JP7360875B2 - 軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸受装置に関する。
特許文献1(特開2018-96469号公報)には、センサ付き転がり軸受が記載されている。特許文献1に記載されているセンサ付き転がり軸受は、円錐ころ軸受と、シール部材と、センサとを有している。
円錐ころ軸受は、内輪と、外輪と、内輪と外輪との間に配置されている円錐ころと、内輪と外輪との間に配置されており、円錐ころを保持している保持器とを有している。シール部材は、内輪と外輪との間の軸受空間を閉塞するように、円錐ころ軸受に取り付けられている。センサは、保持器の端部に対向するように、シール部材に配置されている。センサは、保持器の回転を検知することにより、内輪の回転を検知する。
特開2018-96469号公報
特許文献1に記載されているセンサ付き転がり軸受においては、上記のとおり、センサがシール部材に配置されており、特許文献1には、センサをシール部材以外の部材に配置することに関して、特段の言及はない。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、センサをシール部材以外の部材に精度よく配置することができる軸受装置を提供するものである。
本発明の軸受装置は、円錐ころ軸受と、センサとを備える。円錐ころ軸受は、内輪と、内輪の外側に配置されている外輪と、内輪と外輪との間に配置されている円錐ころと、内輪と外輪との間に配置され、円錐ころを保持している保持器とを有する。センサは、保持器の回転を検知するセンサヘッドを有する。内輪は、第1内周面と、第1外周面とを含んでいる。外輪は、第1外周面に対向している第2内周面と、第2外周面と、外輪の軸方向における端面であり、第2内周面及び第2外周面に連なっている第1幅面及び第2幅面とを含んでいる。第2内周面は、第1幅面側から第2幅面側に向かうにしたがって外輪の中心軸との距離が短くなるように中心軸に対して傾斜している。センサヘッドは、第1幅面に当接されている。
上記の軸受装置において、センサヘッドは、外輪の径方向において、円錐ころよりも外輪の中心軸から離れた位置にあってもよい。
上記の軸受装置において、センサヘッドは、保持器と対向している検知面を有していてもよい。保持器は、第1外周面と対向している第3内周面と、第2内周面と対向している第3外周面とを含んでいてもよい。第3外周面には、第3内周面側に向かって窪む凹部が形成されていてもよい。検知面と凹部の底面とは、平行になっていてもよい。凹部が形成される第3外周面の部分は、検知面に対して傾斜していてもよい。
上記の軸受装置において、センサヘッドは、保持器に対向している検知面を有していてもよい。保持器は、第1外周面と対向している第3内周面と、第2内周面と対向している第3外周面とを含んでいてもよい。検知面と第3外周面とは、平行になっていてもよい。
上記の軸受装置において、センサヘッドは、第1幅面に当接することにより外輪の軸方向におけるセンサヘッドの位置決めを行う当接面を含む平坦面と、平坦面から外輪の軸方向に沿って突出し、第2外周面と当接することにより外輪の径方向における前記センサヘッドの位置決めを行う突出部とを有していてもよい。
上記の軸受装置は、外輪が取り付けられるハウジングをさらに備えていてもよい。センサヘッドは、外輪の周方向及び外輪の径方向に沿った移動が規制されるようにハウジングに取り付けられていてもよい。
上記の軸受装置は、外輪が取り付けられるハウジングをさらに備えていてもよい。センサは、センサヘッドに接続されている配線と、筒状部材とをさらに有していてもよい。配線は、筒状部材の内部を通ってセンサヘッドからハウジングの外部へと引き出されていてもよい。
本発明の軸受装置によると、センサをシール部材以外の部材、より具体的には、外輪に精度よく配置することができる。
軸受装置100の断面図である。 保持器14の断面図である。 変形例に係る保持器14の断面図である。 凹部14baを形成する際の加工の量を説明するための模式図である。 軸受装置200の断面図である。 軸受装置300の断面図である。 変形例に係る軸受装置300の断面図である。
実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態に係る軸受装置(以下「軸受装置100」とする)を説明する。
<軸受装置100の構成>
図1は、軸受装置100の断面図である。図1に示されるように、軸受装置100は、円錐ころ軸受10と、センサ20と、回転軸30と、ハウジング40とを有している。
<円錐ころ軸受10の構成>
円錐ころ軸受10は、内輪11と、外輪12と、円錐ころ13と、保持器14とを有している。
内輪11は、リング状の形状を有している。内輪11は、中心軸A1を有している。内輪11は、第1幅面11aと、第2幅面11bと、内周面11c(第1内周面)と、外周面11d(第1外周面)とを有している。
第1幅面11a及び第2幅面11bは、内輪11の軸方向における端面である。第1幅面11aは、内周面11c及び外周面11dに連なっている。第2幅面11bは、内輪11の軸方向における第1幅面11aの反対面である。第2幅面11bは、内周面11c及び外周面11dに連なっている。
内周面11cは、内輪11の周方向に沿って延在している。内輪11は、内周面11cにおいて、回転軸30に取り付けられている。内周面11cは、中心軸A1側を向いている。
外周面11dは、内輪11の周方向に沿って延在している。外周面11dは、中心軸A1とは反対側を向いている。つまり、外周面11dは、内輪11の径方向における内周面11cの反対面である。外周面11dは、内輪軌道面11daを含んでいる。内輪軌道面11daは、円錐ころ13に接している。内輪軌道面11daは、第1幅面11a側から第2幅面11b側に向かうにしたがって中心軸A1との距離が短くなるように、中心軸A1に対して傾斜している。
外輪12は、リング状の形状を有している。外輪12は、中心軸A2を有している。中心軸A2は、中心軸A1に一致している。外輪12は、第1幅面12aと、第2幅面12bと、内周面12c(第2内周面)と、外周面12d(第2外周面)とを有している。
第1幅面12a及び第2幅面12bは、外輪12の軸方向における端面である。第1幅面12aは、内周面12c及び外周面12dに連なっている。第2幅面12bは、外輪12の軸方向における第1幅面12aの反対面である。第2幅面12bは、内周面12c及び外周面12dに連なっている。
内周面12cは、外輪12の周方向に沿って延在している。内周面12cは、中心軸A2側を向いている。内周面12cは、外輪軌道面12caを含んでいる。外輪軌道面12caは、円錐ころ13に接している。内周面12c(外輪軌道面12ca)は、第1幅面12a側から第2幅面12b側に向かうにしたがって中心軸A2との距離が短くなるように、中心軸A2に対して傾斜している。
外周面12dは、外輪12の周方向に沿って延在している。外周面12dは、中心軸A2とは反対側を向いている。つまり、外周面12dは、外輪12の径方向における内周面12cの反対面である。外輪12は、外周面12dにおいて、ハウジング40に取り付けられている。
円錐ころ13は、第1端面13a(大径端面)と、第2端面13b(小径端面)と、外周面13c(転動面)とを有している。円錐ころ13は、第1端面13a側から第2端面13b側に向かうにしたがって外径が小さくなる円錐台形状を有している。円錐ころ13は、第1端面13aが第1幅面11a(第1幅面12a)側を向くとともに、第2端面13bが第2幅面11b(第2幅面12b)側を向いた状態で、内輪軌道面11daと外輪軌道面12caとの間に配置されている。円錐ころ13の数は、複数である。
円錐ころ13において、第1端面13aと外周面13cとの稜線及び第2端面13bと外周面13cとの稜線に面取りが行われていてもよい。この面取りにより第1端面13aと外周面13cとの稜線に形成された傾斜面を傾斜面13dとし、この面取りにより第2端面13bと外周面13cとの稜線に形成された傾斜面を13eとする。
内輪11、外輪12及び円錐ころ13は、例えば、軸受鋼により形成されている。内輪11、外輪12及び円錐ころ13は、例えば、JIS規格に定められている高炭素クロム軸受鋼SUJ2、SUJ3等により形成されている。但し、内輪11、外輪12及び円錐ころ13は、他の材料により形成されていてもよい。
保持器14は、リング状の形状を有している。保持器14は、内輪11と外輪12との間(外周面11dと内周面12cとの間)に配置されている。保持器14は、内周面14a(第3内周面)と、外周面14b(第3外周面)とを有している。内周面14a及び外周面14bは、保持器14の周方向に沿って延在している。外周面14bは、保持器14の周方向における内周面14aの反対面である。内周面14aは、外周面11dに対向しており、外周面14bは、内周面12cに対向している。
保持器14は、保持器14の周方向において隣り合う2つの円錐ころ13の間隔が一定範囲内となるように、円錐ころ13を保持している。より具体的には、保持器14には、内周面14aから外周面14bに向かう方向に保持器14を貫通しているポケット14cが保持器14の周方向に沿って等間隔で形成されており、円錐ころ13が、ポケット14c内に配置されている。保持器14は、例えば、強磁性体材料により形成されている。
図2は、保持器14の断面図である。図2に示されるように、外周面14bには、複数の凹部14baが形成されている。外周面14bは、凹部14baにおいて、内周面14a側に窪んでいる。凹部14baは、保持器14の周方向に沿って、等間隔に形成されている。このことを別の観点から言えば、保持器14の少なくとも一部は、パルサーリングになっている。なお、図1中において、凹部14baは、点線により示されている。図1に示されるように、凹部14baが形成される外周面14bの部分は、後述するセンサヘッド21の検知面21aに対して傾斜している。
図3は、変形例に係る保持器14の断面図である。図3に示されるように、凹部14baは、保持器14を外周面14bから内周面14aに向かう方向に沿って貫通していてもよい。
<センサ20の構成>
図1に示されるように、センサ20は、センサヘッド21と、配線22と、筒状部材23とを有している。
センサヘッド21は、検知面21aを有している。センサヘッド21は、検知面21aが外周面14bと対向するように配置されている。検知面21aは、例えば、外輪12の径方向に直交している。検知面21aは、センサヘッド21のうち、最も保持器14側にある。
上記のとおり、外周面14bには、凹部14baが形成されているため、保持器14の回転に伴って検知面21aと外周面14bとの間の磁界に変動が生じる。センサヘッド21は、この磁界の変動を検知することにより、保持器14の回転を検知する。すなわち、センサヘッド21は、例えば、回転磁気センサである。なお、保持器14の回転速度と内輪11の回転速度(回転軸30の回転速度)とは比例関係にあるため、検知された保持器14の回転速度に所定の係数を乗じることにより、内輪11(回転軸30)の回転速度を算出することができる。検知面21aは、凹部14baの底面と平行になっていることが好ましい。
センサヘッド21は、第1幅面12aに当接している。また、センサヘッド21は、外周面12dに当接している。これにより、センサヘッド21は、外輪12の径方向及び軸方向において、外輪12に対する位置決めが行われている。但し、センサヘッド21は、外輪12に固定されてはいない。
より具体的には、センサヘッド21は、平坦面21bを有している。平坦面21bは、第1幅面12a側を向いている面である。平坦面21bは、当接面21cを含んでいる。当接面21cは、第1幅面12aに当接している。当接面21cは、平坦面21bのうちで最も検知面21a側にある。センサヘッド21は、突出部21dをさらに有している。突出部21dは、外輪12の軸方向に沿って、平坦面21bから突出している。突出部21dは、外周面12dに当接している。当接面21cが第1幅面12aに当接するとともに、突出部21dが外周面12dに当接することにより、センサヘッド21は、外輪12の径方向及び軸方向において、外輪12に対する位置決めが行われている。
センサヘッド21は、円錐ころ13よりも中心軸A2から離れた位置にあることが好ましい。すなわち、センサヘッド21のうちの最も中心軸A2に近い部分(検知面21a)は、円錐ころ13のうちの最も中心軸A2から遠い部分(傾斜面13d)よりも中心軸A2から離れた位置にある。但し、検知面21aと外周面14bとの間の距離は、センサヘッド21によりセンシング可能な最大距離未満とされる。
配線22は、一方端において、センサヘッド21に接続されている。配線22は、例えば、センサヘッド21に電力を供給するための電源配線、センサヘッド21からの出力信号を出力するための信号配線等である。配線22は、図示されていないが、他方端において、軸受装置100の外部(ハウジング40の外部)と接続されている。
筒状部材23は、内部が中空の筒状形状を有している。筒状部材23は、例えば、円筒形状を有している。筒状部材23は、外輪12の径方向に沿って中心軸A2とは反対側に延在している。筒状部材23は、一方端において、センサヘッド21に接続されている。筒状部材23の他方端は、図示されていないが、ハウジング40の外部にある。配線22は、筒状部材23の内部を通ってハウジング40の外部に引き出されている。
筒状部材23は、ハウジング40に固定されている。これにより、外輪12の径方向及び軸方向に沿った移動が規制されるように、センサヘッド21が、ハウジング40に取り付けられている。
<回転軸30の構成>
回転軸30は、中心軸A3を有している。中心軸A3は、中心軸A1及び中心軸A2に一致している。回転軸30は、外周面30aを有している。回転軸30は、外周面30aが内周面11cに接するように内輪11に挿入されている。これにより、回転軸30が、円錐ころ軸受10により中心軸A3周りに回転自在に支持されている。
<軸受装置100の効果>
センサヘッド21は、第1幅面12aに当接しているため、センサヘッド21を外輪12に対して精度よく位置決めすることができる。このように、軸受装置100によると、シール部材以外の部材、より具体的には外輪12にセンサ20を配置することができる。
軸受装置100の組み立てにおいては、第1に、ハウジング40に外輪12及びセンサ20が取り付けられる。第2に、回転軸30に内輪11が取り付けられるとともに、内輪11に円錐ころ13を保持している保持器14が取り付けられる(円錐ころ13を保持している保持器14が取り付けられた状態の内輪11を、内輪アッシーという)。第3に、内輪アッシーを外輪12に挿入することにより、円錐ころ軸受10が組み立てられる。
軸受装置100において、センサヘッド21が円錐ころ13よりも中心軸A2から離れた位置にある場合、内輪アッシーが外輪12に組み付けられる際にセンサヘッド21と円錐ころ13とが干渉し合わないため、円錐ころ軸受10の組み立てを容易化できる。
図4は、凹部14baを形成する際の加工の量を説明するための模式図である。図4中において、センサヘッド21の検知範囲は、点線により示されている。凹部14baは、センサヘッド21の検知範囲と重なっている保持器14の部分を除去することにより形成されるため、図4の(A)に示されるように、凹部14baが形成される外周面14bの部分が検知面21aに平行になっている場合、凹部14baの底面が検知面21aと平行になるように凹部14baを形成すると、凹部14baを形成する際の加工の量が多くなる。他方で、軸受装置100においては、凹部14baが形成される外周面14bの部分が検知面21aに対して傾斜しているとともに、凹部14baの底面が検知面21aと平行になっているため、図4の(B)に示されるように、凹部14baを形成する際の加工の量が少なくなる。このように、軸受装置100においては、凹部14baを形成するに際して保持器14に行う必要のある加工の量を減らすことができるため、保持器14を形成する工程を簡略化することができる。
軸受装置100において、センサヘッド21が第1幅面12a及び外周面12dに当接している(当接面21cが第1幅面12aに当接するとともに、突出部21dが外周面12dに当接している)場合、外輪12の径方向及び軸方向の2方向から、センサヘッド21を外輪12に位置決めできるため、センサヘッド21の位置決め精度をさらに高めることができる。
軸受装置100の動作中に、外輪12がハウジング40に対して回転する(クリープ)することがある。センサヘッド21が外輪12に対して固定されていると、クリープに伴い、センサヘッド21が外輪12と共回りしてしまう。センサヘッド21が外輪12と共回りしてしまうことは、配線22が断線する原因となる。軸受装置100において、センサヘッド21が外輪12に固定されておらず、外輪12の径方向及び軸方向に沿った移動が規制されるようにハウジング40に取り付けられている場合、外輪12がクリープしたとしても、センサヘッド21が外輪12と共回りしないため、配線22の断線を防止することができる。
軸受装置100において、センサ20が筒状部材23を有しており、配線22が筒状部材23の内部を通ってハウジング40の外部に引き出されている場合、配線22がハウジング40の内部において露出しないため、配線22を油等から保護することができる。
(第2実施形態)
以下に、第2実施形態に係る軸受装置(以下「軸受装置200」とする)を説明する。ここでは、軸受装置100と異なる点を説明し、重複する説明は繰り返さない。
図5は、軸受装置200の断面図である。図5に示されるように、軸受装置200は、円錐ころ軸受10と、センサ20と、回転軸30と、ハウジング40とを有している。円錐ころ軸受10は、内輪11と、外輪12と、円錐ころ13と、保持器14とを有している。センサ20は、センサヘッド21と、配線22と、筒状部材23とを有している。これらの点に関し、軸受装置200の構成は、軸受装置100の構成と共通している。
しかしながら、軸受装置200の構成は、センサヘッド21と保持器14の位置関係に関して、軸受装置100の構成と異なっている。より具体的には、軸受装置200においては、検知面21aが外周面14bと平行になるように、センサヘッド21が配置されている。軸受装置200において、検知面21aは、外輪12の径方向に対して傾斜している。これにより、軸受装置200は、センサヘッド21によるセンシング範囲を広く確保することができる。
(第3実施形態)
以下に、第3実施形態に係る軸受装置(以下「軸受装置200」とする)を説明する。ここでは、軸受装置200と異なる点を説明し、重複する説明は繰り返さない。
図6は、軸受装置300の断面図である。図6に示されるように、軸受装置300は、円錐ころ軸受10と、センサ20と、回転軸30と、ハウジング40とを有している。円錐ころ軸受10は、内輪11と、外輪12と、円錐ころ13と、保持器14とを有している。センサ20は、センサヘッド21と、配線22とを有している。これらの点に関し、軸受装置300の構成は、軸受装置200の構成と共通している。
しかしながら、軸受装置300の構成は、センサ20の構成の詳細に関し、軸受装置200と異なっている。より具体的には、センサ20は、筒状部材23を有してない。軸受装置300は、固定部材50をさらに有している。固定部材50は、例えば、ボルトである。
センサヘッド21は、外輪12の径方向及び軸方向に沿った移動が規制されるように、固定部材50によりハウジング40に固定されている。これにより、外輪12がクリープしたとしても、センサヘッド21が外輪12と共回りしないため、配線22の断線を防止することができる。
<軸受装置300の変形例>
図7は、変形例に係る軸受装置300の断面図である。図7に示されるように、軸受装置300は、軸方向抜け止め部材60を有している。軸方向抜け止め部材60は、基部61と、突出部62及び突出部63とを有している。
基部61は、その長手方向において、第1端61aと、第2端61bとを有している。軸方向抜け止め部材60は、第1端61aが第2幅面12bから突出するとともに、第2端61bが第1幅面12aから突出するように、外輪12とハウジング40との間に挿入されている。基部61は、外輪12(外周面12d)に当接している。突出部62及び突出部63は、ハウジング40に当接するように、基部61から突出している。軸方向抜け止め部材60は、基部61が外輪12に当接するとともに、突出部62及び突出部63がハウジング40に当接することにより、外輪12の径方向及び軸方向における移動が規制されている。
センサヘッド21は、止め輪等により、第2端61bに取り付けられている。上記のとおり、外輪12の径方向及び軸方向における軸方向抜け止め部材60の移動が規制されているため、軸方向抜け止め部材60に取り付けられたセンサヘッド21も、外輪12の径方向及び軸方向における軸方向抜け止め部材60の移動が規制されている。これにより、外輪12がクリープしたとしても、センサヘッド21が外輪12と共回りしないため、配線22の断線を防止することができる。
以上のように本発明の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むことが意図される。
上記の実施形態は、センサを有する軸受装置に特に有利に適用される。
10 円錐ころ軸受、11 内輪、11a 第1幅面、11b 第2幅面、11c 内周面、11d 外周面、11da 内輪軌道面、12 外輪、12a 第1幅面、12b 第2幅面、12c 内周面、12ca 外輪軌道面、12d 外周面、13a 第1端面、13b 第2端面、13c 外周面、13d 傾斜面、14 保持器、14a 内周面、14b 外周面、14ba 凹部、14c ポケット、20 センサ、21 センサヘッド、21a 検知面、21b 平坦面、21c 当接面、21d 突出部、22 配線、23 筒状部材、30 回転軸、30a 外周面、40 ハウジング、50 固定部材、60 軸方向抜け止め部材、61 基部、61a 第1端、61b 第2端、62,63 突出部、100,200,300 軸受装置、A1,A2,A3 中心軸。

Claims (5)

  1. 内輪と、前記内輪の外側に配置されている外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置されている円錐ころと、前記内輪と前記外輪との間に配置され、前記円錐ころを保持している保持器とを有する円錐ころ軸受と、
    前記保持器の回転を検知するセンサヘッドを有するセンサとを備え、
    前記内輪は、第1内周面と、第1外周面とを含み、
    前記外輪は、前記第1外周面に対向している第2内周面と、第2外周面と、前記外輪の軸方向における端面であり、前記第2内周面及び前記第2外周面に連なっている第1幅面及び第2幅面とを含み、
    前記第2内周面は、前記第1幅面側から前記第2幅面側に向かうにしたがって前記外輪の中心軸との距離が短くなるように前記中心軸に対して傾斜しており、
    前記センサヘッドは、前記第1幅面に当接されており、
    前記センサヘッドは、前記保持器と対向している検知面を有し、
    前記保持器は、前記第1外周面と対向している第3内周面と、前記第2内周面と対向している第3外周面とを含み、
    前記第3外周面には、前記第3内周面側に向かって窪む凹部が形成されており、
    前記検知面と前記凹部の底面とは、平行になっており、
    前記凹部が形成される前記第3外周面の部分は、前記検知面に対して傾斜している、軸受装置。
  2. 前記センサヘッドは、前記外輪の径方向において、前記円錐ころよりも前記外輪の中心軸から離れた位置にある、請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記センサヘッドは、前記第1幅面に当接することにより前記外輪の軸方向における前記センサヘッドの位置決めを行う当接面を含む平坦面と、前記平坦面から前記外輪の軸方向に沿って突出し、前記第2外周面と当接することにより前記外輪の径方向における前記センサヘッドの位置決めを行う突出部とを有する、請求項1又は請求項に記載の軸受装置。
  4. 前記外輪が取り付けられるハウジングをさらに備え、
    前記センサヘッドは、前記外輪の周方向及び前記外輪の径方向に沿った移動が規制されるように前記ハウジングに取り付けられている、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の軸受装置。
  5. 前記外輪が取り付けられるハウジングをさらに備え、
    前記センサは、前記センサヘッドに接続されている配線と、筒状部材とをさらに有し、
    前記配線は、前記筒状部材の内部を通って前記センサヘッドから前記ハウジングの外部へと引き出されている、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の軸受装置。
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