WO2021199155A1 - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

Abstract

複数の室内機を接続する空気調和装置の室外機であって、室外機の外郭を構成する筐体と、筐体の側面に配置された端子台と、端子台に取り付けられるコンジットプレートと、を備え、コンジットプレートは、端子台を覆うように筐体に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバーと、端子台カバーの開口を覆うように当該端子台カバーに取り付けられる側面が開口した外郭カバーと、外郭カバーの側面に取り付けられ、端子台に接続されるコンジットケーブル接続用の複数の取付穴が形成されたケーブル接続カバーと、を有する。これにより、コンジットプレートの位置を変更することなくコンジットケーブルを容易に接続でき、且つ、コンジットプレートの隙間から水滴が流入するのを防止して、当該水滴が端子台に付着するのを未然に回避できる。

Description

空気調和装置の室外機

　本開示は、空気調和装置に使用される室外機に関する。

　従来から室外機として、例えば、特許文献１に記載の室外機が知られている。この室外機は、空気調和装置に使用される室外機であり、給電用および搭載される各種電気部品に接続される複数の電線が、コンジットに被覆されたコンジットケーブルとして接続されている。

　コンジットケーブルは、板金部品としてのコンジットプレートに固定される。コンジットプレートは、室外機の側面に配置された端子台の下部であって、室内機と接続される冷媒配管の上部に配置されている。このコンジットプレートは、側面に開口した透孔が形成されており、この透孔にコンジットケーブルを通し、電線が端子台に接続される。コンジットプレートは、端子台取付板に固定される。端子台および電線は、コンジットプレートと端子台取付板とによって覆われている。

特開２００６－０４６８３０号公報

　ところで、１つの室外機に対して複数の室内機を接続するマルチ空調構成とする場合、室外機に対して接続される冷媒配管は、上下方向に複数並んで配置され、端子台の直下の位置まで冷媒配管が設けられることとなる。そして、各冷媒配管が、室外機の筐体背面側まで延長して配置される結果、コンジットケーブルを従来のコンジットプレートの位置に配置できない場合があった。すなわち、端子台カバーの下方からコンジットケーブルを差し込んで接続することができない場合があった。

　このような場合でも、コンジットプレートは端子台カバーの横の位置に設けることができる。しかしながら、コンジットケーブルの接続位置を端子台と横並びに配置する場合、悪天候時において室外機の筐体背面側から吹き付ける雨水などの水滴が、コンジットプレートの隙間から流入する虞がある。そして、このような場合、コンジットプレートの隙間から流入した水滴が端子台に付着することで運転不具合を招く問題が懸念される。また、端子台に対して横方向、すなわち水平方向に並んだ複数のコンジットケーブルの接続部から電線を接続する作業は困難を伴い、容易ではなかった。

　本開示は、上記課題を解決するためのものであり、コンジットプレートの隙間から水滴が流入するのを防止して、当該水滴が端子台に付着するのを未然に回避できる空気調和装置の室外機を提供することを目的とする。

　本開示に係る空気調和装置の室外機は、複数の室内機を接続する空気調和装置の室外機であって、前記室外機の外郭を構成する筐体と、前記筐体の側面に配置された端子台と、前記端子台に取り付けられるコンジットプレートと、を備え、前記コンジットプレートは、前記端子台を覆うように前記筐体に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバーと、前記端子台カバーの前記開口を覆うように当該端子台カバーに取り付けられる側面が開口した外郭カバーと、前記外郭カバーの前記側面に取り付けられ、前記端子台に接続されるコンジットケーブル接続用の複数の取付穴が形成されたケーブル接続カバーと、を有するものである。

　本開示に係る空気調和装置の室外機によれば、端子台に取り付けられるコンジットプレートが、端子台を覆うように筐体に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバーと、端子台カバーの開口を覆うように当該端子台カバーに取り付けられる外郭カバーと、外郭カバーの側面に取り付けられ、端子台に接続されるコンジットケーブル用の複数の取付穴が形成されたケーブル接続カバーと、を有する。このため、端子台カバーと外郭カバーとによって、コンジットプレートの隙間から水滴が浸入するのを防止できるので、当該水滴が端子台に付着するのを未然に回避できる。

実施の形態１に係る空気調和装置の設置例を示す説明図である。 実施の形態１に係る空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。 実施の形態１に係る室外機の外観を示す斜視図である。 図３の室外機の側面に設けられるコンジットプレートを示す斜視図である。 図４のコンジットプレートを分解して示す斜視図である。 図３の室外機の側面に設けられるコンジットプレートを示す平面図である。

　以下、図面に基づいて本開示の実施の形態について説明する。なお、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。すなわち、本開示は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、そのような変更を伴う空気調和装置の室外機も本開示の技術思想に含まれる。さらに、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。

実施の形態１．
＜空気調和装置１の構成＞
　図１は、実施の形態１に係る空気調和装置１の設置例を示す説明図である。図１に示すように、本実施の形態１に係る空気調和装置１は、複数の室内機２ａ、２ｂと室外機３とが冷媒を流通する冷媒配管４ａ、４ｂを介して接続されている。なお、室内機２ａ、２ｂは室外機３に対して単数または複数設けられるが、本実施の形態１の場合、２台設けられることでマルチ型の空気調和装置１を構築している。また、以下の説明において、室内機２ａ、２ｂは同一の構成からなるため、本実施の形態１では便宜上、図１を除き室内機２ａのみを図示して説明する。さらに、冷媒配管４ａ、４ｂも同様に、図１では、冷媒配管４ａのみを図示して説明する。

　室内機２ａ、２ｂは、例えば、空調対象空間である室内Ｅの天井面Ｒに設置されている。なお、室内機２ａ、２ｂは、同じ室内Ｅに設置されてもよいし、異なる複数の室内に設置されてもよい。また、一つの室内Ｅに対して、室内機２ａ、２ｂは単数または複数設置される。さらに、室内機２ａ、２ｂは、２方向吹き出し型であってもよいし、４方向吹出し型であってもよいし、この他種々の態様を広く適用できる。

　さらに、本実施の形態１の場合、室内機２ａ、２ｂには、室内機の「ＯＮ」または「ＯＦＦ」操作、温度、風量、風向およびタイマー等の詳細な設定を操作可能なワイヤード型のリモコン５が、制御部６と配線７を介して接続された状態で設けられている。また、リモコン５は、配線７を介して室外機３とも接続されている。なお、リモコン５は、ワイヤード型に限らず、ワイヤレス型であってもよいし、これら双方が設けられていてもよい。また、制御部６は、空気調和装置１の運転状態を管理する管理装置８と、配線７を介して接続されている。

　さらに、室内機２ａ、２ｂと室外機３とを接続する冷媒配管４ａ、４ｂには、室内機２ａ、２ｂとの接続部および室外機３との接続部に冷媒配管接続バルブ９が設けられている。

＜冷媒回路について＞
　図２は、実施の形態１に係る空気調和装置１の冷媒回路１０を示す模式図である。なお、室内機２ａ、２ｂは同一の構成からなるため、ここでは便宜上、室内機２ａのみを図示して説明する。図２に示すように、空気調和装置１は、冷媒を介して外気と室内の空気との間で熱を移動させることにより、室内を暖房または冷房して空気調和を行う。空気調和装置１は、室外機３と、室内機２ａとを有する。

　空気調和装置１は、室外機３と室内機２ａとが冷媒配管４ａ、４ｂにより配管接続され、冷媒が循環する冷媒回路１０が構成されている。そして、空気調和装置１の冷媒回路１０では、圧縮機３１、流路切替装置３２、室外熱交換器３３、膨張弁３４および室内熱交換器２１が冷媒配管４ａ、４ｂを介して接続されている。

　室外機３は、圧縮機３１、流路切替装置３２、室外熱交換器３３および、膨張弁３４を有している。圧縮機３１は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。ここで、圧縮機３１は、インバータ装置を備えていてもよく、インバータ装置によって運転周波数を変化させて、圧縮機３１の容量を変更することができるように構成されてもよい。なお、圧縮機３１の容量とは、単位時間当たりに送り出す冷媒の量である。流路切替装置３２は、例えば四方弁であり、冷媒流路の方向の切り換えが行われる装置である。

　空気調和装置１は、制御部６（図１参照）からの指示に基づいて、流路切替装置３２を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転または冷房運転を実現することができる。室外熱交換器３３は、冷媒と室外空気との熱交換を行う。室外熱交換器３３は、暖房運転時には蒸発器の働きをし、冷媒配管４ｂから流入した低圧の冷媒と室外空気との間で熱交換を行って冷媒を蒸発させて気化させ、冷媒配管４ａ側に流出させる。室外熱交換器３３は、冷房運転時には、凝縮器の働きをし、流路切替装置３２側から流入した圧縮機３１で圧縮済の冷媒と室外空気との間で熱交換を行って、冷媒を凝縮させて液化させる。室外熱交換器３３には、冷媒と室外空気との間の熱交換の効率を高めるために、室外送風機３５が設けられている。室外送風機３５は、インバータ装置を取り付け、ファンモータの運転周波数を変化させてファンの回転速度を変更してもよい。膨張弁３４は、絞り装置（流量制御手段）であり、膨張弁３４を流れる冷媒の流量を調節することにより、膨張弁として機能し、開度を変化させることで、冷媒の圧力を調整する。例えば、膨張弁３４が、電子式膨張弁等で構成された場合は、制御部６等の指示に基づいて開度調整が行われる。

　室内機２ａは、冷媒と室内空気との間で熱交換を行う室内熱交換器２１および、室内熱交換器２１が熱交換を行う空気の流れを調整する送風機２２を有する。

　室内熱交換器２１は、暖房運転時において凝縮器の働きをし、冷媒配管４ａから流入した冷媒と室内空気との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化させ、冷媒配管４ｂ側に流出させる。室内熱交換器２１は、冷房運転時には蒸発器の働きをし、膨張弁３４によって低圧状態にされた冷媒と室内空気との間で熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、冷媒配管４ａ側に流出させる。送風機２２の運転速度は、ユーザーの設定により決定される。送風機２２には、インバータ装置を取り付け、ファンモータの運転周波数を変化させてファンの回転速度を変更してもよい。

＜空気調和装置１の冷房および暖房運転の動作例＞
　次に、空気調和装置１の動作例として冷房運転の動作を説明する。圧縮機３１によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置３２を経由して、室外熱交換器３３に流入する。室外熱交換器３３に流入したガス冷媒は、室外送風機３５により送風される外気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室外熱交換器３３から流出する。室外熱交換器３３から流出した冷媒は、膨張弁３４によって膨張および減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内機２ａの室内熱交換器２１に流入し、送風機２２により送風される室内空気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室内熱交換器２１から流出する。このとき、冷媒に吸熱されて冷却された室内空気は、空調空気（吹出風）となって、室内機２ａから空調対象空間である室内Ｅ（図１参照）に吹き出される。室内熱交換器２１から流出したガス冷媒は、流路切替装置３２を経由して圧縮機３１に吸入され、再び圧縮される。空気調和装置１の冷房運転は、以上の動作が繰り返される（図中、実線の矢印で示す）。

　次に、空気調和装置１の動作例として暖房運転の動作を説明する。圧縮機３１によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置３２を経由して、室内機２ａの室内熱交換器２１に流入する。室内熱交換器２１に流入したガス冷媒は、送風機２２により送風される室内空気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室内熱交換器２１から流出する。このとき、ガス冷媒から熱を受け取り暖められた室内空気は、空調空気（吹出風）となって、室内機２ａから室内Ｅ（図１参照）に吹き出される。室内熱交換器２１から流出した冷媒は、膨張弁３４によって膨張および減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室外機３の室外熱交換器３３に流入し、室外送風機３５により送風される外気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室外熱交換器３３から流出する。室外熱交換器３３から流出したガス冷媒は、流路切替装置３２を経由して圧縮機３１に吸入され、再び圧縮される。空気調和装置１の暖房運転は、以上の動作が繰り返される（図中、破線の矢印で示す）。
＜室外機３の構成＞
　図３～図６を参照しながら、本実施の形態１に係る室外機３について説明する。図３は、実施の形態１に係る室外機３の外観を示す斜視図である。図４は、図３の室外機３の側面に設けられるコンジットプレート３６を示す斜視図である。図５は、図４のコンジットプレート３６を分解して示す斜視図である。図６は、図３の室外機３の側面に設けられるコンジットプレート３６を示す平面図である。なお、図６では、説明の便宜上、外郭カバー３６２を透明なものとして表している。

　図３～図６に示すように、本実施の形態１に係る室外機３は、外郭を構成する筐体３０と、筐体３０の側面に配置された端子台３７と、端子台３７に取り付けられるコンジットプレート３６と、を備えている。筐体３０は、側面に側面カバー３０ａがネジなどの固定部材を介して着脱自在に取り付けられる。端子台３７およびコンジットプレート３６は、側面カバー３０ａによって覆われることで、当該側面カバー３０ａの内側に収容され、外気に晒されるのを防止している。筐体３０は、直方体形状で形成されている。コンジットプレート３６は、筐体３０に対してネジなどの固定部材を介して着脱自在に取り付けられる。

　コンジットプレート３６は、端子台３７を覆うように筐体３０に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバー３６１と、端子台カバー３６１の開口部３６１ａを覆うように当該端子台カバー３６１に取り付けられる外郭カバー３６２と、を有している。端子台カバー３６１は、端子台３７と対向する面が、当該端子台３７とは反対側に向けて張り出した形状をなすことで、下方に開口部３６１ａが形成される。

　また、コンジットプレート３６は、外郭カバー３６２の側面に取り付けられ、端子台３７に接続されるコンジットケーブル３８用の複数の取付穴３６３ａが形成されたケーブル接続カバー３６３を有している。外郭カバー３６２は、矩形箱型で、端子台カバー３６１と対向する面と、一方の側面と、が開口された矩形箱型をなしている。そして、外郭カバー３６２の開口された側面にケーブル接続カバー３６３が取り付けられている。ケーブル接続カバー３６３の複数の取付穴３６３ａには、コンジットケーブル３８が取り付けられる。

　コンジットケーブル３８は、端子台３７を介して筐体３０の内部に搭載された不図示の電気部品に接続される電線３８１と、電線３８１を被覆してなるコンジット３８２と、を有するものである。

　ケーブル接続カバー３６３は、複数の取付穴３６３ａのうちの少なくとも１つの高さ方向の位置が、端子台３７の下端の位置よりも上方に位置する。したがって、ケーブル接続カバー３６３が冷媒配管接続バルブ９よりも上方に配置されるため、マルチ構成で冷媒配管が複数組ある場合にもコンジットプレート３６を取り付けることができる。

　端子台カバー３６１の下端部における高さ方向の位置と、外郭カバー３６２の下端部における高さ方向の位置と、の間には、端子台カバー３６１、外郭カバー３６２、および、筐体３０の側面によって囲まれた空間３９が形成される。空間３９には、コンジットケーブル３８の電線３８１の一部が位置している。このように、電線３８１の一部が空間３９に位置しているため、ケーブル接続カバー３６３の取付穴３６３ａに取り付けられたコンジットケーブル３８の電線３８１と端子台３７とを容易に接続できる。

　また、図５に示すように、筐体３０の側面における端子台３７の下方には、室外機３の内部に配置された冷媒配管４ａおよび４ｂとの接続に用いる複数の冷媒配管接続バルブ９が上下方向に並んで設けられている。端子台３７を覆うように筐体３０に取り付けられる外郭カバー３６２の下端部は、冷媒配管接続バルブ９の周囲に位置している。このように、外郭カバー３６２の下端部が、冷媒配管接続バルブ９の周囲に位置するため、端子台３７に対する電線３８１の接続が容易である。

＜実施の形態１における効果＞
　以上、説明したように、本実施の形態１の室外機３では、端子台３７に取り付けられるコンジットプレート３６が、端子台３７を覆うように筐体３０に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバー３６１と、端子台カバー３６１の開口部３６１ａを覆うように当該端子台カバー３６１に取り付けられる外郭カバー３６２と、外郭カバー３６２の側面に取り付けられ、端子台３７に接続されるコンジットケーブル３８用の複数の取付穴３６３ａが形成されたケーブル接続カバー３６３と、を有する。このため、端子台カバー３６１と外郭カバー３６２とによって、コンジットプレート３６の隙間から水滴が浸入するのを防止できるので、当該水滴が端子台３７に付着するのを未然に回避できる。しかも、コンジットプレート３６が、前述のように構成されるため、複数の室内機２ａおよび２ｂを接続するマルチ空調構成であっても、コンジットプレート３６の取付位置を変更することなくコンジットケーブル３８を容易に接続できる。

　しかも、ケーブル接続カバー３６３に設けられた複数の取付穴３６３ａのうちの少なくとも１つの高さ方向の位置が、端子台３７の下端の位置よりも上方に位置する。したがって、ケーブル接続カバー３６３が冷媒配管接続バルブ９よりも上方に配置されるため、マルチ構成で冷媒配管が複数組ある場合にもコンジットプレート３６を取り付けることができる。

　さらに、端子台カバー３６１の下端部における高さ方向の位置と、外郭カバー３６２の下端部における高さ方向の位置と、の間には、端子台カバー３６１、外郭カバー３６２、および、筐体３０の側面によって囲まれた空間３９が形成される。そして、空間３９には、コンジットケーブル３８の電線３８１の一部が位置しているため、ケーブル接続カバー３６３の取付穴３６３ａに取り付けられたコンジットケーブル３８の電線３８１と端子台３７とを容易に接続できる。また、空間３９に電線３８１の一部が位置しているので、当該電線３８１が露出せず、外部から直接接触されるのを回避できる。よって、当該電線３８１の破損または損傷を防止できる。そればかりか、コンジットプレート３６は筐体３０に対して着脱自在に取り付けられるので、メンテナンス性にも優れている。

　１　空気調和装置、２ａ　室内機、２ｂ　室内機、３　室外機、３０　筐体、３０ａ　側面カバー、３１　圧縮機、３２　流路切替装置、３３　室外熱交換器、３４　膨張弁、３５　室外送風機、３６　コンジットプレート、３６１　端子台カバー、３６１ａ　開口部、３６２　外郭カバー、３６３　ケーブル接続カバー、３６３ａ　取付穴、３７　端子台、３８　コンジットケーブル、３８１　電線、３８２　コンジット、３９　空間、４ａ　冷媒配管、４ｂ　冷媒配管、５　リモコン、６　制御部、７　配線、８　管理装置、９　冷媒配管接続バルブ、１０　冷媒回路、１３　制御部、２１　室内熱交換器、２２　送風機、Ｅ　室内、Ｒ　天井面。

Claims (4)

1. 　複数の室内機を接続する空気調和装置の室外機であって、
   　前記室外機の外郭を構成する筐体と、
   　前記筐体の側面に配置された端子台と、
   　前記端子台に取り付けられるコンジットプレートと、を備え、
   　前記コンジットプレートは、
   　前記端子台を覆うように前記筐体に取り付けられ、下方が開口して形成された端子台カバーと、
   　前記端子台カバーの前記開口を覆うように当該端子台カバーに取り付けられる側面が開口した外郭カバーと、
   　前記外郭カバーの前記側面に取り付けられ、前記端子台に接続されるコンジットケーブル接続用の複数の取付穴が形成されたケーブル接続カバーと、
   を有する、空気調和装置の室外機。
2. 　前記ケーブル接続カバーは、
   　前記複数の取付穴のうちの少なくとも１つの高さ方向の位置が、前記端子台の下端の位置よりも上方に位置する、請求項１に記載の空気調和装置の室外機。
3. 　前記端子台カバーの下端部における高さ方向の位置と、前記外郭カバーの下端部における高さ方向の位置と、の間に、前記端子台カバー、前記外郭カバー、および、前記筐体の側面によって囲まれた空間が形成されており、
   　前記端子台に接続されるコンジットケーブルの電線の一部が前記空間内に位置する、請求項１または２に記載の空気調和装置の室外機。
4. 　前記筐体の側面における前記端子台の下方に冷媒配管接続バルブが設けられており、
   　前記外郭カバーの下端部が、前記冷媒配管接続バルブの周囲に位置する、請求項１～３のいずれか一項に記載の空気調和装置の室外機。

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