JP7221624B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者に遊技上の利益を付与するか否かを抽選により決定する遊技機に関する。
一般に、遊技機(パチンコ機)では、遊技者のハンドル操作により遊技盤内の遊技領域に向かって遊技球が発射され、遊技領域を流下した遊技球が始動口に入球したことを条件に特別図柄に係る抽選が実行される。そして、特別図柄表示器において、特別図柄が変動表示され、さらに、抽選によって決定された特別図柄が停止表示されることで遊技者に抽選結果が報知される。このとき、特別図柄表示器に大当たりであることを示す特定の特別図柄が停止表示されると、通常の遊技に比べて遊技者に有利な大役遊技が開始される。この大役遊技では、アタッカー装置が所定回数開閉し、大入賞口への遊技球の入球が可能となるので、遊技者は多くの賞球の払出を受けることが可能となる。
このような遊技機では、遊技の進行に際し、遊技者に有利な遊技状態の発生を、可動体(役物)を移動させる演出を行うことで報知し、演出効果を向上させている。しかし、可動体を移動させることで、ベルトの歯飛び等により位置ずれが生じる場合がある。このような可動体の位置ずれを校正すべく、その経路に配されたインデックスセンサのインデックス幅の中心に可動体を位置させ、その位置を基準座標とする技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2016-022237号公報
遊技機では、有体の可動体が移動することで、演出効果を向上させることができる。また、可動体を移動方向の前後に揺動(ガタガタ)させたり、移動方向を急激に反転させたりすることで、さらなる演出効果の向上を図ることができる。しかし、可動体は、その高頻度な移動、揺動、反転等に伴い、その駆動に用いるベルトの歯飛び等により位置ずれが生じる場合がある。したがって、遊技機では、可動体の経路に配されたインデックスセンサを基準として、可動体(モータ)の座標を校正しなければならない。ここで、ステッピングモータに代え、回転量を自己認識できるブラシレスモータを採用することで、可動体を高精度に制御することが可能となる。
しかし、モータの精度を高めても、可動体は、駆動機構を通じて位置ずれを起こし得るため、インデックスセンサを完全に排除することは難しかった。そうすると、結局、インデックスセンサ自体のコストがかかるとともに、その経路にインデックスセンサの占有空間を設けなくてはならない。また、インデックスセンサの検出結果を反映する煩雑な処理も必要となる。
本発明は、このような課題に鑑み、インデックスセンサを用いることなく、可動体(モータ)の座標を校正することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、所定の経路を移動自在に形成された可動体と、前記可動体を移動させるモータと、前記経路の端部に配置され、前記可動体の移動を物理的に制限するストッパと、モータ基準で、前記可動体が、前記ストッパの方向における予め定められた基準座標を基準とした目標座標に移動するように前記モータを制御する可動制御部と、を備え、前記可動制御部は、前記可動体の移動が前記ストッパに制限されたことに応じて、前記モータを停止し、その停止位置を前記モータ基準の基準座標とし、前記可動体の移動が前記ストッパに制限されずに前記目標座標に到達したら、前記モータを停止し、その停止位置を前記モータ基準の基準座標とする。
本発明によれば、インデックスセンサを用いることなく、可動体(モータ)の座標を校正することが可能となる。
扉が開放された状態を示す遊技機の斜視図である。 遊技機の正面図である。 遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。 副制御基板における、演出役物装置の制御態様を説明するためのブロック図である。 副制御基板における制御態様を示すフローチャートである。 演出役物装置の構成を説明するための説明図である。 絶対座標と、モータ基準の座標を説明するための説明図である。 演出実行手段の動作を説明するための説明図である。 演出実行手段の動作を説明するための説明図である。 演出実行手段の動作を説明するための説明図である。 演出実行手段の動作を説明するための説明図である。 スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための外観図である。 スロットマシンの概略的な機械的構成を説明するための前面扉を開いた状態での外観図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの概略的な電気的構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技機の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、具体的な処理を説明する。
図1は、本実施形態の遊技機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、この外枠102にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠104と、この中枠104に、ヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠106と、を備えている。
中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、この囲繞空間に遊技盤108が保持されている。また、前枠106には、ガラス製または樹脂製の透過板110が保持されている。そして、これら中枠104および前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
図2は、遊技機100の正面図である。この図に示すように、前枠106の下部には、遊技機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。この操作ハンドル112により発射された遊技球は、遊技盤108に設けられたレール114a、114b間を上昇して遊技領域116に導かれることとなる。
遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。遊技盤108には、多数の釘や風車が設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が釘や風車に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122が設けられており、これら一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。
なお、第1始動口120内には第1始動領域が設けられ、また、第2始動口122内には第2始動領域が設けられている。そして、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域または第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか1の特別図柄を決定するための大役抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大役遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。さらに、遊技領域116には、遊技球が入球可能な大入賞口128が設けられている。この大入賞口128には、開閉扉128bが開閉可能に設けられており、通常、開閉扉128bが大入賞口128を閉鎖して、大入賞口128への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、開閉扉128bが開放されて、大入賞口128への遊技球の入球が可能となる。そして、大入賞口128に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
そして、遊技機100には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、画像を表示する演出表示装置200、駆動装置からなる演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御されるランプからなる演出照明装置204、スピーカからなる楽曲出力装置206、遊技者の操作を受け付ける演出操作装置208が設けられている。
演出表示装置200は、画像を表示する液晶表示部からなる演出表示部200aを備えており、この演出表示部200aを、遊技盤108の略中央部分において、遊技機100の正面側から視認可能に配置している。この演出表示部200aには、図示のように演出図柄210a、210b、210cが変動表示され、これら各演出図柄210a、210b、210cの停止表示態様によって大役抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。
演出役物装置202は、演出表示部200aよりも前方に配置され、遊技者が視認できる領域において移動や回転を行うことで、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。例えば、図2における演出役物装置202としての役物202aは、通常、遊技盤108における退避領域に退避しているが、上記の演出図柄210a、210b、210cの変動表示中などに、駆動源であるモータ(ステッピングモータやDCブラシレスモータ)に連動し、演出表示部200aの前方において左右に移動する。
演出照明装置204は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成され、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
楽曲出力装置206は、前枠106の上部位置や外枠102の最下部位置に設けられ、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、遊技機100の正面側に向けてさまざまな楽曲を出力する。
演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付けるボタンと、遊技者の回転操作を受け付ける回転操作部(例えば、ジョグダイヤル)で構成され、遊技機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110よりも下方位置に設けられている。この演出操作装置208は、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて有効化され、操作有効期間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、さまざまな演出が実行される。
(制御手段の内部構成)
図3は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。主制御基板300は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板300は、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300c(記憶素子)を備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。また、メインRAM300cは不揮発性メモリとしても機能し、不意な電断においても、その記憶内容を維持することができる。主制御基板300のメインROM300bには、特別遊技および普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
上記主制御基板300には、一般入賞口118に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122s、大入賞口128に遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出スイッチ128sが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板300に検出信号が入力されるようになっている。また、主制御基板300には、大入賞口128を開閉する開閉扉128bを作動する大入賞口ソレノイド128cと、が接続されており、主制御基板300によって、大入賞口128の開閉制御がなされるようになっている。
また、主制御基板300には、払出制御基板310および副制御基板330が接続されている。
払出制御基板310は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。この払出制御基板310も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板300に対して双方向に通信可能に接続されている。この払出制御基板310には遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御基板300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板310および遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
副制御基板330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この副制御基板330は、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330c(記憶素子)を備えており、主制御基板300に対して、不正防止の観点により、当該主制御基板300から副制御基板330への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU330aは、主制御基板300から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行制御する。このとき、サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。また、サブRAM330cは不揮発性メモリとしても機能し、不意な電断においても、その記憶内容を維持することができる。
具体的には、副制御基板330は、上記演出表示部200aに画像を表示させる画像表示制御を行う。サブROM330bには、演出表示部200aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、サブCPU330aが、画像データをサブROM330bから不図示のVRAMに読み出して、演出表示部200aの画像表示を制御する。また、副制御基板330は、演出役物装置202を駆動制御したり、演出照明装置204を点灯制御したり、楽曲出力装置206から楽曲を出力させる楽曲出力制御を行う。
(演出役物装置202)
図4は、副制御基板330における、演出役物装置202の制御態様を説明するためのブロック図であり、図5は、制御態様を示すフローチャートである。副制御基板330に設けられたサブCPU330aは、サブROM330bに格納されたプログラムおよびサブRAM330cと協働して、演出決定手段332、演出実行手段334として機能する。演出決定手段332は、主制御基板300から送信されたコマンドを解読し、そのコマンドに対応する演出パターン(演出の一連の流れを示す内容)を決定する。演出実行手段334は、決定された演出パターンに基づいてコントローラ342等の各デバイスにコマンドを送信して演出を実行させる。かかる演出決定手段332および演出実行手段334は、いずれも割込に応じた処理(割込処理)であり、デバイスそれぞれに対応付けられた割込タイミングで実行される。
例えば、演出決定手段332は、図5に示すように、所定の割込周期(例えば33.3msec)の到来を待ち(S10におけるNO)、所定の割込周期(例えば33.3msec)が到来すると(S10におけるYES)、演出パターンに基づいた役物パターン(演出パターンが示す演出のうち、演出役物装置202の一連の動作を示す内容)を決定する(S11)。そして、演出実行手段334は、その役物パターンに従って、コントローラ342に所定時間間隔で、進行方向(回転方向)、進行量(回転量)、進行速度(回転速度)の少なくともいずれかを示すコマンドを送信し(S12)、ステップS10からの処理を繰り返す。コントローラ342は、かかるコマンドに従い、演出役物装置202を駆動する。ここで、演出役物装置202は、役物パターンが決定されたときのみ動作している。ここでは、演出実行手段334が、演出役物装置202を駆動する可動制御部として機能する。
図6は、演出役物装置202の構成を説明するための説明図である。図6に示すように、演出役物装置202には、上述した役物202aとして機能する可動体350が設けられている。なお、図6に示す可動体350の位置が初期位置として設定されている。かかる初期位置は、後述するように、モータを基準にした場合の基準座標に相当する。
可動体350は、軸352に支持されており、軸352に沿って所定の経路(ここでは左右方向)を移動自在に形成されている。軸352は、枠体354に固定されている。枠体354は、演出表示部200aに対向する部分が開口している。そして、軸352は、枠体354における演出表示部200aよりも上方に位置する部位に、左右方向に延在するように固定されている。
可動体350は、可動体支持部350aおよび可動体本体部350bにより構成されている。可動体支持部350aは、左右方向に貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔に軸352が挿通されることで軸352に支持されている。可動体本体部350bは、上下方向の長さが演出表示部200aの高さと同程度であり、その前面には、例えば、演出に用いられる構造体が形成されている。
また、演出役物装置202には、モータ360、ベルト362が設けられている。モータ360は、枠体354の前面であって左上方に設けられている。モータ360には、プーリ364が接続されており、駆動することによりプーリ364を回転駆動させる。ベルト362は、ゴム等の樹脂でループ状に形成されており、プーリ364と、枠体354の前面であって右上方に設けられた他のプーリ366とに架け渡されている。プーリ364およびプーリ366は、軸352の下方であって、上下方向および前後方向が同一の位置となるように設けられている。したがって、ベルト362は、軸352と上下方向に平行に配置されることとなる。ベルト362の内周面には、凹凸が形成されており、プーリ364、366に形成された凹凸と噛み合わされている。また、可動体支持部350aはベルト362の一部に嵌合されている。したがって、演出実行手段334がコントローラ342を通じてモータ360を駆動すると、プーリ364を介してベルト362が回動され、可動体350が軸352に沿って移動することとなる。
可動体350が軸352に沿って移動する経路の両端部には、可動体350の移動を物理的に制限するストッパ368a、368bが設けられている。ストッパ368a、368bは、可動体350の可動体支持部350aと接触したとしても、可動体支持部350aを損傷しないように、その接触面には緩衝材が塗布されている。したがって、演出実行手段334が可動体350を初期位置より左に移動させようとしたとしても、左端部に設けられたストッパ368aによって可動体350の移動が制限され、それ以上左に移動することができない。同様に、演出実行手段334が可動体350を右に移動させようとしても、右端部に設けられたストッパ368bによって可動体350の移動が制限され、それ以上右に移動することができない。なお、ここでは、可動体350の移動を物理的に制限するため、ストッパ368a、368bを明示しているが、中枠104における、任意の固定部材、遊技盤108の側面、壁、他の固定役物等、遊技機100の一部の部材が実質的にストッパ368a、368bとして機能する場合もある。この場合、その部材をストッパ368a、368bとして読み替えてもよい。
ところで、遊技機100では、このような有体の可動体350が移動することで、演出効果を向上させることができる。また、可動体350を移動方向の前後に揺動(ガタガタ)させたり、移動方向を急激に反転させたりすることで、さらなる演出効果の向上を図ることができる。しかし、可動体350(可動体支持部350a)は、その高頻度な移動、揺動(振動)、反転等に伴い、ベルト362が歯飛びし(滑り)、初期の位置との位置ずれが生じる場合がある。したがって、遊技機では、可動体350の経路にインデックスセンサを配し、そのインデックスセンサを基準として、可動体350の駆動源であるモータの座標を校正していた。しかし、インデックスセンサを採用すると、インデックスセンサ自体のコストがかかるとともに、その経路にインデックスセンサの占有空間を設けなくてはならない。また、インデックスセンサの検出結果を反映する煩雑な処理も必要となる。
そこで、モータ360を、ステッピングモータからDCブラシレスモータに変更することが考えられる。ステッピングモータでは、モータ自体で回転量は把握できても、その絶対量を把握できない。したがって、オープン制御により可動体350を目標座標に移動するように制御しても、実際には、空回り等により目標座標に到達していない場合もある。これに対し、DCブラシレスモータは、ホールセンサにより回転の絶対量を自己認識できるので、フィードバック制御により、可動体350を高精度に制御することが可能となる。しかし、仮に、モータ360の精度を高めることで、位置ずれの頻度を極めて小さくすることができたとしても、モータ360と可動体350との間にはプーリ364やベルト362が存在しているので、ベルト362の歯飛び、経年劣化、可動体350の干渉等により、位置ずれを完全に防止することは難しい。
そこで、本実施形態では、インデックスセンサを用いることなく、絶対的な座標を有するストッパ368a(368b)を用い、仮に位置ずれが生じたとしても可動体350の座標を校正する。
図7は、絶対座標と、モータ基準の座標を説明するための説明図である。図7(a)に示すように、可動体350の左側の移動限界はストッパ368aによって定められる。同様に、図7(b)に示すように、可動体350の右側の移動限界はストッパ368bによって定められる。したがって、可動体350の左端を基準として、その物理的な移動範囲は、図7(b)に示すように、ストッパ368aの右端から、可動体350がストッパ368bに当接しているときの可動体350の左端までとなる。ここでは、図7(b)に示すように、かかる物理的な移動範囲に「0」~「100」の仮想的な絶対座標を割り当てる。したがって、ストッパ368aの右端が絶対座標「0」となり、ストッパ368bに当接しているときの可動体350の左端が絶対座標「100」となる。
また、このように物理的な移動範囲に基づく絶対座標上で可動体350の位置や速度を制御するため、演出実行手段334は、図7(b)に示すように、モータ360の回転に基づく座標であるモータ座標を有する。かかるモータ座標と絶対座標とは理想的には等しい(同一の)関係にあるのが望ましい。したがって、演出実行手段334は、モータ座標の「0」~「100」の範囲で可動体350を移動制御することで、結果的に、絶対座標の「0」~「100」の範囲で可動体350を移動させることができる。絶対座標とモータ座標とが一致している場合、演出実行手段334がモータ座標「50」に可動体350を移動させると、図7(c)に示すように、可動体350の停止位置は、モータ座標でも絶対座標でも「50」となる。
ただし、上述したように、ベルト362の歯飛び等により、可動体350(可動体支持部350a)の位置が本来の位置とずれる場合がある。例えば、図7(d)に白抜き矢印で示したように、絶対座標に対し、モータ座標が例えば「5」左側にずれた場合、演出実行手段334が、モータ座標「50」に可動体350を移動させると、可動体350のモータ基準の停止位置は「50」であるが、絶対座標では「45」となり、本来の位置より絶対座標で「5」左側に停止することがわかる。また、この場合、演出実行手段334は、右側におけるモータ座標「100」には可動体350を移動できるが、ストッパ368aの制限により、左側におけるモータ座標「0」には可動体350を移動することができない。
また、7(e)に白抜き矢印で示したように、絶対座標に対し、モータ座標が例えば「5」右側にずれた場合、演出実行手段334が、モータ座標「50」に可動体350を移動させると、可動体350のモータ基準の停止位置は「50」であるが、絶対座標では「55」となり、本来の位置より絶対座標で「5」右側に停止することがわかる。また、この場合、演出実行手段334は、左側におけるモータ座標「0」には可動体350を移動できるが、ストッパ368bの制限により、右側におけるモータ座標「100」には可動体350を移動することができない。
そこで、演出実行手段334は、絶対的な座標を有するストッパ368a(368b)を用い、可動体350のモータ座標を校正する。
図8~図11は、演出実行手段334の動作を説明するための説明図である。例えば、図8(a)では、絶対座標に対し、モータ座標が左側に「5」ずれている。したがって、演出実行手段334が、モータ座標「50」に可動体350を移動させると、可動体350のモータ基準の停止位置はモータ座標では「50」であるが、絶対座標では「45」となる。
仮に、モータ座標「0」への移動が決定した場合、演出実行手段334は、その移動先をモータ座標「0」から、左側のストッパ368aの方向における、本来、左側のストッパ368aより進行方向の先に相当する所定の目標座標、ここではモータ座標「-10」に変更する。そして、演出実行手段334は、モータ座標「-10」(絶対座標「-15」)に可動体350が移動するようにモータ360を制御する。そうすると、可動体350は、図8(b)のように、ストッパ368aに向かって移動する。このとき、速度は、モータ座標「0」への移動命令の速度をそのまま用いてもよいし、さらに低い速度に変更してもよい。しかし、目標座標であるモータ座標「-10」に到達するまでに、可動体350は、図8(c)の位置で、ストッパ368aの制限を受ける。
演出実行手段334は、可動体350が目標座標「-10」に到達することなく、ストッパ368aの制限を受けると、モータ360を停止し、図8(c)に示した、可動体350が停止した位置(絶対座標「0」)をモータ座標「0」(モータ基準の基準座標)として更新する。なお、可動体350が停止したことは、モータ360の電流や電圧、または、ホールセンサ(エンコーダ)等を介した停止シーケンスにより把握可能である。こうして、絶対座標に対しモータ座標が左側にずれている場合であっても、図8(c)のように、モータ座標と絶対座標とが一致することとなる。
また、図9(a)では、絶対座標に対し、モータ座標がずれていない。したがって、演出実行手段334が、モータ座標の「50」に可動体350を移動させると、可動体350は、絶対座標「50」に停止する。
仮に、モータ座標「0」への移動が決定した場合、演出実行手段334は、その移動先をモータ座標「0」から、モータ座標「-10」に変更する。そして、演出実行手段334は、モータ座標「-10」(絶対座標「-10」)に可動体350が移動するようにモータ360を制御する。そうすると、可動体350は、図9(b)のように、ストッパ368aに向かって移動する。しかし、目標座標「-10」に到達するまでに、可動体350は、図9(c)の位置で、ストッパ368aの制限を受ける。演出実行手段334は、可動体350が目標座標「-10」に到達することなく、ストッパ368aの制限を受けると、モータ360を停止し、図9(c)に示した、可動体350が停止した位置(絶対座標「0」)をモータ座標「0」として更新する。こうして、絶対座標とモータ座標とが既に一致している場合に当該位置ずれの校正処理を行ったとしても、図9(c)のように、モータ座標と絶対座標は一致した状態を維持することとなる。
また、図10(a)では、絶対座標に対し、モータ座標が右側に「5」ずれている。したがって、演出実行手段334が、モータ座標の「50」に可動体350を移動させると、可動体350のモータ基準の停止位置はモータ座標では「50」であるが、絶対座標では「55」となる。
仮に、モータ座標「0」への移動が決定した場合、演出実行手段334は、その移動先をモータ座標「0」から、モータ座標「-10」に変更する。そして、演出実行手段334は、モータ座標「-10」(絶対座標「-5」)に可動体350が移動するようにモータ360を制御する。そうすると、可動体350は、図10(b)のように、ストッパ368aに向かって移動する。しかし、目標座標「-10」に到達するまでに、可動体350は、図10(c)の位置で、ストッパ368aの制限を受ける。演出実行手段334は、可動体350が目標座標「-10」に到達することなく、ストッパ368aの制限を受けると、モータ360を停止し、図10(c)に示した、可動体350が停止した位置(絶対座標「0」)をモータ座標「0」として更新する。こうして、絶対座標に対し、モータ座標が右側にずれている場合であっても、図10(c)のように、モータ座標と絶対座標とが一致することとなる。
また、図11(a)では、絶対座標に対し、モータ座標が右側に「15」ずれている。したがって、演出実行手段334が、モータ座標の「50」に可動体350を移動させると、可動体350のモータ基準の停止位置はモータ座標では「50」であるが、絶対座標では「65」となる。
仮に、モータ座標「0」への移動が決定した場合、演出実行手段334は、その移動先をモータ座標「0」から、モータ座標「-10」に変更する。そして、演出実行手段334は、モータ座標「-10」(絶対座標「5」)に可動体350が移動するようにモータ360を制御する。そうすると、可動体350は、図11(b)のように、ストッパ368aに向かって移動する。ただし、図8~10と異なり、図11の例では、目標座標「-10」が絶対座標「5」に対応するので目標座標に到達でき、可動体350は、ストッパ368aの制限を受けない。演出実行手段334は、可動体350が目標座標「-10」に到達すると、モータ360を停止し、図11(c)に示した、可動体350が停止した位置(絶対座標「5」)をモータ座標「0」として更新する。
なお、ここでは、図8~図10のように、モータ座標と絶対座標が一致していない。しかし、改めて即座に補正しなくとも、次回、位置ずれの校正処理が実行されれば問題ない。すなわち、図11(c)の状態は、図10(a)の状態と同じなので、図10同様に位置ずれの校正処理が改めて実行されることで、図10(c)のように、モータ座標と絶対座標とが一致することとなる。また、モータ座標と絶対座標とのずれが大きかったとしても、図11の処理を繰り返すことで、いずれ、図10(c)のように、モータ座標と絶対座標とが一致することとなる。
なお、上記の位置ずれの校正処理は、所定のタイミングで、原点復帰等の特定の処理として行ってもよいが、上述したように、演出実行手段334が、位置ずれの校正処理を、可動体350をモータ座標「0」やその近傍(例えば、「0」~「5」)に移動する度に(繰り返し)実行したり、または、予め定められた規定に従い、所定回数に1回実行するとしてもよい。こうして、当該位置ずれの校正処理を行うために特別なプログラムを設けることなく、適切な頻度で、モータ座標と絶対座標とを一致させることができる。
また、ここでは、左側のストッパ368aの方向における所定の目標座標を設定する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、右側のストッパ368bを用い、右側のストッパ368bの方向における所定の目標座標(例えば「110」)を設定し、右側のストッパ368bにより可動体350の移動が制限された位置(絶対位置「100」)を、モータ基準の基準座標(例えば、モータ座標「100」)としてもよい。かかる構成により、可動体350の基準位置が右側となる場合であっても、適切にモータ座標と絶対座標とを一致させることができる。
また、ここでは、1の可動体350に対し、左側のストッパ368aに接触させてモータ座標「0」を得る例を挙げて説明したが、1の軸352に複数の可動体350が直列に設けられている場合、最も左に位置する可動体350を左側のストッパ368aに接触させてモータ座標「0」を得て、最も右に位置する可動体350を右側のストッパ368bに接触させてモータ座標(例えば「100」)を得るとしてもよい。
また、ここでは、可動体350を高精度に制御することが可能なDCブラシレスモータを用いる例を挙げて説明したが、ホールセンサ等、モータ自体でその絶対的な回転量を把握できれば、ステッピングモータ等、様々なモータを用いることができる。
また、ここでは、所定の目標座標の絶対値を「10」として説明したが、位置ずれの校正処理の頻度と、位置ずれの実質的なずれとに基づいて、例えば「4」といったように任意に決定することができる。
また、ここでは、可動体350が、左側のストッパ368aの方向における所定の目標座標「-10」に移動する例を挙げ、ストッパ368aの制限を受けない限り、その位置に移動して停止する例を挙げて説明したが、かかる場合に限らず、所定の停止開始座標(例えばモータ座標「0」)でモータの停止動作を開始し、可動体350の速度を徐々に低下させて、所定時間(例えば100msec)後に停止させたり、惰性で目標座標「-10」まで移動させるとしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、遊技機として、大当たり図柄を含む複数種類の図柄の中からいずれかを決定する図柄決定手段と、図柄が決定されてから所定の変動時間が経過すると、図柄表示部に図柄を表示させる図柄表示手段と、図柄表示部に大当たり図柄が表示されると、複数回のラウンド遊技で構成される大役遊技を実行する大役遊技実行手段と、大役遊技におけるラウンド遊技のうち予め設定された特定ラウンド遊技中に、大入賞口に入球した遊技球が特定領域に進入すると、所定の遊技利益を付与する遊技利益付与手段と、大役遊技中の演出を実行する演出実行手段と、を備えるパチンコ機を例示したが、かかる場合に限らず、スタートスイッチの操作に基づき、複数種類の当選役のいずれかを当選役抽選により決定する当選役抽選手段と、スタートスイッチの操作に応じて、複数種類の図柄がそれぞれ配列された複数の回転リールを回転制御し、回転している回転リールに対応するストップスイッチの操作に応じ、当選役抽選手段の抽選結果に基づいて、操作されたストップスイッチに対応する回転リールをそれぞれ停止制御するリール制御手段と、複数種類の演出のいずれかを実行する演出制御手段と、を備えるスロットマシンにも適用できる。以下、スロットマシン600について詳述する。
(スロットマシン600の機械的構成)
図12および図13の外観図に示すように、スロットマシン600は、略矩形状の箱体である筐体602と、筐体602の前面開口部に対して回動可能な連結部材により開閉可能に取り付けられた前面上扉604と、前面上扉604の下方に位置し、前面上扉604同様、筐体602の前面開口部に対して開閉可能に取り付けられた前面下扉606と、前面下扉606の下部に位置し、メダル排出口608aから払い出されたメダルを貯留するための受け皿部608とを備えている。前面下扉606の上部には操作部設置台622が形成され、操作部設置台622には、メダル投入部624、ベットスイッチ626、スタートスイッチ628、ストップスイッチ630等が配設されている。
操作部設置台622の右側に位置するメダル投入部624は、メダル投入口624aを通じて遊技媒体としてのメダルの投入を受け付ける。ベットスイッチ626は、クレジットされているメダルのうち規定投入数のメダルを投入(ベット)する、押圧式のボタンスイッチである。操作部設置台622の左側に位置するスタートスイッチ628は、傾倒操作を検出可能なレバーで構成され、遊技者による1遊技の開始操作を検出する。
前面上扉604の下部略中央には、ガラス板や透明樹脂板等で構成された無色透明の図柄表示窓636が設けられ、筐体602内の図柄表示窓636に対応した位置には、リールユニット634が設けられている。リールユニット634には、図14のリールの図柄配列に示すように、21に等分された各領域に複数種類の図柄がそれぞれ配列された3つの回転リール(左リール634a、中リール634b、右リール634c)が、それぞれ独立して回動可能に設けられ、遊技者は、図柄表示窓636を通じて、左リール634a、中リール634b、右リール634cを視認することができる。リールユニット634は、スタートスイッチ628の操作を契機として、左リール634a、中リール634b、右リール634cの回転を開始する。
操作部設置台622の中央に位置するストップスイッチ630は、左リール634a、中リール634b、右リール634cそれぞれに対応して設けられた、遊技者の押圧操作を検出可能なボタンスイッチであり、左リール634a、中リール634b、右リール634cそれぞれを停止させようとする遊技者の停止操作を検出する。なお、ストップスイッチ630に係る3つのボタンスイッチを特にストップボタンスイッチとよび、その位置に応じて左から順にストップボタンスイッチ630a、ストップボタンスイッチ630b、ストップボタンスイッチ630cとする。
前面上扉604の上部略中央には、演出に伴う様々な映像を表示する液晶表示部638が設けられている。また、前面上扉604の上部や左右には、例えば高輝度の発光ダイオード(LED)によって構成される演出用ランプ642が設けられる。また、図13に示すように、前面上扉604の裏面における液晶表示部638の左右位置や前面下扉606の裏面における内面左右位置には、効果音や楽音等による聴覚的な演出を行うスピーカ640が設けられている。
(スロットマシン600の電気的構成)
図15は、スロットマシン600の概略的な電気的構成を示したブロック図である。図15に示すように、スロットマシン600は、主として、制御基板によって制御されている。ここでは、制御基板の一例として、制御基板の機能を分担した、主制御基板700と、副制御基板702とを挙げて説明する。例えば、遊技の進行に関わるプログラムのうち、遊技に供する当選役の抽選やその入賞といったような、特に重要な処理を主制御基板700で実行し、それ以外の例えば演出に関する処理を副制御基板702で実行している。また、図15に示したように、主制御基板700と副制御基板702との間の電気的な信号の伝達は、不正防止等の観点から、主制御基板700から副制御基板702への一方向のみに制限される。
(主制御基板700)
主制御基板700は、中央処理装置であるメインCPU700a、プログラム等が格納されたメインROM700b、ワークエリアとして機能するメインRAM700c等を含む各種半導体集積回路を有し、スロットマシン600全体を統括的に制御する。ただし、メインRAM700cには不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、設定変更が行われてメインRAM700cの初期化処理を実行しない限り、データが消去されることなく保持される。
また、主制御基板700は、メインCPU700aが、メインROM700bに格納されたプログラムに基づきメインRAM700cと協働することで機能する、初期化手段800、ベット手段802、当選役抽選手段804、リール制御手段806、判定手段808、払出制御手段810、状態移行手段812、コマンド決定手段814、コマンド送信手段816等の機能部を有する。
初期化手段800は、主制御基板700における初期化処理を実行する。ベット手段802は、遊技に使用するためのメダルをベットする。当選役抽選手段804は、メダルのベットおよびスタートスイッチ628の操作に基づき、小役、リプレイ役、および、ボーナス役を含む複数種類の当選役、ならびに、ハズレのうちいずれかを当選役抽選により決定する。リール制御手段806は、スタートスイッチ628の操作に応じて、複数の回転リール634a、634b、634cを回転制御し、回転している回転リール634a、634b、634cにそれぞれ対応した複数のストップボタンスイッチ630a、630b、630cの操作に応じ、操作されたストップボタンスイッチ630a、630b、630cに対応する回転リール634a、634b、634cをそれぞれ停止制御する。
判定手段808は、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されたか否か判定する。ここで、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されることを単に入賞という場合がある。払出制御手段810は、当選役抽選で決定した当選役に対応する図柄組み合わせが有効ライン上に表示されたこと(入賞されたこと)に基づいて、当該当選役に対応する数だけメダルを払い出す。状態移行手段812は、ボーナス役の当選や入賞に基づいて遊技状態を遷移させる。
コマンド決定手段814は、ベット手段802、当選役抽選手段804、リール制御手段806、判定手段808、払出制御手段810、状態移行手段812等の動作に伴う、遊技に関するコマンドを順次決定する。コマンド送信手段816は、コマンド決定手段814が決定したコマンドを副制御基板702に順次送信する。
主制御基板700では、ベットスイッチ626、スタートスイッチ628およびストップスイッチ630から各種の検出信号を受信しており、受信した検出信号に基づいて、ベット手段802、当選役抽選手段804、リール制御手段806、判定手段808が上述した種々の処理を実行する。
また、主制御基板700には、リール駆動制御部758が接続されている。このリール駆動制御部758は、スタートスイッチ628の操作信号に応じ、リール制御手段806から送信される各回転リール634a、634b、634cの回転開始信号に基づいて、ステッピングモータ762を駆動するとともに、ストップスイッチ630の操作信号に応じ、リール制御手段806から送信される、左リール634a、中リール634b、右リール634cそれぞれの停止信号および回転位置検出回路760の検出信号に基づいて、ステッピングモータ762の駆動を停止する。
また、主制御基板700には、乱数発生器700dが設けられる。乱数発生器700dは、計数値を順次インクリメントし、所定の総数(例えば65536)内でループさせ(0~65535)、所定の時点における計数値を抽出することで乱数を生成(取得)する。主制御基板700の乱数発生器700dによって生成される乱数(以下、当選役抽選乱数という)は、遊技者に付与する遊技利益、例えば、当選役抽選手段804が当選役抽選を実行するために用いられる。
(副制御基板702)
また、副制御基板702は、主制御基板700と同様に、中央処理装置であるサブCPU702a、プログラム等が格納されたサブROM702b、ワークエリアとして機能するサブRAM702c等を含む各種半導体集積回路を有し、主制御基板700からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。また、サブRAM702cにもメインRAM700c同様、不図示のバックアップ電源が接続されており、電源が切断された場合においても、データが消去されることなく保持される。なお、副制御基板702にも、主制御基板700同様、乱数発生器702dが設けられており、乱数発生器702dによって生成される乱数(以下、演出抽選乱数という)は、主に演出の態様を決定するために用いられる。
また、副制御基板702は、サブCPU702aが、サブROM702bに格納されたプログラムに基づき、サブRAM702cと協働することで機能する、初期化決定手段830、コマンド受信手段832、演出制御手段834等の機能部を有する。
初期化決定手段830は、副制御基板702における初期化処理を実行する。コマンド受信手段832は、主制御基板700等、他の制御基板からのコマンドを受信し、コマンドに対する処理を行う。演出制御手段834は、当選役コマンドに基づいて液晶表示部638、スピーカ640、演出用ランプ642の各デバイスで行われる遊技の演出を決定する。具体的に、演出制御手段834は、液晶表示部638に表示される画像データや、演出用ランプ642等の電飾機器を通じた演出のための電飾データを決定するとともに、スピーカ640から出力すべき音声を構成する音声データを決定する。そして、演出制御手段834は、決定した遊技の演出を実行する。
なお、スロットマシン600においては、サブCPU702aの演出制御手段834が、上述した可動制御部として機能し、モータ基準で、可動体が、ストッパの方向における所定の目標座標に移動するようにモータを制御し、可動体の移動がストッパに制限されたことに応じて、モータを停止し、その時点の座標を基準座標とするとともに、可動体の移動がストッパに制限されずに目標座標に到達したら、モータを停止し、その時点の座標を基準座標とする。
334 演出実行手段(可動制御部)
350 可動体
360 モータ
368a、368b ストッパ

Claims (1)

  1. 所定の経路を移動自在に形成された可動体と、
    前記可動体を移動させるモータと、
    前記経路の端部に配置され、前記可動体の移動を物理的に制限するストッパと、
    モータ基準で、前記可動体が、前記ストッパの方向における予め定められた基準座標を基準とした目標座標に移動するように前記モータを制御する可動制御部と、
    を備え、
    前記可動制御部は、
    前記可動体の移動が前記ストッパに制限されたことに応じて、前記モータを停止し、その停止位置を前記モータ基準の基準座標とし、
    前記可動体の移動が前記ストッパに制限されずに前記目標座標に到達したら、前記モータを停止し、その停止位置を前記モータ基準の基準座標とする遊技機。
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