JP7224177B2 - 壁板材の連結構造及びその連結構造に用いられる壁板材 - Google Patents

壁板材の連結構造及びその連結構造に用いられる壁板材 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の外壁面における互いに隣接する壁板材の連結構造、及びその連結構造に用いられる壁板材に関するものである。
従来から建物の外壁面を構成するものとして壁板材が広く用いられている。
この種の壁板材としては、例えば、特許文献1に示すものがある。前記特許文献1に記載の壁板材は、表裏面を有する長方形の板状に形成されていて、その短手方向の一端部に雄型嵌合部が設けられると共に他端部に雌型嵌合部が設けられており、互いに隣接する壁板材の前記雄型嵌合部と雌型嵌合部とを相互に嵌合することで、前記壁板材同士が連結され、建物の壁下地に沿って外壁面が施工される。
図6は、前記のような雄型嵌合部と雌型嵌合部とを有する壁板材同士の連結構造を示す拡大図である。
図6に示す壁板材30は、その表面32に、長手方向に延びる凸模様34及び凹模様33が前記短手方向に交互に設けられている。また、前記壁板材30の雄型嵌合部31は、前記凹模様33の底面33aと同形状をした凹模様形成面35と、この凹模様形成面35から壁板材30の裏面36側に向けて傾斜して延びる段差面37と、前記段差面37から前記裏面36と平行に延びる肩面38と、前記肩面38に連なって前記短手方向に突設された凸部39とを有している。
一方、前記雌型嵌合部41は、前記凸模様34の頂面を形成する化粧面34aと、化粧面34aから前記裏面36側に向けて延びる先端面43と、先端面43に連なって前記短手方向に凹設された凹部44とを有している。
そして、前記壁板材30を用いて外壁面を施工する場合、壁板材30を前記短手方向に並べ、隣接する壁板材30,30における雄型嵌合部31の凸部39と雌型嵌合部41の凹部44とを嵌合させる。
このとき、前記段差面37に先端面43が当接し、また、前記肩面38と、凹部44の表内壁面44aとが当接すると共に、前記凸部39における前記裏面36側に配された側面39aと、前記凹部44における前記裏面36側に配された裏内壁面44bの開口部45とが当接する。それにより、前記先端面43と前記凹模様形成面35とで凹模様が形成され、隣合う壁板材30,30の連結部分における連続性(例えば、凹凸模様の連続性等)が確保されるようになっている。
しかしながら、このような壁板材の従来の連結構造においては、前記段差面37が傾斜面によって形成されているため、施工時に該先端面43が段差面37に沿って表面32側にずれ易い。そして、そのようなずれが生じてしまうと、隣合う壁板材同士の短手方向及び表裏方向における相互の位置決めを正確に行うことができないため、施工した壁板材の短手方向の働き幅に誤差が生じるばかりでなく、隣合う壁板材30の連結部分における連続性を確保することができなくなり、その結果、壁板材30を施工した壁面の美観が損なわれるという問題があった。
意匠登録第1275366号公報
本発明の課題は、隣合う壁板材同士の表裏方向及び短手方向における相互の位置決めを同時に正確に行うことが可能な壁板材の連結構造、及びその連結構造に用いる壁板材を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明によれば、表面としての第1面及び裏面としての第2面を有する長方形の板状に形成され、その短手方向の両端に第1端及び第2端を有しており、前記第1端部に雄型嵌合部が設けられ、前記第2端部に雌型嵌合部が設けられた壁板材の連結構造であって、前記壁板材の連結は、前記短手方向に隣接する壁板材同士の雄型嵌合部と雌型嵌合部とが相互に嵌合されることで行われており、前記雄型嵌合部は、前記第1面に形成された肩面と、前記肩面の前記第1端側に前記第2面と直角を成して連結された当接面と、前記当接面の第2面側に連結され、前記第1端側に突設された凸部とを有し、前記凸部は、第1面側の表側面と第2面側の裏側面とを有し、該凸部の裏側面における第2端側には、第2面側に向けて延びる延設面が連結され、前記雌型嵌合部は、前記第1面の表面を形成する化粧面と、前記化粧面の前記第2端側に連なって前記第2面側に延びる先端面と、前記先端面の第2面側に連って前記第1端側に延びる折返し面と、前記折返し面の前記第1端側に第2面と直角を成して連結された被当接面と、前記被当接面の第2面側に連結され、前記第1端側に向けて凹設された凹部とを有していて、前記凹部に前記凸部が嵌合されており、また、前記凹部は、前記第1面側に配された表内壁面、前記第2面側に配された裏内壁面、及びこれら表内壁面と裏内壁面とを連結する底壁面を有し、該凹部の裏内壁面における前記第2端側の開口端には、第2面側に向けて延びる突面が連なっており、前記当接面と被当接面とが当接されると同時に、前記肩面と折返し面とが当接され、且つ、前記凸部の裏側面と凹部の裏内壁面とが当接され、その一方で、前記延設面と突面とが非当接であると共に、前記凸部の先端と凹部の底壁面とが非当接であり、それにより、互いに隣接する壁板材同士が、それらの表裏方向及び短手方向において、相互に位置決めされていることを特徴とする壁板材の連結構造が提供される。
本発明に係る前記壁板材の連結構造においては、前記当接面及び被当接面の表裏方向の長さは、表裏方向における前記化粧面と折返し面との間の長さよりも長くても良く、好ましくは、前記壁板材の表裏方向における最大厚さの5パーセント以上である。
また、前記折返し面の短手方向長さは、前記化粧面と折返し面との間の長さの1倍-5倍の範囲内であってもよい。
前記第2面は、建物の壁下地に当接された平らな下地当接面を有し、前記折返し面及び肩面が、この下地当接面と平行であってもよい。
また、前記凹部の表内壁面及び裏内壁面は、前記第2面の下地当接面と平行に延びており、前記凸部は、前記表側面及び裏側面が該凸部の先端に向かうに従い互いに近づくように先細り形状に形成されていて、前記凸部の裏側面の基端部と前記凹部の裏内壁面とが相互に当接していてもよい。
前記雄型嵌合部の肩面、及び、前記雌型嵌合部の折返し面は互いに平行に延びる平面で構成されていて、これら肩面と折返し面とが当接されていてもよい。
前記当接面から前記凸部の先端までの長さは、前記被当接面から前記凹部の底壁面までの長さよりも短く、前記凸部の先端が、凹部の底壁面に非接触であっても良い。
また、前記第1面に、長手方向に延びる凸模様と凹模様とが前記短手方向に交互に形成されていることでも良い。
さらに、本発明によれば、前記壁板材の連結構造に用いられる前記壁板材が提供される。
本発明によれば、雄型嵌合部の当接面及び雌型嵌合部の被当接面が共に壁板材の裏面と直角を成していて、互いに隣接する壁板材同士の雄型嵌合部と雌型嵌合部とが相互に嵌合された状態で、当接面と被当接面とが当接されると同時に、雄型嵌合部における肩面及び凸部の裏側面が、雌型嵌合部における折返し面及び凹部の裏内壁面に対してそれぞれ当接されているため、隣合う壁板材同士の表裏方向及び短手方向における相互の位置決めを同時に正確に行うことができる。また、表裏方向において、前記当接面が被当接面に当接する部分を、前記肩面が折返し面に当接する部分と、前記凸部の裏側面が凹部の裏内壁面に当接する部分との間に配したため、表裏方向及び短手方向の双方に対して、より安定した位置決めを実現することができる。したがって、壁板材の短手方向に関して正確な働き幅を確保することができるばかりでなく、隣合う壁板材同士の連結部分における連続性(例えば、凹凸模様の連続性等)をも確保することができ、その結果、壁板材を施工した壁面の美観の向上を図ることができる。
本発明に係る壁板材を示す正面図である。 図1の側面図である。 前記壁板材の雄型嵌合部を示す拡大図である。 前記壁板材の雌型嵌合部を示す拡大図である。 本発明の壁板材の連結状態を示す拡大図である。 従来の壁板材の連結状態を示す拡大図である。
本発明に係る壁板材及びその壁板材の連結構造について、図1-図5を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、前記壁板材1は、短手方向及び長手方向とを有する長方形の板状に形成されていて、表面としての第1面2及び裏面としての第2面3を有し、前記短手方向の両端に第1端及び第2端を有している。そして、前記壁板材1の第1端部4に雄型嵌合部6が設けられ、第2端部5に雌型嵌合部7が設けられている。前記壁板材1の第1面2には、前記長手方向に延びる凸模様8と凹模様9とが前記短手方向に交互に形成されている。前記凸模様8は、平らな頂面を有している。また、前記凹模様9は、その底面9aの中央部が最も深く凹んだ略V字形の断面形状を有している。ただし、凸模様8の頂面及び凹模様9の底面の形状は、前記形態に必ずしも限定されるものではなく、壁板材1のデザインに応じて適宜の形状を採用することができる。
また、前記壁板材1は、第1面2、雄型嵌合部6及び雌型嵌合部7が薄い鋼板により一体成型されている。そして、前記第2面3は、例えば、防水処理や難燃処理が施されたシート状の裏面材から成り、短手方向長さの大部分が、建物の壁下地に固定される平らな下地当接面10として形成されている。前記第1面2と前記第2面3との間には、ポリウレタン等の合成発泡樹脂から成る芯材11が充填されている。なお、前記壁板材1は、その第1面2の短手方向に381mm程度の働き幅を有している。
図3に示すように、前記雄型嵌合部6は、前記第1面2において前記凹模様9の底面9aを形成する凹模様形成面12と、その凹模様形成面12の前記第1端側に連なって第1面2に沿うように直線状に延びる平面から成る肩面13と、その肩面13の前記第1端側に連結され、前記第2面3と直角を成して延びる平面から成る当接面14と、その当接面14の第2面3側に連結され、前記第1端側に突設された凸部15とを有している。前記肩面13は、前記凹模様形成面12に隣接する凸模様8の頂面よりも表裏方向において第2面3側に位置しており、且つ、前記第2面3を構成する下地当接面10と平行を成している。ここで、本実施形態においては、前記凹模様形成面12が他の凹模様9の底面9aと同形状に形成されているが、必ずしもその必要性はなく、壁板材1同士の連結部分において凹凸模様8,9の連続性を確保できる形状を有していれば良い。
前記凸部15は、前記第1面2側に配された表側面15aと、第2面3側に配された裏側面15bとを有しており、該凸部15は、これら表側面15aと裏側面15bとが先端に向かうに従って互いに近づくように先細り形状(楔形状)を成している。
さらに、前記雄型嵌合部6は、前記凸部15の裏側面15bにおける前記第2端側の基端に連結され、第2面3と直角を成して延びる延設面16と、その延設面16の第2面3側に連結されて折り返され、第2面3に沿うように前記第1端側に延びる固定片17とを有している。前記固定片17は、釘やねじ等の固定具を該固定片17に打ちこんで、前記壁板材1を建物の壁下地に固定するための部分であり、前記凸部15の先端よりもさらに第1端側に突出し、壁板材1の連結時、隣接する壁板材1の第2面3側に配されるように構成されている。また、前記固定片17の先端部17aは、第2端側に向けてU字状に折り返されている。
図4に示すように、前記雌型嵌合部7は、前記第1面2において凸模様8の頂面(即ち、第1面2の表面)を形成する化粧面8aと、前記化粧面8aの前記第2端側に連なって前記第2面3側に向けて延びる先端面18と、前記先端面18の第2面3側に連なって前記第1端側に向けて直線状に延びる平面から成る折返し面19と、前記折返し面19の前記第1端側に連結され、前記第2面3と直角を成して延びる平面から成る被当接面20と、前記被当接面20の第2面3側に連結され、前記第1端側に向けて凹設された凹部21とを有している。前記折返し面19と前記雄型嵌合部6の肩面13とは互いに平行を成している。
本実施形態において、前記雄型嵌合部6における当接面14の表裏方向長さL1、及び、雌型嵌合部7における被当接面20の表裏方向長さL2は、前記表裏方向における化粧面8aと折返し面19との間の距離L3よりも長く、好ましくは、前記壁板材1の表裏方向における最大厚さTmaxの5パーセント以上である。本実施形態において最大厚さTmaxとは、前記第1面2を構成する凸模様8の頂面と、前記第2面3を構成する下地当接面10との間の最大幅のことである。
また、前記折返し面19は、前記第2面3を構成する下地当接面10と平行を成して形成されている。この折返し面19は、後述する壁板材1の連結時において、雄型嵌合部6における前記肩面13に当接する部分であり、該折返し面19の短手方向長さL4が短すぎると、肩面13に対して安定的に当接させることができなくなってしまい、これとは逆に、折返し面19の短手方向長さL4を長くし過ぎると、前記化粧面8aと先端面18と折返し面19とで囲まれた部分の内部空間に前記芯材11を充填する際、該内部空間の隅々まで隙間なく充填するのが難くなってしまう。これを回避するため、前記折返し面19の短手方向長さL4は、前記化粧面8aと該折返し面19との間の長さL3の1倍-5倍の範囲内であると好ましく、2倍-3.5倍の範囲内であるとより好ましい。
前記凹部21は、前記第1面2側に配された表内壁面21aと、この表内壁面21aと対向配置された第2面3側の裏内壁面21bと、これら表内壁面21aと裏内壁面21bとを連結する底壁面21cとを有している。前記表内壁面21aと裏内壁面21bとは、前記第2面3を構成する下地当接面10と平行に延びており、前記底壁面21cは、前記第2面3と直角を成している。
さらに、前記雌型嵌合部7は、前記凹部21の裏内壁面21bにおける前記第2端側の開口端に連なって、前記第2面3側に向けて延びる突面22と、前記突面22の第2面3側に連なって折り返され、第2面3に沿うように前記第1端側に向けて延びる背面23とを有している。このとき、前記突面22は、第2端側に凸を成す曲面形状に形成されており、その先端が、前記短手方向において、前記被当接面20よりも少し前記第2端側に位置している。
建物の外壁において前記壁板材1を施工するにあたっては、図5に示すように、前記壁板材1を前記短手方向に複数並べて、前記短手方向に隣接する壁板材1,1のうち、一方の壁板材1における前記雄型嵌合部6の固定片17に固定具(図示略)を打ちこんで該壁板材1を壁下地に固定する。そして、その固定した一方の壁板材1における雄型嵌合部6の凸部15と、他方の壁板材1における雌型嵌合部7の凹部21とを嵌合させる。
前記嵌合状態では、雄型嵌合部6における前記第2面3と直角を成した平面から成る当接面14が、雌型嵌合部7における同じく前記第2面と直角を成した平面から成る被当接面20に対して面で当接すると同時に、雄型嵌合部6における平面から成る肩面13と雌型嵌合部7における平面から成る折返し面19とが面で当接され、前記凸部15の裏側面15bの基端部と前記凹部21の裏内壁面21bとが線状に当接されている。また、前記雄型嵌合部6の前記延設面16は、雌型嵌合部7の突面22よりも前記第2端側に配されていて、この突面22と非接触となっている。また、前記当接面14から前記凸部15の先端までの長さは、前記被当接面20から前記凹部21の底壁面21cまでの長さよりも短く形成されていて、前記凸部15の先端が前記凹部21の底壁面21cに非接触となっている。このように、前記壁板材1においては、該壁板材1の連結時、前記当接面14と前記被当接面20との当接箇所と、前記肩面13と前記折返し面19との当接箇所と、前記裏側面15bと前記裏内壁面21bとの3つの当接箇所が確実に当接するように構成されている。
そして、このような壁板材の連結構造によれば、隣合う壁板材1同士の表裏方向及び短手方向における相互の位置決めを同時に正確に行うことができる。具体的には、壁板材1の短手方向においては、共に前記第2面3と直角を成した当接面14と被当接面20との当接により、雌型嵌合部7の先端面18が雄型嵌合部6の凹模様形成面12に対して正確に位置決めされる。また、壁板材1の表裏方向においては、雄型嵌合部6における肩面13及び凸部15の裏側面15bと、雌型嵌合部7における折返し面19及び凹部21の裏内壁面21bとが、前述した短手方向に対する位置決めにより、前記凸部15と凹部21との嵌合部分を挟んだ正確な位置で相互に当接され、それにより、前記雌型嵌合部7の化粧面8aが(例えば、他の凸模様8の頂面に対して)正確に位置決めされる。このとき、前述したように、前記当接面14及び被当接面20における各々の表裏方向長さL1,L2が、前記壁板材1の表裏方向における前記最大厚さTmaxの5パーセント以上に形成されているので、壁板材1の位置決めの際、前記肩面13と折返し面19との当接と、前記凸部15の裏側面15bと前記凹部21の裏内壁面21bとの当接とが容易に行われる。
また、表裏方向において、前記当接面14が被当接面20に当接する部分を、前記肩面13が折返し面19に当接する部分と、前記凸部15の裏側面15bが凹部21の裏内壁面21bに当接する部分との間に配したため、表裏方向及び短手方向の双方に対して、より安定した位置決めを実現することができる。
したがって、壁板材1を施工した状態において、その壁板材1の短手方向に関して正確な働き幅を確保することができるばかりでなく、隣合う壁板材1同士の連結部分における連続性(例えば、凹凸模様8,9の連続性等)をも確保することができ、それにより、壁板材1を施工した外壁面の美観の向上を図ることができる。
以上、本発明に係る壁板材の連結構造及びその連結構造に用いる壁板材について説明してきたが、本発明は前記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施形態では、前記第1面2に、長手方向に延びる凸模様8と凹模様9とが短手方向に交互に形成されているが、このような凹凸模様に限らず、木目調やしっくい調等からなるデザインが施されていてもよく、或いは、無地であってもよい。
1 壁板材
2 第1面(壁板材の表面)
3 第2面(壁板材の裏面)
4 第1端部(壁板材の短手方向の一端部)
5 第2端部(壁板材の短手方向の他端部)
6 雄型嵌合部
7 雌型嵌合部
8 凸模様
8a 化粧面
9 凹模様
10 下地当接面
13 肩面
14 当接面
15 凸部
15a 表側面
15b 裏側面
16 延設面
18 先端面
19 折返し面
20 被当接面
21 凹部
21a 表内壁面
21b 裏内壁面
21c 底壁面
22 突面
23 背面
L1 当接面の表裏方向長さ
L2 被当接面の表裏方向長さ
L3 化粧面及び折返し面間の長さ
L4 折返し面の短手方向長さ
Tmax 最大厚さ

Claims (10)

  1. 表面としての第1面及び裏面としての第2面を有する長方形の板状に形成され、その短手方向の両端に第1端及び第2端を有しており、前記第1端部に雄型嵌合部が設けられ、前記第2端部に雌型嵌合部が設けられた壁板材の連結構造であって、
    前記壁板材の連結は、前記短手方向に隣接する壁板材同士の雄型嵌合部と雌型嵌合部とが相互に嵌合されることで行われており、
    前記雄型嵌合部は、前記第1面に形成された肩面と、前記肩面の前記第1端側に前記第2面と直角を成して連結された当接面と、前記当接面の第2面側に連結され、前記第1端側に突設された凸部とを有し、前記凸部は、第1面側の表側面と第2面側の裏側面とを有し、該凸部の裏側面における第2端側には、第2面側に向けて延びる延設面が連結され、
    前記雌型嵌合部は、前記第1面の表面を形成する化粧面と、前記化粧面の前記第2端側に連なって前記第2面側に延びる先端面と、前記先端面の第2面側に連って前記第1端側に延びる折返し面と、前記折返し面の前記第1端側に第2面と直角を成して連結された被当接面と、前記被当接面の第2面側に連結され、前記第1端側に向けて凹設された凹部とを有していて、前記凹部に前記凸部が嵌合されており、
    また、前記凹部は、前記第1面側に配された表内壁面、前記第2面側に配された裏内壁面、及びこれら表内壁面と裏内壁面とを連結する底壁面を有し、該凹部の裏内壁面における前記第2端側の開口端には、第2面側に向けて延びる突面が連なっており、
    前記当接面と被当接面とが当接されると同時に、前記肩面と折返し面とが当接され、且つ、前記凸部の裏側面と凹部の裏内壁面とが当接され、その一方で、前記延設面と突面とが非当接であると共に、前記凸部の先端と凹部の底壁面とが非当接であり、それにより、互いに隣接する壁板材同士が、それらの表裏方向及び短手方向において、相互に位置決めされていることを特徴とする壁板材の連結構造。
  2. 請求項1に記載の壁板材の連結構造において、
    前記当接面及び被当接面の表裏方向の長さは、表裏方向における前記化粧面と折返し面との間の長さよりも長いことを特徴とする壁板材の連結構造。
  3. 請求項2に記載の壁板材の連結構造において、
    前記当接面及び被当接面の表裏方向長さは、前記壁板材の表裏方向における最大厚さの5パーセント以上であることを特徴とする壁板材の連結構造。
  4. 請求項1-3の何れかに記載の壁板材の連結構造において、
    前記折返し面の短手方向長さは、前記化粧面と折返し面との間の長さの1倍-5倍の範囲内であることを特徴とする壁板材の連結構造。
  5. 請求項1-4の何れかに記載の壁板材の連結構造において、
    前記第2面は、建物の壁下地に当接された平らな下地当接面を有し、前記折返し面及び肩面が、この下地当接面と平行であることを特徴とする壁板材の連結構造。
  6. 請求項5に記載の壁板材の連結構造において、
    前記凹部の表内壁面及び裏内壁面は、前記第2面の下地当接面と平行に延びており、
    前記凸部は、前記表側面及び裏側面が該凸部の先端に向かうに従い互いに近づくように先細り形状に形成されていて、前記凸部の裏側面の基端部と前記凹部の裏内壁面とが相互に当接していることを特徴とする壁板材の連結構造。
  7. 請求項1-6の何れかに記載の壁板材の連結構造において、
    前記雄型嵌合部の肩面、及び、前記雌型嵌合部の折返し面は互いに平行に延びる平面で構成されていて、これら肩面と折返し面とが当接されている、
    ことを特徴とする壁板材の連結構造。
  8. 請求項1-7の何れかに記載の壁板材の連結構造において、
    前記当接面から前記凸部の先端までの長さは、前記被当接面から前記凹部の底壁面までの長さよりも短く、前記凸部の先端が、凹部の底壁面に非接触であることを特徴とする壁板材の連結構造。
  9. 請求項1-8の何れかに記載の壁板材の連結構造において、
    前記第1面に、長手方向に延びる凸模様と凹模様とが前記短手方向に交互に形成されていることを特徴とする壁板材の連結構造。
  10. 請求項1-9の何れかに記載の連結構造に用いられる壁板材。
JP2018246244A 2018-12-27 2018-12-27 壁板材の連結構造及びその連結構造に用いられる壁板材 Active JP7224177B2 (ja)

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