JP7223363B2 - 積載トレーラー及び積載トレーラーユニット - Google Patents
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Description
図1~図3を参照して、本発明に係る積載トレーラー1の概要を説明する。各実施形態の積載トレーラー1の構成はそれぞれ後述するが、まず、共通の構成を説明する。図1に示すように、積載トレーラー1は、幅方向に所定の幅を有し、幅方向に直交する方向を長手方向としたときに、長手方向に延びた基台2と、基台2の長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニット3とを備える。
以上説明したように、積載トレーラー1は後述する各実施形態のいずれにおいても共通する効果を奏する。積載トレーラー1は規制機構部7を備え、位置決め部Dにおいて基台2における上下方向の上側に積載物100が積載されたときに、係合部9が積載物100に係合可能である。よって、規制機構部7は係合部9を備えるので、積載物100に特別な加工を施す必要が無い。規制機構部7は、積載物100に係合したときに、積載物100が基台2に対して相対的な上下方向への移動を規制する。よって、積載トレーラー1は、積載物100を所定の位置に積載可能であって、搬送時に積載物100の移動を拘束することが可能であるという効果がある。積載トレーラー1は、規制機構部7を備えるので、積載物100を移動するときに積載物100が振動するか、或いは積載トレーラー1から脱落する等の事故を防ぐことができる。なお、規制機構部7は、中心点Cに対して対向する複数の箇所に形成されるのが好ましい。この場合、規制機構部7の係合部9は積載物100に係合し、積載物100が上下方向へ移動することを安定的に防止できる。
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第八の実施形態の積載トレーラー1h、第十の実施形態の積載トレーラー1k、及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mに共通する構成を説明する。図3~図28と、図31、図32に示すように、積載トレーラー1は、係合部9が、上下方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに係合する。積載物100を上下方向に昇降させるとき、係合部9が上下方向への移動を伴いながら凹部103aから離間する。
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第八の実施形態の積載トレーラー1h、第十の実施形態の積載トレーラー1k、及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mは共通の効果を奏する。規制機構部7は、積載物100を積載した状態では係合部9と凹部103aとを係合させることで、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。積載物100を上下方向に昇降させるときは、予め規制部材8及び係合部9と凹部103aとを離間させておくことで、規制部材8が積載物100と干渉することを防止できる。ユーザーは簡単な操作で、積載物100の凹部103aと係合部9とを係合させるかどうかを容易に設定できる。
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cと第五の実施形態の積載トレーラー1eから第九の実施形態の積載トレーラー1jに共通する構成を説明する。図3から図12、図14から図17、及び図20から図30に示すように、積載トレーラー1は、係合部9が平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに挿抜可能である。積載物100が積載されたとき、係合部9は平面方向への移動を伴いながら移動して積載物100の凹部103aに係合する。積載物100を上下方向に昇降させるとき、係合部9は平面方向への移動を伴いながら凹部103aから離間する。さらに、係合部9と共に規制部材8を平面方向にさらに移動して積載物100の移動範囲から待避する。各実施形態の詳細な構成は後述する。
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cと第五の実施形態の積載トレーラー1eから第九の実施形態の積載トレーラー1jは共通の効果を奏する。積載トレーラー1は、係合部9が、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに挿抜可能である。よって、積載物100を積載した状態では、係合部9を平面方向に移動して凹部103aに係合させることができるので、積載物100が上下方向に移動することを防止できる。また、積載物100を基台2に対して昇降させるときは、予め凹部103aから係合部9を平面方向に移動させて抜くことで離間できる。規制部材8は、係合部9の移動に伴ってさらに移動させると、積載物100との干渉を防ぐことができる。
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1c、及び第九の実施形態の積載トレーラー1jに共通する構成を説明する。図3~図17、図29に示すように、規制機構部7(7a~7c、7j)は、さらに基台2において、平面方向に沿って開口された第一軸受け部25(25a~25c、25j)を備える。規制部材8(8a~8c、8j)は、第一軸受け部25における回転中心C4に対して回転可能である。規制部材8は、一方向に延びた部材であり、一方の側に規制部材8を回転させる回転作動部34(34a~34c、34j)を備える。係合部9(9a~9c、9j)は、規制部材8の他方の側にある。規制部材8を回転中心C4の周りに回転させることにより、上下方向において係合部9と積載物100の凹部103aとが係合する。なお、後述するように回転作動部34は、規制部材8とは別の部材を備えた例を示すが、例えば別の部材を備えずに規制部材8そのものを回転させてもよい。その場合の回転作動部34は、規制部材8の一部が該当する。
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1c、及び第九の実施形態の積載トレーラー1jは共通の効果を奏する。規制部材8は、第一軸受け部25における回転中心C4に対して回転させることによって、係合部9と積載物100の凹部103aとが係合する。よって、積載物100を上下方向に昇降させて積載する際には、係合部9と積載物100の凹部103aとが離間し、積載物100を積載した状態では、係合部9と積載物100の凹部103aとを係合させることができる。
次に、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cに共通する構成を説明する。図3~図17に示すように、積載トレーラー1(1a~1c)は、係合部9(9a~9c)が規制部材8(8a~8c)の回転中心C4に対する半径方向に延びた状態である。第一軸受け部25(25a~25c)は、一部に係合部9(9a~9c)を挿入可能な第一開口部51(51a~51c)を備える。規制部材8(8a~8c)は、係合部9を平面方向に沿って第一開口部51に挿入し、係合部9が第一軸受け部25より離間した状態で回転可能である。
以上説明したように、第一の実施形態の積載トレーラー1aから第三の実施形態の積載トレーラー1cは共通の効果を奏する。係合部9は、規制部材8の回転中心C4に対する半径方向に延びた状態である。よって、規制部材8を回転中心C4の周りに回転させると、係合部9を積載物100の凹部103aに係合させることができる。また、規制部材8は係合部9を第一開口部51に挿入し、係合部9が第一軸受け部25より離間した状態で、回転中心C4を中心に回転可能である。よって、係合部9は平面方向への移動を伴いながら、基台2に積載物100が積載された状態で積載物100の凹部103aに挿抜できる。規制部材8は積載物100が積載された状態でも積載物100の凹部103aに挿入できる。また、積載物100を上下方向に昇降させて積載する際には、規制部材8は積載物100の凹部103aから抜くことができるので、規制部材8を積載物100の移動範囲外に移動させれば、積載物100を昇降させる際に規制部材8と干渉することがない。
次に、図3~図6、及び図11を参照して、本発明に係る第一の実施形態の積載トレーラー1aを詳細に説明する。位置決め部Dは、壁部5を備えた支持部材6aと、規制機構部7aとを備える。支持部材6aの壁部5は、長手方向に沿って延びた第一壁部5aと幅方向に沿って延びた第二壁部5bとを備え、第一壁部5aと第二壁部5bの少なくとも一方に、規制機構部7aの規制部材8aを挿入可能な第一軸受け部25aを備える。
次に、図3~図6、及び図11を参照して、第一の実施形態の積載トレーラー1に積載物100を積載する手順を説明する。図3は、位置決め部D1を示す。支持部材6aは、基台2の所定の複数の位置に形成されている。
次に、第一の実施形態の積載トレーラー1aの効果を説明する。積載トレーラー1aは、すでに説明した共通の効果に加えて以下の効果を奏する。図3及び図4に示すように、規制部材8aは、回転中心C4に沿って係合部9aより第一軸受け部25aに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能である。この場合、規制部材8aは回転中心C4に沿って係合部9aより第一軸受け部25aに挿入した状態で回転中心C4を中心に回転可能なので、特別の工具を用いることなく操作が可能である。
次に、図7~図12を参照して、本発明に係る第二の実施形態の積載トレーラー1bを詳細に説明する。なお、第一の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。図7に示すように、位置決め部Dは、さらに基台2に基台開口部20を備える。支持部材6bは、さらに第一壁部5a及び第二壁部5bに繋がり、少なくとも一部が基台2と接する底壁23と、底壁23に形成された支持部材突部24を備える。支持部材6bは、基台開口部20に支持部材突部24を挿抜することで基台2に着脱可能である。
次に、図7~図12を参照して、第二の実施形態の積載トレーラー1bに積載物100を積載する手順を説明する。図7は、位置決め部Dのうちの一つを示す。基台開口部20は、基台2における位置決め部Dの複数箇所に備えられる。例えば、図1においてD1及びD2の2箇所について説明する。D1とD2は、中心線C3上の中心点Cに対して点対称の位置である。
次に、第二の実施形態の積載トレーラー1bの効果を説明する。積載トレーラー1bは、すでに説明した共通の効果に加えて以下の効果を奏する。図1に示すように、積載トレーラー1bは、中心点Cに対して対称の位置のうちの少なくとも2箇所に基台開口部20が備えられている。支持部材6bは、基台開口部20に支持部材突部24を挿抜することで基台2に着脱可能である。この場合、支持部材6bは、位置決め部Dにおける必要な箇所に着脱可能であり、積載トレーラー1bに積載物100を積載しないときは支持部材6bを取り外すことができるので、基台2の上側が邪魔にならない。また、積載物100のサイズが従来のものと異なる場合、積載物100のサイズに合わせた支持部材6bと付け替えることができる。
次に、図13~図17を参照して、本発明に係る第三の実施形態の積載トレーラー1cを詳細に説明する。なお、第一又は第二の実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。図13に示すように、積載トレーラー1cの位置決め部D1は、さらに支持部材6cと基台2とを締結する支持部材締結部54を備える。支持部材6cは、第一壁部5a及び第二壁部5bに繋がり、少なくとも一部が基台2と接する底壁23を備える。支持部材6cは、支持部材締結部54において基台2に着脱可能である。
次に、図14~図17を参照して、第三の実施形態の積載トレーラー1cに積載物100を積載する手順を説明する。なお、第一の実施形態の積載トレーラー1a、第二の実施形態の積載トレーラー1bと同様の手順は省略する。図13に示すように、まず支持部材6cを基台2に装着する。支持部材締結部54において、基台2に支持部材6cを締結する。
以上説明したように、第三の実施形態の積載トレーラー1cは種々の効果を奏する。図13に示すように、積載トレーラー1cは位置決め部Dにおいて、支持部材締結部54を備えるので、支持部材6cの着脱が可能である。この場合、支持部材6cは、位置決め部Dにおける必要な箇所に着脱可能であり、積載トレーラー1cに積載物100を積載しないときは支持部材6cを取り外すことができるので、基台2の上側が邪魔にならない。
次に、図18、図19を参照して、本発明に係る第四の実施形態の積載トレーラー1dを詳細に説明する。なお、前述した実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する場合がある。積載トレーラー1dは、規制部材8dがさらに、基台2において、積載物100の凹部103aよりも上下方向の下側にあって、平面方向に沿って開口された第一回転支持部10aを備える。規制部材8dは、第一回転支持部10aの周りに回転可能な第一回転軸部10bを備える。規制部材8dは、第一回転軸部10bよりも上下方向の上側に係合部9dを備える。第一回転軸部10bは、基台2に対して係合部9dが上下方向に移動可能となるよう回転可能に形成される。規制部材8dが、第一回転支持部10aを中心に回転したとき、係合部9dと基台2とが凹部103aを挟む。
以上説明したように、第四の実施形態の積載トレーラー1dは種々の効果を奏する。図18、19に示すように、積載トレーラー1dは、規制機構部7dにおい係合部9dが基台2に対して上下方向に移動可能となるよう回転可能なので、係合部9dは積載物100の凹部103aに係合することができる。ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。また、第一回転支持部10aは積載物100の凹部103aよりも上下方向の下側なので、規制部材8dが凹部103aから離れる方向に回転すると、積載物100を昇降させる際に邪魔にならない。
次に、図20から図26を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eから第八の実施形態の積載トレーラー1hの構成を説明する。積載トレーラー1(1e~1h)は、規制機構部7(7e~7h)がさらに、支点部11(11e~11h)と、調整部12(12e~12h)とを備える。規制部材8(8e~8h)は一方向に延びた部材であり、支点部11は規制部材8の一方の側に形成される。係合部9(9e~9h)は、規制部材8の他方の側に形成される。調整部12は、規制部材8において、支点部11と係合部9との間にあって、規制部材8を上下方向に昇降可能に形成される。積載物100が基台2に積載されたとき、調整部12によって規制部材8を上下方向に昇降させることにより、規制部材8は支点部11を支点として回転し、係合部9が凹部103aを挟む。
以上説明したように、第五の実施形態の積載トレーラー1eから第八の実施形態の積載トレーラー1hは共通の効果を奏する。規制機構部7(7e~7h)の係合部9(9e~9h)は、支点部11(11e~11h)を支点として、調整部12(12e~12h)によって上下方向の下側へ移動して、積載物100の凹部103aを押圧する方向に移動できる。よって、積載物100の凹部103aの形状或いは寸法が異なるものに対しても、ユーザーは簡単な調整操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図20から図24を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eと第六の実施形態の積載トレーラー1fに共通する構成を説明する。積載トレーラー1eと積載トレーラー1fは、支点部11e、11fが規制部材8e、8fを挟んで締結する支点部締結手段31e、31fを備える。調整部12e、12fは、規制部材8e、8fを挟んで締結する調整部締結手段32e、32fを備える。支点部11e、11fは、規制部材8e、8fが上下方向に所定量移動可能な状態で支点部締結手段31e、31fが締結される。これは、規制部材8e、8fが支点部11e、11fを支点として調整部12e、12fを調整することにより係合部9e、9fの上下方向の位置を調整できるようにするためである。規制部材8e、8fは、調整部締結手段32e、32fが緩んだ状態のとき、支点部11e、11fと調整部12e、12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。
以上説明したように、第五の実施形態の積載トレーラー1eと第六の実施形態の積載トレーラー1fは共通の効果を奏する。規制機構部7e、7fは、規制部材8e、8fにおける調整部締結手段32e、32fが緩んだ状態のとき、支点部11e、11fと調整部12e、12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。よって、規制部材8e、8fは係合部9e、9fと共に平面方向への移動を伴いながら、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。また、係合部9e、9fは、調整部12e、12fにおける調整部締結手段32e、32fによって上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合可能である。さらに、規制部材8e、8fは、支点部11e、11fを支点としたテコの原理により、係合部9e、9fが調整部12e、12fによって発生する規制部材8e、8fに対する押圧力よりも大きな圧力で凹部103aを押圧できる。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図20、図21を参照して、本発明に係る第五の実施形態の積載トレーラー1eを説明する。積載トレーラー1eの規制機構部7eは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7eは、さらに基台2において平面方向に延びた状態に形成された第一規制部材支持部17を備える。規制部材8eは、支点部11eと調整部12eが並ぶ方向に沿って開口された規制部材開口部56eを備える。調整部締結手段32eは、第一上側締結部13eと第一下側締結部14eを備える。支点部締結手段31eは、第二上側締結部15eと第二下側締結部16eを備える。
次に、図20、図21を参照して、積載トレーラー1eにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1cと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。規制機構部7eの規制部材8eは、積載物100を積載する際に邪魔にならないよう、図20(b)に示した待避時の位置とする。積載物100の角部が位置決め部Dに積載された後、規制部材8eを図20(b)に示した係合時の位置(係合部9eが凹部103aに係合する係合位置)まで移動させる。このとき、調整部12eの調整部締結手段32eは締結されていない緩んだ状態である。
以上説明したように、積載トレーラー1eは種々の効果を奏する。図20、図21に示すように、規制機構部7eは、規制部材8eが第一規制部材支持部17の上下方向の上側にあって、平面方向に移動可能である。よって、規制部材8e及び係合部9eは、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。規制部材8eは、積載物100が昇降する範囲外に移動することにより、積載物100が昇降するときの干渉を防止できる。
次に、図22~図24を参照して、本発明に係る第六の実施形態の積載トレーラー1fの構成を説明する。積載トレーラー1fの規制機構部7fは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7fが、さらに基台2において平面方向に延びた状態に形成された第二規制部材支持部21と、補助部材55とを備える。調整部締結手段32fは、第一上側締結部13fと、補助部材55に形成された第一下側締結部14fを備える。支点部締結手段31fは、第二上側締結部15fと、補助部材55に形成された第二下側締結部16fを備える。
次に、図23を参照して、積載トレーラー1fにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1eと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるときは、図23(b)に示すように規制部材8fは凹部103aから離間させ、規制部材8fと凹部103aとが干渉しないようにする。このとき、調整部12fの調整部締結手段32fは締結されていない緩んだ状態である。支点部11fと調整部12fの締結作業は、規制部材8fが凹部103aから離間した状態で行われる。従って、ユーザーは、凹部103aを含む積載物100の外側で作業できる。
以上説明したように、積載トレーラー1fは種々の効果を奏する。図22、図23に示すように、積載トレーラー1fは、調整部締結手段32fが緩んだ状態のとき、規制部材8fが支点部11fと調整部12fが並ぶ方向に沿って移動可能である。調整部締結手段32fと支点部締結手段31fとは、規制部材8fと一体的に移動可能である。よって、規制部材8fの係合部9fは、積載物100の凹部103aに対して平面方向の移動を伴いながら係合可能である。また、規制部材8fは、調整部12fにおいて調整部締結手段32fによって上下方向に昇降して調整される。つまり、係合部9fは、上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図25、図26を参照して、本発明に係る第七の実施形態の積載トレーラー1gの構成を説明する。積載トレーラー1gの規制機構部7gは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7gが、さらに基台2において形成された第三規制部材支持部18を備える。図26(a)、(b)に示すように、第三規制部材支持部18は、規制部材8gを上下方向の下側から支える平面部18aと、基台2に対して上下方向の上側の2箇所に形成された側壁部18bとを備える。支点部11gは、規制部材8gが延びた方向と直交する方向であって、平面方向に延びた第二回転支持部19を備える。2か所の側壁部18bは、第二回転支持部19を支持する開口部であって、平面方向に沿う方向に延びた長穴18cを備える。
次に、図25、図26を参照して、積載トレーラー1gにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1fと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるときは、図25(b)に示すように規制部材8gは、第二回転支持部19を二点鎖線で示した待避時の位置まで移動させて凹部103aから離間させ、規制部材8gと凹部103aとが干渉しないようにする。
以上説明したように、積載トレーラー1gは種々の効果を奏する。図25、26に示すように、規制機構部7gは、支点部11gが長穴18cの範囲において平面方向に移動可能であり、規制部材8gは、第三規制部材支持部18に沿って平面方向に移動可能である。よって、規制部材8g及び係合部9gは、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。また、調整部締結手段32gは、規制部材8gの所定の位置において、第一上側締結部13gと第一下側締結部14gが規制部材8gを挟む。規制部材8g及び係合部9gは、支点部11gを支点とした回転運動を伴う上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よって、ユーザーは簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。また、第一下側締結部14gである固定ナットは第三規制部材支持部18に溶接されているので、ユーザーは特別の工具を用いることなく第一上側締結部13gである蝶型ボルトを締結することができる。
次に、図27、図28を参照して、本発明に係る第八の実施形態の積載トレーラー1hの構成を説明する。積載トレーラー1hの規制機構部7hは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制機構部7hは、支点部11hが、規制部材8hを挟んで締結する支点部締結手段31hを備える。調整部12hは、規制部材8hを挟んで締結する調整部締結手段32hを備える。支点部締結手段31hは、基台2の複数箇所に形成可能であり、第二上側締結部15hと、基台2の複数箇所に形成された第二下側締結部16hとを備える。調整部締結手段32hは、第一上側締結部13hと、基台2に形成された第一下側締結部14hを備える。規制部材8hは、調整部12hを中心として平面方向に回転可能である。
次に、図27、図28を参照して、積載トレーラー1hにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1gと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるとき規制部材8hは、図27(a)の二点鎖線と図28に示すように、調整部12hを中心に回転し、凹部103aから離間させて、規制部材8hと凹部103aとが干渉しないようにする。
以上説明したように、第八の実施形態の積載トレーラー1hは種々の効果を奏する。図27、図28に示すように、規制部材8h及び係合部9hは、調整部12hを中心として平面方向に回転可能なので、平面方向への移動を伴いながら積載物100の凹部103aに対して挿抜可能である。支点部11hは、基台2と規制部材8hを挟んで、第二下側締結部16hのうちの一つに締結して固定される。支点部11hは、規制部材8hが上下方向に所定量移動可能な状態で、基台2と規制部材8hを挟んで締結される。調整部12hは、基台2と規制部材8hを挟んで、第一上側締結部13hと第一下側締結部14hとが締結される。規制部材8h及び係合部9hは、支点部11hを支点とした回転運動を伴う上下方向への移動を伴いながら凹部103aに係合する。よってユーザーは簡単な操作で規制部材8hを上下方向に調整でき、積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図29、図30を参照して、本発明に係る第九の実施形態の積載トレーラー1jの構成を説明する。積載トレーラー1jの規制機構部7jは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。積載トレーラー1jは、規制機構部7jがさらに基台2において、平面方向に沿って開口され、雌ネジが形成された第二軸受け部30を備える。規制部材8jは、少なくとも一部に回転可能な雄ネジが形成される。規制部材8jは、雄ネジが雌ネジに螺合して回転しながら第二軸受け部30に沿って移動可能である。
次に、図29、図30を参照して、積載トレーラー1jにおける積載物100の積載手順を説明する。積載物100は、積載トレーラー1a~1hと同様、位置決め部Dを案内として基台2に積載される。積載物100を昇降させるとき規制部材8jは、図29(b)の二点鎖線に示すように、回転作動部34jを回転して規制部材8jを図示方向の左側へ移動させ、規制部材8jと凹部103aとが干渉しないようにする。
以上説明したように、本発明に係る第九の実施形態の積載トレーラー1jは種々の効果を奏する。図29、図30に示すように、積載トレーラー1jの規制機構部7jは、回転作動部34jを回転させて規制部材8jを回転させることにより、第二軸受け部30に沿って平面方向に移動する。係合部9jは、上下方向において積載物100の凹部103aと係合する。よって、規制部材8j及び係合部9jは、平面方向への移動を伴いながら、積載物100の凹部103aに対して挿抜可能であり、簡単な操作で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図31、図32を参照して、本発明に係る第十の実施形態の積載トレーラー1k及び第十一の実施形態の積載トレーラー1mに共通する構成を説明する。積載トレーラー1k及び積載トレーラー1mは、規制機構部7k、7mがさらに固定締結手段45、47を備える。固定締結手段45、47は、規制部材8k、8mの上下方向の上側に上側固定締結部45a、47aと、基台2に形成された下側固定締結部45b、47bを備える。係合部9k、9mを凹部103aに挿入し、固定締結手段45、47において規制部材8k、8mを基台2に固定したとき、係合部9k、9mと基台2とが凹部103aを挟む。この場合、積載トレーラー1k、1mは、係合部9k、9mと基台2とが凹部103aを挟むので、簡単な構成で積載物100が上下方向へ移動することを防止できる。
次に、図31を参照して、本発明に係る第十の実施形態の積載トレーラー1kの構成を説明する。図31(b)に示すように、規制機構部7kは規制部材8kと固定締結手段45を備える。積載トレーラー1kの規制機構部7kは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。規制部材8kは、一部に段差を有する板状の部材であり、段差部に係合部9kを備える。固定締結手段45は、上側固定締結部45aとしての蝶型ボルトと下側固定締結部45bとしての固定ボルトからなり、固定ボルトは底壁23又は基台2に溶接されている。
次に図32を参照して、本発明に係る第十一の実施形態の積載トレーラー1mの構成を説明する。積載トレーラー1mの規制機構部7mは、一例として位置決め部Dに隣接する位置に形成されている。図32(b)に示すように、規制機構部7mは規制部材8mと固定締結手段47を備える。規制部材8mは、平板状の部材であり、リングワッシャでもよい。固定締結手段47は、上側固定締結部47aとしての蝶型ボルトと下側固定締結部47bとしての固定ボルトからなり、固定ボルトは底壁23又は基台2に溶接されている。
次に図33を参照して、本発明に係る第十二の実施形態の積載トレーラー1nの構成を説明する。積載トレーラー1nの規制機構部7nは、一例として位置決め部Dに形成されている。規制機構部7nは、位置決め部Dにおいて、壁部5に形成された第二開口部52を備える。積載物100が基台2に積載された状態で、第二開口部52に対応した開口穴53を備えるとき、規制部材8nを第二開口部52と開口穴53とに挿入すると、係合部9nが開口穴53と係合する。
次に、図34、図35を参照して、積載トレーラーユニット110の構成を説明する。積載トレーラーユニット110は、積載トレーラー1と、積載トレーラー1に積載可能な補助装置付き積載物104とを備える。補助装置付き積載物104は、積載物100の外側に長手方向、又は幅方向に沿ってジャッキ挿入装置120を備える。ジャッキ挿入装置120は、ジャッキ200を挿入するジャッキ挿入開口部121を備える。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。中心点Cは基台2の長手方向における中心の位置に設定する例を示したがこれに限らない。例えば、中心点Cは基台2の長手方向の中心に対して第一方向の側にあってもよいし、第二方向の側にあっても良い。ただし、中心点Cは長手方向においてタイヤ部4の中心線C2よりも第一方向の側に位置することが望ましい。
2 基台
3 牽引ユニット
4 タイヤ部
5 壁部
5a 第一壁部
5b 第二壁部
6 支持部材
7 規制機構部
8 規制部材
9 係合部
10 第一回転支持部
11 支点部
12 調整部
13 第一上側締結部
14 第一下側締結部
15 第二上側締結部
16 第二下側締結部
17 第一規制部材支持部
18 第三規制部材支持部
19 第二回転支持部
20 基台開口部
21 第二規制部材支持部
23 底壁
24 支持部材突部
30 第二軸受け部
31 支点部締結手段
32 調整部締結手段
34 回転作動部
39 弾性部材
45 固定締結手段
45a 上側固定締結部
45b 下側固定締結部
47 固定締結手段
47a 上側固定締結部
47b 下側固定締結部
C 中心点
C1 中心線
C2 中心線
C3 中心線
C4 回転中心
D 位置決め部
D1~D8 位置決め部
L3 距離
L4 距離
L5 距離
Claims (12)
- 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
前記長手方向に延びた基台と、
前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
前記規制機構部は、さらに前記基台において、前記平面方向に沿って開口された第一軸受け部を備え、
前記規制部材は、前記第一軸受け部における回転中心に対して回転可能であり、
前記規制部材は、一方向に延びた部材であり、一方の側に該規制部材を回転させる回転作動部を備え、
前記係合部は、前記規制部材の他方の側にあり、
前記規制部材を前記回転中心の周りに回転させることにより、前記上下方向において前記係合部と前記積載物の前記凹部とが係合することを特徴とする積載トレーラー。 - 前記係合部は、前記規制部材の前記回転中心に対する半径方向に延びており、
前記第一軸受け部は、一部に前記係合部を挿入可能な第一開口部を備え、
前記規制部材は、前記係合部を前記平面方向に沿って前記第一開口部に挿入し、前記係合部が前記第一軸受け部から離間した状態で回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の積載トレーラー。 - 前記係合部は、前記規制部材の前記回転中心に対する前記半径方向に伸縮可能に取り付けられ、前記半径方向において前記回転中心と前記係合部の先端との距離が変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の積載トレーラー。
- 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
前記長手方向に延びた基台と、
前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
前記規制機構部は、さらに、支点部と、調整部とを備え、
前記規制部材は一方向に延びた部材であり、
前記支点部は前記規制部材の一方の側に形成され、
前記係合部は、前記規制部材の他方の側に形成され、
前記調整部は、前記規制部材において、前記支点部と前記係合部との間にあって、前記規制部材を前記上下方向に昇降可能に形成され、
前記積載物が前記基台に積載されたとき、前記調整部によって前記規制部材を前記上下方向に昇降させることにより、前記規制部材は前記支点部を支点に回転し、前記係合部が前記凹部を挟むことを特徴とする積載トレーラー。 - 前記支点部は、前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、
前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、
前記支点部は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で前記支点部締結手段が締結され、
前記規制部材は、前記調整部締結手段が緩んだ状態のとき、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の積載トレーラー。 - 前記規制機構部は、さらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第一規制部材支持部を備え、
前記規制部材は、前記支点部と前記調整部が並ぶ方向に沿って開口された規制部材開口部を備え、
前記調整部締結手段は、前記規制部材を挟んで第一上側締結部と第一下側締結部を備え、
前記支点部締結手段は、前記規制部材を挟んで第二上側締結部と第二下側締結部を備え、
前記規制部材は、前記第一規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、
前記規制部材開口部は、前記支点部締結手段の一部と前記調整部締結手段の一部とが挿入可能に形成され、前記規制部材開口部の長さは前記支点部と前記調整部との間の距離以上であり、
前記支点部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、
前記調整部締結手段は、前記第一規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項5に記載の積載トレーラー。 - 前記規制機構部は、さらに前記基台において前記平面方向に延びた状態に形成された第二規制部材支持部と、補助部材とを備え、
前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記補助部材に形成された第一下側締結部を備え、
前記支点部締結手段は、第二上側締結部と、前記補助部材に形成された第二下側締結部を備え、
前記規制部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の上側にあり、
前記補助部材は、前記第二規制部材支持部の前記上下方向の下側にあり、
前記調整部締結手段と前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部を挟んで前記規制部材及び前記補助部材と一体的に移動可能であり、
前記支点部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第二上側締結部と前記第二下側締結部が前記規制部材を挟み、
前記調整部締結手段は、前記第二規制部材支持部の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項5に記載の積載トレーラー。 - 前記規制機構部は、さらに前記基台において形成された第三規制部材支持部を備え、
前記第三規制部材支持部は、前記規制部材を前記上下方向の下側から支える平面部と、前記基台に対して前記上下方向の上側の2箇所に形成された側壁部とを備え、
前記支点部は、前記規制部材が延びた方向と直交する方向であって、前記平面方向に延びた第二回転支持部を備え、
前記側壁部は、前記第二回転支持部を支持する開口部であって、前記平面方向に沿う方向に延びた長穴を備え、
前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記第三規制部材支持部に形成された第一下側締結部を備え、
前記支点部は、前記長穴の範囲において前記平面方向に移動可能であり、
前記規制部材は、前記第三規制部材支持部に沿って前記平面方向に移動可能であり、
前記調整部締結手段は、前記規制部材の所定の位置において、前記第一上側締結部と前記第一下側締結部が前記規制部材を挟むことを特徴とする請求項5に記載の積載トレーラー。 - 前記支点部は、前記規制部材を挟んで締結する支点部締結手段を備え、
前記調整部は、前記規制部材を挟んで締結する調整部締結手段を備え、
前記支点部締結手段は、前記基台の複数箇所に形成可能であり、第二上側締結部と、前記基台の複数箇所に形成された第二下側締結部とを備え、
前記調整部締結手段は、第一上側締結部と、前記基台に形成された第一下側締結部を備え、
前記規制部材は、前記調整部を中心として前記平面方向に回転可能であり、
前記支点部は、前記係合部が前記凹部に対応する位置へ回転された状態で、前記支点部締結手段によって前記第二下側締結部のうちの一つにおいて締結され、
前記支点部締結手段は、前記規制部材が前記上下方向に所定量移動可能な状態で、前記基台と前記規制部材を挟んで締結され、
前記調整部締結手段は、前記基台と前記規制部材を挟んで前記第一上側締結部と前記第一下側締結部とが締結され、
前記規制部材は、前記上下方向に移動し、前記係合部の位置が調整されることを特徴とする請求項4に記載の積載トレーラー。 - 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
前記長手方向に延びた基台と、
前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
前記基台に積載された前記積載物が、側面部において前記平面方向に開口する凹部を有するとき、
前記規制部材は、前記積載物の前記凹部に挿抜可能であり、
前記規制部材の少なくとも一部を前記凹部に挿入したとき、前記上下方向において前記係合部が前記基台との間に前記凹部の少なくとも一部を挟み、
前記規制機構部は、さらに、前記基台において、前記平面方向に沿って開口され、雌ネジが形成された第二軸受け部を備え、
前記規制部材は、少なくとも一部に回転可能な雄ネジが形成され、
前記規制部材は、前記雄ネジが前記雌ネジに螺合して回転しながら前記第二軸受け部に沿って移動可能であり、
前記規制部材は、一方の側に回転作動部と、他方の側に前記係合部を備え、
前記積載物が前記基台に積載されたとき、
前記規制部材は、前記回転作動部によって回転させることにより、前記第二軸受け部に沿って前記平面方向に移動し、
前記係合部は、前記上下方向において前記積載物の前記凹部と係合することを特徴とする積載トレーラー。 - 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
前記長手方向に延びた基台と、
前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
前記支持部材は、前記上下方向の上側に延びた第一壁部と第二壁部を備え、
前記第一壁部は、前記長手方向に沿って延びた状態であり、
前記第二壁部は、前記幅方向に沿って延びた状態であり、
前記支持部材は、前記基台に形成され、
前記位置決め部は、さらに前記基台に基台開口部を備え、
前記支持部材は、さらに
前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁と、
前記底壁に形成された支持部材突部を備え、
前記支持部材は、前記基台開口部に前記支持部材突部を挿抜することで前記基台に着脱可能であることを特徴とする積載トレーラー。 - 幅方向に所定の幅を有し、前記幅方向に直交する方向を長手方向としたとき、
前記長手方向に延びた基台と、
前記基台の前記長手方向における第一方向の側の端部にあって、牽引車に牽引される牽引ユニットと、
前記基台の前記幅方向及び前記長手方向に直交する方向である上下方向の下側にあって、前記幅方向の中心線に対して互いに等間隔に取り付けられたタイヤ部と、
前記基台の前記上下方向の上側に形成された位置決め部と、
前記基台に積載物が積載されたとき、前記積載物が前記上下方向へ移動することを規制する規制機構部とを備え、
前記位置決め部は、前記規制機構部を支持する支持部材を備え、
前記幅方向と前記長手方向とで形成される面方向を平面方向とし、
前記位置決め部は、前記基台の前記幅方向の中心線上の所定の位置である中心点に対して、対称の位置である少なくとも2箇所に備えられ、
前記規制機構部は、規制部材と、前記規制部材に形成され前記基台における前記上下方向の上側に前記積載物が積載されたときに、前記積載物に係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記積載物に係合したときに、前記積載物が前記基台に対して相対的な前記上下方向への移動を規制し、
前記支持部材は、前記上下方向の上側に延びた第一壁部と第二壁部を備え、
前記第一壁部は、前記長手方向に沿って延びた状態であり、
前記第二壁部は、前記幅方向に沿って延びた状態であり、
前記支持部材は、前記基台に形成され、
前記位置決め部は、さらに前記支持部材と前記基台とを締結する支持部材締結部を備え、
前記支持部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部に繋がり、少なくとも一部が前記基台と接する底壁を備え、
前記支持部材は、前記支持部材締結部において前記基台に着脱可能であることを特徴とする積載トレーラー。
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