JP7206315B2 - 軸受装置およびスピンドル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、工作機械の主軸スピンドルなどに使用される軸受の予圧(荷重)を検出する予圧センサを備える軸受装置およびスピンドル装置に関する。
工作機械等のスピンドル装置では、加工精度および効率の向上のため、軸受の予圧管理が求められており、そのため軸受の予圧(荷重)を検出する要求がある。また、軸受に異常が起こる前にその予兆を検出して、軸受の異常を未然に防ぐ要求もある。
特開2020-003385号公報(特許文献1)では、軸方向に並ぶ複数の転がり軸受の間に間座を介在させた軸受装置において、軸受の静止輪の端面と間座端面との間に予圧(荷重)センサを配置することで、軸受の予圧変化を検出する。
特開2020-003385号公報
特開2020-003385号公報(特許文献1)に開示された軸受装置では、スピンドル組立時において、前蓋を締める際に、前蓋が軸受を押し込むことで軸受や外輪間座が変位し、軸受予圧が減少するが、その軸受予圧の減少量を検出することができない。また、スピンドルの運転中においては、軸受予圧の変化だけでなく、軸受や間座の温度変化に伴う熱膨張による軸方向の押圧力の変化も含んだ状態で予圧を検出することになる。このため、軸受の静止輪と間座端面との間に設けた1つの予圧センサだけでは、軸受の予圧を正確に検出することが困難である。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で軸受の予圧を正確に測定することが可能な軸受装置およびスピンドル装置を開示することである。
本開示は、軸受装置に関する。軸受装置は、静止輪、回転輪および転動体を含む少なくとも1つの軸受と、静止輪および回転輪の各軌道面と転動体との間に予圧を発生する押圧力が伝達する経路上に配置される第1の部材と、第1の部材に配置される第1の荷重センサと、押圧力が伝達されない経路上に静止輪の端面と当接するように配置される第2の部材と、第2の部材に配置される第2の荷重センサとを備える。
本実施の形態の軸受装置によれば、第1の荷重センサで測定した荷重値から第2の荷重センサで測定した荷重値の差分に基づいて、軸受の予圧荷重を正確に算出することができる。
実施の形態1のスピンドル装置の概略構成を示す断面図である。 図1の左側主要部の拡大図である。 実施の形態2のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。 実施の形態3のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。 実施の形態4のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。 図5の変形例の構成を示す断面図である。 実施の形態5のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。 実施の形態6のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。 図2のX1断面における第1の荷重センサ501のセンサ素子の第1配置例を示す図である。 図2のX1断面における第1の荷重センサ501のセンサ素子の第2配置例を示す図である。 図9のX2断面における荷重センサ素子501aの断面図を示す。 図11のX3方向から見た荷重センサ素子501aの正面図である。 荷重センサの出力を処理する荷重演算処理部の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1のスピンドル装置の概略構成を示す断面図である。図2は、図1の左側主要部の拡大図である。図2には主として軸受装置30が示される。
図1に示すスピンドル装置1は、たとえば、工作機械のビルトインモータ方式のスピンドル装置として使用される。この場合、工作機械主軸用のスピンドル装置1で支持されている主軸4の一端側にはモータ40が組み込まれ、他端側には図示しないエンドミル等の切削工具が接続される。
スピンドル装置1は、軸受5a,5bと、軸受5a,5bに隣接して配置される間座6と、軸受5aの両端面と当接するように配置される2組の荷重センサ501,502から構成される荷重検出部500と、モータ40と、モータ後方に配置される軸受16とを備える。主軸4は、外筒2の内径部に埋設されたハウジング3に設けた複数の軸受5a,5bによって回転自在に支持される。軸受5aは、内輪5iaと、外輪5gaと、転動体Taと、保持器Rtaとを含む。軸受5bは、内輪5ibと、外輪5gbと、転動体Tbと、保持器Rtbとを含む。間座6は、内輪間座6iと、外輪間座6gとを含む。
荷重検出部500は、外輪5gaと外輪間座6gの間に配置される第1の荷重センサ501と、前蓋12と外輪5gaの間に配置される第2の荷重センサ502とを含む。
第1の荷重センサ501および第2の荷重センサ502の各々は、自身が当接する2部材のうちどちらか一方の部材に固定されていてもよく、その固定方法は接着が望ましいが、そのような固定方法には限定されない。
主軸4には、軸方向に離隔した軸受5aの内輪5iaおよび軸受5bの内輪5ibが締まり嵌め状態(圧入状態)で嵌合されている。内輪5ia-5ib間には内輪間座6iが配置され、外輪5ga-5gb間には外輪間座6gが配置される。
軸受5aは、内輪5iaと外輪5gaの間に複数の転動体Taを配置した転がり軸受である。これら転動体Taは、保持器Rtaによって間隔が保持されている。軸受5bは、内輪5ibと外輪5gbの間に複数の転動体Tbを配置した転がり軸受である。これら転動体Tbは、保持器Rtbによって間隔が保持されている。
軸受5a,5bは、軸方向の力で予圧を付与することが可能な軸受であり、アンギュラ玉軸受、深溝玉軸受、またはテーパころ軸受等を用いることができる。図2に示す軸受装置30にはアンギュラ玉軸受が用いられ、2個の軸受5a,5bが背面組み合わせ(DB組み合わせ)で設置されている。
ここでは、3つの軸受5a,5b、16で主軸4を支持する構造を例示して説明するが、3つ以上の軸受で主軸4を支持する構造であってもよい。
単列の転がり軸受16は、円筒ころ軸受である。アンギュラ玉軸受である軸受5a,5bにより、スピンドル装置1に作用するラジアル方向の荷重およびアキシアル方向の荷重が支持される。円筒ころ軸受である単列の軸受16により、工作機械主軸用のスピンドル装置1に作用するラジアル方向の荷重が支持される。
ハウジング3には冷却媒体流路Gが形成される。ハウジング3と外筒2との間に冷却媒体を流すことにより、軸受5a,5bを冷却することができる。軸受5a,5bとしてグリース潤滑の軸受を用いた場合には潤滑油供給路は不要であるが、エアオイル等の潤滑が必要な場合には、外輪間座6gに潤滑油供給路が設けられる。なお、ここでは潤滑油供給路は図示しない。
組立時には、初めに主軸4に対して軸受5a、間座6、軸受5b、間座9が順に挿入され、ナット10を締めることによって初期予圧が与えられる。ナット10を締め付けることにより間座9を介して軸受5bの内輪5ibの端面に押圧力が作用し、内輪5ibが内輪間座6iに向けて押される。この押圧力は、内輪5ib、転動体Tb、外輪5gbと伝わり内輪5ibおよび外輪5gbの軌道面と転動体Tbの間に予圧を与えるとともに、外輪5gbから外輪間座6gにも伝わる。右側の外輪5gbから外輪間座6gに押圧力が作用し、第1の荷重センサ501にも力が伝わる。
この押圧力は、軸受5aにおいて、外輪5ga、転動体Ta、内輪5iaへと伝わり、左側の軸受5aの内輪5iaおよび外輪5gaの軌道面と転動体Taの間にも予圧を与える。図2に予圧の力線P1が示される。軸受5a,5bに付与される予圧は、たとえば外輪間座6gと内輪間座6iの幅の寸法差によって制限されるナット10の移動量によって定まる。
その後、図1における軸受5bの外輪5gbの右側がハウジング3に設けた段差部3aに当接するまで軸受5a,5bが取り付けられた主軸4がハウジング3に挿入される。最後に、前蓋12によって、荷重センサ502を介して軸受5aの外輪5gaを押すことによって主軸4がハウジング3に固定される。前蓋12をハウジング3に固定した際には、図2に示す力線P2の方向に荷重が印加される。前蓋12を固定する際に印加される荷重によって、外輪5ga、5gbおよび外輪間座6gが主軸4と平行方向に変位し、それらの変位量に応じて軸受予圧が減少する。
また、単列の軸受16については、主軸4の外周に嵌合した筒状部材15と内輪押さえ19とにより軸方向に内輪16aが位置決めされている。内輪押さえ19は、主軸4に螺着したナット20により抜け止めされている。軸受16の外輪16bは、端部材17に固定された位置決め部材21と、位置決め部材18とに挟まれている。内輪16aは主軸4の伸縮に応じて一体的に端部材17に対して摺動するようになっている。
主軸4と外筒2との間に形成される空間部22における軸受5a,5bと単列の軸受16とで挟まれた軸方向の中間位置には、主軸4を駆動するモータ40が配置されている。モータ40のロータ14は主軸4の外周に嵌合した筒状部材15に固定され、モータ40のステータ13は外筒2の内周部に固定されている。
なお、モータ40を冷却するための冷却媒体流路は、ここでは図示しない。
荷重検出部500は、軸受予圧が加わる力の伝達経路上(図2の力線P1)に配置される第1の荷重センサ501と、前蓋と軸受の間に発生する押圧力(図2の力線P2)(組立時に前蓋12が軸受5および外輪間座6gを押し込む力、並びに軸受5および外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力)のみを測定する経路上に配置される第2の荷重センサ502とを含む。
第1の荷重センサ501は、外輪5gaの端面5ga1と外輪間座6gの端面6gaに当接するように配置される。第1の荷重センサ501は、スピンドル装置1の組立時には、ナット10を締めることによって生ずる軸受5の予圧荷重と、前蓋12を固定する際に印加される荷重とを加算して測定することができる。また、スピンドル装置1の運転時には軸受5の予圧荷重の変化と、運転時の発熱に伴う軸受5および外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力の変化とを加算して測定することができる。
第2の荷重センサ502は、外輪5gaの端面5ga2と前蓋12の端面12aに当接するように配置される。第2の荷重センサ502は、スピンドル装置1の組立時には、前蓋12を固定する際に印加される荷重のみを測定することができる。スピンドル装置1の運転時には、運転時の発熱に伴う軸受5および外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力の変化のみを測定することができる。
このため、スピンドル装置1の組立時および運転時に、第1の荷重センサ501と第2の荷重センサ502の出力に基づいて荷重値の差分を算出することで、軸受5に加わる軸受予圧荷重を正確に求めることができる。正確な軸受予圧は、軸受の過負荷の高精度検出、軸受の焼き付き防止、あるいは余寿命予測に利用できる。
なお、第1の荷重センサ501と第2の荷重センサ502は、同じ仕様の荷重センサを使用することができる。なお、第1の荷重センサ501と第2の荷重センサ502の詳細については、後で説明する。
第1の荷重センサ501と第2の荷重センサ502の各々が、複数個の荷重センサ素子を含む場合には、それらの出力の平均値、または加算値を元に押圧力を算出する。
以上説明したように、本実施の形態の軸受装置では、軸受に予圧(荷重)が印加される経路上にある外輪間座6gと軸受5aとの間に、荷重を測定することが可能な第1の荷重センサ501(感圧センサ素子)を配置する。また、前蓋12と軸受の5a間に発生する押圧力(組立時に前蓋が軸受や外輪間座を押し込む力や、軸受や外輪間座の熱膨張に伴う軸方向の押圧力の変化)のみを測定することが可能な第2の荷重センサ502を、軸受5aと前蓋12との間に配置する。なお、後に図4に示すように、第2の荷重センサ502を軸受5bとハウジング3との間に配置しても良い。
第1の荷重センサ501は、軸受5aの予圧荷重、および前蓋12と軸受5aの間に発生する押圧力(組立時に前蓋12が軸受5aや外輪間座6gを押し込む力や、軸受5a,5bや外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力)を加算した荷重を測定する。第2の荷重センサ502は、前蓋12と軸受5aの間に発生する押圧力(組立時に前蓋12が軸受5a,5bや外輪間座6gを押し込む力や、軸受5a,5bや外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力)のみを測定する。このため、第1の荷重センサ501で測定した荷重値から第2の荷重センサ502で測定した荷重値の差分を算出することで、軸受の予圧荷重を正確に算出することができる。
以下に、荷重センサ501および荷重センサ502の他の実施形態を示す。
[実施の形態2]
実施の形態2では、外輪間座を2分割にし、その間に第1の荷重センサ501を配置する。図3は、実施の形態2のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。
図3に示す第1の荷重センサ501は、外輪間座6gを軸方向に2分割した一方の外輪間座6g1の端面6g1aと、他方の外輪間座6g2の端面6g2aに当接するように配置される。
第1の荷重センサ501に当接する外輪間座6g1の端面6g1a、および第1の荷重センサ501を押圧する外輪間座6g2の端面6g2aは、平坦度と面粗さ、およびこれら端面6g1a、6g2aの平行度を精度よく加工する必要があるが、外輪間座6g1、6g2をそれぞれ単体で機械加工できるため、加工精度を良好にすることが可能である。
外輪間座6g2の端面6g2aに図示しない凸面を設け、凸面と荷重センサ501とが当接するようにしてもよい。また、外輪間座6g1の端面6g1aに図示しない凸面を設け、凸面に第1の荷重センサ501を固定してもよい。この場合、機械加工精度が求められる面積を小さくできるため、加工が容易になるとともに、加工時間の短縮が可能になる。さらに、2分割した外輪間座6g1、6g2を相対的に位置決めするように、図示しないピンで位置合わせしてもよい。
[実施の形態3]
実施の形態3では、軸受とハウジング端面の間に荷重センサ502を配置する。図4は、実施の形態3のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。
図4に示す第2の荷重センサ502は、外輪5gbの端面5gb1と、ハウジング3に設けた段差部3aと当接するように配置される。以上説明した第2の荷重センサ502の配置以外は、図4の構成は図2と同様であるので、ここでは説明は繰返さない。
[実施の形態4]
実施の形態4では、環状部材8を前蓋側に配置する。図5は、実施の形態4のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。図6は、図5の変形例の構成を示す断面図である。
図5に示すように、実施の形態4では、中央部に主軸4が貫通する環状部材8が前蓋12と外輪5gaとの間に配置される。第2の荷重センサ502は、環状部材8の端面8aと外輪5gaの端面5ga1に当接するように配置される。第2の荷重センサ502を押圧する部材の接触面は、平坦度と面粗さを精度よく加工する必要があるため、環状部材8を設けることで加工が容易になる。なお、環状部材8と第2の荷重センサ502の位置を入れ替えても良い。図6に示すように、第2の荷重センサ502は、環状部材8の端面8bと前蓋12の端面12aに当接するように配置してもよい。以上説明した第2の荷重センサ502の配置以外は、図5,図6の構成は図2と同様であるので、ここでは説明は繰返さない。
[実施の形態5]
実施の形態5では、中央部に主軸4が貫通する環状部材8をハウジング段差側に配置する。図7は、実施の形態5のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。
図7に示すように、実施の形態5では、環状部材8がハウジング3の段差部3aと外輪5gbとの間に配置される。第2の荷重センサ502は、環状部材8の端面8bと外輪5gbの端面5gb1に当接するように配置される。また、第2の荷重センサ502は、環状部材8の端面8aとハウジング3の段差部3aと当接するように配置されてもよい。以上説明した第2の荷重センサ502の配置以外は、図7の構成は図2と同様であるので、ここでは説明は繰返さない。
[実施の形態6]
実施の形態6では、中央部に主軸4が貫通する環状部材8を軸方向に2分割し、その間に荷重センサを配置する。図8は、実施の形態6のスピンドル装置の主要部の構成を示す断面図である。
図8に示す第2の荷重センサ502は、環状部材8cを軸方向に2分割した一方の環状部材8c1の端面8c1aと、他方の環状部材8c2の端面8c2aとの間に両者に当接するように配置される。環状部材8cは、外輪5gaの端面5ga2と前蓋12の端面12aとに当接するように配置される。また、環状部材8cは、外輪5gbとハウジング3の段差部3aとの間に配置してもよい。以上説明した第2の荷重センサ502の配置以外は、図8の構成は図2と同様であるので、ここでは説明は繰返さない。
環状部材8cを分割することによって、実施の形態2の間座の場合と同様に、環状部材8c1の端面8c1aと環状部材8c2の端面8c2aの平坦度や面粗さ、平行度をそれぞれの部材で精度良く加工することが可能であるため、製造が容易になる。また、環状部材8cに第2の荷重センサ502を組み込むことで、スピンドル装置1への組み付けが容易になる。
[荷重センサ素子の配置例]
以下に、各実施の形態に使用される荷重センサにおける荷重センサ素子の配置例を説明する。なお、以下に説明する第1の荷重センサ501の実施の形態および第2の荷重センサ502についての配置例は、それぞれ如何なる組み合わせで実施の形態1~6に適用されても良い。
図9は、図2のX1断面における第1の荷重センサ501のセンサ素子の第1配置例を示す図である。図10は、図2のX1断面における第1の荷重センサ501のセンサ素子の第2配置例を示す図である。なお、説明に不要な部品は図9、図10において図示を省略した。
図9の第1配置例は、外輪5gの端面5gaと外輪間座6gの端面6gaとの間に配置された第1の荷重センサ501の配置例である。第1配置例では、外輪5gおよび外輪間座6gの周方向に90度間隔で均等に第1の荷重センサ素子501a、501b、501c、501dが配置される。
この場合、第1の荷重センサ素子501a、501b、501c、501dの4つの出力の平均値、または合計値に基づいて、軸受5の予圧荷重と、運転時の発熱に伴う軸受5や外輪間座6gの熱膨張による軸方向の押圧力の変化を含む荷重を算出する。
図10の第2配置例では、外輪間座6gの周方向に120度間隔で均等に3つの第1の荷重センサ素子501a、501b、501cが配置される。
第1の荷重センサ501に含まれる第1の荷重センサ素子の数は、第1の荷重センサ素子を介して外輪5gaの端面を均等にバランス良く押すことができればよく、3個以上が好ましい。また、複数の第1の荷重センサ素子は、ほぼ同一円周上に等間隔に配置するのが好ましい。
また、第2の荷重センサ502についても、第1の荷重センサ501と同様の配置が望ましい。第2の荷重センサ502の配置例は、図9、図10に示した第1の荷重センサ501と同様の配置であるので、説明および図は省略する。
[荷重センサ素子の構成]
次に、図11、図12を用いて各実施の形態に使用される荷重センサ素子の構造について説明する。
図11は、図9のX2断面における荷重センサ素子501aの断面図を示す。図12は、図11のX3方向から見た荷重センサ素子501aの正面図である。なお、荷重センサ素子501b~501dも同様な構造である。
荷重センサ素子501aは、荷重検出部500に加わる荷重(圧力)に応じた信号を出力する。たとえば、荷重センサ素子501aは、荷重に応じて電気抵抗値が変化する感圧センサであり、スピンドル装置1の剛性を著しく低下させることのない、高い剛性を有する感圧センサが望ましい。より具体的には、荷重センサ素子501aは、面圧の変化で抵抗が変化する金属薄膜パターン(金属薄膜抵抗体)で形成される感圧素子である。
荷重センサ素子501aは、たとえば絶縁性を有する基板51と、基板51上に形成された面圧の変化によって抵抗が変化する金属薄膜パターン(金属薄膜抵抗体)52およびそれにつながる電極53と、金属薄膜パターン52を保護する絶縁性を有する保護層54とを含む。保護層54は、電極53上には形成しないため、電極53に直接、配線を接続できる。
基板51には、たとえばジルコニア(ZrO)またはアルミナ(Al)を主成分にしたセラミック材料を使用する。セラミック材料は高剛性で絶縁性が高く、基板51の表面平坦度を精度良く加工することができ、好都合である。基板51の厚さは、荷重センサ素子501aの薄型化と圧縮方向の強度を確保する観点から、たとえば0.3mm以上、5mm以下とするのが好ましい。
金属薄膜パターン52は、たとえばニッケルクロム(NiCr)、クロム(Cr)系材料からなり、蒸着またはスパッタリング等で成膜される。金属薄膜パターンの厚さは、たとえば1μm以下である。また、保護層54としては、絶縁性材料、たとえば、スパッタリング等で形成したアルミナ(Al)または二酸化珪素(SiO)の薄膜を用いることができる。保護層54の膜厚は、たとえば2μm程度とされる。
なお、電極53の表面に、たとえば、銅、銀、金などの材料で被膜して、配線との半田付けを容易としてもよい。
金属薄膜パターン52を形成する基板51の上面は、その平坦度が1μm以下になるように研磨するとよい。また、基板51の上面と下面との平行度を1μm以下にするのが好ましい。
[荷重センサの出力処理]
第1の荷重センサ501と第2の荷重センサ502を軸受装置に備えることにより、これらのセンサの出力を処理すれば、軸受の予圧を正確に知ることができる。なお、このような処理部は、軸受装置に含まれていても良いし、軸受装置の外部に設けられていても良い。
図13は、荷重センサの出力を処理する荷重演算処理部の機能ブロック図である。図13に示すように、荷重演算処理部70は、第1の荷重センサ501および第2の荷重センサ502の出力を処理し、軸受予圧荷重を出力する。
荷重演算処理部70は、荷重値算出部71と、荷重換算係数記憶部72と、軸受予圧計算部73とを含む。
荷重換算係数記憶部72は、第1の荷重センサ501および第2の荷重センサ502の出力値から荷重値に換算する係数または、近似式を記憶する。荷重値算出部71は、各荷重センサ素子の荷重値を算出する。軸受予圧計算部73は、第1の荷重センサ501の荷重値と第2の荷重センサ502の荷重値との差を算出し、軸受予圧荷重を出力する。また、荷重演算処理部70に、さらに軸受余寿命推定部74を設けてもよい。軸受余寿命推定部74は、軸受予圧計算部73で算出した軸受予圧荷重値と、軸受内部諸元および軸受の回転速度、回転回数、温度のうち少なくとも1つの情報を受け、軸受余寿命および軸受交換時期を報知するように構成される。
荷重演算処理部70は、スピンドル装置1の外に設けてもよいし、スピンドル装置1の内部、具体的には、外輪間座6gまたは環状部材8に設けてもよい。
(まとめ)
再び、図を参照して、本実施の形態について総括する。
本開示は、軸受装置30に関する。図1~図7示す軸受装置30は、静止輪、回転輪および転動体を含む少なくとも1つの軸受5と、静止輪および回転輪の各軌道面と転動体との間に予圧を発生する押圧力が伝達する経路上に配置される第1の部材と、第1の部材に配置される第1の荷重センサ501と、押圧力が伝達されない経路上に静止輪の端面と当接するように配置される第2の部材と、第2の部材に配置される第2の荷重センサ502とを備える。
好ましくは、図2、図9、図10に示すように、第1の荷重センサ501は、第1の部材6g上において軸受5が支持する主軸4の延在方向に交差する第1平面である端面6gaにおける同一円周上に等間隔に配置された複数の第1の荷重センサ素子501a,501bを含む。第2の荷重センサ502は、前蓋12上において主軸4の延在方向に交差する第2平面である端面12aにおける同一円周上に等間隔に配置された複数の第2の荷重センサ素子502a,502bを含む。
好ましくは、図9、図10に示すように、第1の荷重センサ501および第2の荷重センサ502の各々は、押圧される力に応じて抵抗が変わる金属薄膜パターン52と、金属薄膜パターン52を絶縁保護する保護層54とを含む。
好ましくは、図1、図2、図4に示すように、少なくとも1つの軸受5は、複数の軸受5a,5bである。第1の部材は、複数の軸受5a,5bのうち2個の軸受5a,5bの間に挿入される非回転側の間座(外輪間座6g)である。第1の荷重センサ501は、2個の軸受5a,5bのうち一方の軸受5aの静止輪5gaの端面と外輪間座6gの端面との間に配置される。押圧力は、第1の荷重センサ501を介して伝達される。
好ましくは、図3に示すように、第1の部材は、少なくとも1つの軸受5に隣接配置される外輪間座6gを第1間座6g1と第2間座6g2に分割した一方である、第1間座6g1または第2間座6g2である。第1の荷重センサ501は、第1間座6g1の端面と第2間座6g2の端面と間に配置される。押圧力は、第1の荷重センサ501を介して伝達される。
好ましくは、図2、図3に示すように、第2の部材は、静止輪5gaを固定するための前蓋12である。第2の荷重センサ502は、前蓋12の端面12aと静止輪5gaとの間に配置される。
好ましくは、図4に示すように、第2の部材は、静止輪5gbを固定するためのハウジング3であり、第2の荷重センサ502は、ハウジング3の端面と静止輪5gbとの間に配置される。
好ましくは、図5に示すように、第2の部材は、中央部を主軸4が貫通する環状部材8であり、第2の荷重センサ502は、静止輪5gaの端面と環状部材8の端面8aとの間に配置される。
好ましくは、図6に示すように、第2の部材は、中央部を主軸4が貫通する環状部材8であり、第2の荷重センサ502は、静止輪5gaを固定するための前蓋12と環状部材8との間に配置される。
好ましくは、図7に示すように、第2の部材は、中央部を主軸4が貫通する環状部材8であり、第2の荷重センサ502は、静止輪5gbを固定するためのハウジング3と環状部材8との間に配置される。
好ましくは、図8に示すように、第2の部材は、少なくとも1つの軸受5aに隣接配置される環状部材8cを主軸4の延在方向に分割し第1環状部材8c1と第2環状部材8c2とした一方の部材であり、第2の荷重センサ502は、第1環状部材8c1の端面8c1aと第2環状部材8c2の端面8c2aとの間に配置される。なお、図7に示した軸受5bに隣接する環状部材8を図8と同様に2分割して、その間に第2の荷重センサを配置しても良い。
好ましくは、図13に示すように、軸受装置30は、第1の荷重センサ501の出力および第2の荷重センサ502の出力を処理する荷重演算処理部70をさらに備える。荷重演算処理部70は、第1の荷重センサ501および第2の荷重センサ502の各々の荷重換算係数をあらかじめ記憶した荷重換算係数記憶部72と、第1の荷重センサ501の荷重換算係数と第1の荷重センサ501の出力とに基づいて第1荷重値を算出し、第2の荷重センサ502の荷重換算係数と第2の荷重センサ502の出力とに基づいて第2荷重値を算出する荷重値算出部71と、第1荷重値と第2荷重値との差に基づいて軸受予圧を算出する軸受予圧計算部73とを含む。
本開示は、他の局面では、上記のいずれかの軸受装置を備える、スピンドル装置1に関する。
以上説明した実施の形態の軸受装置によれば、次のような効果が得られる。すなわち、軸受に予圧(荷重)が印加される経路上にある外輪間座と軸受の間に、荷重を測定することが可能な第1の荷重センサ素子(感圧センサ素子)を配置しただけでは、前蓋と軸受の間に発生する押圧力(組立時に前蓋が軸受や外輪間座を押し込む力や、軸受や外輪間座の熱膨張に伴う軸方向の押圧力の変化を含んで検出するため、転動体と軌道面の間に発生する軸受予圧を正確に測定することが困難であった。これに対し、本実施の形態の軸受装置では、前蓋と軸受の間に発生する押圧力(組立時に前蓋が軸受や外輪間座を押し込む力や、軸受や外輪間座の熱膨張による軸方向の押圧力)を第2の荷重センサ素子を用いて測定し、第1、第2の荷重センサ素子の荷重値の差を算出することで、軸受予圧を正確に算出することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スピンドル装置、2 外筒、3 ハウジング、3a 段差部、4 主軸、5,5a,5b,16 軸受、5g,5ga2,5ga,5gb,16b 外輪、5ga1,5ga2,5ga,5gb1,6g1a,6g2a,6ga,8a,8b,8c1a,8c2a,12a 端面、5ia,5ib,16a 内輪、6,9 間座、6g1,6g2,6g 外輪間座、6i 内輪間座、8,8c,8c1,8c2 環状部材、10,20 ナット、12 前蓋、13 ステータ、14 ロータ、15 筒状部材、17 端部材、18,21 位置決め部材、19 内輪押さえ、22 空間部、30 軸受装置、40 モータ、51 基板、52 金属薄膜パターン、53 電極、54 保護層、70 荷重演算処理部、71 荷重値算出部、72 荷重換算係数記憶部、73 軸受予圧計算部、74 軸受余寿命推定部、500 荷重検出部、501,502 荷重センサ、501a~501d,502a,502b 荷重センサ素子、G 流路、Rta,Rtb 保持器、Ta,Tb 転動体。

Claims (13)

  1. 軸受装置であって、
    静止輪、回転輪および転動体を含む少なくとも1つの軸受と、
    前記静止輪および前記回転輪の各軌道面と前記転動体との間に予圧を発生する押圧力が伝達する経路上に配置される第1の部材と、
    前記第1の部材に配置される第1の荷重センサと、
    前記押圧力が伝達されない経路上に前記静止輪の端面と当接するように配置される第2の部材と、
    前記第2の部材に配置される第2の荷重センサとを備える、軸受装置。
  2. 前記第1の荷重センサは、前記第1の部材上において前記軸受が支持する軸の延在方向に交差する第1平面における同一円周上に等間隔に配置された複数の第1の荷重センサ素子を含み、
    前記第2の荷重センサは、前記第2の部材上において前記軸の延在方向に交差する第2平面における同一円周上に等間隔に配置された複数の第2の荷重センサ素子を含む、請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記第1の荷重センサおよび前記第2の荷重センサの各々は、
    押圧される力に応じて抵抗が変わる金属薄膜パターンと、
    前記金属薄膜パターンを絶縁保護する保護層とを含む、請求項1または2に記載の軸受装置。
  4. 前記少なくとも1つの軸受は、複数の軸受であり、
    前記第1の部材は、前記複数の軸受のうち2個の軸受の間に挿入される非回転側の間座であり、
    前記第1の荷重センサは、前記2個の軸受のうち一方の軸受の静止輪の端面と前記間座の端面との間に配置され、前記押圧力は、前記第1の荷重センサを介して伝達される、請求項1~3のいずれか1項に記載の軸受装置。
  5. 前記第1の部材は、前記少なくとも1つの軸受に隣接配置される間座を第1間座と第2間座に分割した一方の前記第1間座であり、
    前記第1の荷重センサは、前記第1間座の端面と前記第2間座の端面と間に配置され、前記押圧力は、前記第1の荷重センサを介して伝達される、請求項1~3のいずれか1項に記載の軸受装置。
  6. 前記第2の部材は、前記静止輪を固定するための前蓋であり、
    前記第2の荷重センサは、前記前蓋の端面と前記静止輪との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  7. 前記第2の部材は、前記静止輪を固定するためのハウジングであり、
    前記第2の荷重センサは、前記ハウジングの端面と前記静止輪との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  8. 前記第2の部材は、中央部を前記軸受が支持する軸が貫通する環状部材であり、
    前記第2の荷重センサは、前記静止輪の端面と前記環状部材の端面との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  9. 前記第2の部材は、中央部を前記軸受が支持する軸が貫通する環状部材であり、
    前記第2の荷重センサは、前記静止輪を固定するための前蓋と前記環状部材との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  10. 前記第2の部材は、中央部を前記軸受が支持する軸が貫通する環状部材であり、
    前記第2の荷重センサは、前記静止輪を固定するためのハウジングと前記環状部材との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  11. 前記第2の部材は、前記少なくとも1つの軸受に隣接配置される環状部材を前記軸受が支持する軸の延在方向に分割し第1環状部材と第2環状部材とした一方の部材であり、
    前記第2の荷重センサは、前記第1環状部材の端面と前記第2環状部材の端面との間に配置される、請求項1に記載の軸受装置。
  12. 前記第1の荷重センサの出力および前記第2の荷重センサの出力を処理する処理部をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記第1の荷重センサおよび前記第2の荷重センサの各々の荷重換算係数をあらかじめ記憶した記憶部と、
    前記第1の荷重センサの荷重換算係数と前記第1の荷重センサの出力とに基づいて第1荷重値を算出し、前記第2の荷重センサの荷重換算係数と前記第2の荷重センサの出力とに基づいて第2荷重値を算出する荷重値算出部と、
    前記第1荷重値と前記第2荷重値との差に基づいて軸受予圧を算出する軸受予圧計算部とを含む、請求項1または2に記載の軸受装置。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の軸受装置を備える、スピンドル装置。
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