JP7208621B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents
水中油型乳化化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7208621B2 JP7208621B2 JP2019014402A JP2019014402A JP7208621B2 JP 7208621 B2 JP7208621 B2 JP 7208621B2 JP 2019014402 A JP2019014402 A JP 2019014402A JP 2019014402 A JP2019014402 A JP 2019014402A JP 7208621 B2 JP7208621 B2 JP 7208621B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- oil
- copolymer
- acrylate
- emulsified cosmetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
(A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
(B)質量平均分子量(Mw)10000以上、60000以下の寒天と、
(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上と、
(D)前記(A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および前記(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上以外の界面活性剤を含まないか、または0.5質量%未満と、
を含有することを特徴とするものである。
本発明の水中油型乳化化粧料は、(A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下、「(A)成分」とも称す)と、(B)低強度カンテン末(以下、「(B)成分」とも称す)と、(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上(以下、「(C)成分」とも称す)と、(D)界面活性剤を含まないか、または0.5質量%未満と、を含有することを特徴とするものである。通常、水中油型乳化化粧料は、水中に油を分散する形態であるため、油によるべたつきやテカリ等を抑え、みずみずしい感触はあるものの、肌に塗布した後に水や汗により流れ落ち、耐水性が悪いことが一般的である。そこで、本発明では、上記構成とすることにより、みずみずしい感触を維持しながら耐水性を向上した水中油型乳化化粧料を提供することができるものである。
下記表1~5記載の配合量(含有量)で、従来用いられてきた手順、即ち下記表1~5記載の成分を混合することにより、実施例1~20および比較例1~9の水中油型乳化化粧料として日焼け止め化粧料を作製した。得られた水中油型乳化化粧料について、耐水性試験、塗布後の使用感(伸び広がりのよさ)および経時安定性試験を下記基準に基づいて行い、結果を下記表1~5に併記した。
10名の当社パネリストの腕に実施例1~20および比較例1~9の水中油型乳化化粧料の試料を塗布し、乾燥させた後、精製水を噴霧し、皮膚上での液滴の程度を下記スコア基準、
5 耐水性が高い(皮膚上で液滴が玉粒状になる)
4 耐水性がやや高い
3 普通(皮膚状で液滴が試料無塗布時と同等の状態で存在する)
2 耐水性がやや低い
1 耐水性が低い(皮膚上で液滴が広がり、肌になじむ)
で評価した。10名の当社パネリストのスコアの平均を求め、下記基準、
◎:3.5以上
○:3.0以上~3.5未満
△:2.5以上~3.0未満
×:2.5未満
で耐水性を評価した。
10名の当社パネリストの腕に実施例1~20および比較例1~9の水中油型乳化化粧料の試料を塗布し皮膚上での塗布時の感触の程度を下記スコア基準、
5 べたつかず、みずみずしく広がり伸びが良い
4 べたつかず、みずみずしく広がるが伸びがやや良い
3 普通
2 ややべたつきがあり、伸びがやや悪い
1 べたつきがあり、伸びが悪い
で評価した。10名の当社パネリストのスコアの平均を求め、下記基準、
◎:3.5以上
○:3.0以上~3.5未満
△:2.5以上~3.0未満
×:2.5未満
で塗布後の使用感を評価した。
実施例1~20および比較例1~9の水中油型乳化化粧料の試料を50℃、1カ月保存し、水中油型乳化化粧料の安定性を下記基準、
◎:まったく変化なし
○:分離はないが、合一等がみられる
△:やや分離傾向にある
×:分離している
で評価した。
実施例2の処方中、
・水中油型乳化化粧料中のイソノナン酸イソトリデシルを6質量%から5質量%に変更
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシルを10質量%から7.5質量%に変更
・ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを1.5質量%から2質量%に変更
・ジメチコンを2質量%から3質量%に変更
・トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2を0.3質量%から0質量%に変更
・粉体をメタクリル酸メチルクロスポリマー(5質量%)及び疎水化処理酸化チタン(1質量%)から疎水化処理酸化チタン(5質量%)疎水化処理酸化鉄(ベンガラ、0.12質量%)、疎水化処理酸化鉄(黄酸化鉄1.2質量%)、疎水化処理酸化鉄(黒酸化鉄0.03質量%)、疎水化処理酸化マイカ(0.75質量%)、疎水化雲母チタン(2質量%)に変更
・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー(0.2質量%)から(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(0.6質量%)に変更
・セスキイソステアリン酸ソルビタン(0.6質量%)、ポリメチルシルセスキオキサン(3質量%)およびステアリン酸グリセリル(0.1質量%)を加えて精製水で100質量%に調整
して、実施例21のファンデーションなどのベースメイク化粧料として使用できる水中油型乳化化粧料を作製した。得られた実施例21の水中油型乳化化粧料について、上記耐水性試験、塗布後の使用感(伸び広がりのよさ)および経時安定性試験を行った。耐水性、塗布後の使用感(伸び広がりのよさ)および経時安定性に関して、実施例21の水中油型乳化化粧料は、実施例2の水中油型乳化化粧料と同様の結果であった。
実施例2の処方中、
・水中油型乳化化粧料中のイソノナン酸イソトリデシルを6質量%から5質量%に変更
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシルを10質量%から7.5質量%に変更
・ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを1.5質量%から2質量%に変更
・ジメチコンを2質量%から3質量%に変更
・トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2を0.3質量%から0質量%に変更
・粉体をメタクリル酸メチルクロスポリマー(5質量%)及び疎水化処理酸化チタン(1質量%)から疎水化処理酸化チタン(3質量%)疎水化処理酸化鉄(ベンガラ、0.08質量%)、疎水化処理酸化鉄(黄酸化鉄0.9質量%)、疎水化処理酸化鉄(黒酸化鉄0.01質量%)、疎水化処理酸化マイカ(1.01質量%)、疎水化雲母チタン(1質量%)に変更
・セスキイソステアリン酸ソルビタン(0.6質量%)およびポリメチルシルセスキオキサン(2質量%)を加えて精製水で100質量%に調整
して、実施例22の化粧下地などのベースメイク化粧料として使用できる水中油型乳化化粧料を作製した。得られた実施例22の水中油型乳化化粧料について、上記耐水性試験、塗布後の使用感(伸び広がりのよさ)および経時安定性試験を行った。耐水性、塗布後の使用感(伸び広がりのよさ)および経時安定性に関して、実施例22の水中油型乳化化粧料は、実施例2の水中油型乳化化粧料と同様の結果であった。
Claims (3)
- (A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
(B)質量平均分子量(Mw)10000以上、60000以下の寒天と、
(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上と、
(D)前記(A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および前記(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上以外の界面活性剤を含まないか、または0.5質量%未満と、
を含有することを特徴とする水中油型乳化化粧料。 - 前記(A)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロースの配合量が、0.01質量%以上0.5質量%以下であり、
前記(B)質量平均分子量(Mw)10000以上、60000以下の寒天の配合量が、0.02質量%以上0.5質量%未満であり、
前記(C)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、(アクリルアミド/アクリル酸アンモニウム)コポリマー、ポリアクリレート-13、ポリアクリル酸アンモニウムおよびポリアクリルアミドよりなる群から選ばれる一種または二種以上の総配合量が、0.1質量%以上1.5質量%以下である、請求項1記載の水中油型乳化化粧料。 - (E)油溶性紫外線吸収剤を含有する請求項1または2記載の水中油型乳化化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014402A JP7208621B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 水中油型乳化化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019014402A JP7208621B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 水中油型乳化化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020121940A JP2020121940A (ja) | 2020-08-13 |
JP7208621B2 true JP7208621B2 (ja) | 2023-01-19 |
Family
ID=71993459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019014402A Active JP7208621B2 (ja) | 2019-01-30 | 2019-01-30 | 水中油型乳化化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7208621B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7431044B2 (ja) * | 2020-01-22 | 2024-02-14 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
WO2024117088A1 (ja) * | 2022-11-28 | 2024-06-06 | 花王株式会社 | 水性組成物 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016143663A1 (ja) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 日清オイリオグループ株式会社 | 水系化粧料 |
WO2018105040A1 (ja) | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
JP2018168087A (ja) | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社 資生堂 | 水中油型化粧料 |
-
2019
- 2019-01-30 JP JP2019014402A patent/JP7208621B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016143663A1 (ja) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 日清オイリオグループ株式会社 | 水系化粧料 |
WO2018105040A1 (ja) | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 株式会社 資生堂 | 水中油型乳化化粧料 |
JP2018168087A (ja) | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社 資生堂 | 水中油型化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020121940A (ja) | 2020-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6053922B2 (ja) | 水中油型化粧料 | |
JP7324217B2 (ja) | 油中水型乳化固形化粧料 | |
JP6815093B2 (ja) | 水中油型日焼け止め化粧料 | |
JP7208621B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP2016079183A (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP2004352723A (ja) | 皮膚、特に顔をメイクアップする及び/又はケアするための化粧料組成物。 | |
JP2023514929A (ja) | 油中水型乳化化粧料組成物 | |
KR102684988B1 (ko) | 유성 화장료 | |
JP6563181B2 (ja) | 日焼け止め皮膚外用剤 | |
WO2022163812A1 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP2002348214A (ja) | 毛穴隠し用水中油型乳化化粧料 | |
JP6945810B2 (ja) | 乳化化粧料 | |
JP5955048B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP2002265342A (ja) | 紫外線防御化粧料 | |
JP2020094046A (ja) | エアゾール化粧料 | |
JP2021075488A (ja) | 水中油型組成物 | |
JP7539783B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP7498577B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP7193399B2 (ja) | 口唇化粧料 | |
JP6001881B2 (ja) | 油中水型乳化日焼け止め化粧料 | |
JP2023035935A (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
WO2021221149A1 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP2022070626A (ja) | 水中油型日焼け止め化粧料 | |
WO2024014316A1 (ja) | 油中水型乳化固形化粧料 | |
JP2023072443A (ja) | 水中油型化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221028 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7208621 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |