JP7149155B2 - 軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受装置に関する。
工作機械のスピンドル装置では、加工精度および効率の向上のため、軸受の予圧管理が求められており、そのため軸受に付与される予圧(以下、軸受の予圧)を検出する要求がある。また、軸受に異常が起こる前にその予兆としての予圧の変化を検出して、軸受の異常を未然に防ぐ要求もある。
特開2014-071085号公報には、金属薄膜からなる感知部を備え、該感知部に圧力が作用したときの電気抵抗の変化に基づいて圧力を検出する薄膜センサが開示されている。薄膜センサの感知部の厚みは、200nm程度と非常に薄い。
特開2014-071085号公報
特開2014-071085号公報に記載の薄膜センサを軸受と間座との間または2分割された2つの間座間で挟む場合、これら2つの部材間の間隔は感知部の厚み以下とする必要がある。一方で、上記薄膜センサでは、感知部から伸びるリード部に、感知部の出力を外部に送信するための配線部をはんだ等により接続する必要がある。一般的な接続方法により接続されたリード部と配線部との接続部の厚みは、感知部の上記厚み超えとなる。そのため、上記接続部は、上記2つの部材間で常に押圧された状態となるため、破損しやすい。
本発明の主たる目的は、予圧センサを備える軸受装置であって、予圧センサと配線部との接続部が破損しにくい軸受装置を提供することにある。
本発明に係る軸受装置は、軸受と、軸受の軸方向において軸受と隣接して配置される間座とを備える軸受装置であって、軸方向に作用する圧力に応じて直流抵抗等電気的特性値が変化する感圧部と、感圧部に電気的に接続されている端子部とを含む予圧センサと、端子部に電気的に接続されている配線部とをさらに備える。上記軸受装置は、複数の軸受の間に、軸方向と交差する第1面と、軸方向において第1面と対向する第2面とを有している。第1面と第2面との間には、第1間隔領域と、軸受の径方向において第1間隔領域と隣接しており、かつ第1面と第2面との間隔が第1間隔領域よりも広い第2間隔領域とが設けられている。感圧部は、第1間隔領域内に配置されている。端子部、および端子部と配線部との接続部は、第2間隔領域内に配置されている。なお、軸受の中心軸が延在する方向を、軸受の軸方向と呼ぶ。
本発明によれば、予圧センサと配線部との接続部が破損しにくい軸受装置を提供することができる。
実施の形態1に係る軸受装置を示す部分断面図である。 図1に示される軸受装置の部分拡大図である。 図2に示される軸受装置をさらに拡大して示す部分拡大図である。 図3中の矢印IVから視た部分平面図である。 図1に示される軸受装置を軸方向から視た部分平面図である。 予圧センサによって予圧の変化を検出するための検出回路を示す図である。 実施の形態2に係る軸受装置を示す部分断面図である。 図7に示される軸受装置の部分拡大図である。 実施の形態3に係る軸受装置を示す部分断面図である。 図9に示される軸受装置の部分拡大図である。 実施の形態3に係る軸受装置の変形例を示す部分断面図である。 図11中の矢印XIIから視た部分平面図である。 実施の形態4に係る軸受装置を示す部分断面図である。 実施の形態4に係る軸受装置の変形例を示す部分断面図である。 実施の形態4に係る軸受装置の変形例を示す部分断面図である。 実施の形態5に係る軸受装置の変形例を示す部分断面図である。 実施の形態6に係る軸受装置の変形例を示す部分断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1~図3に示されるように、実施の形態1に係る軸受装置100は、第1軸受1a、第2軸受1b、外輪間座6および内輪間座7、ならびに予圧センサ10を主に備える。軸受装置100は、主軸11をハウジング8に対して回転可能に支持するように設けられている。第1軸受1aおよび第2軸受1bには、例えば定位置予圧が付与されている。
図1に示されるように、第1軸受1aおよび第2軸受1bは、例えば互いに同等の構成を備えている。第1軸受1aおよび第2軸受1bは、例えばアンギュラ玉軸受である。第1軸受1aおよび第2軸受1bは、例えば背面組み合わせ(DB)とされている。
図1に示されるように、第1軸受1aは、外輪2a、内輪3a、玉4a、および保持器5aを含む。外輪2aは、外輪軌道面を有している。内輪3aは、外輪2aの径方向において外輪軌道面と間隔を隔てて配置されている内輪軌道面を有している。複数の玉4aは、外輪軌道面と内輪軌道面との間に配置されている。保持器5aは、外輪2aの周方向において複数の玉4aを一定の距離を隔てて保持している。第2軸受1bは、外輪2b、内輪3b、玉4b、および保持器5bを含む。外輪2b、内輪3b、玉4b、および保持器5bは、外輪2a、内輪3a、玉4a、および保持器5aと同様の構成を有している。外輪2bは、上記軸方向において外輪2a側を向いた端面2cを有している。軸受装置100では、外輪2a,2bが固定輪、内輪3a,3bが回転輪、外輪間座6が固定側間座、内輪間座7が回転側間座として構成されている。
図1に示されるように、外輪間座6および内輪間座7は、第1軸受1aおよび第2軸受1bに隣接して配置されている。外輪間座6および内輪間座7は、環状に設けられており、各軸方向が第1軸受1aおよび第2軸受1bの各軸方向に沿うように配置されている。外輪間座6および内輪間座7は、軸受装置100が主軸11を支持している使用状態において、第1軸受1aと第2軸受1bとの相対的な位置を一定に保持する。
図1に示されるように、外輪間座6は、上記軸方向において第1軸受1aの外輪2aと第2軸受1bの外輪2bとの間に挟まれている。図1および図2に示されるように、外輪間座6は、第1端面6aと、第2端面6bと、傾斜面6fとを有している。
第1端面6aは、上記軸方向において第1軸受1a側を向いており、かつ外輪2aと接している。第2端面6bは、第1端面6aとは反対側に位置し、かつ上記軸方向において外輪2bの上記端面2cと対向している。
傾斜面6fは、第2端面6bに対して傾斜しており、第2端面6bの外縁部に接続されている。第2端面6bと傾斜面6fとの接続点は、上記周方向に沿って延在する環状の境界線を成している。なお、図3および図4では、当該境界線は番号6gで示されている。
傾斜面6fは、上記軸方向において外輪2bの上記端面2cと対向している。第2端面6bおよび傾斜面6fは、外輪間座6の第1端面6aとは反対側に位置する端面の外縁部が面取り加工されることにより形成されている。言い換えると、傾斜面6fは、面取り部として構成されている。このような傾斜面6fは、例えば外輪間座6に対する面取り加工の削り代を、一般的な外輪間座に対して実施されている面取り加工の削り代よりも増やすことによって形成されている。なお、外輪間座6の第1端面6aには、一般的な外輪間座に対して実施されている面取り加工が施されている。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面6fの稜線は例えば直線である。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面6fの稜線は例えば曲線であってもよい。
図2に示されるように、外輪2bの端面2cと、第2端面6bおよび傾斜面6fとの間には、上記軸方向において第1間隔を隔てて配置されている第1間隔領域A1と、第1間隔よりも広い第2間隔を隔てて配置されている第2間隔領域A2とが設けられている。実施の形態1に係る軸受装置100では、第2端面6bおよび傾斜面6fが第1面を、端面2cが第2面を構成している。
図2に示されるように、第1間隔領域A1は、端面2cの上記径方向の中央領域と第2端面6bとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、端面2cの上記径方向の外周領域と傾斜面6fとの間に設けられている。第1間隔領域A1および第2間隔領域A2は、上記周方向に沿って延在して環状に設けられている。第2間隔領域A2は、第1間隔領域A1と上記径方向において外周側には配置され、第1間隔領域A1と隣接している。第2間隔領域A2の外周端は、後述するハウジング8の配線挿通路84と連なるように設けられている。
図1および図2に示されるように、端面2cと第2端面6bとは、平行に設けられている。つまり、第1間隔領域A1の第1間隔は、上記径方向および上記周方向において、一定である。傾斜面6fは、上記径方向の外側に向かうにつれて、端面2cから離れるように設けられている。つまり、第2間隔領域A2の第2間隔は、上記径方向において外側に向かうにつれて、徐々に広くなっている。
図1に示されるように、内輪間座7は、上記軸方向において第1軸受1aの内輪3aと第2軸受1bの内輪3bとの間に挟まれている。内輪間座7は、内輪3aと接している端面と、当該端面とは反対側に位置しかつ内輪3bと接している端面とを有している。内輪間座7は、上記径方向において外輪間座6と対向するように配置されている。
図1に示されるように、ハウジング8は、外輪2a,2bおよび外輪間座6の各外径面と対向する内径面8aと、該内径面8aに対して上記径方向の内側に突出している凸面8bとを有している。凸面8bは、外輪間座6と接している外輪2aの端面とは反対側に位置する端面と接している。内径面8aおよび凸面8bは、上記軸方向において凸面8bとは反対側から内径面8a内に挿入された軸受装置100が、外輪2aが凸面8bに接触するまでで上記軸方向に移動するように設けられている。外輪2a,2bおよび外輪間座6は、例えばハウジング8に対してすきま嵌めとされている。
なお、ハウジング8は、例えば軸受装置100を内部に収容する内筒81と、内筒81および主軸11の一部を内部に収容する外筒82とを有している。ハウジング8には、例えば冷却媒体流路83が形成されている。冷却媒体流路83は、例えば内筒81の外径面に対して凹状である溝部として構成されている。冷却媒体流路83は、例えば上記回転中心軸Oに対して螺旋状に延在するように設けられている。冷却媒体流路83内には冷却媒体が流される。これにより、軸受装置100は冷却される。
前蓋9は、図示しないボルト等によってハウジング8に固定されている。図1に示されるように、前蓋9は、上記径方向においてハウジング8の内径面8aよりも内側に配置されており、かつ上記軸方向においてハウジング8の凸面8bと対向する押さえ面9aを有している。押さえ面9aは、外輪間座6と接している外輪2bの端面とは反対側に位置する端面と接している。ハウジング8および前蓋9は、上記軸方向において外輪2a、外輪2b、および外輪間座6を位置決めしている。
図1に示されるように、主軸11は、内輪3a,3bおよび内輪間座7の各内径面と対向する外径面11aと、該外径面11aに対して上記径方向の外側に突出している凸面11bとを有している。凸面11bは、内輪間座7と接している内輪3bの端面とは反対側に位置する端面と接している。内輪3a,3bおよび内輪間座7は、例えば主軸11に対してしまり嵌めとされている。
図1に示されるように、固定部材12は、主軸11に固定されている。固定部材12は、上記径方向において主軸11の外径面11aよりも外側に配置されており、かつ上記軸方向において主軸11の凸面11bと対向する押さえ面12aを有している。押さえ面12aは、内輪間座7と接している内輪3aの端面とは反対側に位置する端面と接している。主軸11および固定部材12は、上記軸方向において内輪3a、内輪3b、および内輪間座7を位置決めしている。
図1に示されるように、固定部材12は、例えばナット13と、スペーサ14とを有している。ナット13は、主軸11の外径面11aと螺合するように設けられている。ナット13は、スペーサ14を介して内輪3aと接続されている。スペーサ14は、主軸11の外径面11aに対して摺動するように設けられている。スペーサ14の上記軸方向の一方の端面はナット13に接しており、他方の端面は上記押さえ面12aを構成している。
図3に示されるように、予圧センサ10は、例えば上記軸方向において外輪2bの端面2cと外輪間座6の第2端面6bおよび傾斜面6fとの間に配置されている。つまり、予圧センサ10は、第1間隔領域A1および第2間隔領域A2内に配置されている。
図3および図4に示されるように、予圧センサ10は、第1端子部22aおよび第2端子部22bと、感圧パターン部22cと、被覆部21,23と、接続部24とを含む。
第1端子部22aおよび第2端子部22bは、被覆部21,23から露出している。第1端子部22aおよび第2端子部22bは、例えば半田等の接続部24を介して配線部16と電気的に接続されている。接続部24は、第1端子部22aおよび第2端子部22b上に配置されている。接続部24の厚みは、例えば後述する保護膜23の厚み以上である。
感圧パターン部22cは、第1端子部22aと第2端子部22bとの間を接続している。感圧パターン部22cは、被覆部21,23に被覆されている。感圧パターン部22cの第1端子部22aと第2端子部22bとの間の直流抵抗は、上記軸方向に作用する圧力に応じて変化する。
第1端子部22a、第2端子部22b、および感圧パターン部22cは、例えば圧力を受けたときに電気的特性値が変化する感圧部材22によって一体として構成されている。電気的特定値は、電気的に測定され算出される任意のパラメータであればよいが、例えば直流抵抗値である。第1端子部22a、第2端子部22bおよび感圧パターン部22cは、後述する絶縁膜21上に成膜された感圧膜がパターニングされることにより形成され得る。なお、図1および図2では、第1端子部22a、第2端子部22b、感圧パターン部22c、および被覆部21,23の図示が省略されている。
図3および図4に示されるように、被覆部21,23は、第1端子部22a、第2端子部22bおよび接続部24を露出させ、かつ感圧パターン部22cを覆うように設けられている。被覆部21,23は、例えば絶縁膜21と、保護膜23とを有する。
図2~図4に示されるように、絶縁膜21は、第2端面6bに接している第1部分21aと、傾斜面6fに接している第2部分21bとを有している。つまり、絶縁膜21は、屈曲した構造を有している。
第1端子部22aおよび第2端子部22bは、絶縁膜21の第2部分21b上に配置されている。第1端子部22aおよび第2端子部22bは、上記軸方向において傾斜面6fと接続部24との間に配置されている。
感圧パターン部22cは、絶縁膜21の第1部分21a上に配置されている。つまり、感圧部材22は、屈曲した構造を有している。
保護膜23は、少なくとも絶縁膜21の第1部分21a上に配置されている。保護膜23の一部は、例えば第2部分21b上に配置されている。保護膜23は、外輪2bの端面2cと接している。保護膜23の厚みは、例えば0.1μm以上10μm以下である。
絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、および接続部24の厚みの総和、すなわち傾斜面6fに垂直な方向の幅の総和は、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23の厚みの総和、すなわち第2端面6bに垂直な方向の幅の総和超えである。
第1間隔領域A1には、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23が配置されている。第2間隔領域A2には、絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、保護膜23の一部、および接続部24が配置されている。
被覆部21,23を構成する材料は、電気的絶縁性を有する任意の材料であればよいが、好ましくは潤滑油によって腐食されにくい材料であり、例えば二酸化珪素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、およびダイヤモンドライクカーボン(DLC)の少なくともいずれかを含む。
感圧部材22を構成する材料は、一般的な歪みゲージを構成する合金材料と同等であってもよく、例えば銅ニッケル合金(Cu‐Ni合金)およびニッケルクロム合金(Ni‐Cr合金)の少なくともいずれかを含む。
接続部24を構成する材料は、第1端子部22aおよび第2端子部22bと配線部16とが電気的に接続された状態を固定し得る任意の材料であればよく、例えば半田または導電性接着剤を含む。なお、接続部24は、溶接により形成されていてもよい。
図5に示されるように、軸受装置100は、例えば複数の予圧センサ10を備えている。複数の予圧センサ10は、例えば上記周方向において互いに間隔を隔てて配置されている。
軸受装置100は、図6に示されるセンサ信号処理部40をさらに備えている。図6に示されるように、センサ信号処理部40は、DC電源VSDCに接続される抵抗R1~R3と、予圧センサ10と、差動アンプAMPとを含む。抵抗R1~R3と予圧センサ10とはブリッジ回路を構成している。DC電源VSDCの正極と負極との間には、抵抗R1と抵抗R2とが直列に接続されている。また、DC電源VSDCの正極と負極との間には、予圧センサ10と抵抗R3とが直列に接続されている。抵抗R1と抵抗R2との接続ノードには、アンプAMPの一方の入力ノードが接続されている。予圧センサ10と抵抗R3との接続ノードには、アンプAMPの他方の入力ノードが接続されている。このようなセンサ信号処理部40は、図6に示されるブリッジ回路を備えることによって、第1軸受1aおよび第2軸受1bに付与されている予圧が変化することによって引き起こされる予圧センサ10の直流抵抗の変化を検出することができる。予圧センサ10は、配線部16を介して上記センサ信号処理部40の検出回路に接続されている。
軸受装置100は、例えば以下のように組み立てられる。第2軸受1b、外輪間座6および内輪間座7、第1軸受1a、ならびにスペーサ14が、凸面11b側から順に主軸11に挿通される。外輪2a、外輪間座6、および外輪2bが接触している状態において、内輪3aと内輪間座7との間、および内輪3bと内輪間座7との間には、予め設計上の隙間が設けられている。次に、ナット13が緊締される。これにより、第1軸受1a、第2軸受1b、外輪間座6、内輪間座7、主軸11、および固定部材12が接続され、かつ上記隙間が無くなる。
次に、上記のように接続された第1軸受1a、第2軸受1b、外輪間座6、内輪間座7、主軸11、および固定部材12がハウジング8に挿入される。第1軸受1a、外輪間座6および内輪間座7、ならびに第2軸受1bは、凸面8b側から順にハウジング8に挿入される。次に、前蓋9がハウジング8に固定される。このように組み立てられた軸受装置100において、第1軸受1aおよび第2軸受1bには予圧が付与されている。具体的には、ナット13が締め付けられることによって内輪3aに印加された上記軸方向への力は、玉4aを経て、外輪2aに伝わり、さらに外輪2aから外輪間座6を介して外輪2bに伝わる。外輪2bに伝わった上記力は、玉4bを経て、内輪3bに伝わる。これにより、第1軸受1aの外輪2aおよび内輪3aと玉4aとの各接触点、および第2軸受1bの外輪2bおよび内輪3bと玉4bとの各接触点に、圧縮応力が印加される。第1軸受1a、外輪間座6および第2軸受1bは、第1軸受1aおよび第2軸受1bに予圧を付与させる上記力の伝達経路の一部を構成している。なお、予圧センサ10は、例えば上記組み立て前に外輪間座6に固定されている。
<作用効果>
軸受装置100は、軸方向に並んで配置されている複数の軸受1a,1bと、複数の軸受1a,1bの間に配置される外輪間座6と、上記軸方向に作用する圧力に応じて電気的特性である直流抵抗が変化する感圧パターン部22cおよび感圧パターン部22cに電気的に接続されている第1端子部22aおよび第2端子部22bとを含む予圧センサ10と、第1端子部22aおよび第2端子部22bに電気的に接続されている配線部16とを備える。軸受装置100は、複数の軸受1a,1bの間に、上記軸方向と交差する第1面としての第2端面6bと、上記軸方向において第2端面6bと対向する第2面としての端面2cとを有している。第2端面6bと端面2cとの間には、第1間隔領域A1と、上記径方向において第1間隔領域A1と隣接しており、かつ第2端面6bと端面2cとの間隔が第1間隔領域A1よりも広い第2間隔領域A2とが設けられている。感圧パターン部22cは、第1間隔領域A1内に配置されている。第1端子部22aおよび第2端子部22bと配線部16との接続部24は、第2間隔領域A2内に配置されている。
このような軸受装置100では、予圧センサ10のうち感圧パターン部22cを含み相対的に薄い部分が、上記予圧の伝達経路上において相対的に幅狭な第1間隔領域A1に配置され、予圧センサ10のうち接続部24を含み相対的に厚い部分が、上記伝達経路上において相対的に幅広な第2間隔領域A2に配置されている。そのため、軸受装置100では、上記予圧の伝達経路上に第1間隔領域A1および第2間隔領域A2が設けられていない従来の軸受装置とは異なり、予圧センサ10のうち接続部24を含み相対的に厚い部分が、感圧パターン部22cを含み相対的に薄い部分に予圧が印加されるように幅狭とされた2つの部材間で押圧されない。その結果、軸受装置100では、接続部24が破損しにくい。
上記軸受装置100では、傾斜面6fが面取り部として構成されており、第2間隔領域A2は当該面取り部に面している。このような傾斜面6fは、例えば外輪間座6に対する面取り加工の削り代を、一般的な外輪間座に対して実施されている面取り加工の削り代よりも増やすことのみによって容易に形成され得る。
(実施の形態2)
図7および図8に示されるように、実施の形態2に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるが、外輪2bが端面2cと傾斜面2fとを有しており、予圧センサ10の絶縁膜21が傾斜面2fに接している点で異なる。なお、図7では、第1端子部22a、第2端子部22b、感圧パターン部22c、および被覆部21,23の図示が省略されている。
傾斜面2fは、端面2cに対して傾斜しており、端面2cの外縁部に接続されている。傾斜面2fは、上記軸方向において外輪間座6の上記第2端面6bと対向している。端面2cおよび傾斜面2fは、外輪2bの端面の外縁部が面取り加工されることにより形成されている。言い換えると、傾斜面2fは、面取り部として構成されている。このような傾斜面2fは、例えば外輪2bに対する面取り加工の削り代を、一般的な外輪に対して実施されている面取り加工の削り代よりも増やすことによって形成されている。なお、外輪2bの端面2cとは反対側に位置する端面には、一般的な外輪に対して実施されている面取り加工が施されている。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面2fの稜線は例えば直線である。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面2fの稜線は例えば曲線であってもよい。
図7および図8に示されるように、外輪2bの端面2cおよび傾斜面2fと、第2端面6bおよび傾斜面6fとの間には、上記軸方向において第1間隔を隔てて配置されている第1間隔領域A1と、第1間隔よりも広い第2間隔を隔てて配置されている第2間隔領域A2とが設けられている。実施の形態2に係る軸受装置では、第2端面6bおよび傾斜面6fが第1面を、端面2cおよび傾斜面2fが第2面を構成している。
図8に示されるように、第1間隔領域A1は、端面2cと第2端面6bとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、傾斜面2fと傾斜面6fとの間に設けられている。
図8に示されるように、予圧センサ10は、実施の形態1に係る予圧センサ10と基本的に同様の構成を備えている。
図8に示されるように、絶縁膜21の上記第1部分21aは、端面2cに接している。上記第2部分21bは、傾斜面2fに接している。保護膜23は、外輪間座6の第2端面6bに接している。
絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、および接続部24の厚みの総和、すなわち傾斜面2fに垂直な方向の幅の総和は、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23の厚みの総和、すなわち端面2cに垂直な方向の幅の総和超えである。
第1間隔領域A1には、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23が配置されている。第2間隔領域A2には、絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、保護膜23の一部、および接続部24が配置されている。
実施の形態2に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるため、軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態2に係る軸受装置では、外輪間座6が傾斜面6fを有していなくてもよい。このようにしても、第1間隔領域A1は、第2端面6bの上記径方向の中央領域と端面2cとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、第2端面6bの上記径方向の外周領域と傾斜面2fとの間に設けられている。そのため、このような軸受装置も軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
図9および図10に示されるように、実施の形態3に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるが、外輪間座6が第1間座部材61と第2間座部材62とを含み、第1間隔領域A1および第2間隔領域A2が第1間座部材61と第2間座部材62との間に設けられている点で異なる。なお、図9では、第1端子部22a、第2端子部22b、感圧パターン部22c、および被覆部21,23の図示が省略されている。
図9に示されるように、第1間座部材61および第2間座部材62は、別体として環状に設けられており、上記軸方向に並んで配置されている。第1間座部材61および第2間座部材62は、上記径方向において内輪間座7と対向する内径面を有している。
図9に示されるように、第1間座部材61は、上記軸方向において第1軸受1a側を向いており、かつ外輪2aと接している第3端面61aと、第3端面61aとは反対側に位置する第4端面61bとを有している。第4端面61bは、第1間座部材61の上記軸方向に向いた表面のうち、外輪2bに最も近い面である。第4端面61bの上記径方向の幅は、第3端面61aの上記径方向の幅以上であり、例えば第3端面61aの上記径方向の幅超えである。
図9および図10に示されるように、第2間座部材62は、上記軸方向において第2軸受1b側を向いており、かつ第1間座部材61の第4端面61bと上記軸方向に対向する第5端面62aと、第5端面62aとは反対側に位置し、かつ外輪2bと接している第6端面62bとを有している。第5端面62aは、第2間座部材62の上記軸方向に向いた表面のうち、外輪2aに最も近い面である。第5端面62aの上記径方向の幅は、第6端面62bの上記径方向の幅以上であり、例えば第6端面62bの上記径方向の幅超えである。
図9および図10に示されるように、第2間座部材62は、傾斜面62fをさらに有している。傾斜面62fは、第5端面62aに対して傾斜しており、第5端面62aの外縁部に接続されている。傾斜面62fは、上記軸方向において第1間座部材61の第4端面61bと対向している。第5端面62aおよび傾斜面62fは、第2間座部材62の端面の外縁部が面取り加工されることにより形成されている。言い換えると、傾斜面62fは、面取り部として構成されている。このような傾斜面62fは、例えば第2間座部材62に対する面取り加工の削り代を、一般的な間座に対して実施されている面取り加工の削り代よりも増やすことによって形成されている。なお、第2間座部材62の第6端面62bには、一般的な間座に対して実施されている面取り加工が施されている。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面62fの稜線は例えば直線である。上記周方向に垂直な断面において、傾斜面62fの稜線は例えば曲線であってもよい。
図9および図10に示されるように、第4端面61bと第5端面62aおよび傾斜面62fとの間には、上記軸方向において第1間隔を隔てて配置されている第1間隔領域A1と、第1間隔よりも広い第2間隔を隔てて配置されている第2間隔領域A2とが設けられている。実施の形態3に係る軸受装置では、第4端面61bが第1面を、第5端面62aおよび傾斜面62fが第2面を構成している。
図9および図10に示されるように、第1間隔領域A1は、第4端面61bと第5端面62aとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、第4端面61bと傾斜面62fとの間に設けられている。
図10に示されるように、予圧センサ10は、実施の形態1に係る予圧センサ10と基本的に同様の構成を備えている。
図9および図10に示されるように、絶縁膜21の上記第1部分21aは、第5端面62aに接している。上記第2部分21bは、傾斜面62fに接している。保護膜23は、第4端面61bに接している。
絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、および接続部24の厚みの総和、すなわち傾斜面62fに垂直な方向の幅の総和は、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23の厚みの総和、すなわち第5端面62aに垂直な方向の幅の総和超えである。
第1間隔領域A1には、絶縁膜21の第1部分21a、感圧パターン部22c、および保護膜23が配置されている。第2間隔領域A2には、絶縁膜21の第2部分21b、第1端子部22a、第2端子部22b、保護膜23の一部、および接続部24が配置されている。
実施の形態3に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるため、軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態3に係る軸受装置では、第1間座部材61が第4端面61bに対して傾斜し、かつ第4端面61bの外縁部に接続されている図示しない傾斜面を有していてもよい。この場合、第1間隔領域A1は、第4端面61bと第5端面62aとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、傾斜面62fと第1間座部材61の上記傾斜面との間に設けられている。そのため、このような軸受装置も軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
図11および図12に示されるように、第1間座部材61は上記軸方向において第2間座部材62に向かって突出する突出部61pを有していてもよい。同様に、第2間座部材62は上記軸方向において第1間座部材61に向かって突出する突出部62pを有していてもよい。突出部61pの頂面が上記第5端面62aを構成している。突出部62pの頂面が上記第4端面61bを構成している。この場合、突出部61pおよび突出部62pの少なくともいずれか一方が傾斜面を有していればよいが、例えば突出部61pが傾斜面61fを有している。
このようにすれば、第1間座部材61と第2間座部材62との接触面積を減らすことができ、感圧パターン部22cに加わる面圧を上げることで、予圧センサ10の感度を向上させることができる。また、突出部61pまたは62pを設けた場合、予圧センサ10と突出部の位相を合わせる必要がある。このとき、ノックピン63を設けることで、位相を容易に合わせることができ、固定することができる。
なお、第1間座部材61および第2間座部材62の少なくともいずれか一方のみが、他方に向かって上記軸方向に突出する突出部を有していてもよい。この場合、突出部、または突出部に対向する第4端面61bもしくは第5端面62aの少なくともいずれかが、傾斜面を有していればよい。
(実施の形態4)
図13に示されるように、実施の形態4に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるが、接続部24が上記軸方向において第1端子部22aおよび第2端子部22bと傾斜面6fとの間に配置されている点で異なる。
絶縁膜21は、端面2cに接している。絶縁膜21は、屈曲しておらず、平面状に延びる構造を有している。第1端子部22a、第2端子部22bおよび接続部24は、端面2c上に配置されている。接続部24は、絶縁膜21と傾斜面6fとの間に配置されている。
感圧部材22は、屈曲しておらず、平面状に延びる構造を有している。保護膜23は、第2端面6bに接している。保護膜23は、例えば第2端面6bにのみ接しており、傾斜面6fには接していない。
実施の形態4に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるため、軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
図14に示されるように、実施の形態4に係る軸受装置では、接続部24が、上記軸方向において第1端子部22aおよび第2端子部22bと傾斜面2fとの間に配置されていてもよい。この場合、第1間隔領域A1は端面2cと第2端面6bとの間に設けられている。第2間隔領域A2は、傾斜面2fと第2端面6bとの間に設けられている。そのため、このような軸受装置も軸受装置100と同様の効果を奏することができる。
図15に示されるように、実施の形態4における外輪間座6は、実施の形態3における外輪間座6と同様に第1間座部材61および第2間座部材62を含んでいてもよい。第1間座部材61は、第4端面61bに対して傾斜する傾斜面61fを有していてもよい。この場合、接続部24は、上記軸方向において第1端子部22aおよび第2端子部22bと傾斜面61fとの間に配置されていてもよい。また、第2間座部材62が図10に示される傾斜面62fを有する場合、接続部24は、上記軸方向において第1端子部22aおよび第2端子部22bと傾斜面62fとの間に配置されていてもよい。
(実施の形態5)
図16に示されるように、実施の形態5に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるが、上記周方向に垂直な断面において、第2端面6bと傾斜面6fとの接続部が曲線状に設けられている点で異なる。
第2端面6bと傾斜面6fとの接続部の曲率は、第2端面6bおよび傾斜面6fの各曲率よりも小さい。絶縁膜21および感圧部材22は、第2端面6b、傾斜面6f、およびこれらの上記接続部に沿って緩やかに屈曲した構造を有している。
このようにすれば、絶縁膜21および感圧部材22が第2端面6bと傾斜面6fとの接続部上で断裂しにくい。そのため、絶縁膜21が断裂することに伴う感圧部材22と外輪間座6(あるいは外輪2b)との間の短絡、または感圧部材22が断裂することに伴う予圧センサ10の断線などの発生を抑制することができる。
なお、実施の形態5に係る軸受装置は、実施の形態2~4の軸受装置と同様の構成を有していてもよい。
(実施の形態6)
図17に示されるように、実施の形態6に係る軸受装置は、実施の形態1に係る軸受装置100と基本的に同様の構成を備えるが、予圧センサ10を挟む2つの部材の一方と予圧センサ10の保護膜23との間に、緩衝部30が配置されている点で異なる。なお、図17は、実施の形態3に係る軸受装置が緩衝部30を備える構成例を示している。
緩衝部30は、上記軸方向において感圧パターン部22cと重なるように設けられている。緩衝部30は、例えば保護膜23に接している面と、第4端面61bと接している面とを有している。第1端子部22a、第2端子部22b、および接続部24は、緩衝部30から露出している。
図17に示されるように、緩衝部30は、例えば第4端面61bの全面と接続されている。緩衝部30の上記軸方向の厚みは、例えば100μm以下である。緩衝部30は、例えば環状に設けられている。図5に示されるように、複数の予圧センサ10が上記周方向において間隔を隔てて配置されている場合、1つの緩衝部30は複数の予圧センサ10の保護膜23と第4端面61bとの間に配置されている。緩衝部30として、間座を構成する材料の縦弾性係数よりも小さいもの、たとえばフッ素系樹脂、軽金属(銅、アルミなど)を使用すれば、緩衝部30がクッション層として機能し、予圧センサ10を確実に押圧することができる。
なお、実施の形態6に係る軸受装置は、実施の形態1,2,4,5の軸受装置と同様の構成を有していてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a 第1軸受、1b 第2軸受、2a,2b 外輪、2c 端面、2f,6f,61f,62f 傾斜面、3a,3b 内輪、4a,4b 玉、5a,5b 保持器、6 外輪間座、6a 第1端面、6b 第2端面、7 内輪間座、8 ハウジング、8a 内径面、8b,11a,11b 凸面、9 前蓋、9a,12a 押さえ面、10 予圧センサ、11 主軸、11a 外径面、12 固定部材、13 ナット、14 スペーサ、16 配線部、21 絶縁膜(被覆部)、21a 第1部分、21b 第2部分、22 感圧部材、22a 第1端子部、22b 第2端子部、22c 感圧パターン部、23 保護膜(被覆部)、24 接続部、30 緩衝部、40 センサ信号処理部、61 第1間座部材、61a 第3端面、61b 第4端面、61p,62p 突出部、62 第2間座部材、62a 第5端面、62b 第6端面、81 内筒、82 外筒、83 冷却媒体流路、84 配線挿通路、100 軸受装置。

Claims (10)

  1. 軸受と、
    前記軸受の軸方向において前記軸受に隣接している間座とを備える軸受装置であって、
    前記軸方向に作用する圧力に応じて電気的特性値が変化する感圧部と、前記感圧部に電気的に接続されている端子部とを含む予圧センサと、
    前記端子部に電気的に接続されている配線部とをさらに備え、
    前記軸受装置は、前記軸方向と交差する第1面と、前記軸方向において前記第1面と対向する第2面とを有し、
    前記第1面と前記第2面との間には、第1間隔領域と、前記軸受の径方向において前記第1間隔領域と隣接しており、かつ前記第1面と前記第2面との間隔が前記第1間隔領域よりも広い第2間隔領域とが設けられており、
    前記感圧部は、前記第1間隔領域内に配置されており、
    前記端子部、および前記端子部と前記配線部との接続部は、前記第2間隔領域内に配置されており、
    前記第1面および前記第2面の少なくともいずれかの縁部には、傾斜面が設けられており、
    前記第2間隔領域は、前記傾斜面に面している、軸受装置。
  2. 前記端子部は、前記軸方向において前記傾斜面と前記接続部との間に配置されている、請求項に記載の軸受装置。
  3. 前記接続部は、前記軸方向において前記端子部と前記傾斜面との間に配置されている、請求項に記載の軸受装置。
  4. 前記間座が前記第1面を有し、
    前記軸受が前記第2面を有し、
    前記第1面の縁部に前記傾斜面が設けられている、請求項またはに記載の軸受装置。
  5. 前記間座が前記第1面を有し、
    前記軸受が前記第2面を有し、
    前記第2面の縁部に前記傾斜面が設けられている、請求項またはに記載の軸受装置。
  6. 前記軸受は、外輪、内輪、および転動体を含み、
    前記間座は、外輪間座および内輪間座を含み、
    前記外輪間座が前記第1面を有しており、
    前記外輪が前記第2面を有している、請求項またはに記載の軸受装置。
  7. 前記間座は、第1間座部材と、前記第1間座部材と別体として構成されており、かつ前記軸方向において前記第1間座部材と並んで配置されている第2間座部材とを含み、
    前記第1間座部材および前記第2間座部材の一方が前記第1面を有し、
    前記第1間座部材および前記第2間座部材の他方が前記第2面を有し、
    前記第1面の縁部に前記傾斜面が設けられている、請求項またはに記載の軸受装置。
  8. 前記間座は、第1間座部材と、前記第1間座部材と別体として構成されており、かつ前記軸方向において前記第1間座部材と並んで配置されている第2間座部材とを含み、
    前記第1間座部材および前記第2間座部材の一方が前記第1面を有し、
    前記第1間座部材および前記第2間座部材の他方が前記第2面を有し、
    前記第2面の縁部に前記傾斜面が設けられている、請求項またはに記載の軸受装置。
  9. 前記間座は外輪間座および内輪間座を含み、
    前記外輪間座が前記第1間座部材および前記第2間座部材を含む、請求項またはに記載の軸受装置。
  10. 前記感圧部は、前記圧力に応じて直流抵抗が変化するように設けられている、請求項1~のいずれか1項に記載の軸受装置。
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