JP7206946B2 - 収納室及び建物 - Google Patents

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本発明は、住居の収納室及び建物に関する。
建物には、北側斜線制限等、近隣環境に配慮した高さ制限がある。この高さ制限に従った上でより居住空間の広い建物を建築する上で、傾斜屋根が用いられる。また、切妻屋根を有する建物も普及している。屋内空間においても、このような傾斜屋根に合わせた傾斜天井とする場合も多い。
特許文献1には、切妻屋根の傾斜に合わせた傾斜天井を有する屋根裏の空間を収納室に利用した建物が記載されている。
特許文献1にも示すように、このような傾斜した屋根の場合、屋根の最上部(棟)等、床から十分な高さが確保できる部分の天井は水平な天井であるが、最上部から下方へ傾斜し、床から十分な高さが確保できない部分は屋根の傾斜に合わせた傾斜天井とされる。屋根の軒先に近づくほど、すなわち、外壁に近づくほど、天井の高さが低くなっていく。よって傾斜天井の斜面下方側の空間は天井高さが低く、活用されないままになる場合もあった。
一方で、収納空間を十分に確保するため、屋根裏空間等を有効に活用した収納空間を作りたいという要望が多い。また、天井が低くても空間内で作業のしやすい収納室が求められている。
特開2010-222918号公報
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、傾斜天井を有する空間において、空間を有効活用した収納室及びこの収納室を備えた建物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の建物は、天井の少なくとも一部が屋根の傾斜に沿う傾斜天井となっている収納室を備える建物であって、床から前記傾斜天井までの高さが高い側に位置する第1壁と、前記床から前記傾斜天井までの高さが低い側に前記第1壁と対向して位置する第2壁とを備え、前記第1壁に沿って配置された第1収納空間と、前記第2壁に沿って配置された第2収納空間と、前記第1収納空間と前記第2収納空間との間に配置された動作空間とを備え、前記収納室は2階以上に位置し、前記収納室の位置する階よりも1階下の下層空間の天井から前記動作空間の床面までの高さは、前記下層空間の天井から第1収納空間の床面までの高さよりも低いことを特徴とする
また、本発明の一態様では、第1収納空間は、壁面取付収納部材が、第2収納空間よりも高い位置に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、第1壁及び第2壁は、傾斜天井の傾斜方向に交差する天井幅方向に延びていることを特徴とする。
また、本発明の一態様では、動作空間は、第1収納空間の第1床面よりも低い第2床面を有する。
本発明では、傾斜天井のある空間を有効活用し、十分な収納スペースを有し使いやすい収納室及び、このような収納室を備えた建物を提供することができる。
第1実施形態の収納室10を含む建物1を鉛直方向に切断した模式的部分断面図である。 第1実施形態の建物1の屋根2部分を示す模式的部分斜視図である。 第1実施形態の収納室10の模式的透視斜視図である。 第1実施形態の収納室10の一部を示す模式的透視図である。 第1実施形態の収納室10との比較のため、第2壁13側に収納空間を寄せた比較例を示す模式的部分断面図である。 第2実施形態の収納室10を含む建物1の間取り図であり、同図(a)は、1階部分を示し、同図(b)は、2階部分を示す図である。 第2実施形態の収納室10を含む建物1を鉛直方向に切断した模式的部分断面図である。 第2実施形態の収納室10の第2床16の別の例を示す模式的部分断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態の収納室10を含む建物1を鉛直方向に切断した模式的部分断面図である。図2は、本実施形態の建物1の屋根2部分を示す模式的部分斜視図である。図3は、本実施形態の収納室10の模式的斜視図である。図4は、本実施形態の収納室10の一部を示す模式的透視図である。本実施形態の建物1は、屋根2と外壁3とによって外形が形成されており、内部に収納室10を備えるものである。
本実施形態における屋根2は、切妻屋根である。屋根2の棟2aから二方向に傾斜した屋根2が形成されている。本実施形態では、屋根2を切妻屋根にしたが、本発明はこれに限らず、他の形式の屋根であっても良いし、北側斜線に合わせて部分的に傾斜させた屋根であってもよい。
外壁3は、建物1の側面を形成し、屋根2の下方に立設される。具体的には、外壁3は、屋根2の傾斜する方向の端部にそれぞれ設けられた一対の第1側壁3aと、棟2aの延びる方向に対向する一対の第2側壁3bとを備える。さらに、第2側壁3bにおける切妻屋根2によって三角形となる部分は、妻壁3cとなっている。この妻壁3cと屋根2とで取り囲まれた内部空間は、一般的に屋根裏と呼ばれる部分である。本実施形態の収納室10は屋根裏空間に設けられている。
図1に示すように、天井4は、水平に位置している。しかしながら、本実施形態における収納室10は、屋根2の傾斜部分下の空間を有効に活用するためのものであり、次のような構成となっている。収納室10は、屋根2の傾斜に沿って傾斜した傾斜天井11と、床15からこの傾斜天井11までの高さが高い側に位置する第1壁12と、床15から傾斜天井11までの高さが低い側に位置し、第1壁12と対向する第2壁13と、第1壁12と第2壁13をつなぐ一対の第3壁14と、床15(以下、「第1床」ともいう)とを備えている。そしてこれらによって取り囲まれた空間が、収納室10の内部空間となる。
傾斜天井11は屋根2の傾斜角度とほぼ同じ角度で傾斜する天井である。通常、天井4は床15から約2.2~3mの高さに位置し、大人が立っても、頭の先からさらに上方に位置し、大人が屋内を移動する上で支障のない高さとなっている。したがって、本来であれば、床15から天井4までの高さが十分に確保できない屋根2の軒先2bに近くなる部分は、部屋空間として使用されない。しかしながら、本発明では、このような天井4までの高さが低い箇所においても、収納室10として有効活用する。
傾斜天井11は、屋根2の棟2aの長さLよりも短い長さを天井幅L1として屋根2の傾斜に合わせて傾斜している。したがって、本実施形態の収納室10の奥行き、すなわち、一対の第3壁14間の距離は傾斜天井11の天井幅L1とほぼ等しくなる。
第1壁12は、床15から傾斜天井11までの高さが高い側、言い換えると傾斜天井11の傾斜の上方側に位置する上方辺11aから床15まで垂下している。第2壁13は、床15から傾斜天井11までの高さが低い側、言い換えると傾斜天井11の傾斜の下方側に位置する下方辺11bから床15まで垂下している。
一対の第3壁14は、傾斜天井11の上方辺11aと下方辺11bとをつなぐ天井幅方向両端の傾斜辺11cから垂下している。床15は、収納室10の内部空間の底面を確定し、水平方向に延在する。このように、収納室10は、傾斜天井11、第1壁12、第2壁13、第3壁14、床15によって形成される。収納室10の内部空間は、大きく、第1収納空間21、第2収納空間22、動作空間23の3つの空間となっている。
図3、図4に示すように、第1壁12、第2壁13にはそれぞれ、棚31やバー32といった壁面取付収納部材が設けられている。この棚31に収納物を載置することや、バー32に衣服をハンガー等で吊るすことで収納する。
図3に示すように、第1収納空間21は、第1壁12に沿って形成された収納スペースである。具体的には、壁面取付収納部材である棚31及びバー32が第1壁12に沿って形成されている。バー32は、大人用衣服等、丈の長い衣服をハンガーで吊るす構造となっている。
図4に示すように、バー32は棚31の下方に位置している。本実施形態では、バー32は、第1壁12、第2壁13から突出するように取り付けられているが、これに限らず棚31から垂下させる形など、ハンガーを吊るす構造であればよい。なお、図3は第1壁12、第2壁13の関係を見やすくするために、一部の棚31やバー32の記載を省略している。
図1に示すように、第1収納空間21の床15から傾斜天井11までの高さH1は、大人が立って作業するのに十分な高さである。したがって、バー32で、大人用のワンピース等、丈の長い衣服を吊るすことができる。本実施形態では、高さH1は、約2.2m~2.5m程度である。一方、第2収納空間22は、第2壁13に沿って形成された収納スペースである。第1収納空間21と同様に、棚31及びバー32が第2壁13に沿って形成されている。
図1に示すように、第2収納空間22は、傾斜天井11の下方側に位置するため、第1収納空間21に比べて床15から傾斜天井11までの高さH2が低くなっている。具体的には、第2収納空間22の床15から傾斜天井11までの高さH2は、丈の短い衣服、例えば、大人用のジャケットや子供服等を吊り下げるには十分な高さではあるが、大人用のワンピース等、丈の長い衣服を吊り下げるには足りない高さである。したがって、第2収納空間22のバー32には、主に丈の短い衣服や子供用衣服を吊り下げることとなる。本実施形態では、高さH2は、約1m~1.6m程度である。
動作空間23は、第1収納空間21と第2収納空間22との間に位置する空間である。動作空間23は、作業者が作業する上で支障とならない広さを確保している。具体的には、第1収納空間21に対峙して作業を行った後、第2収納空間22に対峙して作業が行えるよう、大人一人が方向転換をすることができ、歩行することができる幅Nを備えている。床15から傾斜天井11までの高さは、傾斜天井11が傾斜しているため、第2収納空間22に近づくほど低くなっている。
動作空間23の第1収納空間21に近い側の高さH3は、大人が立って作業をする上で十分な高さがある。したがって、収納室10内の奥行方向(図3中、矢印A方向)においては、作業者は背を屈めることなく移動することができる。本実施形態では、高さH3は、約2m程度である。
一方、動作空間23の第2収納空間22に近い側の高さH4は、大人が屈んで作業する程度の高さである。例えば、作業者が、第2収納空間22に対峙して作業を行う場合は、直立では傾斜天井11に頭がつかえるため、自然と多少前屈みになって作業を行うこととなる。ここで、第2収納空間22の棚31やバー32は、元々低い位置にあるので、作業者が第2収納空間22の棚31に物を置いたり、バー32にハンガーを掛けたりするときは、自然と前屈みになる。したがって、高さH4は、作業者が直立するには低くても、作業中にあまり不自由を感じることはない。本実施形態では、高さH4は、約1.6m~1.8m程度である。
このように、床15から傾斜天井11までの高さが高い方の壁面(第1壁12)に第1収納空間21を配置し、床15から傾斜天井11までの高さが低い方の壁面(第2壁13)に第2収納空間22を配置し、中央に動作空間23を配置することにより、傾斜天井11が低くなる方に対しては、作業者が自然と体を屈める動作を取る。一方で、第1収納空間21側に対しては、床15から傾斜天井11までは十分な高さH3があるため、作業者は体を屈めることなく、動作空間23内を移動することができる。また、作業者は直立した状態で、丈の長い衣服を第1収納空間21に吊るすことができる。
図1に示すように、本実施形態の第1壁12から動作空間23までの距離n1(すなわち、第1収納空間21の奥行き)、第2壁13から動作空間23までの距離n2(すなわち、第2収納空間22の奥行き)それぞれは短いため、作業者は、収納空間21、22の奥まで無理のない体勢で手を差し込むことができる。
図5は、第1実施形態の収納室10との比較のため、第2壁13側に収納空間を寄せた比較例を示す模式的部分断面図である。図5に示すように、仮に、本実施形態と第1収納空間21と第2収納空間22の床面積と同程度の床面積の収納空間を、傾斜天井11の低い方にだけ形成したとする。すると、第2壁13から動作空間23までの距離は、n1+n2となり、長いものとなってしまう。したがって、奥にしまったものを取り出す時等、作業者が体をかがめて、収納空間の内部まで入り込まねばならず、無理な体勢で作業を行うことになり、効率的でない。また、収納空間の奥まで作業者の手が届きにくい。加えて、収納空間の最も傾斜天井11が高い位置でも高さはH3となり、第1収納空間21に比べて、十分な収納高さを確保することができない。
このように、本実施形態の収納室10は、床15から傾斜天井11までの高さが高い第1壁12に沿って第1収納空間21を配置し、床15から傾斜天井11までの高さが低い第2壁13に沿って第2収納空間を配置し、第1収納空間21と第2収納空間22との間に動作空間23を配置することにより、作業者がそれぞれの収納空間21、22に対して作業しやすい。また、限られた収納室10空間内において、効率的に収納空間を確保することができる。
(第2実施形態)
図6は、本実施形態の収納室10を含む建物1の間取り図であり、同図(a)は、1階部分を示し、同図(b)は、2階部分を示す図である。図7は、本実施形態の収納室10部分を鉛直方向に切断した模式的部分断面図である。
第1実施形態では、切妻屋根の屋根裏に収納室10を設けたものを説明したが、本実施形態では、建物1の2階部分に収納室10を設けたものを説明する。 図6(b)において、収納室10は北側斜線に合わせて傾斜した屋根部分に位置している。北側斜線に合わせて屋根を傾斜させ、この傾斜に合わせて傾斜天井11を設けている。屋根の軒先に近い部分、すなわち、図6(b)の軒先下の外壁3に近い部分については、建物1の2階の床15から傾斜天井11までの高さが低くなる。
図6に示すように、本実施形態では、収納室10の床全てを2階の床15(以下「第1床」ともいう)と同じ位置(同じ床面)にしていると、上述したように、軒先に近い部分は傾斜天井11までの高さが低くなり、作業者が作業しにくい。
図7に示すように、本実施形態では、収納室10の動作空間23に相当する部分の床面は、2階の床15面よりも低くして、傾斜天井11までの高さを確保し、作業者がより作業しやすい空間を形成する。具体的には、収納室10の動作空間23の床16(以下、「第2床」ともいう)の床面は、2階の他部分の床15(以下、「第1床」ともいう)の床面(例えば、第1収納空間21の床15の床面)よりも高さH5だけ下がっている。本実施形態では、高さH5は、10~15cmほどである。第2床16から第1床15までの高さH5は、傾斜天井11の傾斜角度や、傾斜天井11までの高さに応じて、適宜調整される。
このように、動作空間23の第2床16の床面を第1床15よりも下げることにより、第2床16から傾斜天井11までの高さ、すなわち動作空間23の高さを十分に確保できる。図7に示すように、第2床16を下げたことにより、動作空間23における第2収納空間22側の高さをH3程度確保することができる。図1の第2収納空間22前の動作空間23の高さH4は、上述したように大人が屈まなければならない高さであるのに対し、第2床16が下がっているため、同じ第2収納空間前の天井までの高さは、H4+H5となる。図5に示すように、この高さは、H3程度となり、作業者は直立できる。そうすると、第2収納空間22前においても、作業者は前屈みになる必要がなく、より作業しやすくなる。
本実施形態において、第2床16は、2階の他の部分(第1床15)からくぼんで形成されている。図7に示すように、収納室10のある2階よりも下層階(本実施形態では1階とする)の天井17と、2階の第1床15との間には、高さm1の空間がある。この空間には、電気配線等の配線類や、断熱材等が配されている。高さm1は、先の第2床16と第1床15との高さ差H5よりも大きい。したがって、本実施形態では、この下層階(1階)の天井17と収納室10の第1床15との間の空間を活用し、動作空間23の第2床16を他の部分よりも下げている。すなわち、下層階(1階)の天井17から、第2床16までの高さm2は他の部分の第1床15までの高さm1よりも低い。なお、高さm2は、電気配線を這わせるには支障のない高さである。
このように、2階の第1床15下の空間を活用し、第2床16を下げ、傾斜天井11までの高さを確保することにより、作業者は屈むことなく、作業を行うことができ、より作業効率が向上する。
なお、本実施形態では、動作空間23の第2床16面は全て他の部分よりも高さH5だけ下げているが、本発明はこれに限らない。例えば、第2床16から第1収納空間21の上までの高さH1+H5が、作業者の身長よりもかなり高くなる場合は、第1収納空間21の上の棚の物が取りにくい状態となる。
図6は、動作空間23の第2床16の別の例を示す模式的部分断面図である。図6に示すように、動作空間23における第2収納空間22寄りの部分だけ第2床16とし、第1収納空間21寄りの部分は第1床15とする形であってもよい。動作空間23における第1床15の幅n3は、作業者が歩く上で十分な空間を確保できる程度の長さである。このように、動作空間23の第1収納空間21側の部分を第1床15とすることにより、高いところの物を取り出すときも支障なく取り出すことができる。
また、本実施形態は、第2収納空間22は第1床15の高さとしたが、第2床16の高さにし、収納空間を増やすようにしてもよい。
このように、本発明の収納室10は、屋根裏や北側斜線に合わせて傾斜した屋根下の部分等、傾斜天井11によって十分な天井高を確保できない空間においても、収納空間、動作空間の配置を傾斜天井の傾斜に合わせて設置する。これにより、作業者が無理な作業姿勢をする必要のない収納スペースを十分に確保することができる。また、天井高が高い側に丈の長い衣服、例えば大人用衣服を吊るす第1収納空間21を配し、天井高が低い側に丈の短い衣服、例えば子供用衣服を吊るす第2収納空間22を配し、両者の間に動作空間23を配することにより、デッドスペースが少ない収納空間を確保することができる。また、このように、丈の長い衣服と丈の短い衣服を分けて吊るせる空間を確保することにより、各収納空間におけるデッドスペースも生まれにくい。
このように、傾斜天井11下に十分な収納室10を確保することにより、家族全員の衣服(例えば、季節毎の衣服)を複数個所に分けて収納するのではなく、一個所で収納することができるため、収納作業や管理作業の効率が向上する。また、ファミリークローゼットとして一元管理できるため、各人の衣服量を簡単に把握することができる。
本実施形態では、収納室10で衣服を収納するものとしたが、本発明はこれに限らず、生活用品全般を収納するスペースとして活用してもよいのは言うまでもない。
また、動作空間23の第2床16を他の部分の第1床15よりも低くすることにより、傾斜天井11の天井高が低くても、作業者が作業しやすい空間とすることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1…建物
2…屋根
2a…棟
2b…軒先
3…外壁
3a…第1側壁
3b…第2側壁
3c…妻壁
4…天井
10…収納室
11…傾斜天井
11a…上方辺
11b…下方辺
11c…傾斜辺
12…第1壁
13…第2壁
14…第3壁
15…第1床
16…第2床
17…下層階の天井
21…第1収納空間
22…第2収納空間
23…動作空間

Claims (4)

  1. 天井の少なくとも一部が屋根の傾斜に沿う傾斜天井となっている収納室を備える建物であって、
    床から前記傾斜天井までの高さが高い側に位置する第1壁と、前記床から前記傾斜天井までの高さが低い側に前記第1壁と対向して位置する第2壁とを備え、
    前記第1壁に沿って配置された第1収納空間と、
    前記第2壁に沿って配置された第2収納空間と、
    前記第1収納空間と前記第2収納空間との間に配置された動作空間とを備え、
    前記収納室は2階以上に位置し、前記収納室の位置する階よりも1階下の下層空間の天井から前記動作空間の床面までの高さは、前記下層空間の天井から第1収納空間の床面までの高さよりも低いことを特徴とする建物
  2. 請求項1に記載の建物であって、
    前記第1収納空間は、壁面取付収納部材が、前記第2収納空間よりも高い位置に取り付けられていることを特徴とする建物
  3. 請求項2に記載の建物であって、
    前記第1壁及び前記第2壁は、前記傾斜天井の傾斜方向に交差する天井幅方向に延びていることを特徴とする建物
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の建物であって、
    前記動作空間は、前記第1収納空間の第1床面よりも低い第2床面を有することを特徴とする建物
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