JP7207229B2 - 多芯ケーブルの芯線整列装置および多芯ケーブルの芯線整列方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の多芯ケーブルの芯線整列装置および多芯ケーブルの芯線整列方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
仮保持機構100は、複数の芯線3を上下に重なりが無い単層で一列に並んだ状態に仮保持するものである。ここで、仮保持とは、移動機構200及び整列機構300による処理がなされる前に、比較的軽い力で芯線3の位置を動かせるように一時的に保持することをいう。
移動機構200は、仮保持機構100によって仮保持された複数の芯線3を並び端から順に1本ずつ外周ベース5に沿って移動するものである。移動機構200は、図5に示すように、並び端にある芯線3aを光学的に検出する検出部7と、芯線3aと他の複数の芯線3との間に挿入される挿入具8とを有している。挿入具8は、芯線3aと、この芯線3aに隣接する芯線3bとの間に挿入され、芯線3aと芯線3bとを分離する。また、挿入具8は、シリンダ(図示せず)に接続されており、図5の上下方向に移動可能である。
整列機構300は、前述の移動機構200により分離した芯線3を所定の治具に整列保持するものである。ここで、整列保持とは、複数の芯線3を一定の間隔をもって整列させ、かつ仮保持よりも複数の芯線3の自由な移動を規制して保持することをいう。
本実施形態では、まず、前段取り工程(S1)を行う。前段取り工程(S1)では、多芯ケーブル1を装置に設置して、複数の芯線3の開き角度を調整した後、芯線3の先端を上下に重ならないように並べて吸引し、カバー6の装着によって、その状態を仮保持する。前段取り工程(S1)は、中心ベース14と外周ベース5との間に前段取りベース15が配置された状態で行われる。
前段取り工程(S1)に引き続き、整列工程(S2)を行う。整列工程(S2)は、単層状態で一列に並んだ複数の芯線3を1本1本分離して、間隔をあけて整列具9に整列する工程である。
次に、第2の実施の形態に係る整列機構300の動作例を図22を参照して説明する。本実施の形態は、図20に基づいて説明した挿入具8及び整列具9の動作に改良を加えたものである。
以上説明のように、本実施形態である多芯ケーブルの芯線整列装置は、多芯ケーブルの一端に露出した可とう性の大きい複数の芯線の先端を一列に並べ、並び方向に沿って移動可能に仮保持する仮保持機構と、前記仮保持機構が保持した前記複数の芯線を前記並び順に移動する移動機構と、前記移動機構が移動した前記複数の芯線を所定間隔に整列保持する整列機構と、を有している。これにより、可とう性の大きい芯線であっても、複数の芯線の集まりである芯線束から、芯線を1本1本分離、移動し、一列に並べることができる。さらに、分離し、整列する動作の自動化を可能にする、多芯ケーブルの芯線整列装置にすることができる。
2:外皮
3:芯線
3a:並び端の芯線
3b:3aに隣接する芯線
3c:1層目に重なった芯線
3d:蛇行している芯線
4:芯線束
5:外周ベース
6:カバー
7:検出部
8:挿入具
8a:第1の刃
8b:第2の刃
9:整列具
9a:整列具の端部
9b:整列具もう一方の端部
10:押込み具
11:整列具に設けられた溝
11a:挿入対象の溝
12:ケーブル固定部
13:ケーブルクランプ
14:中心ベース
15:前段取りベース
16:ブラシ
17:スキージ
18:検出部の測定範囲
100:仮保持機構
200:移動機構
300:整列機構
g:芯線3が挟まれる隙間
L1:溝の三角切り欠きの開口径
L0:溝の幅
Claims (9)
- 多芯ケーブルの一端に露出した複数の芯線の先端を所定の並び方向に沿って一列に並べ、前記複数の芯線のそれぞれを前記並び方向に沿って移動可能に仮保持する仮保持機構と、
前記仮保持機構が保持した前記複数の芯線を1本ずつ他の複数の芯線から分離して移動させる移動機構と、
前記移動機構が移動した芯線を1本ずつ間隔をあけて保持することで、前記複数の芯線を所定間隔に整列保持する整列機構と、
前記多芯ケーブルが固定される中心ベースを有し、
前記整列機構は、前記所定間隔に複数の溝が形成され、前記複数の溝に前記複数の芯線を1本ずつ保持可能な整列具を備え、
前記整列具は、前記中心ベースの外周に配置された円弧状であり、かつ前記中心ベースの外周を回動可能であることを特徴とする多芯ケーブルの芯線整列装置。 - 前記移動機構は、前記仮保持機構が仮保持して並び端にある芯線を検出する検出部を備え、
前記検出部の検出結果を基に、前記並び端にある芯線から順に前記複数の芯線を移動することを特徴とする請求項1に記載の多芯ケーブルの芯線整列装置。 - 前記移動機構は、前記並び端にある芯線とそれに隣接する芯線との間に挿入する挿入具を備え、
前記挿入具を移動することにより前記並び端にある芯線を移動する
ことを特徴とする請求項2に記載の多芯ケーブルの芯線整列装置。 - 前記整列機構は、前記芯線を前記溝に押込む押込み具を備え、
前記複数の芯線を、前記移動機構により前記溝上に順次移動し、前記押込み具により前記溝に押し込めて整列保持する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多芯ケーブルの芯線整列装置。 - 前記整列機構は、前記複数の溝のうち何れかの溝に1本の前記芯線を保持してから当該溝に隣り合う他の溝に次の前記芯線を保持するまでの間に、前記整列具を第1の所定角度分だけ一方に回動させた後、前記第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度分だけ他方に回動させる
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の多芯ケーブルの芯線整列装置。 - 多芯ケーブルの一端に露出した複数の芯線の先端を所定の並び方向に沿って一列に並べ、所定間隔に整列保持する多芯ケーブルの芯線整列方法であって、
前記複数の芯線を所定の並び方向に沿って一列に並べ、前記複数の芯線のそれぞれを前記並び方向に沿って移動可能に仮保持する前段取り工程と、
挿入具により並び端にある芯線を移動して他の前記複数の芯線と分離し、前記並び端にある芯線を保持可能な溝を有する整列具の前記溝に押込む整列工程と、
を有し、
前記前段取り工程において、前記複数の芯線の先端を吸着して仮保持することを特徴とする多芯ケーブルの芯線整列方法。 - 多芯ケーブルの一端に露出した複数の芯線の先端を所定の並び方向に沿って一列に並べ、所定間隔に整列保持する多芯ケーブルの芯線整列方法であって、
前記複数の芯線を所定の並び方向に沿って一列に並べ、前記複数の芯線のそれぞれを前記並び方向に沿って移動可能に仮保持する前段取り工程と、
挿入具により並び端にある芯線を移動して他の前記複数の芯線と分離し、前記並び端にある芯線を保持可能な溝を有する整列具の前記溝に押込む整列工程と、
を有し、
前記整列工程において、前記並び端にある前記芯線を検出部で光学的に検出することを特徴とする多芯ケーブルの芯線整列方法。 - 多芯ケーブルの一端に露出した複数の芯線の先端を所定の並び方向に沿って一列に並べ、所定間隔に整列保持する多芯ケーブルの芯線整列方法であって、
前記複数の芯線を所定の並び方向に沿って一列に並べ、前記複数の芯線のそれぞれを前記並び方向に沿って移動可能に仮保持する前段取り工程と、
挿入具により並び端にある芯線を移動して他の前記複数の芯線と分離し、前記並び端にある芯線を保持可能な溝を有する整列具の前記溝に押込む整列工程と、
を有し、
前記整列具は、前記多芯ケーブルが固定される中心ベースの外周に配置された円弧状であり、
前記整列工程では、前記並び端にある芯線を前記溝に押込んだ後、前記整列具を所定角度だけ回動させる動作を繰り返し行うことを特徴とする多芯ケーブルの芯線整列方法。 - 前記整列工程では、前記複数の溝のうち何れかの溝に1本の前記芯線を保持してから当該溝に隣り合う他の溝に次の前記芯線を保持するまでの間に、前記整列具を第1の所定角度分だけ一方に回動させた後、前記第1の所定角度よりも小さい第2の所定角度分だけ他方に回動させることを特徴とする請求項8に記載の多芯ケーブルの芯線整列方法。
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