JP7223363B2 - 積載トレーラー及び積載トレーラーユニット - Google Patents

積載トレーラー及び積載トレーラーユニット Download PDF

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Description

本発明は、建物ユニットその他の積載物を搬送する積載トレーラーに関する。
従来、建物ユニットを搬送するトラックが知られている。例えば、特許文献1に記載の住宅ユニットの搬送時固定方法は、住宅ユニットの上部に、上方が開口した鉛直方向のダボ穴が設けられている。棒状部を有する仮固定金具が、このダボ穴に棒状部の頭部が突出するように挿着される。ロープの一方の側は、仮固定金具の頭部に係止され、ロープの他方の側は、下方に引っ張って牽引車両に固定されるものである。
特開平10-147985号公報
しかしながら、従来例では積載物である住宅ユニットにダボ穴を設ける必要があった。住宅ユニットは、搬送時以外にはダボ穴は不要であり、住宅ユニットに本来は不要な加工を施す必要があるという問題があった。
本発明の目的は、従来の課題を解決すべくなされたものであり、積載物を所定の位置に積載可能であって、搬送時に積載物の移動を規制することが可能な積載トレーラーを提供することにある。
本発明の態様に係る積載トレーラーは、幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、前記長手方向に延びた基台と、前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制することを特徴とする。
これによれば、規制機構部は、位置決め部において基台における上下方向の上側に積載物が積載されたときに、係合部が積載物に係合可能である。よって、規制機構部は係合部を備えるので、積載物に特別な加工を施す必要が無い。また、係合部は積載物に係合したときに、積載物が基台に対して相対的な上下方向への移動を規制する。よって、積載トレーラーは、積載物を所定の位置に積載可能であって、搬送時に積載物が上下方向に移動することを防止できるという効果がある。
前記積載トレーラーは、前記規制機構部が前記位置決め部又は前記位置決め部に隣接した位置に備えられてもよい。この場合、規制機構部は位置決め部又は位置決め部に隣接した位置に備えられるので、積載物は位置決めされる位置の近傍で係合される。よって、規制機構部は、積載物がより確実に基台に対する上下方向への移動を規制することができる。
また、前記積載トレーラーは、前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟んでもよい。
この場合、規制部材の一部である係合部は積載物が有する凹部に対して挿抜可能である。係合部を凹部から抜いた状態では、係合部が凹部から離間する。また、係合部が凹部に挿入されたときは、上下方向において係合部が基台との間に凹部を挟むので、積載物が上下方向へ移動することを防止できるという効果がある。
また、前記積載トレーラーは、前記係合部が、前記上下方向への移動を伴いながら前記積載物の前記凹部に係合してもよい。この場合、規制機構部は、係合部が上下方向に移動することにより、係合部が凹部に係合する状態と、係合部が凹部とが離間した状態を作ることができる。
また、前記積載トレーラーは、前記係合部が、前記平面方向への移動を伴いながら前記積載物の前記凹部に挿抜可能でもよい。この場合、ユーザーは、積載物が側面部に開口を有する凹部に対して、係合部を挿抜できるので、搬送時に積載物が上下方向に移動することを防止できるという効果がある。また、積載物を上下方向に昇降させるときには、凹部から係合部を抜いて離間させることができる。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部がさらに前記基台において、前記平面方向に沿って開口された第一軸受け部を備え、前記規制部材は、前記第一軸受け部における回転中心に対して回転可能であり、前記規制部材は、一方向に延びた部材であり、一方の側に該規制部材を回転させる回転作動部を備え、前記係合部は、前記規制部材の他方の側にあり、前記規制部材を前記回転中心の周りに回転させることにより、前記上下方向において前記係合部と前記積載物の前記凹部とが係合してもよい。
この場合、規制機構部は、第一軸受け部における回転中心に対して回転させることによって、係合部が上下方向の移動を伴いながら積載物の凹部と係合する。よって、積載物を上下方向に昇降させて積載する際には、係合部と積載物の凹部とが離間し、積載物を積載した状態では、係合部と積載物の凹部とを係合させることができる。
また、前記積載トレーラーは、前記係合部が、前記規制部材の前記回転中心に対する半径方向に延びており、前記第一軸受け部は、一部に前記係合部を挿入可能な第一開口部を備え、前記規制部材は、前記係合部を前記平面方向に沿って前記第一開口部に挿入し、前記係合部が前記第一軸受け部から離間した状態で回転可能でもよい。
この場合、規制機構部は係合部を第一開口部に挿入し、係合部が第一軸受け部より離間した状態で、回転中心を中心に回転可能である。よって、係合部は平面方向への移動を伴いながら、基台に積載物が積載された状態で積載物の凹部に挿抜できる。また、ユーザーが積載物を積載する際に邪魔にならない。
また、前記積載トレーラーは、前記係合部が、前記規制部材の前記回転中心に対する前記半径方向に伸縮可能に取り付けられ、前記半径方向において前記回転中心と前記係合部の先端との距離が変更可能でもよい。
この場合、係合部は規制部材の半径方向において、回転中心と係合部の先端との距離が変更可能なので、積載物の凹部の形状或いは寸法が異なるものに対して係合可能である。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部が、さらに、前記基台において、前記積載物の前記凹部よりも前記上下方向の下側にあって、前記平面方向に沿って開口された第一回転支持部と、前記規制部材が前記第一回転支持部の周りに回転可能な第一回転軸部を備え、前記規制部材は、前記第一回転支持部よりも前記上下方向の上側に前記係合部(9d)を備え、前記第一回転軸は、前記基台に対して前記係合部が前記上下方向に移動可能となるよう回転可能に形成され、前記規制部材が、前記第一回転支持部を中心に回転したとき、前記係合部と前記基台とが前記凹部を挟んでもよい。
この場合、積載トレーラーは、規制機構部におい係合部が基台に対して上下方向に移動可能となるよう回転可能なので、係合部は積載物の凹部に係合することができる。ユーザーは簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。また、第一回転支持部は積載物の凹部よりも上下方向の下側なので、規制機構部が凹部から離れる方向に回転すると、積載物を昇降させる際に邪魔にならない。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部がさらに、支点部と、調整部とを備え、前記規制部材は一方向に延びた部材であり、前記支点部は前記規制部材の一方の側に形成され、前記係合部は、前記規制部材の他方の側に形成され、前記調整部は、前記規制部材において、前記支点部と前記係合部との間にあって、前記規制部材を前記上下方向に昇降可能に形成され、前記積載物が前記基台に積載されたとき、前記調整部によって前記規制部材を前記上下方向に昇降させることにより、前記規制部材は前記支点部を支点に回転し、前記係合部が前記凹部を挟んでもよい。
この場合、規制機構部の係合部は、支点部を支点とした回転運動を伴いながら、調整部によって上下方向の下側へ移動して、積載物の凹部と係合する。よって、積載物の凹部の形状或いは寸法が異なるものに対しても、ユーザーは簡単な調整操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記支点部は、前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、前記支点部は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で前記支点部締結手段が締結され、前記規制部材は、前記調整部締結手段が緩んだ状態のとき、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って移動可能でもよい。
この場合、規制部材は、調整部締結手段が緩んだ状態のとき、支点部と調整部が並ぶ方向に沿って移動可能なので、積載物の凹部に対して挿抜可能である。また、規制部材は、上下方向に所定量移動可能な状態で支点部締結手段が締結され、調整部締結手段によって上下方向に昇降することで係合部の位置が調整できる。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部がさらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第一規制部材支持部を備え、前記規制部材は、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って開口された規制部材開口部を備え、前記調整部締結手段は、第一上側締結部と第一下側締結部を備え、前記支点部締結手段は、第二上側締結部と第二下側締結部を備え、前記規制部材は、前記第一規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、前記規制部材開口部は、前記支点部締結手段の一部と前記調整部締結手段の一部とが挿入可能に形成され、前記規制部材開口部の長さは前記支点部と前記調整部との間の距離以上であり、前記支点部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、前記調整部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟んでもよい。
この場合、規制機構部は、規制部材が第一規制部材支持部の上下方向の上側にあって、平面方向に移動可能である。よって、規制部材は積載物の凹部に対して挿抜可能であるので、基台に対して積載物を昇降させるときに邪魔にならない。また、支点部締結手段は、規制部材の所定の位置において、第二上側締結部と第二下側締結部が規制部材を挟み、調整部締結手段は、規制部材の所定の位置において、第一上側締結部と第一下側締結部が規制部材を挟む。よって、規制機構部は、支点部を支点とし、調整部によって規制部材を上下方向に調整して係合部を凹部に係合させることができる。ユーザーは簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部がさらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第二規制部材支持部と、補助部材とを備え、前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記補助部材に形成された第一下側締結部を備え、前記支点部締結手段は、第二上側締結部と、前記補助部材に形成された第二下側締結部を備え、前記規制部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、前記補助部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の下側にあり、前記調整部締結手段と前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部を挟んで前記規制部材及び前記補助部材と一体的に移動可能であり、前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、前記調整部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟んでもよい。
この場合、規制部材は、調整部締結手段が緩んだ状態のとき、支点部と調整部が並ぶ方向に沿って支点部と調整部と補助部材とが一体的に移動可能である。よって、規制部材の係合部は、積載物の凹部に対して平面方向の移動を伴いながら係合可能である。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部がさらに前記基台において形成された第三規制部材支持部を備え、前記第三規制部材支持部は、前記規制部材を前記上下方向の下側から支える平面部と、前記基台に対して前記上下方向の上側の2箇所に形成された側壁部とを備え、前記支点部は、前記規制部材が延びた方向と直交する方向であって、前記平面方向に延びた第二回転支持部を備え、前記側壁部は、前記第二回転支持部を支持する開口部であって、前記平面方向に沿う方向に延びた長穴を備え、前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記第三規制部材支持部に形成された第一下側締結部を備え、前記支点部は、前記長穴の範囲において前記平面方向に移動可能であり、前記規制部材は、前記第三規制部材支持部に沿って前記平面方向に移動可能であり、前記調整部締結手段は、前記規制部材の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟んでもよい。
この場合、規制機構部は、支点部が長穴の範囲において平面方向に移動可能であり、規制部材は、第三規制部材支持部に沿って平面方向に移動可能である。よって、規制部材及び係合部は、積載物の凹部に対して挿抜可能である。また、調整部締結手段は、規制部材の所定の位置において、第一上側締結部と第一下側締結部が規制部材を挟む。よって、規制機構部は、支点部を支点とし、調整部によって規制部材を上下方向に調整して係合部を凹部に係合させることができる。ユーザーは簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記支点部が前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、前記支点部締結手段は、前記基台の複数箇所に形成可能であり、第二上側締結部と、前記基台の複数箇所に形成された第二下側締結部とを備え、前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記基台に形成された第一下側締結部を備え、前記規制部材は、前記調整部を中心として前記平面方向に回転可能であり、前記支点部は、前記係合部が前記凹部に対応する位置へ回転された状態で、前記支点部締結手段によって前記第二下側締結部のうちの一つにおいて締結され、前記支点部締結手段は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で、前記基台と前記規制部材を挟んで締結され、前記調整部締結手段は、前記基台と前記規制部材を挟んで前記第一上側締結部と前記第一下側締結部とが締結され、前記規制部材は、前記上下方向に移動し、前記係合部の位置が調整されてもよい。
この場合、規制部材は、調整部を中心として平面方向に回転可能なので、積載物の凹部に対して挿抜可能である。支点部は、基台と規制部材を挟んで、規制部材が上下方向に所定量移動可能な状態で第二下側締結部のうちの一つに締結される。調整部は、基台と規制部材を挟んで、第一上側締結部と第一下側締結部とが締結される。よって、規制機構部は、支点部を支点とし、調整部によって規制部材を上下方向に調整して係合部を凹部に係合させることができる。ユーザーは簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
前記積載トレーラーは、前記規制機構部が、さらに、前記基台において、前記平面方向に沿って開口され、雌ネジが形成された第二軸受け部を備え、前記規制部材は、少なくとも一部に回転可能な雄ネジが形成され、前記規制部材は、前記雄ネジが前記雌ネジに螺合して回転しながら前記第二軸受け部に沿って移動可能であり、前記規制部材は、一方の側に回転作動部と、他方の側に前記係合部を備え、前記積載物が前記基台に積載されたとき、前記規制部材は、前記回転作動部によって回転させることにより、前記第二軸受け部に沿って前記平面方向に移動し、前記係合部は、前記上下方向において前記積載物の前記凹部と係合してもよい。
この場合、規制機構部は、回転作動部を回転させて規制部材を回転させることにより、第二軸受け部に沿って前記平面方向に移動し、係合部は、上下方向において積載物の凹部と係合する。よって、規制部材は積載物の凹部に対して挿抜可能であり、さらに簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部が、さらに固定締結手段を備え、前記固定締結手段は、前記規制部材の前記上下方向の上側に上側固定締結部と、前記基台に形成された下側固定締結部を備え、前記係合部を前記凹部に挿入し、前記固定締結手段において前記規制部材を前記基台に固定したとき、前記係合部と前記基台とが前記凹部を挟んでもよい。この場合、積載トレーラーは、係合部と基台とが凹部を挟むので、簡単な構成で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記係合部の少なくとも一部が弾性部材によって形成されてもよい。この場合、係合部は弾性を有するので、係合部と積載物の凹部とが上下方向において干渉する寸法関係であっても係合可能である。また、係合部の一部が弾性部材であるので、積載物の凹部を傷つけることを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記規制機構部が、前記位置決め部において、前記壁部に形成された第二開口部を備え、前記積載物が、前記基台に積載された状態で前記第二開口部に対応した開口穴を有するとき、前記規制部材を前記第二開口部と前記開口穴とに挿入すると、前記係合部が前記開口穴と係合してもよい。この場合、ユーザーは規制部材を第二開口部と開口穴とに挿入するという簡単な操作で積載物が上下方向へ移動することを防止できる。
また、前記積載トレーラーは、前記中心点が前記基台における前記長手方向の中心線と前記幅方向の中心線との交点でもよい。この場合、基台に対して積載物が均等に配置されるので積載物の重心位置が安定し、牽引車によって積載トレーラーを搬送するときにスネーキング現象を低減することができる。
また、前記積載トレーラー前記支持部材は、前記上下方向の上側に延びた第一壁部と第二壁部を備え、前記第一壁部は、前記長手方向に沿って延びた状態であり、前記第二壁部は、前記幅方向に沿って延びた状態であり、前記支持部材は、前記基台に形成されてもよい。この場合、支持部材は第一壁部と第二壁部を備えて積載物の角部を案内するので、ユーザーは積載物を基台に容易に積載できる。
また、前記積載トレーラーは、前記位置決め部が、さらに前記基台に基台開口部を備え、前記支持部材は、さらに前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁と、前記底壁に形成された支持部材突部を備え、前記支持部材は、前記基台開口部に前記支持部材突部を挿抜することで前記基台に着脱可能でもよい。
この場合、支持部材は基台開口部に支持部材突部を挿抜することで基台に着脱可能なので、支持部材は位置を変更することが可能であり、さらに積載物がないときには取り外すこともできる。
また、前記積載トレーラーは、前記位置決め部が、さらに前記支持部材と前記基台とを締結する支持部材締結部を備え、前記支持部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁を備え、前記支持部材は、前記支持部材締結部において前記基台に着脱可能でもよい。
この場合、支持部材は、底壁に形成された基台との締結部を備えるので、支持部材は位置を変更することが可能であり、さらに積載物がないときには取り外すこともできる。
また、前記積載トレーラーは、前記長手方向における前記第一方向とは反対方向を第二方向としたとき、前記タイヤ部の前記長手方向における中心線は、前記基台の前記長手方向において前記中心点から前記第二方向の側に所定距離をおいて位置してもよい。
この場合、積載トレーラーに積載物を積載したとき、積載物の重心は基台の長手方向において第一方向の側の端部とタイヤ部の中心との間に位置するので、牽引車によって積載トレーラーを搬送するときにスネーキング現象を低減することができる。
本発明の態様に係る積載トレーラーユニットは、積載トレーラーと、前記積載トレーラーに積載可能な補助装置付き積載物とを備え、前記補助装置付き積載物は、外側に前記長手方向、又は前記幅方向に沿ってジャッキ挿入装置を備え、前記ジャッキ挿入装置は、ジャッキを挿入するジャッキ挿入開口部を備え、前記ジャッキ挿入開口部は、前記平面方向に沿う方向に開口され、前記ジャッキ挿入装置は、前記補助装置付き積載物が前記基台に積載されるとき、前記位置決め部に案内される前記補助装置付き積載物の角部に隣接して前記ジャッキ挿入開口部が位置するように取り付けられ、前記ジャッキ挿入開口部に挿入された前記ジャッキが前記上下方向に昇降したときに、前記補助装置付き積載物は前記基台に対して前記上下方向に昇降することを特徴とする。
この場合、積載トレーラーユニットにおける補助装置付き積載物は、ジャッキ挿入開口部に挿入されたジャッキが上下方向に昇降したときに、基台に対して上下方向に昇降するのでジャッキによって上下方向の昇降が可能である。よって、クレーン或いはフォークリフトのような昇降装置を用いることなく、積載物を昇降させることができる。
積載トレーラー1の平面図であって、基台2の上側から見た図である。 図1におけるA視図である。 第一の実施形態の積載トレーラー1aを示した図であり、図1におけるD(D1)部詳細図(斜視図)であって、支持部材6aが基台2に取り付けられた状態を示し、積載物100が位置決め部Dに積載され、規制機構部7aが支持部材6aに挿入される状態を示した図である。 図3におけるN視図である。 第一の実施形態の積載トレーラー1aを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であり、基台2に支持部材6が取り付けられ、積載物100(仮想線)が積載された状態を示した図であり、(b)は(a)における断面H-Hである。 第一の実施形態、及び第二の実施形態の積載トレーラー1a、1bに共通する規制機構部7a(7b)の詳細図(斜視図)である。 第二の実施形態の積載トレーラー1bを示した図であり、図1におけるD部詳細図(斜視図)であって、支持部材6bが基台2に装着される状態を示し、積載物100が位置決め部Dに積載され、規制機構部7bが支持部材6bに挿入される状態を示した図である。 図7におけるP視図である。 第二の実施形態の積載トレーラー1bを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6bが装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面J-Jである。 図9における断面Q-Qである。 第一の実施形態、及び第二の実施形態の積載トレーラー1a、1bに共通する規制機構部7a(7b)を説明した図であって、図5(b)及び図10における断面K-Kを示し、(a)は規制部材8a(8b)が第一軸受け部25a(25b)に挿入されたときの状態を示した図であり、(b)は(a)に対して規制部材8a(8b)が回転された状態を示した図である。 図5(b)及び図10における断面M-Mを示した図である。 第三の実施形態の積載トレーラー1cを示した図であり、図1におけるD部詳細図(斜視図)であって、支持部材6cが基台2に取り付けられた状態を示し、積載物100が位置決め部Dに積載される状態を示した図である。 第三の実施形態の積載トレーラー1cを示した図であり、図1におけるD部詳細図である。 図14における断面S1-S1である。 図14におけるR視図である。 図14におけるT視図である。 第四の実施形態の積載トレーラー1dを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)のU視図である。 図18(a)におけるV視図である。 第五の実施形態の積載トレーラー1eを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面S2-S2である。 図20(a)における断面S3-S3である。 第六の実施形態の積載トレーラー1fを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示す。 図22の断面S4-S4であって、(a)は係合部9fが凹部103aに挿入された状態を示し、(b)は係合部9fが凹部103aから抜かれた状態を示す。 図22における断面を示した図であり、(a)は断面S5-S5を示した図であり、(b)は断面S6-S6を示した図である。 第七の実施形態の積載トレーラー1gを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)のW視図である。 図25(a)の断面図であって、(a)は断面S8-S8を示し、(b)は断面S9-S9を示す。 第八の実施形態の積載トレーラー1hを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面S10-S10である。 図27(a)における断面S11-S11である。 第九の実施形態の積載トレーラー1jを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)のX視図である。 図29(a)のY視図である。 第十の実施形態の積載トレーラー1kを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面S12-S12である。 第十一の実施形態の積載トレーラー1mを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面S13-S13である。 第十二の実施形態の積載トレーラー1nを示した図であり、図1におけるD部詳細図であって、(a)は平面図であって、基台2に支持部材6(6a~6c)が装着され、さらに積載物100(仮想線)が積載された状態を示し、(b)は(a)の断面S14-S14である。 積載物100にジャッキ挿入装置120が取り付けられた状態を示した図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のZ視図である。 積載トレーラー1に積載物100(プレハブ式ハウス101、補助装置付き積載物104)が積載された状態を示した図であり、(a)は図2において積載物100(プレハブ式ハウス101、補助装置付き積載物104)が積載された状態を示した図であり、(b)は(a)のB視図であって積載物100(プレハブ式ハウス101、補助装置付き積載物104)が積載された状態を示した図である。
以下、図面を参照し、本発明を具現化した積載トレーラー1及び積載トレーラーユニット110を説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<積載トレーラー1共通の構成>
図1~図3を参照して、本発明に係る積載トレーラー1の概要を説明する。各実施形態の積載トレーラー1の構成はそれぞれ後述するが、まず、共通の構成を説明する。図1に示すように、積載トレーラー1は、幅方向に所定の幅を有し、幅方向に直交する方向を長手方向としたときに、長手方向に延びた基台2と、基台2の長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニット3とを備える。
図1及び図2に示すように、基台2は、幅方向及び長手方向に直交する方向である上下方向における下側であって、幅方向の中心線C3に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部4を備える。基台2は、上下方向の上側に位置決め部Dを備える。基台2に積載物100が積載されたとき、積載物100が上下方向へ移動することを規制する規制機構部7(図3~図12、図14~図33参照)を備える。位置決め部Dは、上下方向の上側に延びた壁部5を有する支持部材6を備える。支持部材6は、例として図3に示す。幅方向と長手方向とで形成される面方向を平面方向とする。位置決め部Dは、基台2の幅方向の中心線C3上の所定の位置である中心点Cに対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられる。
なお、図1において、位置決め部Dはその位置を示すにとどまり、位置決め部Dの具体的な構成は後述する。また、位置決め部Dは2箇所以上であれば良いが、図1に示す例では、D1~D8の8箇所に形成されている。この場合、例えば積載物100のサイズとしてL1×W1とL2×W2の2種類を積載可能である。さらに位置決め部Dの数を増やせば積載可能な積載物サイズのバリエーションが増す。
図3~図12、図14~図33に示すように、積載トレーラー1は、規制機構部7(7a~7n)が規制部材8を備える。係合部9は、規制部材8に形成され、基台2における上下方向の上側に積載物100が積載されたときに、積載物100に係合可能である。係合部9は、積載物100に係合したときに、積載物100が基台2に対して相対的な上下方向への移動を規制する。なお、図1に示すように、規制機構部7は、図1に示すDAの範囲(二点鎖線で囲ったハッチング範囲)に形成される。積載物100が基台2に積載されたとき、積載物100の側面部105(図35参照)に近接する箇所に形成される。規制機構部7は、複数箇所に備えられるのが好ましい。さらに、積載トレーラー1は、位置決め部D又は位置決め部Dに隣接する位置に規制機構部7を備えることが好ましい。
一例として図3に示すように、積載トレーラー1は、基台2に積載された積載物100が、側面部105において平面方向に開口する凹部103aを有するとき、規制部材8aは、積載物100の凹部103aに挿抜可能である。規制部材8aの少なくとも一部を凹部103aに挿入したとき、上下方向において係合部9aが基台2との間に凹部103aの少なくとも一部を挟む。積載物100を上下方向に昇降させるときは、規制部材8aが積載物100の移動範囲から待避する。各実施形態の詳細な構成は後述する。
図1に示すように、中心点Cは、基台2における長手方向の中心線C1と幅方向の中心線C3との交点である。なお、中心点Cの位置は必ずしも正確に中心線C1と中心線C3との交点と一致する必要は無く、長手方向又は幅方向においてずれていても良い。積載物100における重心位置が長手方向と幅方向の中心と一致しない場合、積載物100の重心位置に応じて中心点Cの位置を変更してもよいことは当然である。
一例として図3、図4に示すように、積載トレーラー1は、位置決め部Dにおける支持部材6(6a~6c)の壁部5が、第一壁部5aと第二壁部5bからなる。第一壁部5aは、長手方向に沿って延びた状態であり、第二壁部5bは、幅方向に沿って延びている。支持部材6(6a~6c)は、基台2に形成されている。
図1及び図2に示すように、積載トレーラー1は、長手方向における第一方向とは反対方向を第二方向としたとき、タイヤ部4の長手方向における中心線C2は、基台2の長手方向において中心点Cから第二方向の側に所定距離L10をおいて位置する。
例として図1に示すように、積載トレーラー1は基台2において、位置決め部Dが中心点Cに対して対称の位置のうちの少なくとも4箇所に備えられ、位置決め部Dを結ぶ線によって例として長方形L1-W1を形成可能である。
図1及び図2を参照して、基台2、牽引ユニット3、及びタイヤ部4の構成を説明する。図1に示すように、基台2は平面視で略長方形である。基台2は、長手方向に沿った複数の長手方向部材2aと幅方向に沿った幅方向部材2bが結合して形成されている。図1は位置決め部Dの位置のみを示している。長手方向部材2a及び幅方向部材2bの上側には平板状の台板2dが取り付けられている。台板2dは上側に突出しているので、積載トレーラー1に積載物100が積載されたとき、位置決め部D(D1~D8)を除いて台板2dの上側に積載物100が載る。幅方向部材2bは、後述するH型鋼28が使用される。
例として、タイヤ部4は、幅方向に所定の間隔をおいて2列に配置されている。タイヤ4aは、長手方向に並んで2箇備えられ、計4個のタイヤ4aが用いられている。タイヤ4aは幅方向に延びた車軸4bによって連結されている。タイヤ4aは、牽引車側と連動するブレーキにより制動させることができる。なお、タイヤ4aは1列でもよい。
図1において、幅方向の一方の側を第三方向とし、他方の側を第四方向とする。基台2の第一方向の側の端部には、牽引ユニット3が備えられている。牽引ユニット3は、基台2と連結される2本の牽引アーム3aを備え、2本の牽引アーム3aが結合される第一方向の側の端部に牽引連結器3cを備える。積載トレーラー1は、牽引連結器3cによって牽引車に連結され、搬送が可能となる。また、積載トレーラー1は、牽引アーム3aの第一方向の側の端部であって上下方向の下側にジャッキ3dを取り付けることにより、単独で停車させておくことができる。例として、積載トレーラー1にプレハブ式ハウス101を積載した場合、積載トレーラー1から降ろすことなくそのままの状態でプレハブ式ハウス101を利用することができる(図35(a)を参照)。
基台2の幅方向における第三方向の側の側面と第四方向の側の側面のそれぞれの2箇所には、車幅灯及び前部反射器2eと側面反射器2fが備えられている。また、図示しないが長手方向における第二方向の側の端部側面には、尾灯、制動灯、方向指示器、非常点滅灯、後退灯、番号灯、及び後部反射器が備えられている。
次に、積載トレーラー1と積載された積載物100との関係を説明する。図35(a)は、後述する他の実施形態を含めた積載トレーラー1に積載可能な最大サイズのプレハブ式ハウス101が積載された状態を示す。基台2の長手方向の中心線C1とプレハブ式ハウス101における長手方向の中心線C5とが一致している。基台2の幅方向の中心線C3とプレハブ式ハウス101における幅方向の中心線C6とが一致している。従って、プレハブ式ハウス101の重心位置は中心点Cの近傍に位置するので、積載トレーラー1によってプレハブ式ハウス101を搬送する場合に安定する。
<積載トレーラー1の共通の効果>
以上説明したように、積載トレーラー1は後述する各実施形態のいずれにおいても共通する効果を奏する。積載トレーラー1は規制機構部7を備え、位置決め部Dにおいて基台2における上下方向の上側に積載物100が積載されたときに、係合部9が積載物100に係合可能である。よって、規制機構部7は係合部9を備えるので、積載物100に特別な加工を施す必要が無い。規制機構部7は、積載物100に係合したときに、積載物100が基台2に対して相対的な上下方向への移動を規制する。よって、積載トレーラー1は、積載物100を所定の位置に積載可能であって、搬送時に積載物100の移動を拘束することが可能であるという効果がある。積載トレーラー1は、規制機構部7を備えるので、積載物100を移動するときに積載物100が振動するか、或いは積載トレーラー1から脱落する等の事故を防ぐことができる。なお、規制機構部7は、中心点Cに対して対向する複数の箇所に形成されるのが好ましい。この場合、規制機構部7の係合部9は積載物100に係合し、積載物100が上下方向へ移動することを安定的に防止できる。
また、積載トレーラー1は、規制機構部7が位置決め部D又は位置決め部Dに隣接した位置に備えられることが好ましい。この場合、積載物100は位置決めされる位置の近傍で規制機構部7によって係合される。よって、規制機構部7は、積載物100がより確実に基台2に対する上下方向への移動を規制することができる。
また、図3~図32に示すように、係合部9は積載物100が有する凹部103aに対して挿抜可能である。係合部9を凹部103aから抜いた状態では、積載物100は基台2に積載するときに規制機構部7に干渉しない。係合部9が凹部103aに挿入されたときは、上下方向において係合部9が基台2との間に凹部103aを挟むので、積載物100が上下方向へ移動することを防止できるという効果がある。なお、係合部9は、凹部103aを基台2との間に挟むと説明したが、支持部材6は基台2に形成されるので、基台2は支持部材6を含む。つまり、係合部9は、凹部103aを支持部材6の一部との間に挟んでもよい。なお、後述するように、積載トレーラー1に積載される代表的は積載物100の一つがプレハブ式ハウス101である。プレハブ式ハウス101は通常、下端部はC形鋼或いは溝形鋼103が取り付けられている。規制部材8は係合部9とともに、溝形鋼103に形成されている凹部103aに挿入される。図33に示す例では、後述するように、規制部材8の係合部9が積載物100の開口穴53に対して挿抜可能である。
図1に示すように、積載トレーラー1は、中心点Cが基台2における長手方向の中心線C1と幅方向の中心線C3との交点である。この場合、基台2に対して積載物100が均等に配置されるので積載物100の重心位置が安定し、牽引車によって積載トレーラー1を搬送するときにスネーキング現象を低減することができる。
スネーキング現象とは、トレーラー等が牽引車との連結部分を支点にして、蛇のようにくねくねと屈曲運動を起こし操縦不能になる現象である。スネーキング現象は、積載物100の重量分布の影響が大きいことが知られている。積載トレーラー1は、タイヤ部4の長手方向における中心線C2よりも第二方向の側に積載物100の重心が位置すると、積載トレーラー1と積載物100とが合わさった状態の固有振動数が下がり、振幅の加算蓄積を生じやすくなる。積載物100の重心は、他の条件が許す範囲で、積載トレーラー1の第一方向の側に積載することが好ましい。
図1、図2に示すように、積載トレーラー1は、長手方向における第一方向とは反対方向を第二方向としたとき、タイヤ部4の長手方向における中心線C2は、基台2の長手方向において中心点Cから第二方向の側に所定距離L10をおいて位置する。積載トレーラー1に積載物100を積載したとき、積載物100の重心は基台2の長手方向において第一方向の側の端部とタイヤ部4の中心との間に位置するので、牽引車によって積載トレーラー1を搬送するときにスネーキング現象を低減することができる。
<積載トレーラー1a~1h、1k、1m共通の構成>
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第八の実施形態の積載トレーラー1h、第十の実施形態の積載トレーラー1k、及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mに共通する構成を説明する。図3~図28と、図31、図32に示すように、積載トレーラー1は、係合部9が、上下方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに係合する。積載物100を上下方向に昇降させるとき、係合部9が上下方向への移動を伴いながら凹部103aから離間する。
<積載トレーラー1a~1h、1k、1m共通の効果>
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第八の実施形態の積載トレーラー1h、第十の実施形態の積載トレーラー1k、及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mは共通の効果を奏する。規制機構部7は、積載物100を積載した状態では係合部9と凹部103aとを係合させることで、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。積載物100を上下方向に昇降させるときは、予め規制部材8及び係合部9と凹部103aとを離間させておくことで、規制部材8が積載物100と干渉することを防止できる。ユーザーは簡単な操作で、積載物100の凹部103aと係合部9とを係合させるかどうかを容易に設定できる。
<積載トレーラー1a~1c、1e~1j共通の構成>
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cと第五の実施形態の積載トレーラー1eから第九の実施形態の積載トレーラー1jに共通する構成を説明する。図3から図12、図14から図17、及び図20から図30に示すように、積載トレーラー1は、係合部9が平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに挿抜可能である。積載物100が積載されたとき、係合部9は平面方向への移動を伴いながら移動して積載物100の凹部103aに係合する。積載物100を上下方向に昇降させるとき、係合部9は平面方向への移動を伴いながら凹部103aから離間する。さらに、係合部9と共に規制部材8を平面方向にさらに移動して積載物100の移動範囲から待避する。各実施形態の詳細な構成は後述する。
<積載トレーラー1a~1c、1e~1j共通の効果>
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cと第五の実施形態の積載トレーラー1eから第九の実施形態の積載トレーラー1jは共通の効果を奏する。積載トレーラー1は、係合部9が、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに挿抜可能である。よって、積載物100を積載した状態では、係合部9を平面方向に移動して凹部103aに係合させることができるので、積載物100が上下方向に移動することを防止できる。また、積載物100を基台2に対して昇降させるときは、予め凹部103aから係合部9を平面方向に移動させて抜くことで離間できる。規制部材8は、係合部9の移動に伴ってさらに移動させると、積載物100との干渉を防ぐことができる。
<積載トレーラー1a~1c、1j共通の構成>
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1c、及び第九の実施形態の積載トレーラー1jに共通する構成を説明する。図3~図17、図29に示すように、規制機構部7(7a~7c、7j)は、さらに基台2において、平面方向に沿って開口された第一軸受け部25(25a~25c、25j)を備える。規制部材8(8a~8c、8j)は、第一軸受け部25における回転中心C4に対して回転可能である。規制部材8は、一方向に延びた部材であり、一方の側に規制部材8を回転させる回転作動部34(34a~34c、34j)を備える。係合部9(9a~9c、9j)は、規制部材8の他方の側にある。規制部材8を回転中心C4の周りに回転させることにより、上下方向において係合部9と積載物100の凹部103aとが係合する。なお、後述するように回転作動部34は、規制部材8とは別の部材を備えた例を示すが、例えば別の部材を備えずに規制部材8そのものを回転させてもよい。その場合の回転作動部34は、規制部材8の一部が該当する。
<積載トレーラー1a~1c、1j共通の効果>
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1c、及び第九の実施形態の積載トレーラー1jは共通の効果を奏する。規制部材8は、第一軸受け部25における回転中心C4に対して回転させることによって、係合部9と積載物100の凹部103aとが係合する。よって、積載物100を上下方向に昇降させて積載する際には、係合部9と積載物100の凹部103aとが離間し、積載物100を積載した状態では、係合部9と積載物100の凹部103aとを係合させることができる。
<積載トレーラー1a~1c共通の構成>
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cに共通する構成を説明する。図3~図17に示すように、積載トレーラー1(1a~1c)は、係合部9(9a~9c)が規制部材8(8a~8c)の回転中心C4に対する半径方向に延びた状態である。第一軸受け部25(25a~25c)は、一部に係合部9(9a~9c)を挿入可能な第一開口部51(51a~51c)を備える。規制部材8(8a~8c)は、係合部9を平面方向に沿って第一開口部51に挿入し、係合部9が第一軸受け部25より離間した状態で回転可能である。
<積載トレーラー1a~1c共通の効果>
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cは共通の効果を奏する。係合部9は、規制部材8の回転中心C4に対する半径方向に延びた状態である。よって、規制部材8を回転中心C4の周りに回転させると、係合部9を積載物100の凹部103aに係合させることができる。また、規制部材8は係合部9を第一開口部51に挿入し、係合部9が第一軸受け部25より離間した状態で、回転中心C4を中心に回転可能である。よって、係合部9は平面方向への移動を伴いながら、基台2に積載物100が積載された状態で積載物100の凹部103aに挿抜できる。規制部材8は積載物100が積載された状態でも積載物100の凹部103aに挿入できる。また、積載物100を上下方向に昇降させて積載する際には、規制部材8は積載物100の凹部103aから抜くことができるので、規制部材8を積載物100の移動範囲外に移動させれば、積載物100を昇降させる際に規制部材8と干渉することがない。
<積載トレーラー1aの構成>
次に、図3~図6、及び図11を参照して、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aを詳細に説明する。位置決め部Dは、壁部5を備えた支持部材6aと、規制機構部7aとを備える。支持部材6aの壁部5は、長手方向に沿って延びた第一壁部5aと幅方向に沿って延びた第二壁部5bとを備え、第一壁部5aと第二壁部5bの少なくとも一方に、規制機構部7aの規制部材8aを挿入可能な第一軸受け部25aを備える。
図3に示すように、規制機構部7aは一例として位置決め部Dにおいて形成されている。規制機構部7aは、規制部材8aと、規制部材8aの一方の端部に備えられた係合部9aを有する。規制部材8aは、規制部材8aの回転中心C4に沿って伸び、係合部9aは、規制部材8aの回転中心C4に対する半径方向に延びている。規制部材8aは、回転中心C4に沿って係合部9aより第一軸受け部25aに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能である。図5に示すように、規制機構部7aは、所定角度回転させたときに上下方向において係合部9aと位置決め部Dにおける基台2の上側との距離L3が、規制部材8aの外周部42と位置決め部Dにおける基台2の上側との距離L4よりも短くなる。
図11(a)は、規制機構部7aを第一軸受け部25aに挿入した状態を示し、図11(b)は、規制機構部7aを矢印36の方向に回転した状態を示す。図11(a)に示す状態では、規制機構部7aと後述するプレハブ式ハウス101の凹部103aとは隙間があるが、図11(b)に示す状態では、規制機構部7aの係合部9aとプレハブ式ハウス101の凹部103aとの隙間は無い。
図6に示すように、規制機構部7a(以下、後述する規制機構部7bも同様)の係合部9a(以下、後述する係合部9bも同様)の一部は、弾性部材39a(以下、後述する弾性部材39bも同様)からなる。例として、弾性部材39aはゴム、或いはエラストマー樹脂のような弾性を有する材質によって形成される。さらに、係合部9aには取り付け穴38が形成され、弾性部材39aが取替可能な構造であってもよい。弾性部材39aは複数回使用すると磨耗する場合があるので、弾性部材39aが取替可能であると規制機構部7aを長期間使用することができる。
なお、図6に示すように、規制機構部7aにおいて、規制部材8aに取り付けられたプレート33は係合部9aが延びた方向と同じ方向に延びている。そのため、図5に示すように係合部9aが凹部103aと係合した状態で、プレート33が上下方向の下側に延びた状態となる。これに対し、図示しないが別の例として図6においてプレート33が上下方向の上方向に向かって延びていても良い。この場合、係合部9aが凹部103aと係合した状態で、プレート33は第一方向に延びた状態となる。後述する規制機構部7bも同様である。
次に、第一の実施形態の積載トレーラー1aの構成をさらに詳細に説明する。例として、基台2、支持部材6aは金属材料が使用される。なお、金属材料に限らず、積載物100の重量やサイズに応じて他の材料である木材、樹脂、その他の材料を使用することが可能である。後述する第二の実施形態の積載トレーラー1bから第十二の実施形態の積載トレーラー1nも同様である。
図3に示すように、支持部材6aは、第一壁部5aと第二壁部5bとが略直角をなすように接合され、一体となった部材が基台2に備えられている。第一壁部5aと第二壁部5bの上側のガイド部は、所定の角度を持ったテーパー形状である。第一の実施形態の積載トレーラー1aにおける支持部材6aは、基台2に固定されるか、或いは基台2と一体で形成されている。支持部材6aを基台2に固定する場合は、支持部材6aが基台2に溶接されていても良いし、或いは、基台2と支持部材6aとが一体的に形成されても良い。
なお、支持部材6aの構成は、第一の実施形態の積載トレーラー1aにおける構成として説明したが、後述する積載トレーラー1bから積載トレーラー1nについても適用可能であり、それぞれの形態に合わせて基台2を形成することができる。
図3は、位置決め部D1における支持部材6aの形状を図示している。支持部材6aの形状は、位置決め部Dの位置によって異なる。支持部材6aは、積載物100の角部を覆うように形成されている。例えば、図3に示した位置決め部D1における支持部材6aに対して、中心点Cと対称の位置であるD2に使用される支持部材6aは、中心点Cに対して対称形状である。すなわち、D1の支持部材6aの第一壁部5aは第三方向の側にあり、第二壁部5bは第一方向の側にあるが、D2の支持部材6aの第一壁部5aは、第四方向の側にあり、第二壁部5bは第二方向の側にある。
さらに、例えば位置決め部DがD1~D4の4箇所の場合、D3及びD4についても支持部材6aの形状が異なる。D3における支持部材6aの第一壁部5aは第四方向の側にあり、第二壁部5bは第一方向の側にある。また、D4における支持部材6aの第一壁部5aは第三方向の側にあり、第二壁部5bは第二方向の側にある。なお、D5からD8における位置決め部Dにおいても同様に、支持部材6aは積載物100の角部を覆うよう形成される。
例として、図3~図5、及び図11に示すように、第一壁部5aに第一軸受け部25aが形成されている。規制機構部7aは、規制部材8aの一方の端部に係合部9aを有する。係合部9aは、規制部材8aの回転中心C4に対する半径方向に延びた状態で規制部材8aから突出している。規制部材8aは係合部9aとは反対方向に段部を有する大径回転軸部41aを備え、大径回転軸部41aの根元にはプレート33が取り付けられている。
図6に示すように、プレート33は、規制部材8aが延びた方向に直交する方向に延びており、プレート33の先端には、規制部材8aを回転させる樹脂製或いはゴム製の回転作動部34aが取り付けられている。プレート33は、大径回転軸部41と回転作動部34aとの間に、スナップピン40を挿入するためのプレート穴35が形成されている。
図4に示すように、第一軸受け部25aは、支持部材6aにおける第一壁部5aと、第一壁部5aの第三方向の側に取り付けられた抜け止めボックス43の2箇所に形成されている。第一軸受け部25aは、所定の距離を置いて2箇所に形成されるので、規制機構部7aが挿入されたときに、規制部材8aを支持する軸受けの役割を果たす。2箇所の第一軸受け部25aは、規制機構部7aが規制部材8aに直交する方向に荷重を受けたときに軸受けとして荷重を受けるので、規制機構部7aを支持することができる。
図3、図4、及び図11に示すように、第一軸受け部25aは、規制機構部7aと係合部9aが挿入できるように、係合部9aの形状に合わせて形成されている。第一軸受け部25aは一部が円形状44に形成され、円形状44から第一方向に向かって角穴である第一開口部51aが形成されて鍵穴形状となっている。規制部材8aは、係合部9aが第一軸受け部25aに挿入できる角度に合わせて挿入され、大径回転軸部41の段部と抜け止めボックス43の端部とが接触するまで挿入される(図11(a)参照)。
規制部材8aは、挿入後に矢印36の方向に約90度回転させ(図11(b)参照)、プレート穴35と第一軸受け部25aとを合わせてプレート穴35からプレート止め軸37を挿入し第一軸受け部25aに通す(図4参照)。そして、図12に示すように、プレート止め軸穴37aにスナップピン40が挿入され、規制機構部7aの回転が止められる。なお、第一軸受け部25aは、積載物100が有する凹所の位置や向きによって備えられる位置が適宜変更される。
<積載トレーラー1aにおける積載物100の積載手順>
次に、図3~図6、及び図11を参照して、第一の実施形態の積載トレーラー1に積載物100を積載する手順を説明する。図3は、位置決め部D1を示す。支持部材6aは、基台2の所定の複数の位置に形成されている。
積載トレーラー1の積載物100の一例として、プレハブ式ハウス101の場合について説明する。プレハブ式ハウス101は、積載トレーラー1によって移動可能なので、必要な場所へ移動して使用できる。よって、プレハブ式ハウス101は、積載トレーラー1の代表的な積載物100として使用される可能性が高い。なお、第一の実施形態の積載トレーラー1aに限らず、後述する積載トレーラー1bから積載トレーラー1nについても同様に、プレハブ式ハウス101は代表的な積載物100である。図3に示すように、プレハブ式ハウス101は、積載トレーラー1に積載する際に通常下端部の四隅に保護部材102が取り付けられる。積載トレーラー1或いはその他に傷を付けないようにするためである。プレハブ式ハウス101は、保護部材102が支持部材6aの第一壁部5aと第二壁部5bとに案内されて、積載トレーラー1の基台2に積載される。図3及び図4に示すように、プレハブ式ハウス101が基台2に積載された後、第一軸受け部25aに規制部材8aが挿入される。
図5を参照して、プレハブ式ハウス101が第一の実施形態の積載トレーラー1aに積載された状態を説明する。プレハブ式ハウス101は通常、下端部はC形鋼或いは溝形鋼103が取り付けられている。規制部材8aは、溝形鋼103の凹部103aに挿入される。図5は、規制部材8aを挿入後に約90度回転させた状態を示している。規制部材8aは、約90度回転させたときに上下方向において係合部9aと基台2の上側との距離L3が、規制部材8aの外周部42と基台2の上側との距離L4よりも短くなる。これに伴い、係合部9aの弾性部材39aは弾性変形し、溝形鋼103の凹部103aの一部を下方向に押しつけることにより、プレハブ式ハウス101が上下方向に移動することを防止することができる。積載物100を基台2に対して昇降させる場合は、上述した手順と逆の操作を行う。以上説明したように、積載トレーラー1aは特別な工具を使用することなくプレハブ式ハウス101を例とした積載物100を積載することができる。
<積載トレーラー1aの効果>
次に、第一の実施形態の積載トレーラー1aの効果を説明する。積載トレーラー1aは、すでに説明した共通の効果に加えて以下の効果を奏する。図3及び図4に示すように、規制部材8aは、回転中心C4に沿って係合部9aより第一軸受け部25aに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能である。この場合、規制部材8aは回転中心C4に沿って係合部9aより第一軸受け部25aに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能なので、特別の工具を用いることなく操作が可能である。
また、図5に示すように、規制部材8aは、所定角度回転させたときに上下方向において係合部9aと基台2の上側との距離L3が、規制部材8aの外周部42と基台2の上側との距離L4よりも短くなる。よって、基台2に積載物100が積載されたとき、規制部材8aの係合部9aは積載物100の一部を基台2の上側との間で挟むことが可能となり、積載物100が上方向に移動することを防止できる。
より具体的には、図5に示すように積載物100がプレハブ式ハウス101であり、下端部に溝形鋼103が取り付けられている場合、規制部材8aは係合部9aと溝形鋼103との隙間を低減している。特に、図5においては係合部9aに弾性部材39aが取り付けてあり、弾性部材39aが圧縮することで溝形鋼103を下方向へ押圧している。溝形鋼103は、保護部材102を介して基台2の上側へ押圧される。また、プレハブ式ハウス101の下側端部は、位置決め部D以外の箇所において、基台2の上側に備えられた台板2dに載置されているので、基台2に安定して載置される。
なお、積載物100の例として下端部に溝形鋼103が取り付けられたプレハブ式ハウス101について説明したがこれに限らない。溝形鋼103の凹部103aの代わりに積載物100が部分的に有する凹部に規制部材8aが挿入されてもよい。なお、以上は特別な工具の使用を必要としない。
<積載トレーラー1bの構成>
次に、図7~図12を参照して、本発明に係る第二の実施形態の積載トレーラー1bを詳細に説明する。なお、第一の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。図7に示すように、位置決め部Dは、さらに基台2に基台開口部20を備える。支持部材6bは、さらに第一壁部5a及び第二壁部5bに繋がり、少なくとも一部が基台2と接する底壁23と、底壁23に形成された支持部材突部24を備える。支持部材6bは、基台開口部20に支持部材突部24を挿抜することで基台2に着脱可能である。
なお、支持部材6bの構成は、第二の実施形態の積載トレーラー1bにおける構成として説明したが、積載トレーラー1a及び後述する積載トレーラー1cから積載トレーラー1nについても適用可能であり、それぞれの形態に合わせて基台2を形成することができる。
支持部材6bは、基台開口部20に支持部材突部24を装着したときに、第一壁部5aが長手方向に沿って延びた状態であり、第二壁部5bが幅方向に沿って延びた状態に形成される。第一壁部5aと第二壁部5bの少なくとも一方は、規制部材8bを挿入可能な第一軸受け部25bを備える。なお、第一軸受け部25bと規制部材8bの構成は、第一の実施形態の積載トレーラー1aと同様のため、詳細な説明は省略する(図6~図8参照)。
図7に示すように、規制機構部7bは一例として位置決め部Dにおいて形成されている。規制部材8bは、回転中心C4に沿って係合部9bより第一軸受け部25bに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能である。図10に示すように、規制部材8bは、所定角度回転させたときに上下方向において係合部9bと基台2の上側との距離L3が、回転軸部31の外周部42と基台2の上側との距離L4よりも短くなる。
図1に示すように、基台2において、基台開口部20は中心点Cに対して対称の位置のうちの2箇所以上に備えられ、基台開口部20を結ぶ線によって複数の長方形を形成可能である。
第一の実施形態と同様、図6に示すように、規制部材8bの係合部9bの一部は、弾性部材39bからなる。例として、係合部9bの一部はゴム、或いはエラストマー樹脂のような弾性を有する材質によって形成される。さらに、係合部9bの一部は取替可能な構造であってもよい。
次に、第二の実施形態の積載トレーラー1bの構成をさらに詳細に説明する。図7に示すように、支持部材6bは、第一壁部5aと第二壁部5bとが略直角をなすように接合され、第一壁部5aと第二壁部5bの下側に当たる部分と底壁23とが接合されている。第一壁部5aと第二壁部5bの上側のガイド部は、所定の角度を持ったテーパー形状である。底壁23の下側には、支持部材突部24が接合されている。支持部材突部24は、例として角パイプが用いられ底壁23に溶接されている。支持部材突部24の第三方向の側と第四方向の側の面には、支持部材突部止め軸26が挿入される支持部材突部穴27がそれぞれ形成されている。
図7は、位置決め部D1における支持部材6bの形状を図示している。支持部材6bの形状は、位置決め部Dの位置によって異なる。支持部材6bは、積載物100の角部を覆うように形成されている。例えば、図7に示した位置決め部D1における支持部材6bに対して、中心点Cと対称の位置であるD2に使用される支持部材6bは、中心点Cに対して対称形状である。すなわち、D1の支持部材6bの第一壁部5aは第三方向の側にあり、第二壁部5bは第一方向の側にあるが、D2の支持部材6bの第一壁部5aは、第四方向の側にあり、第二壁部5bは第二方向の側にある。
さらに、例えば位置決め部DがD1~D4の4箇所の場合、D3及びD4についても支持部材6bの形状が異なる。D3における支持部材6bの第一壁部5aは第四方向の側にあり、第二壁部5bは第一方向の側にある。また、D4における支持部材6bの第一壁部5aは第三方向の側にあり、第二壁部5bは第二方向の側にある。なお、D5からD8における位置決め部Dにおいても同様に、支持部材6bは積載物100の角部を覆うよう形成される。また、第一軸受け部25bは、積載物100が有する凹所の位置や向きによって備えられる位置が適宜変更される。
図7に示すように、基台2の位置決め部Dには基台開口部20が形成されている。基台開口部20は、基台2を構成するH型鋼28のうちの上下方向に溶接された開口部プレート20pに沿って溶接されている。図1に示すように、基台2は複数の幅方向部材2bを備えるが、幅方向部材2bはH型鋼28が使用されている。基台開口部20は、支持部材6bの支持部材突部24が挿入可能な寸法の角パイプが使用される。基台開口部20は、支持部材突部24が挿入されたときに支持部材突部穴27に対応する位置の第三方向及び第四方向の側の面に、それぞれ基台開口部側面穴29が形成されている。
<積載トレーラー1bにおける積載物100の積載手順>
次に、図7~図12を参照して、第二の実施形態の積載トレーラー1bに積載物100を積載する手順を説明する。図7は、位置決め部Dのうちの一つを示す。基台開口部20は、基台2における位置決め部Dの複数箇所に備えられる。例えば、図1においてD1及びD2の2箇所について説明する。D1とD2は、中心線C3上の中心点Cに対して点対称の位置である。
図7に示すように、まず支持部材6bを基台2に装着する。支持部材突部24が基台2の基台開口部20に挿入される。支持部材突部24は、挿入されたときに支持部材突部穴27が基台開口部側面穴29に対応するように装着される。次に、図9(b)に示すように支持部材突部止め軸26を基台開口部側面穴29及び支持部材突部穴27に挿入し、支持部材突部止め軸26のスナップピン穴26aにスナップピン40が装着される。これにより、支持部材6bが基台2に取り付けられる。
第一の実施形態と同様、積載物100の一例として、プレハブ式ハウス101の場合について説明する。図7に示すように、プレハブ式ハウス101は、積載トレーラー1に積載する際に通常下端部の四隅に保護部材102が取り付けられる。積載トレーラー1或いはその他に傷を付けないようにするためである。プレハブ式ハウス101は、保護部材102が支持部材6bの第一壁部5aと第二壁部5bとに案内されて、積載トレーラー1の基台2に積載される。図7、図8及び図10に示すように、プレハブ式ハウス101が基台2に積載された後、第一軸受け部25aに規制部材8bが挿入される。
図10を参照して、プレハブ式ハウス101が第二の実施形態の積載トレーラー1に積載された状態を説明する。プレハブ式ハウス101は通常、下端部はC形鋼或いは溝形鋼103が取り付けられている。規制部材8bは、溝形鋼103の凹部103aに挿入される。図10は、規制部材8bを挿入後に約90度回転させた状態を示している。規制部材8bは、約90度回転させたときに上下方向において係合部9bと基台2の上側との距離L3が、規制部材8bの外周部42と基台2の上側との距離L4よりも短くなる。これに伴い、係合部9bの弾性部材39bは弾性変形し、溝形鋼103の凹部103aの一部を下側方向に押しつけることにより、プレハブ式ハウス101が上下方向に移動することを防止することができる。以上説明したように、積載トレーラー1は特別な工具を使用することなくプレハブ式ハウス101を例とした積載物100を積載することができる。
<積載トレーラー1bの効果>
次に、第二の実施形態の積載トレーラー1bの効果を説明する。積載トレーラー1bは、すでに説明した共通の効果に加えて以下の効果を奏する。図1に示すように、積載トレーラー1bは、中心点Cに対して対称の位置のうちの少なくとも2箇所に基台開口部20が備えられている。支持部材6bは、基台開口部20に支持部材突部24を挿抜することで基台2に着脱可能である。この場合、支持部材6bは、位置決め部Dにおける必要な箇所に着脱可能であり、積載トレーラー1bに積載物100を積載しないときは支持部材6bを取り外すことができるので、基台2の上側が邪魔にならない。また、積載物100のサイズが従来のものと異なる場合、積載物100のサイズに合わせた支持部材6bと付け替えることができる。
また、図7及び図8に示すように、支持部材6bは基台開口部20に支持部材突部24を装着したときに、第一壁部5aが長手方向に沿って延びた状態であり、第二壁部5bが幅方向に沿って延びた状態に形成される。よって、積載物100の角部を支持部材6bに沿わせて積載することができる。
また、図7及び図8に示すように、規制部材8bは、回転中心C4に沿って係合部9bより第一軸受け部25bに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能である。この場合、規制部材8bは回転中心C4に沿って係合部9bより第一軸受け部25bに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能なので、特別の工具を用いることなく操作が可能である。規制機構部7bが、積載トレーラー1bに積載された積載物100が上下方向に移動することを防止できる効果は第一の実施形態の積載トレーラー1aと同様なので、詳細な説明は省略する。
<積載トレーラー1cの構成>
次に、図13~図17を参照して、本発明に係る第三の実施形態の積載トレーラー1cを詳細に説明する。なお、第一又は第二の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。図13に示すように、積載トレーラー1cの位置決め部D1は、さらに支持部材6cと基台2とを締結する支持部材締結部54を備える。支持部材6cは、第一壁部5a及び第二壁部5bに繋がり、少なくとも一部が基台2と接する底壁23を備える。支持部材6cは、支持部材締結部54において基台2に着脱可能である。
さらに詳細に説明すると、図13に示すように、支持部材6cは、支持部材締結部54において基台2の幅方向部材2bとして使用されるH型鋼28又は基台2の他の部分に締結される。支持部材締結部54は、支持部材6cに形成された螺子穴54bとH型鋼28又は基台2の他の部分に形成された雌螺子部54cと締結螺子54aからなる。例として、支持部材締結部54は一つの支持部材6cに対して4箇所設けられる。支持部材締結部54は、基台2に積載物100が積載されたときに、締結螺子54aと干渉しない位置に形成される。支持部材6cは、支持部材締結部54において着脱可能であり、複数の位置決め部D(D1~D8)を選択して取り付け可能である。支持部材6cは、積載物100のサイズに応じて位置決め部D(D1~D8)を選択して取り付けられる。なお、図13において締結螺子54aは通常の螺子を示しているが、蝶ネジを用いてもよい。この場合、支持部材6cは、特別な工具を使用せずに締結できる。
なお、支持部材6cの構成は、第三の実施形態の積載トレーラー1cにおける構成として説明したが、積載トレーラー1a、積載トレーラー1b、及び後述する積載トレーラー1d~積載トレーラー1nについても適用可能である。基台2は、それぞれの支持部材6の形態に合わせて形成することができる。さらに、図7に示したように、支持部材6bの構成と併用しても良い。すなわち、積載トレーラー1cは、基台2に基台開口部20を備え、底壁23に支持部材突部24を備え、支持部材6cは、基台開口部20に支持部材突部24が挿入された後に、支持部材締結部54にて締結されても良い。
第一及び第二の実施形態の積載トレーラー1(1a、1b)と同様に、積載物100は角部を位置決め部D(D1~D8)に合わせて積載される。積載物100は、角部に保護部材102が取り付けられ、支持部材6cに案内されて積載される。積載物100がプレハブ式ハウス101の場合、通常下端部に溝形鋼103が取り付けられている。溝形鋼103は、積載物100の外側に向かって凹部103aを形成している。
次に、第三の実施形態の積載トレーラー1cをさらに詳細に説明する。図14~図16を参照して、規制機構部7cをさらに詳細に説明する。図14に示すように、第二壁部5bに、第一軸受け部25cが溶接されている。第一軸受け部25cは、長手方向と幅方向とで形成される平面方向に向かって開口され、一部に係合部9cを挿入可能な第一開口部51cが形成されている(図16参照)。図17に示すように、第二壁部5bは、第一軸受け部25cが溶接された箇所において、規制機構部7cの規制部材8cと係合部9cを挿入可能な第三開口部57が形成されている。
図14、図15に示すように、規制機構部7cは一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7cは、規制部材8cの一方の側に係合部9cが取り付けられ、他方の側にレバー状の回転作動部34cが形成されている。係合部9cは、支持部材6cの一方の側に、規制部材8cの回転中心C4に直交する方向に延びた状態に取り付けられている。
図15に示すように、積載トレーラー1cにおける規制機構部7cの係合部9cは規制部材8cの回転中心C4に対する半径方向に伸縮可能に取り付けられる。規制機構部7cは、規制部材8cの回転中心C4における半径方向において、回転中心C4と係合部9cの先端との距離L5が変更可能である。
係合部9cをさらに詳細に説明する。図15に示すように、係合部9cは、規制部材8cに溶接されたナット58と調整螺子60と、ナット58に締め付け固定するナット59からなる。調整螺子60の先端には、弾性ゴムである弾性部材39cが取り付けられている。
図15、図16に示すように、規制機構部7cは、回転作動部34cが二点鎖線の位置のように立てた状態で、係合部9cを第一軸受け部25cに挿入する。係合部9cは、積載物100が位置決め部Dに積載された状態で、積載物100の溝形鋼103の凹部103aに挿抜可能である。係合部9cは、回転作動部34cを約90度回転させると先端である弾性部材39cが凹部103aに係合する。凹部103aの寸法が多少異なっていても、弾性部材39cが弾性変形することで凹部103aを基台2の側へ押圧することができる。
図16に示すように、規制機構部7cは回転作動部34cを回転させた状態で、蝶ボルト48を支持部材6cの止め穴62と回転作動部34cの止め穴63に挿入し、蝶ナット49と締結する。規制部材8cが回転して、凹部103aから係合部9cが外れることを防止するためである。図14、図15に示すように、支持部材6cには、ストッパー溝64とストッパー溝65が形成されている。規制機構部7cは、長手方向と幅方向とで形成される平面方向に位置を調整することが可能であり、調整位置によって回転作動部34cをストッパー溝64とストッパー溝65のいずれに挿入するかを選択できる。凹部103aが形成されている位置が異なる場合、規制機構部7cは、第一軸受け部25cが形成する軸方向に沿う平面方向において、係合部9cの位置を調整することができる。
<積載トレーラー1cにおける積載物100の積載手順>
次に、図14~図17を参照して、第三の実施形態の積載トレーラー1cに積載物100を積載する手順を説明する。なお、第一の実施形態の積載トレーラー1a、第二の実施形態の積載トレーラー1bと同様の手順は省略する。図13に示すように、まず支持部材6cを基台2に装着する。支持部材締結部54において、基台2に支持部材6cを締結する。
次に、積載物100の角部が支持部材6cの第一壁部5aと第二壁部5bに沿うようにして積載物100を基台2に積載する。規制機構部7cにおける規制部材8cを第一軸受け部25cに挿入する。この際、規制部材8cは、係合部9cを第一軸受け部25cの第一開口部51cと第三開口部57とに合わせて挿入する。規制部材8cは、係合部9cが積載物100の凹部103aに侵入するまで挿入する。
次に、回転作動部34cを回転させ、回転作動部34cをストッパー溝64又はストッパー溝65のいずれかに挿入する。このとき、係合部9cの先端部が積載物100の凹部103aと係合していない場合は、調整螺子60とナット59とによって係合部9cの長さ調整を行う。なお、係合部9cは、先端部に弾性部材39cが形成されているので、厳密な長さ調整を行わなくても、凹部103aと係合可能である。積載物100を基台2に対して昇降させる場合は、上述した手順と逆の操作を行う。以上説明したように、積載トレーラー1c、は特別な工具を使用することなく積載物100を積載することができる。
<積載トレーラー1cの効果>
以上説明したように、第三の実施形態の積載トレーラー1cは種々の効果を奏する。図13に示すように、積載トレーラー1cは位置決め部Dにおいて、支持部材締結部54を備えるので、支持部材6cの着脱が可能である。この場合、支持部材6cは、位置決め部Dにおける必要な箇所に着脱可能であり、積載トレーラー1cに積載物100を積載しないときは支持部材6cを取り外すことができるので、基台2の上側が邪魔にならない。
また、規制機構部7cにおける規制部材8cは、第一軸受け部25cに形成された軸方向に沿った平面方向に移動可能である。よって、係合部9c及び規制部材8cは平面方向の移動を伴いながら、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。さらに、規制部材8cは、回転中心C4に対して回転することにより係合部9cが上下方向の移動を伴いながら、凹部103aに係合することができる。よって、積載トレーラー1cは、積載物100が上下方向へ移動することを規制することができると共に、基台2に対して積載物100を昇降させるときには規制機構部7cが邪魔にならない。また、規制機構部7cは、規制部材8cの回転中心C4における半径方向において、回転中心C4と係合部9cの先端との距離L5が変更可能である。よって、係合部9cの先端部と積載物100の凹部103aとが係合するように、係合部9cの長さ調整を行うことができる。
<積載トレーラー1dの構成>
次に、図18、図19を参照して、本発明に係る第四の実施形態の積載トレーラー1dを詳細に説明する。なお、前述した実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。積載トレーラー1dは、規制部材8dがさらに、基台2において、積載物100の凹部103aよりも上下方向の下側にあって、平面方向に沿って開口された第一回転支持部10aを備える。規制部材8dは、第一回転支持部10aの周りに回転可能な第一回転軸部10bを備える。規制部材8dは、第一回転軸部10bよりも上下方向の上側に係合部9dを備える。第一回転軸部10bは、基台2に対して係合部9dが上下方向に移動可能となるよう回転可能に形成される。規制部材8dが、第一回転支持部10aを中心に回転したとき、係合部9dと基台2とが凹部103aを挟む。
図18、図19を参照して、規制機構部7dをさらに詳細に説明する。規制機構部7dは一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。図18(b)に示すように、規制部材8dはL型の形状であり、一方の側に第一回転支持部10aが形成されて基台2に回転可能に支持されている。規制部材8dの他方の側は係合部9dが形成され、弾性ゴムである弾性部材39dが取り付けられている。規制部材8dは、基台2と引きバネ66で連結されている。
図18(b)に示すように、位置決め部Dに対して積載物100を昇降させるときは、規制部材8dは二点鎖線で示したように係合部9dが積載物100から離間する方向に回転し、ストッパー67で係止されている。ストッパー67は、基台2に形成されたストッパー溝68に装着することで、規制機構部7dの回転を止める。位置決め部Dに積載物100を積載した状態でストッパー67を外すと、引きバネ66によって規制機構部7cが回転し、係合部9dが凹部103aと係合する。
<積載トレーラー1dの効果>
以上説明したように、第四の実施形態の積載トレーラー1dは種々の効果を奏する。図18、19に示すように、積載トレーラー1dは、規制機構部7dにおい係合部9dが基台2に対して上下方向に移動可能となるよう回転可能なので、係合部9dは積載物100の凹部103aに係合することができる。ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。また、第一回転支持部10aは積載物100の凹部103aよりも上下方向の下側なので、規制部材8dが凹部103aから離れる方向に回転すると、積載物100を昇降させる際に邪魔にならない。
<積載トレーラー1e~1hの共通の構成>
次に、図20から図26を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eから第八の実施形態の積載トレーラー1hの構成を説明する。積載トレーラー1(1e~1h)は、規制機構部7(7e~7h)がさらに、支点部11(11e~11h)と、調整部12(12e~12h)とを備える。規制部材8(8e~8h)は一方向に延びた部材であり、支点部11は規制部材8の一方の側に形成される。係合部9(9e~9h)は、規制部材8の他方の側に形成される。調整部12は、規制部材8において、支点部11と係合部9との間にあって、規制部材8を上下方向に昇降可能に形成される。積載物100が基台2に積載されたとき、調整部12によって規制部材8を上下方向に昇降させることにより、規制部材8は支点部11を支点として回転し、係合部9が凹部103aを挟む。
<積載トレーラー1e~1hの共通の効果>
以上説明したように、第五の実施形態の積載トレーラー1eから第八の実施形態の積載トレーラー1hは共通の効果を奏する。規制機構部7(7e~7h)の係合部9(9e~9h)は、支点部11(11e~11h)を支点として、調整部12(12e~12h)によって上下方向の下側へ移動して、積載物100の凹部103aを押圧する方向に移動できる。よって、積載物100の凹部103aの形状或いは寸法が異なるものに対しても、ユーザーは簡単な調整操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1e、1fの共通の構成>
次に、図20から図24を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eと第六の実施形態の積載トレーラー1fに共通する構成を説明する。積載トレーラー1eと積載トレーラー1fは、支点部11e、11fが規制部材8e、8fを挟んで締結する支点部締結手段31e、31fを備える。調整部12e、12fは、規制部材8e、8fを挟んで締結する調整部締結手段32e、32fを備える。支点部11e、11fは、規制部材8e、8fが上下方向に所定量移動可能な状態で支点部締結手段31e、31fが締結される。これは、規制部材8e、8fが支点部11e、11fを支点として調整部12e、12fを調整することにより係合部9e、9fの上下方向の位置を調整できるようにするためである。規制部材8e、8fは、調整部締結手段32e、32fが緩んだ状態のとき、支点部11e、11fと調整部12e、12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。
<積載トレーラー1e、1fの共通の効果>
以上説明したように、第五の実施形態の積載トレーラー1eと第六の実施形態の積載トレーラー1fは共通の効果を奏する。規制機構部7e、7fは、規制部材8e、8fにおける調整部締結手段32e、32fが緩んだ状態のとき、支点部11e、11fと調整部12e、12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。よって、規制部材8e、8fは係合部9e、9fと共に平面方向への移動を伴いながら、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。また、係合部9e、9fは、調整部12e、12fにおける調整部締結手段32e、32fによって上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合可能である。さらに、規制部材8e、8fは、支点部11e、11fを支点としたテコの原理により、係合部9e、9fが調整部12e、12fによって発生する規制部材8e、8fに対する押圧力よりも大きな圧力で凹部103aを押圧できる。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1eの構成>
次に、図20、図21を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eを説明する。積載トレーラー1eの規制機構部7eは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7eは、さらに基台2において平面方向に延びた状態に形成された第一規制部材支持部17を備える。規制部材8eは、支点部11eと調整部12eが並ぶ方向に沿って開口された規制部材開口部56eを備える。調整部締結手段32eは、第一上側締結部13eと第一下側締結部14eを備える。支点部締結手段31eは、第二上側締結部15eと第二下側締結部16eを備える。
規制部材8eは、第一規制部材支持部17の上下方向の上側にある。規制部材開口部56eは、支点部締結手段31eの一部と調整部締結手段32eの一部とが挿入可能に形成されている。規制部材開口部56eの長さは、支点部11eと調整部12eとの間の距離以上であり、平面方向に移動可能である。支点部締結手段31eは、第一規制部材支持部17の所定の位置において、第二上側締結部15eと第二下側締結部16eが規制部材8eを挟む。調整部締結手段32eは、第一規制部材支持部17の所定の位置において、第一上側締結部13eと第一下側締結部14eが規制部材8eを挟む。
図20、図21を参照して、積載トレーラー1eをさらに詳細に説明する。図20(a)に示すように、規制部材開口部56eは、後述するように規制部材8eが移動したときに、支点部11e及び調整部12eとに干渉しないように長穴が形成されている。規制部材開口部56eの長さは、支点部11eと調整部12eとの距離に加えて規制部材8e及び係合部9eを移動可能とする長さ以上の長さの長穴である。規制部材8eの上下方向の下側には、第一規制部材支持板70が備えられている。支点部11eは、第二下側締結部16eとしての固定ボルトが第一規制部材支持板70に溶接されている。支点部11eは、第二下側締結部16eである固定ボルトに対して、第二上側締結部15eであるナットと第二補助締結部69eであるナットとが締結される。第二補助締結部69eであるナットは、第二上側締結部15eであるナットのゆるみ止めの役割を果たす。
調整部12eは、第一上側締結部13eとしての蝶ボルトを備え、第一下側締結部14eとしての固定ナットが第一規制部材支持板70に溶接されている。調整部12eは、第一下側締結部14eである固定ナットに対して、第一上側締結部13eである蝶ボルトが締結される。規制部材8eの支点部11eに対する他方の側に係合部9eが形成されている。係合部9eは、弾性部材39eを備えるか、或いは積載物100の凹部103aに高さ調整部材22eを備えても良い。高さ調整部材22eは弾性材によって形成されてもよい。規制部材8eは、調整部12eが緩んだ状態のとき、支点部11eと調整部12eを移動させない状態で、第一規制部材支持部17に対して移動可能である。また、規制部材8eは、支点部11eと調整部12eと第一規制部材支持板70と共に、第一規制部材支持部17に対して移動することも可能である。いずれの移動方法とするかを選択できる。なお、図示しないが図20、図21において、第一規制部材支持板70を備えないことも可能である。このとき、第一下側締結部14eと第二下側締結部16eは、規制部材8eに溶接によって固定される。すると、規制部材8eは、支点部11e及び調整部12eと一体となって第一規制部材支持部17に対して移動可能である。
<積載トレーラー1eにおける積載物100の積載手順>
次に、図20、図21を参照して、積載トレーラー1eにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1cと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。規制機構部7eの規制部材8eは、積載物100を積載する際に邪魔にならないよう、図20(b)に示した待避時の位置とする。積載物100の角部が位置決め部Dに積載された後、規制部材8eを図20(b)に示した係合時の位置(係合部9eが凹部103aに係合する係合位置)まで移動させる。このとき、調整部12eの調整部締結手段32eは締結されていない緩んだ状態である。
支点部締結手段31eの第二上側締結部15eと第二下側締結部16eとは予め締結されており、積載物100を積載する際に締結作業を行う必要は無い。このとき、第二上側締結部15eと第二下側締結部16eは、規制部材8eを挟んで固定してしまうのではなく、所定の隙間を空けて規制部材8eの可動域を設けておく。規制部材8eを移動させた後、調整部12eの第一上側締結部13eと第一下側締結部14eとを締結する。このとき、調整部12eを締結すると規制部材8eが下側に移動して係合部9e(或いは高さ調整部材22eを介して)が、凹部103aを下側へ押しながら係合する。係合部9e又は高さ調整部材22eが弾性材によって形成されていると、係合部9eは弾性変形を伴って凹部103aと係合する。積載物100を基台2から昇降させる場合は、以上説明した手順と逆の手順を行う。
<積載トレーラー1eの効果>
以上説明したように、積載トレーラー1eは種々の効果を奏する。図20、図21に示すように、規制機構部7eは、規制部材8eが第一規制部材支持部17の上下方向の上側にあって、平面方向に移動可能である。よって、規制部材8e及び係合部9eは、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。規制部材8eは、積載物100が昇降する範囲外に移動することにより、積載物100が昇降するときの干渉を防止できる。
また、調整部締結手段32eは、規制部材8eの所定の位置において、第一上側締結部13eと第一下側締結部14eが規制部材8eを挟む。よって、規制機構部7eは、支点部11eを支点とし、調整部12eによって規制部材8eを上下方向に調整することで、係合部9eが上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合することができる。ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
また、第一下側締結部14eと第二下側締結部16eとが第一規制部材支持板70に溶接されているので、特別の工具を用いることなく第一上側締結部13eと第二上側締結部15eを締結することができる。
<積載トレーラー1fの構成>
次に、図22~図24を参照して、本発明に係る第六の実施形態の積載トレーラー1fの構成を説明する。積載トレーラー1fの規制機構部7fは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7fが、さらに基台2において平面方向に延びた状態に形成された第二規制部材支持部21と、補助部材55とを備える。調整部締結手段32fは、第一上側締結部13fと、補助部材55に形成された第一下側締結部14fを備える。支点部締結手段31fは、第二上側締結部15fと、補助部材55に形成された第二下側締結部16fを備える。
規制部材8fは、第二規制部材支持部21の上下方向の上側にあり、調整部締結手段32fと支点部締結手段31fは、規制部材8fと一体的に移動可能である。支点部締結手段31fは、第二上側締結部15fと第二下側締結部16fが規制部材8fを挟む。調整部締結手段32fは、第二規制部材支持部21の所定の位置において、第一上側締結部13fと第一下側締結部14fが規制部材8fを挟む。支点部締結手段31fは、規制部材8fが上下方向に所定量移動可能な状態で締結されている。規制部材8fは、調整部締結手段32fが緩んだ状態のとき、支点部11fと調整部12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。規制部材8fは、調整部12fにおいて調整部締結手段32fによって上下方向に昇降して調整される。
次に、図22~図24を参照して、積載トレーラー1fの構成をさらに詳細に説明する。規制部材8fは、第二規制部材支持部21の上側にあり、図23(b)に示すようにコの字状の箱型形状である。規制部材8fは、上板部81fと下板部82fのそれぞれに第一下側締結部14fである固定ボルトが挿入される調整上板穴83fと調整下板穴84fと、第二下側締結部16fである固定ボルトが挿入される支点下板穴86fを備える。補助部材55は、第二規制部材支持部21の下側にあり、補助部材調整穴85fと補助部材支点穴87fを備える。第一下側締結部14fである固定ボルトと、第二下側締結部16fである固定ボルトは、補助部材55に溶接されている。
支点部11fは、第二下側締結部16fである固定ボルトに対して、第二上側締結部15fであるナットと第二補助締結部69fであるナットとが締結される。第二補助締結部69fであるナットは、第二上側締結部15fであるナットのゆるみ止めの役割を果たす。調整部12fは、第一下側締結部14fである固定ボルトに対して、第一上側締結部13fである蝶ナットが締結される。
規制部材8fは、調整部12fが緩んだ状態で第二規制部材支持部21に対して移動可能である。移動方向は、支点部11fと調整部12fとが並んだ方向であり、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能な方向である。規制部材8fが移動するときは、支点部11fと調整部12fとが一体的に移動する。規制部材8fは、支点部11fとは反対側に係合部9fを備える。係合部9fは弾性部材39fを備え、規制部材8fが凹部103aに挿入されたとき、凹部103aと係合する。なお、係合部9fが弾性部材39fを備える代わりに、凹部103aに高さ調整部材22fが備えられてもよい。図23は、例として凹部103aが高さ調整部材22fを備えた例を示している。
<積載トレーラー1fにおける積載物100の積載手順>
次に、図23を参照して、積載トレーラー1fにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1eと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるときは、図23(b)に示すように規制部材8fは凹部103aから離間させ、規制部材8fと凹部103aとが干渉しないようにする。このとき、調整部12fの調整部締結手段32fは締結されていない緩んだ状態である。支点部11fと調整部12fの締結作業は、規制部材8fが凹部103aから離間した状態で行われる。従って、ユーザーは、凹部103aを含む積載物100の外側で作業できる。
支点部11fは、積載トレーラー1eと同様に、第二上側締結部15fと第二下側締結部16fは、規制部材8fを挟んで固定してしまうのではなく、所定の隙間を空けて規制部材8fの可動域を設けておく。支点部11fは、支点部締結手段31fによって予め締結されおり、積載物100を積載する際に締結作業を行う必要は無い。次に、図23(a)に示すように、規制部材8fを係合部9fが凹部103aと係合する位置まで移動させ、調整部12fの第一上側締結部13fと第一下側締結部14fとを締結する。このとき、調整部12fを締結すると支点部11fを支点として規制部材8fが回転運動を伴って下側に移動し、係合部9f(或いは高さ調整部材22fを介して)が、凹部103aを下側へ押しながら係合する。係合部9f又は高さ調整部材22fが弾性材によって形成されていると、係合部9fは弾性変形を伴って凹部103aと係合する。積載物100を基台2から昇降させる場合は、以上説明した手順と逆の手順を行う。
<積載トレーラー1fの効果>
以上説明したように、積載トレーラー1fは種々の効果を奏する。図22、図23に示すように、積載トレーラー1fは、調整部締結手段32fが緩んだ状態のとき、規制部材8fが支点部11fと調整部12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。調整部締結手段32fと支点部締結手段31fとは、規制部材8fと一体的に移動可能である。よって、規制部材8fの係合部9fは、積載物100の凹部103aに対して平面方向の移動を伴いながら係合可能である。また、規制部材8fは、調整部12fにおいて調整部締結手段32fによって上下方向に昇降して調整される。つまり、係合部9fは、上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
さらに、図23(a)及び(b)に示すように、規制部材8fは積載物100の外側へ移動可能なので、支点部11fの締結作業を広い空間で行うことができる。また、調整部12fは、規制部材8fを凹部103aに挿入した状態においても凹部103aの外側に位置するので、調整部12fの締結作業が容易である。また、第一下側締結部14fは、補助部材55に溶接されているので、特別の工具を用いることなく第一上側締結部13fを締結することができる。
<積載トレーラー1gの構成>
次に、図25、図26を参照して、本発明に係る第七の実施形態の積載トレーラー1gの構成を説明する。積載トレーラー1gの規制機構部7gは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7gが、さらに基台2において形成された第三規制部材支持部18を備える。図26(a)、(b)に示すように、第三規制部材支持部18は、規制部材8gを上下方向の下側から支える平面部18aと、基台2に対して上下方向の上側の2箇所に形成された側壁部18bとを備える。支点部11gは、規制部材8gが延びた方向と直交する方向であって、平面方向に延びた第二回転支持部19を備える。2か所の側壁部18bは、第二回転支持部19を支持する開口部であって、平面方向に沿う方向に延びた長穴18cを備える。
調整部締結手段32gは、第一上側締結部13gと、第三規制部材支持部18に形成された第一下側締結部14gを備える。支点部11gは、長穴18cの範囲において平面方向に移動可能である。規制部材8gは、第三規制部材支持部18に沿って平面方向に移動可能である。調整部締結手段32gは、規制部材8gの所定の位置において、第一上側締結部13gと第一下側締結部14gが規制部材8gを挟む。
積載トレーラー1gについて、さらに詳細に説明する。図25(a)に示すように、規制部材8gは、長穴18cの範囲において第二回転支持部19が凹部103aに対して平面方向であって挿抜する方向に移動可能である。規制部材8gは、移動する際に調整部12gと干渉しないように規制部材開口部56gを備える。第二回転支持部19は、長穴18cにおいて上下方向の移動が規制される。規制部材8gは、第二回転支持部19を支点にして上下方向に移動可能である。調整部12gは、第一上側締結部13gである蝶型ボルトと、第一下側締結部14gである固定ナットを備える。第一下側締結部14gである固定ナットは、第三規制部材支持部18に溶接されている。
<積載トレーラー1gにおける積載物100の積載手順>
次に、図25、図26を参照して、積載トレーラー1gにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1fと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるときは、図25(b)に示すように規制部材8gは、第二回転支持部19を二点鎖線で示した待避時の位置まで移動させて凹部103aから離間させ、規制部材8gと凹部103aとが干渉しないようにする。
積載物100が基台2に積載されたとき、係合部9gが凹部103aと係合するように規制部材8gを移動させる。調整部12gにおいて調整部締結手段32gが締結される。すなわち、第一上側締結部13gである蝶型ボルトが、第一下側締結部14gである固定ナットに締結される。調整部締結手段32gが締結されることにより、規制部材8gが第二回転支持部19を支点として回転しながら上下方向の下側に押され、係合部9gが凹部103aを下側に押圧する。係合部9gは、弾性部材39gを備えるか、或いは凹部103aに備えられた高さ調整部材22gが弾性材料で形成されるので、凹部103aに対して弾性変形を伴って係合する。積載物100を昇降させるときは、逆の手順を行う。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1gの効果>
以上説明したように、積載トレーラー1gは種々の効果を奏する。図25、26に示すように、規制機構部7gは、支点部11gが長穴18cの範囲において平面方向に移動可能であり、規制部材8gは、第三規制部材支持部18に沿って平面方向に移動可能である。よって、規制部材8g及び係合部9gは、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。また、調整部締結手段32gは、規制部材8gの所定の位置において、第一上側締結部13gと第一下側締結部14gが規制部材8gを挟む。規制部材8g及び係合部9gは、支点部11gを支点とした回転運動を伴う上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。また、第一下側締結部14gである固定ナットは第三規制部材支持部18に溶接されているので、ユーザーは特別の工具を用いることなく第一上側締結部13gである蝶型ボルトを締結することができる。
<積載トレーラー1hの構成>
次に、図27、図28を参照して、本発明に係る第八の実施形態の積載トレーラー1hの構成を説明する。積載トレーラー1hの規制機構部7hは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7hは、支点部11hが、規制部材8hを挟んで締結する支点部締結手段31hを備える。調整部12hは、規制部材8hを挟んで締結する調整部締結手段32hを備える。支点部締結手段31hは、基台2の複数箇所に形成可能であり、第二上側締結部15hと、基台2の複数箇所に形成された第二下側締結部16hとを備える。調整部締結手段32hは、第一上側締結部13hと、基台2に形成された第一下側締結部14hを備える。規制部材8hは、調整部12hを中心として平面方向に回転可能である。
支点部11hは、係合部9h(規制部材8h)が凹部103aに対応する位置へ回転された状態で、支点部締結手段31hによって第一下側締結部14hのうちの一つにおいて締結される。支点部締結手段31hは、規制部材8hが上下方向に所定量移動可能な状態で、基台2と規制部材8hを挟んで締結される。調整部締結手段32hは、基台2(又は底壁23)と規制部材8hを挟んで第一上側締結部13hと第一下側締結部14hとが締結される。規制部材8hは、上下方向に移動し、係合部9hの位置が調整される。
図27、図28を参照して、積載トレーラー1hをさらに詳細に説明する。規制機構部7hは、規制部材8hの下側に規制部材スペーサ46が固定されている。規制部材8hと底壁23又は基台2との隙間を埋めるためのものである。支点部締結手段31hの第二下側締結部16hである固定ナットは、底壁23又は基台2に溶接されており、第二上側締結部15hである蝶型ボルトが締結される。調整部締結手段32hの第一下側締結部14hである固定ナットは、底壁23又は基台2に溶接されており、第一上側締結部13hである蝶型ボルトが締結される。図27(a)に示すように、第二下側締結部16hは、2箇所に形成されている。一方の第二下側締結部16hは、規制部材8hが実線で示された状態の時に締結される。他方の第二下側締結部16hは、規制部材8hが二点鎖線で示された状態で締結される。いずれの作業も特別の工具を使用することなく行うことができる。
規制部材8hは、支点部11hとは反対側の端に係合部9hが形成されている。係合部9hは一部に弾性部材39hを備えている。或いは、凹部103aに高さ調整部材22hが形成されてもよい。高さ調整部材22hは、弾性材料で形成されても良い。
<積載トレーラー1hにおける積載物100の積載手順>
次に、図27、図28を参照して、積載トレーラー1hにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1gと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるとき規制部材8hは、図27(a)の二点鎖線と図28に示すように、調整部12hを中心に回転し、凹部103aから離間させて、規制部材8hと凹部103aとが干渉しないようにする。
図28に示すように、積載物100が基台2に積載されていないとき、又は積載物100を昇降させるとき、支点部11hは規制部材8hが凹部103aから離間した位置が選択される。規制部材8hは、支点部締結手段31hによって底壁23又は基台2に固定される。積載物100が基台2に積載された後、支点部締結手段31hは外され、規制部材8hは調整部12hを中心に回転して係合部9hが凹部103aに挿入される。調整部12hにおける調整部締結手段32hは締結されていない緩んだ状態である。
係合部9hが凹部103aと係合する位置に移動した状態で、支点部締結手段31hと調整部締結手段32hの調整を行う。支点部11hは、支点部締結手段31hにおいて第二下側締結部16hに対して第二上側締結部15hを締結する。第二上側締結部15hと第二下側締結部16hは、規制部材8hを挟んで固定してしまうのではなく、所定の隙間を空けて規制部材8hの可動域を設けておく。
調整部12hは、調整部締結手段32hにおいて第一上側締結部13hを第一下側締結部14hに締結する。このとき、調整部12hを締結すると規制部材8hは支点部11hを支点とした回転動作を伴いながら下側に移動し、係合部9h(或いは高さ調整部材22hを介して)が、凹部103aを下側へ押しながら係合する。係合部9h又は高さ調整部材22hが弾性材によって形成されていると、係合部9hは弾性変形を伴って凹部103aと係合する。積載物100を基台2から昇降させる場合は、以上説明した手順と逆の手順を行う。
<積載トレーラー1hの効果>
以上説明したように、第八の実施形態の積載トレーラー1hは種々の効果を奏する。図27、図28に示すように、規制部材8h及び係合部9hは、調整部12hを中心として平面方向に回転可能なので、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。支点部11hは、基台2と規制部材8hを挟んで、第二下側締結部16hのうちの一つに締結して固定される。支点部11hは、規制部材8hが上下方向に所定量移動可能な状態で、基台2と規制部材8hを挟んで締結される。調整部12hは、基台2と規制部材8hを挟んで、第一上側締結部13hと第一下側締結部14hとが締結される。規制部材8h及び係合部9hは、支点部11hを支点とした回転運動を伴う上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よってユーザーは簡単な操作で規制部材8hを上下方向に調整でき、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
さらに、図27に示すように、規制機構部7hは、積載物100が基台2に積載された状態において、支点部11hと調整部12hが積載物100の外側に位置するので、調整作業が容易である。また、積載トレーラー1a~1gと同様に、特別の工具を用いることなく、積載物100の積載作業を行うことができる。
<積載トレーラー1jの構成>
次に、図29、図30を参照して、本発明に係る第九の実施形態の積載トレーラー1jの構成を説明する。積載トレーラー1jの規制機構部7jは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。積載トレーラー1jは、規制機構部7jがさらに基台2において、平面方向に沿って開口され、雌ネジが形成された第二軸受け部30を備える。規制部材8jは、少なくとも一部に回転可能な雄ネジが形成される。規制部材8jは、雄ネジが雌ネジに螺合して回転しながら第二軸受け部30に沿って移動可能である。
規制部材8jは、一方の側に回転作動部34jと、他方の側に係合部9jを備える。積載物100が基台2に積載されたとき、規制部材8jは、回転作動部34jによって回転させることにより、第二軸受け部30に沿って平面方向に移動し、係合部9jが積載物100の凹部103aと係合する。
図29、図30を参照して、積載トレーラー1jの構成をさらに詳細に説明する。第二軸受け部30は第二壁部5bに形成され、規制部材8jが積載物100の凹部103aに対して挿抜できる方向に形成されている。図29(b)に示すように、係合部9jは規制部材8jの先端部が収納される空間90を有する。規制部材8jが回転を伴って平面方向に沿って移動する場合、係合部9jには規制部材8jの回転が伝えられず平面方向の移動のみが伝達される構造となっている。
また、係合部9jは先端部が細くなるようなテーパー形状を有する。規制部材8jが平面方向に沿って移動するのに伴い、凹部103aに形成されたテーパー形状を有する高さ調整部材22jと係合しやすくなっている。規制部材8jが図示方向の右側へ移動するに従って、係合部9jが高さ調整部材22jを下側へ押下するように係合する。
<積載トレーラー1jにおける積載物100の積載手順>
次に、図29、図30を参照して、積載トレーラー1jにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1hと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるとき規制部材8jは、図29(b)の二点鎖線に示すように、回転作動部34jを回転して規制部材8jを図示方向の左側へ移動させ、規制部材8jと凹部103aとが干渉しないようにする。
図29(b)に示すように、積載物100が基台2に積載された後、回転作動部34jを回転させて規制部材8jを図示方向の右側へ移動させる。係合部9jは、一部に有するテーパー形状に従って凹部103aに備えられた高さ調整部材22jに係合する。規制部材8jが移動するのに伴って、係合部9jが高さ調整部材22jを下側へ押下する。係合部9jが高さ調整部材22jを押下する圧力を調整しながら規制部材8jを移動させる。積載物100を基台2から昇降させる場合は、以上説明した手順と逆の手順を行う。
<積載トレーラー1jの効果>
以上説明したように、本発明に係る第九の実施形態の積載トレーラー1jは種々の効果を奏する。図29、図30に示すように、積載トレーラー1jの規制機構部7jは、回転作動部34jを回転させて規制部材8jを回転させることにより、第二軸受け部30に沿って平面方向に移動する。係合部9jは、上下方向において積載物100の凹部103aと係合する。よって、規制部材8j及び係合部9jは、平面方向への移動を伴いながら、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能であり、簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
さらに、規制機構部7jは、回転作動部34jを回転させることによって係合部9jが凹部103aに備えられた高さ調整部材22jを押下する押下量、或いは押下圧力を調整することができる。よって、規制機構部7jは、凹部103aの形状或いは寸法が変化しても積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1k、1mの共通の構成と効果>
次に、図31、図32を参照して、本発明に係る第十の実施形態の積載トレーラー1k及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mに共通する構成を説明する。積載トレーラー1k及び積載トレーラー1mは、規制機構部7k、7mがさらに固定締結手段45、47を備える。固定締結手段45、47は、規制部材8k、8mの上下方向の上側に上側固定締結部45a、47aと、基台2に形成された下側固定締結部45b、47bを備える。係合部9k、9mを凹部103aに挿入し、固定締結手段45、47において規制部材8k、8mを基台2に固定したとき、係合部9k、9mと基台2とが凹部103aを挟む。この場合、積載トレーラー1k、1mは、係合部9k、9mと基台2とが凹部103aを挟むので、簡単な構成で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1kの構成と効果>
次に、図31を参照して、本発明に係る第十の実施形態の積載トレーラー1kの構成を説明する。図31(b)に示すように、規制機構部7kは規制部材8kと固定締結手段45を備える。積載トレーラー1kの規制機構部7kは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制部材8kは、一部に段差を有する板状の部材であり、段差部に係合部9kを備える。固定締結手段45は、上側固定締結部45aとしての蝶型ボルトと下側固定締結部45bとしての固定ボルトからなり、固定ボルトは底壁23又は基台2に溶接されている。
図31(b)に示すように、積載物100が基台2に積載された状態で規制部材8kを取付ける。規制部材8kは、係合部9kが凹部103aと係合した状態で上側固定締結部45aが規制部材8kのボルト穴45cに通されて下側固定締結部45bに締結される。固定締結手段45は、積載物100の外側の位置に形成されているので、積載物100に対して穴等の加工を施す必要が無い。また、係合部9kは凹部103aに対して挿抜可能であり、固定締結手段45を締結する際に凹部103aを下側へ押下させるよう上下方向の移動を伴いながら係合する。以上により、規制機構部7kは、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラー1mの構成と効果>
次に図32を参照して、本発明に係る第十一の実施形態の積載トレーラー1mの構成を説明する。積載トレーラー1mの規制機構部7mは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。図32(b)に示すように、規制機構部7mは規制部材8mと固定締結手段47を備える。規制部材8mは、平板状の部材であり、リングワッシャでもよい。固定締結手段47は、上側固定締結部47aとしての蝶型ボルトと下側固定締結部47bとしての固定ボルトからなり、固定ボルトは底壁23又は基台2に溶接されている。
図32(b)に示すように、積載物100が基台2に積載された状態で規制部材8mを取付ける。規制部材8mは、係合部9mが凹部103aと係合した状態で上側固定締結部47aが規制部材8mのボルト穴45cに通されて下側固定締結部47bに締結される。また、係合部9mは凹部103aに対して挿抜可能であり、固定締結手段45を締結する際に凹部103aを下側へ押下させるよう上下方向の移動を伴いながら係合する。なお、この場合、凹部103aには、固定締結手段45の位置に対応した開口穴が必要である。以上により、規制機構部7mは、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。なお、第十一の実施形態の積載トレーラー1mにおいて使用したmは長さの単位ではなく、単なる符号である。
<積載トレーラー1nの構成と効果>
次に図33を参照して、本発明に係る第十二の実施形態の積載トレーラー1nの構成を説明する。積載トレーラー1nの規制機構部7nは、一例として位置決め部Dに形成されている。規制機構部7nは、位置決め部Dにおいて、壁部5に形成された第二開口部52を備える。積載物100が基台2に積載された状態で、第二開口部52に対応した開口穴53を備えるとき、規制部材8nを第二開口部52と開口穴53とに挿入すると、係合部9nが開口穴53と係合する。
図33に示すように、規制部材8nは、軸状の部材であり、先端部が抜け止めとなるように曲折している。積載物100が基台2に積載された状態で、第二開口部52と積載物100の開口穴53の位置が一致したとき、規制部材8nが第二開口部52と開口穴53とに挿入される。このとき、規制部材8nにおいて、開口穴53と係合した部分が係合部9nに相当する。規制部材8nは、スナップピン72を挿入するスナップピン穴72aが形成され、開口穴53と係合部9nとが係合した状態でスナップピン72がスナップピン穴72aに挿入されて移動が規制される。係合部9nは、水平方向の移動を伴いながら積載物100の開口穴53に係合する。この場合、ユーザーは規制部材8nを第二開口部52と開口穴53とに挿入するという簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
<積載トレーラーユニットの構成と効果>
次に、図34、図35を参照して、積載トレーラーユニット110の構成を説明する。積載トレーラーユニット110は、積載トレーラー1と、積載トレーラー1に積載可能な補助装置付き積載物104とを備える。補助装置付き積載物104は、積載物100の外側に長手方向、又は幅方向に沿ってジャッキ挿入装置120を備える。ジャッキ挿入装置120は、ジャッキ200を挿入するジャッキ挿入開口部121を備える。
ジャッキ挿入開口部121は、平面方向に沿う方向に開口されている。ジャッキ挿入装置120は、基台2に補助装置付き積載物104が積載されるとき、位置決め部Dに案内される補助装置付き積載物104の角部に隣接してジャッキ挿入開口部121が位置するように取り付けられる。ジャッキ挿入開口部121に挿入されたジャッキ200が上下方向に昇降したときに、補助装置付き積載物104は基台2に対して上下方向に昇降する。
この場合、積載トレーラーユニット110における補助装置付き積載物104は、ジャッキ挿入開口部121に挿入されたジャッキ200が上下方向に昇降したときに、基台2に対して上下方向に昇降するのでジャッキ200によって上下方向の昇降が可能である。よって、クレーン或いはフォークリフトのような昇降装置を用いることなく、積載物100を昇降させることができる。
また、ジャッキ挿入開口部121は、位置決め部Dに案内される補助装置付き積載物104の角部に隣接して位置する。例えば、ジャッキ挿入開口部121は、補助装置付き積載物104の4箇所の角部に隣接して備えられる。図34(a)に示すように、ジャッキ挿入装置120は、積載物100における角部にネジ締め固定される。よって、補助装置付き積載物104は、ジャッキ200によってスムーズに昇降させることができる。なお、補助装置付き積載物104は、プレハブ式ハウス101にジャッキ挿入装置120が取り付けられたものでもよい。
<変形例>
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。中心点Cは基台2の長手方向における中心の位置に設定する例を示したがこれに限らない。例えば、中心点Cは基台2の長手方向の中心に対して第一方向の側にあってもよいし、第二方向の側にあっても良い。ただし、中心点Cは長手方向においてタイヤ部4の中心線C2よりも第一方向の側に位置することが望ましい。
また、基台2は平面形状が略長方形である例を示したがこれに限らない。例えば、楕円形状でも良いし台形形状でもよく、種々の形状を採用することができる。さらに、基台2は長手方向部材2a、幅方向部材2bが格子状に結合して形成される例を示したが、これに限らない。例えば、基台2は平板状の部材を使用してもよい。
1 積載トレーラー
2 基台
3 牽引ユニット
4 タイヤ部
5 壁部
5a 第一壁部
5b 第二壁部
6 支持部材
7 規制機構部
8 規制部材
9 係合部
10 第一回転支持部
11 支点部
12 調整部
13 第一上側締結部
14 第一下側締結部
15 第二上側締結部
16 第二下側締結部
17 第一規制部材支持部
18 第三規制部材支持部
19 第二回転支持部
20 基台開口部
21 第二規制部材支持部
23 底壁
24 支持部材突部
30 第二軸受け部
31 支点部締結手段
32 調整部締結手段
34 回転作動部
39 弾性部材
45 固定締結手段
45a 上側固定締結部
45b 下側固定締結部
47 固定締結手段
47a 上側固定締結部
47b 下側固定締結部
C 中心点
C1 中心線
C2 中心線
C3 中心線
C4 回転中心
D 位置決め部
D1~D8 位置決め部
L3 距離
L4 距離
L5 距離

Claims (12)

  1. 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
    前記長手方向に延びた基台と、
    前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
    前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
    前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
    前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
    前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
    前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
    前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
    前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
    前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
    前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
    前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
    前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
    前記規制機構部は、さらに前記基台において、前記平面方向に沿って開口された第一軸受け部を備え、
    前記規制部材は、前記第一軸受け部における回転中心に対して回転可能であり、
    前記規制部材は、一方向に延びた部材であり、一方の側に該規制部材を回転させる回転作動部を備え、
    前記係合部は、前記規制部材の他方の側にあり、
    前記規制部材を前記回転中心の周りに回転させることにより、前記上下方向において前記係合部と前記積載物の前記凹部とが係合することを特徴とする積載トレーラー。
  2. 前記係合部は、前記規制部材の前記回転中心に対する半径方向に延びており、
    前記第一軸受け部は、一部に前記係合部を挿入可能な第一開口部を備え、
    前記規制部材は、前記係合部を前記平面方向に沿って前記第一開口部に挿入し、前記係合部が前記第一軸受け部から離間した状態で回転可能であることを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  3. 前記係合部は、前記規制部材の前記回転中心に対する前記半径方向に伸縮可能に取り付けられ、前記半径方向において前記回転中心と前記係合部の先端との距離が変更可能であることを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  4. 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
    前記長手方向に延びた基台と、
    前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
    前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
    前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
    前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
    前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
    前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
    前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
    前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
    前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
    前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
    前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
    前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
    前記規制機構部は、さらに、支点部と、調整部とを備え、
    前記規制部材は一方向に延びた部材であり、
    前記支点部は前記規制部材の一方の側に形成され、
    前記係合部は、前記規制部材の他方の側に形成され、
    前記調整部は、前記規制部材において、前記支点部と前記係合部との間にあって、前記規制部材を前記上下方向に昇降可能に形成され、
    前記積載物が前記基台に積載されたとき、前記調整部によって前記規制部材を前記上下方向に昇降させることにより、前記規制部材は前記支点部を支点に回転し、前記係合部が前記凹部を挟むことを特徴とする積載トレーラー。
  5. 前記支点部は、前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、
    前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、
    前記支点部は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で前記支点部締結手段が締結され、
    前記規制部材は、前記調整部締結手段が緩んだ状態のとき、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  6. 前記規制機構部は、さらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第一規制部材支持部を備え、
    前記規制部材は、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って開口された規制部材開口部を備え、
    前記調整部締結手段は、前記規制部材を挟んで第一上側締結部と第一下側締結部を備え、
    前記支点部締結手段は、前記規制部材を挟んで第二上側締結部と第二下側締結部を備え、
    前記規制部材は、前記第一規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、
    前記規制部材開口部は、前記支点部締結手段の一部と前記調整部締結手段の一部とが挿入可能に形成され、前記規制部材開口部の長さは前記支点部と前記調整部との間の距離以上であり、
    前記支点部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、
    前記調整部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  7. 前記規制機構部は、さらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第二規制部材支持部と、補助部材とを備え、
    前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記補助部材に形成された第一下側締結部を備え、
    前記支点部締結手段は、第二上側締結部と、前記補助部材に形成された第二下側締結部を備え、
    前記規制部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、
    前記補助部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の下側にあり、
    前記調整部締結手段と前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部を挟んで前記規制部材及び前記補助部材と一体的に移動可能であり、
    前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、
    前記調整部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  8. 前記規制機構部は、さらに前記基台において形成された第三規制部材支持部を備え、
    前記第三規制部材支持部は、前記規制部材を前記上下方向の下側から支える平面部と、前記基台に対して前記上下方向の上側の2箇所に形成された側壁部とを備え、
    前記支点部は、前記規制部材が延びた方向と直交する方向であって、前記平面方向に延びた第二回転支持部を備え、
    前記側壁部は、前記第二回転支持部を支持する開口部であって、前記平面方向に沿う方向に延びた長穴を備え、
    前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記第三規制部材支持部に形成された第一下側締結部を備え、
    前記支点部は、前記長穴の範囲において前記平面方向に移動可能であり、
    前記規制部材は、前記第三規制部材支持部に沿って前記平面方向に移動可能であり、
    前記調整部締結手段は、前記規制部材の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  9. 前記支点部は、前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、
    前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、
    前記支点部締結手段は、前記基台の複数箇所に形成可能であり、第二上側締結部と、前記基台の複数箇所に形成された第二下側締結部とを備え、
    前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記基台に形成された第一下側締結部を備え、
    前記規制部材は、前記調整部を中心として前記平面方向に回転可能であり、
    前記支点部は、前記係合部が前記凹部に対応する位置へ回転された状態で、前記支点部締結手段によって前記第二下側締結部のうちの一つにおいて締結され、
    前記支点部締結手段は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で、前記基台と前記規制部材を挟んで締結され、
    前記調整部締結手段は、前記基台と前記規制部材を挟んで前記第一上側締結部と前記第一下側締結部とが締結され、
    前記規制部材は、前記上下方向に移動し、前記係合部の位置が調整されることを特徴とする請求項に記載の積載トレーラー。
  10. 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
    前記長手方向に延びた基台と、
    前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
    前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
    前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
    前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
    前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
    前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
    前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
    前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
    前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
    前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
    前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
    前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
    前記規制機構部は、さらに、前記基台において、前記平面方向に沿って開口され、雌ネジが形成された第二軸受け部を備え、
    前記規制部材は、少なくとも一部に回転可能な雄ネジが形成され、
    前記規制部材は、前記雄ネジが前記雌ネジに螺合して回転しながら前記第二軸受け部に沿って移動可能であり、
    前記規制部材は、一方の側に回転作動部と、他方の側に前記係合部を備え、
    前記積載物が前記基台に積載されたとき、
    前記規制部材は、前記回転作動部によって回転させることにより、前記第二軸受け部に沿って前記平面方向に移動し、
    前記係合部は、前記上下方向において前記積載物の前記凹部と係合することを特徴とする積載トレーラー。
  11. 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
    前記長手方向に延びた基台と、
    前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
    前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
    前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
    前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
    前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
    前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
    前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
    前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
    前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
    前記支持部材は、前記上下方向の上側に延びた第一壁部と第二壁部を備え、
    前記第一壁部は、前記長手方向に沿って延びた状態であり、
    前記第二壁部は、前記幅方向に沿って延びた状態であり、
    前記支持部材は、前記基台に形成され、
    前記位置決め部は、さらに前記基台に基台開口部を備え、
    前記支持部材は、さらに
    前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁と、
    前記底壁に形成された支持部材突部を備え、
    前記支持部材は、前記基台開口部に前記支持部材突部を挿抜することで前記基台に着脱可能であることを特徴とする積載トレーラー。
  12. 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
    前記長手方向に延びた基台と、
    前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
    前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
    前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
    前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
    前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
    前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
    前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
    前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
    前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
    前記支持部材は、前記上下方向の上側に延びた第一壁部と第二壁部を備え、
    前記第一壁部は、前記長手方向に沿って延びた状態であり、
    前記第二壁部は、前記幅方向に沿って延びた状態であり、
    前記支持部材は、前記基台に形成され、
    前記位置決め部は、さらに前記支持部材と前記基台とを締結する支持部材締結部を備え、
    前記支持部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁を備え、
    前記支持部材は、前記支持部材締結部において前記基台に着脱可能であることを特徴とする積載トレーラー。
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