JP7215910B2 - Mmse等化受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放送または通信等の無線伝送システムに使用可能なシングルキャリア方式の受信装置に関し、特に、シングルキャリアを周波数領域でチャネル等化する受信装置に関する。
従来、放送または通信等の固定伝送の無線伝送システムでは、一つの搬送波を用いるシングルキャリア方式と複数の搬送波を用いるマルチキャリアのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が広く用いられている。
近年、シングルキャリア方式の中でも、周波数領域でチャネル等化(伝搬路で生じた振幅及び位相の変化を元に戻す処理)を行うSC-FDE(Single Carrier-Frequency Domain Equalization:シングルキャリア周波数領域等化)方式が提案されている(例えば特許文献1、非特許文献1を参照)。
一般に、シングルキャリア方式は、マルチキャリアのOFDM方式と比較して、送信信号のピーク電力と平均電力の比であるPAPR(Peak to Average Power Ratio)が小さい。このため、シングルキャリア方式は、送信装置の出力段の電力増幅器における非線形特性による歪みに対し耐性が高く、同一の電力増幅器を用いた場合、マルチキャリアのOFDM方式よりも送信電力を大きくできるため、受信品質を向上させることが可能である。
また、SC-FDE方式は、マルチキャリアのOFDM方式のように周波数領域でチャネル推定及びチャネル等化をブロック単位で行うことにより、移動伝送の高速なチャネル変動に追従できる。このため、SC-FDE方式は、従来の時間領域でチャネル等化を行うシングルキャリア方式よりも移動伝送に適している。また、SC-FDE方式では、マルチキャリアのOFDM方式のようにガードインターバル(GI)を設けて、マルチパス環境におけるブロック間干渉を防ぐことができる。
すなわち、SC-FDE方式は、電力増幅器の高効率運用と移動伝送への適用が可能であることから、小型で低消費電力が求められる移動伝送装置に適した変調方式である。
SC-FDE方式を用いる受信装置は、受信信号に対しブロックの先頭を検出するブロック同期を行い、受信信号からチャネル推定用のパイロット信号となるUW(ユニークワード、送受信装置間で既知の固定パターンの信号)及びデータを抽出する。
そして、受信装置は、UW及びデータを時間領域から周波数領域にフーリエ変換し、チャネル推定及びチャネル等化の処理を行う。その後、受信装置は、チャネル等化後のデータを逆フーリエ変換により時間領域の信号に戻し、シンボル判定等の処理を行う。
チャネル等化の処理には、ZF(Zero-Forcing:ゼロフォーシング)基準またはMMSE(Minimum Mean Square Error:最小平均二乗誤差)基準が主に用いられている。
ZF基準によるチャネル等化の処理を式(1)に示し、MMSE基準によるチャネル等化の処理を式(2)に示す。
Figure 0007215910000001
Figure 0007215910000002
ここで、X^ZF(f)は、ZF基準によるチャネル等化後の信号、X^MMSE(f)は、MMSE基準によるチャネル等化後の信号を示す。fは、周波数領域のサンプリングポイント、Y(f)は、チャネル等化対象の受信信号、H(f)は、推定したチャネル(伝送路特性)、S/Nは、SN比(信号対雑音比)を示す。
ZF基準は、周波数領域において、受信信号を伝送路特性で除算することで等化を行うが、同時に付加された雑音も伝送路特性によって除算される。このとき、伝送路特性の絶対値が非常に小さい値である場合、雑音が大きくなる雑音強調が発生してしまう。
MMSE基準は、ZF基準での雑音強調を軽減するため、雑音も考慮した等化方法であり、ZF基準よりも優れた等化性能を示す。一方で、MMSE基準では、伝送路特性だけでなく、雑音電力及び信号電力も求める必要がある。
また、伝送路特性を推定するために用いるパイロット信号については、その他の信号よりも振幅比すなわち電力比を高くする処理(ブースト処理)を行うことで、所要C/N(搬送波対雑音比)が改善することも知られている(例えば非特許文献2を参照)。
特許第5624527号公報
D.Falconer, et al.,"Frequency domain equalization for single-carrier broadband wireless systems", IEEE Commun. Mag., Vol.40, pp.58-66, April 2002. 山岸、松崎、伊藤、鴨田、今村、濱住、"SC-FDE方式におけるパイロット信号のブースト比の検討"、電子情報通信学会総合大会講演論文集、B-5-94、2018
一般に、MMSE基準のチャネル等化を行う場合、前記式(2)のS/Nとして、UWのSN比または送信信号全体のSN比が用いられる。
一方で、パイロット信号であるUWのブースト比が振幅比または電力比で1より大きい場合、すなわちUWにブースト処理が行われた場合、データ信号のSN比、UWのSN比及び送信信号全体のSN比は、互いに異なる値になってしまう。
このため、UWにブースト処理が行われ、MMSE基準にて、UWのSN比または送信信号全体のSN比を用いてチャネル等化を行う場合には、データ信号のチャネル等化の精度が不十分になる。
つまり、UWにブースト処理が行われると、UWのSN比及び送信信号全体のSN比は、本来用いるべきデータ信号のSN比に対しずれてしまうため、UWのブースト処理による所要C/Nの低減効果が十分でなくなるという課題があった。
ここで、MMSE基準のチャネル等化を行う際に、データ信号の正確なSN比を用いることができれば、チャネル等化の精度が向上し、結果として所要C/Nの低減効果を十分に得ることができる。しかしながら、データ信号からSN比を直接算出することが困難であるため、MMSE基準にてチャネル等化を行う際に、データ信号のSN比を用いることができない。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、SC-FDE方式において、パイロット信号であるUWにブースト処理が行われている場合に、データ信号の正確なSN比を求めてMMSE基準のチャネル等化精度を向上させ、所要C/Nを低減可能なMMSE受信装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1のMMSE受信装置は、ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、を備え、前記SN補正部が、前記UWの予め設定されたブースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求める除算手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2のMMSE受信装置は、ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、を備え、前記SN補正部が、ースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求め、前記ブースト比として、前記データが複数種類の情報から構成される場合のそれぞれの情報のブースト比から求めた平均値を、前記データの平均ブースト比とした場合に、前記UWの既知のブースト比を前記データの平均ブースト比で除算して得られた値を用いる、ことを特徴とする。
また、請求項3のMMSE受信装置は、ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、前記周波数領域等化部により前記チャネル等化が行われた前記データが逆フーリエ変換され、当該逆フーリエ変換により求めた時間領域の信号をシンボル判定し、当該シンボル判定により得られたシンボルと理想信号点との間のずれを算出し、当該ずれをMERまたはEVMの歪み情報に変換するシンボル判定部と、を備え、前記SN補正部が、前記シンボル判定部により変換された前記歪み情報が前記MERの場合、当該MERが最大となるようにブースト比を設定し、前記歪み情報がEVMの場合、当該EVMが最小となるように前記ブースト比を設定するブースト比設定手段と、前記ブースト比設定手段により設定された前記ブースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求める除算手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4のMMSE受信装置は、請求項1から3までのいずれか一項に記載のMMSE受信装置において、前記SN測定部が、1ブロック前の後方の前記UWを第1のUWとし、これに連続するブロックの先頭の前記UWを第2のUWとして、前記第1のUW及び前記第2のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を平均信号電力及び平均雑音電力の加算電力として求め、前記第1のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を第1の平均電力として求め、前記第2のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を第2の平均電力として求め、前記第1の平均電力及び前記第2の平均電力に基づいて、前記平均雑音電力を求め、前記加算電力及び前記平均雑音電力に基づいて、前記平均信号電力を求め、前記平均雑音電力及び前記平均信号電力に基づいて、前記UWのSN比を求める、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、SC-FDE方式において、パイロット信号であるUWにブースト処理が行われている場合に、データ信号の正確なSN比を求めることができる。これにより、データ信号のSN比を用いてMMSE基準のチャネル等化を行うことで、チャネル等化の精度が向上し、結果として、所要C/Nを低減することが可能となる。
送信装置の構成例を示すブロック図である。 SC-FDEブロックの構成例を説明する図である。 本発明の実施形態による受信装置の構成例を示すブロック図である。 フェージングにより歪んだ時間領域のSC-FDEブロックのシンボルに対し、UWのSN比を測定する処理を説明する図である。 SN補正部の第1構成例を示すブロック図である。 SN補正部の第1構成例の処理例を示すフローチャートである。 SN補正部の第2構成例を示すブロック図である。 SN補正部の第2構成例の処理例を示すフローチャートである。 SN補正部の第3構成例を示すブロック図である。 SN補正部の第3構成例の処理例を示すフローチャートである。 シミュレーション結果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明は、パイロット信号であるUWが連続して伝送されることを利用してUWのSN比を求め、UWのSN比及び所定のブースト比に基づいてデータ信号のSN比を求め、データ信号のSN比を用いて、MMSE基準のチャネル等化を行うことを特徴とする。
〔送信装置〕
まず、送信装置について説明する。送信装置は、受信側において周波数領域でチャネル等化が行われるシングルキャリア方式を用いた装置である。データ部分の変調方式としては、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、DBPSK(Differential BPSK)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK、16APSK(16 Amplitude and Phase Shift Keying)、32APSK、64APSK、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)、32QAM、64QAM等の任意のマッピングが用いられる。また、パイロット信号であるUWに対し、ブースト処理が行われるものとする。
図1は、送信装置の構成例を示すブロック図である。この送信装置1は、SC-FDE方式の無線伝送システムに用いる装置である。送信装置1は、送信前処理部11、マッピング部12、UW(ユニークワード)生成部13、SC(シングルキャリア)ブロック構成部14、帯域制限フィルタ部15、直交変調部16、DA(デジタルアナログ)変換部17、周波数変換部18、電力増幅部19及び送信アンテナ20を備えている。
送信前処理部11は、送信対象の情報ビット系列(データ)を入力し、情報ビット系列に対しエネルギー拡散処理、誤り訂正処理及びインタリーブ処理等の前処理を行い、符号化ビット系列を生成する。そして、送信前処理部11は、符号化ビット系列をマッピング部12に出力する。この前処理は、任意のエネルギー拡散処理、誤り訂正処理及びインタリーブ処理等を適用することができる。
ここでの情報ビット系列は、伝送制御情報、映像信号、音声信号及びその他任意の情報であり、送信前処理部11は、これらの情報に対し、それぞれ同一または異なる処理を行うようにしてもよい。また、後段のマッピング部12は、これらの情報に対し、それぞれ同一または異なるマッピングの方式を選択するようにしてもよい。
マッピング部12は、送信前処理部11から符号化ビット系列を入力し、32APSK等のマッピングを行い、マッピングされたデータシンボル(データ信号)をSCブロック構成部14に出力する。
UW生成部13は、パイロット信号であるUWを生成し、UWをSCブロック構成部14に出力する。UWは、当該送信装置1及び後述する受信装置2の間で既知の固定パターンデータであり、時間領域及び周波数領域において、振幅が一定かつ周期的自己相関特性に優れたCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto-Correlation:定振幅零自己相関)系列、例えばZadoff-Chu系列が用いられる。
SCブロック構成部14は、マッピング部12からデータシンボルを入力すると共に、UW生成部13からUWを入力する。そして、SCブロック構成部14は、データシンボルの所定位置にUWを挿入し、後述する図2に示すSC-FDEブロックを構成し、SC-FDEブロック系列として帯域制限フィルタ部15に出力する。
ここで、SCブロック構成部14は、SC-FDEブロックを構成する際に、予め設定されたUWのブースト比bstに従い、データシンボルの平均振幅または平均電力を基準にして、UWの平均振幅または平均電力を大きくするブースト処理を行う。これにより、後述する受信装置2において、チャネル推定精度を向上させることができる。
例えば、UWのブースト比bstとして振幅基準で1.4の値が予め設定されている場合、SCブロック構成部14は、UWの平均振幅がデータシンボルの平均振幅の1.4倍となるように、UWに対してブースト処理を行う。これにより、UWの平均振幅はデータシンボルの平均振幅の1.4倍となり、そのときのUWの平均電力はデータシンボルの平均電力の1.42倍となる。
図2は、SC-FDEブロックの構成例を説明する図である。SC-FDEブロックは、データシンボルの前後にUWが挿入されて構成され、先頭のUW、データシンボル及び後方のUWの順番となる。SC-FDEブロックを連続して構成したSC-FDEブロック系列においては、第1のSC-FDEブロックに含まれる後方のUWと、これに続く第2のSC-FDEブロックに含まれる先頭のUWとが時間的に連続することとなる。つまり、2つのUWが、2つのデータシンボルの間に連続して挿入される。
SC-FDEシンボルの長さは2304シンボルであり、UWの長さは256シンボルであり、データシンボルの長さは1792シンボルである。等化対象は、データシンボル及び後ろのUWであり、その長さは2048シンボルである。ここで、各シンボルの長さは一例であり、UWの長さ、及び等化対象のデータシンボル及び後ろのUWの長さは、2の累乗であれば任意の長さとすることが可能である。
図1に戻って、帯域制限フィルタ部15は、SCブロック構成部14からSC-FDEブロック系列を入力し、SC-FDEブロック系列に対し、フィルタ処理の帯域制限により波形整形を行い、SC-FDEブロック系列を2倍にアップサンプリングする。そして、帯域制限フィルタ部15は、波形整形後のSC-FDEブロック系列を直交変調部16に出力する。帯域制限フィルタ部15としては、一般にルートロールオフフィルタが用いられる。
直交変調部16は、帯域制限フィルタ部15から波形整形後のSC-FDEブロック系列を入力し、波形整形後のSC-FDEブロック系列に対し直交変調処理を行い、アパーチャ補正処理を行う。そして、直交変調部16は、直交変調及びアパーチャ補正後のデジタル信号をDA変換部17に出力する。アパーチャ補正処理は、後段のDA変換部17におけるデジタル/アナログ変換によるアパーチャ効果を補正するための処理である。
DA変換部17は、直交変調部16から直交変調及びアパーチャ補正後のデジタル信号を入力し、当該デジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号を周波数変換部18に出力する。
周波数変換部18は、DA変換部17からアナログ信号を入力し、アナログ信号の周波数を無線周波数に変換し、無線周波数の変調信号を電力増幅部19に出力する。
電力増幅部19は、周波数変換部18から無線周波数の変調信号を入力し、無線周波数の変調信号の電力が所定の電力になるように増幅する。そして、増幅された無線周波数の変調信号は、変調波の無線信号として送信アンテナ20を介して送信される。
このように、ブースト処理が行われたUWを含む変調波の無線信号が、送信装置1から後述する受信装置2へ送信される。
〔受信装置〕
次に、本発明の実施形態の受信装置について説明する。受信装置は、周波数領域においてMMSE基準のチャネル等化を行うシングルキャリア方式を用いた装置である。受信信号のデータ部分の変調方式としては、任意のマッピングが用いられたものとし、受信信号には、ブースト処理が行われたUWが含まれるものとする。
図3は、本発明の実施形態による受信装置の構成例を示すブロック図である。この受信装置2は、SC-FDE方式の無線伝送システムにおいて、MMSE基準のチャネル等化を行うMMSE受信装置である。受信装置2は、受信アンテナ21、周波数変換部22、AD(アナログデジタル)変換部23、直交復調部24、帯域制限フィルタ部25、ブロック同期部26、UWフーリエ変換部27、チャネル推定部28、フーリエ変換部29、SN測定部30、SN補正部31、周波数領域等化部32、逆フーリエ変換部33、シンボル判定部34及び復号部35を備えている。
尚、ここでは受信ブランチ数を1とするが、2以上としてもよい。受信ブランチ数が2以上の場合、ダイバーシチ合成が可能であるものとする。
受信装置2は、図1に示した送信装置1から送信された変調波の無線信号を、受信アンテナ21を介して受信する。変調波の無線信号には、ブースト処理が行われたUWが含まれる。
周波数変換部22は、受信アンテナ21を介して受信した変調波の無線信号の無線周波数を、中間周波数に変換し、中間周波数信号をAD変換部23に出力する。
AD変換部23は、周波数変換部22から中間周波数信号を入力し、中間周波数信号のアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号を直交復調部24に出力する。
直交復調部24は、AD変換部23からデジタル信号を入力し、デジタル信号に対し自動周波数制御を行い、周波数ずれを補正しながら直交復調処理を行い、直交復調した複素ベースバンド信号を生成する。そして、直交復調部24は、周波数補正後の複素ベースバンド信号を帯域制限フィルタ部25に出力する。
帯域制限フィルタ部25は、直交復調部24から周波数補正後の複素ベースバンド信号を入力し、周波数補正後の複素ベースバンド信号に対し、フィルタ処理による帯域制限を行う。そして、帯域制限フィルタ部25は、帯域制限後の複素ベースバンド信号をブロック同期部26に出力する。帯域制限フィルタ部25としては、一般にルートロールオフフィルタが用いられる。
ブロック同期部26は、帯域制限フィルタ部25から帯域制限後の複素ベースバンド信号を入力し、帯域制限後の複素ベースバンド信号に対し、UWの部分のIQ信号に基づいて、SC-FDEブロックの同期タイミングを検出する。そして、ブロック同期部26は、SC-FDEブロックにおける先頭のUWの部分に関する時間領域の信号を抽出すると共に、その後に続くデータシンボル及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号を抽出する。
ブロック同期部26は、1つのSC-FDEブロックにおいて、先頭のUWの部分に関する時間領域の信号をUWフーリエ変換部27に出力すると共に、データシンボル及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号をフーリエ変換部29に出力する。また、ブロック同期部26は、1ブロック前のSC-FDEブロックにおける後方のUW及びこれに続く先頭のUW(UWフーリエ変換部27へ出力する先頭のUWと同じUW)の部分に関する時間領域の信号をSN測定部30に出力する。
UWフーリエ変換部27は、ブロック同期部26から、SC-FDEブロックにおける先頭のUWの部分に関する時間領域の信号を入力し、先頭のUWの部分に関する時間領域の信号を周波数領域の信号にフーリエ変換する。そして、UWフーリエ変換部27は、先頭のUWの部分に関する周波数領域の信号をチャネル推定部28に出力する。
チャネル推定部28は、UWフーリエ変換部27から、SC-FDEブロックにおける先頭のUWの部分に関する周波数領域の信号を入力する。そして、チャネル推定部28は、当該周波数領域の信号に対し、既知のUWの周波数領域の信号を参照信号としてチャネル推定を行い、伝送路特性を求める。チャネル推定部28は、伝送路特性を周波数領域等化部32に出力する。
フーリエ変換部29は、ブロック同期部26から、SC-FDEブロックにおけるデータシンボル及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号を入力し、データシンボル及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号を周波数領域の信号にフーリエ変換する。そして、フーリエ変換部29は、データシンボル及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号を周波数領域等化部32に出力する。
SN測定部30は、ブロック同期部26から、SC-FDEブロックにおける1ブロック前の後方のUW及びこれに続く先頭のUWの部分に関する時間領域の信号を入力する。そして、SN測定部30は、UWが連続していることを利用して、2つのUWの部分に関する時間領域の信号に基づいて、UWの平均信号電力SUWave及び平均雑音電力NUWaveを求め、UWのSN比であるS/NUWを測定する。詳細については、後述する図4を用いて説明する。SN測定部30は、UWのSN比であるS/NUWをSN補正部31に出力する。
図4は、フェージングにより歪んだ時間領域のSC-FDEブロックのシンボルに対し、UWのSN比を測定する処理を説明する図である。上図は、フェージングにより歪んだ時間領域のSC-FDEブロックのシンボルを示し、下図は、連続するUWの部分の信号を拡大したものである。UW-1は、1ブロック前の後方のUWを示し、UW-2は、当該SC-FDEブロックにおける先頭のUWを示す。横軸は時間を示し、縦軸は電力を示す。
SN測定部30は、UW-1,2の信号から、予め設定された所定位置のaポイント分の信号を抽出し、各ポイントの電力を算出して加算し、aポイント分の総電力(SUW+NUW)を求める。そして、SN測定部30は、以下の式のとおり、aポイント分の総電力(SUW+NUW)をポイント数aで除算し、1ポイントあたりの平均電力である、UWの平均信号電力SUWave及び平均雑音電力NUWaveの加算電力(SUWave+NUWave)を求める。
Figure 0007215910000003
SN測定部30は、UW-1の信号から、予め設定された所定位置のbポイント分の信号(UW-1のbポイント分の信号)を抽出する。また、SN測定部30は、UW-2の信号から、UW-1のbポイント分の信号の位置に対して512ポイント離れた位置の信号(UW-2のbポイント分の信号)を抽出する。
ここで、UW-1,UW-2のそれぞれのポイント数は512である。図1に示した送信装置1において、SCブロック構成部14により構成されるSC-FDEブロックに含まれるUWの長さは、図2に示したとおり256シンボルである。そして、後段の帯域制限フィルタ部15において、SC-FDEブロック系列が2倍にアップサンプリングされることで、UWの長さは512シンボルとなる。このため、受信装置2のSN測定部30においては、UW-1,UW-2のそれぞれのポイント数は512である。
SN測定部30は、UW-1のbポイント分の信号において、各ポイントの電力を算出して加算し、bポイント分の総電力(S1bUW+N1bUW)を求める。そして、SN測定部30は、bポイント分の総電力(S1bUW+N1bUW)をポイント数bで除算し、UW-1の1ポイントあたりの平均電力を求める。
SN測定部30は、UW-2のbポイント分の信号において、各ポイントの電力を算出して加算し、bポイント分の総電力(S2bUW+N2bUW)を求める。そして、SN測定部30は、bポイント分の総電力(S2bUW+N2bUW)をポイント数bで除算し、UW-2の1ポイントあたりの平均電力を求める。
SN測定部30は、以下の式のとおり、UW-1の1ポイントあたりの平均電力からUW-2の1ポイントあたりの平均電力を減算し、UWの平均雑音電力NUWaveの2倍値(2NUWave)を求める。
Figure 0007215910000004
前記式(4)の右辺は、N1bUW-N2bUWとなる。雑音電力は正規分布をしているため、その分散は雑音電力に相当する。前記式(4)の演算結果が2NUWave=N1bUW-N2bUWとなるのは、正規分布の再生性により、互いに無相関な正規分布の減算結果の分散が、元の正規分布の分散同士を加算した値となるからである。正規分布の再生性については、以下のサイトを参照されたい。
“統計学 補足文書 10.正規分布の再生性”、山陽学園大学・山陽学園短期大学、[平成31年1月8日検索]、インターネット<URL:www.sguc.ac.jp/i/st/learning/statistics/hosoku/正規分布の再生性.pdf>
SN測定部30は、前記式(3)(4)から、UWの平均信号電力SUWave及び平均雑音電力NUWaveをそれぞれ算出し、以下の式のとおり、UWのSN比であるS/NUWを算出する。
Figure 0007215910000005
尚、UW-1,2の信号から抽出されるaポイント分の信号の位置は、UW-1,2の信号内であればどこでもよい。ポイント数のaは、UW-1,2の信号における全体のポイント数内で、できる限り大きいことが望ましい。また、UW-1,2の信号からそれぞれ抽出されるbポイント分の信号の位置は、512ポイント離れていれば、UW-1,2の信号内のどこでもよい。また、前述のとおり、各シンボルの長さは一例であり、UWの長さ、及び等化対象のデータシンボル及び後ろのUWの長さは、2の累乗であれば任意の長さとすることが可能であり、UW-1,2のポイント数はUWの長さの2倍であり、UW-2のbポイント分の信号を抽出する位置は、UWの長さの2倍と一致する。
図3に戻って、SN補正部31は、SN測定部30からUWのSN比であるS/NUWを入力する。SN補正部31は、後述する第3構成例の場合、さらに、シンボル判定部34から歪み情報(MER(Modulation Error Ratio:変調誤差比)またはEVM(Error Vector Magnitude:エラーベクトル振幅))を入力する。
SN補正部31は、S/NUW等を用いて(後述する第3構成例の場合は、S/NUW及び歪み情報等を用いて)、S/NUWからデータシンボルのSN比であるS/NDATAへの補正処理を行う。そして、SN補正部31は、データシンボルのSN比であるS/NDATAを周波数領域等化部32に出力する。
補正処理として、例えば、後述する第1構成例による処理、第2構成例による処理または第3構成例による処理が行われる。第1構成例による処理では、予め設定された既知のUWのブースト比bstを用いて、S/NUWをブースト比bst(または二乗値bst2)で除算することで、S/NUWをS/NDATAに補正する。予め設定された既知のUWのブースト比bstは、送信装置1と受信装置2の間で既知の値である。
ブースト比bstが電力基準の値である場合、ブースト比bstで除算が行われ、ブースト比bstが振幅基準の値である場合、二乗値bst2で除算が行われる。第1構成例の詳細については後述する。
第2構成例による処理では、データシンボルが複数種類の情報(伝送制御情報、映像信号、音声信号及びその他任意の情報)から構成されており、それぞれの情報のシンボルが個別にブーストされた場合を想定した処理である。この処理では、予め設定されたブースト比bst’を用いて、S/NUWをブースト比bst’(または二乗値bst’2)で除算することで、S/NUWをS/NDATAに補正する。
ブースト比bst’は、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを、予め設定されたデータシンボルの既知の平均ブースト比bstaで除算することで得られる。予め設定されたブースト比bst’及び予め設定されたデータシンボルの既知の平均ブースト比bstaも、UWの既知のブースト比bstと同様に、送信装置1と受信装置2の間で既知の値である。
尚、SN補正部31は、ブースト比bst’を演算するようにしてもよい。具体的には、SN補正部31は、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを、予め設定されたデータシンボルの既知の平均ブースト比(または、データシンボル及び図2に示した後方のUWにおける既知の平均ブースト比(1ポイントあたりのブースト比))bstaで除算し、ブースト比bst’を求める。
また、SN補正部31は、ブースト比bst’を演算する際に、予め設定された既知の平均ブースト比bstaを用いる代わりに、データシンボルの平均ブースト比(または、データシンボル及び後方のUWにおける平均ブースト比)bstaを演算するようにしてもよい。具体的には、SN補正部31は、データシンボルを構成するそれぞれの情報の既知のブースト比(または、データシンボルを構成するそれぞれの情報及び後方のUWにおける既知のブースト比)、及びそれぞれの情報のポイント数(または、それぞれの情報及び後方のUWにおけるポイント数)に基づいて、データシンボルの平均ブースト比(または、データシンボル及び後方のUWにおける平均ブースト比)bstaを求める。第2構成例の詳細については後述する。
第3構成例による処理では、歪み情報がMERの場合、MERが最大となるように、ブースト比bst’’を求め、歪み情報がEVMの場合、EVMが最小となるように、ブースト比bst’’を求める。そして、S/NUWをブースト比bst’’で除算することで、S/NDATAを求める。第3構成例の詳細については後述する。
周波数領域等化部32は、チャネル推定部28から伝送路特性を入力すると共に、フーリエ変換部29から、SC-FDEブロックにおけるデータシンボル及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号を入力する。さらに、周波数領域等化部32は、S/N補正部31からSC-FDEブロックにおけるデータシンボルのSN比であるS/NDATAを入力する。
周波数領域等化部32は、伝送路特性、データシンボル及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号、並びにデータシンボルのSN比であるS/NDATAを用いて、前記式(2)に示したMMSE基準のチャネル等化を行う。ここで、チャネル等化は、図1に示した送信装置1の帯域制限フィルタ部15の処理に対応して、2倍アップサンプリングで処理を行う。
さらに、周波数領域等化部32は、2倍アップサンプリングでのチャネル等化後、データ及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号を、1/2倍にダウンサンプリングすなわち等倍にして、逆フーリエ変換部33に出力する。1/2倍のダウンサンプリングは、周波数領域の信号を間引いたり、同一の周波数成分として対応する周波数ポイント同士を足し合わせたりすることで実現できる。
逆フーリエ変換部33は、周波数領域等化部32から、チャネル等化後のデータ及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号を入力し、チャネル等化後のデータ及び後方のUWの部分に関する周波数領域の信号を時間領域の信号に逆フーリエ変換する。そして、逆フーリエ変換部33は、データ及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号をシンボル判定部34に出力する。
シンボル判定部34は、逆フーリエ変換部33からデータ及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号を入力し、データ及び後方のUWの部分に関する時間領域の信号から、データの部分に関する時間領域の信号を抽出する。そして、シンボル判定部34は、データの部分に関する時間領域の信号に対しデマッピング及び尤度計算を行い、シンボル判定を行う。
シンボル判定部34は、シンボル判定として硬判定を行う場合、シンボルを構成する符号化ビット系列(誤り訂正の符号化が施されたデータ)を生成し、符号化ビット系列を復号部35に出力する。
一方、シンボル判定部34は、シンボル判定として軟判定を行う場合、符号化ビット系列に対応した尤度系列を生成し、尤度系列を復号部35に出力する。
ここで、SN補正部31が、後述する図9及び図10に示第3構成例において歪み情報を入力する場合、シンボル判定部34は、シンボル判定したシンボルと理想信号点との間のずれを算出し、当該ずれをMERまたはEVMの歪み情報に変換する。そして、シンボル判定部34は、歪み情報をSN補正部31に出力する。
復号部35は、シンボル判定部34から符号化ビット系列または尤度系列を入力し、符号化ビット系列または尤度系列に対し、図1に示した送信装置1の送信前処理部11に対応したデインタリーブ処理、誤り訂正復号処理及びエネルギー逆拡散処理等を行う。そして、復号部35は、情報ビット系列(データ)を復号し出力する。
(SN補正部31の第1構成例)
次に、図3に示したSN補正部31の第1構成例について詳細に説明する。図5は、SN補正部31の第1構成例を示すブロック図であり、図6は、SN補正部31の第1構成例の処理例を示すフローチャートである。このSN補正部31の第1構成例は、除算手段41を備えている。
除算手段41は、SN測定部30からUWのSN比であるS/NUWを入力する(ステップS601)。そして、除算手段41は、ブースト比bstが電力基準の値である場合、以下の式のとおり、S/NUWを、予め設定されたUWの既知のブースト比bstで除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める(ステップS602)。
Figure 0007215910000006
一方、除算手段41は、ブースト比bstが振幅基準の値である場合、以下の式のとおり、S/NUWを、予め設定されたUWの既知のブースト比bstの2乗値bst2で除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める。
Figure 0007215910000007
除算手段41は、データシンボルのSN比であるS/NDATAを周波数領域等化部32に出力する(ステップS603)。
これにより、SN補正部31-1において、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを用いて、UWのSN比であるS/NUWがデータシンボルのSN比であるS/NDATAに補正される。
(SN補正部31の第2構成例)
次に、図3に示したSN補正部31の第2構成例について詳細に説明する。前述のとおり、第2構成例は、データシンボルを構成する伝送制御情報、映像信号、音声信号及びその他任意の情報について、それぞれのシンボルが個別にブーストされる場合を想定した例である。
図7は、SN補正部31の第2構成例を示すブロック図であり、図8は、SN補正部31の第2構成例の処理例を示すフローチャートである。このSN補正部31の第2構成例は、除算手段42を備えている。
除算手段42は、SN測定部30からUWのSN比であるS/NUWを入力する(ステップS801)。
ここで、除算手段42は、後述するステップS803の処理にて用いるブースト比bst’が予め設定されていない場合、当該ブースト比bst’を算出するための処理を行う(ステップS802)。
具体的には、除算手段42は、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを、予め設定されたデータシンボル(または、データシンボル及び後方のUW)の既知の平均ブースト比bstaで除算し、ブースト比bst’を求める。
尚、データシンボルの平均ブースト比bstaが予め設定されていない場合、除算手段42は、データシンボルを構成するそれぞれの情報(または、データシンボルを構成するそれぞれの情報及び後方のUW)についての予め設定された既知のブースト比から、データシンボル(または、データシンボル及び後方のUW)の平均ブースト比bstaを算出する。平均ブースト比bstaの算出処理の一例として、データシンボルのうちxシンボルのブースト比をbstx、残りの1792-xシンボルのブースト比をbst1792-xとすると、bsta=(bstx×x+bst1792-x×(1792-x))/1792(または、後方のUWを含み、bsta=(bstx×x+bst1792-x×(1792-x)+bst×256)/2048)を算出する。そして、除算手段42は、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを、算出した平均ブースト比bstaで除算し、ブースト比bst’を算出する。
除算手段42は、ブースト比bst’が電力基準の値である場合、S/NUWを、予め設定された既知のブースト比bst’(または算出したブースト比bst’)で除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める(ステップS803)。
予め設定された既知のブースト比bst’は、受信装置2が平均ブースト比bsta及び当該ブースト比bst’を事前に保持している場合に用いられる。
一方、除算手段42は、ブースト比bst’が振幅基準の値である場合、S/NUWを、予め設定された既知のブースト比bst’の二乗値bst’2(または算出したブースト比bst’ の二乗値bst’2)で除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める。
除算手段42は、データシンボルのSN比であるS/NDATAを周波数領域等化部32に出力する(ステップS804)。
これにより、SN補正部31-2において、予め設定されたUWの既知のブースト比bst及びデータシンボルの平均ブースト比bstaが反映されたブースト比bst’を用いて、UWのSN比であるS/NUWがデータシンボルのSN比であるS/NDATAに補正される。
(SN補正部31の第3構成例)
次に、図3に示したSN補正部31の第3構成例について詳細に説明する。前述のとおり、第3構成例は、歪み情報を用いて、UWのSN比であるS/NUWをデータシンボルのSN比であるS/NDATAに補正する例である。
図9は、SN補正部31の第3構成例を示すブロック図であり、図10は、SN補正部31の第3構成例の処理例を示すフローチャートである。このSN補正部31の第3構成例は、ブースト比設定手段43及び除算手段44を備えている。
ブースト比設定手段43は、シンボル判定部34から歪み情報(MERまたはEVM)を入力する(ステップS1001)。
ブースト比設定手段43は、初期処理において、予め設定されたUWの既知のブースト比bstをブースト比bst’’に設定し、ブースト比bst’’を除算手段44に出力する。
ブースト比設定手段43は、シンボル判定部34から入力した歪み情報に応じて、異なるブースト比bst’’を設定して除算手段44に出力する。この場合、ブースト比設定手段43は、歪み情報がMERの場合、MERが最大となるようにブースト比bst’’を設定し、歪み情報がEVMの場合、EVMが最小となるようにブースト比bst’’を設定する(ステップS1002)。そして、ブースト比設定手段43は、ブースト比bst’’を除算手段44に出力する。
除算手段44は、SN測定部30からUWのSN比であるS/NUWを入力すると共に(ステップS1003)、ブースト比設定手段43からブースト比bst’’を入力する。
除算手段44は、ブースト比bst’’が電力基準の値である場合、S/NUWをブースト比bst’’で除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める(ステップS1004)。
一方、除算手段44は、ブースト比bst’’が振幅基準の値である場合、S/NUWをブースト比bst’’の二乗値bst’’2で除算し、データシンボルのSN比であるS/NDATAを求める。
除算手段44は、データシンボルのSN比であるS/NDATAを周波数領域等化部32に出力する(ステップS1005)。
これにより、SN補正部31-3において、歪み情報から求めたブースト比bst’’を用いて、UWのSN比であるS/NUWがデータシンボルのSN比であるS/NDATAに補正される。
〔シミュレーション結果〕
次に、図1に示した送信装置1及び図3に示した本発明の実施形態の受信装置2によるシミュレーション結果について説明する。図11は、そのシミュレーション結果を示す図である。図11のシミュレーション結果は、データ部分の変調方式を32APSK、符号化率を1/2、UWのブースト比を1.4、ノイズをAWGN(加算性白色ガウス雑音)、等化基準をMMSE基準とした条件下で得られたデータである。尚、誤り訂正符号は畳込み符号を用いており、シミュレーション結果は、軟判定ビタビ復号後のデータから得られたものである。
横軸は所要C/N[dB]を示し、縦軸はBER(Bit Error Ratio:ビット誤り率)を示す。点線は、UWのSN比を用いてMMSE基準のチャネル等化を行う従来技術の特性を示し、実線は、本発明の実施形態の特性を示す。
図11から、所要BERが1×10-4において、本発明の実施形態では、所要CNが従来技術よりも約0.15dB改善されていることがわかる。
以上のように、本発明の実施形態の受信装置2によれば、SN測定部30は、UWのSN比であるS/NUWを測定する。SN補正部31の第1構成例は、予め設定された既知のUWのブースト比bstを用いて、S/NUWをブースト比bst(または二乗値bst2)で除算することで、S/NUWをS/NDATAに補正する。
また、SN補正部31の第2構成例は、ブースト比bst’を用いて、S/NUWをブースト比bst’(または二乗値bst’2)で除算することで、S/NUWをS/NDATAに補正する。
この場合のブースト比bst’は、予め設定された既知のブースト比bst’が用いられる。または、ブースト比bst’は、予め設定されたUWの既知のブースト比bstを、予め設定されたデータシンボルの既知の平均ブースト比bstaで除算して得られた値が用いられる。ここで、データシンボルの平均ブースト比bstaが予め設定されていない場合、この平均ブースト比bstaは、データシンボルを構成するそれぞれの情報等についての予め設定された既知のブースト比から算出される。
また、SN補正部31の第3構成例は、シンボル判定部34により算出された歪み情報がMERの場合、MERが最大となるように、ブースト比bst’’を設定し、歪み情報がEVMの場合、EVMが最小となるように、ブースト比bst’’を設定する。そして、第3構成例は、S/NUWをブースト比bst’’ (または二乗値bst’’2)で除算することで、S/NDATAを求める。
周波数領域等化部32は、チャネル推定部28により推定された伝送路特性、フーリエ変換部29により生成されたデータシンボル及びUWの部分に関する周波数領域の信号、並びにSN補正部31により生成されたデータシンボルのSN比であるS/NDATAを用いて、前記式(2)に示したMMSE基準のチャネル等化を行う。
これにより、パイロット信号であるUWのブースト比bstが、データシンボルとの振幅比または電力比で1よりも大きい場合に、データシンボルの正確なSN比であるS/NDATAを求めることができる。このため、S/NDATAを用いてMMSE基準のチャネル等化を行うことで、チャネル等化の精度が向上し、所要C/Nを低減することができる。したがって、UWのSN比または送信信号全体のSN比を用いてMMSE基準のチャネル等化を行う場合よりも、さらに所要C/Nを低減することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
本発明は、パイロット信号であるUWのブースト比が振幅比または電力比で1よりも大きいSC-FDE方式に基づいた放送または通信等の無線伝送システムに有用である。
1 送信装置
2 受信装置
11 送信前処理部
12 マッピング部
13 UW(ユニークワード)生成部
14 SC(シングルキャリア)ブロック構成部
15 帯域制限フィルタ部
16 直交変調部
17 DA(デジタルアナログ)変換部
18 周波数変換部
19 電力増幅部
20 送信アンテナ
21 受信アンテナ
22 周波数変換部
23 AD(アナログデジタル)変換部
24 直交復調部
25 帯域制限フィルタ部
26 ブロック同期部
27 UWフーリエ変換部
28 チャネル推定部
29 フーリエ変換部
30 SN測定部
31 SN補正部
32 周波数領域等化部
33 逆フーリエ変換部
34 シンボル判定部
35 復号部
41,42,44 除算手段
43 ブースト比設定手段

Claims (4)

  1. ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、
    1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、
    前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、
    前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、を備え、
    前記SN補正部は、
    前記UWの予め設定されたブースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求める除算手段を備えたことを特徴とするMMSE受信装置。
  2. ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、
    1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、
    前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、
    前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、を備え、
    前記SN補正部は、
    ースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求め、
    記ブースト比として、
    前記データが複数種類の情報から構成される場合のそれぞれの情報のブースト比から求めた平均値を、前記データの平均ブースト比とした場合に、前記UWの既知のブースト比を前記データの平均ブースト比で除算して得られた値を用いる、ことを特徴とするMMSE受信装置。
  3. ブースト処理されたパイロット信号であるUW(ユニークワード)を含むブロックであって、先頭の前記UW、データ及び後方の前記UWからなる前記ブロックの系列の変調波を受信し、MMSE基準のチャネル等化を行うSC-FDE方式のMMSE受信装置において、
    1ブロック前の後方の前記UW、及びこれに連続するブロックの先頭の前記UWに関する時間領域の信号に基づいて、前記UWのSN比を測定するSN測定部と、
    前記SN測定部により測定された前記UWのSN比を、前記データのSN比に補正するSN補正部と、
    前記変調波の受信信号に含まれる前記UWに基づいて推定された伝送路特性、前記受信信号のフーリエ変換により算出された周波数領域の信号、及び前記SN補正部により補正された前記データのSN比に基づいて、前記MMSE基準のチャネル等化を行う周波数領域等化部と、
    前記周波数領域等化部により前記チャネル等化が行われた前記データが逆フーリエ変換され、当該逆フーリエ変換により求めた時間領域の信号をシンボル判定し、当該シンボル判定により得られたシンボルと理想信号点との間のずれを算出し、当該ずれをMERまたはEVMの歪み情報に変換するシンボル判定部と、を備え、
    前記SN補正部は、
    前記シンボル判定部により変換された前記歪み情報が前記MERの場合、当該MERが最大となるようにブースト比を設定し、前記歪み情報がEVMの場合、当該EVMが最小となるように前記ブースト比を設定するブースト比設定手段と、
    前記ブースト比設定手段により設定された前記ブースト比を用いて、前記UWのSN比を前記ブースト比または前記ブースト比の二乗値で除算し、前記データのSN比を求める除算手段と、
    を備えたことを特徴とするMMSE受信装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のMMSE受信装置において、
    前記SN測定部は、
    1ブロック前の後方の前記UWを第1のUWとし、これに連続するブロックの先頭の前記UWを第2のUWとして、
    前記第1のUW及び前記第2のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を平均信号電力及び平均雑音電力の加算電力として求め、
    前記第1のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を第1の平均電力として求め、
    前記第2のUWに関する時間領域の信号から、1ポイントあたりの平均電力を第2の平均電力として求め、
    前記第1の平均電力及び前記第2の平均電力に基づいて、前記平均雑音電力を求め、
    前記加算電力及び前記平均雑音電力に基づいて、前記平均信号電力を求め、
    前記平均雑音電力及び前記平均信号電力に基づいて、前記UWのSN比を求める、ことを特徴とするMMSE受信装置。
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