JP7216256B1 - ステータの製造方法 - Google Patents

ステータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7216256B1
JP7216256B1 JP2022567849A JP2022567849A JP7216256B1 JP 7216256 B1 JP7216256 B1 JP 7216256B1 JP 2022567849 A JP2022567849 A JP 2022567849A JP 2022567849 A JP2022567849 A JP 2022567849A JP 7216256 B1 JP7216256 B1 JP 7216256B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat wire
jig
axial direction
wire coils
stator core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022567849A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023008070A1 (ja
Inventor
遼介 上田
雄史 廣田
大将 小俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP7216256B1 publication Critical patent/JP7216256B1/ja
Publication of JPWO2023008070A1 publication Critical patent/JPWO2023008070A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
    • H02K15/0414Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils
    • H02K15/0421Windings consisting of separate elements, e.g. bars, hairpins, segments, half coils consisting of single conductors, e.g. hairpins
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

ステータコアに整列される多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制する。本ステータの製造方法では、平角線コイル(40)の両脚部(42A、42B)のうちステータコア(14)の周方向の一方側の脚部(42A)を周方向の他方側の脚部(42B)よりもステータコア(14)の軸方向に長く形成する。また、各スロット(16)内において各層(46A、46B、46C)毎に、一の平角線コイルの一方側の脚部(42B)を他の平角線コイルの他方側の脚部(42B)に対して径方向の外側に重ね合わせる。そして、多数の平角線コイル(40)に対して軸方向の一方側から第2治具(60)を突き当てて軸方向の他方側へ押圧する。この押圧により、各層(46A、46B、46C)の一方側の脚部(42A)の先端のみを、第1治具(50)の階段部(52)における各段部に対してそれぞれ突き当てる。

Description

本発明は、ステータの製造方法に関する。
特開2020-99153号公報には、U字状に成形されてステータコアに挿入される多数のセグメントコイルを整列させるステータ製造装置が記載されている。この装置は、ステータコア支持部と、コイルガイドと、リード押しプレートとを有する。ステータコア支持部は、ステータコアを支持する。コイルガイドは、多数のセグメントコイルの中央部が、ステータコアから予め設定された距離を超えて突出しないように中央部の突出量を規制する。リード押しプレートは、多数のセグメントコイルの中央部がコイルガイドに当接するように多数のセグメントコイルの端部をコイルガイドの方向に付勢する付勢部材を有する。この付勢部材によりセグメントコイルの加工バラツキを吸収し、セグメントコイルの整列精度を向上させるようにしている。
特開2020-99153号公報に記載された先行技術では、多数のセグメントコイル(平角線コイル)の中央部がコイルガイドに当接するので、各中央部のステータコアからの突出量が一定になる。しかしながら、各平角線コイルの端部(脚部の先端)が付勢部材によってコイルガイドの方向に付勢されるので、各脚部の先端位置にバラツキが生じる。その結果、例えば各脚部の先端側を所定形状に曲げる後工程を自動化し難くなるという課題があった。
本発明は上記事実を考慮し、ステータコアに整列される多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できるステータの製造方法を得ることを目的とする。
第1の態様のステータの製造方法は、U字状に成形され、両脚部がステータコアの各スロットに対して前記ステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルを、前記ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列させるステータの製造方法であって、前記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど前記平角線コイルの前記両脚部における前記軸方向の長さが段階的に長くなるように設定し、各前記平角線コイルの前記両脚部のうち前記ステータコアの周方向の一方側の前記脚部を前記周方向の他方側の前記脚部よりも前記軸方向に長く形成し、各前記スロット内において各前記層毎に、一の前記平角線コイルの前記一方側の脚部を他の前記平角線コイルの前記他方側の脚部に対して前記径方向の外側に重ね合わせ、前記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具を前記多数の平角線コイルに対する前記軸方向の他方側に配置し、前記階段部の各段部を各前記層に対してそれぞれ対向させ、前記多数の平角線コイルに対して前記軸方向の一方側から第2治具を突き当てて前記軸方向の他方側へ押圧し、各前記層の前記一方側の脚部及び前記他方側の脚部のうち前記一方側の脚部の先端のみを、各前記段部に対してそれぞれ突き当てる。
第1の態様のステータの製造方法では、U字状に成形され、両脚部がステータコア
の各スロットに対してステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルが、ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列される。平角線コイルの両脚部における上記軸方向の長さは、上記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど段階的に長くなるように設定される。各平角線コイルの両脚部のうちステータコアの周方向の一方側の脚部は、周方向の他方側の脚部よりも上記軸方向に長く形成される。各スロット内においては、上記各層毎に、一の平角線コイルの一方側の脚部が他の平角線コイルの他方側の脚部に対して上記径方向の外側に重ね合わされる。多数の平角線コイルに対する上記軸方向の他方側には、上記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具が配置され、上記階段部の各段部が上記各層に対してそれぞれ対向される。多数の平角線コイルに対して上記軸方向の一方側からは、第2治具が突き当てられて軸方向の他方側へ押圧される。上記各層の一方側の脚部及び他方側の脚部のうち一方側の脚部の先端のみが、上記階段部の各段部に対してそれぞれ突き当てられる。これにより、上記各層の一方側の脚部の先端位置が上記各段部の位置に揃えられるので、多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。その結果、例えば各脚部の先端側を上記径方向の外側へ略クランク状に曲げる後工程を自動化し易くなる。
第2の態様のステータの製造方法は、第1の態様において、前記多数の平角線コイルに対して前記第1治具及び前記第2治具を突き当てた状態で、前記多数の平角線コイルを前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させる。
第2の態様の製造方法では、上記の相対移動により、多数の平角線コイルがステータコアに対して軸方向の他方側へ押し込まれる。この押し込みが上記の突き当て状態で行われることにより、押し込み後の多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。
第3の態様のステータの製造方法は、第1の態様において、前記多数の平角線コイルに対して前記第1治具及び前記第2治具を突き当てた後、前記第1治具を前記多数の平角線コイルから離間させた状態で、前記多数の平角線コイルを前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させる。
第3の態様のステータの製造方法では、多数の平角線コイルに対して第1治具及び第2治具が突き当てられ、各平角線コイルの一方側の脚部の先端位置が第1治具の階段部における各段部の位置に揃えられる。その後、第1治具が多数の平角線コイルから離間された状態で上記の相対移動が行われることにより、多数の平角線コイルがステータコアに対して軸方向の他方側へ押し込まれる。この押し込みは、上記のように各平角線コイルの一方側の脚部の先端位置が揃えられた状態で行われるので、押し込み後の多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。
第4の態様のステータの製造方法は、第2の態様又は第3の態様において、前記第1治具の前記階段部を前記軸方向の他方側から各前記スロット内に挿入可能に形成し、各前記スロット内に挿入した前記階段部の各前記段部に、前記多数の平角線コイルを突き当てる。
第4の態様のステータの製造方法では、第1治具の階段部が、ステータコアの軸方向の他方側から各スロット内に挿入可能に形成される。各スロット内に挿入された階段部の各段部に、多数の平角線コイルが突き当てられる。このように、階段部の各段部への多数の平角線コイルの突き当てが各スロット内で行われるので、多数の平角線コイルを各段部に対して正確に突き当て易くなる。
第5の態様のステータの製造方法は、U字状に成形され、両脚部がステータコアの各スロットに対して前記ステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルを、前記ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列させるステータの製造方法であって、前記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど前記平角線コイルの前記軸方向の長さが段階的に長くなるように設定し、各前記平角線コイルの前記両脚部のうち前記ステータコアの周方向の一方側の前記脚部を前記周方向の他方側の前記脚部よりも前記軸方向に長く形成し、各前記スロット内において各前記層毎に、一の前記平角線コイルの前記一方側の脚部を他の前記平角線コイルの前記他方側の脚部に対して前記径方向の外側に重ね合わせ、前記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具を前記多数の平角線コイルに対する前記軸方向の他方側に配置し、前記階段部の各段部を各前記層の各前記脚部に対してそれぞれ対向させ、前記多数の平角線コイルに対して前記軸方向の一方側から第2治具を突き当てて前記軸方向の他方側へ押圧し、各前記層の各前記脚部の先端を、各前記段部に対してそれぞれ突き当てる。
第5の態様のステータの製造方法では、U字状に成形され、両脚部がステータコアの各スロットに対してステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルが、ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列される。平角線コイルの上記軸方向の長さは、上記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど段階的に長くなるように設定される。各平角線コイルの両脚部のうちステータコアの周方向の一方側の脚部は、周方向の他方側の脚部よりも上記軸方向に長く形成される。各スロット内においては、上記各層毎に、一の平角線コイルの一方側の脚部が他の平角線コイルの他方側の脚部に対して上記径方向の外側に重ね合わされる。多数の平角線コイルに対する上記軸方向の他方側には、上記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具が配置され、上記階段部の各段部が上記各層の各脚部に対してそれぞれ対向される。多数の平角線コイルに対して上記軸方向の一方側からは、第2治具が突き当てられて軸方向の他方側へ押圧される。上記各層の各脚部の先端は、上記階段部の各段部に対してそれぞれ突き当てる。これにより、上記各層の各脚部の先端位置が上記各段部の位置に揃えられるので、多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。その結果、例えば各脚部の先端側を上記径方向の外側へ略クランク状に曲げる後工程を自動化し易くなる。
第6の態様のステータの製造方法は、第5の態様において、前記第1治具の前記階段部を、前記軸方向の高さが高い段部と低い段部とが交互に並ぶように形成し、前記軸方向の高さが高い段部に前記一方側の脚部を突き当て、前記軸方向の高さが低い段部に前記他方側の脚部を突き当てる。
第6の態様のステータの製造方法では、第1治具の階段部が、軸方向の高さが高い段部と低い段部とが交互に並ぶように形成される。軸方向の高さが高い段部には、各層の一方側の脚部が突き当てられ、軸方向の高さが低い段部には、各層の他方側の脚部が突き当てられる。これにより、各脚部の先端位置をより正確に揃えることができる。その結果、例えば前述したクランク状の曲げ加工が容易になる。
第7の態様のステータの製造方法は、第1の態様~第6の態様の何れか1つの態様において、前記第2治具は、前記多数の平角線コイルを各前記層毎に前記軸方向の他方側へ付勢する複数の付勢部を有する。
第7の態様のステータの製造方法では、多数の平角線コイルに対して軸方向の一方側から突き当てられる第2治具が、多数の平角線コイルを各層毎に軸方向の他方側(第1治具側)へ付勢する複数の付勢部を有している。これらの付勢部により各平角線コイルの加工バラツキを吸収することができる。
第8の態様のステータの製造方法は、第1の態様~第7の態様の何れか1つの態様において、前記多数の平角線コイルを前記第2治具により前記軸方向の他方側へ押圧して前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させた後、前記第2治具を前記多数の平角線コイルから離間させた状態で、前記多数の平角線コイルを前記第1治具に突き当てる。
第8の態様のステータの製造方法では、多数の平角線コイルに対して第2治具が突き当てられ、軸方向の他方側へ押圧される。これにより、多数の平角線コイルがステータコアに対して軸方向の他方側へ相対移動される。その後、第2治具が多数の平角線コイルから離間された状態で、多数の平角線コイルに対して第1治具が突き当てられる。これにより、多数の平角線コイルの脚部の先端位置が揃えられる。
以上説明したように、本発明に係るステータの製造方法では、ステータコアに整列される多数の平角線コイルの脚部の先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。
第1実施形態に係るステータの製造方法によるステータの製造途中の状態を示す斜視図である。 平角線コイルを示す正面図である。 平角線コイルを示す側面図である。 平角線コイルを示す上面図である。 ステータコアの各スロットへの平角線コイルの挿入方法を説明するための平面図である。 平角線コイルの押込工程について説明するための断面図である。 押込工程に用いる第1治具を示す平面図である。 第1治具を示す側面図である。 押込工程における第1の押込方法について説明するための第1図である。 押込工程における第1の押込方法について説明するための第2図である。 押込工程における第1の押込方法について説明するための第3図である。 押込工程における第2の押込方法について説明するための第1図である。 押込工程における第2の押込方法について説明するための第2図である。 押込工程における第2の押込方法について説明するための第3図である。 押込工程における第3の押込方法について説明するための第1図である。 押込工程における第3の押込方法について説明するための第2図である。 押込工程における第3の押込方法について説明するための第3図である。 押込工程における第4の押込方法について説明するための第1図である。 押込工程における第4の押込方法について説明するための第2図である。 押込工程における第4の押込方法について説明するための第3図である。 押込工程後の曲げ工程について説明するための第1図である。 曲げ工程について説明するための第2図である。 第2実施形態に係るステータの製造方法に用いられる第1治具の一部を含む周辺の構成を示す断面図である。 第3実施形態に係るステータの製造方法における押込工程について説明するための第1図である。 第3実施形態に係るステータの製造方法における押込工程について説明するための第2図である。 第3実施形態に係るステータの製造方法における押込工程について説明するための第3図である。
<第1の実施形態>
以下、図1~図11Bを参照して本発明の第1実施形態に係るステータコアの製造方法について説明する。なお各図においては、図面を見易くする関係から一部の符号を省略している場合がある。図1に示されるように、本実施形態に係るステータコアの製造方法では、ステータコア14に多数の平角線コイル40が挿入される。多数の平角線コイル40は、ステータコア14の径方向に複数層に重ねられて円環状に整列される。
ステータコア14は、多数枚の電磁鋼板が積層されて円筒状に形成されている。ステータコア14の内周部には、多数のスロット16が形成されている。多数のスロット16は、ステータコア14の軸方向の両側及び径方向の内側が開放されている。以下、ステータコア14の軸方向を単に「軸方向」と称し、ステータコア14の径方向を単に「径方向」と称し、ステータコア14の周方向を単に「周方向」と称する場合がある。
図2A~図2Cに示されるように、平角線コイル40は、銅等からなる平角線がU字状に成形されて製造されたものであり、互いに平行に延びる一対の脚部42A、42Bと、一対の脚部42A、42Bの一端部同士を繋いだクランク部44とによって構成されている。周方向の一方側の脚部42Aは、周方向の他方側の脚部42Bよりも軸方向に若干長く形成される。
クランク部44は、図2Cに示されるように、一端側が他端側よりも径方向にずれて配置されるようにクランク状に屈曲されている。このクランク部44が形成されることによって脚部42Aと脚部42Bとの径方向の位置関係が変わるように構成されている。これにより、図2Cに二点鎖線で示されるように、複数の平角線コイル40が径方向に積層される。
図1に示されるように、多数の平角線コイル40は、両脚部42A、42Bがステータコア14の各スロット16に対して軸方向の一方側からそれぞれ挿入され、ステータコア14の径方向に複数層に重ねられて円環状に整列される。図3に示されるように、平角線コイル40がスロット16を周方向に一つずつずらして順次挿入されて一周することにより一つの層が形成される。本実施形態では、図4に示されるように、平角線コイル40の3つの層46A、46B、46Cが形成される。なお、本実施形態では一例として、各スロット16における径方向内側の端部に、スロット16からの平角線コイル40の脱落を防止する抜止部18が形成されている。
図4に示されるように、本実施形態では、3つの層46A、46B、46Cにおける内側の層46Aから外側の層46Cへ向かうほど平角線コイル40の両脚部42A、42Bにおける軸方向の長さが段階的に長くなるように設定されている。また、図3及び図4に示されるように、各スロット16内においては、各層46A、46B、46C毎に、一の平角線コイル40の一方側の脚部42Aが、他の平角線コイル40の他方側の脚部42Bに対して径方向の外側に重ね合わされる。
なお、ステータコア14への多数の平角線コイル40の挿入は、例えば多数の平角線コイル40を円環状の整列治具にセットすることで、円環状に整列された平角線コイル40の組体を形成し、その組体ごとステータコア14の各スロット16に挿入する方法を採用することができる。また、例えばステータコア14の各スロット16に、平角線コイル40を一つずつ挿入していく方法を採用してもよい。何れの方法を採用した場合であっても、多数の平角線コイル40は、ステータコア14の各スロット16に対して途中までしか挿入されない。このため、ステータコア14の各スロット16に多数の平角線コイル40を挿入した後で、さらにステータコア14に対して多数の平角線コイル40を押し込む工程が必要となる。
本実施形態では、図4~図6に示される第1治具50と、図4に示される第2治具60とを用いて、多数の平角線コイル40の押込工程が行われる。この押込工程により、多数の平角線コイル40がステータコア14に対して設定された位置まで押し込まれる。
第1治具50は、ステータコア14よりも若干小径な円板状又はリング状に形成されており、第2治具60は、ステータコア14と同等の外形を有する円板状又はリング状(ここではリング状)に形成されている。上記の押込工程では、例えばステータコア14は、図示しないプレス機のボルスタに支持される。第2治具60は、上記プレス機のスライドに取り付けられ、ステータコア14に対して軸方向の一方側(図4では上側)に同心状に配置される。第1治具50は、ステータコア14に対して軸方向の他方側(図4では下側)に同心状に配置され、上記プレス機のボルスタに支持される。
図5及び図6に示されるように、第1治具50には、径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部52が形成されている。この階段部52は、本実施形態では3つの段部52A、52B、52Cを有している。これら段部52A、52B、52Cは、多数の平角線コイル40における前記各層46A、46B、46Cに対してそれぞれ対向して配置される。
第2治具60は、上記のプレス機によって軸線方向の他方側へ変位されて多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側から突き当てられ、多数の平角線コイル40を軸方向の他方側へ押圧する。この押圧により、多数の平角線コイル40がステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動される(押し込まれる)。この押し込みの際には、多数の平角線コイル40が第1治具50の階段部52における各段部52A、52B、52Cに対してそれぞれ突き当てられる。
多数の平角線コイル40は、前述したように、周方向の一方側の脚部42Aが周方向の他方側の脚部42Bよりも軸方向に若干長く形成されている。このため、上記のように多数の平角線コイル40が第1治具50の階段部52に突き当てられる際には、多数の平角線コイル40の各層46A、46B、46Cにおいて、一方側の脚部42Aの先端のみが第1治具50の階段部52における各段部52A、52B、52Cに対してそれぞれ突き当てられる。この突き当てにより、各層46A、46B、46Cの一方側の脚部42Aの先端位置が各段部52A、52B、52Cの位置に揃えられる。その後、上記のプレス機によって第2治具60が軸方向の他方側へ変位されて多数の平角線コイル40が所定の位置まで押し込まれる。
上記の押込工程は、図7A~図7Cに示される第1の押込方法、図8A~図8Cに示される第2の押込方法、図9A~図9Cに示される第3の押込方法、又は図10A~図10Cに示される第4の押込方法により行うことができる。
第1の押込方法では、先ず図7Aに示されるように、ステータコア14に対する軸方向の他方側に第1治具50を配置する。次いで図7Bに示されるように、第2治具60を多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側から突き当てて、多数の平角線コイル40を軸方向の他方側へ押圧し、第1治具50の階段部52に突き当てる。次いで図7Cに示されるように、多数の平角線コイル40に対して第1治具50及び第2治具60を突き当てたままの状態で、多数の平角線コイル40をステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動させる。
第2の押込方法では、先ず図8Aに示されるように、ステータコア14に対する軸方向の他方側に第1治具50を配置する。次いで図8Bに示されるように、第2治具60を多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側から突き当てて、多数の平角線コイル40を軸方向の他方側へ押圧し、第1治具50の階段部52に突き当てる。次いで図8Cに示されるように、第1治具50を多数の平角線コイル40から離間させた状態で、多数の平角線コイル40をステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動させる。なお、図8Cに示される相対移動が完了した後で、第2治具60を多数の平角線コイル40を離間させ、その後に再度第1治具50を多数の平角線コイル40に突き当ててもよい。
第3の押込方法では、図9Aに示されるように、第1治具50の階段部52を軸方向の他方側から各スロット16内に挿入可能に形成し、各スロット16内に階段部52を挿入する。次いで図9Bに示されるように、第2治具60を多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側から突き当てて、多数の平角線コイル40を軸方向の他方側へ押圧し、第1治具50の階段部52に突き当てる。次いで図9Cに示されるように、多数の平角線コイル40に対して第1治具50及び第2治具60を突き当てたままの状態で、多数の平角線コイル40をステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動させる。なお、図9Cに示される相対移動が完了した後で、第1治具50及び第2治具60を多数の平角線コイル40を離間させ、その後に再度第1治具50を多数の平角線コイル40に突き当ててもよい。
第4の押込方法では、第3の押込方法と同様に、第1治具50の階段部52を軸方向の他方側から各スロット16内に挿入可能に形成し、各スロット16内に階段部52を挿入する(図10A参照)。次いで図10Bに示されるように、第2治具60を多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側から突き当てて、多数の平角線コイル40を軸方向の他方側へ押圧し、第1治具50の階段部52に突き当てる。次いで図10Cに示されるように、第1治具50を多数の平角線コイル40から離間させた状態で、多数の平角線コイル40をステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動させる。なお、図10Cに示される相対移動が完了した後で、第2治具60を多数の平角線コイル40を離間させ、その後に再度第1治具50を多数の平角線コイル40に突き当ててもよい。
(第1実施形態のまとめ)
第1実施形態では、U字状に成形され、両脚部42A、42Bがステータコア14の各スロット16に対してステータコア14の軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイル40が、ステータコア14の径方向に複数層46A、46B、46Cに重ねて円環状に整列される。平角線コイル40の両脚部42A、42Bにおける軸方向の長さは、複数層46A、46B、46Cの内側の層46Aから外側の層46Bへ向かうほど段階的に長くなるように設定される。各平角線コイル40の両脚部42A、42Bのうちステータコア14の周方向の一方側の脚部42Aは、周方向の他方側の脚部42Bよりも軸方向に長く形成される。各スロット16内においては、各層46A、46B、46C毎に、一の平角線コイル40の一方側の脚部42Aが他の平角線コイル40の他方側の脚部42Bに対して径方向の外側に重ね合わされる。
多数の平角線コイル40に対する軸方向の他方側には、径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部52を有する第1治具50が配置され、階段部52の各段部52A、52B、52Cが各層46A、46B、46Cに対してそれぞれ対向される。多数の平角線コイル40に対して軸方向の一方側からは、第2治具60が突き当てられて軸方向の他方側へ押圧される。各層46A、46B、46Cの一方側の脚部42A及び他方側の脚部42Bのうち一方側の脚部42Aの先端のみが、階段部52の各段部52A、52B、52Cに対してそれぞれ突き当てられる。これにより、各層46A、46B、46Cの一方側の脚部42Aの先端位置が各段部52A、52B、52Cの位置に揃えられるので、多数の平角線コイル40の形状や寸法にバラツキがあっても、脚部42A、42Bの先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。その結果、例えば各脚部42A、42Bの先端側を上記径方向の外側へ略クランク状に曲げる後工程を自動化し易くなる。
具体的には、上記後工程(曲げ工程)では、図11A及び図11Bに示されるように、爪部材70をステータコア14の径方向及び軸方向に変位させ、層46Aと層46Bとの間に挿入した後、当該爪部材70をステータコア14の径方向の外側へ変位させる。これにより、層46Aの脚部42A、42Bの先端側をステータコア14の径方向外側へ曲げる。この曲げ工程において、脚部42A、42Bの先端位置にバラツキがあると、爪部材70を駆動する駆動装置の自動制御が安定せず、自動化が困難になるが、本実施形態では自動化が容易になる。なお、図11A及び図11Bでは、ステータコア14の軸方向の一方側が下方を向くようにステータコア14が反転されている。
しかも、本実施形態では、各層46A、46B、46Cにおいて、一方側の脚部42Aは、当該一方側の脚部42Aよりも軸方向に短い他方側の脚部42Bに対して径方向の外側に重ね合わされている。これにより、上記の後工程において、図11Bに示されるように、層46Aの脚部42A、42Bの先端側を径方向の外側へ略クランク状に曲げた状態で、両脚部42A、42Bの先端位置を揃えることが可能となる。
また、前述した第1及び第3の押込方法では、多数の平角線コイル40に対して第1治具50及び第2治具60が突き当てられた状態で、多数の平角線コイル40がステータコア14に対して前記軸方向の他方側へ相対移動される。この相対移動により、多数の平角線コイル40がステータコア14に対して軸方向の他方側へ押し込まれる。この押し込みが上記の突き当て状態で行われることにより、押し込み後の多数の平角線コイル40の脚部42A、42Bの先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。
また、前述した第2及び第4の押込方法では、多数の平角線コイル40に対して第1治具50及び第2治具60が突き当てられ、各平角線コイル40の一方側の脚部42Aの先端位置が第1治具50の階段部52における各段部52A、52B、52Cの位置に揃えられる。その後、第1治具50が多数の平角線コイル40から離間された状態で上記の相対移動が行われることにより、多数の平角線コイル40がステータコア14に対して軸方向の他方側へ押し込まれる。この押し込みは、上記のように各平角線コイル40の一方側の脚部42Aの先端位置が揃えられた状態で行われるので、押し込み後の多数の平角線コイル40の脚部42A、42Bの先端位置にバラツキが生じることを防止又は抑制できる。
また、前述した第3及び第4の押込方法では、第1治具50の階段部52が、ステータコア14の軸方向の他方側から各スロット16内に挿入可能に形成される。各スロット16内に挿入された階段部52の各段部52A、52B、52Cに、多数の平角線コイル40が突き当てられる。このように、階段部52の各段部52A、52B、52Cへの多数の平角線コイル40の突き当てが各スロット16内で行われるので、多数の平角線コイル40を各段部52A、52B、52Cに対して正確に突き当て易くなる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図12には、本発明の第2実施形態に係るステータの製造方法に用いられる第1治具50’の一部を含む周辺の構成が断面図にて示されている。この第1治具50’の階段部5
2’には、軸方向の高さが高い段部52A1、52B1、52C1と、軸方向の高さが低い段部52A2、52B2、52C2とが交互に並ぶように形成されている。軸方向の高さが高い段部52A1、52B1、52C1には、各層46A、46B、46Cにおける一方側の脚部42Aの先端が突き当てられ、軸方向の高さが低い段部52A2、52B2、52C2には、各層46A、46B、46Cにおける他方側の脚部42Bの先端が突き当てられる。
つまり、この実施形態では、各層46A、46B、46Cの各脚部42A、42Bの先端が、各段部52A1、52A2、52B1、52B2、52C1、52C2に対してそれぞれ突き当てられる。これにより、各層46A、46B、46Cの各脚部42A、42Bの先端位置が各段部52A1、52A2、52B1、52B2、52C1、52C2の位置に揃えられるので、各脚部42A、42Bの先端位置をより正確に揃えることができる。
<第3の実施形態>
図13Aには、第3実施形態に係るステータの製造方法における押込工程について説明するための第1図が示されており、図13Bには、同押込工程について説明するための第2図が示されており、図13Cには、同押込工程について説明するための第3図が示されている。この実施形態では、第2治具60’が、多数の平角線コイル40を各層46A、46B、46C毎に軸方向の他方側へ付勢する複数(ここでは3つ)の付勢部64A、64B、64Cを有している。複数の付勢部64A、64B、64Cは、第2治具60’の本体部62に対して軸方向にスライド可能に支持された複数のスライダ66A、66B、66Cと、複数のスライダ66A、66B、66Cを軸方向の他方側へ付勢する複数の付勢部材68A、68B、68Cとによって構成されている。複数のスライダ66A、66B、66Cは、それぞれ周方向に複数に分割されていてもよい。複数の付勢部材68A、68B、68Cは、一例としてばねであるが、ゴムであってもよいし、周方向に並ぶ複数の油圧シリンダーであってもよい。この実施形態では、多数の平角線コイル40の形状や寸法にバラツキに応じて、付勢部材68A、68B、68Cが弾性変形し、スライダ66A、66B、66Cが本体部62に対して軸方向にスライドする。これにより各平角線コイル40の加工バラツキを吸収することができる。
以上、幾つかの実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
例えば、ステータコア14の多数のスロット16に挿入された多数の平角線コイル40を第2治具60で軸方向の他方側へ押圧してステータコア14に対して軸方向の他方側へ相対移動させた後、第2治具60を多数の平角線コイル40から離間させた状態で、多数の平角線コイル40を第1治具50に突き当てるようにしてもよい。この突き当てにより、多数の平角線コイル40の脚部42A、42Bの先端位置を揃えることができる。
また、2021年7月28日に出願された日本国特許出願2021-123669号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個別に記載された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (8)

  1. U字状に成形され、両脚部がステータコアの各スロットに対して前記ステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルを、前記ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列させるステータの製造方法であって、
    前記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど前記平角線コイルの前記両脚部における前記軸方向の長さが段階的に長くなるように設定し、
    各前記平角線コイルの前記両脚部のうち前記ステータコアの周方向の一方側の前記脚部を前記周方向の他方側の前記脚部よりも前記軸方向に長く形成し、
    各前記スロット内において各前記層毎に、一の前記平角線コイルの前記一方側の脚部を他の前記平角線コイルの前記他方側の脚部に対して前記径方向の外側に重ね合わせ、
    前記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具を前記多数の平角線コイルに対する前記軸方向の他方側に配置し、前記階段部の各段部を各前記層に対してそれぞれ対向させ、
    前記多数の平角線コイルに対して前記軸方向の一方側から第2治具を突き当てて前記軸方向の他方側へ押圧し、
    各前記層の前記一方側の脚部及び前記他方側の脚部のうち前記一方側の脚部の先端のみを、各前記段部に対してそれぞれ突き当てるステータの製造方法。
  2. 前記多数の平角線コイルに対して前記第1治具及び前記第2治具を突き当てた状態で、前記多数の平角線コイルを前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させる請求項1に記載のステータの製造方法。
  3. 前記多数の平角線コイルに対して前記第1治具及び前記第2治具を突き当てた後、前記第1治具を前記多数の平角線コイルから離間させた状態で、前記多数の平角線コイルを前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させる請求項1に記載のステータの製造方法。
  4. 前記第1治具の前記階段部を前記軸方向の他方側から各前記スロット内に挿入可能に形成し、各前記スロット内に挿入した前記階段部の各前記段部に、前記多数の平角線コイルを突き当てる請求項2又は請求項3に記載のステータの製造方法。
  5. U字状に成形され、両脚部がステータコアの各スロットに対して前記ステータコアの軸方向の一方側からそれぞれ挿入される多数の平角線コイルを、前記ステータコアの径方向に複数層に重ねて円環状に整列させるステータの製造方法であって、
    前記複数層の内側の層から外側の層へ向かうほど前記平角線コイルの前記軸方向の長さが段階的に長くなるように設定し、
    各前記平角線コイルの前記両脚部のうち前記ステータコアの周方向の一方側の前記脚部を前記周方向の他方側の前記脚部よりも前記軸方向に長く形成し、
    各前記スロット内において各前記層毎に、一の前記平角線コイルの前記一方側の脚部を他の前記平角線コイルの前記他方側の脚部に対して前記径方向の外側に重ね合わせ、
    前記径方向の外側へ向かって下り階段状の階段部を有する第1治具を前記多数の平角線コイルに対する前記軸方向の他方側に配置し、前記階段部の各段部を各前記層の各前記脚部に対してそれぞれ対向させ、
    前記多数の平角線コイルに対して前記軸方向の一方側から第2治具を突き当てて前記軸方向の他方側へ押圧し、
    各前記層の各前記脚部の先端を、各前記段部に対してそれぞれ突き当てるステータの製造方法。
  6. 前記第1治具の前記階段部を、前記軸方向の高さが高い段部と低い段部とが交互に並ぶ
    ように形成し、
    前記軸方向の高さが高い段部に前記一方側の脚部を突き当て、前記軸方向の高さが低い段部に前記他方側の脚部を突き当てる請求項5に記載のステータの製造方法。
  7. 前記第2治具は、前記多数の平角線コイルを各前記層毎に前記軸方向の他方側へ付勢する複数の付勢部を有する請求項1~請求項6の何れか1項に記載のステータの製造方法。
  8. 前記多数の平角線コイルを前記第2治具により前記軸方向の他方側へ押圧して前記ステータコアに対して前記軸方向の他方側へ相対移動させた後、前記第2治具を前記多数の平角線コイルから離間させた状態で、前記多数の平角線コイルを前記第1治具に突き当てる請求項1~請求項7の何れか1項に記載のステータの製造方法。
JP2022567849A 2021-07-28 2022-06-29 ステータの製造方法 Active JP7216256B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021123669 2021-07-28
JP2021123669 2021-07-28
PCT/JP2022/026099 WO2023008070A1 (ja) 2021-07-28 2022-06-29 ステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7216256B1 true JP7216256B1 (ja) 2023-01-31
JPWO2023008070A1 JPWO2023008070A1 (ja) 2023-02-02

Family

ID=85087932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022567849A Active JP7216256B1 (ja) 2021-07-28 2022-06-29 ステータの製造方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP4277097A1 (ja)
JP (1) JP7216256B1 (ja)
CN (1) CN116636125A (ja)
MX (1) MX2023011287A (ja)
WO (1) WO2023008070A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006364A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Denso Corp 回転電機のu字状セグメント順次接合ステータコイルおよびその製造方法
JP2020099153A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 トヨタ自動車株式会社 ステータ製造装置
JP2020110025A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 トヨタ自動車株式会社 セグメントコイル成形方法
JP2021078257A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社デンソー ステータの製造装置、および、ステータの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021123669A (ja) 2020-02-06 2021-08-30 凸版印刷株式会社 樹脂材料のリサイクル方法及び積層体の分離方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005006364A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Denso Corp 回転電機のu字状セグメント順次接合ステータコイルおよびその製造方法
JP2020099153A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 トヨタ自動車株式会社 ステータ製造装置
JP2020110025A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 トヨタ自動車株式会社 セグメントコイル成形方法
JP2021078257A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社デンソー ステータの製造装置、および、ステータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023008070A1 (ja) 2023-02-02
MX2023011287A (es) 2023-10-04
CN116636125A (zh) 2023-08-22
EP4277097A1 (en) 2023-11-15
JPWO2023008070A1 (ja) 2023-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10284057B2 (en) Stator manufacturing device and stator manufacturing method
JP7172834B2 (ja) 整列装置および整列コイルの製造方法
JP5844464B2 (ja) コイルエンド成形装置および方法
US10056793B2 (en) Stator including integrated cores and holder
WO2015041221A1 (ja) 整列方法および整列装置
WO2012014233A1 (en) Apparatus for twisting electrical bar conductors, in particular for bar windings of electrical machines, with conductor' s clamping system
JP7040394B2 (ja) ステータコイルの製造方法
JP7216256B1 (ja) ステータの製造方法
JP2013102569A (ja) ステータの製造方法及び製造装置
US20220166294A1 (en) Rotor manufacturing method and rotor manufacturing apparatus
JP2013021859A (ja) 回転電機用固定子巻線の製造方法
JP2011239648A (ja) ステータコイルの製造方法及びそのステータコイルを用いたモータ並びにそのステータコイルの製造装置
JP2010104102A (ja) 固定子コア製造方法、及び固定子コア製造装置
WO2017159875A1 (ja) 電気導体の挿入装置および挿入方法
JP7036613B2 (ja) ステータの製造方法
JP2018126020A (ja) 固定子の製造装置
JP7263635B1 (ja) 電機子の製造方法
JP2022035822A (ja) 捻り加工装置および捻り加工方法
JP2019024278A (ja) ステータの組立方法およびステータの組立装置
JP2014180129A (ja) コイル配置装置及びコイル配置方法
JP7160650B2 (ja) クランプ装置および当該クランプ装置を用いたステータの製造方法
JP7369891B1 (ja) 電機子の製造方法
JP2023020419A (ja) 保持装置、ステータの製造方法
WO2019064713A1 (ja) 線材の製造方法、線材の製造装置、線材およびモータ
CN111033983B (zh) 线圈的制造方法、线圈的制造装置、线圈以及马达

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221108

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20221108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7216256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150