JP7213266B2 - デファレンシャル装置 - Google Patents

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Description

以下の開示は、差動の制限およびロックが可能なデファレンシャル装置に関し、特にコンパクトな構成を可能にするリミテッドスリップデファレンシャル装置に関する。
自動車において、左右の車軸は必ずしも等速で回転するわけではないので、その間の差動を許容する必要がある。差動を許容しながら両車軸へトルクを伝達するために、デファレンシャル装置が利用される。
左右の駆動輪の何れかがトラクションを失ったときにはデファレンシャル装置は空転してしまい、他方の駆動輪にもトルクを伝えることができなくなる。かかる事態を回避するために、幾つかのデファレンシャル装置は差動を制限する機構を備える。その一例は、多板クラッチを利用した電子制御式のリミテッドスリップデフ(LSD)である。電子制御の下に多板クラッチに印加する押圧力を増減すれば、それに応じて差動の制限の程度が変化し、さらに十分な押圧力を印加すれば多板クラッチは滑らなくなるので、いわゆるデファレンシャルロックも可能である。特許文献1は、関連する技術を開示する。
国際特許出願公開WO2010/078937A1
上述のごとき電子制御式LSDにおいては、多板クラッチはそれ自体が一定の容積を必要とし、さらに押圧力を印加するための油圧装置やソレノイドのごとき装置をこれに組み合わせねばならない。そのため、いわゆるマイクロカーのカテゴリに属する車両やバギーのごとき、車軸間に余裕のない軽量車には、電子制御式LSDを搭載することが困難である。
以下の開示はこのような問題に鑑みてなされたものである。一局面によれば、軸の周りのトルクを車軸に出力するデファレンシャル装置は、前記軸の周りに回転可能であって前記トルクを受容するケーシングと、圧力角(a4)を持って互いに噛み合うピニオンギアおよびサイドギアを備え、前記ケーシングに駆動的に結合して前記トルクを前記ピニオンギアから前記サイドギアへ差動を許容しながら伝達するデファレンシャルギア組と、前記サイドギアから前記車軸へ前記トルクを仲介する出力部材であって、前記ケーシングの内面に押し付けられて前記差動を制限する摩擦クラッチを構成する摩擦面と、ドッグ歯とを備え、前記軸の方向に対して角(a1)を成す斜面と、を備え、前記斜面は前記サイドギアと噛み合って前記トルクを前記摩擦面を前記ケーシングの前記内面に押し付けるスラスト力に部分的に変換するカムを構成する、出力部材と、前記軸の方向に可動であって、前記軸の方向に対して角(a2)を成す側面を有する脚であって前記側面において前記ケーシングに係合してカムを構成する脚と、前記ドッグ歯と噛み合う可動ドッグ歯であって前記軸の方向に対して角(a3)を成す斜面を有する可動ドッグ歯とを備え、前記出力部材との組み合わせが前記差動をロックするクラッチを構成するクラッチ部材と、前記可動ドッグ歯を前記ドッグ歯に噛み合わせる位置に向けて前記クラッチ部材を駆動可能な、アクチュエータと、を備え、少なくとも不等式a2≧a3を満足する。
図1は、一実施形態によるデファレンシャル装置の斜視図である。 図2は、デファレンシャル装置をアクチュエータの側から見た側面図である。 図3は、デファレンシャル装置の立面断面図であって、図2の線III-IIIから取られた図である。 図4は、他の実施形態によるデファレンシャル装置の立面断面図である。 図5は、出力部材とサイドギアとを取り出した分解斜視図である。 図6は、出力部材においてサイドギアに対向する面を見せる斜視図である。 図7Aは、クラッチ部材の斜視図であって出力部材に対向する面を見せる図である。 図7Bは、クラッチ部材の部分斜視図であってボールを利用したカムを主に見せる図である。 図8Aは、プランジャ、クラッチ部材、ケーシング、出力部材およびサイドギアの関係を表す模式的な断面図である。 図8Bは、クラッチ部材の周面の模式的な平面図であって、周面上の溝とケーシング内面の溝との関係を表す図である。 図9は、クラッチ部材、出力部材およびデファレンシャルギア組の関係を表す部分平面断面図であって、図3の線IX-IXから取られた図である。
添付の図面を参照して以下に幾つかの例示的な実施形態を説明する。以下の説明および請求の範囲を通じて、特段の説明がなければ、軸はデファレンシャル装置の回転軸の意味であり、また軸方向はこれに平行な方向であり径方向はこれに直交する方向を意味する。
例えば図1を参照するに、本実施形態によるデファレンシャル装置は、軸Cの周りのトルクを、差動を許容しながら一対の(通常、右および左の)車軸に出力する用途に利用できる。あるいは前後の車軸を連絡するプロペラシャフトに介在して前後の車軸へトルクを分配する用途に利用できるし、もちろんトルクの伝達を仲介する他の種々の用途にも利用できる。以下の説明は車軸にトルクを分配する例に関するが、これは説明の便宜に過ぎない。
図1に組み合わせて図2,3を参照するに、デファレンシャル装置は、概して、トルクを受容して軸Cの周りに回転するケーシング1と、ケーシング1に駆動的に結合して差動を許容しながらトルクを伝達するデファレンシャルギア組3と、伝達されたトルクをそれぞれ車軸に出力する出力部材5,7と、出力部材7をケーシング1に対してロックするクラッチ部材9と、クラッチ部材9を駆動するアクチュエータ31と、よりなる。
ケーシング1は概して円筒形であり、その両端から突出したボス部により回転可能に支持される。ケーシング1は、円筒部の外周から径方向に突出したフランジ61を備えることができ、ここに結合したリングギアを介してトルクを受容することができるが、トルクの受容は必ずしもかかる構成によらなくてもよい。またケーシング1は、内部の部材の搬入の便宜のために複数に分割することができる2ピース形式であってもよく、あるいは図1に示される通り1ピース形式であってもよい。1ピース形式の場合にはその側面に開口51を備えることができ、内部の部材は開口51を通って搬入される。
デファレンシャルギア組3は、一対の車軸に対応して一対のサイドギア11,13を備える。デファレンシャルギア組3は、ケーシング1と駆動的に結合するピニオンシャフト53と、シャフト53に回転可能に支持された複数のピニオンギア43とを備える。ピニオンギア43がそれぞれサイドギア11,13に噛合することにより、トルクが一対のサイドギア11,13へ差動を許容しながら伝達される。
デファレンシャルギア組3は、図1,3に示すごとく、ピニオンギアおよびサイドギアのギア歯がそれぞれ傾いた、いわゆるベベルギア式にすることができるが、あるいは図4に示すごとくフェースギア式であってもよい。ベベルギア式またはフェースギア式は以下の開示を容易に実現できるが、あるいは可能ならば他の形式を採用することができる。
いずれにせよ、サイドギア11,13は直接に車軸に結合していてもよいが、一般的なデファレンシャルギアとは異なり、直接に結合せずにそれぞれ車軸から隔離されていてもよい。サイドギア11,13と車軸とを駆動的に仲介するのは、サイドギア11,13と一体または別体の、一対の出力部材5,7である。
出力部材5,7は、概して、それぞれハブ35,37と、ハブ35,37から径方向に外方に展開するフランジ部39,41と、よりなる。ハブ35,37の外周面45,47にはそれぞれサイドギア11,13が嵌合し、内面55,57にはそれぞれ車軸が結合する。車軸との結合のために、内面55,57は例えばスプラインを備えるが、結合は必ずしもスプラインによらなくてもよい。
詳しくは後述するが、別体の場合にはサイドギア11,13と出力部材5,7とはそれぞれ互いに噛み合ってトルク伝達可能な構造を備える。すなわち、一体と別体の何れの場合においても、サイドギア11,13が出力するトルクは出力部材5,7を介して車軸へ伝達される。
フランジ部39,41の外周は円錐面をなすコーン面23,25であって、かかる面においてフランジ部39,41が直接にケーシング1の内面に当接することができる。あるいはこれらの間には適宜のフリクションリング24,26が介在していてもよく、フリクションリング24,26の内面がコーン面23,25に適合した円錐面をなしていてもよい。フランジ部39,41はフリクションリング24,26を介してケーシング1の内面に当接する。フリクションリング24,26は、ケーシング1に対して回転可能であってもよいが、例えば係合部を備えてそれぞれケーシング1に対して回り止めされていてもよい。
図3,4に示される通り、コーン面23,25に対応してケーシング1の内面も円錐面をなしていてもよい。いずれにせよコーン面23,25はケーシング1の内面に対して押し付けられることにより差動を制限することができ、すなわち出力部材5,7とケーシング1との組み合わせは摩擦クラッチ(コーンクラッチ)として機能する。
上述の説明はコーン面を摩擦面とするコーンクラッチによる例だが、これは説明の便宜に過ぎず、コーンクラッチに代えて、出力部材5,7とケーシング1との組み合わせはディスククラッチやドラムクラッチ等の他の形態のクラッチを構成してもよい。またいうまでもなく、多板クラッチであってもよい。
図3,4に組み合わせて図5を参照するに、サイドギア11,13はそれぞれ例えば軸方向に外方に向いて開いた窪みであるソケット15,17を備える。図5に代わって図6を図3,4に組み合わせて参照するに、ソケット15,17に対応して、出力部材5,7はそれぞれラグ19,21を備える。ラグ19,21はそれぞれソケット15,17に嵌り込むように配置され寸法づけられており、以って出力部材5,7はそれぞれサイドギア11,13と噛み合う。
ラグ19,21の側面は、サイドギア11,13の方向に、すなわち軸方向に内方に、テーパとなっている。これに対応してソケット15,17の側面も、出力部材5,7の方向に、すなわち軸方向に外方に、広がっている。すなわち互いに当接するラグ19,21およびソケット15,17の側面は軸方向に対して傾いている。
図8Aより理解される通り、これらの側面が軸方向に対して傾いていることにより、サイドギア11,13にトルクFが印加されたときには、かかるトルクFは軸方向に外方に向かうスラスト力f1に部分的に変換される。かかるスラスト力f1は、出力部材5,7を軸方向に外方に押す。すなわちサイドギア11,13と出力部材5,7との組み合わせは、コーン面23,25をケーシング1の内面に押し付けるカムを構成する。
また皿バネのごとき弾発体12,14を付加することができる。かかる弾発体12,14は、図3,4に示す通りサイドギア11,13と出力部材5,7との間に介在してもよく、あるいは他の適宜の部位に介在していてもよい。かかる弾発体12,14は、カムの作動に関わらずコーン面23,25を常時ケーシング1の内面に押し付け、イニシャルトルクを発生する。かかる弾発体12,14は、上述のカムに加えて利用することができるが、あるいはこれをもってカムに代えてもよい。
これらの構成により生ずるスラスト力は、上述の摩擦クラッチをトルク感応的に動作させるので、デファレンシャル装置はトルク感応型LSDとして機能する。
あるいはサイドギア11,13はピニオンギア43との噛合により軸方向に外方に反力を生ずるので、かかる反力を利用してトルク感応型LSDを実現することもできる。かかる場合にはカムおよび/または弾発体を省いてもよく、またサイドギア11,13と出力部材5,7とは一体にすることができる。
図8Aに戻って参照するに、ラグ19,21およびソケット15,17の側面と軸C方向とがなす角度は、必要な押圧力、ひいては差動制限力に応じて適宜に定めることができる。角度a1が小さいほど差動制限力を小さく、大きいほど差動制限力を大きくする。角度a1は、必ずしもこれに限られないが、例えば5°以上20°以下である。両側面の角度は同一であってもよいが、異なっていてもよく、また一方の側面は角度が0°であってもよい。両側面の角度を異ならせることは、正転方向と逆転方向とで差動制限力に差をつけることを可能にする。
サイドギア11,13には、それぞれ、スラスト力f1に対応するスラスト反力f1Rが作用する。サイドギア11に作用するスラスト反力f1Rは、サイドギア13に作用するスラスト反力f1Rと同じ大きさであって、逆向きである。デファレンシャル装置は、サイドギア11,13の両方と摺動するように、ブロック33をさらに備えることができ、かかるブロック33は、これらのスラスト反力f1Rを互いに相殺することができる。ブロック33は、図1に最もよく示されている通り、例えば軸Cの周りの円筒であって、ピニオンシャフト53が貫通する貫通孔を備えたものであるが、必ずしもかかる形状に限られない。
ここで注意すべきは、サイドギア11,13はピニオンギア43との噛合により軸方向に外方に反力を受けるが、スラスト反力f1Rはこれに抗する方向であり、さらにサイドギア11,13はブロック33により支持され、以ってサイドギア11,13の位置は軸方向に安定するということである。従ってトルクFが増大してもサイドギア11,13とピニオンギア43との噛合は安定的であり、ギア動作が不安定になったり、ギア歯面が損傷したりすることがない。サイドギア自体が摩擦クラッチとして機能する場合に比べ、これらの点は有利な効果である。
なお上述の説明においてソケットとラグの関係は便宜的なものに過ぎない。上述の説明とは逆に、サイドギアがラグを備え、出力部材がソケットを備えてもよいし、あるいは他の適宜の構造であって互いに噛み合ってカムとして機能するものであってよい。
ソケット15,17は、必ずしもこれに限られないが、図5に最もよく示されているごとく、外周面45,47に嵌合する内面に沿って形成されていてもよい。これに対応してラグ19,21は、図6に最もよく示されているごとく、それぞれハブ35,37から径方向外方に突出した突起にすることができる。このような構造は加工に便利であるし、また特に強度および剛性を高めるのに役立つ。
このようにすると、出力部材においてラグよりも径方向に外側の広い面(図6において符号7A)は、サイドギアにおいてソケットよりも径方向に外側の広い面(図5において符号13A)を支持するために利用することができる。またかかる面7Aは出力部材7において内方に沈んだ凹所とすることができ、図3より理解される通り、サイドギア13の底部を収納することができる。言うまでもなく、かかる構造は他方のサイドギア11と出力部材5にも適用することができる。
かかる構造は、サイドギアと出力部材との組み合わせの寸法を軸方向に圧縮するのに役立つ。またかかる組み合わせの外形は従来のサイドギアの外形と一致するので、部品の互換性の点で有利である。
主に図5を参照するに、一対の出力部材5,7のうちの少なくとも一の出力部材7は、さらにドッグ歯27を備える。かかるドッグ歯27は、サイドギア13を受容する面7Aとは反対の面に設けられる。
図3,4に組み合わせて図7Aを参照するに、かかる出力部材7をケーシング1に対してロックするべく、デファレンシャル装置は、クラッチ部材9をさらに備える。クラッチ部材9は、軸方向に可動な部材であって、出力部材7に向かう面にドッグ歯29を備える。ドッグ歯29は出力部材7のドッグ歯27と噛み合うようになっている。クラッチ部材9はさらに、ドッグ歯29とは反対の面から軸方向に突出した一以上の脚69を備え、これらはケーシング1が備える貫通孔に係合し、また貫通孔を通ってケーシング1の外部に露出する。
図3,4に組み合わせて図2を参照するに、アクチュエータ31は外部からクラッチ部材9を駆動するべく、ケーシング1の外部に取り付けられる。アクチュエータ31にはスラスト力を及ぼすことができる適宜の機構を適用することができ、その例はソレノイド、油圧機構、ギア機構、カム機構、またネジ機構である。必ずしもこれに限られないが、軸C周りのリング状のソレノイド63を利用する例に基づいて以下に説明する。以下の例ではソレノイド63はプランジャ65を介してクラッチ部材9を駆動するが、言うまでもなくソレノイド63自体が軸方向に可動であってクラッチ部材9を駆動してもよい。
ソレノイド63は、ケーシング1から外方に露出したクラッチ部材9の脚69に隣接するよう、ケーシング1に接するが、軸Cの周りに回転不能になるよう回り止めされる。ソレノイド63は磁束を導くよう巻線の周りをコアが囲み、かかるコアのギャップに隣接してプランジャ65が嵌合する。プランジャ65は軸Cの方向には可動であり、また部分的に磁性材料よりなり、ギャップを迂回する磁束が通過することにより、軸Cの方向に駆動される。
プランジャ65の一端は脚69に接し、ソレノイド63がプランジャ65を駆動するとこれに押されてクラッチ部材9が軸方向に駆動される。アクチュエータ31は、図8Aに示される通り、クラッチ部材9が出力部材7から離れた位置(図中において一点鎖線)から、ドッグ歯29をドッグ歯27に噛み合わせる位置(同じく実線)まで、クラッチ部材9を駆動する。
図8Aに組み合わせて図7Aを参照するに、脚69とケーシング1の貫通孔との組み合わせも、カムを構成していてもよい。すなわち脚69の側面69Sと貫通孔の側面71Sは対応して傾いていてもよい。あるいは傾いた側面に代えて、または加えて、図7Bに例示するごとく、ケーシング1とクラッチ部材9との間に介在して転動するボール73を利用した、いわゆるボールカムを利用することができる。ボール73はクラッチ部材9の外周面とケーシング1の内周面との間に介在し、外周面と内周面との一方または両方は、ボール73を保持して転動せしめる溝75a,75bを備えることができる。溝75a,75bは軸方向に対して傾き、また溝75aと溝75bとは互いに逆向きに傾いていてもよい。さらにまた、図8Bに例示するごとく、クラッチ部材9の溝とケーシング1の溝とは互いに逆向きに傾いていてもよい。あるいはボールに代えて適宜の転動体を利用してもよいし、さらにあるいはボールカム以外の他のカム機構を利用することができる。
図8Aに戻って参照するに、いずれにせよ、かかるカムによりクラッチ部材9にはスラスト力f2が生じ、これはドッグ歯27,29が噛み合った状態を維持するように働き、アクチュエータ31を補助する。傾いた側面による場合、側面69S,71Sの軸Cに対する角度a2は、大きいほど補助力も大きくなるが、大きすぎればデファレンシャルギア組3に影響を及ぼしかねない。そこで角度a2は、必ずしもこれに限られないが、例えば0°以上10°以下である。図8Bの例によれば、外周面の溝と内周面の溝とがなす角a2’は、角度a2と均等な、あるいは少なくとも対比しうる角度である。
図8Aに戻って参照するに、ドッグ歯27,29の側面も傾いていてもよく、すなわち軸C方向に対して角度a3を成していてもよい。角度a3が大きいほど、ドッグ歯27,29の脱噛合を促す向きにスラスト力f3が働く。アクチュエータ31が動作を停止した時、その付勢力が除かれると、スラスト力f3は速やかにドッグ歯27,29を脱噛合させる。角度a3が大きすぎれば意図しない脱噛合が起こりかねないので、角度a3は例えば0°以上10°以下である。
ドッグ歯27,29の脱噛合を促すために、ドッグ歯の側面を傾けるのに加えて、例えば出力部材7とクラッチ部材9との間に圧縮されたスプリング10が介在してもよい。スプリング10としては例えば皿バネを利用することができ、あるいはウェブバネ、コイルバネであってもよい。ドッグ歯27,29が固着して差動のロックが解除されない事態が防止される。
脱噛合を促進するにはスラスト力f3が大きいほうが有利だが、スラスト力f2がスラスト力f3に比べて小さければ意図しない脱噛合が起こりかねない。そこで角度a3と角度a2とは格別に関連づけることができ、例えば不等式a2≧a3を満足してもよい。かかる範囲のとき、カムによる補助が優位となってドッグ歯27,29の噛合が維持され、またアクチュエータ31による付勢力が除かれたときには速やかにドッグ歯27,29が脱噛合する。
一方出力部材7は、傾いたドッグ歯27,29からスラスト反力f3Rを受け、これはラグ21から受けるスラスト力f1に対して拮抗的である。すなわち仮にスラスト反力f3Rが極めて大きければ、スラスト力f1を利用して出力部材7をケーシング1に押し付けることによる摩擦クラッチの機能が弱められかねない。スラスト力f1を摩擦クラッチの機能に十分に利用する観点からは、角度a1と角度a3も格別に関連づけることができ、例えば不等式a1>a3を満足してもよい。かかる範囲のとき、摩擦クラッチの機能が確保される。
既に述べた通り、サイドギア11,13とピニオンギア43とのギア噛合もスラスト力を生ずる。図9を参照するに、サイドギア13の歯面とピニオンギア43の歯面とは、ピッチ円P上において接し、これらの歯面の共通法線TLは、半径線Rに対して圧力角a4を成す。かかる圧力角a4に応じて、サイドギア13を出力部材7に向けて押圧するギア反力f4が生ずる。
一見するとソケット17の側面が生ずるスラスト反力f1Rにギア反力f4が抗しなければならないように見えるが、本発明者らが見出したところによればこれらの関係はさほど重要ではないようである。むしろ予想に反して、以下に説明する通り、脚69とケーシング1の貫通孔とが構成するカムによるスラスト力f2に対する関係が、より重要である。
図9に図3,4,8を組み合わせて参照するに、サイドギア13は出力部材7をケーシング1に押圧して摩擦クラッチを機能させると共に、クラッチ部材9と押圧しあう関係にある。カムがクラッチ部材9に生ずるスラスト力f2に対し、ギア反力f4が十分でなければ、コーン面25に印加される力が不安定となり、ひいては摩擦クラッチの機能が不安定になりうる。そこで摩擦クラッチの機能を安定にする観点から、圧力角a4と角度a2とを格別に関連づけることができ、例えば不等式a4>a2を満足してもよい。かかる範囲のとき、摩擦クラッチの機能が確保される。
デファレンシャル装置はまた、クラッチ部材9に、あるいは他の何れかの可動部材に結合して、ケーシング1の外部に引き出されたプレート67を備えてもよい。プレート67は図2ないし4に示されるごとく、フランジ状にすることができる。プレート67に引掛けるようにスイッチを配置し、あるいはプレート67に近接して近接センサを配置することにより、ケーシング1の外部からクラッチの噛合・脱噛合を検出することができる。あるいはプレートの例えば外周に等間隔に切欠きを刻み、これを近接センサにより読み取ることにより、デファレンシャル装置の回転速度を検出することに利用してもよい。
本実施形態によれば、カムにより付勢された摩擦クラッチによりデファレンシャル装置はトルク感応型LSDとして機能し、さらにアクチュエータにより駆動されるクラッチを内蔵することにより、差動のロックも可能にしている。各構成要素にはトルクの一部から変換された軸方向の力がそれぞれに加わり、互いに影響し合うが、本実施形態によればそれぞれの力が好適な範囲に調整されているので、摩擦クラッチの機能は差動ロックのためのクラッチの動作に影響されることがない。様々な路面状況に応じて車輪のトラクションを確保することができ、それにも関わらずデファレンシャル装置は極めてコンパクトであってメンテナンスも容易である。
幾つかの実施形態を説明したが、上記開示内容に基づいて実施形態の修正ないし変形をすることが可能である。

Claims (7)

  1. 軸の周りのトルクを車軸に出力するデファレンシャル装置であって、
    前記軸の周りに回転可能であって前記トルクを受容するケーシングと、
    圧力角(a4)を持って互いに噛み合うピニオンギアおよびサイドギアを備え、前記ケーシングに駆動的に結合して前記トルクを前記ピニオンギアから前記サイドギアへ差動を許容しながら伝達するデファレンシャルギア組と、
    前記サイドギアから前記車軸へ前記トルクを仲介する出力部材であって、前記ケーシングの内面に押し付けられて前記差動を制限する摩擦クラッチを構成する摩擦面と、ドッグ歯とを備え、前記軸の方向に対して角(a1)を成す斜面と、を備え、前記斜面は前記サイドギアと噛み合って前記トルクを前記摩擦面を前記ケーシングの前記内面に押し付けるスラスト力に部分的に変換するカムを構成する、出力部材と、
    前記軸の方向に可動であって、前記軸の方向に対して角(a2)を成す側面を有する脚であって前記側面において前記ケーシングに係合してカムを構成する脚と、前記ドッグ歯と噛み合う可動ドッグ歯であって前記軸の方向に対して角(a3)を成す斜面を有する可動ドッグ歯とを備え、前記出力部材との組み合わせが前記差動をロックするクラッチを構成するクラッチ部材と、
    前記可動ドッグ歯を前記ドッグ歯に噛み合わせる位置に向けて前記クラッチ部材を駆動可能な、アクチュエータと、
    を備え、
    少なくとも不等式a2≧a3を満足する、デファレンシャル装置。
  2. 請求項1のデファレンシャル装置であって、さらに不等式a1>a2またはa4>a2を満足する、デファレンシャル装置。
  3. 請求項1のデファレンシャル装置であって、前記出力部材は、前記車軸と結合する内面を有するハブと、前記ハブから径方向に外方に展開し、その外周に前記摩擦面を有するフランジ部と、を備え、前記フランジ部の一方の面は前記サイドギアを受容するべく寸法づけられている、デファレンシャル装置。
  4. 請求項3のデファレンシャル装置であって、前記ドッグ歯は前記サイドギアを受容する前記面とは反対の面に設けられている、デファレンシャル装置。
  5. 請求項1のデファレンシャル装置であって、前記出力部材は前記サイドギアと噛み合うためのラグを備え、前記サイドギアは前記ラグと噛み合うソケットを備え、以って前記ラグと前記ソケットとの組み合わせは前記カムを構成する、デファレンシャル装置。
  6. 請求項5のデファレンシャル装置であって、前記出力部材は前記車軸と結合する内面を有するハブを備え、前記ラグは前記ハブから径方向外方に突出した突起であり、前記ソケットはそれぞれ前記軸の方向に外方に向いて開いた窪みである、デファレンシャル装置。
  7. 前記一対のサイドギアの両方と摺動して前記一対のサイドギアにそれぞれ前記カムが及ぼすスラスト反力を互いに相殺するブロック、
    をさらに備えた請求項1のデファレンシャル装置。
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