JP7040394B2 - ステータコイルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータコイルの製造方法、特に、ステータコアのスロット内で導体セグメントの端部を接続してステータコイルを製造する方法に関する。
回転電機のステータは、一般的に、ステータコアに、ステータコイルが巻回されている。ステータコイルとしては、複数の導体セグメントを連結して成るものが知られている。特許文献1では、略U字状の導体セグメントをステータコア軸方向両端側からスロットに挿入し、スロットの中で導体セグメント同士を接合してステータコイルを製造する方法が提案されている。
特許文献1に記載された製造方法では、まず、導体セグメントの先端面に導電粒子を含む結合材を塗布する。そして、複数のスロットに一方側から複数の導体セグメントを挿入し、他方側からも複数のスロットに複数の導体セグメントを挿入する。そして、各導体セグメントの先端面を互いに押し付けて加熱し、結合材を硬化させて複数の導体セグメントを一括して接続する。
このように、複数の導体セグメントの端部を一括して組み付ける場合には、一方側の導体セグメントの端部と他方側の導体セグメントの端部とがぶつかってしまい、組み付け不良を起こす場合があった。
特開2015-23771号公報
本発明は、ステータコアのスロット内で導体セグメントの端部を接続するステータコイルの製造方法において、導体セグメントの組み付け不良を低減することを目的とする。
本発明のステータコイルの製造方法は、複数のスロットを有するステータコアの軸方向一端側から前記スロットに挿入される一方側導体セグメントの端部と前記ステータコアの軸方向他端側から前記スロットに挿入される他方側導体セグメントの端部とを、カップリング部材を介して前記スロット内で接続するステータコイルの製造方法であって、前記カップリング部材は前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部のいずれか一方に取り付けられて、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部と共に前記スロットに挿入され、前記一方側導体セグメントの一部分または前記他方側導体セグメントの一部分を前記スロットに挿入する挿入工程と、前記挿入工程の後、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部、或いは、前記カップリング部材の端部を前記ステータコアの内周側に移動させた状態で、前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを挿入方向に押し込む押し込み工程と、前記押し込み工程の後、前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とをカップリング部材を介して接続する接続工程と、を含み、前記押し込み工程と前記接続工程とが、前記ステータコアの外周側から順番に実行されること、を特徴とする。
このように、先端にカップリング部材を取り付けた導体セグメントを内周側に移動させた状態でスロットに押し込むので、押し込みの際に、組み付けの終了している外周側の導体セグメント又はカップリング部材と、その内周側に組み付ける導体セグメントの先端に取り付けられているカップリング部材とがぶつかることを抑制でき、導体セグメントの組み付け不良を低減することができる。
本発明のステータコイルの製造方法において、前記押し込み工程は、前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを所定の位置まで挿入方向に押し込むものであり、前記接続工程は、前記押し込み工程の後、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部、或いは、前記カップリング部材を治具で軸方向にガイドした状態で、前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを挿入方向に移動させて前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記カップリング部材の中に差し込んで、前記カップリング部材を介して前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とを接続すること、としてもよい。
この構成により、組み付けの終了している外周側の導体セグメント又はカップリング部材の表面或いはスロットの内面と押し込み治具とで、後で組み付ける内周側の導体セグメントの端部又はカップリング部材を軸方向にガイドして導体セグメントの端部をカップリング部材に差し込むことができる。これにより、差し込みの際にカップリング部材又は導体セグメントの端部が座屈することを抑制できる。これにより、導体セグメントの組み付け不良を低減することができる。
本発明のステータコイルの製造方法において、前記接続工程は、前記カップリング部材と半径方向に隣接する他の前記カップリング部材との軸方向の位置をずらして前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とを接続すること、としてもよい。
これにより、接続対象の導体セグメントの端部とその後に接続する内周側の導体セグメントの端部とが同時にスロット内に押し込まれた場合であっても、後で接続する内周側の導体セグメントの端部の位置が接続対象の導体セグメントの端部の位置とずれた位置となる。このため、接続対象の導体セグメントの端部が内周側の導体セグメントによって覆われず内周側から常にアクセスできるので、導体セグメントの組み付け不良を低減することができる。
本発明のステータコイルの製造方法において、前記接続工程は、前記カップリング部材を前記ステータコアの内周側から外周側に向かって押圧して前記一方側導体セグメントの端部または前記他方側導体セグメントの端部にカシメ接続すること、としてもよい。
このように、カシメによって導体セグメントとカップリング部材とを接続するので、導体セグメントの接合信頼性を向上させる、導体セグメントの組み付け不良を低減することができる。
本発明のステータコイルの製造方法において、前記一方側導体セグメントの端部および前記他方側導体セグメントの端部はカシメ接続用の溝を有し、前記挿入工程は、前記溝が前記ステータコアの内周側となるように、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記スロットに挿入するものであり、前記接続工程は、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記カップリング部材に差し込み、前記溝の位置に対応する前記カップリング部材の部分を前記ステータコアの内周側から外周側に向かって押圧して前記溝に嵌合させてカシメ接続すること、としてもよい。
この構成により、組み付けの終了している外周側の導体セグメント又はカップリング部材の表面に、後で組み付ける内周側のカップリング部材を押し付けて、外周側に向かって押圧してカシメ接続できるので、導体セグメントの接合信頼性をより向上させることができ、導体セグメントの組み付け不良を低減することができる。
本発明は、ステータコアのスロット内で導体セグメントの端部を接続するステータコイルの製造方法において、導体セグメントの組み付け不良を低減できる。
ステータコアのスロットに導体セグメントを挿入する工程を示す斜視図である。 上導体セグメントの斜視図である。 下導体セグメントの斜視図である。 上導体セグメントと下導体セグメントとの接続部の断面図である。 カシメ加工前の導体セグメントとカップリング部材との断面図で、図5のA-A断面を示す図である。 カシメ加工後の導体セグメントとカップリング部材との断面図で、図5のA-A断面を示す図である。 導体セグメントの接続状態を示す斜視図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、下導体セグメントと上導体セグメントとの一部をスロットに挿入した状態を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第2ターンの下導体セグメントの端部に取り付けられたカップリング部材の先端を治具で引っ掛けて第2ターンから第8ターンの下導体セグメントを内周側に移動させる工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第1ターンの下導体セグメントを上方向に押し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第1ターンの下導体セグメントを所定の位置まで押し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第1ターンの上導体セグメントの端部をカップリング部材に差し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第1ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第2ターンの下導体セグメントの端部に取り付けられたカップリング部材の先端を治具で引っ掛けて内周側に移動させながら第2ターンの下導体セグメントを押し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第2ターンの下導体セグメントの先端を第1ターンのカップリング部材の上端より上まで差し込んだ状態を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第2ターンの上導体セグメントの端部をカップリング部材に差し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第2ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第3ターンの上導体セグメントの端部を治具で引っ掛けて第3ターンから第8ターンの上導体セグメントを内周側に移動させる工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、治具で第3ターンの上導体セグメントの端部を治具で引っ掛けて内周側に移動させながら第3ターンの下導体セグメントを押し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第3ターンの上導体セグメントの端部を第2ターンのカップリング部材の上端より下まで差し込んだ状態を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第3ターンの上導体セグメントの端部をカップリング部材に差し込む工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第3ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第4ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第5ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。 ステータコイルの製造工程を示す図であって、第8ターンのカップリング部材をカシメ加工治具でカシメ加工する工程を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態のステータコイル20の製造方法について説明する。図1に示すように、本実施形態のステータコイル20の製造方法は、ステータコア11の上端面12の側からスロット18に挿入される上導体セグメント40の先端45と、ステータコア11の下端面13の側からスロット18に挿入される下導体セグメント30の先端35とを、カップリング部材50を介してスロット18の中で接続するものである。なお、実際のステータ10は、多数の上導体セグメント40、下導体セグメント30を有しているが、図1では、見易さのために、ごく一部の上導体セグメント40、下導体セグメント30のみを図示している。ここで、上端面12の側、下端面13の側、上導体セグメント40、下導体セグメント30は、それぞれ請求項1に記載の軸方向一端側、軸方向他端側、一方側導体セグメント、他方側導体セグメントに対応する。
ステータコア11は、略円環状のヨーク14と、ヨーク14の内周面から径方向内側に突出する複数のティース16とで構成される。周方向に隣接するティース16間には、ステータコイル20の一部が収容される空間であるスロット18が形成されている。ステータコア11は、例えば、複数の電磁鋼板(例えばケイ素鋼板)を厚み方向に積層して作成される積層鋼板であってもよいし、絶縁被覆された磁性粒子をプレス成形してなる圧粉磁芯であってもよい。
ステータコイル20は、上導体セグメント40、下導体セグメント30をステータコア11のティース16に巻回するように接続して構成される。ステータコイル20の結線態様および巻回態様は、回転電機の仕様に応じて、適宜、選択されればよく、分布巻で巻回されてもよいし、集中巻で巻回されてもよい。以下、本実施形態では、ステータコイル20は分布巻でティース16に巻回するものとして説明する。
図1に示すように、上導体セグメント40は、略U字状に成形された複数の上導体セグメント41で構成されている。
図2に示すように、上導体セグメント41は、銅などの導電性材料からなる平角線の表面を絶縁被覆して、略U字状に曲げ成形したものである。上導体セグメント41は、互いに平行な長脚部43と、長脚部43よりも短い短脚部44と、各脚部43、44を接続する山形の接続部42とで構成される。長脚部43、短脚部44の各端部の各先端45は絶縁被覆が剥離され、カップリング部材50に差し込まれるように外形寸法が他の部分よりも小さくなっている。各先端45の一方の面には、カシメ接続用の溝46が形成されている。
下導体セグメント30は、図3に示すように、上導体セグメント41と同様、略U形に折り曲げ成形され、長脚部33と短脚部34と接続部32とを含む複数の下導体セグメント31と、図1に示すように、スロット18の最外周側に差し込まれる2つの短脚部37を有する下導体セグメント39と、スロット18の最内周に差し込まれる2つの長脚部33を有する下導体セグメント(図示せず)で構成される。
上導体セグメント41と同様、長脚部33、短脚部34,37の各端部の各先端35は、絶縁被覆が剥離され外形寸法が他の部分よりも小さくなっている。各先端35の一方の面には、カシメ接続用の溝36が形成されている。各先端35には、カップリング部材50が取り付けられている。
上導体セグメント41の長脚部43と短脚部44とは上側からスロット18に挿入されて下側からスロット18に挿入される下導体セグメント31,39の短脚部34,37、長脚部33とカップリング部材50を介して接続される。また、各接続部42,32は、ステータコア11の上端面12、下端面13より突出してコイルエンドを形成する。したがって、長脚部33,43と短脚部34,44の長さは、合計がスロット18の軸方向長さと略同様となるような長さとなっている。また、長脚部33,43の長さは短脚部34,44の長さよりもカップリング部材50の長さ分だけ長くなっている。このため、図1に示すように半径方向に隣接するカップリング部材50は軸方向の位置がずれて配置される。
図4に示すように、カップリング部材50は銅などの導電性材料の四角筒状部材である。外表面は、各導体セグメント30,40と同様、絶縁被覆されている。カップリング部材50の内径寸法は、各導体セグメント30,40の各先端35,45の外形寸法よりもわずかに小さくなっている。このため、各先端35,45をカップリング部材50に差し込むとカップリング部材50は各先端に嵌合する。また、カップリング部材50の外形寸法は、各導体セグメント30,40の外形寸法と略同一となっている。このため、各先端35,45をカップリング部材50に差し込むとカップリング部材50の外表面と各導体セグメント30,40の各脚部33,34,37,43,44の外表面とは略同一面となる。
図5に示すように、カップリング部材50を各先端35,45に差し込んだ状態では、各先端35,45に形成されたカシメ接続用の溝36,46とカップリング部材50の内面との間には隙間が開いた状態となっている。カシメ接続用の溝36,46の幅はW1であり、深さはDとなっている。溝36,46の位置に対応するカップリング部材50の外面を図8に示すカシメ加工治具65の幅W2のパンチ67で押圧すると溝36,46の位置に対応するカップリング部材50の部分が溝36,46の中に入り込む。これによってカップリング部材50が各先端35、45の外面を締め付け、各先端35,45とカップリング部材50とが強固に接合される。
次に図7を参照しながら、各導体セグメント30,40の接続について説明する。図7は、図1に示すように周方向に離れた2つのスロット18A、18Bに挿入される各導体セグメント30,40とその接続状態を示す図である。図7では、2つのスロット18A,18Bに長脚部33,43と短脚部34,44とがそれぞれ挿入される導体セグメントには、30番台、40番台の符号を付し、スロット18Aに長脚部33,43または短脚部34,44のいずれか一方が挿入される導体セグメントには130番台、140番台の符号を付し、スロット18Bに長脚部33,43または短脚部34,44のいずれか一方が挿入される導体セグメントには230番台、240番台の符号を付して区別する。また、以下の説明では、スロット18A,18Bの外周側から内周側に向かってステータコイル20のターン数を数えることとする。したがって、最外周側の導体セグメントは第1ターンを構成する導体セグメントとなり、最内周側の導体セグメントは第8ターンを構成する導体セグメントとなる。更に、各導体セグメントには、外周側から内周側に向かう順番にa~dの符号をして各導体セグメントを区別する。なお、以下に説明する実施形態では、スロット18A,18Bの最外周に挿入される下導体セグメント39は2つの短脚部37を有し、最内周に挿入される下導体セグメント31dは、2つの長脚部33cを有するものとして説明する。
図7に示すように、スロット18Aとスロット18Bの最外周には、下側から下導体セグメント39の短脚部37が挿入されている。スロット18Aの最外周の上側からは上導体セグメント141aの長脚部143aが挿入されており、スロット18Aの中で下導体セグメント39の短脚部37とカップリング部材50によって接続されている。
また、スロット18Bの最外周の上側からは上導体セグメント41aの長脚部43aが挿入されており、スロット18Bの中で下導体セグメント39の短脚部37とカップリング部材50によって接続されている。下導体セグメント39の短脚部37と、上導体セグメント141aの長脚部143aと、上導体セグメント41aの長脚部43aと、はスロット18A、18Bの第1ターンを構成する。
上導体セグメント41aの短脚部44aは、上導体セグメント141aの長脚部143aの内周側に隣接するようにスロット18Aの上側から挿入される。また、下導体セグメント39の短脚部37の内周側には、スロット18Aの下側から下導体セグメント31aの長脚部33aが挿入されてスロット18Aの中で上導体セグメント41aの短脚部44aとカップリング部材50で接続されている。
また、スロット18Bの外周から二段目には、上側から上導体セグメント241aの短脚部244aが挿入され、下側から下導体セグメント231aの長脚部233aが挿入されてスロット18Bの内部でカップリング部材50で接続されている。
上導体セグメント41aの短脚部44aと、下導体セグメント31aの長脚部33aと、上導体セグメント241aの短脚部244aと、下導体セグメント231aの長脚部233aとは第2ターンを構成する。
下導体セグメント31aの短脚部34aは、スロット18Bの下導体セグメント231aの長脚部233aの内周側に挿入され、上導体セグメント241aの短脚部244aの内周側に挿入される上導体セグメント41bの長脚部43bとカップリング部材50で接続される。また、スロット18Aの上導体セグメント41aの短脚部44aの内周側には上側から上導体セグメント141bの長脚部143bが挿入され、下導体セグメント31aの長脚部33aの内周側には、下導体セグメント131aの短脚部134aが挿入されてカップリング部材50で接続される。下導体セグメント31aの短脚部34aと、上導体セグメント41bの長脚部43bと、上導体セグメント141bの長脚部143bと、下導体セグメント131aの短脚部134aとは第3ターンを構成する。
このように、スロット18Aには、上側から上導体セグメント41a~41dの各短脚部44a~44dと、上導体セグメント141a~141dの各長脚部143a~143dが半径方向に交互に挿入されている。また、スロット18Aの下側の最外周には、下側から下導体セグメント39の短脚部37が挿入され、その内周側には下側から下導体セグメント31a~31dの各長脚部33a~33dと下導体セグメント131a~131cの各短脚部134a~134cが半径方向に交互に挿入されている。
また、スロット18Bには、上側から上導体セグメント41a~41dの各長脚部43a~43dと、上導体セグメント241a~241dの各短脚部244a~244dが半径方向に交互に挿入されている。また、スロット18Bの下側の最外周には、下側から下導体セグメント39の短脚部37が挿入され、その内周側には下導体セグメント231a~231cの各長脚部233a~233cと下導体セグメント31a~31cの各短脚部34a~34cとが半径方向に交互に挿入されている。また、スロット18Bの下側の最内周には、下側から下導体セグメント31dの長脚部33dが挿入されている。
このように、各長脚部と各短脚部とが半径方向に交互に配置され、先に説明したように、長脚部33,43の長さは短脚部34,44の長さよりもカップリング部材50の長さ分だけ長くなっているので、図7に示すように半径方向に隣接するカップリング部材50は全て軸方向の位置がずれて配置される。
次に図8から図25を参照しながら、図7に示すように導体セグメントを接続して構成されるステータコイル20の製造工程について説明する。図8から図25は、先に図7を参照して説明したスロット18A、18Bに同時に導体セグメントを挿入する状態を示している。
図8に示す押し込み治具60は、半径方向に出し入れ可能なアーム61を備えており、ステータコア11の中心軸19に沿って上下方向に移動可能である。アーム61の先端には上下方向に延びる爪62が設けられている。爪62は各導体セグメント30,40の先端35,45或いはカップリング部材50の先端を引っ掛けて各導体セグメント30,40を内周側に移動させることができる。また、押し込み治具60は、アーム61の半径方向外側で各導体セグメント30,40の軸方向への移動をガイドすることができる。
図8に示すカシメ加工治具65は、半径方向に出し入れ可能なアーム66を備えており、ステータコア11の中心軸19に沿って上下方向に移動可能である。アーム66の先端には、カシメ加工を行うパンチ67が取り付けられている。
以下の説明では、図示しない制御部が各導体セグメント30,40の移動や押し込み治具60、カシメ加工治具65を動作させるものとして説明する。なお、これに限らず、作業員がマニュアルで各導体セグメント30,40の移動や各治具60、65を動作させるようにしてもよい。
図8は、上導体セグメント40、下導体セグメント30を図7を参照して説明した接続順に並べて各導体セグメント30,40の先端35,45の側の一部をスロット18A、18Bに挿入する挿入工程が終了した状態を示している。先に図7を参照して説明したように、スロット18Aの上側には、上導体セグメント41a~41dの短脚部44a~44dと上導体セグメント141a~141dの長脚部143a~143dとが半径方向に交互に配置されている。同様に、スロット18Bの上側には、上導体セグメント41a~41dの長脚部43a~43dと上導体セグメント241a~241dの短脚部244a~244dとが半径方向に交互に配置されている。また、スロット18Aの下側の最外周には、下導体セグメント39の短脚部37と、下導体セグメント31a~31dの各長脚部33a~33dと下導体セグメント131a~131cの各短脚部134a~134cとが半径方向に交互に配置されている。更に、スロット18Bの下側の最外周には下導体セグメント39の短脚部37が配置され、その内周側には、下導体セグメント231a~231dの各長脚部233a~233cと下導体セグメント31a~31cの各短脚部34a~34cとが半径方向に交互に配置され、スロット18Bの下側の最内周には、下導体セグメント31dの長脚部33dが配置されている。また、図8の状態では、各導体セグメント30,40の各先端35,45に設けられたカシメ接続用の溝36,46は内周側に向かうように配置されている。
図8に示すようにスロット18A、18Bには、上下からそれぞれ8本の導体セグメントが挿入される。各導体セグメントは、外周側から内周側に向かってそれぞれステータコイル20の第1ターンから第8ターンを構成する。
図9に示すように、制御部は、押し込み治具60をステータコア11の内周の中に上昇させると共にアーム61を半径方向に伸ばし、アーム61の先端下側の爪62でスロット18A、18Bに下側から挿入されている第2ターンの下導体セグメント31a,231aの長脚部33a,233aの先端35に取り付けられているカップリング部材50の先端を引っ掛けて、図9中に太黒矢印で示すように、第2ターンから第8ターンを構成する各導体セグメント30,40を内周側に移動させる。これにより、スロット18A、18Bの最外周に下側から挿入されている下導体セグメント39の短脚部37との間に僅かに隙間が出来る。
図10に示すように、制御部はこの状態を保ったまま、第1ターンを構成する下導体セグメント39を所定の組み付け位置まで挿入方向である上方向に押し込んでいく(押し込み工程)。第2ターンから第8ターンを構成する各導体セグメント30,40を内周側に移動しているので、下導体セグメント39の短脚部37の先端35に取り付けられているカップリング部材50の先端が第2ターンを構成する下導体セグメント31a,231aの各長脚部33a,233aの先端35に取り付けられている各カップリング部材50の下側端面にぶつかることない。このため、制御部は、下導体セグメント39の短脚部37を所定の組み付け位置までスムーズに押し込んでいくことができる。
この際、下導体セグメント39の2つの短脚部37は接続部32を介してU字型に接続されているので、スロット18A,18Bに挿入されている下導体セグメント39の2つ短脚部37は、同時に上方向に移動する。
このように、各導体セグメント30,40を押し込む際に、組み付けの終了している外周側の各導体セグメント30,40又はカップリング部材50と、その内周側に組み付ける各導体セグメント30,40の先端35,45に取り付けられているカップリング部材50とがぶつかることを抑制でき、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
図11に示すように、制御部は所定の組み付け位置まで下導体セグメント39の短脚部37を押し込んだら、押し込み治具60を上方向に移動させて爪62とカップリング部材50との係合を開放する。これにより、第2ターンから第8ターンを構成する各導体セグメント30,40は半径方向外側に若干移動して当初の位置に戻る。
図12に示すように、制御部は、押し込み治具60のアーム61の上下方向の高さを長脚部43a,143aと短脚部37とをそれぞれを接続するカップリング部材50の位置に調整した後、アーム61を半径方向外側に伸ばしてスロット18A,18Bの内面とアーム61の先端との間に上導体セグメント41a,141aの長脚部43a,143aを軸方向にガイドする隙間を形成する。そして、制御部は、上側から上導体セグメント41aの長脚部43aと上導体セグメント141aの長脚部143aとを下方向に移動させ、各長脚部43a,143aの先端45をカップリング部材50の内側に差し込む。
先に説明したように、カップリング部材50の内側の寸法は先端45の外形寸法よりも僅かに小さいので、先端45をカップリング部材50に差し込むと先端45とカップリング部材50とは嵌合する。したがって、差し込みの際の長手方向に反力が掛かり、長脚部43a,143aの先端45が座屈する可能性がある。しかし、本実施形態の製造方法では、先端45の差し込みの際にアーム61の先端とスロット18A,18Bの内面とで長脚部43a、143aを軸方向にガイドするので、差し込みの際に長脚部43a、143aが座屈することを抑制できる(差し込み工程、接続工程)。
なお、第2ターンを構成する上導体セグメント41aの長脚部43aを下方向に移動させるとU字型に接続されて第3ターンを構成する上導体セグメント41aの短脚部44aも一緒に下方向に移動する。同様に第3ターンを構成する上導体セグメント241aの短脚部244aも一緒に下方向に移動する。
図13に示すように、制御部は、カシメ加工治具65を下降させ、アーム66を半径方向に伸ばし、先端のパンチ67で先端45の溝46に対応するカップリング部材50の外面を押圧して先に図6、図7を参照して説明したようにカシメ接続する(接続工程)。この際、カップリング部材50の外周側の面はスロット18A,18Bの内面で半径方向に保持される。このように、カシメ加工によりカップリング部材50で各先端35,45を接続するので、各導体セグメント30,40の接合信頼性を向上させることができ、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
図14に示すように、制御部は、第2ターンを構成する下導体セグメント31a,231aの長脚部33a,233aの先端35に取り付けられたカップリング部材50の上側の端部を押し込み治具60のアーム61の先端の爪62で引っ掛けて、内周方向に移動させる。そして、制御部は、この状態を保ったまま下導体セグメント31a,231aと押し込み治具60を上方向に移動させる。
そして、図15に示すように、下導体セグメント31a,231aのカップリング部材50の上端が外周側に隣接する上導体セグメント41a,141aの長脚部43a、143aの側面まで移動したら、押し込み治具60のアーム61を半径方向に短縮する。これにより、下導体セグメント31a,231aのカップリング部材50が上導体セグメント41a,141aのカップリング部材50の下端面とぶつかることを抑制して組み付け不良の発生することを抑制することができる。
図16に示すように、制御部は、押し込み治具60のアーム61の上下方向の高さを短脚部44a,244aと長脚部33a,233aとをそれぞれを接続するカップリング部材50の位置に調整した後、アーム61を半径方向外側に伸ばして先に接続した外周側の長脚部43a,143aの内周側の面とアーム61の先端との間に上導体セグメント41a,141aの短脚部44a,244aを軸方向にガイドする隙間を形成する。そして、制御部は、上側から上導体セグメント41aの短脚部44aと上導体セグメント241aの短脚部244aとを下方向に移動させ、各短脚部44a,244aの先端45をカップリング部材50の内側に差し込む。これにより、各短脚部44a,244aが座屈することを抑制できる。
図17に示すように、制御部は、先に説明したのと同様、カシメ加工治具65でカップリング部材50の外面を押圧してカシメ接続する(接続工程)。
図18に示すように、制御部は、第3ターンを構成する上導体セグメント41b,141bの長脚部43b,143bの各先端45を押し込み治具60のアーム61の先端の爪62で引っ掛けて内周側に移動させる。
そして、制御部は、図19に示すように、この状態を保ったまま、押し込み治具60を下降させると共に、上導体セグメント41b,141bを下側に押し込んでいく。なお、この際、第4ターンを構成する上導体セグメント41b,241bの短脚部44b,244bも一緒に下方向に移動する。
図20に示すように、制御部は、上導体セグメント41b,141bの長脚部43b,143bの表面が外周側のカップリング部材50の上端よりも下に来たら押し込み治具60のアーム61を短縮する。これにより、上導体セグメント41b,141bの長脚部43b,143bがカップリング部材50の端面にぶつかることを抑制して組み付け不良の発生することを抑制できる。
図21に示すように、制御部は、先に説明したのと同様、押し込み治具60のアーム61で上導体セグメント41b,141bの長脚部43b,143bを軸方向にガイドしながらカップリング部材50に差し込み、図22に示すようにカシメ接続をおこない第3ターンの組み付けを終了する。
以下同様に、図23~25に示すように、第2ターンの組み付けと同様の方法で第4ターン、第6ターン、第8ターンを構成する各導体セグメント30,40を組み付け、第3と同様の方法で第5ターン、第7ターンを構成する各導体セグメント30,40を組み付けると図7に示すようなステータコイル20が完成する。
以上説明したように、本実施形態によるステータコイル20の製造方法は、内周側の各導体セグメント30,40を内周方向に移動させて外周側の各導体セグメント30,40を外周側から順番に接続するので、各導体セグメント30,40を押し込む際に、組み付けの終了している外周側の各導体セグメント30,40又はカップリング部材50と、その内周側に組み付ける各導体セグメント30,40の先端35,45に取り付けられているカップリング部材50とがぶつかることを抑制でき、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
また、本実施形態によるステータコイル20の製造方法は、組み付けの終了している外周側の各導体セグメント30,40又はカップリング部材50の表面或いはスロット18の内面と押し込み治具60のアーム61の先端とで、後で組み付ける内周側の各導体セグメント30,40の先端35,45又はカップリング部材50を軸方向にガイドして各導体セグメント30,40の先端35,45をカップリング部材50に差し込むことができる。これにより、差し込みの際にカップリング部材50又は各導体セグメント30,40の先端35,45が座屈することを抑制でき、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
更に、本実施形態におけるステータコイル20の製造方法は、半径方向に隣接するカップリング部材50は全て軸方向の位置がずれるように組みつけられるので、接続対象の各導体セグメント30,40の端部が組み付けの終わった内周側の各導体セグメント30,40によって覆われず内周側から接合部に常にアクセスできるので、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
更に、本実施形態のステータコイル20の製造方法は、カシメ加工によってカップリング部材50と各導体セグメント30,40の各先端35,45を接続するので、接続信頼性が向上し、各導体セグメント30,40の組み付け不良を低減することができる。
10 ステータ、11 ステータコア、12 上端面、13 下端面、14 ヨーク
16、ティース、18,18A,18B スロット、19 中心軸、20 ステータコイル、30,31,39 下導体セグメント、32,42 接続部、33,43 長脚部、34,37,44 短脚部、35,45 先端、40,41 上導体セグメント、50 カップリング部材、60 押し込み治具、61,66 アーム、62 爪、65 カシメ加工治具、67 パンチ。

Claims (5)

  1. 複数のスロットを有するステータコアの軸方向一端側から前記スロットに挿入される一方側導体セグメントの端部と前記ステータコアの軸方向他端側から前記スロットに挿入される他方側導体セグメントの端部とを、カップリング部材を介して前記スロット内で接続するステータコイルの製造方法であって、
    前記カップリング部材は前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部のいずれか一方に取り付けられて、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部と共に前記スロットに挿入され、
    前記一方側導体セグメントの一部分または前記他方側導体セグメントの一部分を前記スロットに挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部、或いは、前記カップリング部材の端部を前記ステータコアの内周側に移動させた状態で、前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを挿入方向に押し込む押し込み工程と、
    前記押し込み工程の後、前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とをカップリング部材を介して接続する接続工程と、を含み、
    前記押し込み工程と前記接続工程とが、前記ステータコアの外周側から順番に実行されること、を特徴とするステータコイルの製造方法。
  2. 請求項1に記載のステータコイルの製造方法であって、
    前記押し込み工程は、
    前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを所定の位置まで挿入方向に押し込むものであり、
    前記接続工程は、
    前記押し込み工程の後、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部、或いは、前記カップリング部材を治具で軸方向にガイドした状態で、前記一方側導体セグメントまたは前記他方側導体セグメントを挿入方向に移動させて前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記カップリング部材の中に差し込んで、前記カップリング部材を介して前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とを接続すること、
    を特徴とするステータコイルの製造方法。
  3. 請求項1に記載のステータコイルの製造方法であって、
    前記接続工程は、
    前記カップリング部材と半径方向に隣接する他の前記カップリング部材との軸方向の位置をずらして前記一方側導体セグメントの端部と前記他方側導体セグメントの端部とを接続すること、
    を特徴とするステータコイルの製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のステータコイルの製造方法であって、
    前記接続工程は、
    前記カップリング部材を前記ステータコアの内周側から外周側に向かって押圧して前記一方側導体セグメントの端部または前記他方側導体セグメントの端部にカシメ接続すること、
    を特徴とするステータコイルの製造方法。
  5. 請求項1又は2に記載のステータコイルの製造方法であって、
    前記一方側導体セグメントの端部および前記他方側導体セグメントの端部はカシメ接続用の溝を有し、
    前記挿入工程は、
    前記溝が前記ステータコアの内周側となるように、前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記スロットに挿入するものであり、
    前記接続工程は、
    前記一方側導体セグメントの端部又は前記他方側導体セグメントの端部を前記カップリング部材に差し込み、前記溝の位置に対応する前記カップリング部材の部分を前記ステータコアの内周側から外周側に向かって押圧して前記溝に嵌合させてカシメ接続すること、
    を特徴とするステータコイルの製造方法。
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