JP2022155233A - 物体検知装置、車両、および、物体検知装置における受波期間の設定方法 - Google Patents

物体検知装置、車両、および、物体検知装置における受波期間の設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の周囲の状況に応じて歩行者等を高精度に検知することができる物体検知装置を提供する。【解決手段】本開示に係る物体検知装置は、車両に備えられ、超音波を送信する送信部と、送信部により送信された超音波が車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部とを有する、複数の測距センサと、送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの受波期間において、受信部が受信した反射波に基づいて車両の周囲の物体を検知する制御部と、を備え、制御部は車両の周囲を撮像する車載カメラにより撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像に基づいて、特定物体が含まれているか否かを判定する判定部と、を有し、判定部が撮像画像に特定物体が含まれていると判定した場合に、制御部は受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。【選択図】図1

Description

本開示は、物体検知装置、車両、および、物体検知装置における受波期間の設定方法に関する。
従来、車両に搭載された超音波センサ等の測距センサによって、先行車両、障害物、または歩行者等の物体を検知する技術が知られている。また、測距センサによる物体検知結果に基づいて、車両の走行安全性を向上させるための各種制御、例えば、自動ブレーキの作動や、運転者への報知等を行う技術が知られている。
特開2018-081050号公報
しかしながら、例えば歩行者等は超音波に対する反射率が小さいため、歩行者等を検知する精度の向上が求められている。特に、単に超音波等による検知の感度を上げても、受波期間が短い場合には、ソナーで歩行者等を検知することができない。車両の周囲の状況に応じて歩行者等を高精度に検知することが求められている。
本開示は、車両の周囲の状況に応じて歩行者等を高精度に検知することができる物体検知装置、車両、および、物体検知装置における受波期間の設定方法を提供する。
本開示に係る物体検知装置は、車両に備えられ、超音波を送信する送信部と、送信部により送信された超音波が車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部とを有する、複数の測距センサと、送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの受波期間において、受信部が受信した反射波に基づいて車両の周囲の物体を検知する制御部と、を備え、制御部は車両の周囲を撮像する車載カメラにより撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像に基づいて、特定物体が含まれているか否かを判定する判定部と、を有し、判定部が撮像画像に特定物体が含まれていると判定した場合に、制御部は受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。
また、本開示に係る車両は、周囲を撮像する車載カメラと、物体検知装置と、を備える。
また、本開示に係る物体検知装置における受波期間の設定方法は、車両に備えられる、物体検知装置における受波期間の設定方法であって、物体検知装置は、超音波を送信する送信部と、送信部により送信された超音波が車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部と、を有する、複数の測距センサと、送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの受波期間において、受信部が受信した反射波に基づいて車両の周囲の物体を検知する制御部と、を備え、受波期間の設定方法は、車両の周囲を撮像する車載カメラにより撮像された撮像画像を取得するステップと、撮像画像に基づいて、特定物体が含まれているか否かを判定するステップと、撮像画像に特定物体が含まれていると判定された場合に、受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定するステップと、を含む。
本開示に係る物体検知装置によれば、車両の周囲の状況に合わせて適切に物体検知装置の受波期間を設定することで歩行者等を精度良く検知することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る車載システムが搭載された車両の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施の形態に係るセンサ制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態に係るセンサ制御装置が備える機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施の形態に係るソナーの構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係るエコー波形の一例を示すグラフである。 図6は、第1の実施の形態に係るセンサ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施の形態に係るセンサ制御装置が備える機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、第2の実施の形態に係るセンサ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照しながら、本開示に係る物体検知装置の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、物体検知装置の受波期間を制御するものである。
図1は、本実施の形態に係る車載システム100が搭載された車両1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、車両1は、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI(Human Machine Interface)装置60、およびセンサ制御装置70を備える。車載システム100は特許請求の範囲における物体検知装置の一例であり、センサ制御装置70は特許請求の範囲における制御部の一例である。
本実施の形態においては、車載システム100は、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60、およびセンサ制御装置70を含むものとする。なお、車両1には、さらに他の装置が搭載されても良い。また、図1では操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60、およびセンサ制御装置70を別個の装置として図示しているが、これらの装置の一部または全てが統合されても良い。
また、車両1は、複数のソナー21a~21d,22a~22d、撮像装置16a,16b、およびレーダー17a,17bを備える。
複数のソナー21a~21d,22a~22dは、本実施の形態における複数の測距センサの一例である。複数のソナー21a~21d,22a~22dのうち、複数のソナー21a~21dは車両1の前端部に設けられる。また、複数のソナー22a~22dは車両1の後端部に設けられる。以下、個々のソナー21a~21d,22a~22dを特に区別しない場合には、ソナー21,22という。また、複数のソナー21a~21dを総称する場合には前方ソナー21という。また、複数のソナー22a~22dを総称する場合には後方ソナー22という。
ソナー21,22は、車両1上で、周囲の物体の検知または測距に有利な位置に配置される。例えば、複数のソナー21,22は車両1の前端部および後端部のバンパー上に、距離を置いて配置され、車両1の前後の物体を検知する。
ソナー21,22は、車両1に備えられて超音波を発信し、車両1の周囲の物体が反射した反射波を受信するまでの時間を計測することにより、車両1の周囲の物体を検知するとともに、検知した物体までの距離情報を得る。具体的には、ソナー21,22は、超音波を送信する送信部と、送信部により送信された超音波が車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部とを有し、送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの受波期間において、受信部が受信した反射波に基づいて車両の周囲の物体を検知する。
なお、本実施形態で「物体」または「障害物」という場合には、歩行者および他の車両を含むものとする。また、車両1が走行するのに障害とならないもの、例えば路面の凹凸等は障害物には含まれない。
より詳細には、車両1の前端部の中央右寄りには第1の前方センターソナー21aが設けられ、車両1の前端部の中央左寄りには第2の前方センターソナー21bが設けられる。また、車両1の前端部において、第1の前方センターソナー21aよりも右側の角部の近くに、第1の前方コーナーソナー21cが設けられる。また、車両1の前端部において、第2の前方センターソナー21bよりも左側の角部の近くに、第2の前方コーナーソナー21dが設けられる。
また、車両1の後端部の中央右寄りには第1の後方センターソナー22aが設けられ、車両1の後端部の中央左寄りには第2の後方センターソナー22bが設けられる。また、車両1の後端部において、第1の後方センターソナー22aよりも右側の角部の近くに、第1の後方コーナーソナー22cが設けられる。また、車両1の後端部において、第2の後方センターソナー22bよりも左側の角部の近くに、第2の後方コーナーソナー22dが設けられる。
特許請求の範囲における第1の測距センサの一例は、第1の前方コーナーソナー21cであり、特許請求の範囲における第2の測距センサの一例は、第1の前方センターソナー21aである。しかしながら、本実施の形態に係る構成はこれに限らない。適宜、周囲の状況に応じて個々のソナー21a~21d,22a~22dのいずれかを第1の測距センサまたは第2の測距センサとしても良い。
図1では、第1の前方センターソナー21aが物体を検知可能な範囲を検知範囲210aとし、第2の前方センターソナー21bが物体を検知可能な範囲を検知範囲210bとし、第1の前方コーナーソナー21cが物体を検知可能な範囲を検知範囲210cとし、第2の前方コーナーソナー21dが物体を検知可能な範囲を検知範囲210dとする。個々の検知範囲210a~210dを特に区別しない場合には、単に検知範囲210という。
また、第1の後方センターソナー22aが物体を検知可能な範囲を検知範囲220aとし、第2の後方センターソナー22bが物体を検知可能な範囲を検知範囲220bとし、第1の後方コーナーソナー22cが物体を検知可能な範囲を検知範囲220cとし、第2の後方コーナーソナー22dが物体を検知可能な範囲を検知範囲220dとする。個々の検知範囲220a~220dを特に区別しない場合には、単に検知範囲220という。
検知範囲210は、超音波が送信されてから所定時間経過するまでの受波期間に基づいて決定される。受波期間は、センサ制御装置70によってあらかじめ設定されるが、周囲の状況や車の状況に応じて適宜、各ソナー21,22ごとに修正(更新)可能である。受波期間の設定方法は後述する。
なお、図1では各検知範囲210,220を分離して図示しているが、実際には、隣接するソナー21,22の検知範囲210,220同士は重複する。
また、第1の前方センターソナー21a、第2の前方センターソナー21b、第1の後方センターソナー22a、第2の後方センターソナー22bを特に区別しない場合には、単にセンターソナー21a,21b,22a,22bという。また、第1の前方コーナーソナー21c、第2の前方コーナーソナー21d、第1の後方コーナーソナー22c、第2の後方コーナーソナー22dを特に区別しない場合には、単にコーナーソナー21c,21d,22c,22dという。なお、以下、本実施形態においては、主として車両1の進行方向が前方である場合を例として、具体的な説明を記載するが、前方ソナー21を用いて例示した機能について、後方ソナー22に当てはめて適用しても良い。
車両1が前方に直進する場合、車両1の進行方向に位置する障害物は、内寄りの第1の前方センターソナー21aおよび第2の前方センターソナー21bにより検知される。また、車両1が前方に向かって左折または右折する場合、左折または右折先に位置する物体は、第2の前方コーナーソナー21dまたは第1の前方コーナーソナー21cにより検知される。また、車両1の右側方から、車両1の右前方に障害物が進入する時は、第1の前方コーナーソナー21cまたは第1の前方センターソナー21aが最初に検知する。
また、ソナー21,22の設置場所および数は、図1に示す例に限定されるものではない。なお、ソナー21,22の機能の詳細は後述する。
また、撮像装置16a,16bは、車両1の周囲を撮像するカメラである。図1では、撮像装置16aは車両1の前端部に設けられ、車両1の前方を含む周囲を撮像可能である。また、撮像装置16bは車両1の後端部に設けられ、車両1の後方を含む周囲を撮像可能である。撮像装置16a,16bの設置場所、および数は図1に示す例に限定されるものではない。
なお、後方の撮像装置16bは必須ではなく、撮像装置16aのみが車両1に搭載されていても良い。以下、撮像装置16a,16bを特に区別しない場合には、単に撮像装置16という。撮像装置16は、特許請求の範囲における車載カメラの一例である。
また、レーダー17a,17bは、車両1の周囲の物体を検知し、当該物体と車両1との距離を測距する。例えば、レーダー17aは、車両1の前方に位置する先行車両と車両1との間の距離を測距する。また、レーダー17bは、車両1の後方に位置する後続車両と車両1との間の距離を測距する。個々のレーダー17a,17bを区別しない場合、単にレーダー17という。レーダー17は、例えばミリ波等の電波を発して、物体により反射された電波を受信する。なお、レーダー17の設置場所、および数は図1に示す例に限定されるものではない。
なお、ソナー21,22、撮像装置16、レーダー17を総称して検知装置としても良い。また、車両1は、さらにLiDAR(Light Detection and Ranging、またはLaser Imaging Detection and Ranging)等の他の検知装置を備えても良い。また、車両1は、レーダー17を備えなくとも良い。また、車両1は、GPS(Global Positioning System)信号を受信可能なアンテナ、および受信したGPS信号に基づいて車両1の位置を表すGPS座標を特定するGPS装置(不図示)を備えても良い。
操舵制御装置30は、車両1の舵角を制御する。操舵制御装置30は、舵角制御装置ともいう。操舵制御装置30は、例えば、車両1のパワーステアリングの操舵補助に有利な位置に配置される。
速度制御装置40は、車両1の加速、および制動を制御する。速度制御装置40は、例えば、エンジンまたはモーターとブレーキの制御に有利な位置に配置される。
車両制御装置50は、車両1の各種挙動を制御する装置であり、例えば操舵制御装置30および速度制御装置40の近傍に配置される。
HMI装置60は、情報を表示可能なディスプレイと、ユーザによる操作を受け付け可能なタッチパネルまたはスイッチ等を含む。なお、ディスプレイとタッチパネルとは一体の装置として構成されても良い。ディスプレイは、表示部ともいう。タッチパネルおよびスイッチを、操作部ともいう。また、HMI装置60に含まれる表示部および操作部は、運転席周辺に配置される。
センサ制御装置70は、ソナー21,22を制御する。なお、センサ制御装置70は、さらに、撮像装置16およびレーダー17を制御しても良い。あるいは、上述の車両制御装置50が撮像装置16およびレーダー17を制御しても良い。
センサ制御装置70と、ソナー21,22とは、本実施形態における物体検知装置の一例である。なお、センサ制御装置70単体を物体検知装置の一例としても良い。また、物体検知装置は、車載システム100全体、あるいは車載システム100に含まれる操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、およびHMI装置60のいずれかが含まれるものとしても良い。
操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、HMI装置60、およびセンサ制御装置70は、例えばCAN(Controller Area Network)等のローカルエリアネットワークで有線接続される。また、ソナー21,22、撮像装置16およびレーダー17は、ローカルエリアネットワークに接続しても良いし、センサ制御装置70または車両制御装置50と専用の配線で接続されても良い。
次に、センサ制御装置70のハードウェア構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るセンサ制御装置70のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、センサ制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B、RAM(Random Access Memory)11C、I/F(インタフェース)11D、およびフラッシュメモリ11E等がバス11Fにより相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
CPU11Aは、センサ制御装置70全体を制御する演算装置である。なお、CPU11Aは、プロセッサの一例であり、他のプロセッサまたは処理回路がCPU11Aの代わりに設けられても良い。ROM11Bは、CPU11Aによる各種処理を実現するプログラム等を記憶する。RAM11Cは、例えばセンサ制御装置70の主記憶装置であり、CPU11Aによる各種処理に必要なデータを記憶する。I/F11Dは、データを送受信するためのインタフェースである。また、I/F11Dは、車両1内のCAN等を介して車両1に搭載された他の装置との間で情報の送受信をしても良い。また、フラッシュメモリ11Eは書き込み可能な不揮発性の記憶媒体の一例である。ROM11B、RAM11C、およびフラッシュメモリ11Eは、記憶部ともいう。なお、センサ制御装置70は、フラッシュメモリ11Eの代わり、あるいはフラッシュメモリ11Eに加えて、HDD(Hard Disk Drive)等の他の記憶装置を備えても良い。
また、操舵制御装置30、速度制御装置40、車両制御装置50、およびHMI装置60それぞれのハードウェア構成についても、例えば、CPU等の処理回路、ROM、RAM、I/F、およびフラッシュメモリ等を備えるものとする。
また、図3は、第1の実施形態に係るセンサ制御装置70が備える機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態のセンサ制御装置70は、取得部701と、判定部702と、予想軌跡生成部703と、位置推定部704と、受波期間設定部705と、を備える。
取得部701は、ソナー21,22またはレーダー17によって測距された距離情報、車両1の速度を示す車速情報、撮像装置16により得た画像データ、または、車両1の位置を示す位置情報を取得する。取得部701は特許請求の範囲における画像取得部の一例である。
画像データは、本実施形態における画像情報の一例である。取得部701は、撮像装置16から直接画像データを取得しても良いし、車両制御装置50を介して画像データを取得しても良い。
判定部702は、取得部701で取得した画像データの中に特定物体が含まれているか否かを判定する。特定物体は、例えば歩行者や自転車である。このような物体は、超音波に対する反射率が小さいため、これらを検知する精度の向上が求められる。
なお、画像データの中に特定物体が含まれているか否かの判定は画像データを処理して歩行者等の像を検出し、歩行者等の位置を推定する公知の技術を用いて良い。
また、取得部701は、速度制御装置40または車両制御装置50から車速情報を取得する。取得部701は、操舵制御装置30から操舵情報を取得しても良い。
また、車両1の位置を示す位置情報は、車両1の位置が地図上で特定された情報である。位置情報は、例えば、車両制御装置50が、GPS装置等から取得した情報と、車両制御装置50の記憶部に記憶された地図情報とに基づいて特定した情報である。なお、位置情報の生成手法および取得手法は特に限定されるものではなく、公知の技術を採用可能である。
予想軌跡生成部703は、取得部701で取得した車両の位置情報、操舵情報、および速度情報、に基づいて車両の予想軌跡を生成する。生成した予想軌跡は車両に搭載されたディスプレイまたはナビ画面に映しても良い。なお、位置情報、操舵情報、および、速度情報は、それぞれ上述したGPS装置、操舵制御装置30、速度制御装置40や、ソナー21,22またはレーダー17によって測距される。
なお、予想軌跡生成部703は、本実施の形態における車載システム100の必須の構成ではない。
位置推定部704は取得部701が取得した位置情報や判定部702が判定した特定物体の有無情報等から車両1に対する特定物体の相対位置を推定する。相対位置には、車両1に対する特定物体の方角情報、距離情報の少なくとも一つが含まれる。方角情報および距離情報は取得部701が取得した画像データから判定部702が算出しても良いし、撮像装置16の制御部で算出し、取得部701が算出した情報を取得するようにしても良い。
また、位置推定部704は車両1に対する特定物体の相対位置を予想軌跡生成部703が生成した予想軌跡に基づいて推定しても良い。具体的には生成された予想軌跡上の点のうち車両1が特定物体に近づく点(例えば最接近する点)と特定物体との位置関係により車両に対する特定物体の相対位置を決定する。予想軌跡生成部703は判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定した場合のみ予想軌跡を生成してもよい。
受波期間設定部705は、各ソナー21,22の受波期間を設定する。言い換えれば、受波期間設定部705は、各ソナー21,22の検知範囲210を設定するものである。検知範囲210は、超音波が送信されてから所定時間経過するまでの受波期間に基づいて決定される。
次に、ソナー21,22の詳細について説明する。図4は、第1の実施形態に係るソナー21,22の構成の一例を示す図である。個々のソナー21,22は、ソナーモジュールともいう。ソナーモジュールは、コントローラ23、駆動回路241、受信回路242、圧電素子25、およびマスク26を備える。また、コントローラ23は、タイマー231、通信回路232、波形メモリ233、判定回路234、および閾値メモリ235を備える。また、コントローラ23は、伝送路27を介してセンサ制御装置70と接続する。なお、コントローラ23は、車両制御装置50とも伝送路27を介して接続してもよい。
ソナー21,22は、圧電素子25に電圧が印加されることにより、超音波を発信する。例えば、コントローラ23が駆動回路241を制御して、圧電素子25に50KHzの電圧を印加することにより、圧電素子25が同じ周波数の超音波を発信する。発信される超音波はパルス状である。当該パルス状の超音波は、路面や障害物に当たると反射して、一部がソナー21,22に返って来る。
そして、圧電素子25は、返ってきた反射波の音圧を電圧に変換する。受信回路242は、圧電素子25によって音圧から変換された電圧を増幅した上で整流し、音波受信強度に変換する。当該変換された音波受信強度の時系列を「エコー波形」という。
図5は、第1の実施形態に係るエコー波形の一例を示すグラフである。図5に示すグラフの横軸は距離および時間、縦軸は強度(dB)、すなわち音波受信強度を示す。エコー波形は、コントローラ23の波形メモリ233に記憶される。
遠くの物体ほど、超音波がソナー21,22から発信されてからソナー21,22に返るまでの時間が長いため、発信から受波までの時間の長さを、ソナー21,22から物体までの距離の長さに換算できる。
図3に戻り、受波期間設定部705による受波期間の設定方法について説明する。
受波期間設定部705は、判定部702が、取得部701で取得した画像データの中に特定物体が含まれていると判定した場合にソナー21,22の受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。超音波を送信してから所定時間経過するまでの期間である受波期間を長く設定するとそれに伴い検知範囲210,220が大きくなる。
このように画像データに特定物体が含まれている場合に、センサ制御装置70がソナー21,22の受波期間を長くする(検知範囲210を大きくする)ことで、撮像装置16で検知した特定物体がソナーでは検知出来ない距離の場合であっても、ソナー21,22の受波時間を充分長く設定するため、遠方から、精度良く歩行者等の特定物体を検知できるようになる。
また、センサ制御装置70は、撮像画像に特定物体が含まれていると判定された場合に、位置推定部704が推定した特定物体の相対位置に基づいて、ソナー21,22のうち、対応するソナーのみ受波期間を長くするようにしても良い。
例えば特定物体が車両1の前方右側方にある場合は、第1の前方コーナーソナー21cのみの受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。また、例えば特定物体が車両1の前方正面右側にある場合は、第1の前方センターソナー21aのみの受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。
受波期間を長く設定してしまうと超音波の送波サイクルが遅くなり、1回の障害物検知のサイクル(超音波を送信してから反射波を受信し障害物を検出するまでの時間)が長くなりその結果、ブレーキ制御などが遅くなり車載システム100の応答性が低下するという問題がある。本構成のように、車両1に対する特定物体の相対位置(車両1に対する特定物体の方角情報)に基づいて、相対位置に対応するソナーのみの受波期間を長くすることで、車載システム100の応答性を維持しつつ歩行者を精度良く検知することが可能になる。
なお、車両1に対する特定物体の相対位置は、上述した車両1に対する特定物体の方角情報に限らない。車両1から特定物体までの距離情報を含んでも良い。距離情報は、例えば撮像装置16が撮像した画像データからセンサ制御装置70が算出する。センサ制御装置70は、距離情報に基づいてソナー21,22の検知範囲210,220に特定物体が含まれるように第2の受波期間を受波期間設定部705が設定する。このようにすれば、センサ制御装置70の応答性を維持しつつ確実に歩行者などの特定物体を検知できるようになる。受波期間設定部705は、車両1から特定物体までの距離情報または方角情報、あるいは、その両方に基づいて、第2の受波期間を設定する。なお、第2の受波期間は判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定する前の受波期間である第1の受波期間よりも長い。
なお、車両1に対する特定物体の相対位置は、画像データに含まれる特徴点の分布に基づいて算出されても良い。例えば、所定物体にかかるエッジ点の分布(ばらつき)に基づいて位置推定部704は相対位置を算出する。このようにすれば効率よく車両1に対する特定物体の相対位置を決定することができる。
また、判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定する前(判定されていない場合)は、第1の前方センターソナー21a(特許請求の範囲における第2の測距センサの一例)の受波期間は、第1の前方コーナーソナー21c(特許請求の範囲における第1の測距センサの一例)の受波期間よりも長く設定されていても良い。このようにすることで判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定する前(判定されていない場合)の状態では、車両1の前方正面のみ検知範囲を広くできる(検知範囲210aが検知範囲210cよりも大きい)ため、車載システム100の応答性を維持しつつ障害物を精度良く検知することが可能になる。車両正面方向の検知範囲を車両側方の検知範囲よりも大きくしておくことが望ましい。そして、センサ制御装置70は、判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定した場合に、車両1に対する特定物体の相対位置に基づき各ソナー21,22の受波期間を調整することで車載システム100の応答性を維持しつつ効率的な障害物(歩行者自転車等を含む)検知が可能となる。
なお、本実施の形態では、判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定する前(判定されていない場合)の状態で、第2の前方センターソナー21bの受波期間を第2の前方コーナーソナー21dの受波期間よりも長く設定しても良いし、第2の前方センターソナー21bの受波期間を第1の前方コーナーソナー21cの受波期間よりも長く設定しても良い。また、車両1の後方においても同様である。判定部702が画像データに特定物体が含まれていると判定する前(判定されていない場合)の状態で、第1の後方センターソナー22aの受波期間よりも第1の後方コーナーソナー22cの受波期間を長くしても良い。ここでいう第1の測距センサは車両1のコーナ付近に設置されるコーナーセンサであり、第2の測距センサは車両1の中央付近に設置されるセンターセンサであれば良い。
また、センサ制御装置70が、ソナー21,22の一つまたは複数の受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定した後(判定部702によって画像データに特定物体が含まれたと判定された後)において、センサ制御装置70の判定部702が、画像データに特定物体が含まれていないと判定した場合に、第2の受波期間に設定したソナー21,22の受波期間を第2の受波期間よりも短い第3の受波期間に設定しても良い。このようにすることで一旦歩行者等の物体が検知された後に特定物体が非検知となった場合に、受波期間を短く再設定するため歩行者等の特定物体が検知されていないときの車載システム100の応答性を向上させることができる。
なお、第3の受波期間は特定物体が検知される前(判定部702によって画像データに特定物体が含まれていると判定される前)の受波期間である第1の受波期間であっても良い。また、ソナー21,22のうち車両1のコーナ付近に設置される第1の測距センサ(例えば第1の前方コーナーソナー21c)の受波期間のみを短く設定しても良い。また、特定物体が検知される際(判定部702によって画像データに特定物体が含まれていると判定される際)と同様に特定物体の検知の際に位置推定部704が推定した特定物体の相対位置に基づいてソナー21,22のうち対応するソナーの受波期間を短く(第3の受波期間に)設定しても良い。
次に、センサ制御装置70の受波期間を制御する動作について説明する。図6は、第1の実施の形態に係るセンサ制御装置70の動作の一例を示すフローチャートである。
センサ制御装置70の動作は例えば車両1のエンジンがかかる(あるいはイグニッションがオンする)場合に始動する。
まず、ステップS1においてセンサ制御装置70内の取得部701が、撮像装置16が撮像した画像データを取得する。取得した画像データは判定部702に送られる。なお、取得部701は撮像装置16が撮像した画像データを取得し続けても良いし、所定時間毎に取得するようにしても良い。
次に、フローチャートはステップS2に移行される。ステップS2において判定部702が画像データ内に特定物体が存在するか否かを判定する。特定物体とは、歩行者、自転車等、超音波の反射率が低く検知に特に注意が必要な物体である。
判定部702が画像データ中に特定物体ありと判定した場合(ステップS2におけるYes)、フローチャートはステップS3に移行される。判定部702が画像データ中に特定物体なしと判定した場合(ステップS2におけるNo)、フローチャートはステップS2の手前に戻される。
ステップS3において、位置推定部704が車両1に対する特定物体の相対位置を算出する。相対位置は、車両1に対する特定物体の方角情報や距離情報を含む点については上述した通りである。位置推定部704による相対位置の算出は車両1の現在位置の代わりに予想軌跡生成部703が生成する車両1の予想軌跡に基づいて算出されても良い。位置推定部704は算出した車両1に対する特定物体の相対位置情報を受波期間設定部705に送る。フローチャートはステップS4に移行される。
ステップS4において、受波期間設定部705は、位置推定部704が算出した車両1に対する特定物体の相対位置情報に基づいて対応するソナー21,22の受波期間を第1の受波期間から第2の受波期間に受波期間が長くなるように設定する。
上述した通り、例えば特定物体が車両1の前方右側方にある場合は、第1の前方コーナーソナー21cのみの受波期間を第1の受波期間から第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する。ソナー21,22のうち特定物体の相対位置応じて特定のソナー21,22のみ受波期間を長くすることで車載システム100の応答性を維持したまま特定物体の検知を精度良く効率的に行うことができる。
また、ステップS3は本実施の形態において必須の構成ではない。判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合に、車両1と特定物体との相対位置を算出することなくソナー21,22の受波期間を長くしても良い。このとき受波期間設定部705はソナー21,22の全てについて受波期間を長く設定しても良いし、ソナー21,22の一部について受波期間を長く設定しても良い。受波期間設定部705がソナー21,22の受波期間を長く設定した後、フローチャートはステップS5に移行される。
ステップS5において、判定部702が画像データ内に特定物体が存在するか否かを判定する。判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合(ステップS5におけるYes)、フローチャートはステップS5の手前に戻される。
判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合(ステップS5におけるNo)、ステップS6に移行され、受波期間設定部705は長く設定したソナー21,22の受波期間を元の値(第1の受波期間)に戻す。なお、ステップS6において受波期間設定部705はソナー21,22の受波期間を第2の受波期間よりも短い値にすればよく、その値は第1の受波期間に限らない。
またソナー21,22のうち複数または一部のソナーの受波期間を短く設定すれば良く、ステップS4で長く設定したソナー21,22以外のソナーの受波期間を短くしても良い。なお、ステップS5,ステップS6は本実施の形態において必須の構成ではない。
センサ制御装置70の動作は、例えばエンジンが切られた(あるいはイグニッションオフされた)場合に終了される。
本実施の形態における車載システム100の構成は、判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合に、車両の周囲の状況に応じてソナー21,22の受波期間を制御することで、歩行者等の特定物体を精度良く検知することができる。また、車両1に対する特定物体の相対位置に応じて対応するソナー21,22の受波期間を制御することで、車載システム100の応答性を維持したまま効率よく歩行者等の特定物体を検知できる。
(第2の実施の形態)
以下、図面を参照しながら、本開示に係る物体検知装置の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る車載システム200において、車両1の構成(車載システム200を除く)、ソナー21、22の構成、およびソナー21、22における障害物検知の原理については第1の実施形態に係る車載システム100と同一のため説明を省略する。本実施の形態における車載システム200について、第1の実施の形態に係る車載システム100と同一の箇所については同じ符号を付し説明を省略する。第1の実施の形態は、物体検知装置の感度を制御するものである。
本実施の形態に係る車載システム200は第1の実施の形態に係る車載システム100と比較して、センサ制御装置80の構成および判定部702が、取得部701で取得した画像データの中に特定物体が含まれていると判定した場合のセンサ制御装置80の制御が異なる。具体的には、センサ制御装置80は、ソナー21,22の受波期間を制御するのではなくソナー21,22の感度を制御する。
図7は、第2の実施の形態に係るセンサ制御装置が備える機能構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態のセンサ制御装置80は、取得部701と、判定部702と、予想軌跡生成部703と、位置推定部704と、検知感度設定部805と、を備える。
取得部701、判定部702、予想軌跡生成部703、および、位置推定部704の機能については第1の実施の形態と同一であるため説明を省く。
検知感度設定部805は、各ソナー21,22の検知感度を設定する。検知感度設定部805は、ソナー21,22の検知閾値を制御するか、もしくはソナー21,22の受信ゲインを制御することで検知感度を調整する。具体的には、ソナー21,22の検知閾値を下げるか、もしくは、ソナー21,22の受信ゲインを増大させることで検知感度を上げることができる。
ここで検知閾値とは、センサ制御装置80が受信した反射波に基づいて車両1の周囲の障害物を検知する際に、検知の有無を判定する閾値である。受信した反射波が閾値よりも大きければ障害物あり、閾値よりも小さければ障害物なしと判定される。したがって検知閾値を小さく設定することでセンサ制御装置80の検知感度を上げることができる。
また、受信ゲインは、ソナー21,22の受信部が受信した反射波の増幅のことである。検知困難な微弱な反射波を増幅した後に障害物判定を行うことで反射率の小さい障害物や遠くに存在する障害物まで検知できるようになる。すなわち、反射波の増幅を大きくすると受信ゲインは増大し、反射波の増幅を小さくすると受信ゲインは減少する。したがって、受信ゲインを増大させることでセンサ制御装置80の検知感度を上げることができる。
検知感度設定部805による検知感度の設定方法について説明する。
検知感度設定部805は、判定部702が、取得部701で取得した画像データの中に特定物体が含まれていると判定した場合にソナー21,22の受波期間を第1の検知感度から第1の検知感度よりも大きい第2の検知感度に設定する。
このように画像データに特定物体が含まれている場合に、センサ制御装置80がソナー21,22の検知感度を大きくすることで、検知不要な物まで検知対象とせず、なおかつ、反射率の小さい歩行者等の特定物体を精度良く検知することができる。
また、センサ制御装置80は、撮像画像に特定物体が含まれていると判定された場合に、位置推定部704が推定した特定物体の相対位置に基づいて、ソナー21,22のうち、対応するソナーのみ検知感度を大きくしても良い。
例えば特定物体が車両1の前方右側方にある場合は、第1の前方コーナーソナー21cのみの検知感度を第1の検知感度から第1の検知感度よりも大きい第2の検知感度に設定する。また、例えば特定物体が車両1の前方正面右側にある場合は、第1の前方センターソナー21aのみの検知感度を第1の検知感度から第1の検知感度よりも大きい第2の検知感度に設定する。
検知感度を一律に長く設定してしまうと検知不要な物まで検知対象としてしまい誤検知が増えてしまうという問題がある。本構成のように、車両1に対する特定物体の相対位置(車両1に対する特定物体の方角情報)に基づいて、相対位置に対応するソナーのみの検知感度を大きくすることで、歩行者や自転車などの反射率の小さい特定物体であっても精度良く検知することが可能になる。
なお、車両1に対する特定物体の相対位置は、上述した車両1に対する特定物体の方角情報に限らない。車両1から特定物体までの距離情報を含んでも良い。
なお、車両1に対する特定物体の相対位置は、画像データに含まれる特徴点の分布に基づいて算出しても良い。例えば、所定物体にかかるエッジ点の分布(ばらつき)に基づいて位置推定部704は相対位置を算出する。このようにすれば効率よく車両1に対する特定物体の相対位置を決定することができる。
また、位置推定部704は、第1の前方コーナーソナー21c(特許請求の範囲における第1の測距センサの一例)で超音波を送信し、反射波を第1の前方コーナーソナー21c自身で受信する直接波検知により特定物体の座標を算出することで車両1に対する特定物体の相対位置を算出しても良い。座標の算出方法は公知の技術を用いる。例えば異なる時刻に同一の障害物(特定物体)に対して複数回直接波検知を行うことにより、障害物の座標を特定することが可能である。なお、特許請求の範囲における第1の測距センサの一例として第1の前方コーナーソナー21cを用いたが本実施の形態はこれに限らない。他のソナー21,22を用いて特定物体の座標を算出しても良い。
また、特定物体の座標の算出に、直接波検知ではなく間接波検知を使っても良い。間接波検知とは、第1の前方コーナーソナー21c(特許請求の範囲における第1の測距センサの一例)で超音波を送信し、第1の前方センターソナー21a(特許請求の範囲における第2の測距センサの一例)で受信するものである。特許請求の範囲における第1の測距センサの一例として第1の前方コーナーソナー21cを用いたが本実施の形態はこれに限らない。他のソナー21,22を用いて特定物体の座標を算出しても良い。また第2の測距センサの一例として第1の前方センターソナー21aを用いたがこれに限らない。第2の測距センサは第1の測距センサ以外のソナー21,22であれば間接波検知が可能である。
また、上述した直接波検知と間接波検知とを組み合わせて特定物体の座標を算出しても良い。このようにすれば異なる時刻に同一の障害物(特定物体)に対して複数回検知を行う必要がない。
特定物体の座標を検知し、特定物体の座標を含む所定範囲でソナー21,22(例えば第1の前方コーナーソナー21c)の検知感度を大きくすることで、特定物体の正確な位置が判るためより精度良く歩行者等を検知することが可能となり、なおかつ、不要な箇所で検知感度を大きくしないため誤検知低減にもつながる。
例えば、相対位置に距離情報のみを用いた場合と比較すると、距離情報に基づいて検知感度を大きくした場合は、車両1から同程度の距離の集合領域(同心円状の領域)については例え歩行者等が存在しない領域で合っても検知感度を大きくしてしまうことになり、車両1から同一距離内に障害物が存在すれば、その障害物対する検知感度も大きくなり誤検知が増えてしまう。
具体的に説明すると、例えば、車両1から特定物体までの距離と同程度であるが別方向に縁石などの不要物が存在した場合に、特定物体に対する検知感度が大きくなるとともに不要物に対する検知感度も大きくなってしまうため、本来ブレーキ制御の対象外である縁石を障害物と誤検知してしまう虞がある。
これに対して本構成では、特定物体の正確な位置を直接波または間接波より算出した後に、対応するソナー21,22の検知感度を大きくするため特定物体が存在する座標を含む所定範囲内のみの検知感動を大きくすることができ、その結果、特定物体を精度良く検知するとともに誤検知を増大させることもない。
また、センサ制御装置80が、ソナー21,22の一つまたは複数の検知感度を第1の検知感度から第1の検知感度よりも大きい第2の検知感度に設定した後(判定部702によって画像データに特定物体が含まれたと判定された後)において、センサ制御装置80の判定部702が、画像データに特定物体が含まれていないと判定した場合に、第2の検知感度に設定したソナー21,22の検知感度を第2の検知感度よりも小さい第3の検知感度に設定しても良い。このようにすることで一旦歩行者等の物体が検知された後に特定物体が非検知となった場合に、検知感度を小さく再設定するため歩行者等の特定物体が検知されていないときの障害物検知における誤検知を低減できる。
なお、第3の検知感度は特定物体が検知される前(判定部702によって画像データに特定物体が含まれていると判定される前)の検知感度である第1の検知感度であっても良い。また、ソナー21,22のうち車両1のコーナ付近に設置される第1の測距センサ(例えば第1の前方コーナーソナー21c)の検知感度のみを小さく設定しても良い。また、特定物体が検知される際(判定部702によって画像データに特定物体が含まれていると判定される際)と同様に特定物体の検知の際に位置推定部704が推定した特定物体の相対位置に基づいてソナー21,22のうち対応するソナーの検知感度を小さく(第3の検知感度に)設定しても良い。
次に、センサ制御装置80の検知感度を制御する動作について説明する。図8は、第2の実施の形態に係るセンサ制御装置80の動作の一例を示すフローチャートである。
センサ制御装置80の動作は例えば車両1のエンジンがかかる(あるいはイグニッションがオンする)場合に始動する。
まず、ステップS11においてセンサ制御装置80内の取得部701が、撮像装置16が撮像した画像データを取得する。取得した画像データは判定部702に送られる。なお、取得部701は撮像装置16が撮像した画像データを取得し続けても良いし、所定時間毎に取得するようにしても良い。
次に、フローチャートはステップS12に移行される。ステップS12において判定部702が画像データ内に特定物体が存在するか否かを判定する。特定物体とは、歩行者、自転車等、超音波の反射率が低く検知に特に注意が必要な物体である。
判定部702が画像データ中に特定物体ありと判定した場合(ステップS12におけるYes)、フローチャートはステップS13に移行される。判定部702が画像データ中に特定物体なしと判定した場合(ステップS12におけるNo)、フローチャートはステップS12の手前に戻される。
ステップS13において、位置推定部704が車両1に対する特定物体の相対位置を算出する。相対位置は、車両1に対する特定物体の方角情報や距離情報を含む点については上述した通りである。位置推定部704による相対位置の算出は車両1の現在位置の代わりに予想軌跡生成部703が生成する車両1の予想軌跡に基づいて算出されても良い。予想軌跡は車両1の位置情報、速度情報、および操舵情報に基づいて生成される。
位置推定部704は、上述したようにソナー21,22の直接波検知または間接波検知による特定物体の座標を算出することで車両1に対する特手物体の相対位置を算出しても良い。このようにすれば特定物体を含む所定範囲で検知感度を大きくすることが可能となる。位置推定部704は算出した車両1に対する特定物体の相対位置情報を検知感度設定部805に送る。フローチャートはステップS14に移行される。
ステップS14において、検知感度設定部805は、位置推定部704が算出した車両1に対する特定物体の相対位置情報に基づいて対応するソナー21,22の検知感度を第1の検知感度から第2の検知感度に検知感度が大きくなるように設定する。
上述した通り、例えば特定物体が車両1の前方右側方にある場合は、第1の前方コーナーソナー21cのみの検知感度を第1の検知感度から第1の検知感度よりも大きい第2に検知感度に設定する。ソナー21,22のうち特定物体の相対位置応じて特定のソナー21,22のみ検知感度を大きくすることで検知不要な物を検知対象とせず誤検知を低減できるとともに反射率の小さい歩行者等の特定物体についても精度良く検知することが可能となる。
また、ステップS13は本実施の形態において必須の構成ではない。判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合に、車両1と特定物体との相対位置を算出することなくソナー21,22の検知感度を大きくしても良い。このとき検知感度設定部805はソナー21,22の全てについて検知感度を大きく設定しても良いし、ソナー21,22の一部について検知感度を大きく設定しても良い。検知感度設定部805がソナー21,22の検知感度を大きく設定した後、フローチャートはステップS15に移行される。
ステップS15において、判定部702が画像データ内に特定物体が存在するか否かを判定する。判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合(ステップS15におけるYes)、フローチャートはステップS15の手前に戻される。
判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合(ステップS15におけるNo)、ステップS16に移行され、検知感度設定部805は大きく設定したソナー21,22の検知感度を元の値(第1の検知感度)に戻す。なお、ステップS16において検知感度設定部805はソナー21,22の検知感度を第2の検知感度よりも小さい値にすればよく、その値は第1の検知感度に限らない。
またソナー21,22のうち複数または一部のソナーの受波感度を小さく設定すれば良く、ステップS14で大きく設定したソナー21,22以外のソナーの検知感度を小さくしても良い。なお、ステップS15,ステップS16は本実施の形態において必須の構成ではない。
センサ制御装置80の動作は、例えばエンジンが切られた(あるいはイグニッションオフされた)場合に終了される。
本実施の形態における車載システム200の構成は、判定部702が画像データ内に特定物体が存在すると判定した場合に、車両の周囲の状況に応じてソナー21,22の検知感度を制御することで、反射率の小さい歩行者等の特定物体を精度良く検知することができる。また、車両1に対する特定物体の相対位置に応じて対応するソナー21,22の検知感度を制御することで、誤検知を低減したまま効率よく歩行者等の特定物体を精度良く検知できる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、また、他の実施の形態やその他の様々な形態と組み合わせて実施されることが可能である。発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 車両
16,16a,16b 撮像装置
17,17a,17b レーダー
21a 第1の前方センターソナー
21b 第2の前方センターソナー
21c 第1の前方コーナーソナー
21d 第2の前方コーナーソナー
22a 第1の後方センターソナー
22b 第2の後方センターソナー
22c 第1の後方コーナーソナー
22d 第2の後方コーナーソナー
30 操舵制御装置
40 速度制御装置
50 車両制御装置
60 HMI装置
70,80 センサ制御装置
100,200 車載システム
210,210a~210d,220,220a~220d 検知範囲
235 閾値メモリ
701 取得部
702 判定部
703 予想軌跡生成部
704 位置推定部
705 受波期間設定部
805 検知感度設定部

Claims (14)

  1. 車両に備えられ、超音波を送信する送信部と、前記送信部により送信された超音波が前記車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部とを有する、複数の測距センサと、
    前記送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの受波期間において、前記受信部が受信した反射波に基づいて前記車両の周囲の物体を検知する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は前記車両の周囲を撮像する車載カメラにより撮像された撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に基づいて、特定物体が含まれているか否かを判定する判定部と、
    を有し、
    前記判定部が前記撮像画像に前記特定物体が含まれていると判定した場合に、前記制御部は前記受波期間を第1の受波期間から前記第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定する、
    物体検知装置。
  2. 前記複数の測距センサは第1の測距センサと第2の測距センサとを有し、
    前記制御部は前記車両に対する前記特定物体の相対位置を推定する位置推定部を更に備え、
    前記制御部は、前記撮像画像に前記特定物体が含まれていると判定された場合に、前記位置推定部が推定した前記特定物体の相対位置に基づいて前記複数の測距センサのうち対応する前記第1の測距センサの前記受波期間を前記第2の受波期間に設定する、
    請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 前記相対位置は前記車両に対する前記特定物体の方角情報を含み、
    前記制御部は、前記方角情報に基づいて対応する前記第1の測距センサを選択し、前記第1の測距センサの前記受波期間を前記第2の受波期間に設定する、
    請求項2に記載の物体検知装置。
  4. 前記相対位置は前記車両に対する前記特定物体の距離情報を含み、
    前記制御部は、前記距離情報に基づいて前記複数の測距センサの検知範囲に前記特定物体が含まれるように前記第2の受波期間を設定する、
    請求項2または請求項3に記載の物体検知装置。
  5. 前記制御部は車両の予想軌跡を生成する予想軌跡生成部を更に有し、
    前記位置推定部は、前記予想軌跡生成部が生成した前記予想軌跡上の点のうち前記車両が前記特定物体に近づく点と前記特定物体との位置関係により前記車両に対する前記特定物体の相対位置を決定する、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の物体検知装置。
  6. 前記予想軌跡生成部は、前記車両の位置情報、速度情報、および操舵情報に基づいて前記予想軌跡を生成する、
    請求項5に記載の物体検知装置。
  7. 前記位置推定部は、前記撮像画像に前記特定物体が含まれていると判定された場合に、前記撮像画像の前記特定物体にかかる特徴点の分布に基づいて、前記特定物体の相対位置を推定する、
    請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の物体検知装置。
  8. 前記第1の測距センサは前記車両のコーナ付近に設置されるコーナーセンサであり、
    前記第2の測距センサは前記車両の中央付近に設置されるセンターセンサであり、
    前記制御部が前記撮像画像に前記特定物体が含まれていると判定されていない場合には、前記第2の測距センサの受波期間は前記第1の測距センサの受波期間よりも長く設定される、
    請求項2から請求項7のいずれか一項に記載の物体検知装置。
  9. 前記制御部により、前記受波期間を第1の受波期間から前記第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定された後において、前記制御部が、前記撮像画像に前記特定物体が含まれていないと判定された場合に、前記受波期間を前記第2の受波期間から前記第2の受波期間よりも短い第3の受波期間に設定する、
    請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の物体検知装置。
  10. 前記位置推定部が推定した前記特定物体の相対位置に基づいて前記複数の測距センサのうち対応する前記第1の測距センサの前記受波期間を前記第3の受波期間に設定する、
    請求項9に記載の物体検知装置。
  11. 前記第3の受波期間は、前記第1の受波期間と同じ期間である、
    請求項9または請求項10に記載の物体検知装置。
  12. 前記特定物体は歩行者または自転車である、
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の物体検知装置。
  13. 周囲を撮像する車載カメラと、
    請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の物体検知装置と、を備える、
    車両。
  14. 車両に備えられる、物体検知装置における受波期間の設定方法であって、
    前記物体検知装置は、超音波を送信する送信部と、前記送信部により送信された超音波が前記車両の周囲の物体により反射された反射波を受信する受信部と、を有する、複数の測距センサと、
    前記送信部が超音波を送信してから所定時間経過するまでの前記受波期間において、前記受信部が受信した反射波に基づいて前記車両の周囲の物体を検知する制御部と、を備え、
    前記受波期間の設定方法は、
    前記車両の周囲を撮像する車載カメラにより撮像された撮像画像を取得するステップと、
    前記撮像画像に基づいて、特定物体が含まれているか否かを判定するステップと、
    前記撮像画像に前記特定物体が含まれていると判定された場合に、前記受波期間を第1の受波期間から前記第1の受波期間よりも長い第2の受波期間に設定するステップと、を含む、
    物体検知装置における受波期間の設定方法。
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