JP4322831B2 - キャスタ及び搬送装置 - Google Patents
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Description
また、作業者個人の感覚でボルトとナットを締結するので、締結トルクの管理をすることはできない。この結果、締結トルクが高い場合は、ボルトとナットの締結の解除が困難となり、作業者が無理に締結の解除を試みてボルトまたはナットを損傷してしまうことがあった。また、逆に締結トルクが低い場合は、搬送時に締結が解除されてキャスタが搬送体から外れるおそれがある。この問題点を解決すべく、締結時にトルクレンチ等を用いるようにすると、キャスタの取り付け作業はさらに煩雑となる。
また、搬送体の下方に固定されるキャスタを有し、前記搬送体と前記キャスタの一方に設けられ、固定孔部が形成された板部と、前記搬送体と前記キャスタの他方に設けられ、前記板部を挿抜自在に受容し、前記板部の両面にそれぞれ摺接し前記板部の挿抜方向へ延びる一対の摺接部と、各摺接部を接続し前記板部の挿入方向端部と当接する挿入規制部と、を有する受容部と、前記板部と垂直な方向へ移動し、前記固定孔部に対して挿脱自在の軸部材と、前記軸部材を前記固定孔部への挿入方向である前記受容部の上面側から下面側へ付勢する付勢部材と、を備えるとともに、前記軸部材の下端部が、前記板部の挿入方向へ向かって傾斜する片側のテーパ部を有し、前記一対の摺接部の間に進入する前記板部の前記挿入方向端部が前記テーパ部を前記挿入規制部の側へ押し込むことで、前記軸部材が抜脱方向である前記受容部の上面側に移動し、かつ、前記受容部の上面と前記搬送体との間には、前記軸部材が前記抜脱方向に移動した状態での前記受容部と前記板部との相対的な移動を許容する空隙を有することを特徴とする搬送装置が提供される。
図1に示すように、この搬送装置100は、搬送体102に固定されるキャスタ104を有する。また、搬送装置100は、搬送体102とキャスタ104の一方に設けられ固定孔部106が形成された板部108と、搬送体102とキャスタ104の他方に設けられ板部108を挿抜自在に受容する受容部110と、を備えている。受容部110は、板部108の両面にそれぞれ摺接し板部108の挿抜方向へ延びる一対の摺接部112と、各摺接部112を接続し板部108の挿入方向端部と当接する挿入規制部114と、を有する。また、搬送装置100は、板部108と垂直な方向へ移動し、固定孔部106に対して挿脱自在の軸部材116と、軸部材116を固定孔部106への挿入方向へ付勢する付勢部材(例えば、コイルばね118等)と、を備えている。
本実施形態においては、キャスタ104が、受容部110と、軸部材116と、付勢部材(例えば、コイルばね118等)と、を備えている。
特に本実施形態においては、キャスタ104を筐体状の搬送体102と荷台状の搬送体202で共用としたので、搬送体202をフォークリフト等に搬送することが困難な狭い通路や、床面が荒れた通路などは、キャスタ104を搬送体202に取り付けて搬送品の搬送を行うことができる。
さらに、軸部材116が板部108と摺接部112の両方を挿通するので、板部108と摺接部112の最終的な位置決めを行うことができる。
また、前記実施形態においては、軸部材116をキャスタ104側に設けたものを示したが、軸部材116は搬送体102側に設けられていてもよい。
この場合、板部108が各摺接部112間に進入して軸部材116のテーパ部144と当接すると、図8に示すように板部108を挿入規制部114側へ押し込むことにより付勢力及び自重に抗して軸部材116が自動的に上方へ移動する。そして、板部108が所定の固定位置に到達して、軸部材116と固定孔部106が平面視で一致すると、軸部材116が付勢力及び自重により固定孔部106へ入り込む(図7参照)。従って、キャスタ104を搬送体102に取り付ける際に軸部材116を操作する必要はなく、キャスタ104を搬送体102から取り外すときにのみ軸部材116を操作することとなる。
102 搬送体
104 キャスタ
106 固定孔部
108 板部
110 受容部
112 摺接部
114 挿入規制部
116 軸部材
118 コイルばね
120 筐体部
122 側壁部
124 車輪
126 軸支部
128 挿通孔部
130 ブラケット材
132 固定フランジ部
134 上下延在部
136 支持部
138 下側部分
140 上側部分
142 ノブ
144 テーパ部
202 搬送体
206 固定孔部
208 下壁
222 側壁
Claims (15)
- 搬送体に設けられた板部を挿抜自在に受容し、前記板部の両面にそれぞれ摺接し前記板部の挿抜方向へ延びる一対の摺接部と、各摺接部を接続し前記板部の挿入方向端部と当接する挿入規制部と、を有する受容部と、
前記受容部の下面側に設けられた車輪と、
前記板部と垂直な方向へ移動し、前記板部に形成された固定孔部に対して挿脱自在の軸部材と、
前記軸部材を前記固定孔部への挿入方向である前記受容部の上面側から下面側へ付勢する付勢部材と、を備えるとともに、
前記軸部材の下端部が、前記板部の挿入方向へ向かって傾斜する片側のテーパ部を有し、前記一対の摺接部の間に進入する前記板部の前記挿入方向端部が前記テーパ部を前記挿入規制部の側へ押し込むことで、前記軸部材が抜脱方向である前記受容部の上面側に移動することを特徴とするキャスタ。 - 前記各摺接部は、それぞれ水平方向へ延び、それぞれ水平方向へ延びる前記板部と摺接するとともに、
前記板部の挿入口をなす前記各摺接部の前後方向他端が、前記板部の挿抜方向に互いにずらして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャスタ。 - 前記搬送体は左右に両壁面を向けた側壁部を有し、前記板部は前記側壁部に前後方向を前記挿抜方向として連続的に形成され、
前記各摺接部の少なくとも一方を、前記側壁部の壁面と摺接するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載のキャスタ。 - 前記各摺接部はそれぞれ板状に形成され、
前記各摺接部は、前記挿入規制部により前後方向一端が接続され、前後方向他端が互いに離間していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のキャスタ。 - 前記付勢部材は、前記軸部材を巻回するコイルばねであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のキャスタ。
- 前記受容部から離れた位置で前記軸部材を移動自在に支持するブラケット材を該受容部に設け、
前記コイルばねの一端を前記ブラケット材に係止させるとともに、他端を前記軸部材に係止したことを特徴とする請求項5に記載のキャスタ。 - 前記軸部材が円柱状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のキャスタ。
- 内部に搬送品が収容される筐体状の搬送体と、上面に搬送品が載置される荷台状の搬送体と、で共用としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のキャスタ。
- 搬送体の下方に固定されるキャスタを有し、
前記搬送体と前記キャスタの一方に設けられ、固定孔部が形成された板部と、
前記搬送体と前記キャスタの他方に設けられ、前記板部を挿抜自在に受容し、前記板部の両面にそれぞれ摺接し前記板部の挿抜方向へ延びる一対の摺接部と、各摺接部を接続し前記板部の挿入方向端部と当接する挿入規制部と、を有する受容部と、
前記板部と垂直な方向へ移動し、前記固定孔部に対して挿脱自在の軸部材と、
前記軸部材を前記固定孔部への挿入方向である前記受容部の上面側から下面側へ付勢する付勢部材と、を備えるとともに、
前記軸部材の下端部が、前記板部の挿入方向へ向かって傾斜する片側のテーパ部を有し、前記一対の摺接部の間に進入する前記板部の前記挿入方向端部が前記テーパ部を前記挿入規制部の側へ押し込むことで、前記軸部材が抜脱方向である前記受容部の上面側に移動し、かつ、
前記受容部の上面と前記搬送体との間には、前記軸部材が前記抜脱方向に移動した状態での前記受容部と前記板部との相対的な移動を許容する空隙を有することを特徴とする搬送装置。 - 前記各摺接部は、それぞれ水平方向へ延び、それぞれ水平方向へ延びる前記板部と摺接するとともに、
前記板部の挿入口をなす前記各摺接部の前後方向他端が、前記板部の挿抜方向に互いにずらして形成されていることを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。 - 前記搬送体は左右に両壁面を向けた側壁部を有し、前記板部は前記側壁部に前後方向を前記挿抜方向として連続的に形成され、
前記各摺接部の少なくとも一方を、前記側壁部の壁面と摺接するよう構成したことを特徴とする請求項10に記載の搬送装置。 - 前記各摺接部はそれぞれ板状に形成され、
前記各摺接部は、前記挿入規制部により前後方向一端が接続され、前後方向他端が互いに離間していることを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記付勢部材は、前記軸部材を巻回するコイルばねであることを特徴とする請求項9から12のいずれか一項に記載の搬送装置。
- 前記受容部から離れた位置で前記軸部材を移動自在に支持するブラケット材を該受容部の上面側に設け、
前記コイルばねの一端を前記ブラケット材に係止させるとともに、他端を前記軸部材に係止したことを特徴とする請求項13に記載の搬送装置。 - 前記軸部材が円柱状であることを特徴とする請求項9から14のいずれか一項に記載の搬送装置。
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