JP5182699B2 - 受信装置、無線信号の受信方法および無線通信システムならびにプログラム - Google Patents

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本発明は、受信装置、無線信号の受信方法および無線通信システムならびにプログラムに関する。
近年、通信技術の発達はめざましく、大容量のデータを高速で通信するシステムが実現されつつある。これは、有線通信に限らず、無線通信においても同様である。このような状況において無線通信では、携帯電話などの移動端末の普及に伴い、無線で大容量のデータを高速で通信するための次世代通信方式の研究、開発が盛んに行われている。これにより、動画や音声などのマルチメディアデータを移動端末で利用可能とすることができる。
この移動端末のための次世代通信方式として、3GPP(3rd Generation
Partnership Project)で議論されているLTE(Long Term Evolution)に代表されるようなOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いた通信方式が注目されている。OFDMは、使用する帯域を複数のサブキャリアに分割し、それぞれのサブキャリアにデータシンボルを割当て送信を行う方式である。このサブキャリアは周波数軸上で互いに直交するように配置されるため、周波数利用効率に優れている。また、1つ1つのサブキャリアは狭帯域になるため、マルチパス干渉の影響を抑えることができ、高速大容量通信を実現することができる。
無線通信では、無線通信路(チャネル)において、マルチパスあるいはフェージング等に起因する信号の歪が生じる。そのため、OFDM通信では、受信側において、データシンボルと共に多重されて送信される既知のリファレンスシグナルを用いて、各サブキャリアのチャネル特性の推定値(チャネル推定値)が求められる。そして、このチャネル推定値を用いてチャネルで受けた信号の歪が補償される。しかしながら、このチャネル推定値の精度が低いと信号の歪が適切に補正されず、受信信号の復調精度が低下する。そこで、チャネル推定値の精度を向上させるための方式が様々提案されている。
一般的なOFDMを用いた無線通信システムの構成について図8から図10を参照して説明する。図8は、送信装置50のブロック構成図である。図9は、受信装置60のブロック構成図である。図8および図9は、一般的なOFDMを用いた無線通信システムにおける構成要素としての送信装置50および受信装置60の構成をそれぞれ示したものである。
送信装置50は、チャネル符号化部51、変調部52、IFFT(Inverse Fast
Fourier Transform)処理部53、CP(Cyclic Prefix)付加部54、D/A(Digital/Analog)変換部55および送信アンテナ56を備えている。受信装置60は、受信アンテナ61、A/D(Analog/Digital)変換部62、FFT(Fast Fourier
Transform)タイミング検出部63、CP除去部64、FFT処理部65、チャネル推定部66、乗算器67−1〜67−n、復調部68およびチャネル復号部69を備えている。
図10は、チャネル推定部66のブロック構成図である。チャネル推定部66は、リファレンスパターンキャンセル部70、IFFT処理部71、雑音除去部72およびFFT処理部73を備えている。
次に、図8の送信装置50および図9の受信装置60の動作を説明する。送信装置50では、送信データは、まず、チャネル符号化部51で誤り検出符号化および誤り訂正符号化が施される。その後、変調部52でI成分およびQ成分にマッピングされる。続いて、IFFT処理部53で時間領域の信号波へ変換された後、CP付加部54でマルチパスによるシンボル間干渉の影響を防ぐために、OFDMシンボルの先頭にCPが付加される。CPが付加されたOFDMシンボルは、D/A変換部55でデジタル信号からアナログ信号へ変換され、送信アンテナ56から送信される。
一方、受信装置60では、受信アンテナ61で受信された受信信号は、A/D変換部62でアナログ信号からデジタル信号に変換された後、FFTタイミング検出部63とCP除去部64とに入力される。FFTタイミング検出部63では、受信信号の自己相関のピークを検出する手段等によって、FFTを行うタイミングが検出される。また、CP除去部64では、FFTタイミング検出部63で検出されたFFTタイミング情報を元に、OFDMシンボルから先頭に付加されているCPが除去される。さらに、FFT処理部65で時間領域の信号波から各サブキャリア成分に変換される。続いて、チャネル推定部66では、データシンボルと共に多重されて送信される既知のリファレンスシグナルを用いて、各サブキャリアのチャネル推定値が求められる。
各サブキャリアの受信信号にチャネル推定値の複素共役を乗算器67−1〜67−nにより乗算することによって、チャネルで受けた信号の歪を補償(チャネル等化)することができる。チャネルの影響が補償された各サブキャリアの受信信号は復調部68でI成分、Q成分から尤度情報に変換され、チャネル復号部69で誤り訂正復号・誤り検出が行われる。このときに、チャネル推定部66によるチャネル推定値の精度が低いと、チャネルで受けた信号の歪が適切に補正されず、受信信号の復調精度が低下する。
例えば、非特許文献1に記載されているチャネル推定方式では、リファレンスシグナルから各サブキャリアのチャネル推定値が推定され、そのチャネル推定値にIFFT処理を施して複素遅延プロファイルを作成する。この複素遅延プロファイルにおいて、規定の閾値以下の成分が雑音とみなされて「0」に置き換えられる。このようにすることにより、雑音の影響が少ない精度の良いチャネル推定値を得ることができる。
また、特許文献1には、OFDMを用いた通信方式において、直接波の受信電力が遅延波の受信電力と比べて小さい場合に対処する技術が開示されている。図11は、特許文献1に係る受信装置80のブロック構成図である。なお、受信装置60と受信装置80とは僅かに異なる。よって、受信装置60と同一または同種の部材は同一または同一系の符号を用いて説明し、その説明を省略または簡略化し、かつ異なる部材について主として説明する。
受信装置80は、図9に示した受信装置60に加え、CP除去部64とFFT処理部65との間にFFT演算位置シフト部81を備えている。なお、図11の受信装置80のブロック構成は、特許文献1(第2図)に開示されているブロック構成を若干変更している。この変更は、後述する本発明の実施の形態に係る受信装置の構成との対応関係を明確化するために行われたものであり、図11の回路構成と特許文献1(図2)の回路構成とは便宜上等価と考えることとする。
図12は、特許文献1に開示されているFFTタイミングシフトを用いる受信装置の受信原理を説明するための図である。図12(A)に示すように、直接波aの受信電力vaが、遅延波bの受信電力vbより小さい場合に、直接波aのOFDMシンボルD0を基準にしてFFTウインドウWaを決定するとシンボル間干渉はない。しかしながら、図12(B)に示すようにFFT変換の平均値(図中点線で示されている)が小さく、回転振幅が大きくなり、チャネル推定を正しく行えなくなる。
一方、遅延波bのOFDMシンボルD0を基準にしてFFTウインドウWbを決定すると図12(C)に示すようにFFT変換の平均値(図中点線で示されている)が大きくなると共に、回転振幅が小さくなるが、シンボル間干渉が発生する。
そこで、特許文献1の技術では、直接波aのOFDMシンボルD0の先頭(時刻Ta)を基準にして入力データ列より1OFDMシンボルが取り込まれる。また、FFT演算位置シフト部81により、遅延波のOFDMシンボルD0の先頭(時刻Tb)がFFT演算開始位置とされる。このときFFT演算開始位置よりも先に取り込まれたOFDMシンボルの部分(時刻Ta〜Tb間のデータ)は図12(D)に示すようにシフトされる。以下において、このようにシフトすることをFFTタイミングシフトと称する。このようにFFTタイミングシフトしてもデータの連続性は維持されるから何ら問題は生じない。その際、遅延波bのOFDMシンボルD0を基準としてFFTウインドウWbに基づくFFT演算が行われる。これによりシンボル間干渉をなくすことができ、FFT変換の平均値を大きくでき、回転振幅を小さくでき、チャネル推定を正しく行うことができる、と特許文献1には記述されている。
社団法人電子情報通信学会、「電子情報通信学会技術研究報告」、RCS2001−177、pp.1−6、Nov.2001 再公表特許W02003/032541
特許文献1で述べられているように、直接波の電力よりも遅延波の電力が大きい場合を考慮し、FFTタイミングにオフセットをつける場合がある。このときに、非特許文献1のチャネル推定方式のように、リファレンスシグナルから推定した各サブキャリアのチャネル推定値をIFFT処理して、複素遅延プロファイルを作成したとする。この場合には、FFTタイミングオフセットの影響で、電力遅延プロファイルのピークが0サンプル目に表れない。さらに、電力遅延プロファイルのピーク付近のサイドローブも大きくなってしまう。これにより、希望信号と雑音との判別が難しくなるという問題点がある。
また、3GPPのLTEのようにリファレンスシグナルの挿入されている間隔が2のべき乗になっていない場合がある。このときに、リファレンスシグナルから推定したチャネル推定値をIFFT処理して得た複素遅延プロファイルに対して雑音除去を行うと、サブキャリア端のチャネル推定値の誤差が大きくなる。これにより、チャネル推定値の推定精度が低下し、チャネルで受けた信号の歪みが適切に補正されず、受信信号の復調精度が低下するという問題点がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、FFTタイミングオフセットが存在する場合においても雑音の影響が少ない、精度の良いチャネル推定値を得ることができる受信装置、無線信号の受信方法および無線通信システムならびにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の受信装置は、直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaで取り込んだOFDMシンボルに対し、チャネル推定値を求めるためのFFT演算を施す手段と、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbで取り込んだOFDMシンボルに対し、データシンボルを求めるためのFFT演算を施す手段と、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づきチャネル推定値とデータシンボルとを時間的に一致させるタイミング補正手段と、を備えることを特徴とする。
あるいは、本発明の受信装置は、直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaに基づきOFDMシンボルを取り込み、この取り込んだOFDMシンボルに対し、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbに基づきFFT演算を行う、受信装置において、OFDMシンボルに基づき求めたチャネル推定値に対し、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づき生じるFFT演算の際の回転を補正するタイミング補正手段と、このタイミング補正手段により回転が補正されたチャネル推定値から雑音成分を除去する雑音除去手段と、この雑音除去手段により雑音が除去されたチャネル推定値に対し、タイミング補正手段により補正された回転を補正する以前の状態に戻す手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明を無線信号の受信方法としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明の無線信号の受信方法は、直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaで取り込んだOFDMシンボルに対し、チャネル推定値を求めるためのFFT演算を施すステップと、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbで取り込んだOFDMシンボルに対し、データシンボルを求めるためのFFT演算を施すステップと、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づきチャネル推定値とデータシンボルとを時間的に一致させるタイミング補正ステップと、を有することを特徴とする。
あるいは、本発明の無線信号の受信方法は、直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaに基づきOFDMシンボルを取り込み、この取り込んだOFDMシンボルに対し、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbに基づきFFT演算を行う、無線信号の受信方法において、OFDMシンボルに基づき求めたチャネル推定値に対し、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づき生じるFFT演算の際の回転を補正するタイミング補正ステップと、このタイミング補正ステップの処理により回転が補正されたチャネル推定値から雑音成分を除去する雑音除去ステップと、この雑音除去ステップの処理により雑音が除去されたチャネル推定値に対し、タイミング補正ステップの処理により補正された回転を補正する以前の状態に戻すステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明を無線通信システムとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明の無線通信システムは、本発明の受信装置を備えることを特徴とする。
また、本発明をプログラムとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明のプログラムは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の受信装置の制御機能を実現することを特徴とする。
本発明によれば、FFTタイミングオフセットが存在する場合においても雑音の影響が少ない、精度の良いチャネル推定値を得ることができる。
(本発明の第一の実施の形態)
本発明の第一の実施の形態に係る受信装置1の構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態に係る受信装置1のブロック構成図である。図2は、本発明の第一の実施の形態に係るチャネル推定部2のブロック構成図である。本発明の第一の実施の形態に係る無線通信システムでは、送信装置に関しては図8の送信装置50を用いる。また、受信装置1は、図11の受信装置80におけるチャネル推定部66(図10参照)が図2に示すチャネル推定部2に置き換わった構成である。
チャネル推定部2は、リファレンスパターンキャンセル部3、タイミング補正部4、IFFT処理部5、雑音除去部6、FFT処理部7およびタイミング補正部8を備えている。このように、リファレンスパターンキャンセル部3とIFFT処理部5との間にタイミング補正部4を備えると共に、FFT処理部7の後段にタイミング補正部8を備えるところが図10に示したチャネル推定部66とは異なる。
受信装置1は、OFDMを用いた無線通信において、直接波の電力よりも遅延波の電力が大きい場合を考慮してFFTタイミングにオフセットを付けた場合でも、雑音の影響が少ない、精度良いチャネル推定値を得ることができる。すなわち、チャネル推定部2のIFFT処理部5でIFFT処理を行う前に、タイミング補正部4によりFFTタイミングオフセットの補正を行う。これにより、雑音除去部6は、FFTタイミングオフセットの無い状態で雑音除去を行うことができる。よって、FFTタイミングオフセットが存在する場合においても雑音の影響が少ない、精度の良いチャネル推定値を得ることができる。
チャネル推定部2では、まず、リファレンスパターンキャンセル部3で、データシンボルと共に多重されて送信されているリファレンスシグナルのパターンがキャンセルされる。これにより、各サブキャリアのチャネル推定値が求められる。
次に、タイミング補正部4において、FFTタイミングのオフセットによる回転の影響が補正される。補正は以下の式で示される回転因子R(k)を各サブキャリアのチャネル推定値に乗算することによって実現する。
Figure 0005182699
ここで、ToffsetはFFTタイミングオフセットとし、FFTのタイミングが早まった場合に負の値とする。NFFTはFFTのポイント数、Nsubcarrierはサブキャリア数とする。また、kはサブキャリアのインデックスとし、0≦k<Nsubcarrierの範囲の整数とする。リファレンスパターンキャンセル後のサブキャリアkのチャネル推定値をHzf (k) 、タイミング補正後のサブキャリアkのチャネル推定値をHrot (k) とすると、補正処理は以下の式で表すことができる。
rot (k) = Hzf (k) ×R(k) 0≦k<Nsubcarrier
上記の演算は、リファレンスパターンキャンセル後のチャネル推定値を時間領域でToffsetサンプルだけ正の方向に循環シフトさせる処理に相当する。そのため、この処理を行うことで、FFT演算位置シフト部81で加わったFFTタイミングオフセットの影響をキャンセルすることができる。
補正されたチャネル推定値はIFFT処理部5に入力され、周波数成分から時間領域の複素遅延プロファイルへと変換される。雑音除去部6では、複素遅延プロファイルから電力遅延プロファイルを求める。さらに、電力遅延プロファイルが規定の閾値以下となるサンプルを雑音とみなし、複素遅延プロファイルの当該サンプルを「0」に置き換える。その後、FFT処理部7で、再び時間領域の複素遅延プロファイルから周波数成分へ変換する。
しかしながら、ここで得られるチャネル推定値はFFTタイミングオフセットの影響が補正されている。このため、このままでは、データシンボルのFFTタイミングと、チャネル推定値のFFTタイミングにずれが生じてしまう。そこで、タイミング補正部8で、タイミング補正部4とは逆の補正をかける。これにより、チャネル推定値とデータシンボルのFFTタイミングとを一致させる。タイミング補正部7での補正は以下の式で示される回転因子R*(k)を雑音除去後の各サブキャリアのチャネル推定値に乗算することによって実現する。
Figure 0005182699
雑音除去後のサブキャリアkのチャネル推定値をHdenoise(k)、タイミング逆補正後のサブキャリアkのチャネル推定値をH(k)とすると、逆補正処理は以下の式で表すことができる。
H(k)=Hdenoise(k)×R*(k) 0≦k<Nsubcarrier
上記の演算は、雑音除去後のチャネル推定値を時間領域でToffsetサンプルだけ負の方向に循環シフトさせる処理に相当する。その為、この処理を行うことで、FFT演算位置シフト部81で加えたFFTタイミングオフセットの影響を再び付加することができる。
(第二の実施の形態)
本発明の第二の実施の形態に係る受信装置10を説明する。第一の実施の形態では、チャネル推定値はデータシンボルと同じFFTタイミングを想定している。しかしながら、データシンボルとチャネル推定のFFTタイミングを最初から別にする構成としてもよい。つまり、データシンボル用のFFT処理では、オフセットを考慮したタイミングでFFTを行い、チャネル推定値用のFFT処理では、オフセットを付けずにFFTを行う。この場合には、チャネル推定は従来のチャネル推定部と同様に行うことができ、チャネル推定部の出力のチャネル推定値に対し、または、チャネル等化時にデータシンボルのFFTタイミングと一致させるためのタイミング補正処理を行えばよい。
この受信装置10の構成例を図3に示す。なお、受信装置10において、受信装置1と同一または同種の部材は同一または同一系の符号を用いて説明し、その説明を省略または簡略化し、かつ異なる部材について主として説明する。受信装置10は、図10に示すチャネル推定部66を用いる。すなわち、受信装置10は、受信装置1の構成からチャネル推定部2を除去し、その代わりに、チャネル推定用として、CP除去部11、FFT処理部12、チャネル推定部66およびタイミング補正部13を備える構成である。
受信装置10において、データシンボル用のFFT処理は、A/D変換部62→FFTタイミング検出部63およびCP除去部64→FFT演算位置シフト部81→FFT処理部65→乗算器67−1〜67−n→復調部68→チャネル復号部69という流れで処理される。これにより、オフセットを考慮したタイミングでFFTを行うことができる。これに対し、チャネル推定値用のFFT処理は、A/D変換部62→CP除去部11→FFT処理部12→チャネル推定部66→タイミング補正部13→乗算器67−1〜67−nという流れで処理される。この場合には、オフセットを付けずにFFTを行う。また、チャネル推定はチャネル推定部66を用いて行うことができる。チャネル推定部66の出力のチャネル推定値に対し、タイミング補正部13によりデータシンボルのFFTタイミングと一致させるためのタイミング補正処理を行う。
(本発明の実施の形態による効果)
以上説明したように、IFFT処理部5でFFT処理を行う前に、タイミング補正部4によりFFTタイミングオフセットの補正を行い、雑音除去部6では、FFTタイミングオフセットの無い状態で雑音除去処理を行う(第一の実施の形態)。あるいは、FFT処理とチャネル推定処理とを個別に行い、チャネル推定処理ではFFTタイミングオフセットの無い状態で雑音除去処理を行う(第二の実施の形態)。これにより、FFTタイミングオフセットが存在する場合においても雑音の影響が少ない、精度の良いチャネル推定値を得ることができる。
(実験結果の説明)
本発明の実施の形態の効果を実証するために、本出願人が特許文献1の説明に基づきOFDMを用いた無線通信システムの送信装置50および受信装置80を用いて実験を行った結果を説明する。
図4は、受信装置80のチャネル推定部66におけるチャネル推定を用いた場合の電力遅延プロファイルである。図4は、横軸に時間をとり、縦軸に電力値(db)をとる。図4によれば、FFTタイミングオフセットの影響で、電力遅延プロファイルのピークが0サンプル目に現れておらず、さらに、ピーク付近のサイドローブも大きくなってしまっている。
また、図5は受信装置80のチャネル推定部66におけるチャネル推定を用いた場合のチャネル推定値である。図5の実線はチャネル推定の理想値を表し、×は雑音除去前のチャネル推定値、○は雑音除去後のチャネル推定値をそれぞれ表す。なお、縦軸および横軸は、互いに直交する信号成分(I,Q)における振幅値(真数)を表す。図5によれば、雑音除去処理によって雑音が除去されていることがわかる。しかしながら、サブキャリア端のチャネル推定値が内側に丸まってしまっている。よって、理想値とは異なる形状となっている。このような場合には、受信信号の歪が適切に補正されず、受信信号の復調精度が低下する。
なお、雑音除去後のチャネル推定値は理想値よりも振幅が小さくなっている。これは、雑音除去処理の過程で複素遅延プロファイルのサンプルを「0」に置き換えていることに起因している。QAM等、多値変調の場合には、チャネル等化時にこの減衰分を考慮した閾値計算を行うことで減衰の影響を取り除くことができる。
このような実験の結果から特許文献1で述べられているように、直接波の電力よりも遅延波の電力が大きい場合を考慮し、FFTタイミングにオフセットを付けた場合には、チャネル推定値の推定精度が低下し、チャネルで受けた信号の歪が適切に補正されない。これにより、受信信号の復調精度が低下するという問題点がある。
次に、本発明の実施の形態の効果を図6および図7を用いて説明する。図6は、チャネル推定部2でのIFFT処理後に得られる電力遅延プロファイルを示したものである。図6は、横軸に時間をとり、縦軸に電力値(db)をとる。既に図4で説明したように、受信装置80のチャネル推定部66によるチャネル推定を用いた場合には、FFTタイミングオフセットの影響で、電力遅延プロファイルのピークが0サンプル目に現れておらず、さらに、ピーク付近のサイドローブも大きくなってしまっている。これに対し、図6に示すように、チャネル推定部2のチャネル推定を用いた場合には、FFTタイミングオフセットの影響が補正されているため、電力遅延プロファイルのピークが0サンプル目付近に現れ、サイドローブも抑えられていることがわかる。
図7は、チャネル推定部2によるチャネル推定のコンスタレーションを表示したものである。図7中の実線はチャネル推定の理想値を表し、×は雑音除去前のチャネル推定値、○は雑音除去後のチャネル推定値をそれぞれ表す。なお、縦軸および横軸は、互いに直交する信号成分(I,Q)における振幅値(真数)を表す。既に図5で説明したように、受信装置80のチャネル推定部66によるチャネル推定を用いた場合は、雑音除去処理によって雑音が除去されていることがわかる。しかしながら、サブキャリア端のチャネル推定値が内側に丸まってしまっている。よって、理想値とは異なる形状となっている。このような場合には、受信信号の歪が適切に補正されず、受信信号の復調精度が低下する。これに対し、チャネル推定部2のチャネル推定を用いた場合には、図7に示すように、雑音除去後のチャネル推定値は、限りなく理想値に近い形状になっている。よって、チャネルの状態を精度良く推定できていることがわかる。
なお、雑音除去後のチャネル推定値は理想値よりも振幅が小さくなっている。これは、雑音除去処理の過程で複素遅延プロファイルのサンプルを「0」に置き換えていることに起因している。したがって、チャネル推定部2であってもチャネル推定部66であっても生じる現象である。QAM等、多値変調の場合には、チャネル等化時にこの減衰分を考慮した閾値計算を行うことで減衰の影響を取り除くことができる。
(プログラムの実施例)
情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、本発明の実施の形態の受信装置1または10における制御機能を実現するプログラムの実施例を説明する。ここで、情報処理装置とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの汎用のコンピュータ装置である。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接、情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、情報処理装置を用いて、本発明の実施の形態の受信装置1または10における各部の制御機能を実現することができる。なお、これ以外の機能についてもソフトウェアによって実現可能な機能については、本実施例のプログラムによって実現してもよい。
なお、本実施例のプログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
(その他の実施の形態)
本発明の実施の形態は、本発明の要旨を逸脱しない限り、様々に変更が可能である。例えば、上記の実施の形態では、各サブキャリアのチャネル推定値に回転因子を乗算することによって、FFTタイミングオフセットの影響を補正した。しかしながら、必ずしもこれに限るものではない。FFTタイミングオフセットの補正を時間領域で行ってもよい。またはその他の手法を用いてもよい。
本発明の第一の実施の形態に係る受信装置のブロック構成図である。 図1の受信装置が有するチャネル推定部のブロック構成図である。 本発明の第二の実施の形態に係る受信装置のブロック構成図である。 図11に示す受信装置におけるチャネル推定を用いた場合の電力遅延プロファイルを示す図である。 図11に示す受信装置におけるチャネル推定を用いた場合のチャネル推定値を示す図である。 図1に示す受信装置におけるチャネル推定を用いた場合の電力遅延プロファイルを示す図である。 図1に示す受信装置におけるチャネル推定を用いた場合のチャネル推定値を示す図である。 一般的なOFDMを用いた無線通信システムの送信装置のブロック構成図である。 一般的なOFDMを用いた無線通信システムの受信装置のブロック構成図である。 従来技術に係るチャネル推定部のブロック構成図である。 FFTタイミングシフトを用いる受信装置のブロック構成図である。 FFTタイミングシフトを用いる受信装置の受信原理を説明するための図である。
符号の説明
1、10、80 受信装置、2、66 チャネル推定部、3、70 リファレンスパターンキャンセル部、4 タイミング補正部(回転を補正するタイミング補正手段)、5、71 IFFT処理部、6、72 雑音除去部(雑音除去手段)、7、73 FFT処理部(チャネル推定値を求めるためのFFT演算を施す手段)、8 タイミング補正部(回転を補正する以前の状態に戻す手段)、11、64、CP除去部、12 FFT処理部(データシンボルを求めるためのFFT演算を施す手段)、13 タイミング補正部(チャネル推定値とデータシンボルとを時間的に一致させるタイミング補正手段)、50 送信装置、51 チャネル符号化部、52 変調部、53 IFFT処理部、54 CP付加部、55 D/A変換部、56 送信アンテナ、61 受信アンテナ、62 A/D変換部、63 FFTタイミング検出部、65 FFT処理部、67−1〜67−n 乗算器、68 復調部、69 チャネル復号部、81 FFT演算位置シフト部

Claims (7)

  1. 直接波としてのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルの受信タイミングTaで取り込んだOFDMシンボルに対し、チャネル推定値を求めるためのFFT演算を施す手段と、
    遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbで取り込んだOFDMシンボルに対し、データシンボルを求めるためのFFT(Fast Fourier Transform)演算を施す手段と、
    上記受信タイミングTaと上記受信タイミングTbとの間の時間差に基づき上記チャネル推定値と上記データシンボルとを時間的に一致させるタイミング補正手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaに基づきOFDMシンボルを取り込み、この取り込んだOFDMシンボルに対し、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbに基づきFFT演算を行ってチャネル推定値を求めるチャネル推定手段を備え、
    上記チャネル推定手段は、
    記求めたチャネル推定値に対し、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づき生じるFFT演算の際の回転を補正するタイミング補正手段と、
    このタイミング補正手段により上記回転が補正されたチャネル推定値から雑音成分を除去する雑音除去手段と、
    この雑音除去手段により雑音が除去されたチャネル推定値に対し、上記タイミング補正手段により補正された上記回転を補正する以前の状態に戻す手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  3. 直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaで取り込んだOFDMシンボルに対し、チャネル推定値を求めるためのFFT演算を施すステップと、
    遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbで取り込んだOFDMシンボルに対し、データシンボルを求めるためのFFT演算を施すステップと、
    上記受信タイミングTaと上記受信タイミングTbとの間の時間差に基づき上記チャネル推定値と上記データシンボルとを時間的に一致させるタイミング補正ステップと、
    を有することを特徴とする無線信号の受信方法。
  4. 直接波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTaに基づきOFDMシンボルを取り込み、この取り込んだOFDMシンボルに対し、遅延波としてのOFDMシンボルの受信タイミングTbに基づきFFT演算を行ってチャネル推定値を求めるチャネル推定ステップを有し、
    上記チャネル推定ステップは、
    記求めたチャネル推定値に対し、受信タイミングTaと受信タイミングTbとの間の時間差に基づき生じるFFT演算の際の回転を補正するタイミング補正ステップと、
    このタイミング補正ステップの処理により上記回転が補正されたチャネル推定値から雑音成分を除去する雑音除去ステップと、
    この雑音除去ステップの処理により雑音が除去されたチャネル推定値に対し、上記タイミング補正ステップの処理により補正された上記回転を補正する以前の状態に戻すステップと、
    を有することを特徴とする無線信号の受信方法。
  5. 請求項1または2記載の受信装置を備えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項1記載の受信装置のチャネル推定値を求めるためのFFT演算を施す手段およびデータシンボルを求めるためのFFT演算を施す手段ならびにタイミング補正手段の機能を実現することを特徴とするプログラム。
  7. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、請求項2記載の受信装置のチャネル推定手段の機能を実現することを特徴とするプログラム。
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