JP5193338B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は遊技機に関し、特に、可動部材を定位置に復帰させる復帰制御技術に関するものである。
従来、パチンコ遊技機において、遊技球が始動口に入賞することにより大当り抽選を行い、その大当り抽選で当選した場合に大入賞口が開閉する機種の多くは、大当り抽選の興趣を高め得る演出を行うために、可動部材と、この可動部材を移動させる電動モータ(ステッピングモータ)を有する移動駆動機構と、この移動駆動機構(電動モータ)を制御して可動部材に演出動作を実行させる役物制御装置とを備えている。
通常、位置検出センサにより可動部材が定位置(原点位置)にあるか否か検出され、役物制御装置は、この位置検出センサから得られる位置検出情報に基づいて、可動部材の非作動時には可動部材を定位置に待機させるとともに、可動部材の作動時(演出動作時)には定位置を基準に可動部材を移動させるように移動駆動機構を制御する。
この種のパチンコ遊技機において、一般に、役物制御装置は、定期的に(例えば、大当り抽選に基づく図柄の変動開始毎に)、位置検出センサからの位置検出情報に基づいて、可動部材が定位置にあるか否か判定し、否定判定した場合に、可動部材を定位置に復帰させる復帰制御を実行する。
ここで、特許文献1には、生産ラインの作業者等が可動部材の動作を目視し確認することを目的に、可動部材を定位置(原点位置)に復帰させた後、再度、可動部材の移動領域端まで移動させてから定位置へ移動させる技術が開示されている。
特許文献2の技術では、電源投入時に、可動部材をその移動領域全てに亙って移動させてから定位置(初期位置)へ移動させる初期動作を実行する一方、可動部材の演出動作後に可動部材が定位置にあることが検出されない場合に、可動部材を定位置へ戻す補正動作を実行する。そして、電源投入時の初期動作後或いは補正動作後に可動部材が定位置にあることが検出されない場合、また、可動部材の演出動作時に検出エラーが複数発生した場合、可動部材を一定時間停止させてから前記初期動作を実行する。
特開2007−215953号公報 特開2009−165527号公報
特許文献1,2の技術は、何れも、可動部材が定位置(原点位置、初期位置)にあるか否か検出する位置検出センサが正常に機能していることを前提に、可動部材を定位置に復帰させ得るものである。つまり、位置検出センサが正常に機能していないために、制御によって可動部材の実際の位置を検知できない場合、特に可動部材の定位置を可動部材の移動領域の一端位置ではなく中間位置に設定している場合には、可動部材を定位置に復帰させることが困難になる。
そして、可動部材を定位置に復帰させることができない場合、可動部材を作動禁止にしても、その可動部材は待機位置でない位置で停止することになると、見栄えが悪くなり、遊技者に不信感を与え兼ねない。また、作動禁止にした可動部材に他の可動部材が衝突して何らかの損傷が発生する虞があり、それを防止するために、他の可動部材も作動禁止にすれば、演出効果が著しく低下する。
ところで、可動部材の定位置を移動領域の一端位置に設定している場合には、その一端位置方向へ可動部材を移動領域の距離以上移動させる制御を実行することで、可動部材を定位置に復帰させることは可能である。しかし、その制御開始時の可動部材の位置と移動領域の一端位置との間の距離が短い場合、可動部材が移動領域の一端位置に到達後、電動モータが連続的に過負荷状態になる期間が長くなるため、電動モータや、電動モータから可動部材に至る動力伝達系が損傷する虞が高くなる。
本発明の目的は、可動部材が定位置にあるか否か検出する位置検出手段が正常に機能していない場合でも、可動部材を定位置に確実に且つ適切に復帰させることができる遊技機を提供することである。
請求項1の発明(遊技機)は、可動部材(22)を第1移動領域(E1)に亙って往復移動させることが可能な第1移動駆動機構(24)と、前記第1移動駆動機構(24)を制御して前記可動部材(22)を前記第1移動領域(E1)内の第1定位置(P1)に復帰させる第1復帰制御手段(52a) とを備えた遊技機(1) において、前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあるか否か検出する第1位置検出手段(27)を備え、前記第1復帰制御手段(52a) は、前記可動部材(22)の作動停止中に前記第1位置検出手段(27)により前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあることが検出されない場合に、前記可動部材(22)を前記第1移動領域(E1)の第1の移動端方向へ前記第1移動領域(E1)の移動可能距離L1未満の第1の移動距離B移動させてから、前記可動部材(22)を前記第1移動領域(E1)の第2の移動端方向へ前記第1移動領域(E1)の移動可能距離L1以上の第の移動距離A移動させる制御を実行して、前記第1移動領域(E1)の前記第2の移動端の位置を基準に前記可動部材(22)を前記第1定位置(P1)に復帰させることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1復帰制御手段(52a) は、復帰制御の実行中に前記第1位置検出手段(27)により前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあることが検出された場合には、その時点で前記可動部材(22)を移動停止させて復帰制御を終了することを特徴としている。
請求項の発明は、請求項1又は2において、前記第1定位置(P1)が前記第1移動領域(E1)の中間位置に設定されたことを特徴としている。
請求項の発明は、可動部材(22)を第1移動領域(E1)に亙って往復移動させることが可能な第1移動駆動機構(24)と、前記第1移動駆動機構(24)を制御して前記可動部材(22)を前記第1移動領域(E1)内の第1定位置(P1)に復帰させる第1復帰制御手段(52a) とを備えた遊技機(1) において、前記第1移動駆動機構(24)は、前記可動部材(22)を可動ベース部材(21)に対して前記第1移動領域(E1)に亙って往復移動させることが可能に構成され、前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあるか否か検出する第1位置検出手段(27)を備え、前記第1復帰制御手段(52a) は、前記可動部材(22)の作動停止中に前記第1位置検出手段(27)により前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあることが検出されない場合に、前記可動部材(22)を前記第1移動領域(E1)の第2の移動端方向へ前記第1移動領域(E1)の移動可能距離L1以上の第2の移動距離A移動させる制御を実行して、前記第1移動領域(E1)の前記第2の移動端の位置を基準に前記可動部材(22)を前記第1定位置(P1)に復帰させ、前記可動ベース部材(21)を前記第1移動領域(E1)と異なる第2移動領域(E2)に亙って往復移動させることが可能な第2移動駆動機構(25)と、前記可動ベース部材(21)が前記第2移動領域(E2)内の第2定位置(P2)にあるか否か検出する第2位置検出手段(28)と、前記可動部材(22)及び前記可動ベース部材(21)の作動停止中に前記第2位置検出手段(28)により前記可動ベース部材(21)が前記第2定位置(P2)にあることが検出されない場合に、前記第2移動駆動機構(25)を制御して前記可動ベース部材(21)を前記第2定位置(P2)に復帰させる第2復帰制御手段(52b) とを備え、前記第1位置検出手段(27)により前記可動部材(22)が前記第1定位置(P1)にあることが検出されない場合に、前記第2位置検出手段(28)により前記可動ベース部材(21)が前記第2定位置(P2)にあることが検出された場合には、前記可動ベース部材(21)を前記第2定位置(P2)に位置させた状態で前記第1復帰制御手段(52a) に復帰制御を実行させ、前記第2位置検出手段(28)により前記可動ベース部材(21)が前記第2定位置(P2)にあることが検出されない場合には、前記第2復帰制御手段(52b) が復帰制御を開始し、その復帰制御の実行途中において前記可動ベース部材(21)を所定の停止位置(P3)に停止させた状態で前記第1復帰制御手段(52a) に復帰制御を実行させることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項において、前記可動ベース部材(21)が前記第2定位置(P2)に位置している状態における前記第1移動領域(E1)の移動可能距離L1a並びにその移動可能距離L1aに対応する第1,第2の移動距離a,aと、前記可動ベース部材(21)が前記停止位置(P3)に位置している状態における前記第1移動領域(E1)の移動可能距離L1b並びにその移動可能距離L1bに対応する第1,第2の移動距離b,bとが異なることを特徴としている。
本発明(遊技機)によれば、可動部材が定位置にあるか否か検出する位置検出手段が正常に機能していない場合でも、可動部材を定位置に確実に且つ適切に復帰させることができる。
パチンコ遊技機の遊技盤(可動部材が待機時)の正面図である。 パチンコ遊技機の遊技盤(可動部材が動作時)の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 可動役物装置の前方からの斜視図である。 図4の可動役物装置のベース部材を省略した構造の後方からの斜視図である。 図4の可動役物装置の正面図である。 図4の可動役物装置の後面図である。 図7の可動役物装置のベース部材を省略した構造の後面図である。 図8の可動役物装置の機構カバーを省略した構造の後面図である。 役物制御装置及び可動役物装置の構成図である。 可動部材の第1移動領域及びそれに関する距離を示す図である。 可動ベース部材の第2移動領域及びそれに関する距離を示す図である。 可動ベース部材が第2定位置のときと停止位置のときの可動部材の第1移動領域に関する距離を示す図である 復帰制御処理のフローチャートである。 上スライド定位置復帰処理のフローチャートである。 下スライド定位置復帰処理のフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には遊技盤2が設けられ、この遊技盤2とその前側の透明板(図示略)との間に遊技球が転動する遊技領域2aが形成され、球発射部(図示略)で発射された遊技球がガイドレール2bにより案内されて遊技領域2aに導入される。遊技盤2には遊技領域2aに配置された多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する始動口装置11、ゲート12、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13、複数の一般入賞口14が設けられている。
図1〜図3に示すように、第1始動口10、ゲート12、複数の一般入賞口14には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a(「SW」はスイッチを意味する)、ゲートSW12a、複数の一般入賞口SW14aが付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有する。大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有する。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14に入賞した場合、遊技球1個の入賞について入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数の遊技球が払出される。遊技球が始動口10,11aに入賞した場合には大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の大入賞口13aが複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過した場合には当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の第2始動口11aが1又は複数回開閉する補助遊技が発生する。
遊技盤2にはセンタ役物3が取付けられ、このセンタ役物3に遊技演出用の画像表示器4及び可動役物装置5が装備されている。センタ役物3は遊技盤2に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着されたセンタ枠体3aを有し、画像表示器4はその画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体3aの内側を通して視認できるように配置されている。画像表示器4の画面には、前記大当り抽選を演出するために、複数の演出図柄が変動後停止するように表示されるとともに各種動画が表示され、また、前記大当り遊技中には大当り演出用の動画が表示される。
可動役物装置5は、例えば、前記大当り抽選に関する演出(例えば、大当り抽選での当選の報知、或いは当選期待度が高い旨の報知)を行うために作動して、可動部材22(所謂ギミック)を遊技盤2の盤面と平行方向へ移動させる。可動役物装置5の非作動時に、可動部材22は画像表示器4による表示の邪魔にならない待機位置に位置し、可動役物装置5の作動時に、可動部材22は画像表示器4の前側で移動して演出動作を実行する。
遊技盤2の右下部に各種表示を行う遊技表示盤6が設けられ、この遊技表示盤6は、第1特図表示器6a、第2特図表示器6b、普図表示器6c、第1特図保留ランプ6d、第2特図保留ランプ6e、普図保留ランプ6fを備えている。
第1特図表示器6aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ6dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器6bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ6eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器6cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ6fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
可動役物装置5について説明する。
図3〜図10に示すように、可動役物装置5は、ベース部材20、可動ベース部材21、可動部材22、回転演出部材23、第1移動駆動機構24、左右1対の第2移動駆動機構25、回転駆動機構26、第1位置検出センサ27、左右1対の第2位置検出センサ28、第3位置検出センサ29を備えている。
ベース部材20がセンタ役物3に固定され、可動ベース部材21がベース部材20に昇降自在に且つ傾動自在にガイド支持され、可動部材22が可動ベース部材21に左右方向へスライド自在にガイド支持されている。第1移動駆動機構24により可動部材22が可動ベース部材21に対してスライド駆動され、1対の第2移動駆動機構25により可動ベース部材21が可動部材22と共にベース部材20に対して昇降駆動され、その際に傾動駆動され得る。回転演出部材23が可動部材22に回転自在に装着され、回転駆動機構26により回転演出部材23が回転駆動される。
ベース部材20は薄板状に且つ正面視門形に形成され、センタ枠体3aの上部及び左右両側部の後側に配置されている。可動ベース部材21は左右に長い帯板状に形成され、ベース部材20よりも前方位置に配置されている。可動部材22は左右に長い汽車のボディを模して形成され、可動ベース部材21よりも前方位置に配置されている。回転演出部材23は汽車の3つ車輪を模して形成された3つの回転体23aを有する。
可動ベース部材21には左右に細長い左右1対のガイド溝21aが形成され、可動部材22には1対のガイド溝21aに夫々摺動自在に係合する左右1対の係合部材22aが後方突出状に設けられている。これら係合部材21a及びガイド溝22aにより、可動ベース部材21に可動部材22が左右方向へスライド自在にガイド支持されている。
第1移動駆動機構24は、可動部材22を可動ベース部材21に対して左右方向の第1移動領域E1(図11参照)に亙って往復移動させることが可能に構成されている。この第1移動駆動機構24においては、第1電動モータ24a(ステッピングモータ)が、可動ベース部材21に後面側から取付けられ、そのモータ出力軸にピニオン24bが結合されている。左右に長いラック24cが可動部材22の後面部に固定され、そのラック24cにピニオン24bが噛合している。第1電動モータ24aにより、ピニオン24bが回転されると、ラック24cと共に可動部材22がスライドされる。
第1位置検出センサ27は、可動部材22が第1移動領域E1内であって第1移動領域E1の中間位置(中心位置又はその近傍位置)に設定された第1定位置P1(図11参照)にあるか否か検出する第1位置検出手段に相当する。この第1位置検出センサ27は、可動ベース部材21の後面部に取付けられた発光部と受光部とを有する光学センサからなり、発光部と受光部との間が可動部材22に設けられた遮蔽部(図示略)で遮蔽されることで、可動部材22が第1定位置P1にあることを検出する。
1対の第2移動駆動機構25は、可動ベース部材21を第1移動領域E1と異なる上下方向の第2移動領域E2(図12参照)に亙って往復移動させることが可能に構成されている。これら1対の第2移動駆動機構25は左右対称構造であり、可動ベース部材21の左右両端部を夫々昇降駆動する。以下、左側の第2移動駆動機構25について説明し、右側の第2移動駆動機構25については同一符号を付して説明を省略する。
この第2移動駆動機構25においては、第2電動モータ25a(ステッピングモータ)が、ベース部材20の右部に設けられた略扇形状の取付板部20aに後面側から取付けられ、そのモータ出力軸にカム部材25bが結合され、カム部材25bの先端部にピン部材25cが設けられている。左右に長いアーム部材25dが取付板部20aに沿って配設され、そのアーム部材25dの右端部が取付板部20aに回動自在に支持され、アーム部材25dの長さ方向途中部と左端部分に長孔25e,25fが形成され、このアーム部材25dの長穴25eにカム部材25bのピン部材25cが係合している。
上下に長い昇降部材25gがアーム部材25dの左端側に配設され、その昇降部材25gの上部にピン部材25hが設けられ、昇降部材25gの下部にピニオン25iが回転自在に装着されている。昇降部材25gのピン部材25hがアーム部材25dの長孔25fに係合している。昇降部材25gのピン部材25hとピニオン25iの軸は、ベース部材20の左部に形成された上下に長いガイド溝20b,20cに夫々係合しガイドされている。上下に長い固定ラック25jがベース部材20の左部に固定され、その固定ラック25jに昇降部材25gのピニオン25iが噛合している。
上下に長い可動ラック25kが可動ベース部材21の左端部に相対回動自在に連結され、その可動ラック25kに昇降部材25gのピニオン25iが噛合している。可動ラック25kに係合部材25lが設けられ、その係合部材25lがベース部材20の左部に形成された上下に長いガイド溝20dに係合しガイドされている。尚、アーム部材25dと昇降部材25gを夫々上方へ付勢するバネ部材25m,25nが設けられている。
第2電動モータ25aにより、カム部材25bが回動されると、アーム部材25dが上下に揺動され、昇降部材25gが昇降される。昇降部材25gのピニオン25iは昇降しながら回転し、これにより、可動ラック25kが、昇降部材25gの昇降量の2倍の昇降量で昇降部材25gと同じ昇降方向へ昇降される。1対の第2移動駆動機構25の1対の可動ラック25kの昇降方向と昇降量の両方が同じ場合、可動ベース部材21は姿勢を変化しないで昇降され、1対の可動ラック25kの昇降方向と昇降量の少なくとも一方が異なる場合、可動ベース部材21は昇降されながら傾動され姿勢を変化する。
1対の第2位置検出センサ28は、可動ベース部材21が第2移動領域E2内であって第2移動領域E2の上端位置(又はその近傍位置)に設定された第2定位置P2(図12参照)にあるか否か検出する第2位置検出手段に相当する。各第2位置検出センサ28は、ベース部材20の取付板部20aの後面部に取付けられた発光部と受光部とを有する光学センサからなり、1対の第2位置検出センサ28の両方において、発光部と受光部との間が1対の第2移動駆動機構25の1対のアーム部材25dに設けられた遮蔽部28aで遮蔽されることで、可動ベース部材21が第2定位置P2にあることを検出する。
回転駆動機構26においては、第3電動モータ26a(ステッピングモータ)が、可動部材22に後面側から取付けられ、直列状に噛合する5つのギヤ26b〜26fが設けられている。5つのギヤ26b〜26fは夫々可動部材22に回転自在に支持され、第3電動モータ26aのモータ出力軸にギヤ26cが結合され、回転演出部材13の3つ回転体23aに3つのギヤ26b,26d,26fが夫々結合されている。第3電動モータ26aにより、ギヤ26cが回転され、3つのギヤ26b,26d,26fと共に回転演出部材23の3つ回転体23aが同期して回転される。
第3位置検出センサ29は、回転演出部材23が第3定位置にあるか否か検出する。この第3位置検出センサ29は、可動部材22の後面部に取付けられた発光部と受光部とを有する光学センサからなり、発光部と受光部との間が回転演出部材23の中央の回転体23aに設けられた遮蔽部29aで遮蔽されることで、回転演出部材23が第3定位置にあることを検出する。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置30は、遊技制御基板31、払出制御基板32、演出制御基板33、画像制御基板34、ランプ制御基板35を備え、これら制御基板31〜35に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板33は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板31のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの信号と、払出制御基板32からの制御情報とを受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器6a〜6c、図柄保留ランプ6d〜6fを制御し、払出制御基板32と演出制御基板33とに制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板32のコンピュータは、遊技制御基板31からの制御情報と、払出球検出SW40a、球有り検出SW40b、満タン検出SW40cからの信号とを受けて、払出モータ40を制御し、遊技制御基板31に制御情報(払出情報)を出力する。演出制御基板33のコンピュータは、遊技制御基板31からの制御情報と、遊技者が操作可能な演出ボタンSW41からの信号とを受けて、画像制御基板34に制御情報を出力し、更に、画像制御基板34からの制御情報を受けて、ランプ制御基板35に制御情報を出力する。
画像制御基板34のコンピュータは、演出制御基板33からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器4とスピーカ42とを制御し、演出制御基板33に制御情報を出力する。ランプ制御基板35のコンピュータは、演出制御基板33からの制御情報を受けて、主に画像制御基板34のコンピュータによる制御に同期させて、遊技演出用の枠ランプ43と盤ランプ44と可動役物装置5とを制御する。
図10に示すように、ランプ制御基板25のコンピュータにより、可動役物装置5を制御する役物制御装置25Aが構成され、その役物制御装置25Aは、第1位置検出センサ27、1対の第2位置検出センサ28、及び第3位置検出センサ29からの信号を受けて、第1電動モータ24a、1対の第2電動モータ25a、及び第3電動モータ26aを、夫々第1モータドライバ55、1対の第2モータドライバ56、及び第3モータドライバ57を介して駆動制御する。
役物制御装置25Aは、可動ベース部材21、可動部材22、回転演出部材23に演出動作を実行させる演出制御手段50と、その演出制御において電動モータ24a,25a,26aを制御する為の演出制御データが記憶された演出制御データ記憶手段51と、可動ベース部材21、可動部材22、回転演出部材23を図1に示す待機位置に復帰させる復帰制御手段52と、その復帰制御において電動モータ24a,25a,26aを制御する為の復帰制御データが記憶された復帰制御データ記憶手段53とを備えている。
演出制御手段50は、遊技制御基板31からの演出動作指令を受けて演出動作を開始させ、先ず、可動部材22と共に可動ベース部材21を図1に示す第2定位置P2から図2に示すように画像表示器4の前側へ下降させた後に昇降させ、そこで、何度か姿勢を変化させるとともに、可動部材22を可動ベース部材21に対して左右方向へスライドさせ、更に、演出回転部材23を回転させる。その際、可動部材22、演出回転部材23を電飾し、その後、可動部材22を第1定位置P1に復帰させるともに、可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させて、演出動作を終了させる。
復帰制御手段52について詳しく説明する。
図10に示すように、復帰制御手段52は、第1移動駆動機構24(第1電動モータ24a)を制御して可動部材22を第1定位置P1に復帰させる第1復帰制御手段52aと、1対の第2移動駆動機構25(1対の第2電動モータ25a)を制御して可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させる第2復帰制御手段52bとを有する。
第1復帰制御手段52aは、可動部材22及び可動ベース部材21の作動停止中に第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出されない場合に可動部材22の復帰制御を開始し、そこで、図11に示すように、先ず、可動部材22を第1移動領域E1の第1の移動端方向(左方)へ第1移動領域E1の移動可能距離L1未満の第の移動距離B移動させる制御を実行後、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端方向(右方)へ第1移動領域E1の移動可能距離L1以上の第の移動距離A移動させる制御を実行する。
次に、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端の位置(右端位置)から第1定位置P1まで第1の移動端方向(左方)へ移動距離C移動せる制御を実行することで、第1移動領域E1の第2の移動端の位置(右端位置)を基準に可動部材22を第1定位置P1に復帰させる。但し、第1復帰制御手段52aは、可動部材22の復帰制御の実行中に第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出された場合には、その時点で可動部材22を第1定位置P1に移動停止させて復帰制御を終了する。
一方、第2復帰制御手段52bは、可動部材22及び可動ベース部材21の作動停止中に第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出されない場合に可動ベース部材21の復帰制御を開始する。
ここで、第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出されない場合に、1対の第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出された場合には、可動ベース部材21を第2定位置P2に位置させた状態で第1復帰制御手段52aに可動部材22の復帰制御を実行させ、1対の第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出されない場合には、第2復帰制御手段52bが可動ベース部材21の復帰制御を開始し、その可動ベース部材21の復帰制御の実行途中において可動ベース部材21を所定の停止位置P3(図12参照)に停止させた状態で第1復帰制御手段52aに可動部材22の復帰制御を実行させる。
可動部材22と可動ベース部材21が共に第1,第2定位置P1,P2にあることが検出されない場合に、第2復帰制御手段52bが実行する可動ベース部材21の復帰制御では、図12に示すように、先ず、可動ベース部材21を第1移動領域E2の下端位置方向(下方)へ第2移動領域E2の移動可能距離L2以上の移動距離D移動させる制御を実行し、次に、可動ベース部材21を第2移動領域E2の下端位置から停止位置P3まで上端位置方向(上方)へ移動距離E移動せる制御を実行する。
その後、可動ベース部材21を停止位置P3に停止させた状態で、可動部材22の復帰処理が実行されるが、可動部材22の復帰処理が終了するまで待機し、その後、可動ベース部材21を停止位置P3から上端位置方向(上方)へ移動距離F(F≧L2−E)移動せる制御を実行することで、第2移動領域E2の下端位置(停止位置P3)を基準に可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させる。
ところで、図13に示すように、可動ベース部材21が第2定位置P2に位置している状態における可動部材22の第1移動領域E1の移動可能距離L1a並びにその移動可能距離L1aに対応する第1,第2の移動距離a,a及び移動距離Caと、可動ベース部材21が第2定位置P2よりも低い停止位置P3に位置している状態における第1移動領域E1の可動部材22の移動可能距離L1b並びにその移動可能距離L1bに対応する第1,第2の移動距離b,b及び移動距離Cbとが異なる。
詳細には、移動可能距離L1a、第1,第2の移動距離a,a、及び移動距離Caが、夫々、移動可能距離L1b、第1,第2の移動距離b,b、及び移動距離Cbよりも小さい。可動ベース部材21が第2定位置P2に位置している状態で可動部材22が移動できる距離L1aが、可動ベース部材21が停止位置P3に位置している状態で可動部材22が移動できる距離L1bよりも小さいのは、可動役物装置5の構造(各種部材の配置等)や可動役物装置5の周囲の構造等による干渉が起因している。
依って、可動ベース部材21が停止位置P3に位置する場合に、可動部材22が第1移動領域E1の移動可能距離L1bにおける移動端又はその近傍に位置している状態で、可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させようとすれば、何らかの干渉を起こして、可動ベース部材21が第2定位置P2に復帰しない、第2移動駆動機構25等が損傷する、等の問題が生じる。本発明では、その問題が上記の復帰制御により解消される。
次に、復帰制御手段52(第1,第2復帰制御手段52a,52b)が実行する具体的な復帰制御処理について、図14〜図17のフローチャートに基づいて説明する。尚、第1位置検出センサ27、1対の第2位置検出センサ28、第3位置検出センサ29は、夫々、ON状態で遮蔽部を検出している状態とする。
この復帰制御処理は特別図柄の変動開始毎に開始される。但し、特別図柄の変動時間が短時間(例えば、5秒以下)の場合、当該変動中にこの復帰制御処理が終了しない場合があり、その場合、この復帰制御処理が開始されないようにしてもよい。或いは、開始されてもよいが、その場合、この復帰制御処理が特別図柄の複数回の変動に亙って実行されるため、処理を終了する迄は次の復帰制御処理が開始されないようにする。
図14に示すように、この復帰制御処理が開始されると、先ず、左側の第2位置検出センサ28がONか否か判定され(S1)、S1の判定がYes の場合、次に、右側の第2位置検出センサ28がONか否か判定され(S2)、S2の判定がYes の場合、可動ベース部材21は第2定位置P2であると判定される(S3)。その後、可動ベース部材21が第2定位置P2にある状態で、上スライド定位置復帰処理(S4)が実行され、その後、復帰制御処理は終了する。ここで、可動ベース部材21が第2定位置P2のとき、可動部材22(第1電動モータ24a)が360Step駆動されると、その移動距離が第1移動領域E1の移動可能距離L1aに相当する。
図15に示すように、S4の上スライド定位置復帰処理が開始されると、先ず、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S21)、S21の判定がNoの場合、可動部材22を左方へL1a×3/4(270Step)移動させる制御を行う(S22)。このL1a×3/4が第の移動距離Baである。次に、S22の移動制御の開始時から、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S23)、S23の判定がYes になると、その時点で可動部材22を移動停止させる(S24)。S23の判定がNoの場合、S22の移動制御が完了したか否か判定され(S25)、S25の判定がNoの場合、S23へリターンする。第1位置検出センサ27が正常に機能している場合、且つ、S22の移動制御の開始時に可動部材22が第1定位置P1又は第1定位置P1よりも右方に位置している場合、ここで可動部材22は必ず第1定位置P1を通るため、S23の判定がYes になる。
S25の判定がYes の場合、次に、可動部材22を右方へL1a×3/4(270Step)移動させる制御を行う(S26)。次に、S26の移動制御の開始時から、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S27)、S27の判定がYes になると、その時点で可動部材22を移動停止させる(S28)。S27の判定がNoの場合、S26の移動制御が完了したか否か判定され(S29)、S29の判定がNoの場合、S27へリターンする。第1位置検出センサ27が正常に機能している場合、且つ、S22の移動制御の開始時に可動部材22が第1定位置P1よりも左方に位置している場合でも、ここで可動部材22は必ず第1定位置P1を通るため、S27の判定がYes になる。S24又はS28の実行後、可動部材22が第1定位置P1であると判定される(S30)。
一方、S29の判定がYes の場合、可動部材22が第1定位置P1を通ったにも関わらず、第1位置検出センサ27がONにならないこと、つまり、第1位置検出センサ27が正常に機能していないことになり、依って、次に、可動部材22を第1定位置P1に強制的に復帰させる処理が実行される。そこで、先ず、可動部材22を右方へL1a×1/4(90Step)移動させる制御を行う(S31)。S26とS31での可動部材22の移動距離の合計:L1a×3/4+L1a×1/4=L1aが第の移動距離Aaである。
S31の処理により、可動部材22は第1移動領域E1の移動可能距離L1aの右端位置に確実に到達する。故に、次に、可動部材22を左方へL1a×1/2(180Step)移動させる制御を行い(S32)、可動部材22を第1定位置P1に復帰させる。このL1a×1/2が移動距離Caである。その後、可動役物装置5を動作禁止とする(S33)。S30又はS33の実行後、上スライド定位置復帰処理が終了して、リターンする。
一方、図14に示すように、S1又はS2の判定がNoの場合、可動ベース部材21は第2定位置P2でないと判定され(S5)、上下定位置復帰処理が開始される(S6)。ここで、可動ベース部材21(1対の第1電動モータ25a)が155Step駆動されると、その移動距離が第2移動領域E2の移動可能距離L2に相当する。上下定位置復帰処理の開始により、先ず、可動ベース部材21を下方へL2(155Step)移動させる制御を行う(S7)。このL2が移動距離Dである。そして、S7の移動制御により、可動ベース部材21は第2移動領域E2の下端位置に確実に到達する。
次に、可動ベース部材21を上方へL2×1/5(31Step)移動させる制御を行う(S8)。このL2×1/5が移動距離Eである。そして、S8の移動制御により、可動ベース部材21は停止位置P3に到達する。その後、上下定位置復帰処理が中断され(S9)、下スライド定位置復帰処理(S10)が実行される。ここで、可動ベース部材21が停止位置P3のとき、可動部材22(第1電動モータ24a)が800Step駆動されると、その移動距離が第1移動領域E1の移動可能距離L1bに相当する。
図16に示すように、S10の下スライド定位置復帰処理が開始されると、先ず、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S41)、S41の判定がNoの場合、可動部材22を左方へL1b×3/4(600Step)移動させる制御を行う(S42)。このL1b×3/4が第の移動距離Bbである。次に、S42の移動制御の開始時から、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S43)、S43の判定がYes になると、その時点で可動部材22を移動停止させる(S44)。S43の判定がNoの場合、S42の移動制御が完了したか否か判定され(S45)、S45の判定がNoの場合、S43へリターンする。
S45の判定がYes の場合、次に、可動部材22を右方へL1b×3/4(600Step)移動させる制御を行う(S46)。次に、可動部材22のS46の移動制御の開始時から、第1位置検出センサ27がONか否か判定され(S47)、S47の判定がYes になると、その時点で可動部材22を移動停止させる(S48)。S47の判定がNoの場合、S46の移動制御が完了したか否か判定され(S49)、S49の判定がNoの場合、S47へリターンする。
一方、S49の判定がYes の場合、先ず、可動部材22を右方へL1b×1/4(200Step)移動させる制御を行う(S51)。S46とS51での可動部材22の移動距離の合計:L1b×3/4+L1b×1/4=L1bが第の移動距離Abである。次に、可動部材22を左方へL1b×1/2(400Step)移動させる制御を行い(S52)、可動部材22を第1定位置P1に復帰させる。このL1b×1/2が移動距離Cbである。その後、作動禁止フラグFに1をセットする(S53)。S50又はS53の実行後、下スライド定位置復帰処理が終了して、リターンする。
図14に示すように、S10の下スライド定位置復帰処理の終了後、上下定位置復帰処理が再開され(S11)、可動ベース部材21を上方へL2×4/5(124Step)移動させる制御を行い(S12)、可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させる。このL2×4/5が移動距離Fである。その後、左側の第2位置検出センサ28がONか否か判定され(S13)、S13の判定がYes の場合、右側の第2位置検出センサ28がONか否か判定される(S14)。
S14の判定がYes の場合、1対の第2位置検出センサ28が正常に機能していることになり、その後、作動禁止フラグが1か否か判定され(S15)、S15の判定がNoの場合、可動役物装置5を作動許可とする(S16)。一方、S13又はS14の判定がNoの場合(S12の移動制御により可動ベース部材21が第2定位置P2に確実に到達しているにも関わらず)、1対の第2位置検出センサ28の少なくとも一方が正常に機能していないことになり、故に、その後、可動役物装置5を動作禁止とする(S17)。また、S15の判定がNoの場合も、可動役物装置5を動作禁止とする(S17)。S16又はS17の実行後、復帰制御処理が終了する。
以上説明したパチンコ遊技機1(復帰制御手段52)によれば次の効果を奏する。
第1復帰制御手段52aは、可動部材22、可動ベース部材21の作動停止中に第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出されない場合に復帰制御を開始し、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端方向へ第1移動領域E1の移動可能距離L1以上の第の移動距離A移動させる制御を実行して、第1移動領域E1の第2の移動端の位置を基準に可動部材22を第1定位置P1に復帰させる。
従って、第1位置検出センサ27が正常に機能していない場合、つまり可動部材22の位置が制御上把握(管理)できていない場合でも、そして、第1定位置P1が第1移動領域E1の中間位置(途中位置)に設定されている場合でも、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端の位置(一端側移動端)に確実に到達させることができ、故に、その第1移動領域E1の第2の移動端の位置を基準に第1定位置P1に確実に復帰させることができる。
この場合、第1復帰制御手段52aは、先ず、可動部材22を第1移動領域E1の第1の移動端方向へ第1移動領域E1の移動可能距離L1未満の第の移動距離B移動させる制御を実行後、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端方向へ第の移動距離A移動させる制御を実行し、その後、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端の位置から第1定位置P1まで第1の移動端方向へ移動距離C移動せる制御を実行する。従って、第1電動モータ24aが連続的に過負荷状態(可動部材22が移動できないにも関わらず電動モータ24aが駆動(通電)されている状態)になる期間が長くなるのを抑えて、可動部材22を第1定位置P1に確実に復帰させることができる。
詳しく説明すると、可動部材22を第1移動領域E1の第1の移動端方向へ第の移動距離B移動させる制御を実行しないで、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端方向へ第の移動距離A移動させる制御を実行した場合、その制御開始時の可動部材22の位置と第1移動領域E1の第2の移動端の位置との間の距離が短い場合、可動部材22が第1移動領域E1の第2の移動端の位置に到達後、第1電動モータ24aが連続的に過負荷状態になる期間が長くなる。これにより、第1電動モータ24aや、第1電動モータ24aから可動部材22に至る動力伝達系、つまり第1移動駆動機構24が損傷する虞が高くなる。
本発明では、先ず、可動部材22を第1移動領域E1の第1の移動端方向へ第の移動距離B移動させる制御を実行することで、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端の位置から遠ざけることができ、故に、その後、可動部材22を第1移動領域E1の第2の移動端方向へ第の移動距離A(≧L1)移動させる制御を実行せるが、その制御開始時の可動部材22の位置と第1移動領域E1の第2の移動端の位置と間の距離が長くなるため、可動部材22が第1移動領域E1の第2の移動端の位置に到達後、第1電動モータ24aが連続的に過負荷状態になる期間が長くなるのを抑制することができる。
また、可動部材22を第1移動領域E1の第1の移動端方向へ第の移動距離B移動させる制御を実行する際、その制御開始時の可動部材22の位置と第1移動領域E1の第1の移動端の位置(他端側移動端)との間の距離が短い場合が想定され、この場合、可動部材22が第1移動領域E1の第1の移動端の位置に到達後、第1電動モータ24aが過負荷状態になるが、第の移動距離B<L1であるため、その第1電動モータ24aが過負荷状態になる期間が長くなるのを抑制することができる。こうして、第1移動駆動機構24が損傷する(特に、第1電動モータ24aが過熱により故障する)虞を軽減できるように、可動部材22を第1定位置P1に確実に且つ適切に復帰させることができる。
第1復帰制御手段52aは、復帰制御の実行中に第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出された場合には、その時点で可動部材22を移動停止させて復帰制御を終了するため、第1位置検出センサ27が正常に機能している場合には、前記検出時以降の余分な可動部材22の復帰制御を省略して、可動部材22を第1定位置P1に確実に迅速に復帰させることができる。
第2復帰制御手段52bは、可動部材22、可動ベース部材21の作動停止中に1対の第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出されない場合に、復帰制御を開始し、可動ベース部材21を第2定位置P2に復帰させる。
ここで、第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出されない場合に、1対の第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出された場合には、可動ベース部材21を第2定位置P2に位置させた状態で第1復帰制御手段52aに復帰制御を実行させる。つまり、第2復帰制御手段52bに復帰制御を実行させる必要はなく、可動部材22を第1定位置P1に迅速に復帰させることができる。
また、第1位置検出センサ27により可動部材22が第1定位置P1にあることが検出されない場合に、1対の第2位置検出センサ28により可動ベース部材21が第2定位置P2にあることが検出されない場合には、第2復帰制御手段52bが復帰制御を開始し、その復帰制御の実行途中において可動ベース部材21を所定の停止位置P3に停止させた状態で第1復帰制御手段52aに復帰制御を実行させる。
少なくとも、可動ベース部材21が第2定位置P2に位置している状態における第1移動領域E1の移動可能距離L1aと、可動ベース部材21が停止位置P3に位置している状態における第1移動領域E1の移動可能距離L1bとが異なり、移動可能距離L1aは移動可能距離L1bよりも小さい。これは、前記のように、可動役物装置5の構造(各種部材の配置等)や可動役物装置5の周囲の構造等による干渉が起因している。
然るに、可動ベース部材21の位置が制御上把握できていない状態では、第1復帰制御手段52aに復帰制御を実行させても、可動部材22を第1定位置P1に復帰させる確実性は保障されない。故に、先ず、第2復帰制御手段52bに復帰制御を開始させ、これにより、その復帰制御の実行途中において、可動ベース部材21の位置を制御上把握できたうえで、可動ベース部材21を停止位置P3に停止させ、その状態で、第1復帰制御手段52aに復帰制御を実行させて、可動部材22を第1定位置P1に確実に復帰させることができる。
ここで、移動可能距離L1aが移動可能距離L1bよりも小さいため、移動可能距離L1aに対応する第1,第2の移動距離a,a及び移動距離Caも、夫々、移動可能距離L1bに対応する第1,第2の移動距離b,b及び移動距離Cbよりも小さくしている。従って、可動ベース部材21が第2定位置P2に位置している状態でも停止位置P3に位置している状態でも、可動部材22を第1定位置P1に確実に且つ適切に復帰させることができる。また、停止位置P3は可動ベース部材21の復帰動作途中の位置であるため、可動ベース部材21に復帰動作以外の動作を実行させることなく、可動部材22、可動ベース部材21を夫々第1,第2定位置P1,P2に復帰させることができる。
尚、距離L1(L1a,L1b)、A(A1,A2)、B(B1,B2)、C(C1,C2)、L2、D、E、Fの具体的数値については、適宜変更可能である。また、可動役物装置5において、可動ベース部材21を省略、つまり、第2復帰制御手段52bを省略してもよい。この場合、復帰制御においては、図15(又は図16)と基本的に同じ処理のみが実行される。尚、距離L1、A、B、Cは夫々1つの数値となる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能であり、また、本発明は種々の可動役物装置を備えた遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
21 可動ベース部材
22 可動部材
24 第1移動駆動機構
25 第2移動駆動機構
27 第1位置検出センサ
28 第2位置検出センサ
52a 第1復帰制御手段
52b 第2復帰制御手段
A(Aa,Ab) 第の移動距離
B(Ba,Bb) 第の移動距離
E1 第1移動領域
E2 第2移動領域
L(L1,L2) 第1移動領域の移動可能距離
P1 第1定位置
P2 第2定位置
P3 停止位置

Claims (5)

  1. 可動部材を第1移動領域に亙って往復移動させることが可能な第1移動駆動機構と、前記第1移動駆動機構を制御して前記可動部材を前記第1移動領域内の第1定位置に復帰させる第1復帰制御手段とを備えた遊技機において、
    前記可動部材が前記第1定位置にあるか否か検出する第1位置検出手段を備え、
    前記第1復帰制御手段は、前記可動部材の作動停止中に前記第1位置検出手段により前記可動部材が前記第1定位置にあることが検出されない場合に、前記可動部材を前記第1移動領域の第1の移動端方向へ前記第1移動領域の移動可能距離L1未満の第1の移動距離B移動させてから、前記可動部材を前記第1移動領域の第2の移動端方向へ前記第1移動領域の移動可能距離L1以上の第の移動距離A移動させる制御を実行して、前記第1移動領域の前記第2の移動端の位置を基準に前記可動部材を前記第1定位置に復帰させることを特徴とする遊技機。
  2. 記第1復帰制御手段は、復帰制御の実行中に前記第1位置検出手段により前記可動部材が前記第1定位置にあることが検出された場合には、その時点で前記可動部材を移動停止させて復帰制御を終了することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1定位置が前記第1移動領域の中間位置に設定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 可動部材を第1移動領域に亙って往復移動させることが可能な第1移動駆動機構と、前記第1移動駆動機構を制御して前記可動部材を前記第1移動領域内の第1定位置に復帰させる第1復帰制御手段とを備えた遊技機において、
    前記第1移動駆動機構は、前記可動部材を可動ベース部材に対して前記第1移動領域に亙って往復移動させることが可能に構成され、
    前記可動部材が前記第1定位置にあるか否か検出する第1位置検出手段を備え、
    前記第1復帰制御手段は、前記可動部材の作動停止中に前記第1位置検出手段により前記可動部材が前記第1定位置にあることが検出されない場合に、前記可動部材を前記第1移動領域の第2の移動端方向へ前記第1移動領域の移動可能距離L1以上の第2の移動距離A移動させる制御を実行して、前記第1移動領域の前記第2の移動端の位置を基準に前記可動部材を前記第1定位置に復帰させ、
    前記可動ベース部材を前記第1移動領域と異なる第2移動領域に亙って往復移動させることが可能な第2移動駆動機構と、前記可動ベース部材が前記第2移動領域内の第2定位置にあるか否か検出する第2位置検出手段と、前記可動部材及び前記可動ベース部材の作動停止中に前記第2位置検出手段により前記可動ベース部材が前記第2定位置にあることが検出されない場合に、前記第2移動駆動機構を制御して前記可動ベース部材を前記第2定位置に復帰させる第2復帰制御手段とを備え、
    前記第1位置検出手段により前記可動部材が前記第1定位置にあることが検出されない場合に、前記第2位置検出手段により前記可動ベース部材が前記第2定位置にあることが検出された場合には、前記可動ベース部材を前記第2定位置に位置させた状態で前記第1復帰制御手段に復帰制御を実行させ、前記第2位置検出手段により前記可動ベース部材が前記第2定位置にあることが検出されない場合には、前記第2復帰制御手段が復帰制御を開始し、その復帰制御の実行途中において前記可動ベース部材を所定の停止位置に停止させた状態で前記第1復帰制御手段に復帰制御を実行させることを特徴とする遊技機。
  5. 前記可動ベース部材が前記第2定位置に位置している状態における前記第1移動領域の移動可能距離L1a並びにその移動可能距離L1aに対応する第1,第2の移動距離Ba,Aaと、前記可動ベース部材が前記停止位置に位置している状態における前記第1移動領域の移動可能距離L1b並びにその移動可能距離L1bに対応する第1,第2の移動距離Bb,Abとが異なることを特徴とする請求項4に記載の遊技機
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