JP7363486B2 - ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法 - Google Patents

ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7363486B2
JP7363486B2 JP2020000186A JP2020000186A JP7363486B2 JP 7363486 B2 JP7363486 B2 JP 7363486B2 JP 2020000186 A JP2020000186 A JP 2020000186A JP 2020000186 A JP2020000186 A JP 2020000186A JP 7363486 B2 JP7363486 B2 JP 7363486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
request
communication
communication device
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020000186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021111795A (ja
Inventor
有 水口
英幸 松田
譲 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2020000186A priority Critical patent/JP7363486B2/ja
Priority to US17/095,186 priority patent/US11483899B2/en
Publication of JP2021111795A publication Critical patent/JP2021111795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7363486B2 publication Critical patent/JP7363486B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0803Configuration setting
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0895Configuration of virtualised networks or elements, e.g. virtualised network function or OpenFlow elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/40Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks using virtualisation of network functions or resources, e.g. SDN or NFV entities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/50Network service management, e.g. ensuring proper service fulfilment according to agreements
    • H04L41/5041Network service management, e.g. ensuring proper service fulfilment according to agreements characterised by the time relationship between creation and deployment of a service
    • H04L41/5051Service on demand, e.g. definition and deployment of services in real time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/302Route determination based on requested QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/302Route determination based on requested QoS
    • H04L45/306Route determination based on the nature of the carried application
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • H04L47/2416Real-time traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/28Flow control; Congestion control in relation to timing considerations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/24Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
    • H04W40/28Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update for reactive routing

Description

本発明は、ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法に係わる。
近年、多数のIoT(Internet of Things)デバイスがネットワークに接続されている。例えば、監視カメラおよび気象センサなどがネットワークに接続されている。この場合、動画像データおよび気象データなどがネットワークを介して伝送される。そして、ネットワークに接続されるIoTデバイスの数は、今後もさらに増加していると考えられている。このため、ネットワークの輻輳を緩和する技術が検討されている。
ただし、コスト、設置スペース、消費電力などを考慮すると、物理的にネットワークリソースを増やす方法は好ましくない。このため、既存のネットワークリソースを効率的に使用する方法が提案されている。具体的には、ゲートウェイ装置の負荷が所定の閾値より高いときに、仮想計算機を増設し、増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末を決定する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。また、サービス要件データに従って、サービスカスタマイズ仮想ネットワークを作成する方法が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2016-086225号公報 特表2018-500817号公報
従来技術においては、必ずしも、ネットワークリソースの利用効率が十分に高くなっていない。例えば、ネットワーク全体でリソースの利用効率を最適化する方法は提案されていない。
本発明の1つの側面に係わる目的は、ネットワークリソースの利用効率を改善することである。
本発明の1つの態様のネットワークシステムは、複数の通信機器および前記複数の通信機器を制御する通信制御装置を備え、データ生成デバイスにより生成されるデータを処理する。前記通信制御装置は、前記データ生成デバイスにより生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置から受信する要求受信部と、前記要求受信部が受信した要求に係わるデータ生成デバイスとユーザ装置との間の経路を決定する経路決定部と、第1の要求に対応する第1の経路と第2の要求に対応する第2の経路とが互いに重なる重複経路の両端に実装される第1の通信機器および第2の通信機器を特定する通信機器特定部と、前記第1の要求および前記第2の要求に基づいて、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方が実行する機能を決定する機能決定部と、前記機能決定部により決定された機能を識別する情報を含む指示を、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方に送信する通信部と、を備える。前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方は、前記指示に基づいて、前記第1の要求および前記第2の要求に対応するデータを処理する。
上述の態様によれば、ネットワークリソースの利用効率が改善する。
IoTデータを伝送する方法の例を示す図(その1)である。 IoTデータを伝送する方法の例を示す図(その2)である。 IoTデータを伝送する方法の例を示す図(その3)である。 本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す図である。 仮想ゲートウェイおよびネットワークオーケストレータによるデータ処理方法の一例を示す図である。 仮想ゲートウェイおよびネットワークオーケストレータによるデータ処理方法の他の例を示す図である。 データフレームのフォーマットの一例を示す図である。 IoTデバイス、ユーザ装置、仮想ゲートウェイの機能の一例を示す図である。 ネットワークオーケストレータの機能の一例を示す図である。 経路決定部およびゲートウェイ特定部の処理の一例を示す図である。 接続情報管理テーブルの一例を示す図である。 ゲートウェイ機能管理テーブルの一例を示す図である。 ユーザ要求管理テーブルの一例を示す図である。 データ処理管理テーブルの一例を示す図である。 ネットワークオーケストレータの処理の一例を示すフローチャートである。 集約指示を生成する処理の一例を示すフローチャートである。 従来のルータによるデータ処理のシーケンスの一例を示す図である。 図5に示すデータ処理のシーケンスの一例を示す図である。 図6に示すデータ処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態においてIoTデータを処理する方法の一例を示す図である。 ユーザ要求管理テーブルおよびデータ処理管理テーブルの一例を示す図である。 図20に示すデータ処理のシーケンスの一例を示す図である。 仮想ゲートウェイ、ネットワークオーケストレータ、およびユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1~図3は、IoTデータを伝送する方法の例を示す。これらの例では、IoTデバイス1(1a~1c)により生成されるIoTデータは、ルータ3を介してユーザ装置2(2x~2y)に伝送される。IoTデバイス1は、例えば、監視カメラである。この場合、IoTデバイス1は、動画像データを生成して出力する。或いは、IoTデバイス1は、センサであってもよい。この場合、IoTデバイス1は、センサデータを生成して出力する。
IoTデバイス1aは、10秒間隔でIoTデータを出力する。すなわち、IoTデバイス1aは、時刻10、時刻20...において、それぞれデータa1、データa2...を出力する。IoTデバイス1bおよびIoTデバイス1cは、それぞれ、5秒間隔でIoTデータを出力する。すなわち、IoTデバイス1bは、時刻5、時刻10、時刻15...において、それぞれデータb1、データb2、データb3...を出力する。同様に、IoTデバイス1cは、時刻5、時刻10、時刻15...において、それぞれデータc1、データc2、データc3...を出力する。
図1に示す例では、各IoTデバイス1は、各ユーザ装置2に対してIoTデータを送信する。例えば、IoTデバイス1aは、ユーザ装置2xにデータaを送信すると共に、ユーザ装置2yにもデータaを送信する。ルータ3#1は、各IoTデバイス1a~1cから出力されるIoTデータを多重化する。ルータ3#1により多重化されたIoTデータは、ユーザ装置2xおよびユーザ装置2yを収容するルータ3#2に伝送される。ルータ3#2は、ルータ3#1から受信するIoTデータをユーザ装置毎に分離する。各IoTデータは、ユーザ装置2xおよびユーザ装置2yに転送される。そして、各ユーザ装置2x、2yは、受信データの中から所望のデータを取得する。ただし、この方法では、同じデータが重複して送信されるので、ネットワークリソースの利用効率が低い。
図2に示す例では、ルータ3がデータをコピーする機能を備える。この場合、各IoTデバイス1は、複数のユーザ装置がデータを受信する場合であっても、同じデータを重複して送信しない。そして、ルータ3#2は、受信データをコピーして複数のユーザ装置2に転送する。この結果、図1に示すケースと同様に、各ユーザ装置2x、2yは、所望のデータを取得できる。この方法においては、同じデータが重複して送信されないので、図1に示す方法と比較してネットワークリソースの利用効率が改善する。ただし、この方法であっても、利用者が所望しないデータが伝送されることもあるので、利用効率をさらに改善する余地がある。例えば、ユーザ装置2xの利用者がIoTデバイス1bのデータを必要とし、ユーザ装置2yの利用者がIoTデバイス1cのデータを必要とするものとする。この場合、IoTデバイス1aのデータは、不要であるが、ルータ3#1からルータ3#2へ伝送される。
図3に示す例では、各ユーザ装置2は、所望するデータを生成するIoTデバイス1に対してデータ送信を要求する。例えば、ユーザ装置2xは、IoTデバイス1bおよびIoTデバイス1cに対してデータ送信を要求し、ユーザ装置2yは、IoTデバイス1cに対してデータ送信を要求する。この場合、IoTデバイス1aはデータを送信しない。よって、図2を参照して説明した課題は解決し得る。ただし、IoTデバイス1cは、ユーザ装置2xにデータを送信すると共に、ユーザ装置2yにもデータを送信する。すなわち、不要なデータ送信が行われないが、同じデータが重複して送信されることがある。したがって、この方法であっても、利用効率を改善する余地がある。
<実施形態>
図4は、本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す。本発明の実施形態に係わるネットワークシステム100は、図4に示すように、複数の仮想ゲートウェイ10(10#1~10#3)およびネットワークオーケストレータ20を備える。
仮想ゲートウェイ10は、ネットワークシステム100の各ノードに実装される通信機器に相当する。この場合、通信機器は、例えば、プロセッサ、メモリ、および通信インタフェースを備えるコンピュータで実現される。また、仮想ゲートウェイ10は、アプリケーションプログラムを実行できる。アプリケーションプログラムは、通信機能を提供するプログラムおよびIoTデータを処理するプログラムを含む。IoTデータの処理は、IoTデータの分析、加工、蓄積、コピー、削除を含む。アプリケーションプログラムは、予め仮想ゲートウェイ10にインストールされてもよいし、ネットワークオーケストレータ20または不図示のプログラムサーバから与えられてもよい。
ネットワークオーケストレータ20は、仮想ゲートウェイ10を制御する通信制御装置の一例である。ここで、ネットワークオーケストレータ20は、IoTデータの利用に係わる要求をユーザ装置2から受け付ける。そして、ネットワークオーケストレータ20は、ユーザ装置2の要求を満足し、且つ、ネットワークリソースの利用効率が高くなるように、1または複数の仮想ゲートウェイ10を制御する。好ましくは、ネットワークオーケストレータ20は、ネットワークリソースの利用効率が最適化されるように、1または複数の仮想ゲートウェイ10を制御する。このとき、ネットワークオーケストレータ20は、1または複数の仮想ゲートウェイ10に実装されているアプリケーションプログラムを起動してもよい。
図5は、仮想ゲートウェイ10およびネットワークオーケストレータ20によるデータ処理方法の一例を示す。この例では、IoTデバイス1a~1cは、図1~図3と同じデータを生成して出力する。即ち、IoTデバイス1aは、10秒間隔でデータaを出力する。IoTデバイス1bは、5秒間隔でデータbを出力する。IoTデバイス1cは、5秒間隔でデータcを出力する。
各ユーザ装置2は、IoTデータの利用に係わる要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。具体的には、ユーザ装置2xは「IoTデバイス1bにより生成されるデータbおよびIoTデバイス1cにより生成されるデータcを10秒間隔で受信する」を表す要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。また、ユーザ装置2yは「IoTデバイス1cにより生成されるデータcを10秒間隔で受信する」を表す要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。
そうすると、ネットワークオーケストレータ20は、これらの要求に基づいて、仮想ゲートウェイ10#1、10#2に対して指示を与える。なお、仮想ゲートウェイ10#1は、IoTデバイス1a~1cを収容する通信機器である。また、仮想ゲートウェイ10#2は、ユーザ装置2x、2yを収容する通信機器である。
仮想ゲートウェイ10#1には、下記の集約処理を実行するための指示が与えられる。
(1)IoTデバイス1aから受信するデータaを廃棄する。
(2)IoTデバイス1bから受信するデータbを蓄積し、蓄積したデータbを10秒間隔で仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
(3)IoTデバイス1cから受信するデータcを蓄積し、蓄積したデータcを10秒間隔で仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
なお、指示(2)により、時間0~10において蓄積されたデータb1、b2が時刻10において転送され、時間10~20において蓄積されたデータb3、b4が時刻20において転送される。指示(3)により、時間0~10において蓄積されたデータc1、c2が時刻10において転送され、時間10~20において蓄積されたデータc3、c4が時刻20において転送される。即ち、仮想ゲートウェイ10#1は、時刻10において、データb1、b2、c1、c2を多重化して仮想ゲートウェイ10#2に転送する。また、仮想ゲートウェイ10#1は、時刻20において、データb3、b4、c3、c4を多重化して仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
仮想ゲートウェイ10#2には、下記の分配処理を実行するための指示が与えられる。
(4)仮想ゲートウェイ10#1から受信するデータをユーザ装置2xに転送する。
(5)仮想ゲートウェイ10#1から受信するデータのうち、IoTデバイス1cにより生成されたデータcをコピーしてユーザ装置2yに転送する。
なお、指示(4)により、時刻10において、データb1、b2、c1、c2がユーザ装置2xに転送され、データc1、c2がユーザ装置2yに転送される。指示(5)により、時刻20において、データb3、b4、c3、c4がユーザ装置2xに転送され、データc3、c4がユーザ装置2yに転送される。
このように、図5に示すケースでは、不要なデータ(即ち、いずれの利用者からも要求されていないデータa)が仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で伝送されない。したがって、図2に示すケースと比較して、ネットワークリソースの利用効率が改善する。また、図5に示すケースでは、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で同じデータが重複して伝送されることはない。したがって、図3に示すケースと比較して、ネットワークリソースの利用効率が改善する。
図6に示すケースでは、ユーザ装置2xは、図5に示すケースと同様に「IoTデバイス1bにより生成されるデータbおよびIoTデバイス1cにより生成されるデータcを10秒間隔で受信する」を表す要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。一方、ユーザ装置2yは「IoTデバイス1aにより生成されるデータaおよびIoTデバイス1cにより生成されるデータcを20秒間隔で受信する」を表す要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。なお、IoTデバイス1a~1cの動作は、図5および図6において同じである。
この場合、仮想ゲートウェイ10#1には、下記の集約処理を実行するための指示が与えられる。
(1)IoTデバイス1aから受信するデータaを蓄積し、蓄積したデータaを20秒間隔で仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
(2)IoTデバイス1bから受信するデータbを蓄積し、蓄積したデータbを10秒間隔で仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
(3)IoTデバイス1cから受信するデータcを蓄積し、蓄積したデータcを10秒間隔で仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
なお、指示(1)により、時間0~20において蓄積されたデータa1、a2が時刻20において転送される。指示(2)および指示(3)は、図5および図6において実質的に同じである。よって、仮想ゲートウェイ10#1は、時刻10において、データb1、b2、c1、c2を多重化して仮想ゲートウェイ10#2に転送する。また、仮想ゲートウェイ10#1は、時刻20において、データa1、a2、b3、b4、c3、c4を多重化して仮想ゲートウェイ10#2に転送する。
仮想ゲートウェイ10#2には、下記の分配処理を実行するための指示が与えられる。
(4)仮想ゲートウェイ10#1から受信するデータをバッファメモリに蓄積する。
(5)バッファメモリから、IoTデバイス1bにより生成されたデータbおよびIoTデバイス1cにより生成されたデータcを、10秒間隔で読み出してユーザ装置2xに転送する。
(6)バッファメモリから、IoTデバイス1aにより生成されたデータaおよびIoTデバイス1cにより生成されたデータcを、20秒間隔で読み出してユーザ装置2yに転送する。
なお、指示(5)により、時刻10において、データb1、b2、c1、c2がユーザ装置2xに転送される。指示(6)により、時刻20において、データb3、b4、c3、c4がユーザ装置2xに転送され、データa1、a2、c1、c2、c3、c4がユーザ装置2yに転送される。
図7は、データフレームのフォーマットの一例を示す。ネットワークシステム100において伝送されるデータフレームは、ヘッダおよび1以上のデータセットから構成される。ヘッダは、送信元アドレス(SA)、送信先アドレス(DA)、およびデータ数情報を含む。データ数情報は、データフレーム中に格納されるデータセットの個数を表す。
各データセットは、生成者ID、データ種別情報、タイムスタンプ、データ長情報、およびIoTデータを含む。生成者IDは、データセット中に格納されるIoTデータを生成したIoTデバイスを識別する。データ種別情報は、データセット中に格納されるIoTデータの種別を表す。タイムスタンプは、データセット中に格納されるIoTデータが生成された時刻(又は、そのIoTデータが送信された時刻)を表す。データ長情報は、データセット中に格納されるIoTデータのサイズを表す。
例えば、時間10において、図7に示すデータフレームF1がIoTデバイス1aから仮想ゲートウェイ10#1に伝送される。「10.10.10.1」及び「10.10.20.1」は、それぞれIoTデバイス1a及び仮想ゲートウェイ10#1のIPアドレスを表す。「1」は、データセットが1個であることを表す。「1a」は、IoTデバイス1aを識別する。「温度」は、IoTデータが温度データであることを表す。「10」は、IoTデータが生成された時刻を表す。「8ビット」は、IoTデータのサイズを表す。「25」は、IoTデバイス1aにより測定された温度を表す。
図8(a)は、IoTデバイス1の機能の一例を示す。IoTデバイス1は、データ生成部31および通信部32を備える。なお、IoTデバイス1は、図8(a)に示していない他の機能を備えてもよい。
データ生成部31は、IoTデータを生成する。例えば、データ生成部31が監視カメラである場合は、画像データが生成される。また、データ生成部31が気象センサである場合は、気象データが生成される。通信部32は、ネットワークとのインタフェースを提供する。この実施例では、通信部32は、データ生成部31により生成されるIoTデータを仮想サーバ10に送信する。
図8(b)は、ユーザ装置2の機能の一例を示す。ユーザ装置2は、要求部41、データ蓄積部42、および通信部43を備える。なお、ユーザ装置2は、図8(b)に示していない他の機能を備えてもよい。
要求部41は、データの利用に係わる要求を生成する。この要求は、例えば、ユーザ装置2の利用者から与えられる指示に基づいて生成される。また、この要求は、取得すべきIoTデータ(または、そのIoTデータを生成するIoTデバイス1)を識別する情報および受信パターンを表す情報を含む。受信パターンは、例えば、ユーザ装置2がデータを受信する間隔を表す。データ蓄積部42は、ネットワークを介して受信したIoTデータを蓄積する。通信部43は、ネットワークとのインタフェースを提供する。この実施例では、通信部43は、IoTデバイス1により生成されるデータを受信する。また、通信部43は、要求部41により生成される要求をネットワークオーケストレータ20に送信する。
図8(c)は、仮想ゲートウェイ10の機能の一例を示す。仮想ゲートウェイ10は、転送処理部11、データ処理部12、および通信部13を備える。なお、仮想ゲートウェイ10は、図8(c)に示していない他の機能を備えてもよい。
転送処理部11は、パケットを転送する。たとえば、転送処理部11は、受信パケットのアドレスに基づいて、そのパケットを宛先ノードに向けて転送する。データ処理部12は、ネットワークオーケストレータ20から与えられる指示に従ってデータ処理を実行する。データ処理は、IoTデータの分析、加工、蓄積、コピー、削除を含む。よって、データ処理部12は、1または複数のアプリケーションプログラムを実行することで実現される。通信部13は、ネットワークとのインタフェースを提供する。この例では、通信部13は、IoTデータを受信し、IoTデータを送信する。このとき、通信部13は、データ処理部12により処理されたIoTデータを含むパケットを送信してもよい。また、通信部13は、ネットワークオーケストレータ20から送信される指示を受信する。
図9は、ネットワークオーケストレータの機能の一例を示す。ネットワークオーケストレータ20は、要求受信部21、経路決定部22、ゲートウェイ特定部23、機能決定部24、および通信部25を備える。ただし、ネットワークオーケストレータ20は、図9に示していない他の機能を備えていてもよい。
要求受信部21は、IoTデバイス1により生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置2から受信する。この要求は、上述したように、ユーザ装置2が指定するデータを識別する情報および受信パターンを表す情報を含む。
経路決定部22は、要求受信部21が受信した要求に係わるIoTデバイス1とユーザ装置2との間の経路を決定する。ここで、要求に係わるIoTデバイス1は、利用者が取得しようとするデータを生成するIoTデバイスを表す。また、要求に係わるユーザ装置2は、その要求の送信元を表す。ゲートウェイ特定部23は、ある要求に対応する経路と他の要求に対応する経路とが互いに重なる重複経路の両端に実装される1組の仮想ゲートウェイを特定する。
図10は、経路決定部22およびゲートウェイ特定部23の処理の一例を示す。この例では、ネットワークは、ノードn1~n8から構成される。各ノードn1~n8には、仮想ノード10が実装されている。そして、IoTデバイス1aは、ノードn1に接続されている。ユーザ装置2xはノードn5に接続されており、ユーザ装置2yはノードn8に接続されている。そして、ユーザ装置2xおよびユーザ装置2yは、それぞれIoTデバイス1aが生成するデータを要求するものとする。
この場合、経路決定部22は、ユーザ装置2xから送信される要求に応じて、IoTデバイス1aに接続するノードn1とユーザ装置2xに接続するノードn5との間でパケットを伝送するための経路を決定する。また、経路決定部22は、ユーザ装置2yから送信される要求に応じて、IoTデバイス1aに接続するノードn1とユーザ装置2yに接続するノードn8との間でパケットを伝送するための経路を決定する。なお、1組のノード間の経路は、公知の技術により決定される。例えば、ホップ数が最も少ない経路を選択する方法、または通信コストが最も小さい経路を選択する方法などが使用される。この実施例では、ユーザ装置2xから送信される要求に対して、ノードn1からノードn4を経由してノードn5に至る経路が選択され、ユーザ装置2yから送信される要求に対して、ノードn1からノードn4およびノードn5を経由してノードn8に至る経路が選択されるものとする。
ゲートウェイ特定部23は、経路決定部22により選択される2つの経路が互いに重なる重複経路の両端に実装されるノードを特定する。この実施例では、ノードn1からノードn4を経由してノードn5に至る経路が互いに重複している。この場合、重複経路の両端に実装されるノードとして「n1」および「n5」が特定される。すなわち、ゲートウェイ特定部23により、ノードn1に実装される仮想ゲートウェイおよびノードn5に実装される仮想ゲートウェイが特定される。なお、図5~図6に示す例では、仮想ゲートウェイ10#1および仮想ゲートウェイ10#2がゲートウェイ特定部23により特定されたものとする。
機能決定部24は、要求受信部21が受信した要求に基づいて、ゲートウェイ特定部23により特定された1組の仮想ゲートウェイ10が実行する機能を決定する。図5~図6に示す例では、機能決定部24は、仮想ゲートウェイ10#1が実行すべき集約機能の詳細を決定し、仮想ゲートウェイ10#2が実行すべき分配機能の詳細を決定する。このとき、機能決定部24は、ネットワークリソースの利用効率が高くなるように、1組の仮想ゲートウェイ10が実行する機能を決定する。好ましくは、機能決定部24は、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間の通信リソースの利用効率が最適化されるように、1組の仮想ゲートウェイ10が実行する機能を決定する。
通信部25は、機能決定部24により決定された機能を識別する情報を含む指示を、ゲートウェイ特定部23により特定された1組の仮想ゲートウェイ10に送信する。なお、ネットワークオーケストレータ20から指示を受けた仮想ゲートウェイ10は、その指示に基づいてデータ処理を実行する。
ネットワークオーケストレータ20は、仮想ゲートウェイ10を制御するために、接続情報管理テーブル26、ゲートウェイ機能管理テーブル27、ユーザ要求管理テーブル28、およびデータ処理管理テーブル29を備える。
接続情報管理テーブル26は、ネットワークシステム100を構成するエンティティ間の接続を表す情報を保存する。ネットワークシステム100を構成するエンティティは、IoTデバイス1、ユーザ装置2、仮想ゲートウェイ10を含む。なお、接続情報管理テーブル26は、例えば、ネットワーク管理者により予め作成される。
図11(a)は、図5~図6に示すIoTデバイス1と仮想ゲートウェイ10との間の接続を表す。この実施例では、IoTデバイス1a~1cが仮想ゲートウェイ10#1に接続されている。また、各エンティティのIPアドレスが登録されている。さらに、各IoTデバイス1について送信間隔が登録されている。
図11(b)は、図5~図6に示す生成側仮想ゲートウェイ10とユーザ側仮想ゲートウェイ10との間の接続を表す。この実施例では、仮想ゲートウェイ10#1と仮想ゲートウェイ10#2とが接続されている。また、図11(c)は、図5~図6に示す仮想ゲートウェイ10とユーザ装置2との間の接続を表す。この実施例では、ユーザ装置2x、2yが仮想ゲートウェイ10#2に接続されている。
ゲートウェイ機能管理テーブル27は、各仮想ゲートウェイ10が提供可能な機能を管理する。各機能は、アプリケーションプログラムを実行することにより実現される。したがって、ゲートウェイ機能管理テーブル27は、実質的には、各仮想ゲートウェイ10が実行可能なアプリケーションプログラムを管理する。図12に示す例では、仮想ゲートウェイ10#1は集約機能および動き抽出機能を提供可能であり、仮想ゲートウェイ10#2は分配機能および空塞判定機能を提供可能である。なお、動き抽出機能および空塞判定機能については、後述する他の実施形態において記載する。ゲートウェイ機能管理テーブル27は、例えば、ネットワーク管理者により予め作成される。
ユーザ要求管理テーブル28は、ユーザ装置2から受信する要求を管理する。各要求は、IoTデバイス1により生成されるデータの利用に係わる情報を表す。具体的には、ユーザ要求管理テーブル28には、図13に示すように、各要求に対して、IoTデータを生成するIoTデバイス1、生成側仮想ゲートウェイ、ユーザ側仮想ゲートウェイ、IoTデータを取得しようとする利用者のユーザ装置、および利用者が指定するIoTデータの受信間隔が登録される。なお、生成側仮想ゲートウェイおよびユーザ側仮想ゲートウェイは、上述したゲートウェイ特定部23により特定されてユーザ要求管理テーブル28に書き込まれる。
例えば、図13(a)は、図5に示すデータ処理が行われるときに作成されるユーザ要求管理テーブル28を示す。要求001_01および要求001_02の送信元は、ユーザ装置2xである。そして、要求001_01は、「IoTデバイス1bにより生成されるIoTデータを10秒間隔で受信する」を表し、要求001_02は、「IoTデバイス1cにより生成されるIoTデータを10秒間隔で受信する」を表す。要求002の送信元は、ユーザ装置2yである。そして、要求002は、「IoTデバイス1cにより生成されるIoTデータを10秒間隔で受信する」を表す。
図13(b)は、図6に示すデータ処理が行われるときに作成されるユーザ要求管理テーブル28を示す。要求001_01および要求001_02は、図13(a)および図13(b)において同じである。要求002_01および要求002_02の送信元は、ユーザ装置2yである。そして、要求002_01は、「IoTデバイス1cにより生成されるIoTデータを20秒間隔で受信する」を表し、要求002_02は、「IoTデバイス1aにより生成されるIoTデータを20秒間隔で受信する」を表す。
データ処理管理テーブル29は、各仮想ゲートウェイ10が実行すべきデータ処理の内容を管理する。即ち、データ処理管理テーブル29には、各IoTデバイス1により生成されるIoTデータに対して実行すべきデータ処理の内容が登録される。具体的には、生成側仮想ゲートウェイに対しては、機能およびパラメータが指定される。この場合、パラメータは、集約(或いは、多重化)が行われる時間間隔を表す。一方、ユーザ側仮想ゲートウェイに対しては、機能、転送先、およびパラメータが指定される。この場合、転送先は、要求を発行したユーザ装置を表す。パラメータは、分配(或いは、転送)が行われる時間間隔を表す。なお、データ処理管理テーブル29は、例えば、機能決定部24により作成される。このとき、機能決定部24は、図13に示すユーザ要求管理テーブル28を参照してデータ処理管理テーブル29を作成する。
図14(a)は、図5に示すデータ処理が行われるときに作成されるデータ処理管理テーブル29を示す。この例では、IoTデバイス1aが生成するIoTデータは要求されていない。したがって、IoTデバイス1aが生成するIoTデータに対するパラメータは、「ゼロ(廃棄)」を表す。IoTデバイス1bが生成するIoTデータに対しては、図13(a)に示すように、「受信間隔=10秒」が指定されている。よって、生成側仮想ゲートウェイに対する送信間隔も「10秒」に設定される。同様に、IoTデバイス1cが生成するIoTデータについても、「送信間隔=10秒」が設定される。
図14(b)は、図6に示すデータ処理が行われるときに作成されるデータ処理管理テーブル29を示す。この例では、IoTデバイス1aが生成するIoTデータに対して、図13(b)に示すように、「受信間隔=20秒」が指定されている。よって、生成側仮想ゲートウェイに対する送信間隔も「20秒」に設定される。これに対して、IoTデバイス1cが生成するIoTデータに対しては、図13(b)に示すように、「受信間隔=10秒」および「受信間隔20秒」が指定されている。この場合、小さい方の受信間隔を満足するように、送信間隔が決定される。すなわち、生成側仮想ゲートウェイに対する送信間隔は「10秒」に設定される。
図15は、ネットワークオーケストレータ20の処理の一例を示すフローチャートである。なお、接続情報管理テーブル26およびゲートウェイ機能管理テーブル27は、予め作成されているものとする。すなわち、ネットワークオーケストレータ20は、各IoTデバイス1および各ユーザ装置2がどの仮想ゲートウェイに接続されているのかを認識している。また、ネットワークオーケストレータ20は、各仮想ゲートウェイ10が提供可能な機能を認識している。
S1において、ネットワークオーケストレータ20は、IoTデバイス1により生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置2から受信する。受信した要求は、ユーザ要求管理テーブル28に登録される。
S2において、ネットワークオーケストレータ20は、ユーザ要求管理テーブル28に登録されている各要求について、IoTデバイス1とユーザ装置2との間の経路を決定する。すなわち、ユーザ装置2により要求されたIoTデータを生成するIoTデバイス1からその要求を発行したユーザ装置2にIoTデータを伝送するための経路を決定する。このとき、例えば、ホップ数が最も少ない経路が選択される。
S3において、ネットワークオーケストレータ20は、ある要求に対応する経路と他の要求に対応する経路とが互いに重なる重複経路を検出する。このとき、2以上の要求に係わる重複経路が検出される。例えば、図5に示す例では、下記の3つの要求に係わる重複経路が得られている。
要求001_01:IoTデバイス1bからユーザ装置2xにデータbを伝送する
要求001_02:IoTデバイス1cからユーザ装置2xにデータcを伝送する
要求002:IoTデバイス1cからユーザ装置2yにデータbを伝送する
また、図6に示す例では、下記の4つの要求に係わる重複経路が得られている。
要求001_01:IoTデバイス1bからユーザ装置2xにデータbを伝送する
要求001_02:IoTデバイス1cからユーザ装置2xにデータcを伝送する
要求002_01:IoTデバイス1cからユーザ装置2yにデータbを伝送する
要求002_02:IoTデバイス1aからユーザ装置2yにデータaを伝送する
そして、ネットワークオーケストレータ20は、重複経路の両端のノードに実装される1組の仮想ゲートウェイを特定する。図5~図6に示す例では、生成側仮想ゲートウェイとして仮想ゲートウェイ10#1が特定され、ユーザ側仮想ゲートウェイとして仮想ゲートウェイ10#2が特定される。
S4において、ネットワークオーケストレータ20は、各要求を満足し、且つ、ネットワークシステム100のリソース利用効率が高くなるように、1組の仮想ゲートウェイが実行する機能(および、その機能が使用するパラメータ)を決定する。このとき、ネットワークオーケストレータ20は、不要なデータが伝送されないように、各仮想ゲートウェイ10が実行する機能を決定する。加えて、ネットワークオーケストレータ20は、同じデータが重複して伝送されないように、各仮想ゲートウェイ10が実行する機能を決定する。
S5において、ネットワークオーケストレータ20は、S4で決定した機能(および、その機能が使用するパラメータ)を各仮想ゲートウェイ10に通知する。このとき、ネットワークオーケストレータ20は、S4で決定した機能を起動する指示を各仮想ゲートウェイ10に送信してもよい。なお、各仮想ゲートウェイ10は、ネットワークオーケストレータ20から受信する通知または指示に従ってデータ処理を実行する。
図16は、集約指示を生成する処理の一例を示すフローチャートである。この例では、例えば、図5または図6に示すデータ処理が行われるものとする。即ち、図13(a)または図13(b)に示す要求がネットワークオーケストレータ20に登録されている。さらに、生成側仮想ゲートウェイおよびユーザ側仮想ゲートウェイが特定されている。
S11において、機能決定部24は、変数iを初期化する。変数iは、ユーザ要求管理テーブル28に登録されている要求を識別する。S12において、機能決定部24は、ユーザ要求管理テーブル28から要求iを取得する。
S13において、機能決定部24は、要求iに対応する送信指示を作成する。ここで、送信指示は、送信すべきデータkおよび送信間隔pを表す。なお、データkおよび送信間隔pは、それぞれ、ユーザ装置により指定されたデータおよび受信間隔に相当する。
S14において、機能決定部24は、集約指示がデータkに係わる指示を含むか否かを判定する。そして、集約指示がデータkに係わる指示を含まなければ、S15において、機能決定部24は、要求iに対応する送信指示を集約指示に追加する。
集約指示がデータkに係わる指示を含むときは、S16において、機能決定部24は、送信間隔pと集約指示における送信データkの送信間隔とを比較する。そして、送信間隔pが集約指示における送信データkの送信間隔より短ければ、S17において、機能決定部24は、集約指示の送信間隔を、要求iに対応する送信指示で更新する。送信間隔pが集約指示における送信データkの送信間隔以上であれば、集約指示は更新されない。
S18において、機能決定部24は、S13~S17の処理が実行されていない要求がユーザ要求管理テーブル28に残っているか否かを判定する。そして、そのような要求が残っているときは、S19において変数iがインクリメントされる。その後、機能決定部24の処理はS12に戻る。すなわち、ユーザ要求管理テーブル28に登録されている各要求に対してS13~S17の処理が実行される。この結果、集約指示が作成される。作成された集約指示は、生成側仮想ゲートウェイに送信される。
一例として、図13(b)に示すユーザ要求管理テーブル28が作成されているものとする。この場合、まず、要求001_01に基づいて、下記の送信指示が作成される。
送信指示1:「データb、間隔=10」
なお、1つ目の要求が処理されたときは、集約指示は送信指示と同じである。すなわち、下記の集約指示が得られる。
集約指示:「データb、間隔=10」
次に、要求001_02に基づいて、下記の送信指示が作成される。
送信指示2:「データc、間隔=10」
ここで、データcは、集約指示に含まれていない。この場合、集約指示に送信指示2が追加される。この結果、下記の集約指示が得られる。
集約指示:「データb、間隔=10」「データc、間隔=10」
要求002_01に基づいて、下記の送信指示が作成される。
送信指示3:「データc、間隔=20」
ここで、データcは、集約指示に含まれている(S14:Yes)。ただし、集約指示においてデータcの送信間隔は「10」であるのに対して、送信指示3においてデータcの送信間隔は「20」である。即ち、送信指示3の間隔は、集約指示の間隔以上である(S16:No)。よって、集約指示は更新されない。
要求002_02に基づいて、下記の送信指示が作成される。
送信指示4:「データa、間隔=20」
ここで、データaは、集約指示に含まれていない。この場合、集約指示に送信指示4が追加される。この結果、下記の集約指示が得られる。
集約指示:「データb、間隔=10」「データc、間隔=10」「データa、間隔=20」
このようにして作成された集約指示は、生成側仮想ゲートウェイに送信される。そうすると、仮想ゲートウェイ10#1は、図6に示す処理を行う。
分配指示は、ユーザ要求管理テーブル28に登録されている各要求に対応して作成される。例えば、図13(b)に示すユーザ要求管理テーブル28が用意されているときは、下記の4つの指示を含む分配指示が作成される。
「データb、読出し間隔10、宛先:2x」
「データc、読出し間隔10、宛先:2x」
「データc、読出し間隔20、宛先:2y」
「データa、読出し間隔20、宛先:2y」
そして、分配指示は、ユーザ側仮想ゲートウェイに送信される。なお、ユーザ側仮想ゲートウェイは、生成側仮想ゲートウェイから受信するIoTデータをバッファメモリに保存する。そして、ユーザ側仮想ゲートウェイは、分配指示に従って、バッファメモリからデータを読み出して対応する宛先に送信する。
図17~図19は、本発明の実施形態による効果を説明する図である。尚、図17に示すシーケンスは、図1に示すデータ伝送に相当する。例えば、図17に示すシーケンスでは、各IoTデバイス1により生成されるIoTデータは、利用者から要求されるか否かにかかわらず、ルータ3#1からルータ3#2に伝送される。すなわち、ルータ3#1、3#2間で不要なデータが伝送される。また、各IoTデバイス1は、各ユーザ装置2に対して同じデータを送信する。すなわち、IoTデータが冗長的に伝送される。このため、リソースの利用効率が低くなる。
図18に示すシーケンスは、図5に示すデータ伝送に相当する。この場合、ネットワークオーケストレータ20は、各ユーザ装置から受信する要求に基づいて、各要求を満足し、且つ、リソースの利用効率が高くなるように、各仮想ゲートウェイ10の機能を設定する。この実施例では、いずれの利用者もIoTデバイス1aが生成するデータaを要求していない。この場合、ネットワークオーケストレータ20は、データaを送信する旨を表す指示を仮想ゲートウェイ10#1に与えない。よって、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で不要なデータは伝送されない。また、各ユーザ装置が指定する受信間隔は、10秒である。よって、5秒間隔で生成されるIoTデータ(IoTデバイス1b、1cにより生成されるデータ)は、仮想ゲートウェイ10#1においてバッファメモリに保存され、10秒間隔でまとめて送信される。この結果、データ伝送の回数が削減される。さらに、複数のユーザ装置が同じデータを要求した場合、そのデータは繰り返し伝送されることなく、1回だけ伝送される。したがって、リソースの利用効率が高くなる。
図19に示すシーケンスは、図6に示すデータ伝送に相当する。この場合も、ネットワークオーケストレータ20は、各ユーザ装置から受信する要求に基づいて、各要求を満足し、且つ、リソースの利用効率が高くなるように、各仮想ゲートウェイ10の機能を設定する。この例でも、冗長的なデータ伝送が行われないので、リソースの利用効率が高くなる。
<第2の実施形態>
図20は、第2の実施形態においてIoTデータを処理する方法の一例を示す図である。この例では、IoTデバイス1aは、駐車場40に設置された監視カメラである。そして、IoTデバイス1aは、駐車場40を撮影した動画像データを出力する。なお、IoTデバイス1aは、仮想ゲートウェイ10#1に接続されている。
ユーザ装置2xは、IoTデバイス1aから出力される動画像データを利用して、駐車場40の状況を管理する。ただし、駐車場40の状況を管理するためには、必ずしもすべての動画像データは必要ではない。すなわち、駐車場40の状態が変化するときの動画像データを取得できれば、ユーザ装置2xは、駐車場40の状況を管理できる。そこで、ユーザ装置2xは、IoTデバイス1aから出力される動画像データ中で「動き」を含む動画像データのみを要求する。すなわち、ユーザ装置2xからネットワークオーケストレータ20に送信される要求は、IoTデバイス1aを識別する情報、及び、「動き」を含む動画像データのみが必要であることを表す情報を含む。
ユーザ装置2yは、駐車場40に「空き」が存在するか否かを表す空塞情報を作成して公開する。ここで、空塞情報は、IoTデバイス1aから出力される動画像データを解析することで作成可能である。よって、ユーザ装置2yからネットワークオーケストレータ20に送信される要求は、IoTデバイス1aを識別する情報、及び、駐車場40の空塞情報が必要であることを表す情報を含む。
ネットワークオーケストレータ20は、ユーザ装置2x、2yから受信する要求をユーザ要求管理テーブル28に登録する。そして、ゲートウェイ特定部23は、これらの要求に対応する生成側仮想ゲートウェイおよびユーザ側仮想ゲートウェイを特定する。この実施例では、仮想ゲートウェイ10#1および仮想ゲートウェイ10#2が特定される。そして、機能決定部24は、ユーザ装置2x、2yから受信する要求に基づいて、仮想ゲートウェイ10#1および仮想ゲートウェイ10#2が実行する機能を決定する。
この例では、図21(a)に示すユーザ要求管理テーブル28が作成される。要求001は、IoTデバイス1aから出力される動画像データから「動き」を含む動画像データを取得する旨を表す。また、要求002は、IoTデバイス1aから出力される動画像データに基づいて駐車場40の空塞情報を取得する旨を表す。
この場合、生成側仮想ゲートウェイにおいてIoTデバイス1aにより得られる動画像データから「動き」を含む動画像データを抽出すれば、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で伝送されるデータの情報量が削減される。したがって、ネットワークオーケストレータ20は、IoTデバイス1aを識別する情報、及び、動き抽出機能(「動き」を含む動画像データを抽出する機能)を識別する情報を含む指示を仮想ゲートウェイ10#1に送信する。
駐車場40の空塞情報は、IoTデバイス1aにより得られる動画像データから作成可能である。ただし、IoTデバイス1aにより得られる動画像データが「動き」を含まないときは、駐車場40の空塞状態が変化することはない。よって、空塞情報を作成する際のプロセッサの演算量を削減するためには、全動画像データを利用するのではなく、「動き」を含む時間帯の動画像データのみを利用して駐車場40の空塞情報を作成することが好ましい。加えて、生成側仮想ゲートウェイ(即ち、仮想ゲートウェイ10#1)で空塞情報を作成すると、その空塞情報は仮想ゲートウェイ10#1から仮想ゲートウェイ10#2に伝送される。よって、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で伝送されるデータの情報量を削減するためには、仮想ゲートウェイ10#1において空塞情報を作成するよりも、仮想ゲートウェイ10#2において空塞情報を作成する方が好ましい。したがって、ネットワークオーケストレータ20は、IoTデバイス1aを識別する情報、及び、空塞判定機能(駐車場40に「空き」があるか否かを判定する機能)を識別する情報を含む指示を仮想ゲートウェイ10#2に送信する。
なお、各仮想ゲートウェイ10に送信される指示は、図21(b)に示すように、データ処理管理テーブル29に登録される。この実施例では、生成側仮想ゲートウェイにおいて動き抽出が行われる。また、ユーザ側仮想ゲートウェイにおいては、空塞情報が作成される。
仮想ゲートウェイ10#1は、ネットワークオーケストレータ20から与えられる指示に従ってデータ処理を実行する。すなわち、仮想ゲートウェイ10#1は、IoTデバイス1aかた出力される動画像データから、「動き」を含む動画像データを抽出する。そして、仮想ゲートウェイ10#1は、「動き」を含む動画像データのみを仮想ゲートウェイ10#に送信する。
仮想ゲートウェイ10#2も、ネットワークオーケストレータ20から与えられる指示に従ってデータ処理を実行する。すなわち、仮想ゲートウェイ10#2は、「動き」を含む動画像データを受信したときに、その動画像データをユーザ装置2xに転送する。また、仮想ゲートウェイ10#2は、その動画像データに基づいて駐車場40に「空き」があるか否かを判定する。そして、仮想ゲートウェイ10#2は、その判定結果をユーザ装置2yに送信する。
空塞判定の結果は、図7に示すデータフレームF2に格納され、仮想ゲートウェイ10#2からユーザ装置2yに伝送される。なお、「10.10.30.1」及び「10.10.40.2」は、それぞれ仮想ゲートウェイ10#2およびユーザ装置2yのIPアドレスを表す。「1」は、データセットが1個であることを表す。「1a」は、IoTデバイス1aを識別する。「空塞」は、データセット内に格納されているデータが空塞情報であることを表す。「60」は、空塞情報が生成された時刻を表す。「48ビット」は、データのサイズを表す。「空→満」は、駐車場40が空き状態から満車状態に変化したことを表す。
図22は、図20に示すデータ処理のシーケンスの一例を示す。ネットワークオーケストレータ20は、各ユーザ装置から受信する要求に基づいて、各要求を満足し、且つ、リソースの利用効率が高くなるように、各仮想ゲートウェイ10の機能を設定する。この実施例では、ネットワークオーケストレータ20は、仮想ゲートウェイ10#1の動き抽出機能を起動し、仮想ゲートウェイ10#2の空塞判定機能を起動する。
この場合、仮想ゲートウェイ10#1は、「動き」を含む動画像データのみを仮想ゲートウェイ10#2に送信する。よって、仮想ゲートウェイ10#1、10#2間で伝送されるデータの情報量が削減される。仮想ゲートウェイ10#2は、仮想ゲートウェイ10#1から受信する動画像データをユーザ装置2xに転送する。また、仮想ゲートウェイ10#2は、仮想ゲートウェイ10#1から受信する動画像データに基づいて、駐車場40に「空き」があるか否かを判定する。この判定結果は、ユーザ装置2yに送信される。
<ハードウェア構成>
図23は、仮想ゲートウェイ10、ネットワークオーケストレータ20、ユーザ装置2のハードウェア構成の一例を示す。なお、仮想ゲートウェイ10、ネットワークオーケストレータ20、ユーザ装置2は、この実施例では、図23に示すコンピュータシステム50により実現され、そのハードウェア構成は実質的に同じである。ただし、CPUの能力およびメモリの容量は、同じである必要はない。
コンピュータシステム50は、CPU51、メモリ52、入出力インタフェース53、ネットワークインタフェース54、記録媒体デバイス55を備える。なお、コンピュータシステム50は、図23に示していない他のデバイスを備えてもよい。
CPU51は、与えられたプログラムを実行することにより、所望の機能を提供することができる。例えば、仮想ゲートウェイ10においては、CPU51は、「動き」を含む動画像データを抽出するプログラム、動画像データを解析するプログラムなどを実行してもよい。また、ネットワークオーケストレータ20においては、CPU51は、要求受信部21、経路決定部22、ゲートウェイ特定部23、機能決定部24、および通信部25の機能を提供するプログラムを実行する。なお、CPU51が実行するプログラムは、可搬型記録媒体56からコンピュータシステム50に与えられる。また、CPU51が実行するプログラムは、予めメモリ52に格納されてもよいし、コンピュータシステム50に接続される記憶装置に格納されてもよいし、不図示のプログラムサーバに格納されてもよい。
メモリ52は、例えば、半導体メモリであり、コンピュータシステム50が使用するデータおよび情報を保存する。なお、ネットワークオーケストレータ20においては、接続情報管理テーブル26、ゲートウェイ機能管理テーブル27、ユーザ要求管理テーブル28、データ処理管理テーブル29は、例えば、メモリ52に保存される。また、メモリ52は、CPU51の作業領域として使用される。
入出力インタフェース53は、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、記憶装置などに接続するためのインタフェースを提供する。ネットワークインタフェース54は、ネットワークに接続するためのインタフェースを提供する。記録媒体デバイス55は、可搬型記録媒体56に記録されているデータまたは情報を取得できる。可搬型記録媒体56は、例えば、半導体メモリ、光学的作用を利用して情報を格納する媒体、または磁気的作用を利用して情報を格納する媒体により実現される。
1(1a~1c) IoTデバイス
2(2x、2y) ユーザ装置
10(10#1、10#2) 仮想ゲートウェイ
20 ネットワークオーケストレータ
21 要求受信部
22 経路決定部
23 ゲートウェイ特定部
24 機能決定部
25 通信部
51 CPU
52 メモリ
100 ネットワークシステム

Claims (7)

  1. 複数の通信機器および前記複数の通信機器を制御する通信制御装置を備え、データ生成デバイスにより生成されるデータを処理するネットワークシステムであって、
    前記通信制御装置は、
    前記データ生成デバイスにより生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置から受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が受信した要求に係わるデータ生成デバイスとユーザ装置との間の経路を決定する経路決定部と、
    第1の要求に対応する第1の経路と第2の要求に対応する第2の経路とが互いに重なる重複経路の両端に実装される第1の通信機器および第2の通信機器を特定する通信機器特定部と、
    前記第1の要求および前記第2の要求に基づいて、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方が実行する機能を決定する機能決定部と、
    前記機能決定部により決定された機能を識別する情報を含む指示を、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方に送信する通信部と、を備え、
    前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方は、前記指示に基づいて、前記第1の要求および前記第2の要求に対応するデータを処理する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記第1の通信機器が前記データ生成デバイスから第1のデータおよび第2のデータを受信し、且つ、前記第1の要求が第1の時間間隔で前記第1のデータを受信することを表し、且つ、前記第2の要求が前記第1の時間間隔で前記第2のデータを受信することを表すときは、前記機能決定部は、前記第1の時間間隔で前記第1のデータおよび前記第2のデータを多重化して前記第2の通信機器に送信する機能を識別する情報を含む指示を生成し、前記通信部は、前記機能決定部により生成される指示を前記第1の通信機器に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記第1の通信機器が前記データ生成デバイスから第1のデータを受信し、且つ、前記第1の要求が第1の時間間隔で前記第1のデータを受信することを表し、且つ、前記第2の要求が前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記第1のデータを受信することを表すときは、前記機能決定部は、前記第2の時間間隔で前記第1のデータを前記第2の通信機器に送信する機能を識別する情報を含む指示を生成し、前記通信部は、前記機能決定部により生成される指示を前記第1の通信機器に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記第1の通信機器が前記データ生成デバイスから動画像データを受信し、且つ、前記第1の要求が所定の条件を満足する動画像データを受信することを表すときは、前記機能決定部は、前記動画像データから前記条件を満足する動画像データを抽出して前記第2の通信機器に送信する機能を識別する情報を含む指示を生成し、前記通信部は、前記機能決定部により生成される指示を前記第1の通信機器に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記第2の要求が前記第1の通信機器により抽出される動画像データに対して所定の解析を行うことを表す情報を含むときは、前記機能決定部は、前記第1の通信機器により抽出される動画像データに対して前記解析を行う機能を識別する情報を含む指示を生成し、前記通信部は、前記機能決定部により生成される指示を前記第1の通信機器または前記第2の通信機器に送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 複数の通信機器を備えるネットワークシステムにおいて前記複数の通信機器を制御する通信制御装置であって、
    ータ生成デバイスにより生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置から受信する要求受信部と、
    前記要求受信部が受信した要求に係わるデータ生成デバイスとユーザ装置との間の経路を決定する経路決定部と、
    第1の要求に対応する第1の経路と第2の要求に対応する第2の経路とが互いに重なる重複経路の両端に実装される第1の通信機器および第2の通信機器を特定する通信機器特定部と、
    前記第1の要求および前記第2の要求に基づいて、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方が実行する機能を決定する機能決定部と、
    前記機能決定部により決定された機能を識別する情報を含む指示を、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方に送信する通信部と、
    を備える通信制御装置。
  7. 複数の通信機器および前記複数の通信機器を制御する通信制御装置を備えるネットワークシステムにおいて、データ生成デバイスにより生成されるデータを処理する通信制御方法であって、
    前記データ生成デバイスにより生成されるデータの利用に係わる要求をユーザ装置から受信し、
    受信した要求に係わるデータ生成デバイスとユーザ装置との間の経路を決定し、
    第1の要求に対応する第1の経路と第2の要求に対応する第2の経路とが互いに重なる重複経路の両端に実装される第1の通信機器および第2の通信機器を特定し、
    前記第1の要求および前記第2の要求に基づいて、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方が実行する機能を決定し、
    決定した機能を識別する情報を含む指示を、前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方に送信し、
    前記第1の通信機器または前記第2の通信機器の少なくとも一方は、前記指示に基づいて、前記第1の要求および前記第2の要求に対応するデータを処理する
    ことを特徴とする通信制御方法。
JP2020000186A 2020-01-06 2020-01-06 ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法 Active JP7363486B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020000186A JP7363486B2 (ja) 2020-01-06 2020-01-06 ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法
US17/095,186 US11483899B2 (en) 2020-01-06 2020-11-11 Network system that processes data generated by data generation device, communication control device, and communication control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020000186A JP7363486B2 (ja) 2020-01-06 2020-01-06 ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021111795A JP2021111795A (ja) 2021-08-02
JP7363486B2 true JP7363486B2 (ja) 2023-10-18

Family

ID=76654795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020000186A Active JP7363486B2 (ja) 2020-01-06 2020-01-06 ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11483899B2 (ja)
JP (1) JP7363486B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4120661A1 (en) * 2021-07-13 2023-01-18 S.A. Vitec Virtual edge device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004194026A (ja) 2002-12-12 2004-07-08 Toshiba Corp 動画像変換装置、動画像蓄積装置
JP2012049902A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Fujitsu Ltd 光ネットワーク設計装置および光ネットワーク設計方法
US20140351311A1 (en) 2013-05-24 2014-11-27 Fujitsu Limited System, method, computer-readable medium and apparatus
JP2015191301A (ja) 2014-03-27 2015-11-02 富士通株式会社 通信制御装置、蓄積装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
WO2019240034A1 (ja) 2018-06-15 2019-12-19 日本電信電話株式会社 ネットワーク管理システム、管理装置、中継装置、方法およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1665765A4 (en) * 2003-08-29 2010-03-31 Rgb Networks Inc VIDEO MULTIPLEXER SYSTEM FOR OBTAINING VCR-TYPE EFFECTS AND LOW-LOW PROGRAM CHANGES
JP2016086225A (ja) 2014-10-23 2016-05-19 株式会社日立製作所 ネットワークシステム、ゲートウェイ装置用プログラム及び管理装置用プログラム
US10084643B2 (en) 2014-11-28 2018-09-25 Huawei Technologies Co., Ltd. Systems and methods for providing customized virtual wireless networks based on service oriented network auto-creation
WO2017023741A1 (en) * 2015-07-31 2017-02-09 Convida Wireless, Llc Mtc service selection in the (s)gi-lan
US10547563B2 (en) * 2017-02-03 2020-01-28 Fujitsu Limited Efficient message forwarding for distributed resource orchestration

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004194026A (ja) 2002-12-12 2004-07-08 Toshiba Corp 動画像変換装置、動画像蓄積装置
JP2012049902A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Fujitsu Ltd 光ネットワーク設計装置および光ネットワーク設計方法
US20140351311A1 (en) 2013-05-24 2014-11-27 Fujitsu Limited System, method, computer-readable medium and apparatus
JP2014229166A (ja) 2013-05-24 2014-12-08 富士通株式会社 通信システム、通信方法、事業管理システム、管理装置、プログラム、中継装置、データ位置管理装置
JP2015191301A (ja) 2014-03-27 2015-11-02 富士通株式会社 通信制御装置、蓄積装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
WO2019240034A1 (ja) 2018-06-15 2019-12-19 日本電信電話株式会社 ネットワーク管理システム、管理装置、中継装置、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11483899B2 (en) 2022-10-25
JP2021111795A (ja) 2021-08-02
US20210212162A1 (en) 2021-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10348571B2 (en) Methods and apparatus for accessing dynamic routing information from networks coupled to a wide area network (WAN) to determine optimized end-to-end routing paths
JP5621996B2 (ja) ネットワークシステム及び輻輳制御方法
JP5921724B2 (ja) コンピューティング・デバイスおよび方法
JP4529974B2 (ja) サーバ負荷分散システム、サーバ負荷分散装置、コンテンツ管理装置、及びサーバ負荷分散プログラム
US20130041982A1 (en) Method and node for acquiring content and content network
US20030079005A1 (en) System and method for efficient wide area network routing
JP2010148118A (ja) ルーティング方法、ルーティング装置、ルーティング/キャッシング方法、ルーティング/キャッシング装置及びネットワーク
JP4041038B2 (ja) 高位レイヤ処理方法及びシステム
US20220321470A1 (en) Wide area networking service using provider network backbone network
CN116250219A (zh) 一种面向网内算力或资源服务的通信方法
JP6809360B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN111726646A (zh) 一种推送视频流的方法、装置、设备和存储介质
JP7363486B2 (ja) ネットワークシステム、通信制御装置、および通信制御方法
US20140029437A1 (en) Information processing system, information processing method, and relay apparatus
JP7388533B2 (ja) ゲートウェイ装置、方法及びプログラム
US20130159547A1 (en) Data transfer system
KR101310769B1 (ko) 스마트 라우터 및 그 제어방법, 및 이를 이용한 스마트 네트워크 서비스 제공 시스템 및 방법
JP7332869B2 (ja) 通信プログラム、通信方法および通信装置
JP5732919B2 (ja) データ配信システム,ノード,及びデータ配信方法
JP2011150382A (ja) コンテンツ配信システムと方法およびプログラム
JP6144559B2 (ja) 並列分散管理装置、プログラム及び並列分散処理システム
US9942311B2 (en) Method and apparatus for transferring content among large clusters of storage devices to achieve a target replication distribution
CN114513519B (zh) 一种视频对等流交换方法、系统及装置
JP5825940B2 (ja) 分散処理制御システム及びその制御方法
JP6179141B2 (ja) データ転送システムおよびネットワーク負荷軽減方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7363486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150