JP7211321B2 - ウィンドウガラス加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントウィンドウガラスを加熱することによって、フロントウィンドウガラスの曇りを防止又は除去するための、ウィンドウガラス加熱装置に関する。
従来から、車速が高いほどフロントウィンドウガラス(以下、単に、「フロントガラス」と称呼する。)に当たる走行風の強さが強くなるから、車速が高いほどフロントガラスが単位時間あたりに冷却される熱量が増大すると考えられている。
このため、従来のウィンドウガラス加熱装置(以下、「従来装置」と称呼される。)は、車速が高いほどウィンドウガラスを加熱するためのヒータの出力(発熱量(消費電力))が増大するように、ヒータに供給する電力の量を制御する。これにより、従来装置は、走行風の強さに依らず、フロントガラスのうち「車載カメラの撮像範囲に対応する特定部分」の曇りを効果的に防止又は除去することができると考えられていた。
特開2018-34522号公報
先行車が存在する場合にフロントガラスに当たる走行風の強さは、先行車が存在していない場合の当該走行風の強さよりも弱くなる。換言すると、フロントガラスが単位時間あたりに冷却される熱量は、先行車が存在するか否かによって大きく異なる。
ところが、従来装置は、先行車が走行風に及ぼす影響を考慮せず、車速に基づいてヒータに供給する電力の量を制御している。即ち、従来装置は、先行車によってフロントガラスに当たる走行風の強さが弱くなっている場合であっても、先行車が存在しない場合と同様にヒータに供給する電力の量を制御している。その結果、従来装置によれば、先行車が存在する場合にヒータの出力が過剰になり、電力が無駄に消費されたり、車載カメラ及びカメラ固定部材等が過剰に加熱されたりする、虞があった。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力を適切に制御することができるウィンドウガラス加熱装置を提供することにある。以下、本発明のウィンドウガラス加熱装置は「本発明加熱装置」と称呼される場合がある。
本発明加熱装置は、車両(10)のフロントウィンドウガラス(FG)の特定部分(FGC)を通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮像することにより、前記車両の運転支援に利用される前方画像データを取得する車載カメラ(20)と、
前記車両の車速を検出する車速センサ(62)と、
前記車両に搭載された電力源から供給される電力の量に応じた熱を発生して前記特定部分を加熱するように配設されたヒータ(60)と、
前記検出された車速と、少なくとも前記前方画像データから得られる前記車両の前方を走行する先行車(OV)についての情報と、に基づいて前記ヒータに供給される電力の量を制御する(ステップ545)制御ユニット(60)と、
を備える。
本発明加熱装置によれば、先行車の影響によって走行風によるフロントウィンドウガラスの冷却量が減少した場合、そのウィンドウガラスの冷却量の減少分、ヒータに供給される電力の量を減少させることができる。従って、本発明加熱装置は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力を適切に制御できる。
本発明加熱装置の一態様において、
前記制御ユニットは、
前記先行車についての情報として、前記先行車が前記車両の前記フロントウィンドウガラスに当たる走行風の強さを低減させる程度に相関を有する走行風影響パラメータを取得し(ステップ515、ステップ610)、
前記車速が高いほど前記ヒータに供給される電力の量を大きくするとともに、前記走行風影響パラメータに基づいて推定される走行風の強さを低減させる程度が大きいほど前記ヒータに供給される電力の量を小さくする(ステップ545)、
ように構成される。
先行車の影響によって、走行風の強さが小さくなるほど、走行風によるフロントウィンドウガラスの冷却量が減少する。そこで、上記一態様は、走行風影響パラメータから推定される走行風の強さを低減させる程度が大きいほどヒータに供給される電力の量を小さくする。その結果、上記一態様は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力をより適切に制御できる。
本発明加熱装置の一態様において、
前記走行風影響パラメータは、前記先行車の大きさを評価するためのパラメータである大きさ評価パラメータを含み、
前記制御ユニットは、
前記大きさ評価パラメータが大きくなるほど、前記走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する(ステップ530、ステップ550)ように構成される。
走行風の強さは、先行車の大きさ評価パラメータが大きくなるほど小さくなる傾向を有する。そこで、上記一態様は、大きさ評価パラメータが大きくなるほど、走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する。その結果、上記一態様は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力をより適切に制御できる。
本発明加熱装置の一態様において、
前記走行風影響パラメータは、前記先行車との車間距離を含み、
前記制御ユニットは、
前記先行車との車間距離が短くなるほど、前記走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する(ステップ530、ステップ550)ように構成される。
走行風の強さは、先行車との車間距離が短くなるほど小さくなる傾向を有する。そこで、上記一態様は、先行車との車間距離が短くなるほど、走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する。その結果、上記一態様は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力をより適切に制御できる。
本発明加熱装置の一態様において、
前記走行風影響パラメータは、前記先行車とのラップ率を含み、
前記制御ユニットは、
前記先行車とのラップ率が大きくなるほど、前記走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する(ステップ530、ステップ550)ように構成される。
走行風の強さは、先行車とのラップ率が大きくなるほど小さくなる傾向を有する。そこで、上記一態様は、先行車とのラップ率が大きくなるほど、走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する。その結果、上記一態様は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力をより適切に制御できる。
本発明加熱装置の一態様において、
前記走行風影響パラメータは、前記先行車の台数を含み、
前記制御ユニットは、
前記先行車の台数が多くなるほど、前記走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する(ステップ530、ステップ550)ように構成された、
走行風の強さは、先行車の台数が多くなるほど小さくなる傾向を有する。そこで、上記一態様は、先行車の台数が多くなるほど、走行風の強さを低減させる程度を大きく推定する。その結果、上記一態様は、先行車が存在する場合であっても、ヒータの出力をより適切に制御できる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明の実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(本加熱装置)を備えた車両の正面図である。 図2は本加熱装置を備えた車両の車載カメラ近傍部分の側面図である。 図3は本加熱装置の概略回路ブロック図である。 図4Aは、本加熱装置の作動の概要を説明するための図である。 図4Bは、本加熱装置の作動の概要を説明するための図である。 図5は制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。 図6は制御ECUのCPUが実行するルーチンを表すフローチャートである。
<構成>
本発明の実施形態に係るウィンドウガラス加熱装置(以下、「本加熱装置」と称呼する。)は、図1に示した車両10に搭載されている。車両10は、駆動源として内燃機関を備えた車両である。車両10は、電気自動車であってもよく、ハイブリッド車両であってもよい。
(車載カメラ)
車両10は車載カメラ20を備える。車載カメラ20は、フロントウィンドウガラスFG(以下、「フロントガラスFG」と称呼する。)の車幅方向の中央部且つ上部の近傍であって、且つ、車両10の室内(車室内)に配設されている。なお、車載カメラ20の配設位置は、これに限定されない。車載カメラ20は、所定時間が経過する毎に、フロントガラスFGを通して車両10の外部(物体を含む車両外部の風景)を撮像し、画像データ(前方画像データ)を生成する。画像データは運転支援に利用される。
車載カメラ20は、カメラ収容ケース21に固定されている。カメラ収容ケース21は、略直方体のケースであり、車載カメラ20を保持している。
図2に示したように、カメラ収容ケース21は、ブラケット22によってフロントガラスFGに固定される。その結果、車載カメラ20は、フロントガラスFGの近傍の車両10の室内に配置される。
カメラ収容ケース21は平面状のフード部21aを備えている。フード部21aは、カメラ収容ケース21が車両10に取り付けられた状態において、車載カメラ20の下方且つ前方に延在する。従って、フード部21aは、その表面がフロントガラスFGと斜めに対向している。フード部21aの裏面には、ヒータ30が取り付けられている。
ヒータ30は、電熱線31を含む。ヒータ30に電力が供給されると、電熱線31が発熱する。ヒータ30は、電熱線31が発生した熱によりフード部21aを加熱し、フード部21aからの輻射熱によりフロントガラスFGの所定の部分(特定部分)である撮像ガラス部FGCを加熱する。撮像ガラス部FGCは、車載カメラ20の撮像範囲に対応するフロントガラスFGの一部分である。
ヒータ30によって発生した熱が撮像ガラス部FGCを加熱することにより、撮像ガラス部FGCが水分によって曇っている場合には、その曇りが除去され、撮像ガラス部FGCが曇っていない場合には、その撮像ガラス部FGCに曇りが生じることが防止される。
図3に示したように、車両10は、車載カメラ20及びヒータ30の他に、電源装置40、リレー50及び制御ECU60等を更に備える。
なお、本明細書において、「ECU」は、マイクロコンピュータを主要部として備える電気制御装置(Electric Control Unit)を示す。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェースI/F等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。あるECUは、図示しないCAN(Controller Area Network)を介して、図示しない他のECUと相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。
電源装置40は、図示しない「バッテリ及びオルタネータ」を含む電力源である。電源装置40は、図示しないイグニッション・キー・スイッチがオフ位置にあるとき、ヒータ30及び他の車載負荷に電力を供給できない。電源装置40は、イグニッション・キー・スイッチがオン位置にあるとき、ヒータ30及び他の車載負荷に電力を供給可能になる。
リレー50は、制御ECU60からの指示信号(駆動信号)に応じて、導通状態(オン状態)と遮断状態(オフ状態)との間で切り替わる。リレー50が導通状態にある場合、電源装置40からヒータ30に電力が供給される。リレー50が遮断状態にある場合、電源装置40とヒータ30との接続が遮断され、ヒータ30には電力が供給されない。
制御ECU60は、リレー50に接続されている。制御ECU60は、リレー50に指示信号を送信することにより、ヒータ30への電力供給状態を制御する電力供給制御(「ヒータ30の電熱線通電制御」とも称呼される。)を実行する。制御ECU60は、ガラス加熱制御ユニット(便宜上、単に「制御ユニット」とも称呼される。)であると言うこともできる。
本例において、制御ECU60は、電力供給制御を行う場合、所定の通電継続時間Tonにわたるヒータ30への電力供給(電熱線31の通電)と、所定の通電停止時間Toffにわたるヒータ30への電力供給の停止(電熱線31の通電の停止)と、を交互に繰り返し行う。なお、通電継続時間Tonと通電停止時間Toffとの和は一定時間Tに設定されている。
制御ECU60は、通電継続時間Tonの長さ及び通電停止時間Toffの長さをそれぞれ変えることによって、電源装置40からヒータ30に供給される電力の量を制御する(調整する。)。即ち、制御ECU60は、デューティ比(=Ton/(Ton+Toff))を変更することにより、ヒータ30の出力(発熱量(消費電力))を制御することができる。
更に、制御ECU60は、上述の車載カメラ20に接続されている。制御ECU60は、車載カメラ20が生成した画像データを受信する。
更に、制御ECU60は、以下に述べる複数のセンサと接続され、それらのセンサの検出信号を受信するようになっている。
レーダセンサ61は、ミリ波帯の電波を車両10の前方領域を含む車両10の周辺領域に放射し、放射範囲内に存在する物標によって反射された電波(即ち、反射波)を受信する。レーダセンサ61は、送信した電波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及び電波を送信してから反射波を受信するまでの時間等に基づいて、検出した各物標に対する「レーダセンサ検出情報」を所定時間の経過毎に取得する。レーダセンサ検出情報は、車両10と物標との相対関係についての情報であり、検出した各物標に対する、車間距離Dfx、相対速度及び方位等を含む。
車速センサ62は、車両10の車速Vsを示す検出信号を発生する。
外気温センサ63は、車両10の周囲の外気温Tairを示す検出信号を発生する。
電圧センサ64は、電源装置40の出力電圧VBを示す検出信号を発生する。
制御ECU60は、車載カメラ20から取得した画像データを用いて、車両10の先行車OV(図4B参照。)を認識する処理及び区画線(例えば、白線)の認識処理を行う。先行車OVは車両10の前方を走行する他車両である。
制御ECU60は、先行車OVを認識した場合、その先行車OVの方位θp、その先行車OVまでの縦距離(車間距離)Dfx及び車両10に対する先行車OVの相対速度Vfx等(以下、「カメラセンサ検出情報」と称呼される。)を演算する。なお、車載カメラ20が処理部(画像処理ECU)を備えている場合、その処理部がカメラセンサ検出情報を演算し、演算したカメラセンサ検出情報を制御ECU60に送信してもよい。
制御ECU60は、「レーダセンサ検出情報」及び「カメラセンサ検出情報」に基づいて、先行車OVの物標情報(即ち、以下に述べる情報)を決定(取得)する。
・先行車OVの検出位置(即ち、縦距離Dfx(以下、「車間距離Dfx」と称呼される。)、横位置Dfy)
・先行車OVの相対速度Vfx
・先行車OVの幅(先行車OVの左右幅)W
・先行車OVの高さH
・先行車OVと車両10とのラップ率RP
なお、先行車OVと車両10とのラップ率RPは、車両10と先行車OVとが車両10の進行方向において重複している領域の幅の、車両10の幅(左右幅)に対する比率である。
ある先行車OVについて、「レーダセンサ検出情報」及び「カメラセンサ検出情報」の両方が検出されている場合、制御ECU60は、これらの情報をフュージョン(統合)することにより先行車OVの最終的な物標情報を決定(取得)する。これに対して、ある先行車OVについて、「レーダセンサ検出情報」及び「カメラセンサ検出情報」の何れか一方のみが検出されている場合、制御ECU60は、その検出できている情報のみに基づいて先行車OVの最終的な物標情報を取得(決定)する。
<作動の概要>
図4Aに示すように、車両10の前方を走行する他車両(先行車OV)が存在しない状況において、車両10が走行している場合、走行風WD1が車両10のフロントガラスFGに当たる。この走行風WD1が強くなるほど、走行風WD1によるフロントガラスFGの冷却量(即ち、単位時間あたりにフロントガラスFGから持ち去られる熱量)が増大する。
このため、制御ECU60は、走行風WD1の強さを推定する。より具体的に述べると、制御ECU60は、走行風WD1の強さを示すパラメータ(本例において、走行風WD1の風速であり、以下、「推定走行風速V1」と称呼される。)を車速Vsに基づいて算出し、その推定走行風速V1を用いて、ヒータ30に供給される電力の量を制御する。
即ち、推定した推定走行風速V1が大きくなるほど、フロントガラスFGの冷却量が増大することが予想される。このため、制御ECU60は、その冷却量の増大分、ヒータ30の出力(発熱量(消費電力))が大きくなるように、ヒータ30に供給される電力の量を制御する。
ここで、制御ECU60は、車両10の車速Vsに基づいて推定走行風速V1を決定する。車両10の前方に先行車OVが存在しない場合、走行風WD1は車速Vsとの相関が比較的高いので、推定走行風速V1の推定精度が比較的高い傾向にある。即ち、推定走行風速V1の実際の走行風速に対する誤差は小さい。
一方、図4Bに示すように、先行車OVが存在する状況において、車両10が走行している場合、走行風WD1の強さは、車速Vs以外にも先行車OVの影響を受けて変化する。このため、走行風WD1の強さと車速Vsとの相関が比較的弱くなる。
従って、車両10の前方に先行車OVが存在する場合であって、その先行車OVが走行風WD1に影響を与える場合、車速Vsのみに基づいて推定される推定走行風速V1の推定精度は、比較的低い傾向にある。具体的には、走行風WD1は先行車OVに遮られることに起因して弱くなる傾向にあるので、先行車OVの影響が反映されない推定走行風速V1は、実際の走行風速に比べて大きい値に推定されてしまう傾向にある。
よって、走行風WD1に影響を与える特定の先行車OV(以下、単に「特定の先行車OV」と称呼される。)が存在する場合、推定走行風速V1に基づいて決定されるヒータ30の出力は、実際に曇り防止又は除去に必要十分なヒータ30の出力(適切なヒータ30の出力)より、過剰になってしまう可能性がある。
以上から、特定の先行車OVが存在する場合に、推定走行風速V1に基づいてヒータ30に供給される電力の量が決定されると、ヒータ30の出力が適切なヒータ30の出力に対して過剰になってしまう可能性があることが理解される。この場合、ヒータ30に供給される電力が無駄になってしまったり、車載カメラ20の温度が過剰に高くなったりしてしまうので、好ましくない。
そこで、制御ECU60は、車両10の前方の所定の範囲内の先行車OVを認識する。更に、制御ECU60は、認識できた先行車OVに関する物標情報を含む以下の情報を取得する。
・先行車OVの大きさを評価するためのパラメータ(以下、「大きさ評価パラメータ」と称呼される。)
・車両10と先行車OVとの間の車間距離Dfx(先行車OVとの車間距離Dfx)
・車両10と先行車OVとのラップ率RP(先行車OVとのラップ率RP)
なお、大きさ評価パラメータは、先行車OVの大きさに関連するパラメータであり、本例において、大きさ評価パラメータは、先行車OVの高さHである。大きさ評価パラメータは、先行車OVの大きさに関連するパラメータであればよい。例えば、大きさ評価パラメータは、先行車OVの高さHに代えて、先行車OVの幅W又は先行車OVの面積S(=先行車OVの幅W×高さH)であってもよい。
制御ECU60は、取得した上記情報に基づいて、認識できた先行車OVの中から特定の先行車OVを判定(認定)する。制御ECU60は、先行車OVとの車間距離Dfxが所定の車間距離閾値Dfxth以下であり、且つ、先行車OVとのラップ率RPが所定のラップ率閾値RPth以上である場合、その先行車OVを、特定の先行車OVと判定する。
制御ECU60は、先行車OVが走行風WD1の強さを低減させる程度(先行車OVによる走行風WD1の減衰度合い)に相関を有する走行風影響パラメータを用いて、推定走行風速V1を、補正する。走行風影響パラメータは、特定の先行車OVに関する大きさ評価パラメータ、特定の先行車OVとの車間距離Df、特定の先行車OVとのラップ率RP及び特定の先行車OVの台数Nmの少なくとも一つ(本例において、全部)である。
制御ECU60は、走行風影響パラメータを用いて、推定走行風速V1を、先行車OVに起因する走行風WD1への影響が反映されるように補正(推定)する。以下、補正後の推定走行風速は、「補正推定走行風速V2」と称呼される。
本例において、補正推定走行風速V2は、推定走行風速V1に、トータル減衰率αを乗じることにより算出される(即ち、V2=α・V1)。トータル減衰率αは、0より大きく且つ1以下の値である。トータル減衰率αの値は、走行風影響パラメータに基づいて決定される。
ここで、先行車OVが存在する場合、走行風WD1は次の傾向を有する。
・走行風WD1は、特定の先行車OVの大きさ評価パラメータが大きくなるほど弱くなる傾向を有する。換言すると、走行風WD1は、特定の先行車OVの大きさ評価パラメータが大きくなるほど走行風WD1の減衰度合いが大きくなる傾向を有する。
・走行風WD1は、特定の先行車OVとの車間距離Dfxが短くなるほど弱くなる傾向を有する。換言すると、走行風WD1は、特定の先行車OVとの車間距離Dfxが短くなるほど走行風WD1の減衰度合いが大きくなる傾向を有する。
・走行風WD1は、特定の先行車OVとのラップ率RPが大きくなるほど弱くなる傾向を有する。換言すると、走行風WD1は、特定の先行車OVとのラップ率RPが大きくなるほど走行風WD1の減衰度合いが大きくなる傾向を有する。
・走行風WD1は、特定の先行車OVの台数Nmが多くなるほど弱くなる傾向を有する。換言すると、走行風WD1は、特定の先行車OVの台数Nmが多くなるほど走行風WD1の減衰度合いが大きくなる傾向を有する。
従って、推定走行風速V1をより精度良く補正するために、トータル減衰率αの値は、走行風影響パラメータに基づいて、以下のように決定される。
・トータル減衰率αの値は、0より大きく且つ1以下の範囲内で、特定の先行車OVの高さH(特定の先行車OVの大きさ評価パラメータ)が大きくなるほど小さくなるように決定される。
・トータル減衰率αの値は、0より大きく且つ1以下の範囲内で、特定の先行車OVとの車間距離Dfxが短くなるほど小さくなるように決定される。
・トータル減衰率αの値は、0より大きく且つ1以下の範囲内で、特定の先行車OVとのラップ率RPが大きくなるほど小さくなるように決定される。
・トータル減衰率αの値は、0より大きく且つ1以下の範囲内で、特定の先行車OVの台数Nmが多くなるほど小さくなるように決定される。
補正推定走行風速V2は、推定走行風速V1にトータル減衰率α(0<α≦1)を乗じることにより算出されるので、トータル減衰率αの値が小さくなるほど、補正推定走行風速V2は小さくなるように算出される。その結果、推定走行風速V1を実際の走行風速に近くなるように精度良く補正することができる。
更に、このように算出された補正推定走行風速V2は、推定走行風速V1以下になる。制御ECU60は、補正推定走行風速V2を用いて、ヒータ30に供給される電力の量を制御する。その結果、補正推定走行風速V2が推定走行風速V1より小さくなる場合には、ヒータ30に供給される電力の量は、補正前の推定走行風速V1に基づいて決定される電力の量より小さくなる。
以上により、制御ECU60は、先行車OVの影響によって走行風WD1によるフロントガラスFGの冷却量が減少した場合、そのフロントガラスFGの冷却量の減少分、ヒータ30の出力を減少(減衰)させることができる。従って、制御ECU60は、先行車OVが存在する場合であっても、ヒータ30の出力を適切に制御できる。
<具体的作動>
制御ECU60のCPU(以下、単に「CPU」と称呼する。)は、イグニッション・キー・スイッチがオン位置にある場合、図5にフローチャートにより示したルーチンを所定時間の経過毎に実行するようになっている。従って、イグニッション・キー・スイッチがオン位置にある場合に所定のタイミングになると、CPUは、ステップ500から処理を開始してステップ505に進む。
CPUは、ステップ505に進むと、ヒータ30の作動開始条件が成立するか否かを判定する。
ヒータ30の作動開始条件は、以下に述べる条件1及び条件2の何れもが成立する場合に、成立する。
条件1:外気温センサ63によって検出される外気温Tairが所定の外気温閾値以下である。
なお、外気温閾値は、フロントガラスFGに曇りが生じないと推定される温度に基づいて任意の値に決定される。
条件2:ヒータ30の作動停止状態が所定時間以上にわたって継続している。
ヒータ30の作動開始条件が成立しない場合、CPUはステップ505にて「No」と判定してステップ595に進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対して、ヒータ30の作動開始条件が成立する場合、CPUはステップ505にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ510及びステップ515の処理を順に行った後、ステップ520に進む。
ステップ510:CPUは、車両10の車速Vsに基づいて走行風WD1の風速(推定走行風速V1)を推定する(算出する)。より具体的に述べると、CPUは、予めROMに格納されているルックアップテーブルMapWD1(Vs)に検出された車速Vsを適用することにより、推定走行風速V1を求める。このテーブルMapWD1(Vs)は、先行車OVが存在していない場合において、実験により求められる「車速Vsと推定走行風速V1との関係」を規定するテーブルである。
ステップ515:CPUは、先行車OVの認識処理を実行し、認識できた先行車OVに関する情報(先行車OVの高さH、先行車OVとの車間距離Dfx、先行車OVとのラップ率RP)を取得する。
CPUはステップ520に進むと、認識できた先行車OVの中に特定の先行車OV(走行風WD1に影響を与える先行車OV)が1台以上存在するか否かを判定する。なお、認識できた先行車OVが特定の先行車OVであるかの判定は、次のように行われる。即ち、CPUは、先行車OVが下記条件Aを満たす場合、その先行車OVを特定の先行車OVであると判定する。
条件A:先行車OVとの車間距離Dfxが車間距離閾値Dfxth以下であり、且つ、先行車OVとのラップ率RPがラップ率閾値RPth以上である。なお、車間距離閾値Dfth及びラップ率閾値RPthのそれぞれには、例えば予め実験を行うことによって取得された判定に適切な値が使用される。
特定の先行車OVが1台も存在しない場合(先行車OVが認識できていない場合も含む。)、CPUはステップ520にて「No」と判定して、以下に述べるステップ525乃至ステップ545の処理を順に実行した後、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ525:CPUはトータル減衰率αの値を「1」に設定する。
ステップ530:CPUは、ステップ510にて算出した推定走行風速V1に、ステップ525にて設定したトータル減衰率α(=1)を乗じることにより、補正推定走行風速V2を算出する。その結果、推定走行風速V1は補正されず、補正されていない推定走行風速V1が、補正推定走行風速V2として算出される。
ステップ535:CPUは、出力電圧VB、外気温Tair及び補正推定走行風速V2に基づいて、通電継続時間Tonを決定する。より具体的に述べると、CPUは、予めROMに格納されているルックアップテーブルであるマップMapB(VB,Tair,V2)に、出力電圧VB、外気温Tair及び補正推定走行風速V2を適用することにより、通電継続時間Tonを決定する。
このマップMapB(VB,Tair,V2)によれば、出力電圧VBが大きくなるほど通電継続時間Tonが短くなり、外気温Tairが高くなるほど通電継続時間Tonが短くなり、補正推定走行風速V2が小さくなるほど通電継続時間Tonが短くなる(即ち、補正推定走行風速V2が小さくなるほど、ステップ545にてヒータ30に供給される電力の量が低減される)。
ステップ540:CPUは、一定時間Tから通電継続時間Tonを減じることにより、通電停止時間Toffを決定する(即ち、Toff=T(固定時間)-Ton)。
ステップ545:CPUは、通電継続時間Tonにわたりヒータ30へ電力を供給し、通電停止時間Toffにわたりヒータ30への電力供給を停止する動作を繰り返し行う。なお、図示しない別のルーチンによって、電力供給制御は、実行開始時点から一定時間(T(固定時間)に対して、十分に長い時間)の経過後、自動的に終了される。
一方、ステップ520の処理を実行する時点で、特定の先行車OVが1台以上存在する場合、CPUはステップ520にて「Yes」と判定して、以下に述べるステップ550の処理を順に実行した後、ステップ530に進む。
ステップ550:CPUは、特定の先行車OVの走行風影響パラメータ(高さH、車間距離Dfx、ラップ率RP及び台数Nm)のそれぞれを、所定のルックアップテーブルである第1マップMp1乃至第4マップMp4のそれぞれに適用する。これにより、まずCPUは、走行風WD1の第1減衰率α1乃至第4減衰率α4を算出する。その後、CPUは、第1減衰率α1乃至第4減衰率α4を乗じること(第1減衰率α1×第2減衰率α2×第3減衰率α3×第4減衰率α4)により、トータル減衰率αを算出する。
なお、特定の先行車OVが1台のみ存在する場合、先行車OVの高さH、先行車OVとの車間距離Dfx及び先行車OVとのラップ率RPのそれぞれには、当該1台の特定の先行車OVに関して取得された値が使用される。一方、特定の先行車OVが2台以上存在する場合、当該2台以上の特定の先行車OVのそれぞれの「高さH、車間距離Dfx及びラップ率RP」に基づいて定まる各値が、走行風影響パラメータの「高さH、車間距離Dfx及びラップ率RP」に使用される。上記値としては、例えば、重み付き平均値(加重平均値)が挙げられる。例えば、重み付き平均値を算出するときの重み付けは、各特定の先行車OVの走行風WD1に影響を与える程度に応じて、行われる(例えば、車両10に近い方の特定の先行車OVに関する値に対する重みが大きくなるように重み付けが行われる。)。
なお、第1マップMp1によれば、第1減衰率α1の値は、0より大きく且つ1より小さい範囲内で、先行車OVの高さHが大きくなるほど小さくなるように、決定される。
第2マップMp2によれば、第2減衰率α2の値は、0より大きく且つ1より小さい範囲内で、先行車OVとの車間距離Dfxが短くなるほど小さくなるように、決定される。
第3マップMp3によれば、第3減衰率α3の値は、0より大きく且つ1より小さい範囲内で、先行車OVとのラップ率RPが大きくなるほど小さくなるように、決定される。
第4マップMp4によれば、第4減衰率α4の値は、0より大きく且つ1より小さい範囲内で、先行車OVとのラップ率RPが大きくなるほど小さくなるように、決定される。
その後、CPUはステップ530に進むと、ステップ510にて算出した推定走行風速V1に、ステップ550にて算出したトータル減衰率α(0<α<1)を乗じることにより、補正推定走行風速V2を算出する。その結果、推定走行風速V1は、トータル減衰率α(0<α<1)が小さくなるほどその低減の程度が大きくなるように補正(低減)され、そのように補正(低減)された推定走行風速V1が、補正推定走行風速V2として算出される。
その後、CPUは、ステップ535に進むと、マップMapBに、出力電圧VB、外気温Tair及びステップ530にて算出した補正推定走行風速V2を適用することにより、通電継続時間Tonを決定する。その結果、通電継続時間Tonは、補正前の推定走行風速V1をマップMapBに適用した場合に比べて、短くなる(ステップ545にて、ヒータ30に供給される電力の量が、補正前の推定走行風速V1をマップMapBに適用した場合に比べて、低減される。)。その後、CPUは、既に述べたステップ535乃至ステップ545の処理を順に実行した後、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
以上説明したように、本加熱装置は、先行車OVが存在する場合であっても、ヒータ30の出力を適切に制御することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、本発明の技術的思想に基づく各種の変形例を採用し得る。
例えば、図5のステップ550において、トータル減衰率αは、第1減衰率α1乃至第4減衰率α4のうちの2つ又は3つを乗じることによって、算出されるようにしてもよい。更に、図5のステップ550において、トータル減衰率αの算出に代えて、第1減衰率α1乃至第4減衰率α4の何れか一つが、トータル減衰率αに設定されてるようにしてもよい。
ヒータ30に印加する電圧を調整するための電圧調整回路をリレー50の上流に設置し、それによりヒータ30に印加する電圧を調整することによって実施してもよい。この場合、CPUは、外気温Tairと、推定走行風速V1及び補正推定走行風速V2の何れかと、から単位時間あたりの目標供給電力量を決定し、その目標供給電力量がヒータ30に供給されるように、ヒータ30に印加する電圧を調整する。
例えば、本加熱装置は、図5のフローチャートにより示したルーチンに代えて、図6のフローチャートにより示したルーチンを実行するように構成されてもよい。図6のルーチンは、図5のステップ520が以下に述べるステップ610に置換された点のみ図5のルーチンと相違する。
ステップ610:CPUは先行車OVが存在するか否かを判定する。即ち、ステップ515にて、CPUが先行車OVを認識できたか否かを判定する。
この場合、図6のステップ550にて、トータル減衰率αの値は、認識できた先行車OVに関する走行風影響パラメータに基づいて決定される。なお、図6のステップ550にて、車間距離Dfxが所定の車間距離閾値Dfxth以上の場合、第2減衰率α2の値は「1」に設定されるようにしてもよい。更に、ラップ率RPが所定のラップ率閾値RPth以下の場合、第3減衰率α3の値は「1」に設定されるようにしてもよい。
10…車両、20…車載カメラ、30…ヒータ、40…電源装置、50…リレー、60…制御ECU、61…レーダセンサ、62…車速センサ、63…外気温センサ、64…電圧センサ、FG…フロントウィンドウガラス、FGC…撮像ガラス部

Claims (1)

  1. 車両のフロントウィンドウガラスの特定部分を通して前記車両の内部から前記車両の外部を撮像することにより、前記車両の運転支援に利用される前方画像データを取得する車載カメラと、
    前記車両の車速(Vs)を検出する車速センサと、
    前記車両に搭載された電力源から供給される電力の量に応じた熱を発生して前記特定部分を加熱するように配設されたヒータと、
    前記電力源の出力電圧(VB)を示す検出信号を発生する電圧センサ(64)と、
    前記車両の外気温(Tair)を示す検出信号を発生する外気温センサ(63)と、
    前記検出された車速と、少なくとも前記前方画像データから得られる前記車両の前方を走行する先行車についての情報と、に基づいて前記ヒータに供給される電力の量を制御する制御ユニットと、
    を備えたウィンドウガラス加熱装置において、
    前記制御ユニットは、
    前記先行車についての情報であって前記先行車が前記車両の前記フロントウィンドウガラスに当たる走行風の強さを低減させる程度に相関を有する走行風影響パラメータとして、前記先行車の大きさを評価するためのパラメータである大きさ評価パラメータと、前記先行車との車間距離と、前記先行車とのラップ率と、前記先行車の台数と、を取得し、
    前記検出された車速(Vs)を予めROMに格納されているルックアップテーブル(MapWDV1(Vs))に適用することにより推定走行風速(V1)を決定し、
    トータル減衰率(α)の値を、0より大きく且つ1以下の範囲内で、前記先行車の大きさ評価パラメータが大きくなるほど小さくなり、前記先行車との車間距離が短くなるほど小さくなり、前記先行車とのラップ率が大きくなるほど小さくなり、且つ、前記先行車の台数が多くなるほど小さくなるように決定し、
    前記推定走行風速(V1)に前記トータル減衰率(α)を乗じることにより補正推定走行風速(V2)を算出し、
    前記電圧センサから得られた前記出力電圧(VB)と、前記外気温センサから得られた前記外気温(Tair)と、前記算出された補正推定走行風速(V2)と、を予めROMに格納されているルックアップテーブル(マップMapB(VB,Tair,V2))に適用することにより、前記出力電圧(VB)が大きくなるほど短くなり、前記外気温(Tair)が高くなるほど短くなり、且つ、前記補正推定走行風速(V2)が小さくなるほど短くなるように通電継続時間(Ton)を決定し、
    一定時間(T)から前記通電継続時間(Ton)を減じることにより通電停止時間(Toff)を決定し、
    前記通電継続時間(Ton)にわたり前記ヒータへ前記電力源から電力を供給し、前記通電停止時間(Toff)にわたり前記ヒータへの前記電力源からの電力供給を停止する動作、を所定の一定時間だけ繰り返し行う、
    ように構成された、
    ウィンドウガラス加熱装置。
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