JP2012217680A - 遊技機 - Google Patents

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Tetsuo Ogata
哲央 尾形
Kazuto Matsuoka
和人 松岡
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【課題】駆動手段の脱調等によって制御誤差が生じてもこれを直ちに補正して可動体を早期に予定通りの動作に復帰させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】可動体の駆動伝達系の一部を構成するギヤの歯の通過を検出してON/OFF状態が切り替えられる実動作検出手段47を設け、駆動手段の正常動作時における、実動作検出手段47による単位検出期間あたりの駆動ステップ数を判定値として予め記憶し、駆動手段による駆動動作中、実動作検出手段47による単位検出期間が経過する毎に (S22:Yes)、その期間中における駆動ステップ数と判定値とを比較し(S25)、それらが一致しない場合に、それらの差分に基づいて駆動指令の出力期間を増減する (S25a,S25b)。
【選択図】図12

Description

本発明は、駆動手段により駆動される可動体による演出手段を備えた遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機では、近年、大型の液晶表示手段を搭載したものが主流となっており、各社とも、その液晶表示手段に表示する演出画像等により他社製品との差別化を図ってきたが、液晶表示手段に表示するバーチャルな演出画像による差別化のみではもはや他社製品との差別化を十分に図ることが難しくなってきている。そこで、画像による演出に機械的な動作を組み合わせてより演出効果を高めようと、例えば液晶表示手段の近傍に可動体を設けたものが開発されている(特許文献1,2参照)。
この種の可動体は、ステッピングモータ等の駆動手段の駆動により、例えば原点位置検出手段により検出可能な原点位置とそれ以外の作動位置との間で往復移動可能に構成されており、通常は例えば液晶表示手段の外側の原点位置に保持され、所定のタイミングで、駆動制御手段から駆動手段に対して所定ステップ数に対応する動作指令を出力することにより、例えば液晶表示手段への画像表示と同期してその前側の作動位置まで移動するようになっている。
特開2007−268038号公報 特開2005−13628号公報
以上のような可動体も最近では大型化、重量化が進んでいるため、可動体の自重や急な速度変化による過負荷等が原因で、駆動手段に脱調、即ち制御パルス信号と駆動動作との同期が失われる現象が起きる可能性が高くなっている。駆動手段に脱調が生じると、制御側で想定している可動体の移動量と実際の移動量との間に誤差が生じるため、可動体に予定通りの動作をさせることができない。従来は、この脱調による誤差は、原点位置検出手段によって可動体の実際の位置が検出されるまで補正することはできなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、駆動手段の脱調等によって制御誤差が生じてもこれを直ちに補正して可動体を早期に予定通りの動作に復帰させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、所定の基準部位41に対して所定動作可能に設けられた可動体43と、前記可動体43を駆動する駆動手段44と、前記可動体43の所定の動作量に対応する前記駆動手段44の駆動ステップ数に応じた駆動指令を出力することにより前記駆動手段44を制御する駆動制御手段61とを備えた遊技機において、前記可動体43の実動作を検出し且つその実動作量に対応する検出信号を出力する実動作検出手段47を備え、前記駆動制御手段61は、前記駆動手段44の正常動作時における前記駆動ステップ数と前記可動体43の実動作量との対応関係を予め記憶し、前記駆動手段44による駆動動作中、所定期間における前記実動作検出手段47からの前記検出信号より得られる前記可動体43の実動作量及び前記駆動ステップ数と、前記対応関係とに基づいて前記駆動制御手段61から前記駆動手段44への駆動指令を補正するように構成されているものである。
また、前記駆動制御手段61は、前記駆動手段44の正常動作時における、前記実動作検出手段47による単位検出期間あたりの前記駆動ステップ数を判定値として予め記憶し、前記駆動手段44による駆動動作中、前記実動作検出手段47による前記単位検出期間が経過する毎に、その期間中における前記駆動ステップ数と前記判定値とを比較し、それらが一致しない場合に、それらの差分に基づいて前記駆動指令の出力期間を増減するように構成してもよい。
また、前記駆動手段44の駆動動作を前記可動体43に伝達する駆動伝達系45の一部にギヤ48を含み、前記実動作検出手段47は、前記ギヤ48の歯48aの通過を検出可能に構成してもよい。
本発明によれば、駆動手段44の脱調等によって制御誤差が生じてもこれを直ちに補正して可動体43を早期に予定通りの動作に復帰させることが可能である。
本発明の一実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。 同パチンコ機の中央表示ユニットの後構造体の正面図である。 同パチンコ機の中央表示ユニットの分解斜視図である。 同パチンコ機の可動演出ユニットの分解斜視図である。 同パチンコ機の可動演出ユニットの要部側面斜視図である。 同パチンコ機の可動演出ユニットの要部正面斜視図である。 同パチンコ機の可動演出ユニットにおける駆動手段の駆動動作とそれに対する可動体の動作の説明図である。 同パチンコ機の駆動手段の正常動作時における実動作検出手段のON/OFF変化と駆動手段の駆動ステップ数との対応関係を示す説明図である。 同パチンコ機の可動演出ユニットに関する制御系の概略構成を示すブロック図である。 同パチンコ機の駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。 同パチンコ機の可動体動作処理の手順を示すフローチャートである。 同パチンコ機の補正処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図12は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4の後側には、遊技盤11が前枠3に対して例えば前側から着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、発射手段により発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13内に、中央表示ユニット14、普通図柄始動手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等の各種遊技部品が配置されている。
中央表示ユニット14は、図1〜図3に示すように、遊技盤11に対して前側から着脱自在に装着される前構造体21と、液晶式その他の画像表示手段22が装着され且つ前構造体21に対応して遊技盤11の裏側に着脱自在に装着される後構造体23とを備えている。前構造体21は、遊技盤11に形成された装着孔に沿って配置される装飾枠24と、この装飾枠24の下部側に沿って左右方向に配置され且つワープ入口25に入球した遊技球を自由に転動させて前側に落下させるステージ26等を備えている。
また、後構造体23は、前側が開放した略箱形に形成され且つその略中央に表示窓31が形成された後ケース32と、この後ケース32の内側の所定位置、例えば表示窓31の上側に配置される可動演出ユニット33とを備えており、前構造体21の後側に対応するように遊技盤11の裏側に装着され、後ケース32の前端側に一体に設けられた鍔状の固定部34においてねじ止め等により遊技盤11に固定されている。画像表示手段22は、その表示画面22aを表示窓31に一致させた状態で後ケース32の背面側に着脱自在に固定されている。
可動演出ユニット33は、図4に示すように、後ベース41aとその前側に装着される前カバー41bとで構成される駆動ケース41と、この駆動ケース41により前後方向の回転軸42廻りに揺動自在に支持された可動体43と、駆動ケース41上に装着され且つ可動体43を駆動する駆動手段44と、駆動ケース41内に配置され且つ駆動手段44の駆動力を可動体43に伝達する駆動伝達系45と、可動体43が原点位置を含む所定範囲内にあることを検出する原点位置検出手段46と、可動体43の実動作を検出する実動作検出手段47とを備え、駆動ケース(基準部位の一例)41が、例えば後ケース32に着脱自在に固定されている。また、駆動伝達系45は、駆動手段44の回転動作を可動体43の揺動動作に変換するためのクランクギヤ48と、駆動手段44の回転動作をクランクギヤ48に伝達する駆動ギヤ49とで構成されている。
可動体43は、回転軸42に対する略半径方向に配置され且つその先端側に所定形状の装飾体51が設けられた可動アーム部52と、回転軸42に対して可動アーム部52とは異なる半径方向に配置されたガイド部53とを例えば一体に備えている。ガイド部53には、その長手方向、即ち回転軸42の半径方向に沿って細長状のガイド孔54が形成されている。駆動手段44は、ステッピングモータにより構成されており、その駆動軸55を前向きに突出させた状態で例えば後ベース41aの背面側に装着されている。駆動手段44の駆動軸55には駆動ギヤ49が固定されている。
クランクギヤ48は、平歯車よりなるギヤ本体56と、このギヤ本体56の前面側の外縁部近傍に配置されたクランクピン57とを備え、駆動ケース41内で前後方向の回転軸58廻りに回転自在に支持されており、ギヤ本体56の外周に駆動ギヤ49が噛合し、クランクピン57が可動体43側のガイド孔54に摺動自在に嵌合している。これにより、駆動手段44が正/逆何れかの方向に作動すると、図7に示すように駆動ギヤ49を介してクランクギヤ48が回転し、それによってクランクピン57がガイド孔54内を摺動しつつ回転するため、可動体43が回転軸42廻りに揺動する。
可動体43は、クランクギヤ48が1回転する間に所定の揺動可能範囲内で1往復するが、本実施形態では、その揺動可能範囲の一端側を原点位置、他端側を最大揺動位置とする。可動体43は、図2及び図7に示すように、原点位置では回転軸42に対して略横向きとなって画像表示手段22の上側に外れ、最大揺動位置では回転軸42に対して略下向きとなって画像表示手段22の一部を前側から覆うようになっている。なお、原点位置及び最大揺動位置は、図7に示すように正面視においてクランクピン57と回転軸58、クランクピン57と回転軸42を夫々結ぶ2つの直線が互いに直交するメカロック位置であり、これらの位置では可動体43の自重等によってその揺動位置が変化することはない。
原点位置検出手段46及び実動作検出手段47は、図4〜図6に示すように、例えば投光部と受光部とが対向配置された略コの字型の透過型フォトセンサにより構成されている。原点位置検出手段46は、例えば投光部から受光部への光路がクランクギヤ48の半径方向を向くように、センサ基板46aを介して駆動ケース41上に固定されており、可動体43が原点位置を含む所定範囲内(図7の例では駆動手段44の駆動ステップ数で原点位置の前後各4ステップの範囲)にあるとき、例えばクランクギヤ48の背面側に突設された遮蔽板59が原点位置検出手段46の投光部から受光部への光路を遮断することによりONになるように配置されている。
実動作検出手段47は、例えば投光部と受光部との間をクランクギヤ48の歯48aが通過するように、センサ基板47aを介して駆動ケース41上に固定されており、歯48aの部分(以下、凸部という)が通過する際に光路が遮断されてONとなり、歯48aと歯48aの間(以下、凹部という)が通過する際に光路が開放されてOFFとなるように配置されている。即ち、実動作検出手段47では、クランクギヤ48の回転に伴って一定のピッチで連続的にON/OFF状態が切り替わる。また、本実施形態ではクランクギヤ48と可動体43との間に滑りは発生し得ないため、実動作検出手段47のON/OFF変化は可動体43の揺動動作と完全に同期している。このように、実動作検出手段47は、クランクギヤ48の歯48aの通過を検出することにより可動体43の実動作を検出すると共にその可動体43の実動作量に対応する検出信号を出力するようになっている。
また本実施形態では、図8に示すように、駆動手段44の正常動作時には、駆動手段44が2ステップ動作する毎に実動作検出手段47のON/OFF状態が切り替わるものとする。即ち、実動作検出手段47がON又はOFFに変化してから次にOFF又はONに変化するまでの間(以下、実動作検出手段47による単位検出期間という)に、駆動手段44が2ステップ動作するようになっている。
図9は、可動演出ユニット33に関する制御系の概略ブロック図である。駆動制御手段61は、可動体43を揺動させるべく駆動手段44を制御するもので、遊技に関する制御を統括的に行う遊技制御手段62からの可動体駆動指令があったときに、可動体43を原点位置から所定の動作パターンに従って動作させて再び原点位置に戻すように駆動手段44を制御するようになっている。
ここで、遊技制御手段62と駆動制御手段61とは例えば別基板上に設けられており、可動体駆動指令は、例えば可動体43の動作パターン等の情報が組み込まれた可動体駆動指令コマンドを送信することにより遊技制御手段62側から駆動制御手段61側に伝えられる。なお、遊技制御手段62と駆動制御手段61とは同一の基板上に設けられていてもよく、また遊技制御手段62が各駆動手段44を直接制御するようにしてもよい。
なお、この遊技制御手段62からの可動体駆動指令に基づく通常の可動体駆動制御とは別に、電源投入時やデモ演出開始時等の所定のタイミングで、可動体43が原点位置にあることを確認し又は原点位置から外れた可動体43を原点位置に戻す原点位置確認処理を実行することが望ましい。
駆動制御手段61は、駆動手段44に対して、総移動ステップ数が目標ステップ数に達するまでパルス信号を出力することにより駆動手段44の駆動制御を行うと共に、その信号出力毎に図10に示す駆動制御処理を実行するように構成されている。この駆動制御処理(図10)では、可動体動作処理(S1)と補正処理(S2)とが順次実行される。
可動体動作処理(S1)では、例えば図11に示すように、まず可動体43の移動開始時であるか否かが判定され(S11)、移動開始時であれば、移動開始フラグがONに設定される(S12)。そして、総移動ステップ数とステップ数カウンタとに夫々1が加算される(S13)。
ここで、総移動ステップ数とは、当該駆動動作における駆動手段44の駆動ステップ数の合計で、この値が目標ステップ数に到達するまで駆動手段44を作動させるように制御される。また、ステップ数カウンタは、駆動手段44の駆動ステップ数をカウントする作業用のカウンタである。
続いて、加算後の総移動ステップ数と目標ステップ数とが比較され(S14)、総移動ステップ数が目標ステップ数に達すること(S14:Yes)、即ち可動体43が所定の目標位置まで移動して当該駆動動作が終了することを条件に、総移動ステップ数とステップ数カウンタとが共にゼロクリアされ(S15)、可動体動作処理は終了する。
ところで、以上のような可動体動作処理による制御中に駆動手段44に脱調が生じた場合には、制御側が把握している可動体43の移動量と実際の移動量との間に誤差が生じるため、総移動ステップ数が目標ステップ数に到達しても、可動体43が所定の目標位置に達しない又は行き過ぎる等の異常が発生する。そこで本実施形態では、次の補正処理(S2)により、駆動手段44の脱調によって生じる、制御側が把握している可動体の移動量と実際の移動量との間の誤差を補正している。
即ち、補正処理(S2)では、図12に示すように、まず実動作検出手段47からの検出情報が取得され(S21)、ON/OFFの切り替わりエッジが検出されたか否かが判定される(S22)。そして、ON/OFFの切り替わりエッジが検出されない場合(S22:No)にはここで補正処理は終了する。
S22においてON/OFFの切り替わりエッジが検出された場合には(S22:Yes)、移動開始フラグがONであるか否かが判定され(S23)、移動開始フラグがONでなければ(S23:No)、即ち可動体43の移動開始時でなければ、ステップ数カウンタの値と判定値とが比較される(S25)。
ここで、後述するようにステップ数カウンタの値は実動作検出手段47によるON/OFFの切り替わりエッジが検出される(S22:Yes)毎にゼロクリアされる(S26)から、このS25の判定時点でのステップ数カウンタの値は、実動作検出手段47の前回のON/OFF切り替わりから今回のON/OFF切り替わりまで、即ち直近の単位検出期間における駆動手段44の駆動ステップ数となっている。
また、判定値には、駆動手段44の正常動作時における、実動作検出手段47の単位検出期間あたりの駆動手段44の駆動ステップ数の値が設定されており、本実施形態ではこの判定値に2が予め設定されている(図8参照)。なおこの判定値が、駆動手段44の正常動作時における駆動ステップ数と可動体43の実動作量との対応関係の一例である。
S25においてステップ数カウンタの値と判定値とが一致すると判定された場合には、駆動手段44が正常に動作していると考えられるため、誤差の補正は行われず、ステップ数カウンタの値がゼロクリアされた上で(S26)補正処理は終了する。
S25においてステップ数カウンタの値が判定値よりも大であると判定された場合には、駆動手段44の脱調により、制御側が把握している可動体43の移動量よりも実際の移動量の方が小さくなっていると考えられるため、それらステップ数カウンタの値と判定値との差分を総移動ステップ数から減算する(S25a)。これにより、制御側が把握している可動体43の移動量を実際の移動量と一致させることができる。
また、S25においてステップ数カウンタの値が判定値よりも小であると判定された場合には、駆動手段44の脱調により、制御側が把握している可動体43の移動量よりも実際の移動量の方が大きくなっていると考えられるため、それらステップ数カウンタの値と判定値との差分を総移動ステップ数に加算する(S25b)。これにより、制御側が把握している可動体43の移動量を実際の移動量と一致させることができる。なお、これら総移動ステップ数の補正処理(S25a,S25b)を行った場合も、ステップ数カウンタの値がゼロクリアされた上で(S26)補正処理は終了する。
一方、S23において移動開始フラグがONであると判定された場合(S23:Yes)、今回のON/OFF切り替わりエッジの検出(S22:Yes)は移動開始後1回目であり、未だ実動作検出手段47の単位検出期間が経過していないため、誤差の補正等の処理(S25,S25a,S25b)は行われない。この場合は、移動開始フラグがOFFに切り替えられ(S24)、ステップ数カウンタの値がゼロクリアされ(S26)、補正処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、可動体43の実動作を検出し且つその実動作量に対応する検出信号を出力する実動作検出手段47を備え、駆動制御手段61が、駆動手段44の正常動作時における、実動作検出手段47による単位検出期間あたりの駆動ステップ数を判定値として予め記憶し、駆動手段44による駆動動作中、実動作検出手段47による単位検出期間が経過する毎に、その期間中における駆動ステップ数と判定値とを比較し、それらが一致しない場合に、それらの差分に基づいて駆動手段44への駆動指令の出力期間を増減するように構成されているため、駆動手段44の脱調等によって制御誤差が生じてもこれを直ちに補正して可動体43を早期に予定通りの動作に復帰させることが可能である。
また、駆動手段44の駆動動作を可動体43に伝達する駆動伝達系45の一部にギヤ48を含み、前記実動作検出手段47は、駆動手段44の駆動動作を可動体43に伝達する駆動伝達系45の一部を構成するギヤ48の歯48aの通過を検出可能に構成しているため、ハードウェア構成に関しては従来の構成にセンサ(実動作検出手段47)を1つ追加するだけでよく、それ以外の特殊な形状変更等は不要である。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば実施形態では、駆動手段44の脱調により、駆動手段44による駆動動作中に制御側が把握している可動体43の移動量と実際の移動量との間に誤差が生じた場合にこれを補正する制御について説明したが、本発明は、駆動手段の脱調以外にも例えば外力によって可動体が不規則に動作するような場合に適用可能である。
即ち、例えば第1地点にある第1可動体に第2可動体を衝突させ、その衝撃によって第1可動体を第2地点まで移動させる演出を行う場合、第2可動体の衝突による第1可動体の移動量を実動作検出手段によって検出し、第1可動体を第1地点から第2地点まで移動させるのに必要な駆動ステップ数から、実動作検出手段によって検出された第1可動体の移動量に対応する駆動ステップ数を減算し、その減算後の駆動ステップ数だけ第1可動体の駆動手段を駆動させれば(駆動指令の補正)、第2可動体の衝突による第1可動体の移動量を正確に予測できない場合でも第1可動体を第2地点まで正確に移動させることが可能である。
実施形態では、可動体43が回転軸42廻りに揺動する構成を例示したが、可動体43の動作は任意であり、上下方向、水平方向等の平行移動、所定軸廻りの回転移動、或いはそれらの組み合わせ等が可能に構成してもよい。
実動作検出手段47は、可動体43の実動作を検出可能であればよく、例えば駆動伝達系ではなく可動体43の実動作を直接検出可能としてもよい。この場合、可動体43上に、その動作方向に沿って規則的に被検出部(開口等)を設け、実動作検出手段47によりその被検出部を検出するように構成することが考えられる。
また、実施形態の実動作検出手段47のように、駆動伝達系の動作を検出することにより間接的に可動体43の動作を検出する場合でも、ギヤの歯の通過を検出するものの他、例えばギヤ上にその動作方向に沿って規則的に被検出部(開口等)を設け、実動作検出手段47によりその被検出部を検出するように構成してもよい。
また、実動作検出手段47は、フォトセンサ等の非接触のセンサに限られるものではなく、例えば可動体43や駆動伝達系の回転量、移動量を検出するロータリーエンコーダ、リニアエンコーダ等を用いてもよい。
駆動手段は、基準部位に対して可動体を相対的に動作させることができればよいため、基準部位側ではなく可動体側に設けることも可能である。実動作検出手段、原点位置検出手段についても、それらの検出対象に応じて例えば可動体側に設けることも可能である。
なお、実施形態ではパチンコ機について例示したが、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の弾球遊技機はもちろん、スロットマシン等の弾球遊技機以外の各種遊技機でも同様に実施可能であることはいうまでもない。
41 駆動ケース(基準部位)
43 可動体
44 駆動手段
45 駆動伝達系
47 実動作検出手段
48 クランクギヤ(ギヤ)
48a 歯
61 駆動制御手段

Claims (3)

  1. 所定の基準部位に対して所定動作可能に設けられた可動体と、前記可動体を駆動する駆動手段と、前記可動体の所定の動作量に対応する前記駆動手段の駆動ステップ数に応じた駆動指令を出力することにより前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えた遊技機において、前記可動体の実動作を検出し且つその実動作量に対応する検出信号を出力する実動作検出手段を備え、前記駆動制御手段は、前記駆動手段の正常動作時における前記駆動ステップ数と前記可動体の実動作量との対応関係を予め記憶し、所定期間における前記実動作検出手段からの前記検出信号より得られる前記可動体の実動作量及び前記駆動ステップ数と、前記対応関係とに基づいて前記駆動制御手段から前記駆動手段への駆動指令を補正するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動制御手段は、前記駆動手段の正常動作時における、前記実動作検出手段による単位検出期間あたりの前記駆動ステップ数を判定値として予め記憶し、前記駆動手段による駆動動作中、前記実動作検出手段による前記単位検出期間が経過する毎に、その期間中における前記駆動ステップ数と前記判定値とを比較し、それらが一致しない場合に、それらの差分に基づいて前記駆動指令の出力期間を増減するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記駆動手段の駆動動作を前記可動体に伝達する駆動伝達系の一部にギヤを含み、前記実動作検出手段は、前記ギヤの歯の通過を検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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