JP6641377B2 - 室内機および空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明はたとえば空気調和機などの室内機などに関するものである。特に、吹出口に配置された風向ベーンの回転駆動に係る構成に関するものである。
たとえば、空気調和機などの室内機では、吹出口から吹き出す空気の風向きを変える風向ベーンである風向板を空気の吹出口部分に設置していることが多い。風向ベーンは、吹出口から吹き出す空気を案内する翼となる板部を有している。また、板部の両端には、回転中心となるベーン軸である軸部を有している。一方、室内機の本体側には、各軸部に対応した軸受け部が取り付けられる。そして、風向ベーンの両端に対応する一方の側には、ベーン駆動装置である電動機が配置される。ベーン駆動装置は、たとえば制御装置からの指示に基づいて、板部が任意の角度となるように、風向ベーンを回転駆動させることができる装置である(たとえば、特許文献1参照)。
たとえば、風向ベーンの保護などをはかるため、風向ベーンは、回転駆動可能な範囲が規定される。上述した特許文献1では、風向ベーンが有する軸部と軸受けとに、突起物と突起受け溝を設け、突起物の移動範囲を規制することにより、風向ベーンの回転駆動範囲を規定していた。
特開平10−274432号公報
回転駆動範囲の限界のうち、いずれか一方の限界点は、制御装置が風向ベーンの角度決定、ベーン駆動装置への指示などを行う際の基準となる。このため、回転駆動範囲の限界点を精度よく検出する必要がある。ここで、たとえば、突起物における凸状となっている部分の長さ(高さ)が長い方が、同じ角度の回転駆動をする場合でも、先端部分の移動距離が長くなることで検出能が高くなり、基準をより正確に決めることができる。
しかしながら、特許文献1のような構成の室内機では、突起物の凸状長さが短くなる。このため、風向ベーンを回転駆動させる制御の精度が低くなっていた。
また、たとえば風向ベーンを回転駆動させるため、風向ベーンとベーン駆動装置との間にギアを介して、ベーン駆動装置の回転を風向ベーンに伝達する室内機もある。ギアを取り付けるにはスペースを必要とする。このため、凸状長さを長くすることができない。したがって、ギアの製造には高い寸法精度が要求されることとなり、コストが増加する原因となっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、たとえば、風向ベーンの回転駆動に係る角度制御を高精度に行うことができる構造を有する室内機などを得ることを目的とするものである。
この発明に係る室内機は、ベーン軸を中心に回転駆動して、吹出口から吹き出す空気の向きを変える風向ベーンと、回転軸を有し、風向ベーンを回転駆動させるベーン駆動装置と、ベーン軸の軸受けとなるブッシュと、ベーン軸および回転軸とそれぞれ結合して、ベーン軸ブッシュからの抜けを防ぐ係止具となり、ベーン駆動装置の回転駆動を風向ベーンに伝える、ベーン軸および回転軸とは独立したカップリングとを備え、カップリングは、風向ベーンが回転駆動できる範囲を定める駆動範囲規定具となり、風向ベーンのベーン軸は、軸受穴と、ベーン軸の側面を貫通する嵌合穴部とを有し、駆動範囲規定具は、軸受穴に挿入される挿入軸と、挿入軸に設けられ、嵌合穴部に嵌合可能な突起物とを有するものである。
また、この発明に係る空気調和機は、上記の室内機と、室外機とを備えて空気調和を行うものである。
この発明によれば、回転軸とベーン軸との間で、回転軸およびベーン軸に接続されるようにして、凸状長さを長くした構造の駆動範囲規定具を備えることで、風向ベーンの回転駆動に係る角度制御の基準となる、回転駆動範囲の限界の検出精度を高くすることができる。
この発明の実施の形態1に係る室内機1の据付状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機1の化粧パネルコーナー部8を取り外した状態の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機1のコーナー部分の内部構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る風向ベーン4の駆動に係る機器について説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る風向ベーン4とカップリング12との接続関係を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機1の風向ベーン4に駆動に係る機器を取り付けた状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る室内機1におけるカップリング12による風向ベーン4の回転駆動規制について説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機の構成例を表す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態に係る室内機などについて図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表されている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、図における上方を「上側」とし、下方を「下側」として説明する。さらに、添字で区別などしている複数の同種の機器などについて、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1はこの発明の実施の形態1に係る室内機1の据付状態を示す斜視図である。本実施の形態では、室内機の代表例として、室内の天井に埋め込むことができる天井埋め込み型で、四方向に吹出口を有する四方向カセット型の室内機1について説明する。室内機1は、冷媒配管により、図示しない室外機と接続し、冷媒を循環して冷凍、空気調和などを行う冷媒回路を構成する。
図1に示すように、本実施の形態の室内機1は、天板および側板を有し、室内空間(空調対象空間)に向かって開口する箱状の筐体2を備えている。筐体2の四隅外郭部分には吊り金具5が取り付けられている。一方で、4本の吊りボルト7が天井から吊り下げられており、吊り金具5を吊りボルト7の任意の位置で締結することで、室内機1を天井に固定し、設置している。
また、筐体2は、図示しない室内送風機、室内空気を熱交換する室内機熱交換器などを収容している。室内機1の下方には、室内機1の意匠面(外装面)となる、平面視でほぼ四角形状の化粧パネル3が取り付けられて室内空間に面している。化粧パネル3の中央付近には、室内機1内への空気の吸入口となる吸入グリル3aを、除塵用のフィルタとともに備えている。また、化粧パネル3の各辺には、空気の吹出口3bが、化粧パネル3の各辺に沿って形成されている。各吹出口3bには、回転軸となるベーン軸4aを中心に回転駆動する(回転して動く)風向ベーン4を備えている。
図2はこの発明の実施の形態1に係る室内機1の化粧パネルコーナー部8を取り外した状態の斜視図である。図2では、2つのコーナー(隅)に化粧パネルコーナー部8を有する図を示している。化粧パネルコーナー部8は化粧パネル3とは別部材で構成されている。化粧パネルコーナー部8を設置する際には、風向ベーン4を取り付けてから化粧パネル3に嵌め込む。
図3はこの発明の実施の形態1に係る室内機1のコーナー部分の内部構成を示す図である。ベーン駆動モータ部9は、制御装置(図示せず)からの指示により、風向ベーン4が指示に基づく角度となるように回転駆動させるベーン駆動装置である。本実施の形態の室内機1は、各風向ベーン4をそれぞれ独立して回転駆動させることができるようにするため、4つのベーン駆動モータ部9を有している。そして、本実施の形態の室内機1においては、室内機1の4箇所の化粧パネルコーナー部8のうち、対角となる2つの化粧パネルコーナー部8aに、それぞれ2つのベーン駆動モータ部9を配置する。たとえば、各ベーン駆動モータ部9は、指示を受ける制御装置および電力供給を受ける電源装置(図示せず)を有する電気品箱(図示せず)と電気的に配線接続する。ベーン駆動モータ部9を2箇所の化粧パネルコーナー部8aに集約することで、配線の取り回しを短く、簡潔に行うことができる。
ここで、1箇所の化粧パネルコーナー部8aに配置される2つのベーン駆動モータ部9は、それぞれの回転方向が逆になる。このため、本実施の形態の室内機1は2種類のベーン駆動モータ部9が用いられる。また、風向ベーン4についても、ベーン駆動モータ部9が取り付けられる側のベーン軸4aが異なる。このため、2種類の風向ベーン4が用いられる。
図4はこの発明の実施の形態1に係る風向ベーン4の駆動に係る機器について説明する図である。図4に示すように、ベーン駆動モータ部9は、ネジ9bによりモータ保持板金10にネジ止めされて保持される。一方、モータ保持板金10は、化粧パネル3に取り付けられる。モータ保持板金10は、化粧パネル3への取り付け穴が形成された閉度側ストッパ10bを有する。閉度側ストッパ10bは、後述するカップリング12の回転を規制することで、風向ベーン4が吹出口3bを閉じる方向に回転駆動する限界閉度を規制する。また、後述する図5などに示すように、風向ベーン4が回転駆動できる角度範囲を規制するための開度側ストッパ10aを有している。開度側ストッパ10aは、後述するカップリング12の回転を規制することで、風向ベーン4が吹出口3bを開く方向に回転駆動する限界開度を規制する。本実施の形態の室内機1は、開度側ストッパ10aにより、規制されたときの風向ベーン4の位置が風向ベーン4の角度を制御する基準となる。本実施の形態では、閉度側ストッパ10bを有しているが、場合によってはなくてもよい場合がある。また、軸受けともなるブッシュ11は、挿入されたベーン軸4aを支持する貫通穴を有する。そして、ブッシュ11は、化粧パネル3に取り付けられ、風向ベーン4を回転駆動可能に支持する。
カップリング12は、たとえば、ベーン軸4aがブッシュ11から抜けて、風向ベーン4が室内機1から落ちないように係止具として取り付けられる。したがって、ベーン軸4aをブッシュ11に通した後に取り付けられる。また、本実施の形態においては、風向ベーン4のベーン軸4aとベーン駆動モータ部9の回転軸9aとを、回転中心が同じになるように接続するための結合部材となる。そして、本実施の形態のカップリング12は、特に、カップリング凸部12aを有し、凸部が回転を規制されることで、風向ベーン4が回転駆動できる範囲を定める駆動範囲規定具となる。カップリング凸部12aを有するカップリング12を、軸受け、ベーン軸状に設けるのではなく、独立して備えるようにしたことで、凸形状を長くとることができ、開度限界の検出精度を高くすることができる。カップリング凸部12aは、カップリング背部12bおよびカップリング先端部12cを有している。カップリング12は、風向ベーン4が吹出口3bを閉じた状態において、カップリング背部12bがほぼ水平方向となるように取り付けられる。また、カップリング先端部12cは、風向ベーン4の回転駆動を規制する角度に合わせて曲げられている。そして、カップリング12は、風向ベーン4とともにベーン軸4aを中心に回転駆動する。したがって、風向ベーン4は、カップリング12のカップリング凸部12aにおいて動きが遮られるまで、回転駆動することができる。
ここで、本実施の形態においては、風向ベーン4のベーン軸4aとカップリング12とが直接接続される。また、前述したベーン駆動モータ部9の回転軸9aとカップリング12とが直接接続される。したがって、ベーン駆動モータ部9の回転軸9aと風向ベーン4の片側のベーン軸4aとが、カップリング12を介して直接的に接続されることとなる。回転軸9aと片側のベーン軸4aとが直接的に接続されているので、ギアなどを用いなくてもよい。このため、ギアなどの回転機構に係る場所を確保する必要がなくなる。また、回転軸9aの回転が、直接風向ベーン4に伝達することで、ギアなどを高精度に保つことなく、風向ベーン4を回転駆動させる精度を高くすることができる。
図5はこの発明の実施の形態1に係る風向ベーン4とカップリング12との接続関係を説明する図である。図5では、ブッシュ11を除いている。本実施の形態のカップリング12は、ベーン軸4aに挿入する挿入軸12dを有している。また、挿入軸12dは、弾性力を備え、挿入軸12dから少し突出した突起物となる爪を有するカップリング爪部12eを有している。ここでは、爪を突起物としているが、弾性力を有する突起物であれば、爪に限る必要はない。一方、風向ベーン4のベーン軸4aは、カップリング12の挿入軸12dが挿入される軸受穴4bを有する。また、カップリング爪部12eの爪を嵌合させる嵌合穴部4cを有している。本実施の形態においては、たとえば室内機1を設置する際、ベーン軸4aにブッシュ11を挿入し、さらにカップリング12を取り付ける。
このとき、カップリング12の挿入軸12dを風向ベーン4の突き当てまで挿入する。突き当てまで挿入すると、弾性を有するカップリング爪部12eの爪は、弾性力が働いて形状が元に戻ることで嵌合穴部4cに嵌る。カップリング爪部12eが嵌合穴部4cに嵌ることで、突き当て状況を容易に視覚などで確認することができる。また、爪が嵌合穴部4cに嵌ることで、カップリング12が風向ベーン4(ベーン軸4a)から抜けることを防ぐことができる。
図6はこの発明の実施の形態1に係る室内機1の風向ベーン4に駆動に係る機器を取り付けた状態を示す図である。図6では説明のために、通常の取り付け状態と上下が反対になっている。ベーン駆動モータ部9などが風向ベーン4に取り付けられる。また、図6に示すように、ベーン駆動モータ部9の回転軸9aと接続しない方のベーン軸4aにもブッシュ11が取り付けられる。2つのブッシュ11で両軸を受けることで、風向ベーン4を支えることができる。以上のようにして組み立てられた部品を、化粧パネル3に取り付けて風向ベーン4の取り付けを完了する。
図7はこの発明の実施の形態1に係る室内機1におけるカップリング12による風向ベーン4の回転駆動規制について説明する図である。室内機1が停止し、風向ベーン4が吹出口3bを閉じている状態では、カップリング背部12bがほぼ水平方向となっている。たとえば、モータなどの制御が効かず、図7の状態から風向ベーン4が反時計回りの方向に回転駆動しようとしても、モータ保持板金10の閉度側ストッパ10bがカップリング12の回転駆動を邪魔し、風向ベーン4の保護などをはかることになる。
冷媒回路を有する装置が運転を開始し、室内機1が動作すると、制御装置は、ベーン駆動モータ部9に、風向ベーン4を回転駆動させる信号を送る。信号を受けたベーン駆動モータ部9は、回転軸9aを回転して、風向ベーン4を回転駆動させる。回転軸9aの回転および風向ベーン4の回転駆動に伴って、カップリング12も回転駆動する。カップリング12が回転駆動し、カップリング先端部12cが開度側ストッパ10aに当たった位置での角度が、風向ベーン4を回転駆動させる制御の基準となる。制御装置は、基準に基づいて、ベーン駆動モータ部9に指示を行い、風向ベーン4を所定の角度に回転駆動させる制御を行う。
以上のように、本実施の形態の室内機1によれば、ベーン駆動モータ部9が有する回転軸9aと風向ベーン4が有するベーン軸4aとの間で、回転軸9aおよびベーン軸4aに接続されるようにして、凸状部分を長くした構造のカップリング凸部12aを有するカップリング12を、軸受けまたはベーン軸上ではなく、独立して備えることで、風向ベーン4の回転駆動に係る角度制御の基準となる、開度限界の検出精度を高くすることができる。このとき、モータ保持板金10の開度側ストッパ10aまたは閉度側ストッパ10bによりカップリング凸部12aの移動を邪魔をすることで、カップリング12の回転を規制することができる。そして、ベーン駆動モータ部9は、ギアなどを介さずに風向ベーン4と直接的に接続して風向ベーン4を回転駆動させることができ、コスト削減をはかることができる。
また、本実施の形態の室内機1によれば、風向ベーン4のベーン軸4aに嵌合穴部4cを有し、室内機1の組み立てにおいて、カップリング12を風向ベーン4に取り付ける際、カップリング12が有するカップリング爪部12eの爪を嵌合穴部4cに嵌ることで、カップリング12の挿入軸12dが軸受穴4bの突き当てまで挿入されたことを、組立などを行う作業者が、少なくとも視認(視覚により確認)することができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態では特に示さなかったが、たとえば風向ベーン4とカップリング12とを異なる色で形成するなどして、少なくともカップリング爪部12eの爪を、風向ベーン4の嵌合穴部4c周辺とは異なる色付けがされるようにすることで、嵌合穴部4cに爪が嵌合し、風向ベーン4とカップリング12とが確実に挿入されたことを、視認しやすくすることができる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3に係る空気調和機の構成例を表す図である。ここで、図8では空気調和機を冷凍サイクル装置の例として示している。図8において、図1などにおいて説明したものについては、同様の動作を行うものとする。図8の空気調和機は、室外機(室外ユニット)200と、上述した実施の形態1または実施の形態2において説明した室内機(室内ユニット)1とをガス冷媒配管300、液冷媒配管400により配管接続する。室外機200は、圧縮機210、四方弁220、室外熱交換器230および膨張弁240を有している。
圧縮機210は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、特に限定するものではないが、圧縮機210はたとえばインバータ回路などにより、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機210の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を変化させることができるようにしてもよい。四方弁220は、たとえば冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える弁である。
本実施の形態における室外熱交換器230は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。たとえば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。
絞り装置(流量制御手段)などの膨張弁240は冷媒を減圧して膨張させる。たとえば電子式膨張弁などで構成した場合には、制御装置(図示せず)などの指示に基づいて開度調整を行う。室内熱交換器110は、たとえば空調対象となる空気と冷媒との熱交換を行う。暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、冷房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。
最初に、冷凍サイクル装置における冷房運転について冷媒の流れに基づいて説明する。冷房運転においては、実線で示す接続関係となるように四方弁220を切り替える。圧縮機210により圧縮されて吐出した高温、高圧のガス冷媒は、四方弁220を通過し、室外熱交換器230に流入する。そして、室外熱交換器230内を通過して、室外の空気と熱交換することで凝縮、液化した冷媒(液冷媒)は、膨張弁240へ流入する。膨張弁240で減圧されて気液二相状態となった冷媒は室外機200から流出する。
室外機200を流出した気液二相冷媒は、液冷媒配管400を通過して室内機1に流入する。そして、ディストリビュータおよび流量調整用毛細管(図示せず)により分配され、室内熱交換器110に流入する。前述したように室内熱交換器110を通過して、たとえば空調対象の空気と熱交換することで蒸発、ガス化した冷媒(ガス冷媒)は、室内機1から流出する。
室内機1から流出したガス冷媒はガス冷媒配管300を通過して室外機200に流入する。そして、四方弁220を通過して再度圧縮機210に吸入される。以上のようにして空気調和機の冷媒が循環し、空気調和(冷房)を行う。
次に暖房運転について冷媒の流れに基づいて説明する。暖房運転においては、点線で示す接続関係となるように四方弁220を切り替える。圧縮機210により圧縮されて吐出した高温、高圧のガス冷媒は、四方弁220を通過して室外機200から流出する。室外機200を流出したガス冷媒は、ガス冷媒配管300を通過して室内機1に流入する。
室内熱交換器110を通過して、たとえば空調対象の空気と熱交換することで凝縮、液化した冷媒は、ディストリビュータおよび流量調整用毛細管(図示せず)とを通過して室内機1から流出する。
室内機1から流出した冷媒は液冷媒配管400を通過して室外機200に流入する。そして、膨張弁240で減圧されて気液二相状態となった冷媒は室外熱交換器230に流入する。そして、室外熱交換器230内を通過して、室外の空気と熱交換することで蒸発、ガス化した冷媒(液冷媒)は、四方弁220を通過して再度圧縮機210に吸入される。以上のようにして空気調和機の冷媒が循環し、空気調和(暖房)を行う。
上述の実施の形態では、室内機1は4つの吹出口3bに風向ベーン4を有し、四方向の空気を吹き出す四方向カセット型の室内機であるものとして説明したが、これに限定するものではない。たとえば、二方向、三方向の空気の流れに対応する、他の天井埋め込み型の室内機についても適用することができる。また、天井埋め込み型の室内機に限らず、他の型式の室内機にも適用することができる。さらに、吹出口3bと風向ベーン4の数についても限定するものではない。
また、上述の実施の形態では、冷凍サイクル装置の例として空気調和機について説明したが、これに限定するものではない。たとえば冷蔵装置、冷凍装置など、他の冷凍サイクル装置にも適用することができる。また、冷凍サイクル装置だけでなく、送風機、換気装置などにも適用することができる。
1 室内機、2 筐体、3 化粧パネル、3a 吸入グリル、3b 吹出口、4 風向ベーン、4a ベーン軸、4b 軸受穴、4c 嵌合穴部、5 吊り金具、7 吊りボルト、8,8a 化粧パネルコーナー部、9 ベーン駆動モータ部、9a 回転軸、9b ネジ、10 モータ保持板金、10a 開度側ストッパ、10b 閉度側ストッパ、11 ブッシュ、12 カップリング、12a カップリング凸部、12b カップリング背部、12c カップリング先端部、12d 挿入軸、12e カップリング爪部、110 室内熱交換器、200 室外機、210 圧縮機、220 四方弁、230 室外熱交換器、240 膨張弁、300 ガス冷媒配管、400 液冷媒配管。

Claims (5)

  1. ベーン軸を中心に回転駆動して、吹出口から吹き出す空気の向きを変える風向ベーンと、
    回転軸を有し、前記風向ベーンを回転駆動させるベーン駆動装置と、
    前記ベーン軸の軸受けとなるブッシュと、
    前記ベーン軸および前記回転軸とそれぞれ結合して、前記ベーン軸前記ブッシュからの抜けを防ぐ係止具となり、前記ベーン駆動装置の回転駆動を前記風向ベーンに伝える、前記ベーン軸および前記回転軸とは独立したカップリングとを備え、
    前記カップリングは、前記風向ベーンが回転駆動できる範囲を定める駆動範囲規定具となり
    前記風向ベーンの前記ベーン軸は、軸受穴と、前記ベーン軸の側面を貫通する嵌合穴部とを有し、
    前記駆動範囲規定具は、前記軸受穴に挿入される挿入軸と、該挿入軸に設けられ、前記嵌合穴部に嵌合可能な突起物とを有する室内機。
  2. 前記ベーン駆動装置の前記回転軸および前記風向ベーンの前記ベーン軸との間にあって、前記ベーン駆動装置が取り付けられる駆動装置保持具をさらに備え、
    該駆動装置保持具は、ストッパを有し、
    前記カップリングが有する前記駆動範囲規定具は、前記駆動装置保持具のストッパにより、前記風向ベーンとの回転駆動が規制される凸部を有する請求項1に記載の室内機。
  3. 前記駆動範囲規定具は、前記風向ベーンが前記吹出口を閉じる方向に回転駆動する最大値である限界閉度および前記風向ベーンが前記吹出口を開く方向に回転駆動する最大値である限界開度の少なくとも一方が規制される請求項2に記載の室内機。
  4. 前記カップリングの色と前記風向ベーンの色とが異なる請求項1〜3のいずれか一項に記載の室内機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の室内機と、室外機とを備えて空気調和を行うことを特徴とする空気調和機。
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