JP7211235B2 - 光接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、光接続構造に関し、特に、入力された光のモードフィールド径を変換して出力するモードフィールド変換技術に関する。
同一基板上に光電子デバイスを一括して集積する技術として、シリコンフォトニクスと呼ばれる技術が注目されている。シリコンフォトニクスでは、シリコン(Si)から形成されるコアと、石英(SiO2)から形成されるクラッドによって導波路(Si導波路と呼ぶ)を構成している。Si導波路の導波光を、光ファイバを介して高い結合効率で伝送するには、Si導波路のモードフィールドと光ファイバのモードフィールドとを整合させる光接続構造が必要となる。
異なるモードフィールドを有する光導波路間を結合する従来の光接続構造を例示する。例えば、図3に示す光接続構造300は、導波路310のコア311の断面積を光の伝搬方向(z軸)に向かって単調減少させた逆テーパ構造とし、接着層330を介して導波路310と光ファイバ320とを光学的に結合させる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の光接続構造300では、逆テーパ構造のコア311の周囲にコア312が形成され、コア312内にフィールドが満たされ、モードフィールド径が変換される。一般には、複数の高次モードが変換後に混在する。また、導波路310の端面からの出射光に含まれる放射モードは、モードフィールドの拡大により、低減されているが、完全に抑制される訳ではない。
一方、レンズによって導波路からの出射光を集光し、ファイバに結合するレンズ光学系は、放射モードを含めて、ファイバコア内に入射させることができ、基本モードで伝搬させることも可能である。一般に、放射モードと高次モードとを完全に抑制するレンズ結合系は、レンズ高や光路長が長くなり、光接続構造の全体サイズが大きくなる傾向がある(特許文献2参照)。そのため、外径が数百μm以内の微小レンズによって高結合効率化とサイズ低減を図る方法が提案されている(特許文献3参照)。
微小レンズを形成する光接続構造の形態としては、Si基板に異方性エッチング加工されたガイド溝に微小レンズを搭載する構造(特許文献4参照)や、微小レンズを導波路間の接着領域に挿入する構造が提案されている(特許文献3参照)。
特開2012-83446号公報 特開2010-278201号公報 特開2003-270482号公報 特開2003-255194号公報
しかしながら、微小レンズを搭載するためのガイド溝を、異方性エッチングによって基板加工する工程において、導波路に損傷を与える可能性がある。損傷を回避するために、別加工で基板に溝を形成した場合、工程数が増大し生産性が低下するという問題が生ずる。そのため、導波路間を高効率に結合するための集光機能を有する光学系を高精度に構成し、かつ、生産性の高い光接続構造を提供することが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、導波路間を高効率に結合することができ、かつ、生産性の高い光接続構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る光接続構造は、基板と、前記基板の一の面である上面に形成され、第1端面を有する第1導波路と、前記第1端面と向かい合う第2端面を有する第2導波路と、前記基板の前記第2導波路側の端部からさらに前記第2導波路側に延在するテラスと、前記テラスの上面に配設されて、前記第1端面と前記第2端面とを結ぶ光軸上に配置された、光を集光するレンズからなる光学素子と、前記テラスの前記第2導波路側の端面と、前記第2端面とを接着する接着層と、を備え、前記テラスの前記端面は、前記光学素子よりも前記第2導波路側に位置して前記第2導波路の前記第2端面に前記接着層を介して直接接着されている
また、本発明に係る光接続構造において、前記第1端面と前記第2端面との間に前記光学素子を覆う、前記光学素子の屈折率よりも小さい屈折率を有する材料から形成された接続層をさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る光接続構造において、前記テラスの前記光軸に沿った長さは、前記接続層に形成される前記光学素子を含む光学系の光路長に対応する長さであってもよい。
また、本発明に係る光接続構造において、前記テラスの表面は、前記基板の前記第1導波路が形成されている前記一の面よりも低くてもよい。
また、本発明に係る光接続構造において、前記光学素子は、光硬化性樹脂材料から構成されていてもよい。
また、本発明に係る光接続構造において、前記光学素子は複数設けられていてもよい。
本発明によれば、一の面に第1導波路が形成されている基板の第2導波路側の端部からさらに第2導波路側に延在するテラスを有し、光学素子がテラスに配設されて、光軸上に配置されているので、導波路間を高効率に結合することができ、かつ、生産性の高い光接続構造を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態係る光接続構造の断面模式図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態に係る光接続構造の断面模式図である。 図3は、従来例の光接続構造の平面模式図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。各図について共通する構成要素には、同一の符号が付されている。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光接続構造1の断面模式図である。本実施の形態に係る光接続構造1は、テラス部101を有する導波路基板(基板)100と、Si導波路(第1導波路)110と、光ファイバ(第2導波路)130と、Si導波路110の端面(第1端面)と光ファイバ130の端面(第2端面)との間に配設されたレンズ(光学素子)141を有する接続層140とを備える。
光接続構造1は、Si導波路110に入力される光のモードフィールド径を変換して光ファイバ130に結合させる。
以下において、図1を含む各図に示すx、y、z軸は互いに直交し、鉛直方向をy軸、水平方向をx軸、光の伝搬方向、すなわち光軸に沿った方向をz軸とする。
また、本実施の形態では、Si導波路110から光が入力されて光ファイバ130へ伝搬される場合について説明する。
はじめに、本実施の形態に係る光接続構造1の概要を説明する。
本実施の形態に係る光接続構造1は、Si導波路110が表面に形成された導波路基板100の光ファイバ130側の端部に、Si導波路110の出射端面の位置よりも光ファイバ130側に延在するテラス部(テラス)101が形成されている。このテラス部101の表面102にはレンズ141が配設される。また、レンズ141は、光軸(z軸)上に配置される。
テラス部101の光ファイバ130側の端面103は、Si導波路110を伝搬する光の光軸と直交する平坦面に形成され、接着層150を介して光ファイバ130の端面と接合する。テラス部101の表面102と、Si導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面とで形成される空間には、レンズ141を覆うように充填剤142が充填されて、接続層140が形成されている。接続層140は、Si導波路110の出射端面と向かい合う光ファイバ130の端面との間にあって、光接続構造1における光学系を構成する。
このように、本実施の形態に係る光接続構造1は、テラス部101に配設され、光軸上に配置されたレンズ141によってSi導波路110からの出射光を集光し、光ファイバ130に結合する。
以下、本実施の形態に係る光接続構造1の各構成要素について説明する。
導波路基板100は、板状に形成されている。導波路基板100は、Si材料によって形成される。導波路基板100の表面の一部(一の面)には、Si導波路110が形成されている。また導波路基板100の裏面は平坦に形成されている。
テラス部101は、導波路基板100の光ファイバ130側の端部に形成され、Si導波路110の端面と光ファイバ130の端面とを結んだ光軸方向のSi導波路110の端面の位置よりも光ファイバ130側に延在している。テラス部101の表面102は、Si導波路110が形成されている面よりも低い位置となるように形成されている。すなわち、テラス部101の厚さ(y軸)は、Si導波路110が形成されている領域における導波路基板100の厚さよりも薄い。テラス部101の光ファイバ130側の端面103は光軸に直交する平坦な面を有し、接着層150を介して光ファイバ130と接続する。
テラス部101は、例えば、Si導波路110の光軸(z軸)と光軸に直交するx軸と(xz平面)に平行な平坦面に形成された表面102を有する。テラス部101の表面102にはレンズ141が配設されている。テラス部101の光軸方向の長さは、後述するレンズ141を含む接続層140に形成された光学系の構成に応じた長さとすることができる。
導波路基板100のテラス部101は、公知の半導体製造プロセスによって形成することができる。さらに、導波路基板100、Si導波路110、および後述するブロック120の光ファイバ130側の端面を、例えば、切削加工することによって光軸(z軸)に直交する平坦な面に形成し、テラス部101を形成してもよい。また、切削されたテラス部101の表面102および端面103を研磨してもよい。
Si導波路110は、コア111と、コア111を覆う下部クラッド112および上部クラッド113とを備える。Si導波路110は、光接続構造1における光の入射側の導波路基板100の表面の領域に配設されている。すなわち、Si導波路110は、導波路基板100の一部の表面の領域に形成される。図1に示すように、例えば、コア111、下部クラッド112、および上部クラッド113は、光ファイバ130に向かって、一定の形状となるように形成してもよい。Si導波路110の光の出射側の端面は、光軸に直交する平坦面を有する。
コア111は、Siを材料として形成することができる。下部クラッド112および上部クラッド113は、SiO2を材料として形成することができる。
Si導波路110の上部クラッド113の表面に、光接続構造1の高さを調整するダミーブロックとしてブロック120が設けられる。ブロック120は、光軸に沿った長さがSi導波路110の光軸に沿った長さと一致する。また、ブロック120の厚さ(y軸)は、導波路基板100およびSi導波路110を含む導波路のy軸方向の高さが所望の高さ、例えば、光ファイバ130のy軸方向の高さと一致する厚さに形成される。ブロック120は、石英系材料または樹脂材料から形成される。ブロック120の熱膨張係数は、Si導波路110の上部クラッド113の熱膨張係数と近い値の材料を用いてもよい。
光ファイバ130は、コア131と、コア131を覆って形成されるクラッド132とを備える。光ファイバ130には、例えば、石英系材料が用いられるが、石英系材料だけでなく、他の無機材料、または有機材料(例えば、ポリマー)によって形成されてもよい。
コア131は、光ファイバ130の中心部に設けられ、Si導波路110によってモードフィールドが変換された光を伝搬する。なお、コア131は、円形断面を有する場合に限られず、例えば、平面光波回路のように矩形状であってもよい。クラッド132は、コア131の外周面を覆うように形成されている。
接続層140は、導波路基板100の端部に形成されたテラス部101の表面の、Si導波路110の端面と光ファイバ130の端面との間に形成されている。接続層140は、光接続構造1における光学系を構成する。
レンズ141は、テラス部101の表面102に配設され、光軸上に配置される。レンズ141は、Si導波路110を伝搬する光フィールドの光路を制御する。Si導波路110のコア111の端部を伝搬する光は、レンズ141で集光されて光ファイバ130に結合する。
レンズ141は、例えば、両凸球面レンズ構造、または非球面レンズ構造を有する。また、レンズ141は、例えば、テラス部101の表面102に立設された支持部141aによって支持される。レンズ141において、光の集光に寄与する部分の高さl3(以下、レンズ高l3という。)は、例えば約100μmとすることができる。図1に示すように、レンズ141の主点p1、p1’は、光軸に一致するように支持部141aの高さが調整されて配置される。
接続層140に形成される光学系の光路長は、図1に示すように、Si導波路110の出射端面から主点p1までの距離である物体距離l1、光ファイバ130側の主点p1’から像までの距離である像距離l2、およびレンズ141の主点p1、p1’間の距離の和で表される。
本実施の形態では、Si導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面との距離は、上記光路長に概ね等しく、例えば数百μmとすることができる。また、テラス部101の光軸に沿った長さについても、同様の長さとすることができる。これにより、レンズ141を光軸に沿ったSi導波路110の端面と光ファイバ130の端面との間における正確な位置に形成することができる。
レンズ141は、例えば、光硬化性樹脂材料から形成される。具体的には、シート状の板にレンズ面を形成することができる。この場合、支持部141aは、シート状の板の一部によって構成される。また、支持部141aとレンズ141を一体的に形成してもよい。また、レンズ141をテラス部101と一体的に形成してもよい。レンズ141の材料として用いられる光硬化性樹脂の熱膨張係数は、導波路基板100の熱膨張係数と近い材料を用いることができる。
充填剤142は、レンズ141を覆うように接続層140に充填される。充填剤142は、レンズ141の屈折率より小さい屈折率を有し、例えば、樹脂材料を用いることができる。また、空気を充填剤142として用いてもよい。あるいは、不揮発性ガスを充填剤142として用いてもよい。充填剤142として樹脂接着剤などが用いられた場合であっても、上述したブロック120の端面が壁となり、充填剤142が流出することが防止される。充填剤142を用いることにより、Si導波路110の出射端面と、微小なレンズ141と、光ファイバ130の端面との間の反射率を低減することができる。
上記の構成を有する接続層140は、Si導波路110のコア111の端面から出射する光を集光し、その光のモードフィールドを変換する。レンズ141によってSi導波路110を伝搬する光のモードフィールドは、光ファイバ130の固有モードと高効率に結合することができる。
接着層150は、導波路基板100の光ファイバ130側の端面である、テラス部101の端面103と光ファイバ130の端面とを接着する。接着層150は、例えば、エポキシ系やアクリル系の材料を用いることができる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る光接続構造1によれば、導波路基板100の光ファイバ130側の端部に、Si導波路110の出射端面の位置よりも光ファイバ130側に延在したテラス部101が形成される。テラス部101の表面102にレンズ141が配設されて、レンズ141は光軸上に配置される。そのため、レンズ141をSi導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面との間の光軸上の正確な位置に配置することができる。
その結果として、集光機能を有する微小なレンズ141を高精度に構成し、Si導波路110と光ファイバ130との導波路間を高効率に結合することができる。
また、Si導波路110の製造過程で形成される導波路基板100の段差面をテラス部101として利用することも可能であり、より簡易かつ確実にレンズ141を形成することができる。さらに、レンズ141を導波路基板100と一体形成工程で構成することもできるので、より生産性の高い光接続構造1を提供することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態では、接続層140に1つのレンズ141を備える場合について説明した。これに対し、第2の実施の形態は、複数のレンズ141、143が設けられる。以下、第1の実施の形態と異なる構成を中心に説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る光接続構造1の断面模式図である。本実施の形態に係る光接続構造1は、第1の実施の形態と同様に、テラス部101を有する導波路基板100、Si導波路110、ブロック120、光ファイバ130、接続層140、および接着層150を備える。
接続層140は、複数のレンズ141、143を備える。
レンズ141、143は、光軸に沿って互いに離間してテラス部101の表面102に配設されている。レンズ141、143は、それぞれ支持部141a、143aに支持されて光軸上に設けられる。レンズ141、143としては、両凸球面レンズ、または非球面レンズを用いることができる。
複数のレンズ141、143を含む接続層140に形成される光学系の構成に基づいて、Si導波路110の端面と、光ファイバ130の端面との距離を定めることができる。より詳細には、複数のレンズ141、143および充填剤142を含む光学系の光路長は、物体距離l1と、像距離l2と、レンズ141の主点p1’とレンズ143の主点p2間の距離との和で表される。Si導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面との距離はこの光学系の光路長と概ね等しい距離とすることができる。
ここで、物体距離l1は、図2に示すように、レンズ141のSi導波路110側の主点p1とSi導波路110の出射端面との距離である。また、像距離l2は、レンズ143の光ファイバ130側の主点p2’と光ファイバ130の端面との距離である。Si導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面との距離として、例えば、数百μmとすることができる。
テラス部101の光軸に沿った長さについても、Si導波路110の出射端面と光ファイバ130の端面との距離と同様の距離を用いることができる。
また、レンズ141、143のレンズ高l3、l4が等しいレンズを用いることもでき、例えば、レンズ高l3、l4として約100μmを用いることができる。レンズ141、143は、例えば、光硬化性樹脂材料で形成することができる。また、接続層140の充填剤142は、レンズ141、143の屈折率よりも小さい屈折率を有する樹脂材料で形成される。充填剤142として空気を用いてもよい。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る光接続構造1によれば、複数のレンズ141、143をテラス部101の表面102に光軸上に配設するので、集光機能がより高くなり、Si導波路110と光ファイバ130との導波路間をより高効率に結合することができる。
なお、上述した実施の形態では、2つのレンズ141、143を用いる場合を例示して説明したが、レンズの数は、3つ以上であってもよい。
以上、本発明の光接続構造における実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施の形態では、テラス部101は、導波路基板100においてSi導波路110が形成されている領域の厚さ(y軸方向)に対して、テラス部101の厚さがより薄い場合を例示して説明した。しかし、テラス部101の厚さはSi導波路110が形成されている領域の厚さと同じまたはより厚く形成されていてもよい。
また、テラス部101の厚さは、Si導波路110の出射端面側から光ファイバ130の端面に向かって一定である場合を例示して説明した。しかし、テラス部101の厚さは一定である場合に限られない。例えば、Si導波路110の出射端面側から徐々に光ファイバ130の端面に向かって薄くなるように形成されていてもよい。
なお、説明した実施の形態では、Si導波路110のコア111、および導波路基板100は、Si材料によって形成される場合について説明したが、これらの材料はSiに限られず、例えば、化合物半導体など、その他の半導体材料、無機材料、および有機材料のいずれかによって形成されてもよい。
1…光接続構造、100…導波路基板、101…テラス部、102…表面、103…端面、110…Si導波路、111…コア、112…下部クラッド、113…上部クラッド、120…ブロック、130…光ファイバ、131…コア、132…クラッド、140…接続層、141…レンズ、141a…支持部、142…充填剤、150…接着層、p1,p1’…主点、l1…物体距離、l2…像距離、l3…レンズ高。

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板の一の面である上面に形成され、第1端面を有する第1導波路と、
    前記第1端面と向かい合う第2端面を有する第2導波路と、
    前記基板の前記第2導波路側の端部からさらに前記第2導波路側に延在するテラスと、
    前記テラスの上面に配設されて、前記第1端面と前記第2端面とを結ぶ光軸上に配置された、光を集光するレンズからなる光学素子と、
    前記テラスの前記第2導波路側の端面と、前記第2端面とを接着する接着層と、を備え
    前記テラスの前記端面は、前記光学素子よりも前記第2導波路側に位置して前記第2導波路の前記第2端面に前記接着層を介して直接接着されている、
    光接続構造。
  2. 請求項1に記載の光接続構造において、
    前記第1端面と前記第2端面との間に前記光学素子を覆う、前記光学素子の屈折率よりも小さい屈折率を有する材料から形成された接続層をさらに備える
    ことを特徴とする光接続構造。
  3. 請求項2に記載の光接続構造において、
    前記テラスの前記光軸に沿った長さは、前記接続層に形成される前記光学素子を含む光学系の光路長に対応する長さである
    ことを特徴とする光接続構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の光接続構造において、
    前記テラスの表面は、前記基板の前記第1導波路が形成されている前記一の面よりも低い
    ことを特徴とする光接続構造。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の光接続構造において、
    前記光学素子は、光硬化性樹脂材料から構成されている
    ことを特徴とする光接続構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の光接続構造において、
    前記光学素子は複数設けられている
    ことを特徴とする光接続構造。
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