JP7210839B2 - 耐熱性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本開示は、ポリアミドイミド樹脂を含む耐熱性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、本開示は、各種基材の表面に設けられる絶縁膜及び保護膜などの硬化膜を形成する塗料成分として好適な、ポリアミドイミド樹脂と特定の有機溶剤とを含む耐熱性樹脂組成物に関する。
ポリアミドイミド樹脂は公知であり、例えば、米国特許第3,554,984号、西独国特許第2441020号、同じく、第2556523号、第1266427号、及び第1956512号等に記載されている。
ポリアミドイミド樹脂は、耐熱性、耐薬品性及び耐溶剤性に優れるため、様々な分野で用いられている。例えば、ポリアミドイミド樹脂は、固体潤滑剤を含む潤滑性塗料を構成するバインダー樹脂として好適であることが知られている。
一般的に、摺動部材の表面には潤滑剤が使用されている。潤滑剤のなかでも、グラファイト及び硫化モリブデンなどの固体潤滑剤は、液状の潤滑剤に比べて、耐荷重性、及び耐熱性に優れ、また真空環境での使用にも適しているため好ましい。しかし、固体潤滑剤それ自体は、金属基材などの被着体に密着しないため、密着性を付与するためのバインダー樹脂と併用される。したがって、固体潤滑剤は、代表的に、固体潤滑剤と、バインダー樹脂とを含む固体潤滑性塗料の形態で使用される。
固体潤滑性塗料によれば、アルミニウム及びステンレス等の金属基材に塗料を塗布し、得られた塗膜を加熱することによって、金属基材に対して優れた密着性を有する硬化膜を得ることができる。また、バインダー樹脂としてポリアミドイミド樹脂を使用することによって、初期なじみ、耐摩耗性、及び低摩擦性に優れた硬化膜を形成することができる。その他、ポリアミドイミド樹脂は、耐熱性等の優れた特性を有することから、各種用途に向けた塗料においてバインダー樹脂として汎用されている。
表面に塗膜(硬化膜)が形成される被着体は代表的に金属基材であり、塗膜性能を維持する観点から、金属基材に対する塗膜の接着機能(密着性)が重要である。接着機能は、機械的な接着と、分子間力及び化学的結合による接着とに大別されることが知られている。後者において優れた接着機能を得るためには、例えば、金属基材に対する塗料の濡れ性を高める必要がある。
一方、ポリアミドイミド樹脂を希釈又は溶解する溶剤として、代表的にN-メチル-2-ピロリドン(NMP)等の極性溶剤が使用されている。なかでも、NMPは、ポリアミドイミド樹脂に対して非常に優れた溶解性を付与できることから、好適な溶剤として汎用されている。しかし、近年、環境保全及び環境衛生の観点から、NMPの使用が規制される傾向があり、NMPに代わる溶剤の開発が望まれている。
これに対し、特許文献1では、ポリアミド-イミド及び/又はポリイミド用溶剤として、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(MPA)の使用を開示している。特許文献1は、ポリアミド-イミド及び/又はポリイミドと、溶剤としてNMPとを含むワイヤワニスにおいて、NMPに代えてMPAを使用した場合にも同様の効果が得られることを明らかにしている。
特開2017-517582号公報
基材に対する硬化膜の密着性を向上するためには、基材に対する塗料の濡れ性が重要となる。濡れ性は、基材の表面特性、使用するバインダー樹脂及び溶剤の特性等の影響を受ける。そのため、従来の塗料では、ポリアミドイミド樹脂に対して良好な溶剤となるNMPが汎用されている。
しかし、近年、NMPの使用が規制される傾向にあることから、NMP以外の溶剤を含む塗料、及び当該塗料からなる塗膜特性の改善に向けたニーズがある。これに対し、特許文献1は、ポリアミドイミド樹脂用溶剤としてNMPに代えてMPAを好適に使用できることを開示しているが、基材への濡れ性、及び密着性等の塗膜特性については詳細に検討されていない。
したがって、本開示は、基材への濡れ性に優れ、かつ密着性に優れる硬化膜を形成可能な、ポリアミドイミド樹脂と、本質的にNMP以外の有機溶剤とを含む耐熱性樹脂組成物を提供する。
本発明者らは、硬化膜を形成する塗料の観点から、ポリアミドイミド樹脂と有機溶剤とを含む耐熱性樹脂組成物について鋭意検討した。その結果、特定の表面張力を有するアミド溶剤を使用することで、塗料の濡れ性の向上、及び金属基材への硬化膜の密着性の向上が可能となることを見出した。すなわち、本発明は、以下の実施形態に関する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されず、その他の様々な実施形態も含む。
一実施形態は、ポリアミドイミド樹脂と、アミド溶剤を含み、かつ25℃における表面張力が35mN/m以下である有機溶剤とを含有する耐熱性樹脂組成物に関する。
一実施形態において、上記有機溶剤の全質量を基準とする上記アミド溶剤の含有量は70質量%以上であり、上記アミド溶剤が、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
一実施形態において、上記ポリアミドイミド樹脂と上記有機溶剤との合計質量を基準として、上記ポリアミドイミド樹脂を5~50質量%の割合で含む溶液が、下記(1)~(3)を満たすことが好ましい。
(1)25℃における粘度が1.0Pa・s以上である。
(2)25℃における表面張力が40mN/m未満である。
(3)25℃において、ガラス、アルミニウム及びアルミニウム合金、ステンレス、並びに、銅及び銅合金のいずれか1種からなる基材に対する接触角が40°以下である。
一実施形態において、上記ポリアミドイミド樹脂は、酸成分に由来する構造部位と、ジイソシアネート成分に由来する構造部位とを有し、下記(4)及び(5)を満たすことが好ましい。
(4)上記ポリアミドイミド樹脂を構成する上記酸成分の合計量を基準として、トリメリット酸無水物の含有量が50モル%以上である。
(5)上記ポリアミドイミド樹脂を構成する上記ジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートを含む芳香族ジイソシアネートの含有量が30モル%以上である。
一実施形態において、上記ポリアミドイミド樹脂は、酸成分に由来する構造部位と、ジイソシアネート成分に由来する構造部位とを有し、下記(6)及び(7)を満たすことが好ましい。
(6)上記ポリアミドイミド樹脂を構成する前記酸成分の合計量を基準として、トリメリット酸無水物の含有量が50モル%~95モル%であり、及びジカルボン酸の含有量が5モル%~50モル%である。
(7)上記ポリアミドイミド樹脂を構成する上記ジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量が30モル%~95モル%であり、及びその他の芳香族ジイソシアネートの含有量が5モル%~70モル%である。
一実施形態において、上記耐熱性樹脂組成物は、固体潤滑剤を含む潤滑性塗料を製造するために使用されることが好ましい。
一実施形態は、上記実施形態の耐熱性樹脂組成物を用いて構成される塗料に関する。
一実施形態は、上記実施形態の耐熱性樹脂組成物を用いて形成される硬化膜に関する。
本開示によれば、基材への濡れ性に優れ、かつ密着性に優れる硬化膜を形成可能な、ポリアミドイミド樹脂と、本質的にNMP以外の有機溶剤とを含む耐熱性樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を詳しく説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
一実施形態は、密着性を含む各種特性に優れた硬化膜を基材上に形成可能な、ポリアミドイミド樹脂をベースとする耐熱性樹脂組成物(以下、「ポリアミドイミド樹脂組成物」ともいう)に関する。上記耐熱性樹脂組成物は、ポリアミドイミド樹脂と、アミド溶剤を含み、かつ25℃における表面張力が35mN/m以下である有機溶剤とを含有する。以下、上記耐熱性樹脂組成物の構成成分について具体的に説明する。
1.ポリアミドイミド樹脂
ポリアミドイミド樹脂は、代表的に、酸成分と、ジイソシアネート成分との反応によって得られる樹脂であり、酸成分に由来する構造部位と、ジイソシアネート成分に由来する構造部位とを有する。
(酸成分)
酸成分は、特に限定されず、少なくとも、芳香族三塩基酸無水物及び/又は芳香族三塩基酸ハライドを含む。一実施形態において、酸成分は、少なくとも芳香族三塩基酸無水物を含むことが好ましく、なかでもトリメリット酸無水物を含むことがより好ましい。したがって、一実施形態において、ポリアミドイミド樹脂は、下記一般式(I)で表される構造を有することが好ましい。
Figure 0007210839000001
一般式(I)で表される構造において、Rはジイソシアネート成分に由来する有機基(構造部位)である。nは1以上の整数である。
上記一般式(I)で表される構造を有するポリアミドイミド樹脂を、表面張力が35mN/m以下である有機溶剤に溶解することにより、良好な濡れ性を容易に得ることができる。
ポリアミドイミド樹脂を構成する酸成分の合計量を基準(100モル%)として、トリメリット酸無水物の含有量は50モル%以上であることが好ましい。一実施形態において、上記トリメリット酸無水物の含有量は100モル%であってよい。
他の実施形態において、ポリアミドイミド樹脂を構成する酸成分の合計量を基準(100モル%)として、トリメリット酸無水物の含有量は50モル%~95モル%であってよく、その他の酸成分を5モル%~50モル%含んでもよい。
その他の酸成分として、例えば、ジカルボン酸を使用することができる。ジカルボン酸として、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸を使用することができる。また、これらの化合物は、単独で使用しても、又は2種以上を組合せて使用してもよい。
(ジイソシアネート成分)
ジイソシアネート成分は、少なくとも、芳香族ジイソシアネートを含むことが好ましい。したがって、一実施形態では、上記一般式(I)において、Rは芳香族ジイソシアネートに由来する有機基であることが好ましい。ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準(100モル%)として、芳香族ジイソシアネートの含有量は30モル%以上であることが好ましく、40モル%以上であることがより好ましい。一実施形態において、芳香族ジイソシアネートの含有量は100モル%であってよい。
芳香族ジイソシアネートは、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ジイソシアナトビフェニル、2,4-トルエンジイソシアネート、及び2,6-トルエンジイソシアネートからなる群から選択される1種以上を含む。上記芳香族ジイソシアネートのなかでも、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートが好ましい。
したがって、ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートを含む芳香族ジイソシアネートの含有量は30モル%以上であることが好ましく、40モル%以上であることがより好ましく、100モル%であってもよい。
一実施形態において、ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量は100モル%であってよい。他の実施形態において、ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量は30モル%~95モル%であってよく、及びその他の芳香族ジイソシアネートの含有量は5モル%~70モル%であってよい。
一般式(I)で表される構造を有するポリアミドイミド樹脂を構成する(A)酸成分と(B)ジイソシアネート成分との具体的な配合例として、以下が挙げられる。但し、本開示の耐熱性樹脂組成物を構成するために使用可能なポリアミドイミド樹脂は、以下に限定されるものではなく、種々のポリアミドイミド樹脂を使用することができる。
(A)酸成分
一例として、ポリアミドイミド樹脂を構成する酸成分の合計量を基準として、トリメリット酸無水物の含有量を50モル%以上とする。また、その残量として、アジピン酸、スベリン酸、及びセバシン酸からなる群から選択される1種以上の含有量を50モル%未満とする。他の例として、ポリアミドイミド樹脂を構成する酸成分の合計量を基準として、トリメリット酸無水物の含有量を100モル%とする。
(B)ジイソシアネート成分
一例として、ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量を40モル%以上とする。また、その残量として、3,3’-ジメチル-4,4’-ジイソシアナトビフェニル、2,4-トルエンジイソシアネート、及び2,6-トルエンジイソシアネートからなる群から選択される1種以上の含有量を60モル%未満とする。他の例として、ポリアミドイミド樹脂を構成するジイソシアネート成分の合計量を基準として、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートの含有量を100モル%とする。
(ポリアミドイミド樹脂の製造方法)
ポリアミドイミド樹脂は、従来公知の合成法によって製造することができるが、なかでも、溶剤中で酸成分とジイソシアネート化合物との重合反応を行う合成法が好ましい。ジイソシアネート成分の使用量は、酸成分の合計量1モルに対して、0.8モル以上1モル以下とすることが好ましい。
上記重合反応時に用いられる溶剤(反応溶剤ともいう)は、特に限定されないが、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を含むアミド溶剤を使用することが好ましい。一実施形態において、溶剤として、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を含むアミド溶剤と、その他の溶剤とを併用してもよい。
併用可能な溶剤の一例として、芳香族炭化水素系溶剤が挙げられる。上記実施形態において、溶剤の全質量を基準として、上記アミド溶剤の含有量は70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。上記アミド溶剤の含有量は100質量%であってもよい。
上記反応溶剤が、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を含む場合、所望とする耐熱性樹脂組成物を構成することが容易となる。すなわち、重合反応後に得られる反応溶液をそのまま耐熱性樹脂組成物として使用することもできる。そのため、一実施形態において、上記反応溶剤は、後述する耐熱性樹脂組成物を構成するために用いる有機溶剤(希釈溶剤ともいう)と同じであってよい。
他の実施形態において、反応溶剤として使用するアミド溶剤は、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を含んでもよい。このような実施形態の場合、反応溶液をそのまま使用することはせず、反応溶剤を除去してポリアミドイミド樹脂を得ることを前提とする。
2.有機溶剤
上記耐熱性樹脂組成物を構成するために使用する有機溶剤は、25℃における表面張力が35mN/m以下であることを特徴とする。上記有機溶剤は、主成分としてアミド溶剤を含むことが好ましい。有機溶剤の25℃における表面張力が35mN/m以下となれば、必要に応じて、希釈溶剤としてその他の溶剤を併用してもよい。本明細書で開示する耐熱性樹脂組成物は、有機溶剤成分の表面張力を35mN/m以下とすることで、被塗物(基材)への濡れ性が良好になる。上記表面張力は、25℃において、より好ましくは34mN/m以下であり、さらに好ましくは32mN/m以下である。一実施形態において、上記有機溶剤の25℃における表面張力は、30~32mN/mであってよい。
一実施形態において、有機溶剤の全質量を基準として、アミド溶剤の含有量は、70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。アミド溶剤の含有量は100質量%であってもよい。ここで、有機溶剤におけるアミド溶剤は、ポリアミドイミド樹脂の製造工程などで使用したNMPを少量含んでもよいが、本質的にNMP以外のアミド溶剤から構成されることが好ましい。
上記アミド溶剤として、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(CAS No.53185-52-7)、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を使用することが好ましい。なかでも、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドを使用することがより好ましい。この3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドを使用した場合、所望とする範囲の表面張力を得ることが容易である。
一実施形態において、有機溶剤は、有機溶剤の全質量を基準として、アミド溶剤を70~95質量%と、その他の溶剤を5~30質量%とを含んでもよい。その他の溶剤として、例えば、芳香族炭化水素系溶剤を使用することができる。芳香族炭化水素系溶剤は、例えば、キシレン、ソルベントナフサ、トルエン、及びエチルベンゼンであってよい。
一実施形態において、上記アミド溶剤を含む特定の表面張力を有する有機溶剤は、ポリアミドイミド樹脂を合成する重合反応時に用いる反応溶剤として使用されてもよい。最終的に耐熱性樹脂組成物が所望とする有機溶剤を含むように構成されれば、ポリアミドイミド樹脂を合成する重合反応時に用いられる反応溶剤、及び反応後に使用される希釈溶剤として、上記有機溶剤の構成とは異なる溶剤を併用しても良い。また、上記有機溶剤の構成とは異なる有機溶剤を反応溶剤として使用し、反応後の希釈溶剤として所望とする有機溶剤を用いてもよい。
一実施形態において、耐熱性樹脂組成物(ポリアミドイミド樹脂組成物)におけるポリアミドイミド樹脂の含有量は、上記耐熱性樹脂組成物の全質量を基準として、5~50質量%であることが好ましい。上記ポリアミドイミド樹脂の含有量は、10~42質量%であることがより好ましく、15~40質量%であることがさらに好ましい。上記耐熱性樹脂組成物において、ポリアミドイミド樹脂(固形分成分)の含有量を上記範囲内に調整した場合、基材に対する優れた濡れ性を容易に得ることができる。また、塗工時の作業性、及び塗膜特性の改善が容易となる。
一実施形態において、耐熱性樹脂組成物(ポリアミドイミド樹脂組成物)は、前記ポリアミドイミド樹脂と前記有機溶剤との合計質量を基準として、ポリアミドイミド樹脂を5~50質量%の割合で含む質量、ポリアミドイミド樹脂の溶液(樹脂溶液)であり、この樹脂溶液は、下記(1)~(3)を満たすことが好ましい。
(1)25℃における粘度が1.0Pa・s以上である。上記粘度は、より好ましくは5.0Pa・s以上であり、さらに好ましくは10.0Pa・s以上である。一方、取扱い性の観点から、粘度は100Pa・s以下であることが好ましい。上記粘度は、より好ましくは50Pa・s以下であり、さらに好ましくは30Pa・s以下である。一実施形態において、耐熱性樹脂組成物の全質量を基準とするポリアミドイミド樹脂の含有量が35質量%の場合、25℃における樹脂溶液の粘度は、4.5~20Pa・sであってよい。
(2)25℃における表面張力が40mN/m未満である。上記表面張力は、濡れ性の観点から、より好ましくは38mN/m以下であり、さらに好ましくは36mN/m以下である。一実施形態において、耐熱性樹脂組成物の全質量を基準とするポリアミドイミド樹脂の含有量が35質量%の場合、25℃における樹脂溶液の表面張力は、25~40mN/mであってよい。
(3)25℃において、ガラス、アルミニウム及びアルミニウム合金、ステンレス、並びに銅及び銅合金のいずれか1種からなる基材に対する接触角が40°以下である。接触角は、38°以下がより好ましく、36°以下がさらに好ましい。一実施形態において、耐熱性樹脂組成物の全質量を基準とするポリアミドイミド樹脂の含有量が35質量%の場合、25℃における樹脂溶液のガラスに対する接触角は34°以下が好ましい。また、同様に、アルミニウムに対する接触角は37°以下が好ましく、銅に対する接触角は40°以下が好ましい。
(硬化膜)
上記実施形態の耐熱性樹脂組成物を、0.1mm~5.0mm程度の膜厚を有する基材の表面に塗布し、次いで乾燥することによって硬化膜を形成できる。この硬化膜は、各種分野で基材上に設けられる絶縁膜、及び保護膜などとして好適に使用することができる。上記基材は、ガラス板、あるいはアルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、銅合金板、又はステンレス板金などの金属板であってよい。
ポリアミドイミド樹脂を主成分とする硬化膜を形成する通常の方法では、基材に対する塗膜(硬化膜)の密着性を向上させるために、塗料の塗布後に50~100℃の加熱温度で予備乾燥が行われ、次いで、150℃以上の温度で塗膜の硬化処理が行われる。ポリアミドイミド樹脂と溶剤としてNMPとを含む塗料についても、予備乾燥を行うことによって、密着性を向上することができる。しかし、本開示の耐熱性樹脂組成物を用いて構成する塗料によれば、予備加熱を行うことなく、塗膜を硬化処理した場合でも、良好な密着性を得ることができる。このような、密着性の改善は、NMPに代えて特定の表面張力を有するアミド溶剤を使用することによって、基材に対する濡れ性が向上したことに起因すると推測される。
塗膜の硬化処理は、空気下や窒素等の不活性ガス雰囲気下で、150℃以上の熱をかけて熱風乾燥させる方法や、150℃以上の温度に設定した真空乾燥器内で真空乾燥させる方法等を用いて実施することができる。一実施形態において、上記耐熱性樹脂組成物から構成される塗膜の硬化は、200℃以上、より好ましくは270℃以上の温度条件下で、30分間以上にわたって塗膜を加熱することによって実施することができる。
上記実施形態の耐熱性樹脂組成物は、金属板などの基材への塗布後、所定の加熱温度で有機溶剤を乾燥除去するだけで、優れた密着性、耐熱性、及び機械特性などを有する硬化膜を形成することができる。また、基材への濡れ性が良好なことにより、従来から実施されている予備乾燥工程を必ずしも必要としない。そのため、生産性の大幅な向上が可能となる。
このようなことから、一実施形態において、上記耐熱性樹脂組成物を用いて、塗工時の濡れ性に優れ、かつ優れた密着性を有する塗膜を形成可能な塗料を構成することができる。また、上記耐熱性樹脂組成物を用いて構成される硬化膜を有する部材を提供することができ、硬化膜が優れた密着性を有するため、所望とする塗膜性能を安定して維持することができる。
上記耐熱性樹脂組成物を用いて構成される塗料は、従来の耐熱性樹脂組成物と比較して、表面張力が低く、ガラス、アルミニウム及びアルミニウム合金、銅及び銅合金、並びにステンレスのいずれか1種からなる基板に対して低い接触角を有し、塗工時の濡れ性に優れる。そのため、予備乾燥なしでも、各種基材に対して優れた密着性を有する硬化膜を容易に得ることができる。特に、アルミニウム及びアルミニウム合金の基材に対して優れた密着性を得ることができる。
このようなことから、一実施形態において、上記耐熱性樹脂組成物をバインダー成分として用いて、摺動部材に好適に使用できる固体潤滑性塗料を構成することができる。固体潤滑性塗料は、上記耐熱性樹脂組成物と、固体潤滑剤とを含んでよい。このような固体潤滑性塗料は、自動車のエンジンのピストンやエアコンのコンプレッサー等の摺動部材に対して好適に用いることができる。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
1.ポリアミドイミド樹脂組成物の調製
(実施例1)
<MPAを含むポリアミドイミド樹脂組成物の調製>
撹拌機、冷却管および温度計を備える2Lの四口フラスコに、192g(1モル)のトリメリット酸無水物、250g(1モル)の4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネートおよび610gの3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(MPA)を投入した。
得られた混合物を90℃~100℃で7時間反応させた。その後、210gのMPAを該反応混合物に追加し、ポリアミドイミド樹脂組成物(ポリアミドイミド樹脂のMPA溶液)を得た。
得られたポリアミドイミド樹脂組成物において、ポリアミドイミド樹脂の含有量は35%(ポリアミドイミド樹脂組成物の全質量基準)であった。これは、得られたポリアミドイミド樹脂組成物を200℃の乾燥機で2時間にわたって乾燥させた後に不揮発成分を測定して算出した値である。
また、得られたポリアミドイミド樹脂組成物の25℃における粘度は4.70Pa・sであった。なお、上記溶液の粘度は、25℃の恒温槽の中で、芝浦システム株式会社製のB型粘度計VDA-Lを使用し測定した値である。
(比較例1)
<NMPを含むポリアミドイミド樹脂組成物の調製>
実施例1に記載したポリアミドイミド樹脂組成物の調製において、溶剤として使用した3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(MPA)をN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に変更したことを除き、全て実施例1と同様にしてポリアミドイミド樹脂組成物(ポリアミドイミド樹脂のNMP溶液)を調製した。
得られたポリアミドイミド樹脂組成物において、ポリアミドイミド樹脂の含有量は35%(ポリアミドイミド樹脂組成物の全質量基準)であった。これは、得られたポリアミドイミド樹脂組成物を200℃の乾燥機で2時間にわたって乾燥させた後に不揮発成分を測定して算出した値である。
また、得られたポリアミドイミド樹脂組成物の25℃における粘度は4.38Pa・sであった。なお、上記溶液の粘度は、25℃の恒温槽の中で、芝浦システム株式会社製のB型粘度計VDA-Lを使用し測定した値である。
2.ポリアミドイミド樹脂組成物の評価
実施例1及び比較例1で調製したポリアミドイミド樹脂組成物(ポリアミドイミド樹脂の溶液)について、以下の方法に従って、各種特性を評価した。また、使用した有機溶剤の表面張力を同様にして測定した。結果を表1に示す。
(1)表面張力
ペンダントドロップ法に従い、25℃の室温下で、シリンジの先にポリアミドイミド樹脂の溶液の液滴を形成し、協和界面科学株式会社製の接触角測定器(CA-X)を用いた画像処理から算出した。
(2)濡れ性(接触角)
厚さ0.1~5.0mmのガラス、アルミニウム、及び銅板の各基材上に、25℃の室温下、シリンジを用いて、ポリアミドイミド樹脂の溶液の液滴3μLをそれぞれ滴下した。次いで、基材と液滴との接触角を、協和界面科学株式会社製の接触角測定器(CA-X)を用いて測定した。また、使用した有機溶剤の濡れ性についても同様にして測定した。
(3)硬化膜の密着性
ポリアミドイミド樹脂の溶液を、アルミニウム板の上に10~20μm厚みとなるように塗布した。次いで、30分間の予備乾燥を行った後、270℃のオーブン内で30分間にわたり加熱乾燥して硬化膜を形成した。上記予備乾燥を行わないことを除き、全て同様にして、ポリアミドイミド樹脂の溶液をアルミニウム板の上に塗布した後、270℃のオーブン内で30分間にわたり加熱乾燥して硬化膜を形成した。
それぞれの硬化膜について、旧JIS K 5400(クロスカット法)に準拠した方法に従い碁盤目剥離試験を行った。結果を表2に示す。表2に示した密着性(残存率%)の数値は、硬化膜に対してクロスカットにより形成した碁盤目の総数に対し、碁盤目剥離試験の実施後にアルミニウム板の上に残った碁盤目の総数の割合から算出される、硬化膜の残存率を示している。硬化膜の残存率が90%以上の場合、密着性に優れていると判断できる。
Figure 0007210839000002
表中の略号は以下を示す。
(酸成分)
TMA:トリメリット酸無水物
(ジイソシアネート成分)
MDI:4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート
(溶剤成分)
NMP:N-メチル-2-ピロリドン
MPA:3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド
また、表中に記載した酸成分及びジイソシアネート成分の含有量(モル%)は、ポリアミドイミド樹脂を構成する全酸成分を100モル%としたときのTMAの含有量(モル%)、ポリアミドイミド樹脂を構成する全ジイソシアネート成分を100モル%としたときのMDIの含有量(モル%)をそれぞれ示す。
表2に、実施例1及び比較例1のポリアミドイミド樹脂組成物を用いて形成された塗膜(硬化膜)の各種評価結果を示す。
Figure 0007210839000003
表1及び表2の結果からわかるように、実施例1のように、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド(MPA)を主成分とする表面張力が35mN/m以下である有機溶剤を使用してポリアミドイミド樹脂組成物を構成することによって、基材に対して優れた濡れ性が得られる。また、上記特定の有機溶剤を含むポリアミドイミド樹脂組成物は、硬化膜の形成において、予備乾燥なしでも基材に対する優れた密着性を提供できる。これに対し、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を使用する従来のポリアミドイミド樹脂組成物(比較例1)の濡れ性、及び基材への密着性は劣っている。このことから、本発明によれば、特定の有機溶剤を使用してポリアミドイミド樹脂組成物を構成することによって、従来よりも優れた濡れ性、及び基材への密着性を達成できるという格別の効果が得られることが分かる。

Claims (8)

  1. 固体潤滑剤を含む潤滑性塗料を製造するために使用される耐熱性樹脂組成物であって、
    ポリアミドイミド樹脂と、アミド溶剤を含み、かつ25℃における表面張力が35mN/m以下である有機溶剤とを含有し、
    前記ポリアミドイミド樹脂は、下記一般式(I)で表される構造を有し、
    Figure 0007210839000004
    (式中、Rは、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート成分に由来する有機基であり、nは1以上の整数である。)
    前記有機溶剤の全質量を基準とする前記アミド溶剤の含有量が100質量%であり、前記アミド溶剤が、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミド、及び3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドからなる群から選択される少なくとも1種を含有し、
    前記ポリアミドイミド樹脂と前記有機溶剤との合計質量を基準として、前記ポリアミドイミド樹脂を5~50質量%の割合で含む樹脂溶液の粘度が、下記(1A)を満たす、耐熱性樹脂組成物。
    (1A)25℃における粘度が4.5~20Pa・sである。
  2. 前記アミド溶剤が、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロパンアミドである、請求項1に記載の耐熱性樹脂組成物。
  3. 前記樹脂溶液が、さらに下記(2)及び(3)を満たす、請求項1又は2に記載の耐熱性樹脂組成物。
    (2)25℃における表面張力が40mN/m未満である。
    (3)25℃において、ガラス、アルミニウム及びアルミニウム合金、ステンレス、並びに銅及び銅合金のいずれか1種からなる基材に対する接触角が40°以下である。
  4. 前記樹脂溶液が、下記(1A)~(3A)を満たす、請求項1又は2に記載の耐熱性樹脂組成物。
    (1A)25℃における粘度が4.5~20Pa・sである。
    (2A)25℃における表面張力が36mN/m未満である。
    (3A)25℃において、ガラスに対する接触角が34°以下であり、アルミニウムに対する接触角が37°以下であり、銅に対する接触角が40°以下である。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の耐熱性樹脂組成物を用いて構成される塗料。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の耐熱性樹脂組成物を用いて形成される硬化膜。
  7. 請求項に記載の硬化膜を有する基材。
  8. 前記基材が、アルミニウムからなる基材である、請求項に記載の基材。
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