪部７の係止時に空間Ａ内に差し込まれる。

　回動板３は、配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに突出して固定板２に回動自在に取り付けられている。回動板３は、軸受部５ａ及び軸受部５ｂに嵌まった軸部６を中心に回動する。回動板３の回動では、爪部７が図６の状態から軸部６側である背面方向Ｂに向けて押される。これにより、係止部８が背面方向Ｂ側に爪先端部を爪根元部に近づけるよう弾性変形する。そして、爪部７が開口部４の正面方向Ｆの縁から外れる。その結果、回動板３が固定板２から下方向Ｄに移動可能になる。

　図４に示されるように、ネジ１１ａがネジ孔９ａを挿通して図６に示された本体１７の下面１７ａにネジ止めされる。また、ネジ１１ｂがネジ孔９ｂを挿通して図６に示された本体１７の下面１７ａにネジ止めされる。これらのネジ止めにより、固定板２が本体１７の下面１７ａに固定されている。

　ここで、回動板３の軸部６が本体１７の下面１７ａと固定板２の軸受部５ａ及び軸受部５ｂとの間に設けられていることにより、ドライバーなどの工具を使用することなしには回動板３が外れない構造に組み立てられている。これにより、回動板３が容易に外れず、回動板３の紛失が抑制できる。

　図５に示されるように、回動板３が固定板２に重なって爪部７を開口部４に入り込ませた状態では、回動板３が固定板２と一体的に重なった板状に構成され、密閉状態になる。これにより、カバー１は、非空調空間Ｏと空調空間Ｉとの間の空気の流通を遮断する。

　図７は、実施の形態１に係る空気調和装置５００の室内機１００の化粧パネル５０を取り付けた状態の一部を示す斜視図である。図７に示されるように、化粧パネル５０は、配管設置壁１６ａの外側にカバー１を挟み込んで被さっている。カバー１は、本体１７の配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに突出した状態で取り付けられている。このため、カバー１の回動板３は、第１吹出口５２における配管設置壁１６ａの外側に伸びた開口部分１４を塞いでいる。

　図８は、実施の形態１に係るカバー１と第１吹出口５２と第２吹出口１５ａとの配置関係を下方向Ｄから見て示す概略図である。図８に破線で示された第１吹出口５２は、第２吹出口１５ａに重なり、配管設置壁１６ａの外側の空間Ｓに伸びている。このため、第２吹出口１５ａにおける本体１７の側面に沿った長さは、第２吹出口１５ａに対応させた第１吹出口５２の長さよりも短い。

　第１吹出口５２と第２吹出口１５ａとの配置関係に基づいて、化粧パネル５０が本体１７に取り付けられると、化粧パネル５０の第１吹出口５２の一部の開口部分１４が隣接部１６ｂよりも空間Ｓ側にはみだす。その結果、化粧パネル５０の第１吹出口５２の一部の開口部分１４を介して非空調空間Ｏと空調空間Ｉとは、空気を流通させてしまう。

　そこで、カバー１の回動板３は、第１吹出口５２における配管設置壁１６ａの外側に伸びた開口部分１４を塞いでいる。それにより、カバー１は、非空調空間Ｏと空調空間Ｉとの間の空気の流通を遮断する。したがって、空調空間Ｉ内における空気調和装置５００の運転時の気流の乱れが防止でき、所望の空調温度が実現できる。

　図９は、実施の形態１に係るカバー１の回動板３を固定板２に固定した状態を示す下視図である。図９に示されるように、カバー１の固定板２は、本体１７の下面１７ａに固定されている。固定板２は、ネジ１１ａ及びネジ１１ｂを用いて本体１７の下面１７ａに固定されている。ネジ１１ａ及びネジ１１ｂの取り付け位置は、固定板２に対して回動板３の左右方向の幅を狭めて形成されている。これにより、ネジ１１ａ及びネジ１１ｂは、回動板３に重ならない回動板３を切り欠いた位置にて固定板２に取り付けられている。

　図１０は、実施の形態１に係るカバー１の回動板３を固定板２から下方向Ｄに向けて９０°回動させた状態を示す下視図である。図１０に示されるように、固定板２は、配管設置壁１６ａよりも正面方向Ｆの外側に突出していない。回動板３が固定板２から離れる下方向Ｄに回動した状態では、配管設置壁１６ａを回動板３の回動方向である本体１７の下面側から確認できる。このため、回動板３が固定板２から離れる下方向Ｄに回動した状態では、作業者が配線取入口１３並びに配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂを下方向Ｄから視認可能である。

＜実施の形態１の効果＞
　実施の形態１によれば、カバー１は、ガス冷媒配管３００及び液冷媒配管４００を接続する配管設置壁１６ａを有する本体１７の配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに突出した状態で取り付けられている。カバー１は、本体１７に固定される固定板２を有する。カバー１は、配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに突出して固定板２に回動自在に取り付けられた回動板３を有する。

　この構成によれば、配管接続作業あるいは配線接続作業時にカバー１の回動板３が回動させられる。これにより、カバー１の回動板３を回動させた状態では、本体１７の下面１７ａから配管設置壁１６ａに対する突出部分が無い。そのため、作業空間が広く確保でき、作業者が腕をカバー１に当ててしまわず、作業効率が良い。また、配管設置壁１６ａに配置された配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂあるいは配線取入口１３などが視認でき、作業効率が良い。したがって、ガス冷媒配管３００又は液冷媒配管４００あるいは配線の接続作業が行い易い。なお、カバー１の回動板３を回動させた状態では、本体１７の下面１７ａから配管設置壁１６ａに対する突出部分がほとんど無い状態にできると良い。これによっても、固定板２が配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに多少突出する場合でも、作業空間が広く確保できる。

　実施の形態１によれば、カバー１は、固定板２と回動板３との２部品で構成されている。

　この構成によれば、カバー１が簡易に構成できる。

　実施の形態１によれば、固定板２と回動板３とのいずれか一方は、回動板３を固定板２から回動させる軸部６を有する。固定板２と回動板３とのいずれか他方は、軸部６を受ける軸受部５ａ及び軸受部５ｂを有する。

　この構成によれば、回動板３が固定板２に対して回動自在に設けられる。

　実施の形態１によれば、固定板２には、軸受部５ａ及び軸受部５ｂが設けられている。回動板３には、軸部６が設けられている。

　この構成によれば、回動する回動板３に設けられた軸部６が棒状体で構成されて使用耐久性が良い。

　実施の形態１によれば、固定板２には、開口部４が形成されている。回動板３には、開口部４に入り込む爪部７が設けられている。

　この構成によれば、回動板３の爪部７が固定板２の開口部４に入り込み、回動板３が固定板２と対向した板面同士を重ね合わせて配管設置壁１６ａから離れる正面方向Ｆに突出できる。また、配管接続作業あるいは配線接続作業時に、カバー１の回動板３がドライバーなどの工具を使用せずに回動させられる。

　実施の形態１によれば、回動板３が固定板２に重なって爪部７を開口部４に入り込ませた状態では、回動板３が固定板２と一体的な板状に構成されている。

　この構成によれば、カバー１は、空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なる非空調空間Ｏと空調空間Ｉとを仕切れる。

　実施の形態１によれば、固定板２は、回動板３に重ならない位置にて固定板２を本体１７の下面１７ａに固定する固定部材であるネジ１１ａ及びネジ１１ｂを有する。

　この構成によれば、ネジ１１ａ及びネジ１１ｂが回動板３の回動を阻害しない。

　実施の形態１によれば、固定板２は、配管設置壁１６ａよりも外側に突出していない。

　この構成によれば、カバー１の回動板３を回動させた状態では、本体１７の下面１７ａから配管設置壁１６ａに対する突出部分が完全に無い。そのため、作業空間が広く確保でき、作業者が腕をカバー１に当ててしまわず、作業効率が良い。また、配管設置壁１６ａに配置された配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂあるいは配線取入口１３などが視認でき、作業効率が良い。

　実施の形態１によれば、回動板３が固定板２から離れる下方向Ｄに回動した状態では、配管設置壁１６ａを回動板３の回動方向から視認可能である。

　この構成によれば、配管設置壁１６ａに配置された配管接続部１２ａ及び配管接続部１２ｂあるいは配線取入口１３などが視認でき、作業効率が良い。

　実施の形態１によれば、冷凍サイクルユニットとしての室内機１００は、カバー１と、本体１７と、を備える。

　この構成によれば、冷凍サイクルユニットである室内機１００では、ガス冷媒配管３００又は液冷媒配管４００あるいは配線の接続作業が行い易い。

　実施の形態１によれば、冷凍サイクルユニットは、空気調和装置５００の室内機１００である。

　この構成によれば、空気調和装置５００の室内機１００では、ガス冷媒配管３００又は液冷媒配管４００あるいは配線の接続作業が行い易い。

　実施の形態１によれば、室内機１００は、配管設置壁１６ａの外側にカバー１を挟み込んで被さり、第１吹出口５２が形成された化粧パネル５０を備える。本体１７における隣接部１６ｂから下方向Ｄに屈曲した本体１７の下面１７ａには、第２吹出口１５ａが形成されている。第１吹出口５２は、第２吹出口１５ａに重なり、配管設置壁１６ａの外側に伸びている。回動板３は、第１吹出口５２における配管設置壁１６ａの外側に伸びた開口部分１４を塞いでいる。

　この構成によれば、カバー１は、空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なる非空調空間Ｏと化粧パネル５０の第１吹出口５２に繋がった空調空間Ｉとを仕切る。これにより、空調空間Ｉ内における空気調和装置５００の運転時の気流の乱れが防止でき、所望の空調温度が実現できる。

　実施の形態１によれば、配管設置壁１６ａの外側は、空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なる非空調空間Ｏに繋がっている。

　この構成によれば、カバー１は、配管設置壁１６ａの外側に繋がった非空調空間Ｏであって空気調和装置５００が空調を実施する空調空間Ｉとは異なる非空調空間Ｏと化粧パネル５０の第１吹出口５２に繋がった空調空間Ｉとを仕切る。

　実施の形態１によれば、冷凍サイクルユニットである室内機１００は、天井埋込型空気調和装置の室内機である。

　この構成によれば、天井埋込型空気調和装置の室内機としての室内機１００では、ガス冷媒配管３００又は液冷媒配管４００あるいは配線の接続作業が行い易い。

　実施の形態１によれば、冷凍サイクル装置である空気調和装置５００は、カバー１を備える。

　この構成によれば、空気調和装置５００では、ガス冷媒配管３００又は液冷媒配管４００あるいは配線の接続作業が行い易い。

　実施の形態１によれば、冷凍サイクル装置である空気調和装置５００は、冷凍サイクルユニットである室内機１００を備える。

　１　カバー、２　固定板、３　回動板、４　開口部、５ａ　軸受部、５ｂ　軸受部、６　軸部、７　爪部、８　係止部、９ａ　ネジ孔、９ｂ　ネジ孔、１０　ドレンパン、１１ａ　ネジ、１１ｂ　ネジ、１２ａ　配管接続部、１２ｂ　配管接続部、１３　配線取入口、１４　開口部分、１５ａ　第２吹出口、１５ｂ　第２吹出口、１５ｃ　第２吹出口、１５ｄ　第２吹出口、１６ａ　配管設置壁、１６ｂ　隣接部、１７　本体、１７ａ　下面、５０　化粧パネル、５１　吸込口、５２　第１吹出口、１００　室内機、１１０　室内熱交換器、２００　室外機、２１０　圧縮機、２２０　四方弁、２３０　室外熱交換器、２４０　膨張弁、３００　ガス冷媒配管、４００　液冷媒配管、５００　空気調和装置。

Claims

　配管を接続する配管設置壁を有する本体の前記配管設置壁から離れる方向に突出した状態で取り付けられるカバーであって、
　前記本体に固定される固定板と、
　前記配管設置壁から離れる方向に突出して前記固定板に回動自在に取り付けられた回動板と、
を有するカバー。
　前記固定板と前記回動板との２部品で構成されている請求項１に記載のカバー。
　前記固定板と前記回動板とのいずれか一方は、前記回動板を前記固定板から回動させる軸部を有し、
　前記固定板と前記回動板とのいずれか他方は、前記軸部を受ける軸受部を有する請求項１又は請求項２に記載のカバー。
　前記固定板には、前記軸受部が設けられ、
　前記回動板には、前記軸部が設けられている請求項３に記載のカバー。
　前記固定板には、開口部が形成され、
　前記回動板には、前記開口部に入り込む爪部が設けられている請求項１～請求項４のいずれか１項に記載のカバー。
　前記回動板が前記固定板に重なって前記爪部を前記開口部に入り込ませた状態では、前記回動板が前記固定板と一体的な板状に構成されている請求項５に記載のカバー。
　前記固定板は、前記回動板に重ならない位置にて前記固定板を前記本体に固定する固定部材を有する請求項１～請求項６のいずれか１項に記載のカバー。
　前記固定板は、前記配管設置壁よりも外側に突出していない請求項１～請求項７のいずれか１項に記載のカバー。
　前記回動板が前記固定板から離れる方向に回動した状態では、前記配管設置壁を前記回動板の回動方向から視認可能である請求項１～請求項８のいずれか１項に記載のカバー。
　請求項１～請求項９のいずれか１項に記載のカバーと、
　前記本体と、
を備える冷凍サイクルユニット。
　当該冷凍サイクルユニットは、空気調和装置の室内機である請求項１０に記載の冷凍サイクルユニット。
　前記配管設置壁の外側に前記カバーを挟み込んで被さり、第１吹出口が形成された化粧パネルを備え、
　前記本体には、第２吹出口が形成され、
　前記第１吹出口は、前記第２吹出口に重なり、前記配管設置壁の外側に伸び、
　前記回動板は、前記第１吹出口における前記配管設置壁の外側に伸びた開口部分を塞ぐ請求項１１に記載の冷凍サイクルユニット。
　前記配管設置壁の外側は、前記空気調和装置が空調を実施する空調空間とは異なる非空調空間に繋がっている請求項１１又は請求項１２に記載の冷凍サイクルユニット。
　当該冷凍サイクルユニットは、天井埋込型空気調和装置の室内機である請求項１０～請求項１３のいずれか１項に記載の冷凍サイクルユニット。
　請求項１～請求項９のいずれか１項に記載のカバーを備える冷凍サイクル装置。
　請求項１０～請求項１４のいずれか１項に記載の冷凍サイクルユニットを備える冷凍サイクル装置。