JP7205599B2 - ネットワーク管理システム、管理装置、中継装置、方法およびプログラム - Google Patents

ネットワーク管理システム、管理装置、中継装置、方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明の一態様は、ネットワーク管理システム、管理装置、中継装置、方法およびプログラムに関する。
近年のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)技術の普及により、製造業、自動車業(自動運転支援)、農業などの様々な分野で、多種多様なセンサを活用したデータ収集とその解析が進んでいる。IoTでは、ネットワークに接続されたセンサなどのデバイス(以下、「センシングデバイス」または「データを送信可能な端末」とも言う)から生成されるデータがクラウド上に収集され、種々のアプリケーションのために活用されている。
センシングデバイスは、種類が多様であり、その台数も膨大である。また、センシングデバイスによって生成されるデータの種類も多様であり、生成されたデータを活用するアプリケーションの種類も多様である。IoTによる価値創出をさらに高めるためには、多種多様なデータを組み合わせて活用することが不可欠であり、異なる分野のサービス間で横断的にデータを流通させ活用する技術の実現に対する要望が高まっている(例えば、非特許文献1参照)。
従来、多種多様なデータを取得可能なセンサ機能をもつセンシングデバイスからのデータは、無線ネットワークや固定ネットワークを介して、いったんデータベースサーバに送信され蓄積される。データベースサーバは、センシングデバイスから受信したデータを、時間やデバイスIDをキーとしてデータベースに蓄積する。ここで、データを利用しようとするアプリケーションサーバは、データベースに蓄積されたデータの中から、アプリケーションの動作に必要な特定のデータを選択して取得する必要がある。例えば、アプリケーションサーバ上のアプリケーションは、データベースに対してSQLなどのクエリを発行して、必要なデータを取得する。データベースには過去から現在に至るまでの各時間のデータが格納されているため、特定の時間のデータのみを条件付きで取得することもできる。また、特定のデバイスIDを持つデータのみを条件付きで取得することもできる。
ところが、データベースには、データサイズ、取得日時、取得頻度が異なるデータが大量に蓄積されているので、各アプリケーションがデータベースから必要な特定のデータを選択(検索)し抽出するには長い時間を要することになり、効率的ではない。
また、センシングデバイスから送信されるデータは、データサイズや取得頻度がそれぞれ異なっている。各デバイスから送信されるデータサイズが大きい場合や、デバイスの台数が多い場合、センシングデバイスから送信されるデータ送信量が大きくなってしまい、センシングデバイスとサーバの間、サーバとアプリケーションの間など、各ネットワーク区間の輻輳を招いていた。
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ネットワークの輻輳を軽減しつつ、センシングデバイスから送信される多種多様なデータを効率的に取得できるようにする、ネットワーク管理技術を提供することにある。
上記課題を解決するためにこの発明の第1の態様は、データを送信可能な複数の端末、上記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および上記複数の端末と上記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置にあって、プロセッサと、当該プロセッサに接続されたメモリとを備えており、上記プロセッサが、上記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、上記要求を上記メモリに記憶させ、上記複数の端末と上記中継装置の間のネットワーク性能、上記中継装置の負荷、または上記中継装置と上記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視し、当該監視の結果および上記メモリに記憶された上記要求に基づいて、上記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを上記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合し、指示された送信頻度で送信するよう、上記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、当該データの統合方法および統合されたデータの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、上記中継装置に送信し、上記監視の結果に基づいて、上記複数の端末から上記中継装置に送信するデータ形式を制御するための制御信号を生成し、上記複数の端末に送信する、ようにしたものである。
この発明の第2の態様は、上記第1の態様において、上記プロセッサがさらに、上記監視の結果に基づいて、上記複数の端末から上記中継装置へのデータ送信頻度を制御するための制御信号を生成し上記複数の端末に送信するようにしたものである。
この発明の第3の態様は、データを送信可能な複数の端末、上記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および上記複数の端末と上記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置にあって、プロセッサと、当該プロセッサに接続されたメモリとを備えており、上記プロセッサが、上記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、上記要求を上記メモリに記憶させ、上記複数の端末と上記中継装置の間のネットワーク性能、上記中継装置の負荷、または上記中継装置と上記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視し、当該監視の結果および上記メモリに記憶された上記要求に基づいて、上記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを上記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合し、指示された送信頻度で送信するよう、上記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、当該データの統合方法および統合されたデータの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、上記中継装置に送信し、上記メモリに記憶された上記要求に基づいて、上記複数の端末から上記中継装置に送信すべきデータの種類を制御するための制御信号を生成し、上記複数の端末に送信する、ようにしたものである。
この発明の第4の態様は、第1または第3の態様に係る管理装置が実行する管理方法に係るものである。
この発明の諸態様によれば、複数の端末から送信された多種多様なデータは、いったん、複数の端末と宛先装置との間に配置された中継装置によって取得される。そして、当該中継装置において、ネットワーク管理装置からの指示に応じて、宛先装置ごとにデータが振り分けられ統合されたのち、中継装置から各宛先装置へと統合データとして直接送信される。このため、各宛先装置は、多種多様かつ膨大なデータを蓄積するデータベースの中から特定のデータを検索することなく、必要とするデータを効率的に取得することができる。これにより、宛先装置の処理負荷を大きく低減できるとともに、データを利用する宛先装置内のアプリケーションの応答性を向上させることができる。また、中継装置と宛先装置との間のトラヒックも必要最小限に抑えることができるので、ネットワークの輻輳を低減することができる。
この発明の他の態様によれば、ネットワーク管理装置により、中継装置に関連するネットワークの性能が監視され、その監視の結果に応じて、データを送信する端末または中継装置に対して送信量を制御するための制御信号が送信される。したがって、ネットワークの性能の監視の結果、ネットワークまたは中継装置の負荷が増大していると判定されたときには、負荷を軽減するように端末または中継装置からの送信量を制御できるので、ネットワーク全体の輻輳ならびに中継装置自体の処理負荷を柔軟にかつ効果的に軽減することができる。
すなわちこの発明の各態様によれば、ネットワークの輻輳を軽減しつつ、端末から送信される多種多様なデータを効率的に取得できる、ネットワーク管理技術を提供することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るネットワーク管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、この発明の一実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、この発明の一実施形態に係る管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 図4は、この発明の一実施形態に係る中継サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、この発明の一実施形態に係る中継サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 図6は、図1に示したネットワーク管理システムにおける制御信号の流れの一例を示すシーケンス図である。 図7は、図1に示したネットワーク管理システムにおけるデータフローの一例を示す図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
(1)システム
図1は、この発明の第1の実施形態に係るネットワーク管理システム100の全体構成を示す図である。このシステム100は、通信ネットワークNW1,NW2,NW3を介して互いに通信可能な、データを送信可能な端末としての複数のセンシングデバイスSD1,SD2,SD3,・・・SDn(以下、まとめて「センシングデバイスSD」とも言う)と、宛先装置としての宛先サーバDSV1,DSV2,・・・DSVn(以下、まとめて「宛先サーバDSV」とも言う)と、中継装置としての中継サーバ20と、これらの装置を含むネットワーク全体の管理を担う管理装置としての管理サーバ10とを備えている。
通信ネットワークNW1,NW2,NW3は、例えばインターネットに代表されるIP(Internet Protocol)網と、このIP網に対しアクセスするための複数のアクセス網とから構成される。アクセス網としては、光ファイバーを使用した有線網はもとより、例えば3Gまたは4G等の規格の下で動作する携帯電話網や、無線LAN(Local Area Network)等が用いられる。なお、通信ネットワークNW1,NW2,NW3は、別個のネットワークである必要はなく、NW1,NW2およびNW3のうちの2つまたは3つが単一のネットワークを構成するものであってもよい。以下、これらの通信ネットワークNW1,NW2,NW3をまとめてネットワークNWと言う。
データを送信可能な端末としての各センシングデバイスSDは、例えば、複数のセンサ機能を有するIoT関連デバイスであり、製造業、自動車業(自動運転)、農業、医療、ヘルスケア、流通業、金融業、その他のサービス業など、任意の分野において種々のデータを収集するものであってよい。センシングデバイスSDは、収集したデータをネットワークNWを介して中継サーバ20に送信する。センシングデバイスSDはまた、ネットワークNWを介して管理サーバ10によって動作を管理されている。
宛先サーバDSVは、アプリケーションサーバやデータベースサーバ(例えば、サービス事業者がWeb上で管理運用するサーバを含む)など、センシングデバイスSDによって収集されたデータに基づいて所定の処理を行うものである。宛先サーバDSVは、ネットワークNWを介して中継サーバ20から必要なデータを受信する。宛先サーバDSVはまた、ネットワークNWを介して管理サーバ10によって動作を管理されている。
中継サーバ20は、例えばサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ等からなり、センシングデバイスSDと宛先サーバDSVとの間にネットワークNWを介して配置され、センシングデバイスSDによって収集されたデータを受信し、宛先サーバDSVの各々に中継する働きをする。中継サーバ20はまた、ネットワークNWを介して管理サーバ10によって動作を管理されている。
この実施形態では、中継サーバ20は、ネットワークNWを介して、センシングデバイスSDから送信されたデータを受信し、管理サーバ10から指示を受信し、当該指示に基づいて、各宛先サーバDSVによって必要とされるデータを識別し、分類し、統合し、記憶したのち、宛先サーバDSVに送信することができる。この実施形態では、データの統合とは、同じデータ生成日時をもつ複数種類のデータを、ZIP等の圧縮技術を用いて1つのアーカイブにまとめることを指す。中継サーバ20はまた、管理サーバ10からの指示に基づいて、統合されたデータに優先順位をつけて宛先サーバDSVへ中継することもできる。例えば、宛先サーバDSVのうち、アプリケーションサーバASVへ優先的に統合データを送信し、データベースサーバDBSVへはネットワークやサーバの負荷に余裕があるときに統合データを送信するなどの優先制御を行うことができる。
管理サーバ10は、ネットワークNWを介して、センシングデバイスSD、中継サーバ20、および宛先サーバDSVと通信し、それらの動作を管理および制御する。したがって、管理サーバ10の管理対象は、ネットワークNWに限定されない。以下で、管理サーバ10および中継サーバ20の構成についてさらに説明する。
(2)管理サーバ
(2-1)ハードウェア構成
図2は、図1に示した管理サーバ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
管理サーバ10は、例えばサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ等からなり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサ12Aを有する。そして、このハードウェアプロセッサ12Aに対し、プログラムメモリ12B、データメモリ13、および通信インタフェース11を、バス15を介して接続したものとなっている。
通信インタフェース11は、ネットワークNWを介して種々の装置との間でデータの送受信を可能にする。通信プロトコルは、ネットワークNWで規定されるプロトコルが使用される。通信インタフェース11は、例えば1つ以上の有線または無線の通信インタフェースを含む。有線インタフェースとしては、例えば有線LANが使用され、また無線インタフェースとしては、例えば無線LANやBluetooth(登録商標)などの小電力無線データ通信規格を採用したインタフェースが使用される。
プログラムメモリ12Bは、記憶媒体として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリとを組み合わせて使用したもので、各種処理を実行するために必要なプログラムが格納されている。
データメモリ13は、記憶媒体として、例えば、HDDまたはSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリとを組み合わせて使用したもので、各種処理を行う過程で取得および作成されたデータを記憶するために用いられる。
(2-2)ソフトウェア構成
図3は、図1に示した管理サーバ10のソフトウェア構成を、図2に示したハードウェア構成と関連付けて示すブロック図である。
管理サーバ10は、上述のように、ネットワークNWを介して、データを送信可能な端末としてのセンシングデバイスSD1,...SDn、中継サーバ20、ならびに宛先サーバDSVとしてのアプリケーションサーバASV1,...ASVn(まとめて「アプリケーションサーバASV」とも言う)およびデータベースサーバDBSV1,...DBSVn(まとめて「データベースサーバDBSV」とも言う)と通信可能である。上述のように、センシングデバイスSDには多種多様なデバイスが含まれ得る。各アプリケーションサーバASVは、それぞれ1つまたは複数のアプリケーションを含むことができる。同様に、各データベースサーバDBSVは、それぞれ1つまたは複数のデータベースを含むことができる。また、宛先サーバDSVには、アプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSV以外にも、センシングデバイスSDによって送信されたデータを活用する種々の装置が含まれ得る。
データメモリ13の記憶領域は、センシングデバイス情報記憶部131と、デバイス・中継サーバ間NW性能記憶部132と、中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW性能記憶部133と、中継サーバ・データベースサーバ間NW性能記憶部134と、中継サーバ情報記憶部135と、アプリケーションサーバ情報記憶部136と、データベースサーバ情報記憶部137とを備える。
センシングデバイス情報記憶部131は、各センシングデバイスSDに関する情報、例えば、各センシングデバイスSDが生成するデータの種類や送信頻度などの情報を格納するために使用される。
デバイス・中継サーバ間NW性能記憶部132は、各センシングデバイスSDと中継サーバ20との間のネットワーク性能に関する情報を格納するために使用される。
中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW性能記憶部133は、中継サーバ20とアプリケーションサーバASVとの間のネットワーク性能に関する情報を格納するために使用される。
中継サーバ・データベースサーバ間NW性能記憶部134は、中継サーバ20とデータベースサーバDBSVとの間のネットワーク性能に関する情報を格納するために使用される。NW性能記憶部132~133は、別個のものである必要はなく、一体の記憶部であってもよい。
中継サーバ情報記憶部135は、中継サーバ20に関する情報、例えば、中継サーバ20の負荷情報(例えば、中継サーバ20における受信データ量や、センシングデータの一時格納に占有されている記憶領域の割合など)を格納するために使用される。
アプリケーションサーバ情報記憶部136は、各アプリケーションサーバASVに関する情報、例えば、各アプリケーションサーバASVが必要とするデータに関する情報を格納するために使用される。
データベースサーバ情報記憶部137は、各データベースサーバDBSVに関する情報、例えば、各データベースサーバDBSVが格納するデータに関する情報を格納するために使用される。
処理部12は、上記ハードウェアプロセッサ12Aと、上記プログラムメモリ12Bとから構成され、ソフトウェアによる処理機能部として、センシングデバイス管理部121と、ネットワーク性能監視部122と、中継サーバ管理部123と、アプリケーションサーバ管理部124と、データベースサーバ管理部125とを備える。これらの処理機能部は、いずれもプログラムメモリ12Bに格納されたプログラムを、上記ハードウェアプロセッサ12Aに実行させることにより実現される。処理部12は、また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(field-programmable gate array)などの集積回路を含む、他の多様な形式で実現されてもよい。
センシングデバイス管理部121は、中継サーバ20の配下にあるすべてのセンシングデバイスSDの情報を管理するとともに、中継サーバ管理部123と互いに連携して各センシングデバイスSDから送信されるデータ形式やデータ送信の頻度を調整する機能を有しており、センシングデバイス情報取得部1211と、センシングデータ送信制御部1212とを備える。
センシングデバイス情報取得部1211は、各センシングデバイスSDの情報を通信インタフェース11を介して取得し、取得した情報をセンシングデバイス情報記憶部131に格納する処理を行う。取得される各センシングデバイスSDの情報としては、例えば、デバイスID、デバイスが生成するデータの種類、データの形式、データの送信頻度などが含まれる。
センシングデータ送信制御部1212は、センシングデバイスSDに対する制御信号の送信制御部として機能し、各センシングデバイスSDに対し、データの送信頻度および送信するデータの形式などを指示する信号を送信する処理を行う。例えば、中継サーバ20に大量のデータが到着し、中継サーバ20の負荷が一定以上になった場合に、センシングデバイスSDからのデータ送信の頻度を下げたり、データ形式をよりデータサイズの小さいものにすることで、中継サーバ20の負荷を下げることができる。各センシングデバイスSDは、センシングデータ送信制御部1212から指示されたデータの送信頻度とデータの形式に従って、中継サーバ20に対してデータを送信する。
ネットワーク性能監視部122は、管理サーバ10または中継サーバ20に関連するネットワークの性能を監視するものであり、この実施形態では、各ネットワーク区間の性能情報を把握するために、デバイス・中継サーバ間NW監視部1221と、中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW監視部1222と、中継サーバ・データベースサーバ間NW監視部1223とを備える。ネットワーク性能としては、例えば、ネットワークの最大帯域幅や現在の使用率などの性能情報を監視することができる。あるいは、中継サーバ20の受信または送信ポートにおける受信/送信データの単位時間あたりのバイト数(bytes/sec)をネットワーク性能として監視してもよい。ネットワーク性能監視部122は、さらに、ネットワークの輻輳を軽減するように各センシングデバイスSDまたは中継サーバ20からの最適な送信頻度を算出し、算出された最適な頻度の値をセンシングデバイス管理部121に通知することもできる。
デバイス・中継サーバ間NW監視部1221は、各センシングデバイスSDと中継サーバ20との間のネットワーク性能を監視する処理を行う。
中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW監視部1222は、中継サーバ20と各アプリケーションサーバASVとの間のネットワーク性能を監視する処理を行う。
中継サーバ・データベースサーバ間NW監視部1223は、中継サーバ20と各データベースサーバDBSVとの間のネットワーク性能を監視する処理を行う。
中継サーバ管理部123は、中継サーバ20の負荷を監視するとともに、中継サーバ20上でデータを統合する方法を管理し、その統合方法について中継サーバ20に指示する処理を行うものであり、中継サーバ負荷監視部1231と、データ統合指示部1232と、中継制御部1233とを備える。
中継サーバ負荷監視部1231は、中継サーバ20の負荷を監視する処理をするものであり、中継サーバ20の受信データ量やメモリの空き容量を監視するなど、中継サーバ20の負荷を直接監視することができる。あるいは、中継サーバ負荷監視部1231は、ネットワーク性能監視部122による監視結果に基づいて中継サーバ20の負荷を間接的に推定するものであってもよい。中継サーバ負荷監視部1231はさらに、中継サーバ20の負荷が所定のしきい値を超えたか否かを判定することができる。
データ統合指示部1232は、中継データ指示部として機能し、各宛先サーバDSVからの要求に基づいて、宛先サーバDSVごとに中継すべきデータの属性について中継サーバ20に対して指示する処理を行う。データの属性には、例えば、データの取得日時、データを収集し送信したセンシングデバイスのID、データの種類、データの形式などが含まれる。データ統合指示部1232は、中継サーバ20に対し、宛先サーバDSVごとに中継すべきデータを識別し、振り分け、統合するよう指示する信号を生成して送信する。この実施形態では、データ統合指示部1232は、アプリケーションサーバASVに中継すべきデータ(アプリケーション用のデータ)の統合の方法と、データベースサーバDBSVに中継すべきデータ(データベース用のデータ)の統合の方法を、中継サーバ20に対して指示する処理を行う。例えば、データ統合指示部1232は、中継サーバ20に対し、特定のアプリケーションサーバASV1のために、特定の期間に取得された特定のデータ形式を有するデータを選択して統合するよう指示することができる。
中継制御部1233は、中継サーバ20に対する制御信号の送信制御部として機能し、各ネットワーク性能および中継サーバ20の負荷の監視結果に基づいて、中継サーバ20から各宛先サーバDSVへの送信(中継)を制御する処理を行う。例えば、中継制御部1233は、ネットワーク性能が低下したと判定されたら、通信量を抑制するため、宛先サーバDSVごとに優先順位を設定し、優先順位の高い宛先サーバには高い送信頻度で、優先順位の低い宛先サーバには低い送信頻度で送信するよう指示する制御信号を生成して、中継サーバ20に送信することができる。
このように、中継サーバ管理部123は、センシングデバイス管理部121と互いに連携することで、ネットワークおよび中継サーバ20の負荷を調整する機能を有する。例えば、中継サーバ20に大量のデータが到着し、中継サーバ20の負荷が一定以上になった場合に、センシングデバイスSDからのデータ送信頻度を下げたり、データの形式をデータサイズの小さい形式にしたりすることで、中継サーバ20の負荷を下げることができる。
アプリケーションサーバ管理部124は、宛先サーバDSVのうちアプリケーションサーバASVに含まれる各アプリケーションが、センシングデバイスSDのどのデータを必要としているかを管理する。アプリケーションサーバ管理部124は、例えば、各アプリケーションサーバASVから各アプリケーションが必要とするデータ(またはその属性)に関する要求を要求受付部として受け付け、受け付けた要求に含まれる情報をアプリケーションサーバ情報記憶部136に格納する処理を行う。また、アプリケーションサーバ管理部124は、要求を受け付けた旨を中継サーバ管理部123に通知する処理を行う。なお、アプリケーションサーバ管理部124が管理するアプリケーションサーバASVは、1つであっても複数であってもよい。
データベースサーバ管理部125は、宛先サーバDSVのうちデータベースサーバDBSVに含まれる各データベースにセンシングデバイスSDのどのデータを蓄積しなければならないかを管理する。データベースサーバ管理部125は、例えば、各データベースサーバDBSVから各データベースに蓄積すべきデータに関する要求を要求受付部として受け付け、受け付けた要求に含まれる情報をデータベースサーバ情報記憶部137に格納する処理を行う。また、データベースサーバ管理部125は、要求を受け付けた旨を中継サーバ管理部123に通知する処理を行う。なお、データベースサーバ管理部125が管理するデータベースサーバDBSVは、1つであっても複数であってもよい。
(3)中継サーバ
(3-1)ハードウェア構成
図4は、図1に示した中継サーバ20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
中継サーバ20は、例えばサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ等からなり、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサ22Aを有する。そして、このハードウェアプロセッサ22Aに対し、プログラムメモリ22B、データメモリ23、および通信インタフェース21を、バス25を介して接続したものとなっている。
通信インタフェース21は、ネットワークNWを介して種々の装置との間でデータの送受信を可能にする。通信プロトコルは、ネットワークNWで規定されるプロトコルが使用される。通信インタフェース21は、例えば1つ以上の有線または無線の通信インタフェースを含む。有線インタフェースとしては、例えば有線LANが使用され、また無線インタフェースとしては、例えば無線LANやBluetooth(登録商標)などの小電力無線データ通信規格を採用したインタフェースが使用される。
プログラムメモリ22Bは、記憶媒体として、例えばHDDやSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM等の不揮発性メモリとを組み合わせて使用したもので、各種処理を実行するために必要なプログラムが格納されている。
データメモリ23は、記憶媒体として、例えば、HDDまたはSSD等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、RAM等の揮発性メモリとを組み合わせて使用したもので、各種処理を行う過程で取得および作成されたデータを記憶するために用いられる。
(3-2)ソフトウェア構成
図5は、図1に示した中継サーバ20のソフトウェア構成を、図4に示したハードウェア構成と関連付けて示すブロック図である。
中継サーバ20は、上述のように、ネットワークNWを介して、センシングデバイスSD1,...SDn、管理サーバ10、ならびに宛先サーバDSVとしてのアプリケーションサーバASV1,...ASVnおよびデータベースサーバDBSV1,...DBSVnと通信可能である。上述のように、センシングデバイスSDには多種多様なデバイスが含まれ得る。各アプリケーションサーバASVは、それぞれ1つまたは複数のアプリケーションを含むことができる。同様に、各データベースサーバDBSVは、それぞれ1つまたは複数のデータベースを含むことができる。また、宛先サーバDSVには、アプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSV以外にも、センシングデバイスSDによって送信されたデータを活用する種々の装置が含まれ得る。
データメモリ23の記憶領域は、センシングデータ記憶部231と、データ統合指示記憶部232と、中継指示記憶部233とを備える。
センシングデータ記憶部231は、各センシングデバイスSDから取得されたデータをデバイスIDや時刻情報などとともに格納するために使用される。
データ統合指示記憶部232は、管理サーバ10から受信した、宛先サーバDSVごとに中継すべきデータの統合に関する指示を格納するために使用される。
中継指示記憶部233は、管理サーバ10から受信した、中継サーバ20から各宛先サーバDSVへの中継(送信)に関する指示を格納するために使用される。
処理部22は上記ハードウェアプロセッサ22Aと、上記プログラムメモリ22Bとから構成され、ソフトウェアによる処理機能部として、情報取得部221と、中継データ処理部222とを備える。これらの処理機能部は、いずれもプログラムメモリ22Bに格納されたプログラムを、上記ハードウェアプロセッサ22Aに実行させることにより実現される。処理部22は、また、ASICやFPGAなどの集積回路を含む、他の多様な形式で実現されてもよい。
情報取得部221は、種々の情報を取得するためのものであり、センシングデータ取得部2211と、データ統合指示取得部2212と、中継指示取得部2213とを備える。
センシングデータ取得部2211は、各センシングデバイスSDから送信されたデータを通信インタフェース21を介して取得し、センシングデータ記憶部231に格納する処理を行う。
データ統合指示取得部2212は、管理サーバ10から通信インタフェース21を介して、各宛先サーバDSVに中継すべきデータの統合に関する指示を取得し、データ統合指示記憶部232に格納する処理を行う。
中継指示取得部2213は、管理サーバ10から通信インタフェース21を介して、中継サーバ20から各宛先サーバDSVへのデータの中継(送信)に関する指示を取得し、中継指示記憶部233に格納する処理を行う。
中継データ処理部222は、情報取得部221によって取得された種々の情報に基づいて中継データに対して各種の処理を行うものであり、データ統合部2221と、中継データ送信制御部2222とを備える。
データ統合部2221は、データ統合指示記憶部232に記憶されたデータ統合指示を読み出し、当該指示に基づいて、各宛先サーバDSVがどのような情報を必要としているかを識別する。そして、センシングデータ記憶部231に格納された複数種類のデータの中に各宛先サーバDSVが必要としているデータが含まれる場合には、それらを読み出し、宛先サーバDSVごとに振り分け、統合する処理を行う。統合されたデータは、中継データ送信制御部2222に出力される。あるいは、統合されたデータは、図示しない記憶部にいったん蓄積されてもよい。
中継データ送信制御部2222は、中継指示記憶部233に記憶された中継指示を読み出し、当該指示に基づいて、各宛先サーバDSVへのデータの中継を制御する処理を行う。例えば、中継データ送信制御部2222は、中継指示に基づいて、宛先サーバDSVごとに指定された送信頻度または送信優先度にしたがって、統合されたデータを各宛先サーバDSVに中継(送信)する。
各センシングデバイスSDから送信されたデータサイズが大きい場合やセンシングデバイスSDの台数が多い場合、受信したすべてのセンシングデータを高い優先度で中継すれば、ネットワークの輻輳をまねくおそれがある。その場合にも、中継サーバ20からの送信(中継)を制御することによって、例えば、ネットワーク性能に応じて、センシングデバイスSDから送信された複数種類のデータの中から特定のデータのみを高優先で送信したり、特定のデバイスIDを持つデバイスのデータのみを高優先で送信したりすることにより、ネットワークの輻輳を軽減することができる。
なお、本発明のネットワーク管理システム100は、コンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
(動作)
次に、以上のように構成されたネットワーク管理システム100の各装置による情報処理動作を説明する。図6はその処理手順と処理内容を示すシーケンス図であり、図7は当該システム100内のデータフローを示す図である。
図6および図7に示したネットワーク管理システム100は、データを送信可能な端末としての複数のセンシングデバイスSDと、宛先装置または宛先サーバとしてのアプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSVと、センシングデバイスSDとアプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSVとの間に配置された中継サーバ20と、これらと通信可能な管理サーバ10とを含む。図6および図7において、センシングデバイスSDと中継サーバ20の間、中継サーバ20と宛先サーバ(アプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSV)の間、ならびにセンシングデバイスSD、中継サーバ20および宛先サーバの各々と管理サーバ10との間に、あらかじめネットワークを介して通信が確立されているものとする。
各センシングデバイスSDは、この実施形態では、複数種類のデータ(気温、湿度、画像、音声など)を取得可能なセンサ機能をもつデバイスである。これら複数種類のデータは、それぞれデータサイズや取得できる頻度が異なっている。例えば、気温データは小さいサイズのデータであり、1秒ごとに取得することができるが、画像データは大きいサイズのデータであり、1分ごとに取得することができる。この実施形態では、簡単のために、デバイスSD1,...SDnは同じ機能を有し、同じ4つの種類のデータA,データB,データC,データDを生成するものとする。なお、アプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSVは、それぞれ、複数拠点に分散していてもよい。
複数のセンシングデバイスSDは、それぞれ、デバイス識別IDや取得日時を表す情報とともに、あらかじめ設定された送信頻度およびデータ形式で種々のデータを中継サーバ20へと送信する。
これらのデータは、中継サーバ20により、ステップS101において取得され、センシングデータ記憶部231に記憶される。
一方、ステップS102において、管理サーバ10は、各宛先サーバDSVから(この実施形態ではアプリケーションサーバASV1,...ASVnおよびデータベースサーバDBSV1,...DBSVnの各々から)、それぞれアプリケーションサーバ管理部124およびデータベースサーバ管理部125の制御の下、必要とするデータに関する要求を受け付けている。アプリケーションサーバ管理部124は、管理下にある各アプリケーションが必要とするデータに関する情報を取得し、アプリケーションサーバ情報記憶部136に格納するとともに、中継サーバ管理部123に通知する。データベースサーバ管理部125は、管理下にある各データベースが格納する必要のあるデータに関する情報を取得し、データベースサーバ情報記憶部137に格納するとともに、中継サーバ管理部123に通知する。
この実施形態では、図7に示されるように、アプリケーションサーバASV1に含まれるアプリケーション#1の動作に必要なデータは、データA,データB,データC,データDのうち、データAおよびデータBの2種類であり、データベースサーバDBSV1に含まれるデータベース#1にはデータA,データB,データC,データDの4種類が必要である。なお、図6における中継サーバ20によるデータの取得と、管理サーバ10による要求の受付けの順序は、説明の便宜上示したものにすぎず、それぞれ任意のタイミングおよび任意の順序で実施されてよい。
アプリケーションサーバ管理部124およびデータベースサーバ管理部125を通じて各宛先サーバDSVからの要求を受信した管理サーバ10は、要求に基づいて、中継サーバ管理部123の制御の下、ステップS103において、中継サーバ20に対し、宛先サーバDSVごとに中継すべきデータの統合を指示するデータ統合指示を生成し送信する。例えば、管理サーバ10は、アプリケーション#1向けにはデータAとデータBを統合し、データベース#1向けにはデータA,データB,データC,データDを統合するように、中継サーバにデータ統合指示を送信する。
このデータ統合指示を受信した中継サーバ20は、データ統合部2221の制御の下、ステップS104において、センシングデバイスSDから送信された複数種類のデータのうち宛先サーバDSVごとに必要なデータをセンシングデータ記憶部231から選択的に読み出し、組み合わせる処理を行う。例えば、中継サーバ20は、アプリケーションサーバASV1に含まれるアプリケーション#1のために、センシングデバイスSDから送信された複数種類のデータの中からデータAとデータBを読み出し、1つのファイルとしてアーカイブ(圧縮)する処理を行う。同様に、中継サーバ20は、データ統合部2221の制御の下、データベースサーバDBSV1に含まれるデータベース#1が必要とするデータA,データB,データC,データDをセンシングデータ記憶部231から選択的に読み出し、1つのファイルとして統合する処理を行う。
なお、アプリケーションサーバASV1に複数のアプリケーションが含まれる場合、各アプリケーション用にデータを選択して統合し、さらにそれらをアプリケーションサーバASV1用に再統合することも可能である。
一方、管理サーバ10は、ステップS105において、ネットワーク性能監視部122の制御の下、ネットワークの最大帯域や現在の使用率など、ネットワーク性能の監視を行い、ネットワークに十分な帯域があるかないかを判定する。監視対象のネットワークには、任意のネットワークを含めることができるが、この実施形態では、ステップS105において、便宜上、中継サーバと各宛先サーバDSVとの間のネットワークを監視しているものとする。
管理サーバ10は、ステップS106において、ネットワーク性能監視部122および中継サーバ管理部123の制御の下、ネットワーク性能の監視結果に基づいて通信経路の負荷を軽減するように中継サーバ20の動作を制御するためのデータ中継指示を生成し、その指示を中継サーバ20に対して送信することができる。例えば、ネットワークに十分な帯域がないと判定された場合、管理サーバ10は、ネットワークの輻輳をまねくことなく中継サーバ20からアプリケーションサーバASVへ優先的にデータを中継させるため、中継サーバ20からデータベースサーバDBSVへ送信するデータの送信頻度を下げるようにとの指示を生成し、中継サーバ20に送信することができる。
管理サーバ10からデータ中継指示を受信した中継サーバ20は、次いで、ステップS107において、当該指示に従って、各宛先サーバDSVへと統合データを中継(送信)する。例えば、中継サーバ20は、データベースサーバDSBVへの送信頻度を下げ、アプリケーションサーバASVへ優先的にデータを送信する。これにより、ネットワークの輻輳をまねくことなく、効率的にアプリケーションサーバへデータを中継することができる。
また一方、管理サーバ10は、ステップS108において、各センシングデバイスSDと中継サーバ20との間のネットワーク性能および中継サーバ20の負荷を監視している。例えば、管理サーバ10は、中継サーバ負荷監視部1231の制御の下、中継サーバ20におけるデータ受信量を監視する。
ネットワーク性能が低下した、または中継サーバ20のデータ受信量が一定のしきい値を超えたと判定された場合、管理サーバ10は、センシングデバイスSDから中継サーバ20への送信量を抑制するための処理を行うことができる。すなわち、管理サーバ10は、ステップS109において、センシングデータ送信制御部1212の制御の下、最適な送信頻度または送信データ形式について指示するデータ送信指示を生成し、各センシングデバイスSDに送信することができる。なお、ステップS108~S109の処理は、図示したタイミングだけに限定されず、任意のタイミングで随時行うことができる。
管理サーバ10からこのデータ送信指示を受信した各センシングデバイスSDは、指示された送信頻度またはデータ形式に基づいて、引き続き中継サーバ20にデータを送信する。
なお、上述のように、図6に示した処理は、説明の便宜上、例示的な順序で示したものにすぎない。各処理は、図6の例に限定されず、任意のタイミングで随時実施することができる。
(効果)
以上述べたように、第1の実施形態においては、IoTに活用される情報を含むデータをネットワークを介して利用する際に、データを取得するセンシングデバイスSDとデータを利用する宛先サーバDSVとの間に中継サーバ20を配置し、通信経路上で複数種類のデータを統合するようにしている。これにより、多種多様かつ膨大なセンシングデバイスSDからのデータを効率よく収集し、様々なアプリケーションに対して的確かつスケーラブルに送受信するデータ交換を実現することができる。
すなわち、センシングデバイスSDからのデータを蓄積してアプリケーションに利用するというユースケースにおいて、中継サーバ20上でデータの振分けおよび統合を行うことにより、アプリケーションサーバASVやデータベースサーバDBSVに効率的にデータを中継できるようになる。アプリケーションサーバASVは、自分が必要としているデータのみが中継サーバ20から届くため、データベースに蓄積された大量のデータの中から必要なデータを検索する必要がない。膨大な台数のセンシングデバイスSDからデータが送信される場合でも、中継サーバ20が必要なデータのみを振り分けて中継するので、各アプリケーションは、データを効率的かつ直接的に取得できるようになる。上記第1の実施形態によれば、管理サーバ10は、管理下にあるアプリケーションの種類が増えた場合でも、中継サーバ20上で各アプリケーションに最適なデータ統合を行い、中継サーバ20から各アプリケーションサーバASVに効率的にデータを送信することができる。
また、センシングデバイスから送信されるデータサイズが大きい場合や、デバイスの台数が多い場合に、データ送信量が大きくなってしまい、センシングデバイスからデータベースまでのネットワーク区間が輻輳するという問題があった。しかし、上記第1の実施形態のように、センシングデバイスSDと宛先サーバDSVとの間に中継サーバ20を設け、中継サーバ20においてセンシングデバイス管理部121と中継サーバ管理部123とを互いに連携させることにより、ネットワーク性能に応じて各センシングデバイスSDから送信されるデータの形式や送信の頻度を調整することができる。例えば、中継サーバ20に大量のデータが到着し、ネットワークまたは中継サーバ20の負荷が一定の閾値を超えた場合に、センシングデバイスSDからのデータ送信頻度を下げたり、データの形式をデータサイズの小さい形式にしたりすることで、各ネットワークおよび中継サーバ20の負荷を軽減することができる。すなわち、上記第1の実施形態では、ネットワーク性能監視部122が各センシングデバイスSDから中継サーバ20までのネットワークの性能をセンシングデバイス管理部121に通知することにより、管理サーバ10は、各センシングデバイスSDから送信されるデータの送信頻度を最適な値に制御できるようになり、ネットワークの輻輳を回避することができる。
また同様に、ネットワーク性能監視部122が中継サーバ20から各宛先サーバDSVまでのネットワークの性能を中継サーバ管理部123に通知することにより、管理サーバ10は、中継サーバ20から中継(送信)されるデータの送信頻度または送信優先度を最適に制御できるようになり、中継サーバ20と宛先サーバDSVとの間のネットワークの輻輳を回避することができる。さらに、上述のように、中継サーバ20から各宛先サーバDSVへのデータの中継に優先順位を設定することにより、輻輳を回避しつつ、通信リソースの利用効率を向上させることもできる。
このように、第1の実施形態によれば、多種多様な情報が膨大なセンシングデータとして取得されるIoT環境において、通信経路上で複数の種類のデータを統合することにより、効率的にデータを利用することができる。これにより、多種多様なデータを異なる分野のサービス間で横断的に流通させ活用することができ、IoTにおけるさらなる価値創出をもたらすことが期待される。
[第2の実施形態]
この発明の第2の実施形態に係るネットワーク管理システム100は、ネットワーク通信機能を有する自動車の運転支援システムである。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態に関して図1~図7を参照して説明したのと同じ構成を採用することができる。以下では、第2の実施形態について、第1の実施形態と同じ符号を使用して説明し、第1の実施形態と重複する詳細な説明は省略する。
この発明の第2の実施形態に係るネットワーク管理システム100は、一例として以下のように実施することができる。
センシングデバイスSD:自動車
NW1:携帯電話網
NW2,NW3:光ファイバー網
中継サーバ20:エッジサーバ
アプリケーションサーバASV1:運転司令機能を有するサーバ
アプリケーションサーバASV2:(移動物体も記載した)動的地図の作成・配信機能を有するサーバ
データベースサーバDBSV1:事故/渋滞マップを格納するサーバ
データベースサーバDBSV2:標識/白線マップを格納するサーバ
一般に、自動車SDには、GPS受信機やジャイロセンサ、カメラ、LiDAR測距センサなど、複数のセンサが搭載され、自車位置や周囲の状況をセンシングする。また、自動車SDには、通信機能を有する車載器(図示せず)が搭載され、この車載器が、これらのセンサデータを収集するとともに、エンジンの回転数やアクセル開度、ブレーキ圧、ハンドルの操舵角といった車両内部の情報についても、CAN(Controller Area Network)通信パケットをミラーリングして収集する。車載器は、収集したデータを、携帯電話網NW1などを通じて、エッジサーバ20に対して送信する。
ここで、センサデータの生成頻度は、位置情報が毎秒10回程度、カメラ画像が毎秒24~60フレーム程度、LiDAR点群データが毎秒5~20フレーム程度、とセンサ種別によって異なり、CANパケットの発生頻度は車種や年式によっても異なる。
データサイズの観点では、カメラ画像やLiDAR点群は数MByteと大きいため、データ送信に時間が掛かる。一方で、CANパケットは数Byteと非常に小さいため、データ送信は短時間で済む。それゆえ、自動車SDにおいて同時刻に取得されたカメラ画像とCANパケットであっても、送達完了時刻にはズレが生じやすい。
また、宛先サーバDSVによって要求されるデータの取得頻度は、用途により大きく異なる。例えば、運転指令機能の用途では可能な限り高頻度にデータを取得することが望ましい。他方で、動的地図の作成用途では数秒に1回、事故/渋滞マップの更新用途では数分に1回、標識/白線マップの更新用途では数日~数ヶ月に1回のデータ取得で十分である。
さらに、取得するデータの網羅性についても、全車両からのデータ収集が必要な用途と、内容の重複したデータを排除すべき用途がある。例えば、運転司令機能では全車両からデータを収集することが必須である。一方、動的地図の作成や事故/渋滞マップの更新では、各車両の位置や進行方向などの情報に基づきセンシング範囲が重複しないデータのみを収集すれば十分であり、データ分析処理の負荷軽減の観点からも内容の重複したデータは除外することが望ましい。
このような複雑な要求に対応するため、従来は、全てのセンサデータを自動車SDから回収してデータベースに蓄積し、各アプリケーションサーバASVは、データベースサーバDBSVに対してSQLクエリを発行して必要なデータを取得していた。このようなアプローチでは、データベースが肥大化してデータ検索に時間が掛かるばかりでなく、生成されたセンサデータ全てが携帯電話網に流れ込むため、走行車両数の時間変動に起因する携帯電話網への負荷変動を制御することができなかった。
第2の実施形態に係るネットワーク管理システム100では、管理サーバ10のアプリケーションサーバ管理部124は、ステップS102において、第1の実施形態で説明したのと同様に、各アプリケーションサーバASVから各アプリケーションが必要とするデータに関する要求を受け付け、受け付けた要求に含まれる情報をアプリケーションサーバ情報記憶部136に格納する処理を行う。ここで、第2の実施形態では、例えば、運転指令機能を有するアプリケーションサーバASV1は、すべての車両から、可能な限り高頻度に、データを収集することを要求する。一方、動的地図の作成・配信機能を有するアプリケーションサーバASV2は、すべての車両からのデータ収集を必要とせず、各車両の位置や進行方向などの情報に基づきセンシング範囲が重複しないデータのみを数秒に1回程度の頻度で収集することを要求する。
また、第2の実施形態に係るネットワーク管理システム100では、管理サーバ10のデータベースサーバ管理部125は、ステップS102において、第1の実施形態で説明したのと同様に、各データベースサーバDBSVから各データベースに蓄積すべきデータに関する要求を受け付け、受け付けた要求に含まれる情報をデータベースサーバ情報記憶部137に格納する処理を行う。ここで、第2の実施形態では、例えば、事故/渋滞マップを格納するデータベースサーバDBSV1は、マップ更新のために、数分に1回程度のデータ送信を要求する。一方、標識/白線マップを格納するデータベースサーバDBSV2は、数日~数か月に1回程度のデータ送信を要求し、したがって、自動車SDからエッジサーバ20へのデータ送信は、任意の時間帯に行われることができる。またこれらのデータベースサーバDBSV1およびDBSV2は、全車両からのデータ収集を必要とせず、やはり各車両の位置や進行方向などの情報に基づきセンシング範囲が重複しないデータのみを収集すれば十分である。
したがって、管理サーバ10は、上記のような要求に応答して、センシングデータ送信制御部1212の制御の下、センシングデバイスとしての自動車SDに対し、必要なデータを必要な頻度またはタイミングで中継サーバ(エッジサーバ)20に送信するよう指示する制御信号を生成し、ステップS109において自動車SDに送信することができる。例えば、管理サーバ10は、センシングデータ送信制御部1212の制御の下、各自動車SDに対して、中継サーバ20に送信すべきデータの種類、中継サーバ20に送信すべき送信頻度、および中継サーバ20に送信すべき時間帯またはタイミングを指示する制御信号を生成し送信することができる。
このとき、管理サーバ10は、ネットワーク性能監視部122から得られる監視結果をもとに、制御信号における指示の詳細、例えば、データの属性(データサイズやデータ形式など)、送信頻度、送信時間帯、送信タイミング等を調整することが可能である。特に、第2の実施形態に係る管理サーバ10は、デバイス・中継サーバ間NW監視部1221の監視結果に基づいて、携帯電話網としてのネットワークNW1の負荷制御をすべく、各自動車SDに対して制御信号を生成し送信することができる。
例えば、携帯電話網NW1の負荷が高いと判定された場合、管理サーバ10は、センシングデータ送信制御部1212の制御の下、各自動車SDに対して、データを圧縮してから中継サーバ20に送るよう指示することができ、送信頻度を下げるよう指示することができ、または送信時間帯を深夜時間帯から早朝時間帯に変更するよう指示することができる。あるいは管理サーバ10は、センシングデータ送信制御部1212の制御の下、各自動車SDに対して、画像データは夜間にまとめて送信し、CANパケットは10分おきなどの特定の頻度で送信するなど、データ形式に応じた送信を行うよう指示することもできる。
制御信号を受信した各自動車SDは、指示にしたがって、例えばサンプリング周波数を変更してデータサイズを調整し、指示されたタイミングで中継サーバ20に送信することができる。各自動車SDはまた、車載器の記憶部にセンシングデータを蓄積しておき、管理サーバ10からの制御信号で指示された時間帯にまとめて送信することができる。
また、管理サーバ10は、各自動車SDに対して異なる制御信号を送信するように構成されてもよい。例えば、管理サーバ10は、ランダムに抽出された自動車SDに対して、一定時間中継サーバ20への送信を停止するように指示することもできる。この指示を受け取った自動車SDは、指示された期間、センシングデータの送信を停止する。管理サーバ10は、自動車SDに対し、送信停止期間のセンシングデータを破棄するように指示してもよいし、記憶部に蓄積しておいて送信再開時にまとめて送信するように指示してもよい。
(効果)
第2の実施形態に係る発明によれば、管理サーバ10は、宛先サーバDSVからの要求に応じて必要なデータだけを中継サーバ20に送信するよう各センシングデバイスSDに指示することができる。このように、アプリケーションが必要とする最低限のセンサデータだけを選択的に収集できるので、携帯電話網NW1への負荷を最小限に抑えることができる。また、標識/白線マップの更新に用いる画像などリアルタイム性が重要でないデータに関しては、通信帯域に余裕のある深夜時間帯にまとめて送信することで、携帯電話網NW1の負荷平準化も期待できる。
また、本発明では、複数のデータを統合してひとかたまりにした上で宛先サーバDSVに送達するため、後段のアプリケーションではデータの待ち合わせ処理を行う必要がなく、これに起因する処理遅延も発生しない。
さらに、本発明のデータ統合機能の副次的な効果として、微小なデータを送信する際のTCP/IP通信のオーバーヘッドを削減し、ネットワークの利用効率を改善することができる。これは、複数のデータをまとめることで、ペイロードを増やしてパケット長を伸ばし、パケット全体に占めるヘッダの割合を低減できるためである。
[他の実施形態]
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、中継サーバ20から各宛先サーバDSVへのデータの送信について、宛先サーバDSVごとに送信の優先順位を設定するものとして説明したが、他の観点から優先順位を設定することもできる。例えば、センシングデバイスSDの種類やデバイスIDごとに、センシングデータの種類ごとに、または宛先サーバDSVの種類ごとに優先順位を設定することもできる。優先順位は、あらかじめ定めておくこともでき、動的に調整できるようにしてもよい。あるいは、ネットワーク性能に応じた複数の条件を設定しておき、例えば、トラヒックが一定量を超えるときには優先順位の高い中継だけが実行されるように構成することも可能である。これにより、アプリケーションの応答性の制御やリソースの利用効率の管理を柔軟に行うことができる。
また、管理サーバ10または中継サーバ20の各部による具体的な処理は、上記実施形態で説明した内容に限定されない。例えば、上記実施形態では、管理サーバ10のネットワーク性能監視部122が、ネットワークが輻輳しないような最適なデータ送信頻度を算出するものとして説明したが、管理サーバ10のセンシングデータ送信制御部1212、中継サーバ負荷監視部1231、中継制御部1233など、他の処理部によって実施されてもよく、これらの組合せによって実施されてもよい。
また、上記実施形態においては、複数の端末もしくはセンシングデバイスSD、単一の中継装置もしくは中継サーバ20、複数のアプリケーションサーバASV、複数のデータベースサーバDBSV、複数のアプリケーションおよび複数のデータベースが存在するものとして説明したが、これらは単一であっても複数であってもよい。また、管理サーバ10の機能の一部を中継サーバ20に設ける、または中継サーバ20の機能の一部を管理サーバ10に設けることも考えられる。また、中継サーバ20におけるデータの統合は、アプリケーションごと、アプリケーションサーバごと、データベースごと、データベースサーバごとなど、任意の単位で統合するように設計することも可能である。
さらに、上記実施形態では、センシングデバイスSDから送信されたデータを中継サーバ20が中継する先の宛先サーバDSVとして、アプリケーションサーバASVおよびデータベースサーバDBSVを例示して説明したが、他のサーバまたは装置を含めることもできる。
その他、センシングデバイスSDおよびセンシングデータの種類等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
(付記)
上記各実施形態の一部または全部は、特許請求の範囲のほか以下の付記に示すように記載することも可能であるが、これに限られない。
[C1]
データを送信可能な複数の端末と、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置と、前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と、前記複数の端末、前記複数の宛先装置、および前記中継装置と通信可能な管理装置とを具備する、ネットワーク管理システムであって、
前記管理装置は、
前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付ける要求受付部と、
前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性について指示する中継データ指示信号を生成し前記中継装置に送信する、中継データ指示部と
を備え、
前記中継装置は、
前記管理装置から送信された前記中継データ指示信号を取得する指示信号取得部と、
前記中継データ指示信号に基づいて、前記複数の端末から送信されたデータのうち、前記複数の宛先装置の各々について中継すべきデータを識別し統合する、データ統合部と、
前記統合されたデータを前記複数の宛先装置の各々に送信する、中継データ送信制御部とを備える、ネットワーク管理システム。
[C2]
前記管理装置は、
前記ネットワークの性能を監視する、ネットワーク性能監視部と、
前記ネットワークの性能の監視結果に基づいて、前記複数の端末からのデータ送信量および前記中継装置からのデータ送信量の少なくとも一方を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末および前記中継装置の少なくとも一方に送信する、送信制御部とをさらに備える、上記C1に記載のネットワーク管理システム。
[C3]
データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置であって、
前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付ける要求受付部と、
前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性について指示する中継データ指示信号を生成し前記中継装置に送信する、中継データ指示部とを具備する管理装置。
[C4]
データを送信可能な複数の端末と、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置であって、
前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータについて指示する中継データ指示信号を取得する指示信号取得部と、
前記中継データ指示信号に基づいて、前記複数の端末から送信されたデータのうち、前記複数の宛先装置の各々について中継すべきデータを識別し統合する、データ統合部と、
前記統合されたデータを前記複数の宛先装置の各々に送信する、中継データ送信制御部とを具備する中継装置。
[C5]
データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置が実行する方法であって、
前記管理装置が、前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付ける過程と、
前記管理装置が、前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性について指示する中継データ指示信号を生成し前記中継装置に送信する過程とを備える、方法。
[C6]
データを送信可能な複数の端末と、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置が実行する方法であって、
前記中継装置が、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータについて指示する中継データ指示信号を取得する過程と、
前記中継装置が、前記中継データ指示信号に基づいて、前記複数の端末から送信されたデータのうち、前記複数の宛先装置の各々について中継すべきデータを識別し統合する過程と、
前記中継装置が、前記統合されたデータを前記複数の宛先装置の各々に送信する過程とを備える、方法。
[C7]
上記C3に記載の管理装置の各部による処理をプロセッサに実行させるプログラム。
[C8]
上記C4に記載の中継装置の各部による処理をプロセッサに実行させるプログラム。
[C9]
前記ネットワークの性能を監視する、ネットワーク性能監視部と、
前記ネットワークの性能の監視結果に基づいて、前記複数の端末からのデータ送信量および前記中継装置からのデータ送信量の少なくとも一方を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末および前記中継装置の少なくとも一方に送信する、送信制御部とをさらに備える、上記C3に記載の管理装置。
[C10]
前記ネットワークの性能を監視する、ネットワーク性能監視部と、
前記ネットワークの性能の監視結果に基づいて、前記複数の端末からのデータ送信頻度および前記中継装置からのデータ送信頻度の少なくとも一方を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末および前記中継装置の少なくとも一方に送信する、送信制御部とをさらに備える、上記C3に記載の管理装置。
[C11]
前記複数の宛先装置の各々に対して優先順位を設定し、当該優先順位に応じて前記複数の宛先装置へのデータ送信を制御するよう指示する制御信号を生成し前記中継装置に送信する、送信制御部をさらに備える、上記C3に記載の管理装置。
[C12]
各宛先装置が必要とするデータに関する前記要求に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信すべきデータの種類、前記複数の端末から前記中継装置への送信頻度、および前記複数の端末から前記中継装置への送信時間帯のうちの少なくとも1つを制御するための制御信号を生成し前記複数の端末に送信する、送信制御部をさらに備える、上記C3に記載の管理装置。
[C13]
データを送信可能な複数の端末(SD)と、前記複数の端末(SD)から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置(DSV)と、前記複数の端末(SD)と前記複数の宛先装置(DSV)との間にネットワークを介して配置される中継装置(20)と、前記複数の端末(SD)、前記複数の宛先装置(DSV)、および前記中継装置(20)と通信可能な管理装置(10)とを具備する、ネットワーク管理システム(100)であって、
前記管理装置(10)は、
前記複数の宛先装置(DSV)から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付けるように構成された、要求受付部(124,125)と、
前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置(DSV)ごとに中継すべきデータの属性について指示する中継データ指示信号を生成し前記中継装置に送信するように構成された、中継データ指示部(1232)と
を備え、
前記中継装置(20)は、
前記管理装置から送信された前記中継データ指示信号を取得するように構成された、指示信号取得部(2212)と、
前記中継データ指示信号に基づいて、前記複数の端末から送信されたデータのうち、前記複数の宛先装置の各々について中継すべきデータを識別し統合するように構成された、データ統合部(2221)と、
前記統合されたデータを前記複数の宛先装置の各々に送信するように構成された、中継データ送信制御部(2222)とを備える、
ネットワーク管理システム。
[C14]
上記C13記載のシステムにおいて使用される管理装置(10)。
[C15]
前記ネットワークの性能を監視するように構成された、ネットワーク性能監視部(122)と、
前記ネットワークの性能の監視結果に基づいて、前記複数の端末からのデータ送信量および前記中継装置からのデータ送信量の少なくとも一方を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末および前記中継装置の少なくとも一方に送信するように構成された、送信制御部(1212,123)とをさらに備える、上記C14に記載の管理装置(10)。
[C16]
前記ネットワークの性能を監視するように構成された、ネットワーク性能監視部(122)と、
前記ネットワークの性能の監視結果に基づいて、前記複数の端末からのデータ送信頻度および前記中継装置からのデータ送信頻度の少なくとも一方を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末および前記中継装置の少なくとも一方に送信するように構成された、送信制御部(1212,1233)とをさらに備える、上記C14に記載の管理装置(10)。
[C17]
前記複数の宛先装置の各々に対して優先順位を設定し、当該優先順位に応じて前記複数の宛先装置へのデータ送信を制御するよう指示する制御信号を生成し前記中継装置に送信するように構成された、送信制御部(1233)をさらに備える、上記C14に記載の管理装置(10)。
[C18]
各宛先装置が必要とするデータに関する前記要求に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信すべきデータの種類、前記複数の端末から前記中継装置への送信頻度、および前記複数の端末から前記中継装置への送信時間帯のうちの少なくとも1つを制御するための制御信号を生成し前記複数の端末に送信するように構成された、送信制御部(1233)をさらに備える、上記C14に記載の管理装置(10)。
[C19]
上記C13記載のシステムにおいて使用される中継装置(20)。
[C20]
上記C13記載のシステムの管理装置(10)により実施される方法であって、
前記管理装置が、前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付けることと、
前記管理装置が、前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性について指示する中継データ指示信号を生成し前記中継装置に送信することとを備える方法。
[C21]
上記C13記載のシステムの中継装置(20)により実施される方法であって、
前記中継装置が、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータについて指示する中継データ指示信号を取得することと、
前記中継装置が、前記中継データ指示信号に基づいて、前記複数の端末から送信されたデータのうち、前記複数の宛先装置の各々について中継すべきデータを識別し統合することと、
前記中継装置が、前記統合されたデータを前記複数の宛先装置の各々に送信することとを備える方法。
[C22]
コンピュータによって実行されたときに、上記C20記載の方法をコンピュータに実行させる命令を備えるプログラム。
[C23]
コンピュータによって実行されたときに、上記C21記載の方法をコンピュータに実行させる命令を備えるプログラム。
10…管理サーバ
11…通信インタフェース
12…処理部
12A…ハードウェアプロセッサ
12B…プログラムメモリ
13…データメモリ
15…バス
20…中継サーバ
21…通信インタフェース
22…処理部
22A…ハードウェアプロセッサ
22B…プログラムメモリ 23…データメモリ
25…バス
100…ネットワーク管理システム
121…センシングデバイス管理部
122…ネットワーク性能監視部
123…中継サーバ管理部
124…アプリケーションサーバ管理部
125…データベースサーバ管理部
131…センシングデバイス情報記憶部
132…デバイス・中継サーバ間NW性能記憶部
133…中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW性能記憶部
134…中継サーバ・データベースサーバ間NW性能記憶部
135…中継サーバ情報記憶部
136…アプリケーションサーバ情報記憶部
137…データベースサーバ情報記憶部
221…情報取得部
222…中継データ処理部
231…センシングデータ記憶部
232…データ統合指示記憶部
233…中継指示記憶部
1211…センシングデバイス情報取得部
1212…センシングデータ送信制御部
1221…デバイス・中継サーバ間NW監視部
1222…中継サーバ・アプリケーションサーバ間NW監視部
1223…中継サーバ・データベースサーバ間NW監視部
1231…中継サーバ負荷監視部
1232…データ統合指示部
1233…中継制御部
2211…センシングデータ取得部
2212…データ統合指示取得部
2213…中継指示取得部
2221…データ統合部
2222…中継データ送信制御部

Claims (6)

  1. データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置であって、
    プロセッサと、当該プロセッサに接続されたメモリとを備えており、
    前記プロセッサが、
    前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、前記要求を前記メモリに記憶させ、
    前記複数の端末と前記中継装置の間のネットワーク性能、前記中継装置の負荷、または前記中継装置と前記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視し、
    記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを前記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合するデータ統合指示を生成し、前記中継装置に送信し、前記監視の結果に基づいて、指示された送信頻度で送信するよう、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、前記統合されたファイルの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、前記中継装置に送信し、
    前記監視の結果に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信するデータ形式を制御するための制御信号を生成し、前記複数の端末に送信する、
    ように構成された、管理装置。
  2. 前記プロセッサがさらに、
    前記監視の結果に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置へのデータ送信頻度を制御するための制御信号を生成し前記複数の端末に送信する、
    ように構成された、請求項1に記載の管理装置。
  3. データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な管理装置であって、
    プロセッサと、当該プロセッサに接続されたメモリとを備えており、
    前記プロセッサが、
    前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、前記要求を前記メモリに記憶させ、
    前記複数の端末と前記中継装置の間のネットワーク性能、前記中継装置の負荷、または前記中継装置と前記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視し、
    記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを前記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合するデータ統合指示を生成し、前記中継装置に送信し、前記監視の結果に基づいて、指示された送信頻度で送信するよう、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、前記統合されたファイルの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、前記中継装置に送信し、
    前記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信すべきデータの種類を制御するための制御信号を生成し、前記複数の端末に送信する、
    ように構成された、管理装置。
  4. データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な、プロセッサおよびメモリを備える管理装置が実行する管理方法であって、
    前記管理装置が、前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、前記要求を前記メモリに記憶させることと、
    前記管理装置が、前記複数の端末と前記中継装置の間のネットワーク性能、前記中継装置の負荷、または前記中継装置と前記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視することと、
    前記管理装置が、前記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを前記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合するデータ統合指示を生成し、前記中継装置に送信し、前記監視の結果に基づいて、指示された送信頻度で送信するよう、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、前記統合されたファイルの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、前記中継装置に送信することと、
    前記管理装置が、前記監視の結果に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信するデータ形式を制御するための制御信号を生成し、前記複数の端末に送信することと、
    を備える管理方法。
  5. データを送信可能な複数の端末、前記複数の端末から送信されたデータに基づいてそれぞれ所定の処理を行う複数の宛先装置、および前記複数の端末と前記複数の宛先装置との間にネットワークを介して配置される中継装置と通信可能な、プロセッサおよびメモリを備える管理装置が実行する管理方法であって、
    前記管理装置が、前記複数の宛先装置から、各宛先装置が必要とするデータに関する要求を受け付け、前記要求を前記メモリに記憶させることと、
    前記管理装置が、前記複数の端末と前記中継装置の間のネットワーク性能、前記中継装置の負荷、または前記中継装置と前記複数の宛先装置との間のネットワーク性能を監視することと、
    前記管理装置が、前記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータを前記複数の端末から送信されたデータから選択的に読み出し、1つのファイルとして統合するデータ統合指示を生成し、前記中継装置に送信し、前記監視の結果に基づいて、指示された送信頻度で送信するよう、前記複数の宛先装置ごとに中継すべきデータの属性、前記統合されたファイルの送信頻度について指示する中継データ指示信号を生成し、前記中継装置に送信することと、
    前記管理装置が、前記メモリに記憶された前記要求に基づいて、前記複数の端末から前記中継装置に送信すべきデータの種類を制御するための制御信号を生成し、前記複数の端末に送信することと、
    を備える管理方法。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の管理装置の各処理をプロセッサに実行させるためのプログラム。
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