JP7214279B1 - 硬軟地質兼用型杭、架台、及び架台システム - Google Patents

硬軟地質兼用型杭、架台、及び架台システム Download PDF

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Abstract

【課題】軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な杭を提供する。【解決手段】地盤に構造物を固定するための硬軟地質兼用型杭であって先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱を取付け可能な支柱取付部とを備え、前記埋設部はその外周面に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、前記螺旋羽根が、前記先端側に配置される第1の螺旋羽根、前記第1の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第1の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第2の螺旋羽根、及び前記第2の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第2の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根を含む、硬軟地質兼用型杭。【選択図】図1

Description

本発明は、硬い地質及び柔らかい地質の両方に用いることができる硬軟地質兼用型杭、架台、及び架台システムに関する。
従来、地盤に構造物を固定するために杭が用いられ、鋼管の外周にスクリュー羽根をスパイラル状に巻き回したスクリュー杭(螺旋杭またはスパイラル杭ともいう)を利用した基礎杭方式が普及し始めている(特許文献1)。
また、軟弱地盤にソーラーパネルを設置するために、地盤に1.5m以上打ち込んだ連続らせん構造のスクリュー抗を基礎部材として使用する工法が提案されている(特許文献2)。
特開2010-236344号公報 特開2015-127501号公報
しかしながら、杭を根入れする地盤は場所によって硬さが変わり、硬質と軟質が複雑に混在した地盤もある。軟弱地盤に用いるためには、杭の沈下対策と転倒対策が必要であり、硬質地盤に用いるためには杭の根入れし易さが重要である。そのため、硬質と軟質が複雑に混在した地盤では、根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とを両立することが難しかった。また、硬質地盤と軟質地盤とで杭を使い分けることは煩雑であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な杭を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)地盤に構造物を固定するための硬軟地質兼用型杭であって
先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱を取付け可能な支柱取付部とを備え、
前記埋設部はその外周面に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、
前記螺旋羽根が、
前記先端側に配置される第1の螺旋羽根、
前記第1の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第1の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第2の螺旋羽根、及び
前記第2の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第2の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根
を含む、
硬軟地質兼用型杭。
(2)前記第1の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1倍超1.6倍以下の直径を有し、
前記第2の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1.7倍以上2.7倍以下の直径を有し、
前記第3の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の2.8倍以上3.7倍以下の直径を有する、
上記(1)に記載の硬軟地質兼用型杭。
(3)前記第1の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の0%以上65%以下の範囲に配置され、
前記第2の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の54%以上75%以下の範囲に配置され、
前記第3の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の70%以上95%以下の範囲に配置される、
上記(1)または(2)に記載の硬軟地質兼用型杭。
(4)前記第1の螺旋羽根の螺旋数は10~50周であり、
前記第2の螺旋羽根の螺旋数は1周以上であり、
前記第3の螺旋羽根の螺旋数は1周以上である、
上記(1)~(3)のいずれかに記載の硬軟地質兼用型杭。
(5)前記支柱取付部が、
前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有するか、または
前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有する、
上記(1)~(4)のいずれかに記載の硬軟地質兼用型杭。
(6)上記(1)~(5)のいずれかに記載の硬軟地質兼用型杭と、
前記支柱取付部に接続される1本の支柱と
を備える架台であって、
前記支柱は、本体部と、前記本体部の端部の前記硬軟地質兼用型杭と接続可能な杭取付部とを有し、
前記硬軟地質兼用型杭と前記支柱とが、前記支柱取付部と前記杭取付部とが互いに固定されることによって接続され、
前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有するか、または、
前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記杭取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有する、
架台。
(7)前記支柱は、前記本体と前記杭取付部との間に1つまたは複数の補強板を備える、上記(6)に記載の架台。
(8)前部支持バー及び前記前部支持バーよりも長い後部支持バー、
前記支柱と前記前部支持バー及び前記後部支持バーとを接続する締結部材、
前記前部支持バー、前記支柱、及び前記後部支持バーに接続される縦材であって、前記支柱に平行方向においてより低い位置にある前記前部支持バーとの接続部からより高い位置にある前記後部支持バーとの接続部に向かって傾斜して配置される縦材、
前記縦材に接続される横材、並びに
前記横材に接続されるクランプ
をさらに備え、
前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θが、前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θと同じまたはθよりも大きく、重心が前記支柱よりも前記後部支持バー側にある、上記(6)または(7)に記載の架台。
(9)前記締結部材が、前記支柱にボルトで接続するための2つ以上の孔であって、前記支柱の長手方向に垂直方向に細長い形状を有する孔、並びに前記前部支持バーを接続するための孔及び前記後部支持バーを接続するための孔であって、前記支柱の長手方向に平行方向に細長い形状を有する孔を備える、上記(8)に記載の架台。
(10)前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θが10~45度であり、前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θが15~50度である、上記(8)または(9)に記載の架台。
(11)水平方向に対する前記縦材の角度が0度より大きく25度以下である、上記(8)~(10)のいずれかに記載の架台。
(12)上記(8)~(11)のいずれかに記載の架台を複数含む架台システム。
(13)前記複数の架台のうち隣接する架台の前記横材が延長用部材を介して接続されている、上記(12)に記載の架台システム。
(14)カーポートである、上記(12)または(13)に記載の架台システム。
(15)前記カーポートの天井部に太陽光パネルが配置された、上記(14)に記載の架台システム。
本発明により、軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な杭を提供することができる。
図1は、硬軟地質兼用型杭の側面模式図である。 図2は、硬軟地質兼用型杭を先端部からみたときの支柱取付部の一例の正面模式図である。 図3は、支柱の一例の側面模式図である。 図4は、支柱を長手方向からみたときの杭取付部の一例の正面模式図である。 図5は、硬軟地質兼用型杭の支柱取付部と支柱の杭取付部とをボルトで締結する態様の一例を表す外観模式図である。 図6は、締結部材の一例の正面模式図である。 図7は、支柱の2つの孔と締結部材の2つの孔とを位置合わせして、支柱に締結部材をボルトで接続する態様の一例を表す外観模式図である。 図8は、硬軟地質兼用型杭を含む架台の一例の側面模式図である。 図9は、締結部材と前部支持バー及び後部支持バーとを接続、前部支持バーと縦材とを接続、並びに支柱と縦材とを接続する態様の一例を説明する外観模式図、並びに破線で囲んだ締結部材と前部支持バーとの接続態様の一例の拡大図(a)、破線で囲んだ前部支持バーと縦材の接続態様の一例の拡大図(b)、及び破線で囲んだ支柱と縦材の接続態様の一例の拡大図である。 図10は、図9は、2つの架台の縦材に接続された横材を含む架台システムの一例を表す外観模式図、並びに破線で囲んだ縦材と横材の接続態様の一例の拡大図である。 図11は、図10の2つの架台にまたがる横材にクランプで保持された太陽光パネルの一例を表す外観模式図、並びに2枚の太陽光パネルが横材に接続されたクランプに保持される態様の一例の拡大図(破線で囲んだ部分)、及び太陽光パネル端部が横材に接続されたクランプに保持される態様の一例の拡大図(破線で囲んだ部分)である。 図12は、3つの架台を用いて5枚の太陽光パネルを保持する一例の正面模式図である。 図13は、4つの架台100を用いて構成したカーポートの正面模式図である。 図14は、4つの架台100を用いて構成したカーポートの側面模式図である。 図15は、4つの架台100を用いて構成したカーポートの上面模式図である。
本開示は、地盤に構造物を固定するための硬軟地質兼用型杭であって、先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱を取付け可能な支柱取付部とを備え、前記埋設部はその外周面に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、前記螺旋羽根が、前記先端側に配置される第1の螺旋羽根、前記第1の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第1の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第2の螺旋羽根、及び前記第2の螺旋羽根よりも前記取付部側に配置され前記第2の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根を含む、硬軟地質兼用型杭を対象とする。
本開示の硬軟地質兼用型杭(本硬軟地質兼用型杭ともいう)は、先端側に配置される第1の螺旋羽根の直径が比較的細いため、軟弱地盤だけでなく硬質地盤に対しても根入れを容易に行うことができる。本硬軟地質兼用型杭はまた、第1の螺旋羽根よりも取付部側に配置され第1の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第2の羽根と、第2の螺旋羽根よりも取付部側に配置され第2の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根とを備えるので、軟弱地盤における沈下抑制及び転倒抑制も可能である。本硬軟地質兼用型杭は、このように、先端側から支柱取付部の方向に三段階の直径が異なる螺旋羽根を直径が小さい方から大きい方に備えることにより、軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れしやすく、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても、沈下抑制及び転倒抑制が可能である。
また、従来、軟弱地盤に杭を施工するために、比較的太く大きな螺旋羽根が設けられた杭が用いられるため、また、垂直保持のため、根入れする際に事前に穴掘りが必要且つ上からの比較的大きな圧力で押し込むことが必要であったが、本硬軟地質兼用型杭は、上記のように根入れを容易に行うことができるので、従来の杭の施工で行われている事前の穴掘りや上からの押し圧力が不要である。そのため、本硬軟地質兼用型杭の根入れには重機を使用する必要がなく、油圧ハンドオーガー等の小型の工具を用いて容易に施工が可能であり、従来は施工できなかった狭い土地にも根入れが可能である。
図1に、本硬軟地質兼用型杭の一例の側面模式図を示す。本硬軟地質兼用型杭1は埋設部10の表面に、第1の螺旋羽根11、第2の螺旋羽根12、及び第3の螺旋羽根13を備える。本硬軟地質兼用型杭1は、支柱との接続部である埋設部10の端部に支柱取付部14を備える。
埋設部10は金属の円筒で構成され、直径が一定の本体部101と先細り形状を有する先端部102とを有する。埋設部10の本体部101は、好ましくは40~150mm、より好ましくは50~140mm、さらに好ましくは60~130mm、さらにより好ましくは70~120mm、さらにより好ましくは80~110mmの直径を有する。
本体部101が、前記好ましい直径を有することにより、根入れをより容易に行うことができる。埋設部10は、好ましくは1~3m、より好ましくは1.2~2.6m、さらに好ましくは、1.4~2.2mの長さを有する。埋設部10が、前記好ましい長さを有することにより、根入れし易さを実質的に維持したまま沈下抑制効果及び転倒抑制効果をより向上することができる。
第1の螺旋羽根11は、埋設部10の本体部101の直径の好ましくは1倍超1.6倍以下、より好ましくは1.1倍以上1.5倍以下、さらに好ましくは1.2倍以上1.4倍以下の直径を有する。第1の螺旋羽根11の幅は、例えば3~25mm、4~20mm、または10~15mmである。
第2の螺旋羽根12は、埋設部10の本体部101の直径の好ましくは1.7倍以上2.7倍以下、より好ましくは1.8倍以上2.6倍以下、さらに好ましくは1.9倍以上2.5倍以下の直径を有する。第2の螺旋羽根12の幅は、例えば30~74mm、40~67mm、または50~60mmである。
第3の螺旋羽根13は、埋設部10の本体部101の直径の好ましくは2.8倍以上3.7倍以下、より好ましくは2.9倍以上3.6倍以下、さらに好ましくは3倍以上3.5倍以下の直径を有する。螺旋羽根の直径とは、埋設部10の直径を含む螺旋羽根の最大直径である。第3の螺旋羽根13の幅は、例えば80~120mm、85~110mm、または90~100mmである。
第1の螺旋羽根11、第1の螺旋羽根11よりも大きい直径を有する第2の螺旋羽根12、及び第2の螺旋羽根12よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根13が、埋設部10の直径に対して上記好ましい直径を有することにより、本硬軟地質兼用型杭1の根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とをより良好に両立することができる。
第1の螺旋羽根11は、先端を基点として埋設部10の全長の好ましくは0%以上65%以下、より好ましくは0%以上63%以下、さらに好ましくは0%以上61%以下の範囲に配置される。第1の螺旋羽根11は、埋設部の先端から例えば1160mm、1110mm、または1060mmの範囲に配置される。
第2の螺旋羽根は、先端を基点として埋設部10の全長の好ましくは54%以上75%以下、より好ましくは57%以上70%以下、さらに好ましくは60%以上65%以下の範囲に配置される。第2の螺旋羽根12は、埋設部の先端から例えば980~1300mm、1020~1230mm、または1080~1160mmの範囲に配置される。
第3の螺旋羽根は、先端を基点として埋設部10の全長の好ましくは70%以上95%以下、より好ましくは75%以上92%以下、さらに好ましくは80%以上89%以下の範囲に配置される。第3の螺旋羽根13は、埋設部の先端から例えば1350~1650mm、1350~1600mm、または1450~1550mmの範囲に配置される。
第1の螺旋羽根、第2の螺旋羽根、及び第3の螺旋羽根が、本硬軟地質兼用型杭1の埋設部10の全長に対して上記好ましい範囲に配置されることにより、本硬軟地質兼用型杭の根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とをより良好に両立することができる。
第1の螺旋羽根のピッチは、好ましくは、第2の螺旋羽根及び第3の螺旋羽根のそれぞれの螺旋羽根のピッチよりも小さい。第1の螺旋羽根のピッチは、好ましくは3~20mm、より好ましくは5~16mm、さらに好ましくは7~13mmである。第2の螺旋羽根及び第3の螺旋羽根のそれぞれの螺旋羽根のピッチは、好ましくは25~55mm、より好ましくは30~50mm、さらに好ましくは35~45mmである。螺旋羽根のピッチが上記好ましい範囲であることにより、本硬軟地質兼用型杭1の根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とをより良好に両立することができる。第2の螺旋羽根及び第3の螺旋羽根のそれぞれの螺旋羽根のピッチは互いに同じでもよく異なってもよいが、好ましくは同じである。
第1の螺旋羽根11と第2の螺旋羽根12との間隔は、好ましくは第1の螺旋羽根11のピッチ以上、第1の螺旋羽根11のピッチの3倍以下の距離である。第1の螺旋羽根11と第2の螺旋羽根12との間隔の上限は、より好ましくは第1の螺旋羽根11のピッチの2倍以下、さらに好ましくは第1の螺旋羽根11のピッチと実質的に同一である。第1の螺旋羽根11と第2の螺旋羽根12との間隔が、前記好ましい距離の範囲内であることにより、本硬軟地質兼用型杭1の根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とをより良好に両立することができる。
好ましくは、第1の螺旋羽根の螺旋数は10~50周であり、第2の螺旋羽根の螺旋数は1周以上であり、第3の螺旋羽根の螺旋数は1周以上である。第1の螺旋羽根は杭の全長に応じて10~50周の螺旋数を有することが好ましい。第2の螺旋羽根及び第3の螺旋羽根はそれぞれ1周以上の螺旋数を有してもよいが、それぞれ1周の螺旋数を有すれば軟弱地盤に対しても十分な沈下抑制及び転倒抑制を発揮することができるので、コスト低減の観点から、より好ましくは第2の螺旋羽根及び第3の螺旋羽根の螺旋数はそれぞれ1周である。
好ましくは、支柱取付部が、支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有するか、または支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有する。
図2に、本硬軟地質兼用型杭1を先端部からみたときの支柱取付部14の一例の正面模式図を示す。支柱取付部14は、図2に例示するように、本硬軟地質兼用型杭1と支柱とをボルトで締結するための複数の孔15を備えた板状のプレート、好ましくは円盤状のプレートであることができる。複数の孔15は、好ましくは、図2に例示するように、支柱取付部14の中心から外周側に向かって細長い形状を有し、支柱取付部14の中心に対して放射状に配置される。孔15は、長手方向の長さが好ましくは10~60mm、より好ましくは15~50mmであり、短手方向の長さが好ましくは10~20mm、より好ましくは12~18mmである。
本硬軟地質兼用型杭1の埋設部10、第1の螺旋羽根11、第2の螺旋羽根12、第3の螺旋羽根13、及び支柱取付部14、並びにその他の任意の構成は、従来、杭に用いられる材料、例えば金属製であることができ、一体成形されたものでもよく溶接されたものでもよい。
本開示はまた、上述の本硬軟地質兼用型杭と、前記支柱取付部に接続される1本の支柱とを備える架台であって、前記支柱は、本体部と、前記本体部の端部の前記硬軟地質兼用型杭と接続可能な杭取付部とを有し、前記硬軟地質兼用型杭と前記支柱とが、前記支柱取付部と前記杭取付部とが互いに固定されることによって接続され、前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有するか、または、前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記杭取付の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有する架台を対象とする。
本硬軟地質兼用型杭1は、支柱と接続され得る。図3に支柱の一例の側面模式図を示す。支柱20は、従来用いられている支柱であることができ、例えば長さ方向に垂直方向の断面がC型、四角型、またはオメガ型の支柱であることができる。支柱20は、好ましくは50~150mmの直径を有し、好ましくは1000~2500mm、より好ましくは1500~2000mmの長さを有する。支柱20は、本硬軟地質兼用型杭1との接続部である本体22の端部に杭取付部24を備えてもよい。
図4に、支柱20を長手方向からみたときの杭取付部24の一例の正面模式図を示す。杭取付部24は、図4に例示するように、支柱20と硬軟地質兼用型杭1とをボルトで締結するための複数の孔25を備えた板状のプレート、好ましくは円盤状のプレートであることができる。複数の孔25は、好ましくは、図4に例示するように、杭取付部24の中心に対して同心円の円弧形状を有する。円弧形状の孔のそれぞれは、杭取付部24の中心に対して、好ましくは45~85度、より好ましくは50~80度、さらに好ましくは55~75度の角度にまたがる長さを有する。円弧形状の孔のそれぞれは、例えば50~150mmの長さを有する。円弧形状の孔のそれぞれの杭取付部24の中心から外周方向(短手方向)の幅は、好ましくは10~20mm、より好ましくは12~18mmである。円弧形状の孔のそれぞれは、杭取付部24の中心に対して互いに同一の直径を有してもよく、異なる直径を有してもよい。
本硬軟地質兼用型杭1の支柱取付部14と支柱20の杭取付部24とは、上述の構造が逆の関係でもよい。すなわち、本硬軟地質兼用型杭1の支柱取付部が図4に示す構造を有し、支柱20の杭取付部が図2に示す構造を有してもよい。
支柱20は、図3に例示するように、本体22と杭取付部24との間に1つまたは複数の補強板26を備えてもよい。補強板26は、図3に例示するように、三角形状を有することができる。支柱20の本体22、杭取付部24及び補強板26は一体成形されたものでもよく溶接されたものでもよい。補強板26により、支柱20の強度をより向上することができる。
好ましくは、架台は、前部支持バー及び前記前部支持バーよりも長い後部支持バー、前記支柱と前記前部支持バー及び前記後部支持バーとを接続する締結部材、前記前部支持バー、前記支柱、及び前記後部支持バーに接続される縦材であって、前記支柱に平行方向においてより低い位置にある前記前部支持バーとの接続部からより高い位置にある前記後部支持バーとの接続部に向かって傾斜して配置される縦材、前記縦材に接続される横材、並びに前記横材に接続されるクランプをさらに備え、前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θが、前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θと同じまたはθよりも大きく、重心が前記支柱よりも前記後部支持バー側にある。
支柱20は、本体22の杭取付部24の近傍端部に、締結部材をボルトで接続するための孔28を備え得る。孔28は好ましくは2つ以上である。締結部材は、支柱に前部支持バー及び後部支持バーを接続するための接続部材である。支柱20はまた、本体22の杭取付部24とは反対側の端部に、縦材をボルトで接続するための1つまたは複数の孔29を備え得る。
図5に、本硬軟地質兼用型杭1の支柱取付部14と支柱20の杭取付部24とをボルトで締結する態様の一例を表す外観模式図を示す。図5の左側の図の破線で囲んだ部分を拡大したものが右側の図である。
好ましくは、締結部材は、支柱20にボルトで接続するための2つ以上の孔であって、支柱20の長手方向に垂直方向に細長い形状を有する孔、並びに前部支持バーを接続するための孔及び後部支持バーを接続するための孔であって、支柱20の長手方向に平行方向に細長い形状を有する孔を備える。
図6に、締結部材の一例の正面模式図を示す。締結部材50は、支柱や支持バーと同じ材質、例えば鋼であることができる。締結部材50は、支柱にボルトで接続するための孔501、並びに前部支持バー及び後部支持バーを接続するための孔502及び孔503を備え得る。
孔501は好ましくは2つ以上である。孔501が2つ以上であることにより、支柱に締結部材50をより安定して固定することができる。孔501は、好ましくは、図6に例示するように、支柱の長手方向に垂直方向に細長い形状を有する。孔501が支柱の長手方向に垂直方向に細長い形状を有することにより、支柱に接続する締結部材50の位置調整を容易に行うことができる。2つ以上の孔501のうち少なくとも一部は、好ましくは、図6に例示するように、支柱の長手方向における位置が異なる。2つ以上の孔501のうち少なくとも一部が支柱の長手方向における位置が異なることにより、隣接する孔の距離を広げることができ、支柱に締結部材50をより安定して固定することができる。
孔501は、長手方向の長さが好ましくは30~40mmであり、短手方向の長さが好ましくは10~20mmである。孔502及び孔503はそれぞれ1つまたは複数である。
孔502及び孔503は、好ましくは、図6に例示するように、支柱の長手方向に平行方向に細長い形状を有する。孔502及び孔503が支柱の長手方向に細長い形状を有することにより、締結部材50に接続する前部支持バー及び後部支持バーの位置調整を容易に行うことができる。孔502及び孔503は、長手方向の長さが好ましくは30~40mmであり、短手方向の長さが好ましくは10~20mmである。
図7に、支柱20の2つの孔28と締結部材50の2つの孔501とを位置合わせして、支柱20に締結部材50をボルトで接続する態様の一例を表す外観模式図を示す。
前部支持バー及び後部支持バー(以下、まとめて支持バーともいう)は、従来用いられている支持バーであることができる。好ましくは、図8に例示するように、前部支持バー30は、締結部材50に接続され支柱20よりも前方に傾斜し、後部支持バー40は前部支持バー30よりも長く、締結部材50に接続され支柱20よりも後方に傾斜する。
前部支持バー30は、例えば断面が一辺の長さが25~75mmのL字形で、長さが1200~1700mmの部材であることができる。後部支持バー40も同様に、例えば断面が一辺の長さが25~75mmのL字形で、長さが1700~2200mmの部材であることができる。
前部支持バー30及び後部支持バー40は、支柱20とともに縦材と接続され得る。図8に例示するように、前部支持バー30の端部と後部支持バー40の端部とその間の支柱20の端部が縦材60に接続され得る。
前部支持バー30は、端部に締結部材50とボルトで接続するための1つまたは複数の孔を備え得る。前部支持バー30はまた、反対側の端部に、縦材とボルトで接続するための1つまたは複数の孔を備え得る。後部支持バー40も同様に、両端部に締結部材50とボルトで接続するための1つまたは複数の孔と、縦材とボルトで接続するための1つまたは複数の孔を備え得る。
図8に示す支柱20と前部支持バー30とのなす角度θは、好ましくは10~45度、より好ましくは15~40度、さらに好ましくは20~35度である。角度θが上記好ましい範囲であることにより、架台が保持する太陽光パネル等の構造物の地面との高さを確保すると共に架台の構造上の強度をより向上することができる。図8に示す支柱20と後部支持バー40とのなす角度θは、好ましくは15~50度、より好ましくは20~45度、さらに好ましくは25~40度である。角度θが上記好ましい範囲であることにより、架台が保持する太陽光パネル等の構造物の下の空間を確保すると共に架台の構造上の強度をより向上することができる。
縦材60は、従来用いられている縦材であることができる。図8に例示するように、縦材60は、前部支持バー30、支柱20、及び後部支持バー40に接続され、前部支持バー30と接続する前方が低く、後部支持バー40と接続する後方が高くなるように水平方向に対する角度αの傾斜を有し得る。縦材60はまた、横材と接続される。縦材60は、前部支持バー30、支柱20、後部支持バー40、及び横材70とボルトで接続するための孔を備え得る。
縦材60の角度αは、0度より大きく好ましくは25度以下、より好ましくは5~20度、さらに好ましくは10~15度である。角度αが上記好ましい範囲であることにより、架台が保持する太陽光パネル等の構造物上に降る雪や雨水による構造物の自然清掃効果が得られ、且つ架台の安定性のより好ましい両立ができ、構造物が太陽光パネルである場合は、太陽光発電効果の向上も図ることができる。
図9に、締結部材50と前部支持バー30及び後部支持バー40とを接続、並びに縦材60と前部支持バー30、支柱20及び後部支持バー40とを接続する態様の一例を説明する外観模式図、並びに破線で囲んだ締結部材50と前部支持バー30及び後部支持バー40との接続態様の一例の拡大図(a)、破線で囲んだ前部支持バー30と縦材60との接続態様の一例の拡大図(b)、及び破線で囲んだ支柱20と縦材60との接続態様の一例の拡大図(c)を示す。
横材70は、従来用いられている横材であることができる。横材70は、縦材60に接続されて縦材60に対して略垂直方向に配置され得る。横材70は、縦材60とボルトで接続するための孔を備え得る。横材70は2本または3本以上の縦材にまたがって配置され得る。横材70は1本または複数本であることができる。
本開示はまた、上述の架台を複数含む架台システムを対象とする。図10に、2つの架台の縦材60に接続された横材70を含む架台システムの一例を表す外観模式図、並びに破線で囲んだ縦材60と横材70の接続態様の一例の拡大図を示す。図10に示すように、縦材60と横材70とはL字金具を用いてボルトで接続してもよい。図10において、2つの架台は共通の横材70を備えてもよく、2つの架台それぞれが備える横材70を接続してもよい。
架台システムは、任意の構造物を保持することができ、好ましくは太陽光パネルを保持することができる。図11に、図10の2つの架台にまたがる横材70にクランプ80で保持された太陽光パネル90の一例を表す外観模式図、並びに2枚の太陽光パネル90が横材70に接続されたクランプ80に保持される態様の一例の拡大図(破線で囲んだ部分)、及び太陽光パネル90端部が横材70に接続されたクランプ80に保持される態様の一例の拡大図(破線で囲んだ部分)を示す。
横材70は、横材70同士を組み合わせ可能にする延長用部材を備えてもよい。延長用部材は、横材70が端部に一体で有してもよく、横材70の端部の孔にボルトで接続されてもよい。横材70の端部の延長用部材を介して複数の横材70を組み合わせることにより、横材70を延長することができる。横材70を延長することにより、より多数の太陽光パネルを保持することができる。
図12に、3つの架台100を用いて5枚の太陽光パネルを保持する一例の正面模式図を示す。図12においては、左側の3枚の太陽光パネルを2つの架台100にまたがる横材70で保持し、右側の2枚の太陽光パネルを1つの架台100の横材70で保持し、横材70の端部の延長用部材71を介して横材70同士を接続している。
図13~15に、4つの架台100を用いて構成したカーポートの模式図を示す。カーポートの天井部には太陽光パネルを配置することができる。図13~15の例では、4つの架台100が保持するカーポートの天井部に合計12枚の太陽光パネルが保持されている。
図13及び図14に例示するように、本硬軟地質兼用型杭は、第3の螺旋羽根と支柱取付部との間において、コンクリート補強部16を備え得る。コンクリート補強部16を備えることにより、沈下抑制及び転倒抑制をより良好に行うことができるため、重量がより大きい構造物を支持することが可能となる。例えば、カーポート等の大型の架台の天井部に太陽光パネルを配置する場合等にコンクリート補強部を備えることで、架台の強度をさらに向上することができる。従来、コンクリート基礎用いる場合、大きなコンクリートブロックを施工してアンカー止めする必要があるため、材料費及び施工費が高額になり得たが、本硬軟地質兼用型杭1を打ち込んだ後に第3の螺旋羽根と支柱取付部との間にコンクリートを流し込んでコンクリート補強部16を形成することより、少ないコンクリートで容易に施工できるため、材料費及び施工費を抑えることができる。
1 硬軟地質兼用型杭
10 埋設部
101 埋設部の本体部
102 埋設部の先端部
11 第1の螺旋羽根
12 第2の螺旋羽根
13 第3の螺旋羽根
14 支柱取付部
15 支柱取付部の孔
16 コンクリート補強部
20 支柱
22 支柱の本体
24 杭取付部
25 杭取付部の孔
26 補強板
28 支柱の締結部材と接続するための孔
29 支柱の縦材と接続するための孔
30 前部支持バー
40 後部支持バー
50 締結部材
501 締結部材の支柱に接続するための孔
502 締結部材の前部支持バーを接続するための孔
503 締結部材の後部支持バーを接続するための孔
60 縦材
70 横材
71 延長用部材
80 クランプ
90 太陽光パネル
100 架台

Claims (14)

  1. 地盤に構造物を固定するための硬軟地質兼用型杭であって、
    先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱を取付け可能な支柱取付部とを備え、
    前記埋設部はその外周面に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、
    前記螺旋羽根が、
    前記先端側に配置される第1の螺旋羽根、
    前記第1の螺旋羽根よりも前記支柱取付部側に配置され前記第1の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第2の螺旋羽根、及び
    前記第2の螺旋羽根よりも前記支柱取付部側に配置され前記第2の螺旋羽根よりも大きい直径を有する第3の螺旋羽根
    を含
    前記第1の螺旋羽根の螺旋数は10~50周であり、
    前記第2の螺旋羽根の螺旋数は1周以上であり、
    前記第3の螺旋羽根の螺旋数は1周であり、
    前記第1の螺旋羽根と前記第2の螺旋羽根との間隔が、前記第1の螺旋羽根のピッチ以上、前記第1の螺旋羽根のピッチの3倍以下の距離である、
    硬軟地質兼用型杭。
  2. 前記第1の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1倍超1.6倍以下の直径を有し、
    前記第2の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1.7倍以上2.7倍以下の直径を有し、
    前記第3の螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の2.8倍以上3.7倍以下の直径を有する、
    請求項1に記載の硬軟地質兼用型杭。
  3. 前記第1の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の0%以上65%以下の範囲に配置され、
    前記第2の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の54%以上75%以下の範囲に配置され、
    前記第3の螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の70%以上95%以下の範囲に配置される、
    請求項1に記載の硬軟地質兼用型杭。
  4. 前記支柱取付部が、
    前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有するか、または
    前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有する、
    請求項1に記載の硬軟地質兼用型杭。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の硬軟地質兼用型杭と、
    前記支柱取付部に接続される1本の支柱と
    を備える架台であって、
    前記支柱は、本体部と、前記本体部の端部の前記硬軟地質兼用型杭と接続可能な杭取付部とを有し、
    前記硬軟地質兼用型杭と前記支柱とが、前記支柱取付部と前記杭取付部とが互いに固定されることによって接続され、
    前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有するか、または、
    前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記杭取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有する、
    架台。
  6. 前記支柱は、前記本体と前記杭取付部との間に1つまたは複数の補強板を備える、請求項に記載の架台。
  7. 前部支持バー及び前記前部支持バーよりも長い後部支持バー、
    前記支柱と前記前部支持バー及び前記後部支持バーとを接続する締結部材、
    前記前部支持バー、前記支柱、及び前記後部支持バーに接続される縦材であって、前記支柱に平行方向においてより低い位置にある前記前部支持バーとの接続部からより高い位置にある前記後部支持バーとの接続部に向かって傾斜して配置される縦材、
    前記縦材に接続される横材、並びに
    前記横材に接続されるクランプ
    をさらに備え、
    前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θが、前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θと同じまたはθよりも大きく、重心が前記支柱よりも前記後部支持バー側にある、請求項に記載の架台。
  8. 前記締結部材が、前記支柱にボルトで接続するための2つ以上の孔であって、前記支柱の長手方向に垂直方向に細長い形状を有する孔、並びに前記前部支持バーを接続するための孔及び前記後部支持バーを接続するための孔であって、前記支柱の長手方向に平行方向に細長い形状を有する孔を備える、請求項に記載の架台。
  9. 前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θが10~45度であり、前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θが15~50度である、請求項に記載の架台。
  10. 水平方向に対する前記縦材の角度が0度より大きく25度以下である、請求項に記載の架台。
  11. 請求項に記載の架台を複数含む架台システム。
  12. 前記複数の架台のうち隣接する架台の前記横材が延長用部材を介して接続されている、請求項11に記載の架台システム。
  13. カーポートである、請求項12に記載の架台システム。
  14. 前記カーポートの天井部に太陽光パネルが配置された、請求項13に記載の架台システム。
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