JP7212884B2 - 鋳物用砂型、およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、3Dプリンターによって製造される鋳物用砂型、およびその製造方法に関する。
鋳造は、溶融した金属を鋳型に注入して鋳物を製造する金属加工方法である。この鋳型の製造は、模型や木型を作成する前工程が必要とされるため、時間やコストがかかるものとなっている。近年、短納期や低コスト化の要請からこの前工程が不要な鋳型の製造手段が望まれている。
そこで、3Dプリンターが迅速かつ精密な造形方法として注目されており、これを鋳物用砂型に適用とする取り組みがなされている。3Dプリンターによる鋳物用砂型の製造方式として、順次砂を積層しながらレーザーで焼結する方法と、順次砂を積層しながら結合剤を吹き付け硬化させる方法がある(BJ方式)。
しかしながらレーザーで焼結する方法は、得られる砂型に残留する応力が大きく、所望の寸法精度が得られ難いという問題がある。これに対し、順次砂を積層しながら結合剤を吹き付け硬化させる方法は、砂型の残留応力が小さく寸法精度が得られやすい。さらに、この方法を採用する3Dプリンターの価格はレーザー焼結の3Dプリンターよりも安価である。この様なことから、BJ方式の3Dプリンターを用いた鋳物用砂型は多く用いられるようになってきた。BJ方式の3Dプリンターで製作する鋳物用砂型は、有機物の縮合や重合による硬化で形状化するものと、水和による硬化で形状化するものがある。
特許文献1は、結合材噴射方式付加製造装置(3Dプリンター)に用いるための、強度がより高い結合材噴射方式付加製造装置用セメント組成物が開示されている。また、特許文献2は、強度発現性、とくに早期強度発現性が高く、ガス欠陥や黒鉛球状化不良による欠陥の発生が少なく、また白色度の高い付加製造装置(3Dプリンター)用セメント組成物が開示されている。
特開2017-178689号公報 特開2018-090428号公報
順次砂を積層しながら結合剤を吹き付け硬化させる方法により製造された鋳物用砂型も、鋳造時に角部が熱的に特異な状態となりやすいために、熱による発生応力で角部の破損が生じる場合があり、鋳物に欠陥をもたらすという問題があった。これは鋳込み温度が高い鋳鉄、鋳鋼品を製造する際によく見られる。対策として角部にR面やC面をつけることが有効であるが、特許文献1も特許文献2も、鋳物用砂型の鋳物との接触面の角部の破損を防止するR面やC面をつけることは考慮していない。また、具体的にどのような大きさのR面やC面とすれば、角部の破損が避けられるかはわかっていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、鋳物用砂型の鋳物との接触面の角部の欠けが少なくなり、鋳物の隅部に不要な凸が少ない鋳物を得ることができる鋳物用砂型、およびその製造方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の鋳物用砂型は、少なくとも砂および結合材を含む鋳物用砂型であって、前記砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部がR面またはC面となっており、前記R面またはC面の寸法は、前記砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上であることを特徴としている。
このように、砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上のR面またはC面とすることで、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けが少なくなり、鋳物の隅部に不要な凸が少ない鋳物を得ることができる。
(2)また、本発明の鋳物用砂型は、曲げ強度が1MPa以上であることを特徴としている。これにより、砂型の角部の破損、脱粒をより防止できると共に、鋳造までのハンドリングに十分耐え得る。
(3)また、本発明の鋳物用砂型において、前記結合材は、無機質水硬性物質を含むことを特徴としている。これにより、鋳造時に鋳物用砂型から発生するガス量を低減することができ、ガスを起因とする鋳物の欠陥を防止でき、また、臭気等の環境への影響を低減できる。
(4)また、本発明の鋳物用砂型の製造方法は、結合剤噴射方式3Dプリンターによって鋳物用砂型を製造する方法であって、少なくとも砂および結合材を含む粉体材料を積層する工程と、前記粉体材料に結合剤を噴射する工程と、前記結合剤が噴射された粉体材料を固化させる工程と、を含み、前記結合剤を噴射する工程は、前記砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部が、前記粉体材料のモード径の5倍以上の所定の寸法のR面またはC面となるように噴射し、前記粉体材料を積層する工程、結合剤を噴射する工程、および粉体材料を固化させる工程を繰り返すことで前記砂型を形成することを特徴としている。これにより、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けが少なくなり、鋳物の隅部に不要な凸が少ない鋳物を得ることができる。3Dプリンターによって形成されるので、このような精密なR面またはC面を作製することができる。
本発明によれば、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けが少ない鋳物用砂型とすることができる。その結果、本発明の鋳物用砂型を使用して製造された鋳物は、隅部に不要な凸を少なくすることができ、凸を除去するための工程を削減できる。
実施例および比較例の鋳物用砂型の部品1を示す斜視図である。 (a)~(c)は、それぞれ実施例および比較例の鋳物用砂型の部品1の平面図、正面図、および右側面図である。 実施例および比較例の鋳物用砂型の部品1の断面図である。 実施例および比較例の鋳物用砂型の部品2を示す斜視図である。 (a)、および(b)は、それぞれ実施例および比較例の鋳物用砂型の部品2の平面図、および正面図である。 実施例および比較例の鋳物用砂型で作製した鋳物を示す斜視図である。 実施例および比較例の鋳物用砂型の角部Bの欠けの有無を調べる試験を示す概念図である。 実施例および比較例の鋳物用砂型の角部Bの欠けの有無を調べる試験の結果を示す表である。
本発明者らは、鋭意研究の結果、鋳物用砂型の鋳物との接触面の角部の欠けを防止できるR面またはC面の寸法の具体的な数値を見出し、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けが少なくなり、鋳物の隅部に不要な凸が少ない鋳物を得ることができる鋳物用砂型を発明した。以下に、本発明の実施形態について説明する。
[鋳物用砂型の構成]
本発明の鋳物用砂型は、砂型を構成する粉体材料に少なくとも砂および結合材を含む。砂および結合材については後述する。また、本発明の鋳物用砂型は、砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部がR面またはC面となっており、R面またはC面の寸法は、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上である。また、R面またはC面の寸法は、砂型を構成する粉体材料のモード径の10倍以下であることが好ましい。
上記のとおり、順次砂を積層しながら結合剤を吹き付け硬化させる方法により製造される鋳物用砂型も、鋳造時に角部が熱的に特異な状態となりやすいために、熱による発生応力で角部の破損が生じる場合があり、鋳物に欠陥をもたらすという問題があった。例えば、砂型を構成する砂の脱粒は砂型の角部に起こりやすく、脱粒が生じると、そこがくぼみになり、くぼみに湯が入り、鋳物はその部分が凸になる。その凸が鋳物の構造上問題ない部分であればそのままにしてもよいが、例えば、他の部材とのはめ込み部分等である場合や、意匠の造形上問題となる場合は、その凸を除去する工程が必要となる。そのような工程が必要となると、生産性の低下やコストの上昇が問題となる。また、鋳物の形状によっては、凸を除去できない場合もある。さらに、角部の破損の度合いが大きい場合は、鋳物自体が製品として適さなくなる場合もある。
このような破損や脱粒を抑制するには、鋳物用砂型の強度の向上をすることが考えられるが、強度を向上するには、有機物の縮合や重合による硬化で形状化する様式においては有機物の増量、水和による硬化で形状化するにおいては水分量の増量といった方法が必要となる。これらの方法は、鋳造時に鋳物用砂型から発生するガス量の増大をもたらし、ガスを起因とする鋳物の欠陥を引き起こす可能性を高くする。
そのため、有機物の増量や水分量の増量をできるだけ行わないで破損や脱粒を防ぐには、砂型の最表面に位置する砂の露出面積を低減させることが効果的である。すなわち、砂型の角部の破損を回避する対策として、角部にR面やC面をつけることが有効である。しかし、具体的にどのような大きさのR面やC面とすれば、角部の破損が避けられるかはわかっていなかった。砂型の角部は、構成する材料が粒子状の固形物であることから、通常、いわゆるピン角にはならず、材料の固形物のモード径と同程度(1~2倍程度)のR面となる。しかし、自然に発生するそのような大きさのR面のまま鋳物を製造すると、角部の破損が生じる場合がある。
そこで、鋳物用砂型は、角部のR面またはC面の寸法を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上とする。このような値とすることで、角部の破損が避けられる。R面またはC面の寸法を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上とすることで、砂型の最表面に位置する砂の露出面積を十分に低減できるため、熱による発生応力を緩和でき、湯が流れても欠けが発生しない。
角部にC面をつけた場合は、依然として角部が存在するが、新たな角部は元の角部よりも角度が大きくなっており、上記のような自然のR面となるため、新たな角部では砂型の最表面に位置する砂の露出面積が元の角部より低減されている。そのため、熱による発生応力を緩和でき、湯が流れても欠けが発生しない。
R面またはC面の寸法の上限は、砂型を構成する粉体材料のモード径の10倍以下であることが好ましい。R面またはC面の寸法の上限は、角部を形成する辺の長さや砂型を構成する粉体材料のモード径等に応じて取り得る値が変化するが、モード径の10倍以下であれば、角部を形成する辺の長さが短い場合や砂型を構成する粉体材料のモード径が大きい場合にも概ね採用することができる。また、R面またはC面の寸法の上限がモード径の10倍以下であれば、元の角部との形状の差異が大きくないため、好ましい。
なお、砂型の鋳物との接触面の角部に形成するR面またはC面は、角部の欠け等が発生したときに、鋳物の凸を除去する必要が生じる部分、または凸を除去できない部分等の一部の角部だけに形成してもよいし、すべての角部に形成してもよい。
また、砂を含まず無機質水硬性物質を含む結合材のみで鋳物用砂型を形成する場合も、粉体材料の脱粒は生じるので、そのような場合も、砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部がR面またはC面とし、R面またはC面の寸法は、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上とすることが好ましい。
鋳物用砂型の3点曲げ強度は1MPa以上であることが好ましく、3MPa以上であることがより好ましい。1MPa以上であれば、砂型の角部の破損、脱粒をより防止できると共に、鋳造までのハンドリングに十分に耐え得るからである。なお、3点曲げ強度は、造形時の積層方向と平行な方向における強度を意味する。
鋳物用砂型を構成する粉体材料のモード径は、50μm以上300μm以下であることが好ましく、75μm以上212μm以下であることがより好ましい。50μmより小さいと、鋳型の通気度が低下するため、鋳造時に発生するガスが鋳型を透過し難くなり、鋳型を破損する恐れがある。300μmより大きいと、粉体同士の接触点が少なくなるために鋳型の強度が低下するので破損しやすくなる。粉体材料のモード径は、レーザー回折・散乱法により測定する。
砂は、耐火砂であれば、特に制限されず、珪砂、オリビン砂、ジルコン砂、クロマイト砂、アルミナ砂、および人工砂等から選ばれる1種以上が挙げられる。これらのうち、珪砂、オリビン砂、および人工砂は、耐火性が高いため、好ましい。
また、砂の配合量は、後述する結合材100質量%に対し、好ましくは100~600質量%である。数値がこのような範囲であれば、耐火性と強度発現性を確保できる。なお、配合量は、結合材100質量%に対し、より好ましくは150~500質量%、さらに好ましくは200~400質量%である。
結合材は、縮合や重合により硬化するフェノール樹脂やフラン樹脂などの有機物であってもよいが、有機物の種類によっては高温での使用が制限されることもある。そのため、高温での使用をする場合や、鋳込み時に有機物が気化することによる臭気等の環境への影響、発生したガスを起因とする鋳物の欠陥を防止する観点から、結合材は、カルシウムアルミネート、セメント、石膏、石灰などの無機質水硬性物質を主成分とすることが好ましい。以下では、無機質水硬性物質を主成分とする結合材について詳説する。なお、結合材が無機質水硬性物質を主成分とするとは、結合剤の50質量%以上が無機質水硬性物質であることとする。以下に記す結合材を用いることでより強度の高い鋳型となり、角部に破損が生じにくくなるために、より小さなR寸法またはC寸法にすることができる。
無機質水硬性物質を含む結合材は、結合材全体を100質量%として、カルシウムアルミネートを、50~100質量%含むことがより好ましい。また、カルシウムアルミネートは、非晶質カルシウムアルミネートであることがより好ましい。
カルシウムアルミネートは、3CaO・Al、2CaO・Al、12CaO・7Al、5CaO・3Al、CaO・Al、3CaO・5Al、またはCaO・2Al等のカルシウムアルミネート;カルシウムアルミネートにハロゲンが固溶または置換した3CaO・3Al・CaF、および11CaO・7Al・CaF等のカルシウムフロロアルミネートを含むカルシウムハロアルミネート;8CaO・NaO・3Al、および3CaO・2NaO・5Al等のカルシウムナトリウムアルミネート;カルシウムリチウムアルミネート;アルミナセメント;さらにこれらにNa,K,Li,Ti,Fe,Mg,Cr,P,F,S等の微量元素(酸化物等含む。)が固溶した鉱物から選ばれる1種以上が挙げられる。
非晶質カルシウムアルミネートは、原料を溶融した後、急冷して製造するから、実質的に結晶構造を有せず、通常、そのガラス化率は80%以上であり、ガラス化率が高い程、早期強度発現性は高いため、ガラス化率は好ましくは90%以上である。
カルシウムアルミネートのCaO/Alのモル比は、好ましくは1.5~3.0、より好ましくは1.7~2.4である。該モル比が1.5以上で水硬性組成物の早期強度発現性が高く、3.0以下で水硬性組成物の耐熱性が高い。
また、カルシウムアルミネートと、任意の成分であるセメントおよび石膏等を含む結合材の合計を100質量%として、カルシウムアルミネートの含有率は、好ましくは50~100質量%である。該値が50質量%以上であれば、水硬性組成物の早期強度発現性と耐熱性が高い。なお、該値は、好ましくは60~100質量%、より好ましくは70~100質量%、さらに好ましくは80~95質量%である。
また、カルシウムアルミネートのブレーン比表面積は、充分な早期強度発現性を得るとともに粉塵の発生を抑制するために、好ましくは1000~6000cm/g、より好ましくは1500~5000cm/gである。なお、カルシウムアルミネートのブレーン比表面積は、付加製造装置での敷きならしが均一で、かつ、鋳型の強度が低下しないためには、さらに好ましくは1000~2500cm/g、特に好ましくは1500~2000cm/gである。
また、結合材に、ポリマーを含有してもよい。結合材に対するポリマーの含有割合は、鋳物用砂型の強度をより高めるために、結合材100質量%に対し、外割、固形分換算で2~12質量%が好ましい。ポリマーの含有割合が2質量%未満では、強度の向上効果は低く、にじみが発生して寸法精度が劣る場合があり、また、12質量%を越えると、砂型の収縮により、形状によっては変形やひび割れが生じ、また形状が複雑な砂型が製造できない場合がある。なお、ポリマーの含有割合は、結合材100質量%に対し、より好ましくは3~12質量%、さらに好ましくは4~10質量%である。
ポリマーは、ポリマーの形態で示せば、JIS A 6203に規定するポリマーディスパージョンや再乳化粉末樹脂等であり、また、ポリマーの種類で示せば、ポリアクリル酸エステル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニルエステル共重合体、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル・アクリル酸エステル3元共重合体、ポリビニルアルコール、マルトデキストリン、エポキシ樹脂、およびウレタン樹脂から選ばれる1種以上が挙げられる。
これらの中でも、早期強度発現性が得られるため、好ましくはポリビニルアルコール(ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物または完全ケン化物)であり、ポリビニルアルコールのケン化度は、80~90モル%であることが好ましい。さらに好ましくはケン化度が85~90モル%のポリビニルアルコールである。
また、早期強度発現性が得られ、高い強度が得られるため、ポリビニルアルコールの平均粒径(メディアン径D50)は、150μm以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールの平均粒径は、より好ましくは10~150μm、さらに好ましくは30~90μmである。したがって、ポリビニルアルコールは、結合材のいずれかまたは複数の結合材の原料と混合粉砕して、粒度調整すると、より細粒で均質に混合でき、早期強度発現性を高めることができる。
ポリマーは、粉体の状態で結合材や砂と混合して用いるか、または、後述の水に溶解して用いてもよい。なお、この場合のポリマーは粉体材料に含まないものとする。
また、結合材は、結合材全体を100質量%として、JIS R 5210に準拠して測定した凝結(始発)が3時間30分以内であるセメントを、0~50質量%含んでもよい。セメントは結合材の任意の成分であり、JIS R 5210に準拠して測定した凝結(始発)が3時間30分以内であれば、鋳型Mの製造時から3時間後の早期の強度発現性が高いため好ましく、該凝結(始発)は1時間以内がより好ましく、30分以内がさらに好ましい。
結合材中のセメントの含有率は、早期強度発現性の向上のため、結合材全体を100質量%として、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下、特に好ましくは10質量%以下である。
また、セメント中の珪酸カルシウムの含有率は、好ましくは25質量%以上である。該含有率が25質量%以上あれば、材齢1日以後の強度発現性が高く、また長期強度発現性が必要な場合、該含有率は、好ましくは45質量%以上である。
セメントは、速硬セメント、超速硬セメント、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、エコセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、およびセメントクリンカー粉末から選ばれる1種以上が挙げられる。なお、セメントクリンカー粉末もセメントに含める。
これらの中でも、早期強度発現性が高いため、好ましくは、凝結(始発)が30分以内である速硬性セメント、超速硬セメント、または止水セメントである。なお、速硬性セメント等の市販品は、スーパージェットセメント(SJC:太平洋セメント社製)、ジェットセメント(住友大阪セメント社製)、ライオンシスイ(登録商標、住友大阪セメント社製)、またはデンカスーパーセメント(デンカ社製)が挙げられる。
また、結合材は、結合材全体を100質量%として、石膏を無水石膏換算で0~5質量%含んでもよい。石膏は結合材の任意の成分であり、無水石膏、半水石膏、および二水石膏から選ばれる1種以上が挙げられる。これらの中でも、半水石膏は早期強度発現性がより高いために好ましい。
結合材中の石膏の含有率は、強度の向上や、鋳物の製造時においてガスや黒鉛球状化不良を防止するため、結合材全体を100質量%として、好ましくは無水石膏換算で5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、さらに好ましくは1質量%以下である。
また、前記石膏はセメント中に含まれる石膏でもよく、セメント中の石膏の含有率が無水石膏換算で5質量%以上含むような超速硬セメント(例えば、太平洋セメント社製スーパージェットセメント)は、カルシウムアルミネートと混合して結合材として用いることで、より早期強度発現性が向上する。
なお、水硬性組成物は、さらに、強度発現性の調整材等として、高炉スラグ、フライアッシュ、シリカフューム、フュームドシリカ、珪石微粉末、および石灰石粉末等の任意の成分を含んでもよい。
上記した水硬性組成物は、強度発現性と耐熱性が高いため、鋳型に用いた場合、鋳造時のガスの発生が少なく、欠陥のない鋳物を製造することができる。
[鋳物用砂型の製造方法]
以下では、鋳物用砂型の製造方法として、結合剤噴射方式3Dプリンターを使用して、砂と上記水硬性組成物を含む結合材を含む粉体材料を用いて製造する方法を説明するが、本発明はこれに限定されない。結合剤噴射方式3Dプリンターは特に限定されず、市販品が使用できる。また、砂および水硬性組成物を含む結合材は、上記の成分を市販の混合機または手作業で混合して調製する。なお、結合材として複数の材料を用いる場合、結合材を予め市販の混合機や手作業で混合したり、粉砕機で混合粉砕してもよい。
また、結合剤として、水を用いることができる。結合剤とは、粉体材料を硬化させるために3Dプリンターのヘッドから噴射される液体である。水は、通常の上水道や井戸水等を用いることができる。なお、水は、必要とされる各種の機能を付与するため、増粘剤、潤滑剤、流動化剤、界面活性剤、および表面張力低減剤から選ばれる1種以上を混合して用いてもよい。
鋳物用砂型の製造方法において、結合剤として使用する水の量は、固化させる部分の結合材100質量%に対し、好ましくは、水28~130質量%である。水の配合割合がこのような範囲であれば、強度発現性を確保できる。なお、水の配合割合は、鋳物用砂型の強度と寸法精度をより高める観点から、好ましくは30~120質量%、より好ましくは32~105質量%である。なお、上記質量比は、結合剤噴射方式3Dプリンターのプリンターヘッドから噴射される結合剤の量を調整することで制御される。
次に、鋳物用砂型を製造する結合剤噴射方式3Dプリンターの動作を説明する。3Dプリンターは、プログラムにより動作し、製造する立体形状のデータを複数の水平面に分割した形状を順次積層して成形体を製造する。結合剤噴射方式3Dプリンターは、まず、ステージ上に粉体材料を積層する。次に、3Dプリンターは、立体形状のデータまたはそれを水平面に分割した形状のデータに基づいて、プリンターヘッドからステージ上の所定の位置に結合剤を噴射する。これにより、その位置にある粉体材料を固化させる。次に、3Dプリンターは、前回の粉体材料の積層面の上にさらに粉体材料を積層する。さらに、3Dプリンターは、立体形状のデータまたはそれを水平面に分割した形状のデータに基づいて、プリンターヘッドからステージ上の所定の位置に結合剤を噴射することで、その位置にある粉体材料を固化させる。これを繰り返すことにより、鋳物用砂型が製造される。
このとき、結合剤を噴射する工程は、砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部が、粉体材料のモード径の5倍以上の所定の寸法のR面またはC面となるように噴射する。これは、製造する砂型の立体形状から、あらかじめR面またはC面とする角部をプログラムを介して3Dプリンターに対して指定してもよいし、プログラムが立体形状のデータからそのような角部を自動的に検出してR面またはC面としてもよい。また、プログラムが検出した角部から、R面またはC面とする角部を選択する操作をしてもよい。また、所定の寸法も、粉体材料のモード径からあらかじめ定めた一定の値としてもよいし、部分ごとに異なる値としてもよい。
結合剤を吹き付けるためのヘッドの分解能は高いほうがよい。分解能が高いと、鋳物用砂型として高精細なものができるだけでなく、均質に結合剤を吹き付けることができるため、鋳物用砂型の強度の向上につながるからである。例えば積層面内で300×300dpi以上であることが好ましい。
3Dプリンターが砂を積層するピッチについても、狭い方が好ましい。狭いほど鋳物用砂型の強度が向上するからである。例えば、300μm以下の積層ピッチであることが好ましい。
鋳物用砂型の養生方法は、気中養生単独、気中養生した後に続けて水中養生する方法、または、表面含浸剤養生等がある。これらの中でも、早期の強度発現と鋳物の製造時に発生する水蒸気の抑制の点から、気中養生単独が好ましい。また、カルシウムアルミネート、セメント、およびポリマーによる強度増進の点から、気中養生の温度は、好ましくは10~100℃、より好ましくは30~80℃である。また、気中養生の相対湿度は、充分な強度発現と生産効率の点から、好ましくは10~90%、より好ましくは15~80%、さらに好ましくは20~60%である。さらに、気中養生時間は、充分な強度発現と生産効率の点から、好ましくは1時間~1週間、より好ましくは2時間~5日間、さらに好ましくは3時間~4日間である。
[実施例および比較例]
次に、砂型およびその製造方法の実施例、比較例を説明する。鋳造時に発生する臭気が少なく、砂型の強度の制御が容易な、水和による硬化で形状化した鋳物用砂型を実施例とするが、本発明はこれに限定されない。
<使用した材料>
鋳型の基となる粉体材料は、非晶質カルシウムアルミネート90質量部、スーパージェットセメント10質量部、砂200質量部、ポリマー6質量部を混合して作成した。詳細は以下のとおりである。
(1)非晶質カルシウムアルミネート
非晶質のカルシウムアルミネート 試製品、CaO/Alのモル比は2.2、ガラス化率は95%以上、ブレーン比表面積は3000cm/gである。
(2)セメント
スーパージェットセメント、太平洋セメント社製、ケイ酸カルシウムの含有率は47質量%、凝結(始発)は30分、ブレーン比表面積は4700cm/gである。ただし、無水石膏を14質量%含む。
(3)砂
珪砂8号 東北珪砂社製
(4)ポリマー
ポリビニルアルコール 品番 22-88S1(PVA217SS)、クラレ社製
ケン化度は87~89%、平均粒径(メディアン径D50)は60μm、94μmより大きい粒子の含有率は29質量%、77μmより大きい粒子の含有率は47質量%、10%径(D10)は25μm、90%径(D90)は121μmである。
(5)水
3質量%のグリセロール水溶液(ProJet 660Pro用バインダ液)、スリーディシステム社製。
なお、前記ポリビニルアルコールの平均粒径は、シリコーンオイルを媒質として島津製作所製SALD-2000Jを使用してレーザー回折・散乱法により測定した。また、混合した粉体材料のモード径は、同機で測定したところ100μmであった。
<3Dプリンター>
実施例および比較例製造に用いた3Dプリンターは、スリーディシステム社製(ProJet 660Pro)の結合剤噴射方式であり、主な仕様は次のとおりである。
ステージ:254×381×203(mm)
積層ピッチ:100(μm)
積層速度:約28(mm/h)
<砂型の製造>
上記した3Dプリンターを用いて、曲げ試験用の試験片80×16×10mmを作製した。装置の水量設定値は、外部65%、内部90%とし、水/結合材比約30%である。この試験片は、40℃、相対湿度30%の条件下で24時間、気中養生した。次に、曲げ強度試験機(MODEL-2257、アイコーエンジニアリング社製)により3点曲げ試験を行い、曲げ強度を測定した。3点曲げ強度は4.2MPaであった。
同じ条件で、図1、2、4、および5に示す鋳物用砂型の部品1および部品2を各3個製作した。部品1の外寸は120×120×50mm。内寸は100×100mm、深さは20mmと20mmの2段であり、湯口は30×8mmである。部品2は120×120×10mmである。図1は、実施例および比較例の鋳物用砂型の部品1を示す斜視図である。図2(a)~(c)は、それぞれ実施例および比較例の鋳物用砂型の部品1の平面図、正面図、および右側面図である。図4は、実施例および比較例の鋳物用砂型の部品2を示す斜視図である。図5(a)、および(b)は、それぞれ実施例および比較例の鋳物用砂型の部品2の平面図、および正面図である。
また、図には示していないが、各部品1について、図3の断面図の角部であるB部を図8の表に示すR寸法となるように製造した。図3は、図2(a)の平面図のA-Aの断面を示す断面図である。部品1の上部に部品2を配置し、実施例および比較例の鋳物用砂型とした。
<鋳物の製造>
JIS G 5501-1995 FC200を注湯し、冷却した後、鋳物を取り出した。得られた鋳物にショットブラスト(JIS G 5903のS70)を施した。図6は、実施例および比較例の鋳物用砂型で作製した鋳物を示す斜視図である。
<鋳物の凸部の有無を調べる試験>
鋳物の隅部(部品1のB部に対応する位置)の凸部の有無を調べるため、図7に示すように、鋳物を30度に傾け、隅部にJIS G 5903にあるS140のショットを流し、ショットの跳ねやひっかかりを調べた。図7は、鋳物の凸部の有無を調べる試験の概念図である。
図8の表に示すとおり、角部のR面の寸法を、砂型を構成する粉体材料のモード径の3倍とした比較例1は、ショットの跳ねやひっかかりが有った。比較例1はB部が最も鋭角であり、カケやすかった。そこに湯が流れた際にカケが発生し、そこがくぼみになり、くぼみに湯が入り、鋳物はその部分が凸になった。そこでショットの跳ねやひっかかりが発生した。すなわち、鋳物用砂型の鋳物との接触面の角部を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍未満としたときは、砂型の最表面に位置する砂の露出面積の低減が十分でなかったため、熱による発生応力を十分に緩和できず、湯が流れた際に欠けが発生した。
これに対し、角部のR面の寸法を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上とした実施例1、および2は、ショットの跳ねやひっかかりは無かった。これは、B部にカケが発生しなかったことの証左である。すなわち、鋳物用砂型の鋳物との接触面の角部を、砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上とすることで、砂型の最表面に位置する砂の露出面積を十分に低減できたため、熱による発生応力を緩和でき、湯が流れても欠けが発生しなかった。
以上から、本発明の鋳物用砂型は、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けを低減できることが分かった。また、本発明の鋳物用砂型の製造方法は、砂型の鋳物との接触面の角部の欠けを低減できる鋳物用砂型を製造できることが分かった。その結果、本発明の鋳物用砂型を使用して製造された鋳物は、隅部に不要な凸を少なくすることができ、凸を除去するための工程を削減できる。

Claims (4)

  1. 少なくとも砂および結合材を含む鋳物用砂型であって、
    前記砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部がR面となっており、
    前記R面の寸法は、前記砂型を構成する粉体材料のモード径の5倍以上10倍以下であることを特徴とする鋳物用砂型。
  2. 前記砂型の曲げ強度が1MPa以上であることを特徴とする請求項1記載の鋳物用砂型。
  3. 前記結合材は、無機質水硬性物質を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の鋳物用砂型。
  4. 結合剤噴射方式3Dプリンターによって鋳物用砂型を製造する方法であって、
    少なくとも砂および結合材を含む粉体材料を積層する工程と、
    前記粉体材料に結合剤を噴射する工程と、
    前記結合剤が噴射された粉体材料を固化させる工程と、を含み、
    前記結合剤を噴射する工程は、前記砂型の鋳物との接触面の角部の少なくとも一部が、前記粉体材料のモード径の5倍以上10倍以下の所定の寸法のR面となるように噴射し、
    前記粉体材料を積層する工程、結合剤を噴射する工程、および粉体材料を固化させる工程を繰り返すことで前記砂型を形成することを特徴とする製造方法。
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