JP7207109B2 - 包装箱及び鍵付き包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、開口を閉鎖している蓋部の揺動が規制されたロック状態と蓋部の揺動が自在なアンロック状態とに切り替えられる包装箱と、この包装箱をアンロック状態からロック状態へ切り替える鍵片も備えた鍵付き包装箱とに関する。
蓋部が一体に設けられた箱の一つとして、本体箱の上部に設けられた開口が揺動自在な蓋部で開閉され、開口を閉鎖する蓋部の揺動が規制されたロック状態を保持する係止機構の設けられた包装箱が知られている。また、係止機構によるロック状態を解除する鍵片を備えた鍵付き包装箱も知られている。たとえば、蓋側の蓋機構および本体箱側の本体機構からなる係止機構によるロック状態が鍵片の挿抜操作によってアンロック状態にされる鍵付き包装箱が提案されている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3205205号公報
しかし、上記特許文献1の鍵付き包装箱は、鍵片の挿抜操作だけでアンロック状態に切り替わってしまう構造であるため、ロック状態の保持性を高めるうえで改善の余地がある。
本発明の包装箱及び鍵付き包装箱は、このような課題に鑑み案出されたものでロック状態の保持性を高めることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する包装箱は、上部に開口の設けられた本体箱と、前記本体箱に対して揺動自在に連設され、前記開口を開閉する蓋部と、前記開口が前記蓋部によって閉鎖された閉鎖状態で、前記蓋部の揺動が規制されたロック状態と前記蓋部の揺動が自在なアンロック状態とを切り替えるロック機構とを備える。前記ロック機構は、前記蓋部に連設されるとともに、前記閉鎖状態で前記本体箱内に差し込まれて前記本体箱の壁部に対向する差込フラップと、前記差込フラップ及び前記壁部の何れか一方に連設され、前記閉鎖状態の前記蓋部の延在する方向に対して交差する折り曲げ線を介して折り返される舌片と、前記差込フラップ及び前記壁部の何れか他方に凹設され、前記ロック状態で前記舌片と係合する係合部とを有し、前記ロック状態では前記舌片が、前記折り曲げ線を介して折り返された反力で前記差込フラップ及び前記壁部の何れか他方に向けて付勢されることで前記係合部と係合し、前記アンロック状態では前記舌片が前記反力とは反対方向に押し込まれることで前記係合部との係合が解除される。前記包装箱は、前記閉鎖状態で、前記差込フラップ及び前記壁部の間に延びたスリットからなり、前記舌片の上方に位置する鍵穴部を有する。
(2)ここで開示する鍵付き包装箱は、上記の包装箱と、前記鍵穴部に対して挿抜自在な平板状の挿抜部を有し、前記包装箱とは別個に設けられた鍵片とを備える。前記挿抜部は、前記ロック状態で、前記鍵穴部に挿入されてからスライド移動されると、前記舌片を前記反力とは反対方向に押し込む。
本発明の包装箱及び鍵付き包装箱によれば、ロック状態の保持性を高めることができる。
実施形態に係る蓋部の閉鎖された鍵付き包装箱を示す斜視図である。 実施形態に係る蓋部の開放された包装箱を示す斜視図である。 実施形態に係る鍵付き包装箱の要部断面図であり、(a)は図1のA-A矢視断面図であり、(b)は図3(a)のB-B矢視断面図であり、(c)はアンロック状態のB-B矢視断面図である。 実施形態に係る包装箱に組み立てられるシート材を示す平面図である。 別の実施形態に係る図であり、(a)は包装箱の斜視図であり、(b)は包装箱に組み立てられるシート材を示す平面図である。
以下、実施形態としての鍵付き包装箱を説明する。鍵付き包装箱は、包装箱および鍵片を備えている。
本実施形態の包装箱や鍵片は、平面状のシート材からなる包装用具である。シート材は、所定の形状への切り取りや罫線の付与といった加工が施されている。シート材には、段ボールシートや厚紙などの包装資材が用いられる。
本実施形態では、説明に用いる方向を下記のように定義する。また、包装箱およびシート材は、水平面に載置されたものとする。
包装箱については、水平方向を前後方向(図中には前方を「F」で示すとともに後方を「B」で示す)および左右方向(図中には左方を「L」で示すとともに右方を「R」で示す)に細別して説明する。左右方向は、前方から後方を向いたときの左側を左方とするとともに右側を右方とする。これらの左方および右方を区別しないときには側方と呼ぶ。また、鉛直方向のうち、重力の作用方向を下方(図中には「D」で示す)とし、下方の反対方向を上方(図中には「U」で示す)とする。
また、包装箱の内部に向かう側を内側とし、内側の反対側を外側とする。そのほか、上方から下方を視ることを上面視とする。
シート材については、水平方向において互いに直交するX方向およびY方向を用いて説明する。X方向およびY方向のそれぞれは、互いに反対向きの二方向に延びる。そこで、X方向およびY方向のそれぞれの向きについて、一方を下付きの添え字で「1」を付して示し、他方を下付きの添え字で「2」を付して示す。たとえば、X方向の一方をX1方向と示し、他方をX2方向と示す。
そのほか、シート材の各シート片(各部位)については、対応する包装箱の壁部と同様の符号を付して説明する。また、シート片の各構造については、対応する包装箱の壁部の各構造と同様の符号を付すとともに同様の名称で説明する。
[1.構成]
まず、包装箱に関する構成を説明する。
以下、鍵付き包装箱の構成を述べ、その後に、この包装箱に組み立てられるシート材の構成を述べる。
[1-1.鍵付き包装箱]
図1に示すように、鍵付き包装箱は、包装箱1と、包装箱1とは別個(別体)に設けられた鍵片2とを備えている。
図1及び図2に示すように包装箱1は、上部に開口9を上部に有する有底筒状の本体箱10と、開口9を開閉する蓋部20と、左右一対のロック機構30L,30Rとを備える。包装箱1は、蓋部20で開口9が閉鎖された状態で直方体に形成された箱体であり、本体箱10内部の空間に物品(収容物)を収容する箱体である。図1に示すように開口9が蓋部20によって閉鎖された状態を閉鎖状態といい、図2に示すように開口9が開放された状態を開放状態という。ロック機構30L,30Rは、閉鎖状態で、蓋部20の揺動が規制されたロック状態と蓋部20の揺動が自在なアンロック状態とに切り替えるために設けられている。
鍵片2は、ロック機構30L,30Rによるロック状態をアンロック状態に切り替えるために使用される部材である。図1に示すように、包装箱1の上面には、左右一対のロック機構30L,30Rのそれぞれに対応して、鍵片2と協働する左右一対の鍵穴部40L,40Rが設けられている。
以下、包装箱1の基本構成を説明し、その次にロック機構30L,30Rを説明する。その後、鍵片2と鍵穴部40L,40Rとを説明する。
〈本体箱〉
本体箱10は、図2に示すように、有底の筒状をなすトレイ型の部位である。ここでは、四角筒の下方に底が設けられた本体箱10を例示する。
この本体箱10には、水平方向に沿って延在する底壁11(前記の「底」に対応する部位)と、上下方向に沿って延在する立壁12(前記の「四角筒」に対応する部位)とが設けられている。底壁11は、上面視で矩形状に設けられており、本体箱10の底部を閉鎖できればどのような構成でもよい。
立壁12には、左右に配置された左側壁12L,右側壁12Rと、左側壁12L,右側壁12Rの前端縁どうしを結ぶ前壁12Fと、左側壁12L,右側壁12Rの後端縁どうしを結ぶ後壁12Bとが設けられている。これらの立壁12L,12R,12F,12Bの上端縁で開口9が囲繞される。
左側壁12L,右側壁12Rは、底壁11の左右側縁から折り立てられている。左側壁12L,右側壁12Rの上端縁の前側領域には、上面部Lu,Ruを介して内側に折り込まれた内壁フラップ32L,32Rが連設されている。また、左側壁12L,右側壁12Rの上端縁の後側領域にはフラップ13,13が揺動自在に連設される。フラップ13,13は開口9の後側領域を閉鎖する内蓋をなす。
後壁12Bは、底壁11の後端縁から折り立てられており、この後壁12Bの上端縁には、蓋部20が揺動自在に連設されている。
また、前壁12Fは、底壁11の前端縁から折り立てられている。本実施形態に示す前壁12Fは、外壁12Foが底壁11の前端縁から折り立てられ、外壁12Foに対して上面部Fuを介した内壁12Fiが内側に折り返された二重壁構造を有している。
〈蓋部〉
蓋部20は、後壁12Bの上端縁に対して連設された箇所を枢軸に揺動する一枚物の蓋をなす。この蓋部20は、開口9を被覆可能な大きさに形成されている。
図2に示すように、蓋部20の前端縁20fには先端フラップ22が揺動自在に連設されている。先端フラップ22は閉鎖状態で前壁12Fの内壁12Fiの内側に差し込まれる部位である。蓋部20の先端フラップ22が内壁12Fiの内側に差し込まれた状態で、開口9が閉鎖される。また、開口9を閉鎖する蓋部20が上方へ揺動されると開口9が開放される。開口9が開放された状態では、本体箱10の内部に包装対象の物品を出し入れすることができる。
この蓋部20の左右側縁20l,20rには、次に説明するロック機構30L,30Rの一部をなす差込フラップ31L,31Rが連設されている。
〈ロック機構〉
ロック機構30L,30Rは、蓋部20の左右側縁20l,20rに連設された差込フラップ31L,31Rと、差込フラップ31L,31Rに連設された舌片33L,33Rと、左側壁12L,右側壁12Rに連設された内壁フラップ32L,32Rに凹設された係合部34L,34Rと、を備える。
さらに、内壁フラップ32L,32Rの下端には、下面部32Lb,32Rbを介して規制片50L,50Rが連設されている。規制片50L,50Rは、内壁フラップ32L,32Rに対して上方に折り上げられており、内壁フラップ32L,32Rよりも本体箱10の内側に配置されている。
〈差込フラップ〉
差込フラップ31L,31Rは、蓋部20の左右側縁20l,20rの前側領域(一部)から延出されたフラップ状の部位である。差込フラップ31L,31Rは、閉鎖状態で、本体箱10内に差し込まれる。
より具体的には、差込フラップ31L,31Rは、閉鎖状態で、内壁フラップ32L,32Rと規制片50L,50Rとの間に差し込まれる。差し込まれた状態で差込フラップ31L,31Rの外側面が内壁フラップ32L,32R(左側壁12L,右側壁12R)の内側面に対向する。
内壁フラップ32L,32Rよりも内側に、差込フラップ31L,31Rを位置させるため、蓋部20と差込フラップ31L,31Rとの連設箇所(つまり左右側縁20l,20rの前側領域)は、左右側縁20l,20rの後側領域よりも、上面視で本体箱10の内側に位置が設定される。前側領域と後側領域とをつなぐ段差部21L,21Rの寸法は、上面部Lu,Ruの左右方向の寸法よりも大きく設定される。
〈舌片〉
舌片33L,33Rは、差込フラップ31L,31Rの前端縁31fの一部に連設されたフラップ状の部位である。舌片33L,33Rは、差込フラップ31L,31Rの前端縁31fの一部に配設された折り曲げ線35L,35Rを介して包装箱1の外側へ向かって折り返されている。
折り曲げ線35L,35Rは、閉鎖状態で上下方向(蓋部20の延在方向に交差する方向)に延びて形成されている。このため、舌片33L,33Rは、前端縁31f一部(折り曲げ線35L,35R)を基端として前方から後方に向かって折り返されている。したがって、閉鎖状態で、舌片33L,33Rの先端部37L,37Rは、前端縁31fの一部(折り曲げ線35L,35R)よりも後側に位置する。
また、折り曲げ線35L,35Rは、蓋部20の前端縁20fよりも後側に位置が設定されている。これにより、舌片33L,33Rの位置は、閉鎖状態で包装箱1の前壁12Fの位置よりも後側へオフセットしている。
また、図2に示すように、舌片33L,33Rの下端縁は、先端部37L,37R(基端側から先端側)に向かうにつれ上方に位置する曲線形状に形成されている。
〈係合部〉
係合部34L,34Rは、側面視で矩形状の貫通孔として、内壁フラップ32L,32Rに貫設(凹設)されている。係合部34L,34Rの上縁は、ロック状態で、舌片33L,33Rの上端縁33Ru,33Luに対向する対向縁部36L,36Rとして形成されている。言い換えれば、舌片33L,33Rの上端縁33Ru,33Luが対向縁部36L,36Rに対向した状態が、舌片33L,33Rが係合部34L,34Rに係合した状態(ロック状態)である。
係合部34L,34Rの上下方向及び前後方向の寸法は、舌片33L,33Rの上下方向及び前後方向の寸法よりも大きく設定される。なお、係合部34L,34Rの形状及び寸法は、舌片33L,33Rが係合できさえすれば、適宜の形状及び寸法であってよい。
〈規制片〉
規制片50L,50Rは、蓋部20の閉鎖状態で、差込フラップ31L,31Rを介して舌片33L,33Rが内側に移動することを規制するために設けられている。内壁フラップ32L,32Rと規制片50L,50Rとの間の左右方向の寸法は、差込フラップ31L,31Rの差し込みを許容し得る適宜の大きさに設定されてよい。この寸法は、下面部32Lb,32Rbの左右方向の幅寸法に対応する。
なお、内壁フラップ32L,32Rの前端縁と前壁12Fの内壁12Fiの左右側縁とが係合するようになっており、互いに内側への移動が規制されている。
〈舌片と係合部の係合と係合の解除〉
つぎに、図3(a)~(c)を参照して、舌片33L,33Rと係合部34L,34Rの係合とその係合を解除する構成とついて説明する。なお、ロック機構30L,30Rは左右対称であるほかは、同様の構成をなす。以下では、右側のロック機構30Rに着目して説明する。
図3(a)に示すように、舌片33Rには、差込フラップ31Rに対する折り返しの反力が白抜き矢印で示す方向に作用する。このため、舌片33Rは、差込フラップ31Rから右側壁12Rへ向けて付勢される。したがって、ロック状態では、舌片33Rの上端縁33Ruが係合部34Rの対向縁部36Rの下方に位置する。係合部34Rの対向縁部36Rの位置と舌片33Rの上端縁33Ruの位置とは、ロック状態で、舌片33Rの上端縁33Ruが係合部34Rの対向縁部36Rよりも下方に位置するように設定される。また、係合部34Rの下端縁の位置は、ロック状態で舌片33Rの下端縁よりも下方に位置するように設定される。
図3(a),(b)に示すロック状態では、舌片33Rの上端縁33Ruが係合部34Rの対向縁部36Rに対して内側から外側に亘って位置しており、舌片33Rと係合部34Rとが係合している。ここで、図3(c)に示すように、舌片33Rが折り返しの反力とは反対の方向(白抜き矢印で示す方向)に押し込まれた場合、舌片33Rの上端縁33Ruは係合部34Rの対向縁部36Rから内側(左側)に退いた状態となる。このようにして、上端縁33Ruと対向縁部36Rとの係合が解除され、アンロック状態となる。
上記のようなロック状態からアンロック状態への切り替えは、鍵片2(詳しくは挿抜部2M)を鍵穴部40L,40Rに挿入してから、図3(b)において黒塗り矢印で示すように、前方から後方へスライド移動させることによって行われる。このスライド移動がなされる方向を「スライド方向」という。ここでは前後方向をスライド方向の例に挙げる。また、このスライド方向は、鍵穴部40L,40Rの長さ方向に相当する。鍵片2をスライド移動させる操作をスライド操作という。
〈鍵穴部〉
以下、鍵穴部40L,40R,鍵片2の順に各構成を説明する。
図1に示すように、鍵穴部40L,40Rは、蓋部20の閉鎖状態で、差込フラップ31L,31Rの上端縁(蓋部20の左右側縁20l,20r)と内壁フラップ32L,32Rの上端縁(左側壁12L,右側壁12Rの上端縁)との間に形成されたスリットである。鍵穴部40L,40Rは、閉鎖状態で、舌片33L,33Rの上方に位置される。
鍵穴部40L,40Rは、閉鎖状態の蓋部20の左右側縁20l,20rに対して外側において、前端から後側(スライド方向)へ長手状に延びている。したがって、舌片33L,33Rは、閉鎖状態では、鍵穴部40L,40Rの延在する方向と同方向に折り返されている。鍵穴部40L,40Rの後端は、段差部21L,21Rにより規定されている。
鍵穴部40L,40Rは、鍵片2(詳しくは挿抜部2M)の挿入とスライド移動とを許容する隙間でさえあればよい。鍵片2(詳しくは挿抜部2M)の挿入とスライド移動とが可能であるならば、鍵穴部40L,40Rの隙間の寸法が鍵片2(詳しくは挿抜部2M)の厚さと同等でもよく、その厚さよりも小さくてもよい。ただし、鍵穴部40L,40Rの隙間の寸法は、鍵片2(詳しくは挿抜部2M)の厚さよりも大きく設定されてもよい。
〈鍵片〉
鍵片2は、鍵穴部40L,40Rに対応して設けられた一対の挿抜部2Mと、挿抜部2Mを相互に連結した持手部2Hとを有する。この鍵片2(一対の挿抜部2Mと持手部2H)は、図1に示すように、鍵片2が包装箱1に装着される状態で前方から見たときに、コ字形をなす部材であり平板状をなす部材から形成される。
本実施形態では、図1において二点鎖線で示すように、持手部2Hの前端縁2fを閉鎖状態の蓋部20の前端縁20fに沿わせて、一対の挿抜部2Mが鍵穴部40L,40Rに挿入された状態を鍵片2の「装着状態」という。
持手部2Hは、一対の挿抜部2Mの左右方向の相互間隔と同寸法に延びた長手状の平板部材であり、この持手部2Hの両端に、鍵穴部40L,40Rに対して挿抜自在な平板状の挿抜部2Mが連設される。たとえば、鍵片2は、一枚の段ボール片からなり、持手部2Hをなす段ボール片の両端に折れ線を介して一対の挿抜部2Mが連設されている。
挿抜部2Mは、鍵穴部40L,40Rに挿入されてスライド移動されるときに、舌片33L,33Rの少なくとも一部に重複するように形状や大きさが設定されている。
挿抜部2Mは、鍵穴部40L,40Rに挿入され、鍵片2がスライド移動されたときに、舌片33L,33Rに対して前方から後方へ摺接して、舌片33L,33Rを内側(反力の印加方向とは反対方向)に押し戻す部材である。言い換えれば、挿抜部2Mは、ロック状態では係合部34Rと舌片33Rとの係合を解除してアンロック状態とする解錠部材である。
挿抜部2Mの上下方向の寸法は、装着状態で挿抜部2Mの先端が舌片33L,33Rの上縁部よりも下方に位置するように設定される。また、挿抜部2Mの下端縁は、装着状態で後側に向かうにつれて上方に位置する曲線形状に形成されている。
鍵片2の装着状態では、一対の挿抜部2Mの一方が鍵穴部40Lに挿入され、他方が鍵穴部40Rに挿入される。鍵片2は、装着状態から、図1の黒塗り矢印で示すスライド方向に移動される。鍵片2のスライド移動は、鍵片2が段差部21L,21Rに突き当たる位置にて規制される。
[1-2.シート材]
つぎに、図4を参照して、包装箱1に組み立てられるシート材1′を説明する。図4には、切線を太線で示し、罫線(折り曲げ線)を細線で示す。切線には、シート材1′の外形線とシート材1′を厚み方向に貫通する切れ込み線とが含まれる。
シート材1′には、段ボールシートが用いられ、フルート(「段目」とも称される)がY方向に沿って設けられている。
以下、シート材1′の各部位については、包装箱1で対応する部位の名称における末尾に「シート片」に付記した名称で呼び、符号の末尾に「′」を付加する。たとえば、底壁11に対応する部位を底壁シート片11′と称する。
シート材1′には、X方向に沿う十二種の罫線S1~S12が設けられ、Y方向に沿う六種の罫線C1~C6が設けられている。
罫線S1~S12は、包装箱1において水平方向に延びる端縁に対応する罫線である。これらの罫線S1~S3は、Y1方向からY2方向へ向けて、下罫線S1,上罫線S2,罫線S3がこの順に並んで形成されている。罫線S3よりもY2方向側に、罫線S4と罫線S5とがY方向の同位置に形成されている。罫線S4,S5よりもY2方向側に、罫線S6と罫線S7とがY方向の同位置に形成されている。罫線S6,S7よりもY2方向側に、罫線S8と罫線S9とがY方向の同位置に形成されている。罫線S8,S9よりもY2方向側に、罫線S10と罫線S11とがY方向の同位置に形成されている。罫線S10,S11よりもY2方向側に罫線12が形成されている。
罫線C1~C4は、包装箱1における立壁12の角部で上下方向に延びる端縁に対応する罫線であり、X1方向からX2方向へ向けて、罫線C4,罫線C1,罫線C2,罫線C3がこの順に並んで形成される。また、罫線C5,C6は、包装箱1における蓋部20と差込フラップ31L,31Rとの連設箇所(つまり左右側縁20l,20rの前側領域)に対応する罫線であり、X1方向からX2方向へ向けて、罫線C5,罫線C6がこの順に並んで形成されている。なお、罫線C5は罫線C2よりもややX2方向側に形成され、罫線C6は罫線C3よりもややX方向側に形成される。
下罫線S1に対してY1方向側には、底壁シート片11′が設けられている。ここでは、いわゆる地獄底(「アメリカンロック」とも称される)タイプをなす四つの底壁シート片11′を例示する。なお、いわゆるワンタッチタイプやA式タイプといったさまざまな公知の底壁シート片11′を採用してもよい。
下罫線S1に対してY2方向側かつ上罫線S2に対してY1方向側には、X1方向からX2方向へ向けて、前壁12Fの外壁となる外壁シート片12Fo′,右側壁シート片12R′,後壁シート片12B′,左側壁シート片12L′がこの順に設けられており、外壁シート片12Fo′のX1方向の辺に、糊代部シート片1G′が設けられている。
外壁シート片12Fo′と右側壁シート片12R′との間には罫線C1が設けられ、右側壁シート片12R′と後壁シート片12B′との間には罫線C2が設けられる。
また、後壁シート片12B′と左側壁シート片12L′との間には罫線C3が設けられ、外壁シート片12Fo′と糊代部シート片1G′との間には罫線C4が設けられる。糊代部シート片1G′は左側壁シート片12L′に貼り付けられる。
右側壁シート片12R′,左側壁シート片12L′に対して上罫線S2を介したY2方向側には、フラップシート片13′,13′が設けられている。また、右側壁シート片12R′に対して、上罫線S2及び罫線S4を介したY2方向側には内壁フラップ片32R′が設けられており、左側壁シート片12L′に対して、上罫線S2及び罫線S5を介したY2方向側には内壁フラップ片32L′が設けられている。内壁フラップ片32R′,内壁フラップ片32L′には、それぞれ係合部34R,34L(図2,図3参照)に対応する貫通穴34R′,34L′が切り抜かれている。
また、内壁フラップ片32R′に対して罫線S6及び罫線S8を介したY2方向側には規制片フラップ片50R′が設けられている。内壁フラップ片32L′に対して罫線S7及び罫線S9を介したY2方向側にも規制片フラップ片50L′が設けられている。
また、外壁シート片12Fo′に対して上罫線S2を及び罫線S3を介したY2方向側には、内壁シート片12Fi′が設けられている。
後壁シート片12B′に対して上罫線S2を介したY2方向側には、蓋部シート片20′が設けられている。蓋部シート片20′に対して罫線C5を介してX1方向側には差込フラップシート片31R′が設けられており、また、蓋部シート片20′に対して罫線C6を介してX方向側には差込フラップシート片31L′が設けられている。
更に、蓋部シート片20′に対して罫線S12を介してY2方向側には、先端フラップ片22′が設けられている。
差込フラップシート片31R′に対して罫線S10を介してY2方向側には舌片フラップ片33R′が設けられている。また、差込フラップシート片31L′に対して罫線S11を介してY2方向側には舌片フラップ片33L′が設けられている。罫線S10,罫線S11は、差込フラップシート片31R′,31L′に対して舌片フラップ片33R′,33L′を、包装箱1の組み立て状態で外側に向けて折り返す逆罫線として形成される。
[2.作用および効果]
本実施形態は、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
まず、アンロック状態からロック状態への切り替えに関する作用αを述べ、その後にロック状態からアンロック状態へ切り替えに関する作用βを述べる。
〈作用α〉
包装箱1の蓋部20が閉鎖されるとき、蓋部20の下方への揺動に伴い、差込フラップ31L,31Rが内壁フラップ32L,32Rの内側に差し込まれる。このとき、差込フラップ31L,31Rに対して折り返されている舌片33L,33Rは、差込フラップ31L,31Rに対して折り返された反力で内壁フラップ32L,32Rの内面に押し当てられながら、内壁フラップ32L,32Rの内面と摺接する。そして、舌片33L,33Rの上端縁33Lu,33Ruが係合部34L,34Rの対向縁部36L,36Rを通過すると、舌片33L,33Rの上端縁33Lu,33Ruが、係合部34L,34Rの対向縁部36に対して内側から外側に亘って位置する。これにより、舌片33L,33Rと係合部34L,34Rとが係合する。
ここで、舌片33L,33Rの下端縁が曲線形状に形成されているので、蓋部20が閉鎖される際は、舌片33L,33Rの下端縁の曲線部分が上面部Lu,Ruや、内壁フラップ32L,32Rの内面に摺接する。このため、舌片33L,33Rが外側へ折り返されていても、舌片33L,33Rと、上面部Lu,Ruや内壁フラップ32L,32Rの内面との干渉を抑制できる。したがって、蓋部20の閉鎖や、舌片33L,33Rと係合部34L,34Rの係合が円滑に行われる。
このようにして舌片33L,33Rの上端縁33Lu,33Ruと係合部34L,34Rの対向縁部36L,36Rとが向かい合うため、上方(閉鎖された開口9を開放させる方向)に蓋部20を揺動させようとしたとしても、舌片33L,33Rの上端縁33Lu,33Ruが対向縁部36L,36Rに突き当たって、蓋部20の揺動が規制される。
上記のようにして、ロック状態を保持することができる。
〈作用β〉
包装箱1がロック状態からアンロック状態へと切り替わるときには、ロック状態の包装箱1において、蓋部20の鍵穴部40L,40Rに、鍵片2の挿抜部2Mが挿入され、鍵片2が前側から後側(スライド方向)へスライド移動される〔図1,図3(b)参照〕。このとき、挿抜部2Mが前側から後方に向かって舌片33L,33Rに摺接する。このようにして、係合部34L,34Rの対向縁部36L,36Rに対して内側から外側に亘って位置していた舌片33L,33Rの上端縁33Lu,33Ruが、係合部34L,34R(内壁フラップ32L,32R)よりも内側へ退かせられることにより〔図3(c)参照〕、蓋部20を開放することのできるアンロック状態となる。
ここで、挿抜部2Mの下端縁が、装着状態で後側に向かうにつれて上方に位置する曲線形状に形成されているので、挿抜部2Mの挿入とスライド移動とを、円滑に行うことができる。
上記のようにして、ロック状態の包装箱1を鍵片2でアンロック状態に切り替えることができる。
なお、鍵片2を装着してスライド方向に移動した後であっても、蓋部20を開放せずに鍵片2を抜き取れば、鍵片2(挿抜部2M)による舌片33L,33Rの押し戻しが解除され、包装箱1は再びロック状態となる。
つづいて、包装箱1に関する詳細な作用および効果を述べる。
(1)上述したロック機構30L,30Rによれば、差込フラップ31L,31Rに連設された舌片33L,33Rが折り返されており、ロック状態では、舌片33L,33Rが、差込フラップ31L,31Rに対する折り返しの反力で係合部34L,34Rに係合する。そして、このロック状態で鍵片2(挿抜部2M)を鍵穴部40L,40Rに挿入してから、鍵片2(持手部2H)を前方から後方へスライド移動させる(鍵片2がスライド操作される)ことで、舌片33L,33Rと係合部34L,34Rとの係合が解除されて、ロック状態からアンロック状態に切り替わる。
このように、鍵片2の挿入とスライド操作とによりロック状態からアンロック状態に切り替える構造とすることで、鍵片の挿入だけでアンロック状態に切り替わる構造に比べて、ロック状態の保持性を高めることができる。
(2)また、上述したロック機構30L,30Rでは、左側壁12L,右側壁12Rに連設された内壁フラップ32L,32Rに係合部34L,34Rが設けられており、この内壁フラップ32L,32Rよりも更に内側に舌片33L,33Rが配置されるので、舌片33L,33Rと係合部34L,34Rとが本体箱10の外側に露呈していない。このため、ロック状態の保持性をより高めることができる。
(3)上述したロック機構30L,30Rでは、差込フラップ31L,31Rに設けられた舌片33L,33Rが前方から後方へ向かって外側へ折り返される。舌片33L,33Rが前方から後方へ(鍵穴部40L,40Rの延在する方向と同方向に)折り返されるので、前方から後方へのスライド操作適した構造となっている。また、舌片33L,33Rは、外側へ折り返されているため、包装箱1の内側に露呈せず、収容物に干渉することがない。
(4)規制片50L,50Rによれば、差込フラップ31L,31Rを介して舌片33L,33Rが内側へ移動することが規制される。これにより、ロック状態の保持性をより高めることができる。この場合、包装箱1内に収容物が詰め込まれていなくても、規制片50L,50Rで舌片33L,33Rの内側への移動が規制されるので、たとえば包装箱1内に袋菓子を詰める用途など、収容物を詰めた後にも包装箱1内に空隙が多く発生する場合に好適である。
(6)また、左右一対のロック機構30L,30Rによれば、蓋部20が左右二箇所でロックされるので、ロック状態の保持性をより高めることができる。
(7)また、上述した包装箱1の鍵片2が、持手部2Hの両端に一対の挿抜部2Mを連設したコの字型に形成されているので、持手部2Hの一箇所をスライド移動させるだけで、左右一対のロック機構30L,30Rを同時にアンロック状態にできる。このため、ロック状態の保持性を高めることと、アンロック状態への切り替え操作の行い易さとを両立することができる。
[II.その他]
上述した実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
たとえば、上述の実施形態では、規制片50L,50Rが設けられる構造を例示したが、規制片50L,50Rを省略してもよい。図5(a)は、規制片50L,50Rを備えていない包装箱70の開放状態を示す斜視図であり、図5(b)は包装箱70の展開図である。この包装箱70は、上記の包装箱1に対して、規制片50L,50Rを有さない点を除いて同様に構成される。以下では、図1~図4を参照して既に説明した包装箱1と共通の構成要素については、包装箱1の符号を付与して、その説明を適宜省略する。
包装箱70では、左側壁12L,右側壁12Rに連設された内壁フラップ72L,72Rには規制片50L,50R(図2参照)が設けられていない。包装箱70のシート材70′において、内壁フラップ片32R′には規制片フラップ片が連設されておらず、また、内壁フラップ片32L′には規制片フラップ片が連設されていない。
この包装箱70では、閉鎖状態で差込フラップ31L,31Rが内側に露呈しているので、包装箱70内に収容された収容物によって差込フラップ31L,31Rと、これに連設された舌片33L,33Rの内側への移動を規制することができる。したがって、たとえば直方体形状の容器で個別包装された商品を収容する用途など、包装箱1の内部空間にぴったりと収容物を詰め込む用途に、包装箱70は好適である。
また、上述したロック機構30L,30Rでは、差込フラップ31L,31Rに舌片33L,33Rが連設され、内壁フラップ32L,32R(左側壁12L,右側壁12R)に係合部34L,34Rが設けられていたが、差込フラップ31L,31Rに係合部34L,34Rが設けられ、内壁フラップ32L,32R(左側壁12L,右側壁12R)に舌片33L,33Rが連設されていてもよい。この場合、舌片33L,33Rは、内壁フラップ32L,32R(左側壁12L,右側壁12R)に対して内側に向かって折り返され、ロック状態では、係合部34L,34Rの対向縁部36L,36Rに対して外側から内側に亘って位置する。
また、上述したロック機構30L,30Rは、包装箱1,70に少なくとも一つ設けられていればよい。たとえば、包装箱1,70は、前壁12Fと蓋部20とに1つのロック機構30を備えていてもよい。この場合、鍵穴部40は、前壁12Fと蓋部20の前端縁との間にスリット状に形成され、鍵片2は左右方向にスライド移動される。
なお、鍵付き包装箱には鍵片が必須であるものの、包装箱に鍵片は必須ではない。
鍵片を備えていない包装箱は、鍵片の代用物が包装箱のユーザによって用意されれば、その代用物を鍵穴部に挿抜することによって、ロック状態からアンロック状態に切り替えることができる。
1 包装箱
2 鍵片
2M 挿抜部
2H 持手部
2f 前端縁
9 開口
10 本体箱
11 底壁
12 立壁
12F 前壁
12B 後壁
12L 左側壁
12R 右側壁
12Fo 外壁
12Fi 内壁
Fu,Lu,Ru 上面部
13L,13R フラップ
20 蓋部
20f 前端縁
22 先端フラップ
21L,21R 段差部
30L,30R ロック機構
31L,31R 差込フラップ
31f 前端縁
33L,33R 舌片
33Ru,33Lu 上端縁
35L,35R 折り曲げ線
36L,36R 対向縁部
37L,37R 先端部
32L,32R 内壁フラップ
32Lu,32Ru 下面部
34L,34R 係合部
40L,40R 鍵穴部
50L,50R 規制片

Claims (8)

  1. 上部に開口の設けられた本体箱と、
    前記本体箱に対して揺動自在に連設され、前記開口を開閉する蓋部と、
    前記開口が前記蓋部によって閉鎖された閉鎖状態で、前記蓋部の揺動が規制されたロック状態と前記蓋部の揺動が自在なアンロック状態とを切り替えるロック機構とを備え、
    前記ロック機構は、
    前記蓋部に連設されるとともに、前記閉鎖状態で前記本体箱内に差し込まれて前記本体箱の壁部に対向する差込フラップと、
    前記差込フラップ及び前記壁部の何れか一方に連設され、前記閉鎖状態の前記蓋部の延在する方向に対して交差する折り曲げ線を介して折り返される舌片と、
    前記差込フラップ及び前記壁部の何れか他方に凹設され、前記ロック状態で前記舌片と係合する係合部とを有し、
    前記ロック状態では前記舌片が、前記折り曲げ線を介して折り返された反力で前記差込フラップ及び前記壁部の何れか他方に向けて付勢されることで前記係合部と係合し、前記アンロック状態では前記舌片が前記反力とは反対方向に押し込まれることで前記係合部との係合が解除され、
    前記閉鎖状態で、前記差込フラップ及び前記壁部の間に延びたスリットからなり、前記舌片の上方に位置する鍵穴部を有した包装箱であって、
    前記壁部に連設されるとともに、前記本体箱の内側に折り込まれた内壁フラップを有し、
    前記差込フラップ及び前記内壁フラップの何れか一方に前記舌片が連設されており、前記差込フラップ及び前記内壁フラップの何れか他方に前記係合部が設けられている
    ことを特徴とする、包装箱
  2. 前記舌片は、前記差込フラップに連設され、前記本体箱の外側に向かって折り返されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記舌片よりも前記本体箱の内側に配置されており、前記舌片が前記内側へ移動することを規制する規制片を備えた
    ことを特徴とする、請求項に記載の包装箱。
  4. 前記舌片は、前記閉鎖状態では、前記鍵穴部の延在する方向と同方向に折り返されている
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の包装箱
  5. 前記舌片は、前記閉鎖状態で、前記本体箱内に収容された収容物によって、前記本体箱の内側への移動が規制されている
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の包装箱。
  6. 前記ロック機構が一対設けられ、
    前記一対のロック機構のそれぞれに対応する一対の前記鍵穴部を備えた
    ことを特徴とする、請求項1~の何れか1項に記載の包装箱
  7. 請求項1~の何れか1項に記載の包装箱と、
    前記鍵穴部に対して挿抜自在な平板状の挿抜部を有し、前記包装箱とは別個に設けられた鍵片と
    を備え、
    前記挿抜部は、前記ロック状態で、前記鍵穴部に挿入されてからスライド移動されると、前記舌片を前記反力とは反対方向に押し込む
    ことを特徴とする、鍵付き包装箱。
  8. 請求項に記載の包装箱を備え、
    前記鍵片は、前記一対の鍵穴部のそれぞれに対応する一対の前記挿抜部と、前記一対の前記挿抜部を相互に連結する平板状の持手部とを有しており、
    前記一対の前記挿抜部は前記持手部の両端に連設されている
    ことを特徴とする、請求項に記載の鍵付き包装箱。
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