JP6047794B2 - 中継装置、中継システム及び中継方法 - Google Patents
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Description
このような問題に対して、サーバやネットワークの負荷を軽減させる技術が複数提案されている。例えば、ノードからサーバへの送信間隔を制御することにより、サーバ側の処理負荷を軽減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、子ノードのデータを親ノードで集約してサーバに送信することにより、ネットワークの負荷を軽減する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図1は、本実施形態における中継システムのシステム構成を示す図である。本実施形態の中継システムは、複数のノード10−1〜10−3、GW(Gate Way)機器20、サーバ30及びネットワーク50を備える。なお、以下の説明では、ノード10−1〜10−3について特に区別しない場合には、ノード10と記載する。
GW機器20は、ノード10とネットワーク50との間で通信の中継を行う中継装置である。GW機器20は、ノード10から送信されたセンサデータを、ネットワーク50を介してサーバ30に送信する。
センサネットワーク40は、複数のノード10によって形成される。
ネットワーク50は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク50はインターネットを用いて構成されてもよい。
制御部202は、GW機器20の各機能部を制御する。
集約数算出部204は、MSSの値と取得されたヘッダーサイズ及びボディサイズの各値とを用いて、集約可能数を算出する。集約可能数とは、自装置(GW機器20)からサーバ30に対して送信される一つのパケットに集約できるセンサデータの数を表す。
送信間隔算出部206は、集約数算出部204によって算出された集約可能数と、受信間隔算出部205によって算出された受信間隔とに基づいて、自装置(GW機器20)からサーバ30に対してセンサデータを送信する送信間隔を算出する。例えば、送信間隔算出部206は、集約可能数の値と受信間隔の値とを乗算した値を送信間隔として算出する。送信間隔算出部206は、算出した送信間隔をタイマー管理部208に通知する。
バッファリングオプションが記述されている場合、解析部207は取得したセンサデータをデータベース209に蓄積する。この際、解析部207は、取得したセンサデータに対応するリクエストURLをインデックスとして、センサデータをデータベース209に蓄積する。
一方、バッファリングオプションが記述されていない場合、解析部207は取得したセンサデータをサーバ30に送信するためのリクエストメッセージの生成を生成部210に指示する。
生成部210は、取得されたリクエストメソッドとリクエストURIとリクエストボディとを用いて第一のリクエストメッセージを生成する。具体的には、生成部210は、ヘッダにリクエストメソッドとリクエストURIとを格納し、ボディ部分にリクエストボディを格納することによって第一のリクエストメッセージを生成する。第一のリクエストメッセージは、ノード10から送信された一つのセンサデータが格納されたリクエストメッセージである。
また、生成部210は、タイマー管理部208からタイマーの満了が通知されると、データベース209に記録されているセンサデータを用いて第二のリクエストメッセージを生成する。第二のリクエストメッセージは、複数のセンサデータが格納されたリクエストメッセージである。具体的には、まず、生成部210は、データベース209からタイマー満了が通知されたリクエストURLに対応するセンサデータを取得する。次に、生成部210は、取得したセンサデータを用いてリクエストボディを生成する。その後、生成部210は、リクエストメソッドとリクエストURIと生成されたリクエストボディとを用いて第二のリクエストメッセージを生成する。
以上で、リクエストメッセージのセンサデータを追加する方法についての説明を終了する。
図4に示すリクエストメッセージでは、リクエストメッセージのヘッダ部分“c”にバッファリングオプション「Buffering:on」が記述されていない。したがって、図4に示すリクエストメッセージのセンサデータは、データベース209に蓄積されない。この場合、図4に示すクエストメッセージは、サーバ30に送信される。
まず、GW機器20の通信部201は、Synパケットをサーバ30に送信する(ステップS101)。この際、通信部201は、自装置(GW機器20)とサーバ30との通信に使用されるMSSの値をSynパケットに格納する。次に、通信部201は、サーバ30からSyn/Ackパケットを受信する(ステップS102)。この際、通信部201は、受信したSyn/Ackパケットに格納されているMSSの値を取得する。そして、通信部201は、サーバ30に対してAckパケットを送信する(ステップS103)。ステップS101〜ステップS103の処理を行うことによってGW機器20とサーバ30との接続が確立される。
次に、取得部203は、一定期間の間、ノード10からサーバ30に対して送信されているセンサデータのパケットを収集する(ステップS105)。取得部203は、収集したパケットからヘッダーサイズ及びボディサイズの各値を取得する(ステップS106)。具体的には、取得部203は、取得したパケットのHTTPヘッダのサイズとペイロードに格納されているセンサデータのサイズを取得する。
GW機器20の通信部201は、ノード10から周期的に送信されるリクエストメッセージを受信する(ステップS201)。解析部207は、受信されたリクエストメッセージを解析する(ステップS202)。具体的には、解析部207は、受信されたリクエストメッセージに格納されているリクエストメソッド、リクエストURL、リクエストURI及びセンサデータの各値を取得する。その後、解析部207は、ヘッダ部分にバッファリングオプションが記述されているか否かを判定する(ステップS203)。バッファリングオプションが記述されている場合(ステップS203−YES)、解析部207は取得したリクエストURLをインデックスとしてデータベース209を検索する。そして、解析部207は、検索されたリクエストURLのセンサデータの後に、ステップS203の処理で取得したセンサデータをデータベース209に蓄積する(ステップS204)。
また、ステップS204の処理後に、生成部210は、センサデータを蓄積したことを示す情報を含むレスポンスメッセージを生成する(ステップS206)。通信部201は、生成されたレスポンスメッセージをノード10に送信する(ステップS207)。
次に、生成部210は、タイマー満了が通知されると、データベース209を参照し、ステップS201の処理で受信したリクエストメッセージのリクエストメソッド、リクエストURIに対応するセンサデータを用いてリクエストボディを生成する。(ステップS212)。生成部210は、リクエストメソッドとリクエストURIと生成されたリクエストボディとを用いて第二のリクエストメッセージを生成する(ステップS213)。具体的には、ヘッダ部分にリクエストメソッド及びリクエストURIを格納し、ボディ部分にリクエストボディを格納することによって第二のリクエストメッセージを生成する。その後、通信部201は、生成された第二のリクエストメッセージをサーバ30に送信する(ステップS214)。
ノード10は、センサデータを含むリクエストメッセージをGW機器20に送信する(ステップS301)。GW機器20の通信部201は、ノード10から送信されたリクエストメッセージを受信する。その後、解析部207は、受信されたリクエストメッセージを解析する(ステップS302)。リクエストメッセージにバッファリングオプションが記述されている場合、解析部207はリクエストメッセージに格納されているセンサデータをデータベース209に蓄積する(ステップS303)。一方、リクエストメッセージにバッファリングオプションが記述されていない場合、生成部210は受信されたリクエストメッセージに基づいて、第一のリクエストメッセージを生成する。その後、通信部201は、生成された第一のリクエストメッセージをサーバ30に送信する。
ノード10は、センサデータを含むリクエストメッセージをGW機器20に送信する(ステップS307)。GW機器20の通信部201は、ノード10から送信されたリクエストメッセージを受信する。その後、解析部207は、受信されたリクエストメッセージを解析する(ステップS308)。
GW機器20の通信部201は、サーバ30から送信されたレスポンスメッセージを受信する。解析部207は、送信されたレスポンスメッセージを解析する(ステップS316)。生成部210は、レスポンスメッセージを生成する(ステップS317)。通信部201は、生成されたレスポンスメッセージをノード10に送信する(ステップS318)。
本実施例では、中継システムに存在するノード10の数は、三台であるが、ノード10の数が四台以上であっても良いし、ノード10の数が二台以下であっても良い。
また、本実施例では、中継システムに存在するGW機器20の数は、一台であるが、GW機器20の数は複数台で構成されても良い。
また、GW機器20がサーバ30に対して蓄積しているセンサデータを送信するタイミングは、上述のタイミングに限定される必要はない。例えば、GW機器20は、データベース209に蓄積されているセンサデータの数が、集約可能数を超過した場合にサーバ30にセンサデータを送信しても良い。また、ユーザによって送信間隔が設定されても良い。
また、本実施例では、センサデータをサーバ30に送信する中継装置としてGW機器20が使用されているが、これに限定される必要はなく、プロキシ機能を備えた中継装置であればどのような装置であっても良い。
バッファリングオプションは、リクエストメッセージのボディ部分に記述されても良い。
Claims (4)
- ノードから送信されたパケットに対して、蓄積する対象のデータであることを示す蓄積情報が付与されているか否か判定する解析部と、
前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを送信先ごとに蓄積して記憶するデータベースと、
前記データベースに記憶されている蓄積された前記パケットをサーバに送信する間隔を管理するタイマー管理部と、
前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていないと判定されたパケットをサーバに送信し、前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを前記間隔でサーバに送信する通信部と、
を備える中継装置。 - 前記パケットのサイズ情報を取得する取得部と、
自装置と前記サーバとの接続時に取得される前記パケットを送信可能な最大のサイズ情報と、前記パケットのサイズ情報とに基づいて、前記データベースに蓄積される前記パケットの集約可能数を算出する集約数算出部と、
を更に備え、
前記通信部は、前記集約可能数に基づいて、蓄積された前記パケットをサーバに送信する請求項1に記載の中継装置。 - 複数のノードと、前記ノードから送信されるパケットをサーバに中継する中継装置とを備えたシステムであって、
前記ノードは、
周囲の空間情報を表すデータを収集するセンサと、
前記センサによって収集された前記データを含むパケットを前記中継装置に送信する通信部と、
を備え、
前記中継装置は、
前記ノードから送信されたパケットに対して、蓄積する対象のデータであることを示す蓄積情報が付与されているか否か判定する解析部と、
前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを送信先ごとに蓄積して記憶するデータベースと、
前記データベースに記憶されている蓄積された前記パケットをサーバに送信する間隔を管理するタイマー管理部と、
前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていないと判定されたパケットをサーバに送信し、前記解析部によって前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを前記間隔でサーバに送信する通信部と、
を備える中継システム。 - ノードから送信されたパケットに対して、蓄積する対象のデータであることを示す蓄積情報が付与されているか否か判定する解析ステップと、
前記解析ステップにおいて前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを送信先ごとに蓄積してデータベースに記憶する記憶ステップと、
前記データベースに記憶されている蓄積された前記パケットをサーバに送信する間隔を管理するタイマー管理ステップと、
前記解析ステップにおいて前記蓄積情報が付与されていないと判定されたパケットをサーバに送信し、前記解析ステップにおいて前記蓄積情報が付与されていると判定されたパケットを前記間隔でサーバに送信する通信ステップと、
を有する中継方法。
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