JP7224243B2 - フランジ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、切削ブレードを装着するフランジ機構に関する。
スピンドルに装着するフランジ部に吸引源と連通する連通路を備え、フランジ部と、切削ブレードの基台、または、切削ブレードを押さえる押さえフランジとの間の空間に負圧を発生させ、切削ブレードをスピンドルに装着する技術が知られている(特許文献1、2及び3参照)。
特開2018-075688号公報 特開2018-144168号公報 特開2015-023222号公報
切削ブレードを吸引固定する場合、吸引固定する連通路にゴミが入り込むという問題があった。連通路が汚れると正常に吸引できず、加工中に切削ブレードが外れて被加工物が破損してしまうなどの懸念がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸引固定する連通路の汚れを従来よりもさらに低減することができるフランジ機構を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のフランジ機構は、中心部に装着穴を備え外周部に切れ刃を有する切削ブレードを回転軸となるスピンドルに装着するフランジ機構であって、前方側が該切削ブレードの該装着穴に挿通され、後方側に該スピンドルが固定される円柱状のボス部と、該ボス部の該後方側から径方向に延出し、前面に該切削ブレードが当接する支持面を備えたフランジ部と、を有し、該支持面は、該切削ブレードを吸引固定する吸引孔と、該吸引孔と吸引源とを連通させる連通路と、を備え、該連通路は、該連通路の清掃用の流体を供給する流体供給源とも連通し、該流体供給源と、該吸引源との接続を切り替える切替弁を備えることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のフランジ機構は、中心部に装着穴を備える円盤状の切削ブレードを回転軸となるスピンドルに装着するフランジ機構であって、前方側が該切削ブレードの該装着穴に挿通され、後方側に該スピンドルが固定される円柱状のボス部と、該ボス部の該後方側から径方向に延出し、前面に該切削ブレードが当接する支持面を備えた固定フランジ部と、該ボス部に装着される凹部または穴を備え、該固定フランジ部との間に該切削ブレードを挟持する押さえフランジ部と、を有し、該支持面は、該押さえフランジ部を吸引固定する吸引孔と、該吸引孔と吸引源とを連通させる連通路と、を備え、該連通路は、該連通路の清掃用の流体を供給する流体供給源とも連通し、該流体供給源と、該吸引源との接続を切り替える切替弁を備えることを特徴とする。
本願発明は、吸引固定する連通路の汚れを従来よりもさらに低減することができる。
図1は、実施形態1に係るフランジ機構を備える切削装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、実施形態1に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態1に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す断面図である。 図4は、実施形態2に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態2に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す断面図である。 図6は、実施形態3に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す分解斜視図である。 図7は、実施形態3に係るフランジ機構を備える切削ユニットの構成例を示す断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るフランジ機構1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るフランジ機構1を備える切削装置100の構成例を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係るフランジ機構1を備える切削ユニット120の構成例を示す分解斜視図である。図3は、実施形態1に係るフランジ機構1を備える切削ユニット120の構成例を示す断面図である。
実施形態1に係るフランジ機構1は、図1に示す切削装置100を構成する。切削装置100は、被加工物200を切削する装置である。実施形態1において、切削装置100が切削する被加工物200は、例えば、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハなどのウェーハである。被加工物200は、平坦な表面201の格子状に形成される複数の分割予定ライン202によって区画された領域にデバイス203が形成されている。被加工物200は、表面201の裏側の裏面204に粘着テープ210が貼着され、粘着テープ210の外縁部に環状フレーム211が装着されている。また、本発明では、被加工物200は、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックス板、又はガラス板等でも良い。
切削装置100は、図1に示すように、被加工物200を保持面111で吸引保持するとともに回転駆動源により軸心回りに回転可能なチャックテーブル110と、チャックテーブル110に保持された被加工物200を切削加工する切削ユニット120と、チャックテーブル110をX軸方向に移動させる図示しないX軸移動ユニットと、切削ユニット120をY軸方向に移動させるY軸移動ユニット130と、切削ユニット120をZ軸方向に移動させるZ軸移動ユニット140とを備える。また、切削装置100は、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット150と、切削前後の被加工物200を収容するカセット160と、被加工物200をカセット160とチャックテーブル110と洗浄ユニット150との間で搬送する図示しない搬送ユニットと、各構成要素を制御するコンピュータである制御ユニット170とを備える。
切削装置100は、搬送ユニットがカセット160内から被加工物200を1枚取り出してチャックテーブル110の保持面111に載置する。切削装置100は、チャックテーブル110の保持面111に被加工物200を吸引保持して、切削ユニット120から被加工物200に切削水を供給しながら、X軸移動ユニット、回転駆動源、Y軸移動ユニット130及びZ軸移動ユニット140によりチャックテーブル110と切削ユニット120とを分割予定ライン202に沿って相対的に移動させて、切削ユニット120で被加工物200の分割予定ライン202を切削する。切削装置100は、被加工物200の全ての分割予定ライン202を切削すると、被加工物200を洗浄ユニット150で洗浄した後にカセット160内に収容する。
切削装置100の切削ユニット120は、図2に示すように、筒状に形成されかつY軸移動ユニット130及びZ軸移動ユニット140によりY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング121と、スピンドルハウジング121内にY軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられたスピンドル122とを備える。また、切削ユニット120は、図1に示すように、スピンドル122の先端に固定される切削ブレード124と、ブレードカバー125と、切削ブレード124をスピンドル122の方向に吸引する吸引源18(図3参照)と接続する図2及び図3に示すロータリージョイント10と、ロータリージョイント10からの吸引力により切削ブレード124をスピンドル122の先端に吸引固定するフランジ機構1と、を備える。
スピンドル122は、スピンドルハウジング121に回転可能に支持されている。スピンドル122の先端は、スピンドルハウジング121の一端部から外部に突出している。スピンドル122の基端部には、スピンドル122を回転させるための不図示のモータが連結されている。スピンドル122の先端は、図2に示すように、先端に向かうにしたがって徐々に外径が縮小するようにテーパ状に形成されている。スピンドル122は、先端を露出させた状態でスピンドルハウジング121内に軸心回りに回転自在に収容されている。
切削ブレード124は、フランジ機構1を介してスピンドル122の先端に固定されて、回転軸となるスピンドル122により回転されることで被加工物200を切削する。切削ブレード124は、実施形態1では所謂ハブブレードであり、図2に示すように、アルミニウム合金などの金属から構成されかつ装着穴124-3を有し環状に形成された円盤状の基台124-1と、基台124-1の外周縁に設けられ、基台124-1の外周から突出する環状の切れ刃124-2とを有している。
装着穴124-3は、切削ブレード124をフランジ機構1に固定するための孔である。切れ刃124-2は、ダイヤモンドやCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒と、金属や樹脂等のボンド材(結合材)とからなり所定厚みに形成されている。切れ刃124-2は、図3に示すように、基台124-1の平坦な一方の側面の外周縁に固定されて、基台124-1の外縁より外周方向に突出している。
ブレードカバー125は、図1に示すように、スピンドルハウジング121に固定され、切削ブレード124の上方及びX軸方向の少なくとも一方側を覆って、下端に装着された切削水ノズルにより、切削加工中に加工液である切削水を切削ブレード124及び被加工物200に供給するものである。
ロータリージョイント10は、図2及び図3に示すように、円筒状ボス部11と、円筒状ボス部11の外周に一体的に形成されたフランジ部12と、円筒状ボス部11の内側に形成された収容穴13と、一端が収容穴13に連通して設けられたパイプ14と、フランジ部12に形成された複数の取り付け穴15と、を備える。
ロータリージョイント10は、複数のネジをそれぞれの取り付け穴15に挿入して、スピンドルハウジング121の先端側の端部121-1にそれぞれの取り付け穴15と対応する位置に形成されたそれぞれのねじ穴121-2に螺合して締め付けることにより、スピンドルハウジング121の先端側の端部121-1に固定される。
収容穴13は、図3に示すように、内径が後述するフランジ機構1の円筒部4の外径とほぼ同じであり、円筒部4の外周4-1がY軸周りに回転可能に隙間なく嵌め合わせされる。収容穴13におけるパイプ14の一端との連通孔は、円筒部4の外周4-1のY軸周りの回転移動に伴い、所定の回転角において、後述する円筒部4の吸引穴4-2と連通する。
パイプ14は、図3に示すように、他端が、切替弁17を介して吸引源18及び流体供給源19に選択的に接続されている。切替弁17は、図1に示す制御ユニット170と情報通信可能に電気的に接続されており、制御ユニット170によりパイプ14の接続先を吸引源18と流体供給源19との間で切り替える動作が制御される。
吸引源18は、後述する連通路6の内部の気体を吸引することで、切削ブレード124を吸引固定する。流体供給源19は、連通路6の内部に、連通路6の清掃用の流体を供給することで、連通路6の汚れを除去する。
フランジ機構1は、図2及び図3に示すように、前後方向であるY軸方向に伸長する円柱状のボス部2と、ボス部2の後方側である+Y方向側からボス部2の径方向外向きに延出して一体的に形成された円板状のフランジ部3と、フランジ部3の後方側に突出して一体的に形成された円筒部4と、を備える。フランジ機構1は、ボス部2と、フランジ部3と、円筒部4とが、それぞれの中心軸が互いに重なり、Y軸方向を向いて配されている。
フランジ機構1は、内側に装着穴5が形成されている。装着穴5は、基端側が、先端に向かうにしたがって徐々に内径が縮小するようにテーパ状に形成されており、スピンドル122の先端の外周に隙間なく嵌め合わせされる。フランジ機構1は、ワッシャー128を介してねじ129を装着穴5に挿入して、スピンドル122の先端に形成されたねじ穴122-1に螺合して締め付けることにより、スピンドル122の先端に固定される。
ボス部2は、切削ブレード124の基台124-1が装着される。ボス部2は、具体的には、図2及び図3に示すように、切削ブレード124の基台124-1の装着穴124-3に挿入されて、外周側で、切削ブレード124の基台124-1を装着穴124-3の内周側から支持する。
円筒部4は、図2及び図3に示すように、外周4-1と、外周4-1に設けられ、円周方向において所定の間隔に離間して配列された複数の吸引穴4-2と、を有する。円筒部4は、収容穴13に対してY軸周りに回転可能に隙間なく嵌め合わせされる。
フランジ部3は、前方側に向いた面の径方向外側に形成された環状の支持面3-1と、前方側に向いた面の径方向内側に、ボス部2の外周を囲繞して形成された環状凹部3-2と、を有する。支持面3-1は、図3に示すように、切削ブレード124の基台124-1の裏面側(後方側)である+Y方向の面側が当接し、当接した当該面側を支持する。
環状凹部3-2は、図3に示すように、支持面3-1よりも+Y方向に凹んで形成されている。環状凹部3-2には、図2及び図3に示すように、吸引孔3-3が形成されている。吸引孔3-3は、図3に示すように、フランジ機構1のフランジ部3及び円筒部4の内部に形成された連通路6、円筒部4の吸引穴4-2、ロータリージョイント10のパイプ14及び、切替弁17を介して、吸引源18及び流体供給源19と互いに切り替え可能に連通している。
吸引孔3-3は、吸引源18と連通している際には、ロータリージョイント10からの吸引力により、切削ブレード124の基台124-1の裏面側を支持面3-1に向けて吸引することで、切削ブレード124を吸引固定する。吸引孔3-3は、流体供給源19と連通している際には、ロータリージョイント10から清掃用の流体が供給されることにより、連通路6とともに、環状凹部3-2及び切削ブレード124の基台124-1の裏面側の汚れを除去して、洗浄することができる。
フランジ機構1と、ロータリージョイント10と、切替弁17と、吸引源18と、流体供給源19とは、実施形態1に係るフランジシステム20を構成する。フランジシステム20は、フランジ機構1におけるフランジ部3の吸引孔3-3及び連通路6と吸引源18とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、フランジ部3の支持面3-1で切削ブレード124の基台124-1の裏面側を吸引固定する吸引固定モードになる。フランジシステム20は、フランジ機構1におけるフランジ部3の吸引孔3-3及び連通路6と流体供給源19とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、連通路6の汚れを除去して洗浄する洗浄モードになる。フランジシステム20は、切替弁17を切り替えることで、吸引固定モードと洗浄モードとを切り替える。尚、洗浄モードは切削ブレード124を取り外した状態で行う。
なお、フランジシステム20は、本実施形態ではロータリージョイント10を含んで構成されているが、本発明はこれに限定されず、ロータリージョイント10に代わるその他の構成で連通路6と切替弁17とを接続、連通してもよい。
吸引孔3-3は、本実施形態では、環状凹部3-2に形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、支持面3-1と環状凹部3-2との間の段差領域またはボス部2の外周で環状凹部3-2に開口する位置に形成されていてもよい。
実施形態1に係るフランジ機構1は、以上のような構成を有するので、切替弁17を切り替えることで、吸引孔3-3及び連通路6が吸引源18と連通する吸引固定モードと、吸引孔3-3及び連通路6が流体供給源19と連通する洗浄モードと切り替えることができる。このため、実施形態1に係るフランジ機構1は、吸引固定する連通路6を洗浄することにより、吸引固定する連通路6の汚れを従来よりもさらに低減することができるという作用効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2に係るフランジ機構1-2を図面に基づいて説明する。図4は、実施形態2に係るフランジ機構1-2を備える切削ユニット220の構成例を示す分解斜視図である。図5は、実施形態2に係るフランジ機構1-2を備える切削ユニット220の構成例を示す断面図である。なお、図4及び図5は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る切削ユニット220は、図4に示すように、実施形態1とほぼ同様にY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング221と、スピンドルハウジング221内にY軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられたスピンドル222とを備える。また、実施形態2に係る切削ユニット220は、図4に示すように、スピンドル222の先端に固定される切削ブレード224と、実施形態1と同様のブレードカバー125と、切削ブレード224をスピンドル222の方向に吸引する吸引源18と接続するロータリージョイント10と、ロータリージョイント10からの吸引力により切削ブレード224をスピンドル222の先端に吸引固定する実施形態2に係るフランジ機構1-2と、を備える。
実施形態2に係るスピンドルハウジング221及びスピンドル222は、実施形態1に係るスピンドルハウジング121及びスピンドル122において、装着される対象が実施形態2に係るフランジ機構1-2及び切削ブレード224に変更されることに応じて、形状などに変更が加えられたものであり、基本的な構成は概ね実施形態1と同様である。
切削ブレード224は、フランジ機構1-2を介してスピンドル222の先端に固定されて、回転軸となるスピンドル222により回転されることで被加工物200を切削する。切削ブレード224は、実施形態2では所謂ハブレスブレードであり、図4に示すように、円盤状(円環状)であり、中央に切削ブレード224をフランジ機構1-2に固定するための孔である装着穴224-1を有している。切削ブレード224は、実施形態1に係る切削ブレード124の切れ刃124-2と同様の材料で同様の所定厚みに形成されている。
ロータリージョイント10は、実施形態2では、実施形態1と同様の方法で、スピンドルハウジング221の先端側の端部221-1に固定される。ロータリージョイント10の収容穴13は、実施形態2では、図5に示すように、内径が後述するフランジ機構1-2の円筒部34の外径とほぼ同じであり、円筒部34の外周がY軸周りに回転可能に隙間なく嵌め合わせされる。収容穴13におけるパイプ14の一端との連通孔は、円筒部34の外周のY軸周りの回転移動に伴い、所定の回転角において、後述する円筒部34の環状溝34-1を介して吸引穴34-2と連通する。
実施形態2に係るフランジ機構1-2は、図4及び図5に示すように、マウンタ30と、押さえフランジ部40を、を備える。マウンタ30は、前後方向であるY軸方向に伸長する円柱状のボス部32と、ボス部32の後方側である+Y方向側からボス部32の径方向外向きに延出して一体的に形成された円板状の固定フランジ部33と、固定フランジ部33の後方側に突出して一体的に形成された円筒部34と、を備える。マウンタ30は、ボス部32と、固定フランジ部33と、円筒部34とが、それぞれの中心軸が互いに重なり、Y軸方向を向いて配されている。
マウンタ30は、内側に装着穴35が形成されている。装着穴35は、基端側が、先端に向かうにしたがって徐々に内径が縮小するようにテーパ状に形成されており、スピンドル222の先端の外周に隙間なく嵌め合わせされる。マウンタ30は、スピンドル222の先端を装着穴35に挿入して、前方である-Y方向側から内周にねじ溝が形成された締付ナット229を、スピンドル222の先端に形成されたねじ溝222-1に螺合して締め付けることにより、スピンドル222の先端に固定される。
ボス部32は、図4及び図5に示すように、後述する押さえフランジ部40の装着穴41に挿入されて、外周側で、押さえフランジ部40を装着穴41の内周側から支持する。
円筒部34は、図4及び図5に示すように、外周に設けられた環状溝34-1と、環状溝34-1に設けられ、円周方向において所定の間隔に離間して配列された複数の吸引穴34-2と、を有する。円筒部34は、収容穴13に対してY軸周りに回転可能に隙間なく嵌め合わせされる。尚、環状溝34-1を備えず、吸引穴34-2のみが形成されていてもよい。
固定フランジ部33は、前方側に向いた面の径方向外側に形成された環状の支持面33-1と、前方側に向いた面の径方向内側に、ボス部32の外周を囲繞して形成された環状凹部33-2と、を有する。環状凹部33-2は、図5に示すように、支持面33-1よりも+Y方向に凹んで形成されている。
押さえフランジ部40は、マウンタ30のボス部32に配された切削ブレード224に前方側からかぶせてボス部32に装着することで、切削ブレード224を押さえる部材である。
押さえフランジ部40は、具体的には、図4及び図5に示すように、内側に装着穴41が形成されている。装着穴41は、マウンタ30のボス部32の外周に隙間なく嵌め合わせされる。押さえフランジ部40は、マウンタ30のボス部32を装着穴41に挿入して、ロータリージョイント10からの吸引力により後方側である-Y方向側に向けて吸引されることで、マウンタ30のボス部32に装着及び固定される。
押さえフランジ部40は、図5に示すように、裏面側(後方側)である-Y方向側の面の中央に形成された嵌合凸部43と、嵌合凸部43の径方向外側に形成された環状の第1支持面42と、嵌合凸部43の外周で切削ブレードの内径に接触する環状の第2支持面44と、を有する。押さえフランジ部40の嵌合凸部43は、マウンタ30の固定フランジ部33における支持面33-1と環状凹部33-2との間に形成された段差部分に、嵌め合わせされる。嵌合凸部43が支持面33-1と環状凹部33-2との間の段差部分に嵌め合わせされる。
実施形態2に係るフランジ機構1-2は、マウンタ30のボス部32及び押さえフランジ部40の装着穴41をこの順序で切削ブレード224の装着穴224-1に挿入し、嵌合凸部43を支持面33-1と環状凹部33-2との間の段差部分に嵌め合わせることで、切削ブレード224を支持面33-1と第1支持面42との間で挟持する。
環状凹部33-2には、図4及び図5に示すように、吸引孔33-3が形成されている。吸引孔33-3は、図5に示すように、フランジ機構1-2の固定フランジ部33及び円筒部34の内部に形成された連通路36、円筒部34の環状溝34-1及び吸引穴34-2、ロータリージョイント10のパイプ14及び、切替弁17を介して、吸引源18及び流体供給源19と互いに切り替え可能に連通している。
吸引孔33-3は、切削ブレード224を支持面33-1と第1支持面42との間で挟持した状態で、吸引源18と連通している際には、ロータリージョイント10からの吸引力により、押さえフランジ部40の裏面側の第2支持面44を環状凹部33-2に向けて吸引することで、押さえフランジ部40の第1支持面42を介して切削ブレード224の裏面側を支持面33-1に向けて押圧して、切削ブレード224を間接的に吸引固定する。吸引孔33-3は、流体供給源19と連通している際には、ロータリージョイント10から清掃用の流体が供給されることにより、連通路36とともに、環状凹部33-2の汚れを除去して、洗浄することができる。
フランジ機構1-2と、ロータリージョイント10と、切替弁17と、吸引源18と、流体供給源19とは、実施形態2に係るフランジシステム50を構成する。フランジシステム50は、フランジ機構1-2における固定フランジ部33の吸引孔33-3及び連通路36と吸引源18とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、固定フランジ部33の支持面33-1で切削ブレード224の裏面側を吸引固定する吸引固定モードになる。フランジシステム50は、フランジ機構1-2における固定フランジ部33の吸引孔33-3及び連通路36と流体供給源19とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、連通路36の汚れを除去して洗浄する洗浄モードになる。フランジシステム50は、切替弁17を切り替えることで、吸引固定モードと洗浄モードとを切り替える。尚、洗浄モードは切削ブレード224を取り外した状態で行う。
なお、フランジシステム50は、本実施形態ではロータリージョイント10を含んで構成されているが、本発明はこれに限定されず、ロータリージョイント10に代わるその他の構成で連通路36と切替弁17とを接続、連通してもよい。
吸引孔33-3は、本実施形態では、環状凹部33-2に形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、支持面33-1と環状凹部33-2との間の段差領域に形成されていてもよい。
実施形態2に係るフランジ機構1-2は、以上のような構成を有するので、切替弁17を切り替えることで、吸引孔33-3及び連通路36が吸引源18と連通する吸引固定モードと、吸引孔33-3及び連通路36が流体供給源19と連通する洗浄モードと切り替えることができる。このため、実施形態2に係るフランジ機構1-2は、実施形態1に係るフランジ機構1と同様に、吸引固定する連通路36を洗浄することにより、吸引固定する連通路36の汚れを従来よりもさらに低減することができるという作用効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3に係るフランジ機構1-3を図面に基づいて説明する。図6は、実施形態3に係るフランジ機構1-3を備える切削ユニット320の構成例を示す分解斜視図である。図7は、実施形態3に係るフランジ機構1-3を備える切削ユニット320の構成例を示す断面図である。なお、図6及び図7は、実施形態1及び実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態3に係る切削ユニット320は、図6に示すように、実施形態1及び実施形態2とほぼ同様にY軸方向及びZ軸方向に移動自在に設けられたスピンドルハウジング321と、スピンドルハウジング321内にY軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられたスピンドル322とを備える。また、実施形態3に係る切削ユニット320は、図6に示すように、スピンドル322の先端に固定される切削ブレード324と、実施形態1と同様のブレードカバー125と、切削ブレード324をスピンドル322の方向に吸引する吸引源18と接続するロータリージョイント10と、ロータリージョイント10からの吸引力により切削ブレード324をスピンドル322の先端に吸引固定する実施形態3に係るフランジ機構1-3と、を備える。
実施形態2に係るスピンドルハウジング321及びスピンドル322は、実施形態1に係るスピンドルハウジング121及びスピンドル122において、装着される対象が実施形態3に係るフランジ機構1-3及び切削ブレード324に変更されることに応じて、形状などに変更が加えられたものであり、基本的な構成は概ね実施形態1と同様である。
切削ブレード324は、フランジ機構1-3を介してスピンドル322の先端に固定されて、回転軸となるスピンドル322により回転されることで被加工物200を切削する。切削ブレード324は、実施形態2に係る切削ブレード224と同様の所謂ハブレスブレードであり、装着穴324-1を有している。
ロータリージョイント10は、実施形態3では、実施形態1及び実施形態2と同様の方法で、スピンドルハウジング321の先端側の端部321-1に固定される。ロータリージョイント10の収容穴13は、実施形態3では、図7に示すように、内径が後述するフランジ機構1-3の円筒部64の外径とほぼ同じであり、円筒部64の外周がY軸周りに回転可能に隙間なく嵌め合わせされる。収容穴13におけるパイプ14の一端との連通孔は、円筒部64の外周のY軸周りの回転移動に伴い、所定の回転角において、後述する円筒部64の環状溝64-1を介して吸引穴64-2と連通する。
実施形態3に係るフランジ機構1-3は、図6及び図7に示すように、マウンタ60と、押さえフランジ部70を、を備える。マウンタ60は、前後方向であるY軸方向に伸長する円柱状のボス部62と、ボス部62の後方側である+Y方向側からボス部32の径方向外向きに延出して一体的に形成された円板状の固定フランジ部63と、固定フランジ部63の後方側に突出して一体的に形成された円筒部64と、を備える。マウンタ30は、ボス部32と、固定フランジ部33と、円筒部34とが、それぞれの中心軸が互いに重なり、Y軸方向を向いて配されている。
マウンタ60は、内側に装着穴65が形成されている。装着穴65は、基端側が、先端に向かうにしたがって徐々に内径が縮小するようにテーパ状に形成されており、スピンドル322の先端の外周に隙間なく嵌め合わせされる。マウンタ60は、ワッシャー328を介してねじ329を装着穴65に挿入して、スピンドル322の先端に形成されたねじ穴322-1に螺合して締め付けることにより、スピンドル322の先端に固定される。
ボス部62は、図6及び図7に示すように、後述する押さえフランジ部70の円形凹部71-3に嵌め合わせされて、外周側で、押さえフランジ部70を円形凹部71-3の内周側から支持する。
円筒部64は、図6及び図7に示すように、実施形態2に係る環状溝34-1と同様の環状溝64-1と、実施形態2に係る複数の吸引穴34-2と同様の複数の吸引穴64-2と、を有する。尚、環状溝64-1は備えず、吸引穴64-2のみが形成されていてもよい。
固定フランジ部63は、図7に示す環状の支持面63-1と、環状凹溝63-2と、環状凸部63-3と、を有する。支持面63-1は、固定フランジ部63の前方側に向いた面の径方向外側に環状に形成されている。環状凸部63-3は、固定フランジ部63の前方側に向いた面の径方向内側に、ボス部62の外周を囲繞して形成されている。環状凹溝63-2は、支持面63-1と環状凸部63-3との間の領域に渡って形成されている。
環状凹溝63-2は、図7に示すように、支持面63-1よりも+Y方向に凹んで形成されている。環状凸部63-3は、支持面63-1よりも-Y方向に突出して形成されている。
押さえフランジ部70は、マウンタ60のボス部62に配された切削ブレード324に前方側からかぶせてボス部62に装着することで、切削ブレード324を押さえる部材である。
押さえフランジ部70は、具体的には、図6及び図7に示すように、フランジ部71と、キャップ部72と、を備える。フランジ部71は、円板状に形成されており、外径が固定フランジ部63と同様の大きさに形成されている。キャップ部72は、フランジ部71の中央に形成された実施形態2に係る装着穴41と同様の装着穴を前方側から覆うように、円板状に形成されている。
押さえフランジ部70は、図7に示すように、支持面71-1と、端面71-2と、円形凹部71-3と、を有する。支持面71-1は、フランジ部71の裏面側(後方側)である-Y方向側の面の径方向外側に環状に形成されている。端面71-2は、フランジ部71の裏面側の面の支持面71-1よりも径方向内側に環状に形成されている。円形凹部71-3は、フランジ部71の装着穴の内周面とキャップ部72の裏面側の面により円筒状に形成されている。支持面71-1は、端面71-2よりも+Y方向に突出して形成されている。円形凹部71-3は、端面71-2よりも-Y方向に凹んで形成されている。
押さえフランジ部70の円形凹部71-3は、マウンタ60のボス部62の外周に隙間なく嵌め合わせされる。押さえフランジ部70は、マウンタ60のボス部62を円形凹部71-3に嵌め合わせして、ロータリージョイント10からの吸引力により後方側である-Y方向側に向けて吸引されることで、マウンタ60のボス部62に装着及び固定される。
押さえフランジ部70がマウンタ60のボス部62に装着及び固定されることにより、支持面63-1と支持面71-1とがY軸方向に対向し、環状凹溝63-2及び環状凸部63-3と端面71-2とがY軸方向に対向する。
実施形態3に係るフランジ機構1-3は、切削ブレード324の装着穴324-1にマウンタ60の環状凸部63-3の外周面に嵌め合わせし、切削ブレード324の前方側から押さえフランジ部70をマウンタ60のボス部62に装着及び固定することで、切削ブレード324を支持面63-1と支持面71-1との間で挟持する。
環状凸部63-3には、図6及び図7に示すように、吸引孔63-4が形成されている。吸引孔63-4は、図7に示すように、フランジ機構1-3の固定フランジ部63及び円筒部64の内部に形成された連通路66、円筒部64の環状溝64-1及び吸引穴64-2、ロータリージョイント10のパイプ14及び、切替弁17を介して、吸引源18及び流体供給源19と互いに切り替え可能に連通している。
吸引孔63-4は、切削ブレード324を支持面63-1と支持面71-1との間で挟持した状態で、吸引源18と連通している際には、ロータリージョイント10からの吸引力により、押さえフランジ部70の裏面側の端面71-2を環状凸部63-3に向けて吸引することで、押さえフランジ部70の支持面71-1を介して切削ブレード324の裏面側を支持面63-1に向けて押圧して、切削ブレード324を間接的に吸引固定する。吸引孔63-4は、流体供給源19と連通している際には、ロータリージョイント10から清掃用の流体が供給されることにより、連通路66とともに、環状凸部63-3の汚れを除去して、洗浄することができる。
フランジ機構1-3と、ロータリージョイント10と、切替弁17と、吸引源18と、流体供給源19とは、実施形態3に係るフランジシステム80を構成する。フランジシステム80は、フランジ機構1-3における固定フランジ部63の吸引孔63-4及び連通路66と吸引源18とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、固定フランジ部63の支持面63-1で切削ブレード324の裏面側を吸引固定する吸引固定モードになる。フランジシステム80は、フランジ機構1-3における固定フランジ部63の吸引孔63-4及び連通路66と流体供給源19とをロータリージョイント10及び切替弁17を介して連通することで、連通路66の汚れを除去して洗浄する洗浄モードになる。フランジシステム80は、切替弁17を切り替えることで、吸引固定モードと洗浄モードとを切り替える。尚、洗浄モードは切削ブレード324を取り外した状態で行う。
なお、フランジシステム80は、本実施形態ではロータリージョイント10を含んで構成されているが、本発明はこれに限定されず、ロータリージョイント10に代わるその他の構成で連通路66と切替弁17とを接続、連通してもよい。
吸引孔63-4は、本実施形態では、環状凸部63-3に形成されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、ボス部62の外周で吸引孔63-4と連通する位置に形成されていてもよい。
実施形態3に係るフランジ機構1-3は、以上のような構成を有するので、切替弁17を切り替えることで、吸引孔63-4及び連通路66が吸引源18と連通する吸引固定モードと、吸引孔63-4及び連通路66が流体供給源19と連通する洗浄モードと切り替えることができる。このため、実施形態3に係るフランジ機構1-3は、実施形態1に係るフランジ機構1及び実施形態2に係るフランジ機構1-2と同様に、吸引固定する連通路66を洗浄することにより、吸引固定する連通路66の汚れを従来よりもさらに低減することができるという作用効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1,1-2,1-3 フランジ機構
2,32,62 ボス部
3 フランジ部
3-1,33-1,63-1 支持面
3-2,33-2 環状凹部
3-3,33-3,63-4 吸引孔
6,36,66 連通路
17 切替弁
18 吸引源
19 流体供給源
20,50,80 フランジシステム
33,63 固定フランジ部
40,70 押さえフランジ部
41 装着穴
63-2 環状凹溝
63-3 環状凸部
71-3 円形凹部
100 切削装置
120,220 切削ユニット
121,221 スピンドルハウジング
122,222 スピンドル
124,224 切削ブレード
124-1 基台
124-2 切れ刃
124-3,224-1 装着穴

Claims (2)

  1. 中心部に装着穴を備え外周部に切れ刃を有する切削ブレードを回転軸となるスピンドルに装着するフランジ機構であって、
    前方側が該切削ブレードの該装着穴に挿通され、後方側に該スピンドルが固定される円柱状のボス部と、
    該ボス部の該後方側から径方向に延出し、前面に該切削ブレードが当接する支持面を備えたフランジ部と、を有し、
    該支持面は、該切削ブレードを吸引固定する吸引孔と、該吸引孔と吸引源とを連通させる連通路と、を備え、
    該連通路は、該連通路の清掃用の流体を供給する流体供給源とも連通し、該流体供給源と、該吸引源との接続を切り替える切替弁を備えることを特徴とする、フランジ機構。
  2. 中心部に装着穴を備える円盤状の切削ブレードを回転軸となるスピンドルに装着するフランジ機構であって、
    前方側が該切削ブレードの該装着穴に挿通され、後方側に該スピンドルが固定される円柱状のボス部と、
    該ボス部の該後方側から径方向に延出し、前面に該切削ブレードが当接する支持面を備えた固定フランジ部と、
    該ボス部に装着される凹部または穴を備え、該固定フランジ部との間に該切削ブレードを挟持する押さえフランジ部と、を有し、
    該支持面は、該押さえフランジ部を吸引固定する吸引孔と、該吸引孔と吸引源とを連通させる連通路と、を備え、
    該連通路は、該連通路の清掃用の流体を供給する流体供給源とも連通し、該流体供給源と、該吸引源との接続を切り替える切替弁を備えることを特徴とする、フランジ機構。
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