JP7216522B2 - 青色硬化性樹脂組成物、青色カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 - Google Patents
青色硬化性樹脂組成物、青色カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7216522B2 JP7216522B2 JP2018209843A JP2018209843A JP7216522B2 JP 7216522 B2 JP7216522 B2 JP 7216522B2 JP 2018209843 A JP2018209843 A JP 2018209843A JP 2018209843 A JP2018209843 A JP 2018209843A JP 7216522 B2 JP7216522 B2 JP 7216522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- blue
- acid
- carbon atoms
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/105—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having substances, e.g. indicators, for forming visible images
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/44—Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0041—Optical brightening agents, organic pigments
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/15—Heterocyclic compounds having oxygen in the ring
- C08K5/151—Heterocyclic compounds having oxygen in the ring having one oxygen atom in the ring
- C08K5/1545—Six-membered rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/29—Compounds containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/0005—Production of optical devices or components in so far as characterised by the lithographic processes or materials used therefor
- G03F7/0007—Filters, e.g. additive colour filters; Components for display devices
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
特許文献1には、C.I.ピグメントブルー15及びC.I.ピグメントバイオレット23の組合せを含む組成物が提案されている。特許文献2には、C.I.ピグメントブルー15:6と、赤色染料とを含む組成物が提案されている。
前記着色剤(A)は、C.I.ピグメントブルー15と、赤色染料又は紫色染料とを含む、青色硬化性樹脂組成物。
[2] 前記着色剤(A)に含まれる赤色染料又は紫色染料は、キサンテン骨格を有する化合物である、[1]に記載の青色硬化性樹脂組成物。
[3] 前記キサンテン骨格を有する化合物の着色剤(A)中の含有量は、0.1~25質量%である、[2]に記載の青色硬化性樹脂組成物。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載の青色硬化性樹脂組成物から形成された、青色カラーフィルタ。
[5] [4]に記載の青色カラーフィルタを含む、表示装置。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、着色剤(A)、樹脂(B)、重合性化合物(C)及び重合開始剤(D)を含み、着色剤(A)は、C.I.ピグメントブルー15と、赤色染料又は紫色染料とを含む。
C.I.ピグメントブルー15と、赤色染料又は紫色染料という特定の組合せを含む青色硬化性樹脂組成物によれば、XYZ表色系におけるxy色度図のxを低く、かつ明度を高くすることが可能となる。
XYZ表色系におけるxy色度図のx(以下、xともいう)とは、国際照明委員会CIE(Commission Internationale de l’Eclairage)が1931年に策定した国際表示法であるXYZ表色系に基づくxy色度座標(x、y)における青色(B)のx座標(x)である。
XYZ表色系におけるxy色度図のy(以下、yともいう)が同一である場合、xが低いほど彩度が高くなる傾向にあり、表示装置の表示可能な色再現域が広くなる傾向にある。
明度とは、上記XYZ表色系における刺激値Yであり、Yの値が大きいほど明度が高くなる傾向がある。
XYZ表色系におけるxy色度図の色度座標及び明度は、後述の実施例の欄に記載の「(4)色度評価」に従って測定した。
なお、本明細書において各成分として例示する化合物は、特に断りのない限り、単独で、又は複数種を組合せて使用することができる。
本発明に係る青色硬化性樹脂組成物において、着色剤(A)は、C.I.ピグメントブルー15と、赤色染料又は紫色染料とを含む。青色硬化性樹脂組成物は、着色剤(A)を含むので、XYZ表色系におけるxy色度図のxを低く、かつ明度を高くすることができるので、青色カラーフィルタの材料として有用である。
C.I.ピグメントブルー15は、カラーインデックス(C.I.:The Society of Dyers and Colourists出版)において青色のピグメント(顔料)に分類されている化合物である。
R5は、-OH、-SO3 -、-SO3H、-SO3 -M+、-CO2H、-CO2 -M+、-CO2R8、-SO3R8又は-SO2NR9R10を表す。
mは、0~5の整数を表す。mが2以上の整数である場合、複数のR5は同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。
R6及びR7は、互いに独立に、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
M+は、+N(R11)4、Na+又はK+を表す。
Xは、ハロゲン原子を表す。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
aは、0又は1を表す。
R8は、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる水素原子は、炭素数6~10の芳香族炭化水素基又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該飽和炭化水素基に含まれる-CH2-は、-S-、-O-、-CO-又は-NR11-で置き換わっていてもよい。R11は、水素原子、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又は炭素数7~10のアラルキル基を表す。R11が複数存在する場合、それらの全部又は一部は同じであってもよい。
R9及びR10は、互いに独立に、水素原子、又は炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる水素原子は、-OH又はハロゲン原子で置換されていてもよく、該飽和脂肪族炭化水素基に含まれる-CH2-は、-S-、-O-、-CO-、-NH-又は-NR8-で置き換っていてもよく、R9及びR10は、互いに結合して窒素原子を含んだ3~10員環の複素環を形成していてもよい。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。]
式(1)中のR1~R4において、炭素数6~10の1価の芳香族炭化水素基は、置換基として、-SO3 -、-SO3H、-SO3 -M+及び-SO2NR9R10からなる群より選択される少なくとも1種を有していることが好ましく、-SO3 -M+及び-SO2NR9R10からなる群より選択される少なくとも1種を有していることがより好ましい。この場合の-SO3 -M+としては、-SO3 -+N(R11)4が好ましい。R1~R4がこれらの基であると、耐熱性に優れた青色カラーフィルタを形成するうえで有利である。
R1及びR2が一緒になって形成する環、並びにR3及びR4が一緒になって形成する環としては、例えば、以下の環が挙げられる。以下の環において、*は結合手を表す。
-SO2NR9R10で表される基としては、下記式で表される基が挙げられる。以下の基において、*は結合手を表す。
Xは、ハロゲン原子を表す。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
a1は、0又は1を表す。
m1は、0~5の整数を表す。m1が2以上の整数である場合、複数のR25は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
Ma+は、+N(R27)4、Na+又はK+を表す。
R25は、-SO3 -、-SO3 -Ma+、-SO3H又はSO2NHR26を表す。
R26は、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表す。
4つのR27は、互いに独立に、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又はベンジル基を表す。]
式(2)中のR26及びR27における炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基としては、R8~R11における飽和炭化水素基として挙げたものと同様の基が挙げられる。式(2)中のR21~R24における-R26は、互いに独立に、水素原子、メチル基又はエチル基であることが好ましい。
式(2)中の-SO3R26及び-SO2NHR26におけるR26としては、炭素数3~20の分枝鎖状アルキル基が好ましく、炭素数6~12の分枝鎖状アルキル基がより好ましく、2-エチルヘキシル基がさらに好ましい。
Ma+は、+N(R27)4、Na+又はK+であり、好ましくは+N(R27)4である。+N(R27)4は、4つのR27のうち、少なくとも2つが炭素数5~20の1価の飽和炭化水素基であることが好ましい。また、4つのR27の合計炭素数は20~80が好ましく、20~60がより好ましい。
他の染料としては、公知の染料を使用することができ、溶剤染料、酸性染料、直接染料、媒染染料等が挙げられる。染料としては、カラーインデックス(The Society of Dyers and Colourists出版)でピグメント以外で色相を有するものに分類されている化合物や、染色ノート(色染社)に記載されている公知の染料が挙げられる。また、化学構造によれば、アゾ染料、シアニン染料、トリフェニルメタン染料、フタロシアニン染料、アントラキノン染料、ナフトキノン染料、キノンイミン染料、メチン染料、アゾメチン染料、スクワリリウム染料、アクリジン染料、スチリル染料、クマリン染料、キノリン染料、ニトロ染料等が挙げられる。これらのうち、有機溶剤可溶性染料が好ましい。
着色剤(A)は、C.I.ピグメントブルー15以外の他の青色着色剤(青色顔料及び/又は青色染料)を含むことができる。他の青色顔料としては、C.I.ピグメントブルー15:3、15:4、15:6、16、60等が例示できる。
C.I.ソルベントブルー4、5、14、18、35、36、37、45、58、59、59:1、63、67、68、69、70、78、79、83、90、94、97、98、100、101、102、104、105、111、112、122、128、132、136、139等のC.I.ソルベント青色染料;
C.I.アシッドブルー1、3、5、7、9、11、13、15、17、18、22、23、24、25、26、27、29、34、38、40、41、42、43、45、48、51、54、59、60、62、70、72、74、75、78、80、82、83、86、87、88、90、90:1、91、92、93、93:1、96、99、100、102、103、104、108、109、110、112、113、117、119、120、123、126、127、129、130、131、138、140、142、143、147、150、151、154、158、161、166、167、168、170、171、175、182、183、184、187、192、199、203、204、205、210、213、229、234、236、242、243、256、259、267、269、278、280、285、290、296、315、324:1、335、340等のC.I.アシッド青色染料;
C.I.ダイレクトブルー1、2、3、6、8、15、22、25、28、29、40、41、42、47、52、55、57、71、76、77、78、80、81、84、85、86、90、93、94、95、97、98、99、100、101、106、107、108、109、113、114、115、117、119、120、137、149、150、153、155、156、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、170、171、172、173、188、189、190、192、193、194、195、196、198、199、200、201、202、203、207、209、210、212、213、214、222、225、226、228、229、236、237、238、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、256、257、259、260、268、274、275、293等のC.I.ダイレクト青色染料;
C.I.ディスパースブルー1、14、56、60等のC.I.ディスパース青色染料;
C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、19、21、22、24、25、26、28、29、40、41、45、47、54、58、59、60、64、65、66、67、68、81、83、88、89等のC.I.ベーシック青色染料;
C.I.モーダントブルー1、2、3、7、8、9、12、13、15、16、19、20、21、22、23、24、26、30、31、32、39、40、41、43、44、48、49、53、61、74、77、83、84C.I.モーダント青色染料;
等が挙げられる。
着色剤(A)における赤色染料又は紫色染料、若しくはその両方を含む場合には赤色染料及び紫色染料の含有量は、着色剤(A)100質量%中、通常0.1~80質量%であり、明度が高くなる傾向にある観点から、好ましくは5~60質量%、より好ましくは10~40質量%である。
着色剤(A)が赤色染料及び紫色染料としてキサンテン染料を含む場合、着色剤(A)中のキサンテン染料の含有量は、着色剤(A)100質量%中、好ましくは0.1~25質量%、より好ましくは0.5~20質量%、さらに好ましくは1~15質量%である。着色剤(A)が上記範囲の含有量でキサンテン染料を含む場合、明度が高くなる傾向にある。
本発明によれば、着色剤(A)の合計含有量を適度な量とすることによりパターン形状の悪化等を抑制しながら、xが低く、かつ明度が高い青色カラーフィルタを形成することができる。
なお、本明細書において「青色硬化性樹脂組成物の固形分」とは、青色硬化性樹脂組成物に含まれる成分のうち、溶剤(E)以外の全成分を指す。
顔料分散剤としては、市販の界面活性剤を用いることができ、シリコーン系、フッ素系、エステル系(ポリエステル系を含む。)、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性、ポリエステル系、ポリアミン系、アクリル系等の界面活性剤が挙げられる。界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、3級アミン変性ポリウレタン類、ポリエチレンイミン類等のほか、商品名でKP(信越化学工業(株)製)、フローレン(共栄社化学(株)製)、ソルスパース(ゼネカ(株)製)、EFKA(BASFジャパン(株)製)、アジスパー(登録商標)(味の素ファインテクノ(株)製)、Disperbyk(ビックケミー社製)等が挙げられる。顔料分散剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、1種又は2種以上の樹脂(B)を含有する。樹脂(B)は、アルカリ可溶性樹脂であることが好ましい。アルカリ可溶性とは、アルカリ化合物の水溶液である現像液に溶解する性質のことをいう。樹脂(B)としては、以下の樹脂[K1]~[K6]等が挙げられる。
樹脂[K2]:(a)と(b)と、(a)と共重合可能な単量体(c)(ただし、(a)及び(b)とは異なる。)〔以下「(c)」ということがある。〕との共重合体。
樹脂[K3]:(a)と(c)との共重合体。
樹脂[K4]:(a)と(c)との共重合体に(b)を反応させて得られる樹脂。
樹脂[K5]:(b)と(c)との共重合体に(a)を反応させて得られる樹脂。
樹脂[K6]:(b)と(c)との共重合体に(a)を反応させ、さらにカルボン酸無水物を反応させて得られる樹脂。
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、o-、m-、p-ビニル安息香酸等の不飽和モノカルボン酸;
マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、3-ビニルフタル酸、4-ビニルフタル酸、3,4,5,6-テトラヒドロフタル酸、1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸、ジメチルテトラヒドロフタル酸、1、4-シクロヘキセンジカルボン酸等の不飽和ジカルボン酸;
メチル-5-ノルボルネン-2,3-ジカルボン酸、5-カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジカルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-カルボキシ-5-メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-カルボキシ-5-エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-カルボキシ-6-メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-カルボキシ-6-エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン等のカルボキシ基を含有するビシクロ不飽和化合物;
無水マレイン酸、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、3-ビニルフタル酸無水物、4-ビニルフタル酸無水物、3,4,5,6-テトラヒドロフタル酸無水物、1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸無水物、ジメチルテトラヒドロフタル酸無水物、5,6-ジカルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン無水物(ハイミック酸無水物)等の不飽和ジカルボン酸類無水物;
コハク酸モノ〔2-(メタ)アクリロイルオキシエチル〕、フタル酸モノ〔2-(メタ)アクリロイルオキシエチル〕等の2価以上の多価カルボン酸の不飽和モノ〔(メタ)アクリロイルオキシアルキル〕エステル;
α-(ヒドロキシメチル)(メタ)アクリル酸のような、同一分子中にヒドロキシ基及びカルボキシ基を含有する不飽和(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
中でも、共重合反応性の観点やアルカリ水溶液への溶解性の観点から、(a)は、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸等であることが好ましい。
(b)としては、オキシラニル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体(b1)〔以下、「(b1)」ということがある。〕、オキセタニル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体(b2)〔以下、「(b2)」ということがある。〕、テトラヒドロフリル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体(b3)〔以下、「(b3)」ということがある。〕等が挙げられる。
水素原子がヒドロキシで置換されたアルキル基としては、ヒドロキシメチル基、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒドロキシエチル基、1-ヒドロキシプロピル基、2-ヒドロキシプロピル基、3-ヒドロキシプロピル基、1-ヒドロキシ-1-メチルエチル基、2-ヒドロキシ-1-メチルエチル基、1-ヒドロキシブチル基、2-ヒドロキシブチル基、3-ヒドロキシブチル基、4-ヒドロキシブチル基等が挙げられる。
Raa及びRabは、好ましくは水素原子、メチル基、ヒドロキシメチル基、1-ヒドロキシエチル基、2-ヒドロキシエチル基であり、より好ましくは水素原子、メチル基である。
Racを構成するアルカンジイル基としては、メチレン基、エチレン基、プロパン-1,2-ジイル基、プロパン-1,3-ジイル基、ブタン-1,4-ジイル基、ペンタン-1,5-ジイル基、ヘキサン-1,6-ジイル基等が挙げられる。
はOとの結合手を表す)基、*-CH2CH2-O-基であり、より好ましくは単結合、*-CH2CH2-O-基である。
式(I)で表される化合物の具体例として、式(I-1)~式(I-15)で表される化合物が挙げられ、好ましくは式(I-1)、式(I-3)、式(I-5)、式(I-7)、式(I-9)、式(I-11)~式(I-15)で表される化合物が挙げられ、より好ましくは式(I-1)、式(I-7)、式(I-9)、式(I-15)で表される化合物が挙げられる。
オキセタニル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体(b2)は、オキセタニル基と(メタ)アクリロイルオキシ基とを有する単量体であることが好ましい。
(b2)の好ましい例として、3-メチル-3-(メタ)アクリロイルオキシメチルオキセタン、3-エチル-3-(メタ)アクリロイルオキシメチルオキセタン、3-メチル-3-(メタ)アクリロイルオキシエチルオキセタン、3-エチル-3-(メタ)アクリロイルオキシエチルオキセタンが挙げられる。
テトラヒドロフリル基とエチレン性不飽和結合とを有する単量体(b3)は、テトラヒドロフリル基と(メタ)アクリロイルオキシ基とを有する単量体であることが好ましい。(b3)の好ましい例として、テトラヒドロフルフリルアクリレート(例えば、ビスコートV#150、大阪有機化学工業(株)製)、テトラヒドロフルフリルメタクリレート等が挙げられる。
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、sec-ブチル(メタ)アクリレート、tert-ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2-メチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン-8-イル(メタ)アクリレート〔当該技術分野では、慣用名として「ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート」と呼ばれている。また、「トリシクロデシル(メタ)アクリレート」と呼ばれることもある。〕、トリシクロ[5.2.1.02,6]デセン-8-イル(メタ)アクリレート〔当該技術分野では、慣用名として「ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート」と呼ばれている。〕、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、プロパルギル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ナフチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル;
2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステル;
マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、イタコン酸ジエチル等のジカルボン酸ジエステル;
ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-ヒドロキシメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-(2’-ヒドロキシエチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-メトキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-エトキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジ(ヒドロキシメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジ(2’-ヒドロキシエチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジメトキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ジエトキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-ヒドロキシ-5-メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-ヒドロキシ-5-エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-ヒドロキシメチル-5-メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-tert-ブトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-シクロヘキシルオキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5-フェノキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ビス(tert-ブトキシカルボニル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン、5,6-ビス(シクロヘキシルオキシカルボニル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン等のビシクロ不飽和化合物;
N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、N-ベンジルマレイミド、N-スクシンイミジル-3-マレイミドベンゾエート、N-スクシンイミジル-4-マレイミドブチレート、N-スクシンイミジル-6-マレイミドカプロエート、N-スクシンイミジル-3-マレイミドプロピオネート、N-(9-アクリジニル)マレイミド等のジカルボニルイミド誘導体;
スチレン、α-メチルスチレン、m-メチルスチレン、p-メチルスチレン、ビニルトルエン、p-メトキシスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢酸ビニル、1,3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン等
が挙げられる。
中でも、共重合反応性及び耐熱性の観点から、(c)としては、ベンジル(メタ)アクリレート、トリシクロデシル(メタ)アクリレート、スチレン、N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、N-ベンジルマレイミド、ビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン等が好ましい。また、パターン形成時の現像性に優れることから、(c)としては、ベンジル(メタ)アクリレート、トリシクロデシル(メタ)アクリレートがより好ましい。
(a)に由来する構造単位;2~50モル%(より好ましくは10~45モル%)、
(b)に由来する構造単位、特に(b1)に由来する構造単位;50~98モル%(より好ましくは55~90モル%)。
樹脂[K1]の構造単位の比率が、上記範囲にあると、保存安定性、現像性、得られるパターンの耐溶剤性に優れる傾向がある。
樹脂[K1]は、文献「高分子合成の実験法」(大津隆行著 発行所(株)化学同人 第1版第1刷 1972年3月1日発行)に記載された方法及び当該文献に記載された引用文献を参考にして製造することができる。
具体的には、(a)及び(b)(特に(b1))の所定量、重合開始剤及び溶剤等を反応容器中に仕込んで、脱酸素雰囲気下で、攪拌、加熱、保温する方法が挙げられる。なお、ここで用いられる重合開始剤及び溶剤等は、特に限定されず、当該分野で通常使用されているもののいずれをも使用することができる。重合開始剤としては、アゾ化合物(2,2’-アゾビスイソブチロニトリル、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)等)や有機過酸化物(ベンゾイルペルオキシド等)が挙げられる。溶剤としては、各モノマーを溶解するものであればよく、青色硬化性樹脂組成物の溶剤として後述する溶剤(E)等を用いることができる。
得られた共重合体は、反応後の溶液をそのまま使用してもよいし、濃縮あるいは希釈した溶液を使用してもよいし、再沈殿等の方法で固体(粉体)として取り出したものを使用してもよい。特に、この重合の際に溶剤として、後述する溶剤(E)を使用することにより、反応後の溶液をそのまま使用することができ、製造工程を簡略化することができる。
(a)に由来する構造単位;4~45モル%(より好ましくは10~30モル%)、
(b)に由来する構造単位、特に(b1)に由来する構造単位;2~95モル%(より好ましくは5~80モル%)、
(c)に由来する構造単位;1~65モル%(より好ましくは5~60モル%)。
樹脂[K2]の構造単位の比率が、上記範囲にあると、保存安定性、現像性、得られるパターンの耐溶剤性、耐熱性及び機械強度に優れる傾向がある。
樹脂[K2]は、樹脂[K1]の製造方法として記載した方法と同様にして製造することができる。具体的には、(a)、(b)(特に(b1))及び(c)の所定量、重合開始剤及び溶剤を反応容器中に仕込んで、脱酸素雰囲気下で、攪拌、加熱、保温する方法が挙げられる。得られた共重合体は、反応後の溶液をそのまま使用してもよいし、濃縮あるいは希釈した溶液を使用してもよいし、再沈殿等の方法で固体(粉体)として取り出したものを使用してもよい。
(a)に由来する構造単位;2~55モル%(より好ましくは10~50モル%)、
(c)に由来する構造単位;45~98モル%(より好ましくは50~90モル%)。
樹脂[K3]は、樹脂[K1]の製造方法として記載した方法と同様にして製造することができる。
(a)に由来する構造単位;5~50モル%(より好ましくは10~45モル%)、
(c)に由来する構造単位;50~95モル%(より好ましくは55~90モル%)。
(b)の使用量、特に(b1)の使用量は、(a)100モルに対して、好ましくは5~80モル、より好ましくは10~75モルである。この範囲とすることにより、保存安定性、現像性、耐溶剤性、耐熱性、機械強度及び感度のバランスが良好になる傾向がある。環状エーテル構造の反応性が高く、未反応の(b)が残存しにくいことから、樹脂[K4]に用いる(b)としては(b1)が好ましく、(b1-1)がより好ましい。
上記反応触媒の使用量は、(a)、(b)(特に(b1))及び(c)の合計量に対して0.001~5質量%であることが好ましい。上記重合禁止剤の使用量は、(a)、(b)及び(c)の合計量に対して0.001~5質量%であることが好ましい。
仕込方法、反応温度及び時間等の反応条件は、製造設備や重合による発熱量等を考慮して適宜調整することができる。なお、重合条件と同様に、製造設備や重合による発熱量等を考慮し、仕込方法や反応温度を適宜調整することができる。
(b)(特に(b1))及び(c)に由来する構造単位の比率は、上記の共重合体を構成する全構造単位の合計モル数に対して、以下の範囲にあることが好ましい。
(b)に由来する構造単位、特に(b1)に由来する構造単位;5~95モル%(より好ましくは10~90モル%)、
(c)に由来する構造単位;5~95モル%(より好ましくは10~90モル%)。
カルボン酸無水物としては、無水マレイン酸、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、3-ビニルフタル酸無水物、4-ビニルフタル酸無水物、3,4,5,6-テトラヒドロフタル酸無水物、1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸無水物、ジメチルテトラヒドロフタル酸無水物、5,6-ジカルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン無水物(ハイミック酸無水物)等が挙げられる。
樹脂(B)の固形分換算での酸価は、好ましくは5~200mg-KOH/gであり、より好ましくは50~180mg-KOH/gであり、さらに好ましくは80~150mg-KOH/gであり、さらにより好ましくは90~130mg-KOH/gである。酸価は、樹脂1gを中和するに必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値であり、例えば水酸化カリウム水溶液を用いて滴定することにより求めることができる。
樹脂(B)の含有量は、青色硬化性樹脂組成物の固形分100質量%中、好ましくは5~50質量%であり、より好ましくは10~45質量%であり、さらに好ましく15~40質量%である。樹脂(B)の含有量が、上記範囲にあると、未露光部の現像液に対する溶解性が高い傾向がある。
重合性化合物(C)は、光照射等より重合開始剤(D)から発生する活性ラジカル等によって重合し得る化合物であれば、特に限定されず、重合性のエチレン性不飽和結合を有する化合物等が挙げられる。重合性化合物(C)の重量平均分子量は、3,000以下であることが好ましい。
中でも、重合性化合物(C)としては、エチレン性不飽和結合を3つ以上有する光重合性化合物であることが好ましく、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトールデカ(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトールノナ(メタ)アクリレート、トリス(2-(メタ)アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、エチレングリコール変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エチレングリコール変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。中でも、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が好ましい。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、1種又は2種以上の重合性化合物(C)を含有することができる。重合性化合物(C)の含有量は、青色硬化性樹脂組成物中の樹脂(B)100質量部に対して、好ましくは20~150質量部であり、より好ましくは50~120質量部である。
重合開始剤(D)は、光や熱の作用により活性ラジカル、酸等を発生し、重合を開始し得る化合物であれば特に限定されることなく、公知の重合開始剤を用いることができる。
重合開始剤(D)は、感度や、精密なパターン形状の形成性等を考慮して、2種以上を併用してもよい。重合開始剤(D)は、感度及び所望の線幅を有するパターン形状を精密に作り込むうえで有利であることから、O-アシルオキシム化合物等のオキシム系化合物を含むことが好ましい。
Rd1は、置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数3~36の複素環基、置換基を有していてもよい炭素数1~15のアルキル基、又は芳香族炭化水素基と該アルキル基から導かれるアルカンジイル基とを組合せた、置換基を有していてもよい基を表し、上記アルキル基に含まれるメチレン基(-CH2-)は、-O-、-CO-、-S-、-SO2-又は-NRd5-に置き換わっていてもよい。
Rd2は、炭素数6~18の芳香族炭化水素基、炭素数3~36の複素環基又は炭素数1~10のアルキル基を表す。
Rd3は、置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数3~36の複素環基を表す。
Rd4は、置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数1~15の脂肪族炭化水素基を表し、上記脂肪族炭化水素基に含まれるメチレン基(-CH2-)は、-O-、-CO-又は-S-に置き換わっていてもよく、上記脂肪族炭化水素基に含まれるメチン基(-CH<)は、-PO3<に置き換わっていてもよく、上記脂肪族炭化水素基に含まれる水素原子はOH基で置換されていてもよい。
Rd5は、炭素数1~10のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれるメチレン基(-CH2-)は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよい。]
Rd1で表される芳香族炭化水素基は、1又は2以上の置換基を有していてもよい。置換基は、芳香族炭化水素基のα位やγ位に置換していることが好ましく、γ位に置換していることがより好ましい。
該置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等の炭素数1~15のアルキル基;フッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子、臭素原子等のハロゲン原子;等が挙げられる。
Rd1で表される芳香族炭化水素基において、置換基としてのアルキル基としては、下記式で表される基等が挙げられる。式中、*は結合手を表す。
Rd6に含まれる水素原子を置換していてもよいハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、ヨウ素原子、臭素原子が挙げられ、フッ素原子が特に好ましい。Rd6に含まれる水素原子の2個以上、10個以下がハロゲン原子で置換されていることが好ましく、3個以上、6個以下がハロゲン原子で置換されていることがより好ましい。Rd6O-基の置換位置は、オルト位、パラ位が好ましく、パラ位が特に好ましい。m2は、1~2であることが好ましく、1であることが特に好ましい。
Rd1で表される複素環基の炭素数は、3~20であることが好ましく、より好ましくは3~10であり、さらに好ましくは3~5である。該複素環基としては、ピロリル基、フリル基、チエニル基、インドリル基、ベンゾフリル基及びカルバゾリル基等が挙げられる。
Rd1で表される複素環基は、1又は2以上の置換基を有していてもよい。該置換基としては、Rd1で表される芳香族炭化水素基が有していてもよい置換基として例示した基と同様の基が挙げられる。
Rd1で表されるアルキル基の炭素数は、1~12であることが好ましい。Rd1で表されるアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基及びペンタデシル基等が挙げられる。これらのアルキル基は、直鎖状、分岐鎖状、及び環状のいずれであってもよく、鎖状の基と環状の基を組合せた基であってもよい。また、Rd1で表されるアルキル基において、メチレン基(-CH2-)は、-O-、-CO-、-S-、-SO2-又は-NRd5-に置き換わっていてもよく、水素原子は、OH基又はSH基で置換されていてもよい。
Rd5は、炭素数1~10のアルキル基を表し、炭素数1~5のアルキル基であることが好ましく、炭素数1~3のアルキル基であることがより好ましい。該アルキル基は、鎖状(直鎖状又は分岐鎖状)であっても、環状であってもよく、直鎖状、分岐鎖状、及び環状のいずれであってもよく、鎖状の基と環状の基を組合せた基であってもよい。Rd5のアルキル基において、メチレン基(-CH2-)は、-O-又は-CO-に置き換わっていて
もよい。
Rd1において、置換基を有していてもよいアルキル基としては、具体的には、下記式で表される基等が挙げられる。*は結合手を表す。
Rd2で表される芳香族炭化水素基の炭素数は、好ましくは6~15、より好ましくは6~12、さらに好ましくは6~10である。該芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ビフェニル基及びターフェニル基等が挙げられる。
Rd2で表される複素環基の炭素数は、好ましくは3~20、より好ましくは3~10であり、さらに好ましくは3~5である。該複素環基としては、ピロリル基、フリル基、チエニル基、インドリル基、ベンゾフリル基及びカルバゾリル基等が挙げられる。
Rd2で表されるアルキル基の炭素数は、好ましくは1~7、より好ましくは1~5であり、さらに好ましくは1~3である。該アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基及びデシル基等が挙げられる。該アルキル基は、直鎖状、分岐鎖状、及び環状のいずれであってもよく、鎖状の基と環状の基を組合せた基であってもよい。
Rd2としては、好ましくは鎖状アルキル基であり、より好ましくは炭素数1~5の鎖状アルキル基であり、さらに好ましくは炭素数1~3の鎖状アルキル基であり、とりわけ好ましくはメチル基である。
Rd3で表される芳香族炭化水素基の炭素数は、好ましくは6~15、より好ましくは6~12、さらに好ましくは6~10である。該芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、ビフェニル基及びターフェニル基等が挙げられ、好ましくはフェニル基、ナフチル基が挙げられる。
Rd3で表される芳香族炭化水素基は、1又は2以上の置換基を有していてもよい。置換基は、芳香族炭化水素基のα位やγ位に置換していることが好ましい。該置換基としては、炭素数1~15の脂肪族炭化水素基が好ましく、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基及びデシル基等の炭素数1~15のアルキル基;エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、ノネニル基及びデセニル基等の炭素数1~15のアルケニル基;等が挙げられる。
Rd3で表される芳香族炭化水素基は脂肪族炭化水素基を有していてもよい。その脂肪族炭化水素基の炭素数は1~7であることがより好ましく、該脂肪族炭化水素基は、直鎖状、分岐鎖状、及び環状のいずれであってもよく、鎖状の基と環状の基を組合せた基であってもよい。また、該脂肪族炭化水素基に含まれるメチレン基(-CH2-)は、-O-、-CO-又は-S-に置き換わっていてもよく、メチン基(-CH<)は、-N<に置き換わっていてもよい。
該脂肪族炭化水素基としては、下記式で表される基等が挙げられる。式中、*は結合手を表す。
中でもRd3は、置換基を有する芳香族炭化水素基であることが好ましく、該置換基としては、炭素数1~7(より好ましくは炭素数1~3)の鎖状アルキル基が好ましく、置換基の個数は、2個以上、5個以下であることが好ましい。
Rd4で表される脂肪族炭化水素基の炭素数は、好ましくは1~13、より好ましくは2~10、さらに好ましくは4~9である。Rd4で表される脂肪族炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基及びペンタデシル基等のアルキル基;エテニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、ブタデセニル基及びペンタデセニル基等のアルケニル基;等が挙げられる。これらの脂肪族炭化水素基は、鎖状(直鎖状又は分岐鎖状)であっても、環状であってもよく、鎖状の基と環状の基を組合せた基であってもよい。Rd4の脂肪族炭化水素基において、メチレン基(-CH2-)は、-O-、-CO-又は-S-に置き換わっていてもよく、メチン基(-CH<)は、-PO3<に置き換わっていてもよく、上記脂肪族炭化水素基に含まれる水素原子はOH基で置換されていてもよい。
Rd4で表される置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基としては、下記式で表される基等が挙げられる。式中、*は結合手を表す。
式(d1-3)~式(d1-6)で表される化合物、式(d1-18)~式(d1-41)で表される化合物がより好ましく、
式(d1-24)で表される化合物、式(d1-36)~式(d1-40)で表される化合物がさらに好ましく、
式(d1-24)で表される化合物がとりわけ好ましい。
Rd1が置換基を有していてもよい炭素数1~15のアルキル基、
Rd2が炭素数1~10のアルキル基、
Rd3が置換基を有していてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基、
Rd4が置換基を有していてもよい炭素数1~15の脂肪族炭化水素基である化合物が好ましく、
Rd1がメチル基、エチル基又はプロピル基を表し、Rd2がメチル基、エチル基又はプロピル基を表し、
Rd3がメチル基で置換されたフェニル基を表し、
Rd4がメチル基、エチル基又はプロピル基である化合物がより好ましく、
Rd1及びRd2がメチル基、Rd3がo-トリル基及びRd4がエチル基である化合物がさらに好ましい。
化合物(d3)としては、
Rd1が置換基を有していてもよい炭素数1~15のアルキル基、
Rd2が炭素数6~18の芳香族炭化水素基である化合物が好ましく、
Rd1がヘキシル基及びRd2がフェニル基である化合物がより好ましい。
式(d5)で表される構造を有する化合物としては、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニルプロパン-1-オン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-〔4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン-1-オン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-(4-イソプロペニルフェニル)プロパン-1-オンのオリゴマー、α,α-ジエトキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。
感度の点で、アルキルフェノン化合物としては、式(d4)で表される構造を有する化合物が好ましい。
さらに重合開始剤(D)としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン化合物;ベンゾフェノン、o-ベンゾイル安息香酸メチル、4-フェニルベンゾフェノン、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’-テトラ(tert-ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6-トリメチルベンゾフェノン等のベンゾフェノン化合物;9,10-フェナンスレンキノン、2-エチルアントラキノン、カンファーキノン等のキノン化合物;10-ブチル-2-クロロアクリドン、ベンジル、フェニルグリオキシル酸メチル、チタノセン化合物等が挙げられる。これらは、後述の重合開始助剤(D1)(特にアミン)と組合せて用いることが好ましい。
重合開始助剤(D1)は、重合開始剤によって重合が開始された重合性化合物の重合を促進するために用いられる化合物、もしくは増感剤である。重合開始助剤(D1)を含む場合、重合開始剤(D)と組合せて用いられる。
重合開始助剤(D1)としては、アミン化合物、アルコキシアントラセン化合物、チオキサントン化合物及びカルボン酸化合物等が挙げられる。中でも、チオキサントン化合物が好ましい。重合開始助剤(D1)を2種以上併用してもよい。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、1種又は2種以上のチオール化合物(T)を含有していてもよい。チオール化合物(T)は、重合開始剤(D)がO-アシルオキシム化合物等のオキシム系化合物、及び/又はビイミダゾール化合物であるときに特に好ましく使用される。チオール化合物(T)は、分子内に少なくとも1つのスルファニル基(-SH)を有する化合物である。チオール化合物(T)は、好ましくは分子内にスルファニル基を1つ有する化合物である。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、1種又は2種以上の溶剤(E)を含むことが好ましい。溶剤(E)としては、エステル溶剤(-COO-を含む溶剤)、エステル溶剤以外のエーテル溶剤(-O-を含む溶剤)、エーテルエステル溶剤(-COO-と-O-とを含む溶剤)、エステル溶剤以外のケトン溶剤(-CO-を含む溶剤)、アルコール溶剤、芳香族炭化水素溶剤、アミド溶剤及びジメチルスルホキシド等が挙げられる。
エーテル溶剤としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、3-メトキシ-1-ブタノール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、アニソール、フェネトール及びメチルアニソール等が挙げられる。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、1種又は2種以上のレベリング剤(F)を含むことができる。レベリング剤(F)としては、(フッ素原子を有しない)シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤及びフッ素原子を有するシリコーン系界面活性剤等が挙げられる。これらは、側鎖に重合性基を有していてもよい。
着色剤(A)の耐熱性及び耐光性を向上させる観点からは、青色硬化性樹脂組成物は、酸化防止剤を含有することが好ましい。酸化防止剤としては、工業的に一般に使用される酸化防止剤であれば特に限定はなく、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤及び硫黄系酸化防止剤等を用いることができる。酸化防止剤は、2種以上用いてもよい。
本発明の青色硬化性樹脂組成物には、必要に応じて、充填剤、樹脂(B)以外の高分子化合物、密着促進剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤、有機酸、有機アミン化合物、硬化剤等の添加剤を1種又は2種以上含有することができる。
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、ジエチル酢酸、エナント酸、カプリル酸等の脂肪族モノカルボン酸;
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、メチルコハク酸、テトラメチルコハク酸、シクロヘキサンジカルボン酸、イタコン酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸等の脂肪族ジカルボン酸;
トリカルバリル酸、アコニット酸、カンホロン酸等の脂肪族トリカルボン酸;
安息香酸、トルイル酸、クミン酸、ヘメリト酸、メシチレン酸等の芳香族モノカルボン酸;
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;
トリメリット酸、トリメシン酸、メロファン酸、ピロメリット酸等の芳香族ポリカルボン酸;等が挙げられる。
n-プロピルアミン、イソプロピルアミン、n-ブチルアミン、イソブチルアミン、sec-ブチルアミン、tert-ブチルアミン、n-ペンチルアミン、n-ヘキシルアミン、n-ヘプチルアミン、n-オクチルアミン、n-ノニルアミン、n-デシルアミン、n-ウンデシルアミン、n-ドデシルアミン等のモノアルキルアミン;
シクロヘキシルアミン、2-メチルシクロヘキシルアミン、3-メチルシクロヘキシルアミン、4-メチルシクロヘキシルアミン等のモノシクロアルキルアミン;
メチルエチルアミン、ジエチルアミン、メチルn-プロピルアミン、エチルn-プロピルアミン、ジ-n-プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ-n-ブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ-sec-ブチルアミン、ジ-tert-ブチルアミン、ジ-n-ペンチルアミン、ジ-n-ヘキシルアミン等のジアルキルアミン;
メチルシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシルアミン等のモノアルキルモノシクロアルキルアミン;
ジシクロヘキシルアミン等のジシクロアルキルアミン;
ジメチルエチルアミン、メチルジエチルアミン、トリエチルアミン、ジメチル-n-プロピルアミン、ジエチル-n-プロピルアミン、メチルジ-n-プロピルアミン、エチルジ-n-プロピルアミン、トリ-n-プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ-n-ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ-sec-ブチルアミン、トリ-tert-ブチルアミン、トリ-n-ペンチルアミン、トリ-n-ヘキシルアミン等のトリアルキルアミン;
ジメチルシクロヘキシルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミン等のジアルキルモノシクロアルキルアミン;
メチルジシクロヘキシルアミン、エチルジシクロヘキシルアミン、トリシクロヘキシルアミン等のモノアルキルジシクロアルキルアミン;
2-アミノエタノール、3-アミノ-1-プロパノール、1-アミノ-2-プロパノール、4-アミノ-1-ブタノール、5-アミノ-1-ペンタノール、6-アミノ-1-ヘキサノール等のモノアルカノールアミン;
4-アミノ-1-シクロヘキサノール等のモノシクロアルカノールアミン;
ジエタノールアミン、ジ-n-プロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、ジ-n-ブタノールアミン、ジイソブタノールアミン、ジ-n-ペンタノールアミン、ジ-n-ヘキサノールアミン等のジアルカノールアミン;
ジ(4-シクロヘキサノール)アミン等のジシクロアルカノールアミン;
トリエタノールアミン、トリ-n-プロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリ-n-ブタノールアミン、トリイソブタノールアミン、トリ-n-ペンタノールアミン、トリ-n-ヘキサノールアミン等のトリアルカノールアミン;
トリ(4-シクロヘキサノール)アミン等のトリシクロアルカノールアミン;
3-アミノ-1,2-プロパンジオール、2-アミノ-1,3-プロパンジオール、4-アミノ-1,2-ブタンジオール、4-アミノ-1,3-ブタンジオール、3-ジメチルアミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジエチルアミノ-1,2-プロパンジオール、2-ジメチルアミノ-1,3-プロパンジオール、2-ジエチルアミノ-1,3-プロパンジオール等のアミノアルカンジオール;
4-アミノ-1,2-シクロヘキサンジオール、4-アミノ-1,3-シクロヘキサンジオール等のアミノシクロアルカンジオール;
1-アミノシクロペンタノンメタノール、4-アミノシクロペンタノンメタノール等のアミノ基含有シクロアルカノンメタノール;
1-アミノシクロヘキサノンメタノール、4-アミノシクロヘキサノンメタノール、4-ジメチルアミノシクロペンタンメタノール、4-ジエチルアミノシクロペンタンメタノール、4-ジメチルアミノシクロヘキサンメタノール、4-ジエチルアミノシクロヘキサンメタノール等のアミノ基含有シクロアルカンメタノール;
β-アラニン、2-アミノ酪酸、3-アミノ酪酸、4-アミノ酪酸、2-アミノイソ酪酸、3-アミノイソ酪酸、2-アミノ吉草酸、5-アミノ吉草酸、6-アミノカプロン酸、1-アミノシクロプロパンカルボン酸、1-アミノシクロヘキサンカルボン酸、4-アミノシクロヘキサンカルボン酸等のアミノカルボン酸;
アニリン、o-メチルアニリン、m-メチルアニリン、p-メチルアニリン、p-エチルアニリン、p-n-プロピルアニリン、p-イソプロピルアニリン、p-n-ブチルアニリン、p-tert-ブチルアニリン、1-ナフチルアミン、2-ナフチルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、p-メチル-N,N-ジメチルアニリン等の芳香族アミン;
o-アミノベンジルアルコール、m-アミノベンジルアルコール、p-アミノベンジルアルコール、p-ジメチルアミノベンジルアルコール、p-ジエチルアミノベンジルアルコール等のアミノベンジルアルコール;
o-アミノフェノール、m-アミノフェノール、p-アミノフェノール、p-ジメチルアミノフェノール、p-ジエチルアミノフェノール等のアミノフェノール;
m-アミノ安息香酸、p-アミノ安息香酸、p-ジメチルアミノ安息香酸、p-ジエチルアミノ安息香酸等のアミノ安息香酸;等が挙げられる。
3,4-ジメチルフタル酸、ピロメリット酸、トリメリット酸、1,4,5,8-ナフタレンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸等の芳香族多価カルボン酸;
1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸等の脂肪族多価カルボン酸;
ヘキサヒドロフタル酸、3,4-ジメチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,2,4-シクロペンタントリカルボン酸、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸等の脂環式多価カルボン酸;等が挙げられる。
無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、3,3’,4,4’-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物等の芳香族多価カルボン酸無水物;
無水イタコン酸、無水コハク酸、無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバリル酸、無水マレイン酸、1,2,3,4-ブタンテトラカルボン酸二無水物等の脂肪族多価カルボン酸無水物;
無水ヘキサヒドロフタル酸、3,4-ジメチルテトラヒドロフタル酸無水物、1,2,4-シクロペンタントリカルボン酸無水物、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、無水ハイミック酸、無水ナジン酸等の脂環式多価カルボン酸無水物;
エチレングリコールビストリメリテイト酸、グリセリントリストリメリテイト無水物等のエステル基含有カルボン酸無水物;等が挙げられる。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、着色剤(A)、樹脂(B)、重合性化合物(C)及び重合開始剤(D)、並びに必要に応じて、溶剤(E)、チオール化合物(T)、レベリング剤(F)、重合開始助剤(D1)、酸化防止剤(G)、その他の成分を混合することにより調製できる。
本発明の青色硬化性樹脂組成物は、青色カラーフィルタの材料として有用である。本発明の青色硬化性樹脂組成物から形成された青色カラーフィルタもまた、本願発明の範疇に入る。青色カラーフィルタは、青色パターンを形成していてもよい。
本発明の青色硬化性樹脂組成物から青色パターンを製造する方法としては、フォトリソグラフ法、インクジェット法、印刷法等が挙げられ、好ましくはフォトリソグラフ法が挙げられる。フォトリソグラフ法は、青色硬化性樹脂組成物を基板に塗布し、乾燥させて青色組成物層を形成し、フォトマスクを介して該青色組成物層を露光して、現像する方法である。フォトリソグラフ法において、露光の際にフォトマスクを用いないこと、及び/又は現像しないことにより、上記青色組成物層の硬化物である青色塗膜を形成することができる。本発明の青色硬化性樹脂組成物から形成した青色パターンや青色塗膜が本発明の青色カラーフィルタである。本発明に係る青色カラーフィルタは、典型的には青色画素として用いられる。
現像液は、例えば、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化テトラメチルアンモニウム等のアルカリ性化合物の水溶液であることが好ましい。これらのアルカリ性化合物の水溶液中の濃度は、好ましくは0.01~10質量%であり、より好ましくは0.03~5質量%である。さらに、現像液は、界面活性剤を含んでいてもよい。
さらに、得られた青色パターンに、ポストベークを行うことが好ましい。ポストベーク温度としては、150~250℃が好ましく、160~235℃がより好ましい。ポストベーク時間としては、1~120分間が好ましく、10~60分間がより好ましい。
C.I.ピグメントブルー15 12.1部
アクリル系顔料分散剤 4.2部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 83.7部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントブルー15を含有する顔料分散液(A1)を得た。
C.I.ピグメントブルー15:6 12.0部
アクリル系顔料分散剤 2.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 86.0部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントブルー15:6を含有する顔料分散液(A2)を得た。
C.I.ピグメントブルー15:3 12.1部
アクリル系顔料分散剤 3.6部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 84.3部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントブルー15:3を含有する顔料分散液(A3)を得た。
C.I.ピグメントブルー15:4 12.1部
アクリル系顔料分散剤 3.6部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 84.3部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントブルー15:4を含有する顔料分散液(A4)を得た。
C.I.ピグメントブルー16 12.1部
アクリル系顔料分散剤 5.4部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 82.5部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントブルー16を含有する顔料分散液(A5)を得た。
C.I.ピグメントバイオレット23 12.0部
アクリル系顔料分散剤 2.0部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 86.0部
を混合し、ビーズミルを用いて顔料を充分に分散させることにより、C.I.ピグメントバイオレット23を含有する顔料分散液(A6)を得た。
上記式(1a)で表される化合物20部とN-プロピル-2,6-ジメチルアニリン(和光純薬工業(株)製)200部とを遮光条件下混合し、得られた溶液を110℃で6時間攪拌した。
得られた反応液を室温まで冷却後、水800部、35重量%塩酸50部の混合液中に添加し、室温で1時間攪拌したところ、結晶が析出した。析出した結晶を吸引濾過の残渣として取得後、乾燥し、上記式(1-24)で表される化合物を得た。以下、該化合物を、キサンテン染料(A7)と称する。
還流冷却器、滴下ロート及び攪拌機を備えたフラスコ内に窒素を充分流して窒素雰囲気下とし、3-メトキシ-1-ブタノール200部及び3-メトキシブチルアセテート105部を入れ、攪拌しながら70℃まで加熱した。次いで、メタクリル酸60部、3,4-エポキシトリシクロ[5.2.1.02.6]デシルアクリレート240部を、3-メトキシブチルアセテート140部に溶解して溶液を調製し、該溶液を、滴下ロートを用いて4時間かけて、70℃に保温したフラスコ内に滴下した。
一方、2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)30部を3-メトキシブチルアセテート225部に溶解した混合溶液を、別の滴下ロートを用いて4時間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、4時間同温度で保持し、その後室温まで冷却して、固形分32.6重量%、酸価110mg-KOH/g(固形分換算)の樹脂溶液を得た。得られた樹脂溶液に含まれる樹脂(B)の重量平均分子量(Mw)は13,400、分子量分布は2.50であった。
得られた樹脂(B)の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)の測定は、GPC法を用いて、以下の条件で行った。以下の条件で得られたポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)を分子量分布とした。
カラム: TSK-GELG2000HXL
カラム温度: 40℃
溶媒: THF
流速: 1.0mL/min
被検液固形分濃度:0.001~0.01質量%
注入量: 50μL
検出器: RI
校正用標準物質: TSK STANDARD POLYSTYRENE F-40、
F-4、F-288、A-2500、A-500(東ソー(株)製)
(1)青色硬化性樹脂組成物の調製
上記合成例1~6で得られた各顔料分散液(A1)~(A6)、キサンテン染料(A7)、C.I.アシッドレッド52(和光純薬工業(株)製)(A8)、下記式で表されるC.I.ベーシックバイオレット10(和光純薬工業(株)製、ローダミンB)(A9)、上記合成例8で得られた樹脂(B)を含む樹脂溶液、重合性化合物(C)、重合開始剤(Da)、重合開始剤(Db)、チオール化合物(T)、レベリング剤(F)を、表9に記載の配合量となるように混合して青色硬化性樹脂組成物を得た。
重合性化合物(C):ペンタエリスリトールトリアクリレート(新中村化学工業(株)製の商品名「A-TMM-3LM-N」)、
重合開始剤(Da):下記式で表される化合物。
チオール化合物(T):2-メルカプトベンゾチアゾール(三新化学工業(株)製の商品名「サンセラーM」)、
レベリング剤(F):ポリエーテル変性シリコーンオイル(東レ・ダウコーニング(株)製の商品名「トーレシリコーンSH8400」)。
2インチ角のガラス基板(コーニング社製の「イーグルXG」)上に、青色硬化性樹脂組成物をスピンコート法で塗布した後、100℃で3分間プリベークした。冷却後、この青色硬化性樹脂組成物を塗布した基板に、露光機(トプコン(株)製の「TME-150RSK」)を用いて、大気雰囲気下、80mJ/cm2の露光量(365nm基準)で光照射した。その後オーブン中、230℃で30分間ポストベークを行い、青色塗膜を得た。
得られた青色塗膜について、測色機(OSP-SP-200;オリンパス(株)製)を用いて分光を測定し、C光源の特性関数を用いてCIEのXYZ表色系におけるxy色度座標(x、y)と三刺激値Yとを測定した。結果を表9に示す。
実施例1~5では、同一のx及びyを示す比較例1に比べて高い明度を得ることができた。また、比較例2では高い明度が得られているものの実施例1~5に比べて高いxしか得られなかった。
Claims (3)
- 着色剤(A)、樹脂(B)、重合性化合物(C)及び重合開始剤(D)を含み、
前記着色剤(A)は、C.I.ピグメントブルー15と、赤色染料又は紫色染料とを含む、青色硬化性樹脂組成物であって、
前記着色剤(A)に含まれる赤色染料又は紫色染料は、キサンテン骨格を有する化合物であり、
前記キサンテン骨格を有する化合物は、式(2)で表される化合物であり、
[式(2)中、R 21 ~R 24 は、互いに独立に、-R 26 又は炭素数6~10の1価の芳香族炭化水素基を表し、該芳香族炭化水素基に含まれる水素原子は、-SO 3 - 、-SO 3 - M a+ 、-SO 3 H、-SO 3 R 26 又は-SO 2 NHR 26 で置換されていてもよい。
Xは、ハロゲン原子を表す。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
a1は、0又は1を表す。
m1は、0~5の整数を表す。m1が2以上の整数である場合、複数のR 25 は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
M a+ は、 + N(R 27 ) 4 、Na + 又はK + を表す。
R 25 は、-SO 3 - 、-SO 3 - M a+ 、-SO 3 H又はSO 2 NHR 26 を表す。
R 26 は、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表す。
4つのR 27 は、互いに独立に、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又はベンジル基を表す。]
前記キサンテン骨格を有する化合物の含有量は、着色剤(A)100質量%中、0.1~25質量%である、青色硬化性樹脂組成物。 - 請求項1に記載の青色硬化性樹脂組成物から形成された、青色カラーフィルタ。
- 請求項2に記載の青色カラーフィルタを含む、表示装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017220997 | 2017-11-16 | ||
JP2017220997 | 2017-11-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019091033A JP2019091033A (ja) | 2019-06-13 |
JP7216522B2 true JP7216522B2 (ja) | 2023-02-01 |
Family
ID=66539543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018209843A Active JP7216522B2 (ja) | 2017-11-16 | 2018-11-07 | 青色硬化性樹脂組成物、青色カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7216522B2 (ja) |
KR (1) | KR102608327B1 (ja) |
CN (1) | CN111344360A (ja) |
TW (1) | TWI832828B (ja) |
WO (1) | WO2019098222A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2022196401A1 (ja) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | ||
KR102697800B1 (ko) * | 2022-02-25 | 2024-08-23 | 동우 화인켐 주식회사 | 착색 감광성 수지 조성물, 이를 이용하여 제조된 컬러필터 및 표시장치 |
CN114545736B (zh) * | 2022-03-30 | 2024-07-09 | 苏州华星光电技术有限公司 | 一种光刻胶及显示装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002542330A (ja) | 1999-04-08 | 2002-12-10 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 顔料組成物及び色直し方法 |
JP2005316388A (ja) | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Jsr Corp | カラーフィルタ用感放射線性組成物、カラーフィルタおよびカラー液晶表示装置 |
JP2013234319A (ja) | 2012-04-10 | 2013-11-21 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色剤分散液 |
JP2015106032A (ja) | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ基板および液晶表示装置 |
JP2017122204A (ja) | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 着色樹脂組成物 |
JP2017133009A (ja) | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 住友化学株式会社 | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3529306B2 (ja) * | 1998-12-09 | 2004-05-24 | 大日本印刷株式会社 | カラーフィルタおよびその製造方法 |
KR101061239B1 (ko) | 2008-09-19 | 2011-09-01 | 이상관 | 롤 포밍 스트립 절단장치 |
CN106997149A (zh) * | 2016-01-26 | 2017-08-01 | 住友化学株式会社 | 着色固化性树脂组合物、滤色器和包含该滤色器的显示装置 |
-
2018
- 2018-11-07 JP JP2018209843A patent/JP7216522B2/ja active Active
- 2018-11-13 TW TW107140235A patent/TWI832828B/zh active
- 2018-11-14 KR KR1020207010898A patent/KR102608327B1/ko active IP Right Grant
- 2018-11-14 WO PCT/JP2018/042096 patent/WO2019098222A1/ja active Application Filing
- 2018-11-14 CN CN201880073785.1A patent/CN111344360A/zh active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002542330A (ja) | 1999-04-08 | 2002-12-10 | チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド | 顔料組成物及び色直し方法 |
JP2005316388A (ja) | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Jsr Corp | カラーフィルタ用感放射線性組成物、カラーフィルタおよびカラー液晶表示装置 |
JP2013234319A (ja) | 2012-04-10 | 2013-11-21 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色剤分散液 |
JP2015106032A (ja) | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ基板および液晶表示装置 |
JP2017122204A (ja) | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 着色樹脂組成物 |
JP2017133009A (ja) | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 住友化学株式会社 | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019091033A (ja) | 2019-06-13 |
TWI832828B (zh) | 2024-02-21 |
KR20200079245A (ko) | 2020-07-02 |
CN111344360A (zh) | 2020-06-26 |
TW201922945A (zh) | 2019-06-16 |
WO2019098222A1 (ja) | 2019-05-23 |
KR102608327B1 (ko) | 2023-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6704337B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 | |
KR102652508B1 (ko) | 착색 경화성 수지 조성물, 컬러 필터 및 그것을 포함하는 표시 장치 | |
KR102642067B1 (ko) | 착색 경화성 수지 조성물, 컬러 필터 및 그것을 포함하는 표시 장치 | |
JP6707380B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP2023029425A (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP7216522B2 (ja) | 青色硬化性樹脂組成物、青色カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 | |
JP2020041154A (ja) | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 | |
JP6704675B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP7203573B2 (ja) | 青色硬化性樹脂組成物、青色カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 | |
JP2017133008A (ja) | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 | |
JP2021063999A (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP6731703B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP6839487B2 (ja) | 着色感光性樹脂組成物 | |
JP2018136367A (ja) | 着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ及びそれを含む表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20181204 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7216522 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |