JP2016086225A - ネットワークシステム、ゲートウェイ装置用プログラム及び管理装置用プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、ゲートウェイ装置用プログラム及び管理装置用プログラム Download PDF

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恵理 川井
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Abstract

【課題】ネットワークシステムの設備効率を向上する。【解決手段】端末が送受信するデータを転送するネットワークシステムであって、物理計算機資源を用いた仮想計算機上で動作し、前記端末が通信をするための接続情報を保持するゲートウェイ装置と、前記ゲートウェイ装置を管理する管理装置とを備え、前記管理装置は、前記ゲートウェイ装置の負荷が所定の閾値より高い場合、前記仮想計算機を増設し、前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末を決定し、引継元のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを指示し、前記ゲートウェイ装置は、前記端末の接続情報の引継指示を受信すると、前記端末の引継先のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、前記引継先のゲートウェイ装置との間で前記端末の接続情報を同期する。【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークシステム及びシステムを構成するゲートウェイ装置用のプログラム、管理装置用のプログラムに関する。
移動体通信網において、従来は携帯電話機によるデータ通信の割合が多く、制御プレーンの負荷よりユーザプレーンの負荷が高かった。そのため、ゲートウェイ装置はユーザプレーン負荷のピーク時に端末が収容できるように設計されていた。また、ユーザプレーン処理性能に重点を置いた装置が開発されていた。さらに、従来の移動通信網では各装置が専用のハードウェアを用いていたことから、装置の増設及び減設は長期的な負荷統計に基づいて決定され、装置閉塞などの準備なども含めて長時間(例えば、日単位)で行っている。
この技術分野の背景技術として、特開2010−63022号公報(特許文献1)、非特許文献1がある。特開2010−63022号公報(特許文献1)には、制御プレーンとユーザプレーンとを分離したアクセスゲートウェイ装置の冗長化構成が開示されている。また、NEC Virtualized Evolved Packet Core−vEPC(非特許文献1)には、ゲートウェイ装置を構成する仮想マシンの各々に制御プレーン又はユーザプレーンを割り当て、仮想マシンを動的に増設及び減設する構成が開示されている。
特開2010−63022号公報
NEC Virtualized Evolved Packet Core - vEPC,http://www.nec.com/en/global/solutions/nsp/nfv/doc/vEPC_WP.pdf,2014年2月
モバイルネットワークでは、IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)の普及によって、短時間の(データ量が少ない)通信が増加することから、ユーザプレーン(U−Plane)の負荷と制御プレーン(C−Plane)の負荷の割り合いが時間的に著しく変動することが予想される。例えば、夜間にセンサ装置がサーバに一斉に接続することがある。さらに、朝の通勤時間帯に交通機関の乗客が保有している端末がハンドオーバを行うなどによって、U−Planeの負荷はそれほど増加しなくても、C−Planeの負荷が増加することがある。
このように、IoTやM2Mは制御プレーン負荷が高いトラフィックモデルであり、従来のモバイルコアネットワークでは、制御プレーンの負荷のピークに合わせてゲートウェイ装置を設置する必要がある。この場合、制御プレーンの負荷のピーク時はユーザプレーンのリソースが余剰となり、ユーザプレーンの負荷のピーク時は制御プレーンのリソースが余剰となり、設備効率が悪い。そのため、今後増大するトラフィックに対応するため、設備効率の向上が課題となっている。
従来はユーザのセッションをPGW(Packet Data Gateway)間で移動することができず、ユーザの通信の開始時にユーザが収容されるPGWを割り当てるのみであった。このため、制御プレーン用とユーザプレーン用とでハードウェアリソースの割り当てを動的に変更することができれば、設置されるハードウェア装置の数を減らすことができ、設備効率が向上する。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、端末が送受信するデータを転送するネットワークシステムであって、物理計算機資源を用いた仮想計算機上で動作し、前記端末が通信をするための接続情報を保持するゲートウェイ装置と、前記ゲートウェイ装置を管理する管理装置とを備え、前記管理装置は、前記ゲートウェイ装置の負荷が所定の閾値より高い場合、前記仮想計算機を増設し、前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末を決定し、引継元のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを指示し、前記ゲートウェイ装置は、前記端末の接続情報の引継指示を受信すると、前記端末の引継先のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、前記引継先のゲートウェイ装置との間で前記端末の接続情報を同期する。
本発明の代表的な実施の形態によれば、ネットワークシステムの構成を短時間で変更して、設備効率を向上することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本実施例のネットワークシステムの構成を説明する図である。 本実施例のネットワークシステムの詳細な構成を説明する図である。 本実施例のネットワークシステムと上位管理装置との接続を説明する図である。 本実施例のPGWのハードウェア構成を説明する図である。 本実施例のPGWをハイパーバイザ方式で仮想化した場合の論理構成を説明する図である。 制御プレーン用仮想PGWに格納される制御プレーン用分散KVS型データベースの構成例を説明する図である。 ユーザプレーン用仮想PGWに格納されるユーザプレーン用分散KVS型データベースの構成例を説明する図である。 過去の統計に基づいて制御プレーン用仮想PGWを増設する処理のシーケンス図である。 負荷統計が閾値を超過したことによってユーザプレーン用仮想PGWを増設する処理のシーケンス図である。 負荷統計が閾値より小さい場合に制御プレーン用仮想PGWを減設する処理のシーケンス図である。 物理リソースを確保する場合にユーザプレーン用仮想PGWを減設する処理のシーケンス図である。 仮想PGWを増設又は減設する処理のフローチャートである。 仮想PGWを増設又は減設する処理のフローチャートである。 仮想PGWを増設する処理のフローチャートである。 仮想PGWを減設する処理のフローチャートである。 本実施例の管理装置のハードウェア構成を説明する図である。 本実施例のPGWをコンテナ方式で仮想化した場合の論理構成を説明する図である。
図1は、本実施例のネットワークシステムの構成の概要を説明する図である。
本実施例のネットワークは、LTE(Long Term Evolution)ネットワークであり、基地局(eNB(evolved Node B))200、モバイル管理エンティティ(MME(Mobility Management Entity))300、サービングゲートウェイ(SGW(Serving Gateway))400及びパケットデータゲートウェイ(PGW)500を有する。
eNB200は、1又は複数の携帯電話端末(例えば、UE(User Equipment))100を収容する基地局装置である。
MME300は、1又は複数のeNB200を収容し、eNB200に収容される各UE100に対するLTE通信を管理及び制御する通信装置である。
SGW400は、LTEの回線を収容するサービングゲートウェイ装置である。
PGW500は、ネットワークシステム(モバイルコアネットワーク)外のパケットデータネットワーク(PDN(Packet Data Network))600との接続点となるパケットデータゲートウェイ装置である。PGW500は、UE100に割り当てるIP(Internet Protocol)アドレスを管理し、ユーザが使用したパケット数の計数などの課金用データを収集する。また、PGW500は、ユーザデータのQoS(Quality of Service)を制御する機能や、パケットフィルタリング機能を有してもよい。
MME300、SGW400及びPGW500は、1又は複数のEPC(Evolved Packet Core)装置800に収容されてもよい。
本実施例のネットワークシステムでは、制御データを転送する制御プレーン(C−Plane)、ユーザデータを転送するユーザプレーン(U−Plane)、と管理データを転送する管理プレーンを用いてデータが転送される。
図2は、本発明の実施例のネットワークシステムの詳細な構成を説明する図である。
PGW500は、複数の制御プレーン用仮想PGW(vPGW(C))510−1〜510−Mと、制御プレーン用負荷分散装置(vPGW LB)520と、複数のユーザプレーン用仮想PGW(vPGW(U))530−1〜530−Nと、ユーザプレーン用負荷分散装置(vPGW LB)540とを有する。また、PGW500は、管理装置550に接続されている。すなわち、PGW500は、制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−Mと、ユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−Nとに分かれて構成されている。PGW500を構成するこれらの装置は、一つ又は複数の物理リソースから仮想的に構成された仮想計算機上に構築される。管理装置550は、PGW500を管理する。なお、複数の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−Mを説明上分ける必要がない場合は、制御プレーン用仮想PGW510と称する。同様に、複数のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−Mを説明上分ける必要がない場合は、ユーザプレーン用仮想PGW530と称する。また、管理装置550はPGW500に含まれてもよい。
PGW500はUE100とPDN600とを接続する際に必要となるUE100とPDN600との接続関係の情報である接続情報を保持し、接続情報をユーザプレーンパケットの転送処理に用いる。接続情報は制御プレーン用のセッション情報(UE100がPDN600との一連の通信を行うために必要となる接続関係の情報)とユーザプレーン用の通信経路情報(UE100がPDN600との一連の通信を行う際の通信経路の情報)で構成されている。UE100がネットワークシステムに接続すると制御プレーン用仮想PGW510はセッション情報を生成し、セッション情報を基にユーザプレーンでの転送に必要な情報を通信経路情報として生成し、通信経路情報をユーザプレーン用仮想PGW530に通知する。
制御プレーン用仮想PGW510は、制御プレーンで転送される制御データ処理する。
制御プレーン用仮想PGW510は分散KVS(Key−Value Store)型のデータベース515を有し、ユーザのセッション情報をデータベース515に格納する。なお、データベース515は、インメモリ分散KVS型であると望ましい。データベース515が、分散KVS型で構成されているので、近隣の制御プレーン用仮想PGW510との間でデータをコピーすることにより同期して、複数の制御プレーン用仮想PGW510が同じユーザのデータを保持するように構成されている。このため、仮想PGW510の増設及び減設時に、データを転送するための情報の引き継ぐことができる。そして、ゲートウェイ装置増設による分単位での負荷分散や、セッションの切断を伴わない分単位での減設が可能となり、負荷状況に応じてシステムの構成を柔軟に変更し余剰リソースを削減することで設備効率を向上させることができる。
負荷分散装置520は、制御プレーン用仮想PGW510の前段に配置される。負荷分散装置520は、制御プレーン用仮想PGW510にUE100がPDN600との一連の通信を行うために必要となる接続関係であるセッションを割り当て、入力されるパケットを振り分けることによって、各制御プレーン用仮想PGW510の負荷を制御する。
負荷分散装置520は、制御プレーン用仮想PGW510を一つのIPアドレスを有する一つの装置として他の装置(例えば、SGW400)に見せるので、制御プレーン用仮想PGW510の増設及び減設の影響は他の装置に及ばない。
ユーザプレーン用仮想PGW530は、ユーザプレーンで転送されるユーザデータを処理する。
ユーザプレーン用仮想PGW530は分散KVS型のデータベース535を有し、ユーザのセッションデータをデータベース535に格納する。なお、データベース535は、インメモリ分散KVS型であると望ましい。データベース535は、分散KVS型で構成されているので、近隣のユーザプレーン用仮想PGW530との間でデータを同期して、複数のユーザプレーン用仮想PGW530が同じユーザのデータを保持するように構成されている。このため、仮想PGW530の増設及び減設時に、データを転送するための情報の引き継ぐことができる。そして、ゲートウェイ装置増設による分単位での負荷分散や、セッションの切断を伴わない分単位での減設が可能となり、負荷状況に応じてシステムの構成を柔軟に変更し余剰リソースを削減することで設備効率を向上させることができる。
負荷分散装置540は、ユーザプレーン用仮想PGW530の前段に配置される。負荷分散装置540は、ユーザプレーン用仮想PGW530にセッションを割り当て、入力されるパケットを振り分けることによって、各ユーザプレーン用仮想PGW530の負荷を制御する。
負荷分散装置540は、ユーザプレーン用仮想PGW530を一つのIPアドレスを有する一つの装置として他の装置(例えば、SGW400)に見せるので、ユーザプレーン用仮想PGW530の増設及び減設の影響は他の装置に及ばない。
複数の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−Mと、複数のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−Nとは、各々が、全ての組み合わせにおいて(すなわち、フルメッシュで)管理プレーンにより接続されており、どの制御プレーン用仮想PGW510でも、全てのユーザプレーン用仮想PGW530を制御することができる。
管理装置550は、物理リソースから複数の仮想計算機を生成する計算機である。また、管理装置550は、管理プレーンを通じて仮想計算機(vPGW(C)、vPGW(U))を増設したり、減設する。
管理装置550は、図3に示すように、管理プレーンにより上位管理装置700と接続されている。上位管理装置700は、例えば、システム間が連携するように制御するオーケストレータや、ネットワークシステムの管理者が使用する管理者端末である。
同様に、SGW400を仮想計算機で構成する場合、仮想SGW410を管理する管理装置450を設ける。なお、管理装置450はSGW400に含まれてもよい。さらに、MME300を仮想計算機で構成する場合、仮想MME310を管理する管理装置350を設ける。なお、管理装置350MME300に含まれてもよい。上位管理装置700は、管理装置450及び管理装置350と管理プレーンを介して接続される。
また、上位管理装置700は、本ネットワークシステムの外部に設けられる外部システムである緊急地震速報システム710と接続されており、緊急地震速報システム710から地震速報を受信する。上位管理装置700は、後述するように、緊急地震速報によって、トラフィックの増加を予測する。
図15は、本実施例の管理装置550のハードウェア構成を説明する図である。
管理装置550を構成するための計算機、すなわち、物理リソースは、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)1501と、ROM(Read Only Memory)1502と、RAM(Random Access Memory)1503と、補助記憶装置1504と、通信インターフェース1505とを含む。RAM1503に格納されたプログラムをプロセッサ1501が実行することによって、管理装置550の機能を実現する。
プロセッサ1501は、RAM1503に格納されたプログラムを実行する処理装置である。
ROM1502は、不変のプログラム(例えば、BIOS(Basic Input/Output System))などを格納する。RAM1503は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、補助記憶装置1504に格納されたプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。プログラムの実行時に使用されるデータは、通常は補助記憶装置1504に格納されており、必要に応じて補助記憶装置1504から読み出されてRAM1503に展開される。
補助記憶装置1504は、例えば、磁気記憶装置(HDD(Hard Disk Drive))、フラッシュメモリ(SSD(Solid State Drive))等の大容量かつ不揮発性の記憶装置である。また、補助記憶装置1504は、プロセッサ1501が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置1504から読み出されて、RAM1503にロードされて、プロセッサ1501によって実行される。
通信インターフェース1505は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
プロセッサ1501が実行するプログラムは、ネットワーク又はリムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)を介して管理装置550に提供され、非一時的記憶媒体であるROM1502又は補助記憶装置1504に格納される。このため、管理装置550は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有してもよい。
RAM1503にはイベント待機プログラム551、統計解析プログラム552、警報処理プログラム553、上位管理装置通知処理プログラム554、スケジュール管理プログラム555、仮想PGW増減設プログラム556、保守者インタフェースプログラム557が格納される。
イベント待機プログラム551は他装置からの通信やOS(Operating System)からのタイマ満了通知などのイベント通知を待ち受け(図12Aの1001)、受信した通知応じて必要なプログラムを呼び出す(図12Aの1002)。統計解析プログラム552は仮想PGW510、530から受信した統計通知をもとに増減設の決定を行う(図12Aの1003、1005、1007、図12Bの1019)。警報処理プログラム553は仮想PGW510、530から受信した警報通知をもとに、増設の決定を行う(図12Aの1015)。上位管理装置通知処理プログラム554は上位管理装置700からの通知をもとに増減設の決定を行う(図12Aの1010)。スケジュール管理プログラム555はタイマ満了通知をもとに増設や定期処理を行う(図12Bの1017、1018)。仮想PGW増減設プログラム556は他プログラムからの指示をもとに仮想PGW510、530の増設または減設を行う(図13、図14)。保守者インタフェースプログラム557は保守者からの入力を受け付け仮想PGW510、530増設の登録などを行う(図12Bの1020)。
図4は、本実施例のPGW500のハードウェア構成を説明する図である。
PGW500の仮想計算機を構成するための計算機、すなわち、物理リソースは、プロセッサ(CPU)501と、ROM502と、RAM503と、補助記憶装置504と、通信インターフェース505とを含む。RAM503に格納されたプログラムをプロセッサ501が実行することによって、PGW500の機能を実現する。
仮想計算機を生成するためのリソースを提供するハードウェアは、1台の物理計算機で構成しても、複数台の物理計算機で構成してもよい。また、物理計算機(ハードウェア)上で動作する仮想計算機の種類及び数は任意である。
プロセッサ501は、RAM503に格納されたプログラムを実行する処理装置である。
ROM502は、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAM503は、DRAMのような高速かつ揮発性の記憶素子であり、補助記憶装置504に格納されたプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。プログラムの実行時に使用されるデータは、通常は補助記憶装置504に格納されており、必要に応じて補助記憶装置504から読み出されてRAM503に展開される。
補助記憶装置504は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置である。また、補助記憶装置504は、プロセッサ501が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置504から読み出されて、RAM503にロードされて、プロセッサ501によって実行される。
通信インターフェース505は、所定のプロトコルに従って、他の装置との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
プロセッサ501が実行するプログラムは、ネットワーク又はリムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)を介してPGW500に提供され、非一時的記憶媒体であるROM502又は補助記憶装置504に格納される。このため、PGW500は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有してもよい。
図5は、本実施例のPGW500をハイパーバイザ方式で仮想化した場合の論理構成を説明する図である。
PGW500を構成する計算機ではホストOS506が動作しており、ホストOS506の上ではハイパーバイザ507が実行されている。管理装置550は、ハイパーバイザ507によって仮想計算機(vPGW(C)、vPGW(U))を増設したり、減設する。
ハイパーバイザ507は、複数の仮想計算機510、520、530、540を起動する。管理装置550は、起動した仮想計算機上で、仮想PGW510、530及び負荷分散装置520、540を構成する。
制御プレーン用仮想PGW510は、ゲストOS511、制御プレーン処理プログラム512及び分散KVS処理プログラム513を有する。制御プレーン用仮想PGW510に割り当てられたプロセッサ501が、これらのプログラムを実行する。
ゲストOS511は、制御プレーン用仮想PGW510を構成する仮想計算機(ハードウェア)を動作させる基本ソフトウェアである。制御プレーン処理プログラム512は、制御プレーンで転送されるメッセージを作成し、受信したメッセージをチェックし、受信したメッセージに対して返信する。また、制御プレーン処理プログラム512は、ユーザプレーンでユーザデータを処理するユーザプレーン用仮想PGW530をセッション毎に決定し、ユーザデータの転送経路をユーザプレーン用仮想PGW530に通知する。分散KVS処理プログラム513は、分散KVS型のデータベース515のバックアップを作成する。
ユーザプレーン用仮想PGW530は、ゲストOS531、ユーザプレーン処理プログラム532及び分散KVS処理プログラム533を有する。ユーザプレーン用仮想PGW530に割り当てられたプロセッサ501が、これらのプログラムを実行する。
ゲストOS531は、ユーザプレーン用仮想PGW530を構成する仮想計算機(ハードウェア)を動作させる基本ソフトウェアである。ユーザプレーン処理プログラム532は、ユーザプレーンで転送されるユーザデータをカプセリング、または、デカプセリングし、ユーザデータを転送する。また、ユーザプレーン処理プログラム532は、ユーザが使用したパケット数の計数などの課金用データを収集する。分散KVS処理プログラム533は、分散KVS型のデータベース535のバックアップを作成する。
負荷分散装置520、540は、ゲストOS521及びパケット振分処理プログラム522を有する。負荷分散装置520、540に割り当てられたプロセッサ501が、これらのプログラムを実行する。
ゲストOS521は、負荷分散装置520、540を構成する仮想計算機(ハードウェア)を動作させる基本ソフトウェアである。パケット振分処理プログラム522は、振分テーブル(図示せず)を管理し、各仮想PGW510、530にセッションを割り当て、入力されるパケットを制御することによって、各仮想PGW510、530の負荷を制御する。
次に、PGW500に格納されるデータについて説明する。本実施例の説明では、管理用の情報をテーブル形式で説明するが、管理用の情報は必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくてもよく、リスト、DB(Database)、キュー等のデータ構造やディレクトリ構造等その他の方法で表現されてもよい。
図6は、制御プレーン用仮想PGW510に格納される制御プレーン用分散KVS型のデータベース515の構成例を説明する図である。制御プレーン用分散KVS型のデータベース515のエントリは、UE100がネットワークシステムに接続すると制御プレーン用仮想PGW510の制御プレーン処理プログラム512が生成する。
データベース515は、KEY5151及びVALUE5152の組によってセッション情報などのデータを格納する。
例えば、KEY5151の値が、UE100の識別情報(IMSI(International Mobile Subscriber Identity))毎の「セッション情報」である場合、VALUE5152には、当該セッションのSGW400のIPアドレス、SGW400からPGW500へのトンネルの識別情報、PGW500からSGW400へのトンネルの識別情報、制御プレーン用仮想PGW(vPGW(C))の識別情報、ユーザプレーン用仮想PGW(vPGW(U))の識別情報、当該セッションのQoSなどの当該セッションを構成するための情報が記録される。
また、例えば、KEY5151の値が、トンネル終端識別情報(TEID(Tunnel Endpoint ID)毎の「ユーザID」である場合、VALUE5152には、当該UE100の識別情報(IMSI)が記録される。なお、TEID毎のユーザIDは、セッション情報の登録(データベース515へのセッション情報のエントリの格納、追加)時に対応するセッション情報のエントリから生成される。TEID毎のユーザIDのエントリは、パケットによっては直接IMSIが得られないため、制御プレーン用仮想PGW510が、セッション情報のエントリを特定する(セッション情報を得る)ためにTEIDからIMSIを取得する際に用いられる。
図7は、ユーザプレーン用仮想PGW530に格納されるユーザプレーン用分散KVS型データベース535の構成例を説明する図である。
データベース535は、KEY5351及びVALUE5352の組によって通信経路情報、課金統計などのデータを格納する。
例えば、KEY5351の値が、UE100のIPアドレス毎の「通信経路情報」である場合、VALUE5352には、当該通信経路のSGW400のIPアドレス、SGW400からPGW500へのトンネルの識別情報、PGW500からSGW400へのトンネルの識別情報、制御プレーン用仮想PGW(vPGW(C))の識別情報、ユーザプレーン用仮想PGW(vPGW(U))の識別情報、当該セッションのQoSなどの当該通信経路を構成するための情報が記録される。
また、例えば、KEY5351の値が、UE100のIPアドレス毎の「課金統計」である場合、VALUE5352には、当該UE100の受信データのパケット数、受信データのバイト数、送信データのパケット数、送信データのバイト数などの課金のために必要なデータが記録される。なお、IPアドレス毎の課金統計は、通信経路情報によってパケットを転送した際に転送したバイト数などを計上して格納する。
図8は、過去の統計に基づいて制御プレーン用仮想PGW510を増設する処理のシーケンス図である。
後述するように、管理装置550は、過去のPGW500全体の負荷の統計から負荷が高くなる日時を算出し、仮想計算機を増設する日時を予め定め、定められた日時に仮想PGW510、530を増設する(図12Bの1019)。増減設シナリオ(保守者が事前設定した日時におけるPGWの増減設)に従って仮想PGW510、530を増設してもよい(図12Bの1020)。図8では、制御プレーン用仮想PGW510を増設する処理を説明する。
まず、管理装置550は、過去の統計に基づいて定められた増設日時であるかを判定し(2001、図12Bの1017)、定められた増設日時であれば、仮想PGW増設指示(vPGW(C)増設指示)を物理計算機上のハイパーバイザ507に送信し、ハイパーバイザ507は、仮想PGW増設指示を受けると仮想計算機を起動する(2002)。仮想計算機は、起動すると、制御プレーン用仮想PGW510−M+1としての動作を開始する。
その後、管理装置550は、起動した仮想計算機(仮想PGW)510−M+1に仮想PGW増設確認コマンド(vPGW(C)増設確認コマンド)を送信する(2003)。
起動した制御プレーン用仮想PGW510−M+1は、仮想PGW増設確認コマンドを受信すると、増設完了メッセージを管理装置550に送信して、制御プレーン用仮想PGW510−M+1の増設が完了したことを通知する(2004)。
管理装置550は、制御プレーン用仮想PGW510の負荷が均等になるように、UE100を各制御プレーン用仮想PGW510に割り当てて、一部接続情報の引継指示を送信して一部の接続情報の引き継ぎを移動元(引継元)の制御プレーン用仮想PGW510に指示する(2005)。セッションを使用しているUE100はユーザグループに属しており、管理装置550は、同じユーザグループに属するUE100を一つの制御プレーン用仮想PGW510に割り当てる。UE100のユーザグループへの割り当ては、ラウンドロビンによって、ユーザグループが均等になるように割り当ててもよい。また、IoTやM2MのUE100と通常のUE100とを異なるユーザグループに属するように、異なる制御プレーン用仮想PGW510に割り当ててもよい。さらに、加入者情報によってUE100が異なるユーザグループに属するようにして、異なる制御プレーン用仮想PGW510に割り当ててもよい。例えば、ベストエフォートユーザと帯域保証ユーザとを異なるユーザグループに属するようにして、トラフィック量が増加したら、帯域保証ユーザを増設される制御プレーン用仮想PGW510に割り当ててもよい。引継指示には割り当てられたユーザグループおよび制御プレーン用仮想PGW510の情報が含まれている。なお引継指示に割り当てられたユーザグループおよび制御プレーン用仮想PGW510の情報を含まずに、指示をうけた移動元(引継元)の制御プレーン用仮想PGW510が割り当てるユーザグループおよび制御プレーン用仮想PGW510を決定してもよい。
移動元の制御プレーン用仮想PGW510は、一部接続情報の引継指示を受信すると、一部接続情報引継依頼を送信して、一部の接続情報の引き継ぎを増設された制御プレーン用仮想PGW510−M+1に依頼する(2006)。
移動元の制御プレーン用仮想PGW510と引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1とは、引き継がれる接続情報を分散KVS型データベース515間で同期して、引き継がれる接続情報である一部のセッション情報を引き継ぐ(2007)。引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1は、引き継がれる一部のセッション情報の同期が完了すると、引き継いだ一部のセッション情報に対応するTEID毎のユーザIDを生成して分散KVS型データベース515に格納する。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1は、制御プレーン用PGWの割当変更メッセージをユーザプレーン用仮想PGW530に送信して、引き継いだ一部のセッション情報を通知する(2008)。
ユーザプレーン用仮想PGW530は、受信した制御プレーン用PGW割当変更通知(制御プレーン用PGWの割当変更メッセージ)に従って、引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1が引き継いだ一部のセッション情報を用いて分散KVS型データベース535を更新し、更新が完了すると、変更完了メッセージを引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1に送信して分散KVS型データベース535の更新(変更)が完了したことを通知する(2009)。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1は、引き継いだ一部のセッション情報を負荷分散装置520に送信して、負荷分散装置520が管理する振分テーブル(図示せず)の更新を指示する(2010)。
負荷分散装置520は、振分テーブルの更新の指示に従って振分テーブルを更新し、更新が完了すると、引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1に振分テーブルの更新完了メッセージを送信して振分テーブルの更新が完了したことを通知する(2011)。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−M+1は、更新完了メッセージを受信すると、移動元の制御プレーン用仮想PGW510にセッション引継完了メッセージを送信して一部のセッション情報の引き継ぎが完了したことを通知する(2012)。そして、移動元の制御プレーン用仮想PGW510は、セッション引継完了メッセージを受信すると、管理装置550にセッション引継完了メッセージを送信して一部のセッション情報の引き継ぎが完了したことを通知する(2013)。
図8を用いて制御プレーン用仮想PGW510を増設する処理について説明したが、同様の手順で、過去の統計に基づいてユーザプレーン用仮想PGW530を増設することができる。
なお、図8に示す処理において、仮想PGWを増設せずに、シーケンス2005〜2013を実行することによって、既存の仮想PGW間で一部のセッション情報を移動して、既存の仮想PGW間で負荷を調整することができる。負荷の調整により、特定の仮想PGWに収容されたユーザの通信品質において、輻輳による通信品質の低下を防ぐことができる。
図9は、負荷統計値が閾値より大きい場合にユーザプレーン用仮想PGW530を増設する処理のシーケンス図である。
後述するように、管理装置550は、ユーザプレーン用PGW530の負荷統計値が増設用の閾値より大きい場合、ユーザプレーン用仮想PGW530を増設する。
まず、ユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−Nは、負荷の統計情報を管理装置550に送信する(2021)。
管理装置550は、ユーザプレーン用仮想PGW530の負荷統計値が増設用の閾値より大きいかを判定し(2022、図12Aの1005)、負荷統計値が増設用の閾値より大きければ、仮想PGW増設指示(vPGW(U)増設指示)を物理計算機上のハイパーバイザ507に送信し、ハイパーバイザ507は、仮想PGW増設指示を受けると仮想計算機を起動する(2023)。仮想計算機は、起動すると、ユーザプレーン用仮想PGW530−N+1としての動作を開始する。
その後、管理装置550は、起動した仮想計算機(仮想PGW)530−N+1に仮想PGW増設確認コマンド(vPGW(U)増設確認コマンド)を送信する(2024)。
起動したユーザプレーン用仮想PGW530−N+1は、仮想PGW増設確認コマンドを受信すると、増設完了メッセージを管理装置550に送信して、ユーザプレーン用仮想PGW530−N+1の増設が完了したことを通知する(2025)。
管理装置550は、ユーザプレーン用仮想PGW530の負荷が均等になるように、UE100を各ユーザプレーン用仮想PGW530に割り当てて、一部接続情報の引継指示を送信して一部の接続情報の引き継ぎを移動元(引継元)のユーザプレーン用仮想PGW530に指示する(2026)。セッションを使用しているUE100はユーザグループに属しており、管理装置550は、同じユーザグループに属するUE100を一つのユーザプレーン用仮想PGW530に割り当てる。ユーザプレーン用仮想PGW530にユーザグループを割り当てる方法は、図8で前述した方法と同じ方法を採用することができる。引継指示には割り当てられたユーザグループおよびユーザプレーン用仮想PGW530の情報が含まれている。なお引継指示に割り当てられたユーザグループおよびユーザプレーン用仮想PGW530の情報を含まずに、指示をうけた移動元(引継元)のユーザプレーン用仮想PGW530が割り当てるユーザグループおよびユーザプレーン用仮想PGW530を決定してもよい。
移動元のユーザプレーン用仮想PGW530は、一部接続情報の引継指示を受信すると、一部接続情報引継依頼を送信して、一部の接続情報の引き継ぎを増設されたユーザプレーン用仮想PGW530−N+1に依頼する(2027)。
移動元のユーザプレーン用仮想PGW530と引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1とは、引き継がれる接続情報を分散KVS型データベース535間で同期して、引き継がれる接続情報である一部の通信経路情報および課金統計を引き継ぐ(2028)。
引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1は、ユーザプレーン用仮想PGWの割当変更メッセージを制御プレーン用仮想PGW510に送信して、引き継いだ一部の通信経路情報および課金統計を通知する(2029)。
制御プレーン用仮想PGW510は、受信したユーザプレーン用仮想PGW割当変更通知(ユーザプレーン用仮想PGWの割当変更メッセージ)に従って、引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1が引き継いだ一部の通信経路情報および課金統計を用いて分散KVS型データベース515を更新し、更新が完了すると、変更完了メッセージを引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1に送信して分散KVS型データベース515の更新(変更)が完了したことを通知する(2030)。
引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1は、引き継いだ一部の通信経路情報および課金統計を負荷分散装置540に送信して、負荷分散装置540が管理する振分テーブル(図示せず)の更新を指示する(2031)。
負荷分散装置540は、振分テーブルの更新の指示に従って振分テーブルを更新し、更新が完了すると、引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1に振分テーブルの更新完了メッセージを送信して振分テーブルの更新が完了したことを通知する(2032)。
引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−N+1は、更新完了メッセージを受信すると、移動元のユーザプレーン用仮想PGW530にセッション引継完了メッセージを送信して一部の通信経路情報および課金統計の引き継ぎが完了したことを通知する(2033)。そして、移動元のユーザプレーン用仮想PGW530は、セッション引継完了メッセージを受信すると、管理装置550にセッション引継完了メッセージを送信して一部の通信経路情報および課金統計の引き継ぎが完了したことを通知する(2034)。
図9を用いてユーザプレーン用仮想PGW530を増設する処理について説明したが、同様の手順で、負荷統計が閾値より大きい場合に制御プレーン用仮想PGW510を増設することができる。
図10は、負荷統計値が閾値より小さい場合に制御プレーン用仮想PGW510を減設する処理のシーケンス図である。
後述するように、管理装置550は、制御プレーン用仮想PGW510の負荷統計値が増設用の閾値より小さい場合、制御プレーン用仮想PGW510を減設する。
まず、制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−Mは、負荷の統計情報を管理装置550に送信する(2041)。
管理装置550は、制御プレーン用仮想PGW510の負荷統計値が減設用の閾値より小さいかを判定し(2042、図12Aの1007)、負荷統計値が減設用の閾値より小さければ、全接続情報の引継指示を送信して全ての接続情報を他の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1が引き継ぐように減設する制御プレーン用仮想PGW510−Mに指示する(2043)。管理装置550は、制御プレーン用仮想PGW510の負荷が均等になるように引継先の制御プレーン用仮想PGW510を決定するとよい。引継指示には決定された引継先の制御プレーン用仮想PGW510の情報が含まれている。なお引継指示に引継先の制御プレーン用仮想PGW510の情報を含まずに、指示をうけた移動元(引継元)の制御プレーン用仮想PGW510が引継先の制御プレーン用仮想PGW510を決定してもよい。
減設される制御プレーン用仮想PGW510−Mは、全接続情報の引継指示を受信すると、全接続情報引継依頼を送信して、全ての接続情報の引き継ぎを他の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1に依頼する(2044)。
減設される制御プレーン用仮想PGW510−Mと引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1とは、引き継がれる接続情報である全てのセッション情報を分散KVS型データベース515間で同期して、全てのセッション情報を引き継ぐ(2045)。引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1は、引き継がれる全てのセッション情報の同期が完了すると、引き継いだ全てのセッション情報に対応するTEID毎のユーザIDを生成して分散KVS型データベース515に格納する。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1は、制御プレーン用仮想PGWの割当変更メッセージをユーザプレーン用仮想PGW530に送信して、引き継いだ全てのセッション情報を通知する(2046)。
ユーザプレーン用仮想PGW530は、受信したPGW割当変更通知(制御プレーン用仮想PGWの割当変更メッセージ)に従って引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1が引き継いだ全てのセッション情報を用いて分散KVS型データベース535を更新し、更新が完了すると、変更完了メッセージを引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1に送信して分散KVS型データベース535の更新(変更)が完了したことを通知する(2047)。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1は、引き継いだ全てのセッション情報を負荷分散装置520に送信して、負荷分散装置520が管理する振分テーブル(図示せず)の更新を指示する(2048)。
負荷分散装置520は、振分テーブルの更新の指示に従って振分テーブルを更新し、更新が完了すると、引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1に振分テーブルの更新完了メッセージを送信して振分テーブルの更新が完了したことを通知する(2049)。
引継先の制御プレーン用仮想PGW510−1〜510−M−1は、更新完了メッセージを受信すると、減設される制御プレーン用仮想PGW510−Mにセッション引継完了メッセージを送信して全てのセッション情報の引き継ぎが完了したことを通知する(2050)。そして、減設される制御プレーン用仮想PGW510−Mは、管理装置550にセッション引継完了メッセージを送信して全てのセッション情報の引き継ぎが完了したことを通知する(2051)。
管理装置550は、セッション引継完了メッセージを受信すると、制御プレーン用仮想PGW減設指示(vPGW(C)減設指示)を制御プレーン用仮想PGW510−Mが起動しているハイパーバイザ507に送信して、制御プレーン用仮想PGW510−Mの減設を指示する(2052)。
管理装置550は、管理装置550が管理するリソースプール(図示せず)を参照し、空き物理リソースの増加によって制御プレーン用仮想PGW510−Mの減設の完了を確認する(2053)。
図10を用いて制御プレーン用仮想PGW510を減設する処理について説明したが、同様の手順で、負荷統計が閾値より小さい場合にユーザプレーン用仮想PGW530を減設することができる。
図11は、物理リソースを確保するためにユーザプレーン用仮想PGW530を減設する処理のシーケンス図である。
後述するように、管理装置550は、他の装置を増設するための物理リソースが不足する場合に、必要な物理リソースを確保するために、仮想PGWを減設する(図13の1032)。図11では、制御プレーン用仮想PGW510を増設するために、ユーザプレーン用仮想PGW530を減設する処理を説明する。
管理装置550は、制御プレーン用仮想PGW510を増設可能な空き物理リソースがないと判定した場合(2061、図13の1031)、ユーザプレーン用仮想PGW530を減設するために、全接続情報の引継指示を送信して全ての接続情報の引き継ぎを減設するユーザプレーン用仮想PGW530−Nに指示する(2062)。管理装置550は、ユーザプレーン用仮想PGW530の負荷が均等になるように引継先のユーザプレーン用仮想PGW530を決定するとよい。引継指示には決定された引継先のユーザプレーン用仮想PGW530の情報が含まれている。なお引継指示に引継先のユーザプレーン用仮想PGW530の情報を含まずに、指示をうけた移動元(引継元)のユーザプレーン用仮想PGW530が引継先のユーザプレーン用仮想PGW530を決定してもよい。
減設されるユーザプレーン用仮想PGW530−Nは、全接続情報の引継指示を受信すると、全接続情報引継依頼を送信して、全ての接続情報の引き継ぎを他のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1に依頼する(2063)。
減設されるユーザプレーン用仮想PGW530−Nと引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1とは、引き継がれる接続情報である全ての通信経路情報および課金統計を分散KVS型データベース535間で同期して、全ての通信経路情報および課金統計を引き継ぐ(2064)。
引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1は、ユーザプレーン用仮想PGWの割当変更メッセージを制御プレーン用仮想PGW510に送信して、引き継いだ全ての通信経路情報および課金統計を通知する(2065)。
制御プレーン用仮想PGW510は、受信したPGW割当変更通知(ユーザプレーン用仮想PGWの割当変更メッセージ)に従って、引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1が引き継いだ全ての通信経路情報および課金統計を用いて分散KVS型データベース515を更新し、更新が完了すると、変更完了メッセージを引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜N−1に送信分散KVS型データベース515の更新(変更)が完了したことを通知する(2066)。
引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1は、引き継いだ全ての通信経路情報および課金統計を負荷分散装置540に送信して、負荷分散装置540が管理する振分テーブル(図示せず)の更新を指示する(2067)。
負荷分散装置540は、振分テーブルの更新の指示に従って振分テーブルを更新し、更新が完了すると、引継先のユーザプレーン用仮想PGW530−1〜530−N−1に振分テーブルの更新完了メッセージを送信して振分テーブルの更新が完了したことを通知する(2068)。
引継先のユーザプレーン用仮仮想PGW530−1〜530−N−1は、更新完了メッセージを受信すると、減設されるユーザプレーン用仮想PGW530−Nにセッション引継完了メッセージを送信して全ての通信経路情報および課金統計の引き継ぎが完了したことを通知する(2069)。そして、減設されるユーザプレーン用仮想PGW530−Nは、管理装置550にセッション引継完了メッセージを送信して全ての通信経路情報および課金統計の引き継ぎが完了したことを通知する(2070)。
管理装置550は、セッション引継完了メッセージを受信すると、ユーザプレーン用仮想PGW減設指示(vPGW(U)減設指示)をユーザプレーン用仮想PGW530−Nが起動しているハイパーバイザ507に送信して、ユーザプレーン用仮想PGW530−Nの減設を指示する(2071)。
管理装置550は、管理装置550が管理するリソースプール(図示せず)を参照し、空き物理リソースの増加によってユーザプレーン用仮想PGW530−Nの減設の完了を確認する(2072)。その後、管理装置550は、制御プレーン用PGW510を増設する(2073)。なお、制御プレーン用PGW510の増設は、図8で説明したような方法(例えば、図8のステップ2002以降の処理)によって行うことができる。
図11を用いてユーザプレーン用仮想PGW530を減設する処理について説明したが、同様の手順で、物理リソースを確保するために制御プレーン用仮想PGW510を減設してユーザプレーン用仮想PGW530を増設することができる。
図12A、図12Bは、イベントを契機にして仮想PGW510、530を増設又は減設する処理のフローチャートである。図15にて説明したように、管理装置550が有する各プログラムが各処理を実行する。
まず、管理装置550は、イベントの受信を待ち受ける(1001)。管理装置550が受信するイベントは、例えば、仮想PGW510、530からの統計通知(統計情報通知)や、上位管理装置700から通知や、仮想PGW510、530からの警報通知がある。
上位管理装置700からの通知には、仮想PGW510、530の増設要求と仮想PGW510、530の減設要求とがある。上位管理装置700は、緊急地震速報が発報されたことによって接続する端末数の増加が予想される場合や、SGW400などの他の装置がPGW500の応答が遅延していることを計測した場合や、MME300の増設により制御プレーンの負荷の増加が予想される場合などに、仮想PGWの増設を要求する。また、上位管理装置700は、他の装置(SGW400、MME300など)を増設するために物理リソースを確保する必要がある場合や、空き物理リソースが予め設定された閾値より不足している場合などに、仮想PGW510、530の減設を要求する。
その後、受信した通知の種類によって処理を振り分ける(1002)。
受信した通知が仮想PGW510、530からの統計通知である場合(1002で「仮想PGWからの統計通知」)、受信した統計通知に含まれる統計値(統計情報)から今後のトラフィックの増減を予想して、仮想PGW510、530を増設又は減設する。統計通知は、仮想PGW510、530が送信したものでなくても、負荷分散装置520、540が送信したものでもよい。
まず、過去24時間の統計値から負荷を予想し、負荷が増加するかを判定する(1003)。そして、直近の負荷が増加すると予想される場合(1003でYES)、仮想PGW増設処理を実行する(1004)。仮想PGW増設処理の詳細は、図13を用いて説明する。一方、直近の負荷が増加しないと予想される場合(1003でNO)、ステップ1005に進む。
ステップ1005では、負荷の統計値(負荷統計値)が増設用閾値より大きいかを判定する。例えば、CPU利用率60%以上が5分以上継続した場合、統計値が増設用閾値より大きいと判定してよい。負荷の情報は、CPU利用率の他、ユーザプレーンではセッション数、スループット、転送されるデータ量、緊急地震速報の発報や、制御プレーンでは単位時間当たりのトランザクション数、単位時間当たりの処理数などがある。また、SGW400が、PGW500の状態(例えば、SGW400とPGW500との間の再送回数)を管理装置550に通知するので、通知されたPGW500の状態を負荷の情報として用いてもよい。また、負荷分散装置520、540が監視している、各仮想PGW510、530に割り当てられるユーザ数を負荷情報として用いてもよい。
負荷統計値が増設用閾値より大きい場合(1005でYES)、仮想PGW増設処理を実行する(1006)。一方、負荷統計値が増設用閾値より小さい場合(1005でNO)、ステップ1007に進む。
ステップ1007では、負荷の統計値が減設用閾値より小さいかを判定する。例えば、CPU利用率30%以下が1時間以上継続した場合、統計値が減設用閾値より小さいと判定してよい。負荷の情報は、CPU利用率の他、前述したものを利用することができる。負荷統計値が増設用閾値より小さい場合(1007でYES)、仮想PGW減設処理を実行し(1008)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。仮想PGW減設処理の詳細は、図14を用いて説明する。一方、負荷統計値が増設用閾値より大きい場合(1007でNO)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。
受信した通知が上位管理装置700からの通知である場合(1002で「上位管理装置からの通知」)、受信した通知の内容によって処理を振り分ける(1010)。上位管理装置700からの通知の内容が仮想PGW増設要求である場合(1011で「仮想PGW増設要求」)、仮想PGW増設処理を実行し(1011)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。上位管理装置700からの通知の内容が仮想PGW減設要求である場合(1011で「仮想PGW減設要求」)、仮想PGW減設処理を実行し(1013)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。上位管理装置700からの通知の内容が仮想PGW510,530増設要求や減設要求以外の「その他」である場合(1010で「その他」)、PGWを増設又は減設することなく、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。
受信した通知が、仮想PGW510、530からの警報通知である場合(1002で「仮想PGWからの警報通知」)、警報内容がリソース不足であるかを判定する(1015)。仮想PGW510、530からの警報通知の内容がリソース不足である場合(1015でYES)、仮想PGW増設処理を実行し(1016)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。警報通知の内容がリソース不足ではない場合(1015でNO)、仮想PGW増設処理を実行することなく、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。
受信した通知が仮想PGW510,530からの統計通知、警報通知、上位管理装置700からの通知以外の「その他」の通知である場合(1002で「その他」)、現在日時が登録された増設日時であるかを判定する(1017)。そして、現在日時が登録された増設日時である場合(1017でYES)、仮想PGW増設処理を実行し(1016)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。
また、現在日時が登録された増設日時ではない場合(1017でNO)、定期処理を実行する日時であるかを判定する(1018)。例えば、多くの端末が毎日定時に通信をする場合、当該時刻の前に仮想PGW510、530を増設するとよい。定期処理を実行する日時である場合(1018でYES)、過去1か月の統計から負荷が高くなる日時を予測し、仮想PGW510、530の増設日時を登録する(1019)。具体的には、管理装置550は、過去の5分毎の装置全体の統計(スループット、トランザクション/秒、PPS(Packet Per Second)、CPU使用率など)から負荷が高まる日時を計算し、仮想PGW510、530を増設する日時を決定する。
さらに、保守者が設定した日時に仮想PGW510、530を増設する登録をする(1020)。例えば、スポーツの国際試合がある日時には競技場の周辺で多くの端末が接続を要求する。このため、当該試合の開始前に仮想PGW510、530を増設するとよい。
一方、定期処理を実行する日時ではない場合(1018でNO)、ステップ1001に戻り、さらにイベントの受信を待ち受ける。
図13は、管理装置550が仮想PGW510、530を増設する処理である仮想PGW増設処理のフローチャートである。仮想PGW510、530を増設する処理は、図12A及び図12Bに示す処理のステップ1004、ステップ1006、ステップ1011及びステップ1016で呼び出される。
まず、管理装置550は、管理装置550が管理するリソースプール(図示せず)に残存しているリソースを参照し、仮想PGW510、530を増設可能な空き物理リソースがあるかを判定する(1031)。
空き物理リソースがない場合(1031でNO)、仮想PGW減設処理を実行し、仮想PGW510、530の増設に必要なリソースを確保する(1032)。そして、仮想PGW減設処理が成功し、仮想PGW510、530の増設に必要な物理リソースが確保できたかを判定する(1033)。
管理装置550が仮想PGW510、530の増設が必要と判定した場合、増設用物理リソースが空いていないことがある。その場合、減設が許容されている装置を減設することによって、仮想PGW510、530を増設するための物理リソースを確保する。例えば、制御プレーンの負荷が増加した時にベストエフォートのユーザの片寄せを許容するポリシーが適用されている場合、ユーザプレーン用仮想PGW530を減設する。
一方、仮想PGW510、530の増設に必要な物理リソースが確保できなかった場合(1033でNO)、リソース不足による仮想PGW510、530の増設の失敗を上位管理装置700に通知して(1037)、仮想PGW増設処理を終了する。
空き物理リソースがある場合(1031でYES)、及び、仮想PGW510、530の増設に必要な物理リソースが確保できた場合(1033でYES)、増設される仮想PGW510、530が制御プレーン用仮想PGW510であるかを判定する(1034)。増設される仮想PGW510、530が制御プレーン用仮想PGW510である場合(1034でYES)、確保した物理リソースがある物理計算機上のハイパーバイザ507へ制御プレーン用仮想PGW510の増設を通知して(仮想PGW増設指示(vPGW(C)増設指示))(1035)、仮想PGW増設処理を終了する。一方、増設される仮想PGW510、530がユーザプレーン用仮想PGW530である場合(1034でNO)、確保した物理リソースがある物理計算機上のハイパーバイザ507へユーザプレーン用仮想PGW530の増設を通知して(仮想PGW増設指示(vPGW(U)増設指示))(1036)、仮想PGW増設処理を終了する。制御プレーン用仮想PGW510の増設通知またはユーザプレーン用仮想PGW530の増設通知を受信したハイパーバイザ507は、仮想計算機を起動し、増設通知に従った制御プレーン用仮想PGW510またはユーザプレーン用仮想PGW530を構成する。
図14は、管理装置550が仮想PGW510、530を減設する処理である仮想PGW減設処理のフローチャートである。仮想PGW510、530を減設する処理は、図12A及び図12Bに示す処理のステップ1008及びステップ1013で呼び出される。
まず、稼働中の仮想PGW510、530の負荷状況において減設要求の優先度が高いかを判定する(S1041)。例えば、緊急地震速報が発報された場合には、減設対象の仮想PGW510、530の負荷が高くても、今後発生することが予想されるトラフィックのための増設要求を優先すべきである。
減設要求の優先度が低い場合(1041でNO)、減設の失敗を上位管理装置700に通知して(1046)、仮想PGW減設処理を終了する。一方、減設要求の優先度が高い場合(1041でYES)、現在設置されている仮想PGW510、530の数が管理装置550が管理する予め設定された数より多いかを判定する(1042)。
現在設置されている仮想PGW510、530の数が少ない場合(1042でNO)、減設の失敗を上位管理装置700に通知して(1046)、仮想PGW減設処理を終了する。一方、現在設置されている仮想PGW510、530の数が多い場合(1042でYES)、減設される仮想PGW510、530が制御プレーン用仮想PGW510であるかを判定する(1043)。
減設される仮想PGW510、530が制御プレーン用仮想PGW510である場合(1043でYES)、減設対象の制御プレーン用仮想PGW510が起動しているハイパーバイザ507へ減設を通知して(仮想PGW減設指示(vPGW(C)減設指示))(1044)、仮想PGW減設処理を終了する。一方、減設される仮想PGW510、530が制御プレーン用仮想PGWでない場合(1043でNO)、減設される仮想PGW510、530はユーザプレーン用仮想PGW530であるので、減設対象のユーザプレーン用仮想PGW530が起動しているハイパーバイザ507へ減設を通知して(仮想PGW減設指示(vPGW(U)減設指示)(1045)、仮想PGW減設処理を終了する。制御プレーン用仮想PGW510の減設通知またはユーザプレーン用仮想PGW530の減設通知を受信したハイパーバイザ507は、減設する制御プレーン用仮想PGW510またはユーザプレーン用仮想PGW530として動作する仮想計算機の起動を終了し、使用していた物理リソースを解放する。
以上、各図を用いて、PGW500をハイパーバイザ方式で仮想化した場合の仮想PGW510、530の増設及び減設などについて説明したが、PGW500をコンテナ方式で仮想化して、仮想PGW510、530を増設及び減設することも可能である。
図16は、本実施例のPGW500をコンテナ方式で仮想化した場合の論理構成を説明する図である。
コンテナエンジン508は、OS509上で動作し、ハイパーバイザ方式のハイパーバイザ507に対応し、仮想計算機の起動や停止を行い、起動した仮想計算機上で仮想PGW510、530、及び負荷分散装置520、540を構成する。コンテナエンジン508は、例えば一般的に知られているDocker Engineが該当する。ハイパーバイザ方式による仮想PGW510、530の増設及び減設などとの違いは、コンテナ方式のコンテナエンジン508にてPGW500を仮想化することであり、コンテナ方式で仮想化されたPGW500は、ハイパーバイザ方式で仮想化されたPGW500と同様に仮想PGW510、530の増設及び減設などが可能である。
以上、PGW500をハイパーバイザ方式またはコンテナ方式にて仮想化して仮想PGW510、530の増設及び減設などについて説明したが、同様の方法によって、SGW400やMME300を構成する仮想計算機を増設及び減設し、PGW500と同様に設備効率を向上させることができる。
以上に説明したように、本発明の実施例では、管理装置550は、ゲートウェイ装置510、530の負荷が高い場合に仮想計算機を増設し、増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末100を決定し、引継元のゲートウェイ装置に前記端末の通信のための接続情報の引き継ぎを指示する。そして、引継元のゲートウェイ装置は、端末の接続情報の引継指示を受信すると、端末の引継先のゲートウェイ装置に端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、引継先のゲートウェイ装置との間で前記端末の接続情報を同期する。このため、ユーザの通信の終了を待つことなく、ゲートウェイ装置間でユーザを移動することができ、ユーザの通信に影響を与えずにゲートウェイ装置の負荷を変化させ、ゲートウェイ装置の稼働数を動的に増減することができ、設備効率を向上することができる。
また、端末100はユーザグループに区分して管理されており、管理装置550は、増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末のユーザグループを決定し、前記決定されたグループに属する端末の情報の引き継ぎを引継元のゲートウェイ装置に指示するので、ゲートウェイ装置間の負荷を容易に調整することができ、端末の管理が容易になる。
また、ネットワークシステムは、ゲートウェイ装置に処理すべきパケットを振り分ける負荷分散装置520、540を備え、引継先のゲートウェイ装置は、引き継いだ端末の接続情報を送信して、パケットの振り分け先の更新を負荷分散装置に指示し、負荷分散装置は、引継先のゲートウェイ装置からの指示に従って、受信したパケットを前記ゲートウェイ装置に振り分けるので、他の装置には、ゲートウェイ装置を一つのアドレスを有する一つの装置として見せることができ、ゲートウェイ装置の増設及び減設の影響を他の装置に及ぼさないシステムを構築でき、増設及び減設時の保守者の作業量を削減することができる。
また、ネットワークシステムはLTEネットワークであって、ゲートウェイ装置は、EPC装置内のPGW又はSGWであるので、端末の接続数によって負荷が急に変化するゲートウェイ装置の稼働数を動的に増減し、輻輳によるユーザの通信品質の低下を防ぐことができる。
また、端末を引き継ぐゲートウェイ装置が制御プレーンのゲートウェイ装置(例えば、vPGW(C))である場合、制御プレーンの他のゲートウェイ装置に端末のセッション情報の引き継ぎを依頼し、引継先のゲートウェイ装置との間で端末のセッション情報を同期するので、KVSデータベース上の端末の情報を確実かつ容易に同期することができる。
また、端末を引き継ぐゲートウェイ装置がユーザプレーンのゲートウェイ装置(例えば、vPGW(U))である場合、ユーザプレーンの他のゲートウェイ装置に端末の通信経路情報の引き継ぎを依頼し、引継先のゲートウェイ装置との間で端末の通信経路情報を同期するので、KVSデータベース上の端末の情報を確実かつ容易に同期することができる。
また、ゲートウェイ装置は、端末の情報を分散KVS型データベースに格納するので、確実かつ容易にデータを同期することができる。
また、ゲートウェイ装置の負荷は、端末が送受信するユーザデータのスループット、ゲートウェイ装置に割り当てられたセッションの数、ゲートウェイ装置が単位時間当たりに転送するデータ量、及び、ゲートウェイ装置が単位時間当たりに処理するトランザクションの数のいずれかを用い、管理装置550は、増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末のグループを、ゲートウェイ装置の負荷の差が小さくなるように決定するので、的確に負荷を分散し、特定の仮想PGWに収容されたユーザの通信品質において、輻輳によるユーザの通信品質の低下を防ぐことができる。
また、管理装置550は、ゲートウェイ装置が処理する通信に影響を生じる情報を送信する外部システム710に接続されており、外部システムから送信された情報に基づいてゲートウェイ装置が処理する通信の量が増えると予測した場合、仮想計算機を増設するので、外部要因によってもゲートウェイ装置の稼働数を変更することができ、輻輳の発生を抑制し、ユーザの通信品質の低下を防ぐことができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100 携帯電話端末(UE)
200 基地局(eNB)
300 モバイル管理エンティティ(MME)
350 管理装置
400 サービングゲートウェイ(SGW)
450 管理装置
500 パケットデータゲートウェイ(PGW)
501 プロセッサ
502 ROM
503 RAM
504 補助記憶装置
505 通信インターフェース
506 ホストOS
507 ハイパーバイザ
508 コンテナエンジン
510 制御プレーン用仮想PGW(vPGW(C))
511 ゲストOS
512 制御プレーン処理プログラム
513 分散KVS処理プログラム
515 分散KVS型データベース
520 負荷分散装置
521 ゲストOS
522 パケット振分処理プログラム
530 ユーザプレーン用仮想PGW(vPGW(U))
531 ゲストOS
532 ユーザプレーン処理プログラム
533 分散KVS処理プログラム
535 分散KVS型データベース
540 負荷分散装置
550 管理装置
551 イベント待機プログラム
552 統計解析プログラム
553 警報処理プログラム
554 上位管理装置通知処理プログラム
555 スケジュール管理プログラム
556 仮想PGW増減設プログラム
557 保守者インタフェースプログラム
700 上位管理装置
710 緊急地震速報システム
800 EPC装置

Claims (14)

  1. 端末が送受信するデータを転送するネットワークシステムであって、
    物理計算機資源を用いた仮想計算機上で動作し、前記端末が通信をするための接続情報を保持するゲートウェイ装置と、
    前記ゲートウェイ装置を管理する管理装置とを備え、
    前記管理装置は、
    前記ゲートウェイ装置の負荷が所定の閾値より高い場合、前記仮想計算機を増設し、
    前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末を決定し、
    引継元のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを指示し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記端末の接続情報の引継指示を受信すると、前記端末の引継先のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、
    前記引継先のゲートウェイ装置との間で前記端末の接続情報を同期することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記端末はグループに区分して管理されており、
    前記管理装置は、
    前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末のグループを決定し、
    前記決定されたグループに属する端末の接続情報の引き継ぎを引継元のゲートウェイ装置に指示することを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記ゲートウェイ装置に処理すべきパケットを振り分ける負荷分散装置を備え、
    前記引継先のゲートウェイ装置は、引き継いだ端末の接続情報を送信して、パケットの振り分け先の更新を負荷分散装置に指示し、
    前記負荷分散装置は、前記引継先のゲートウェイ装置からの指示に従って、受信したパケットを前記ゲートウェイ装置に振り分けることを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記ネットワークシステムは、LTE(Long Term Evolution)ネットワークであって、
    前記ゲートウェイ装置は、EPC(Evolved Packet Core)装置内のパケットデータゲートウェイ装置及びサービングゲートウェイ装置の少なくともいずれかであることを特徴とするネットワークシステム。
  5. 端末が送受信するデータを転送するゲートウェイ装置用のプログラムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、
    プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納するメモリと、他の装置と通信するインターフェースとを有し、
    前記端末が通信をするための接続情報を保持し
    前記プログラムは、
    端末の引継先として指定された他のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼する手順と、
    前記他のゲートウェイ装置との間で前記端末の接続情報を同期する手順とを前記ゲートウェイ装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムであって、
    前記端末を引き継ぐゲートウェイ装置が制御プレーン用のゲートウェイ装置である場合、前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼する手順において、前記制御プレーン用の他のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、
    前記端末の接続情報を同期する手順において、前記制御プレーン用の端末の接続情報を同期することを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記制御プレーン用の端末の接続情報は、前記端末が通信をするためのセッションの情報を含むことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項5に記載のプログラムであって、
    前記端末を引き継ぐゲートウェイ装置がユーザプレーン用のゲートウェイ装置である場合、前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼する手順において、前記ユーザプレーン用の他のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼し、
    前記端末の接続情報を同期する手順において、前記ユーザプレーン用の端末の接続情報を同期することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムであって、
    前記ユーザプレーン用の端末の接続情報は、前記端末がユーザデータを転送するための通信経路の情報を含むことを特徴とするプログラム。
  10. 請求項5に記載のプログラムであって、
    前記ゲートウェイ装置は、前記端末の接続情報を格納する分散KVS(Key−Value Store)型データベースを有し、
    前記プログラムは、前記端末の接続情報を同期する手順において、前記分散KVS型データベースに格納された端末の接続情報を同期することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項5に記載のプログラムであって、
    前記他のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを依頼するかは、前記ゲートウェイ装置の負荷に従って決定されるものであって、
    前記ゲートウェイ装置の負荷は、前記端末が送受信するユーザデータのスループット、前記ゲートウェイ装置に割り当てられたセッションの数、前記ゲートウェイ装置が単位時間当たりに転送するデータ量、及び、前記ゲートウェイ装置が単位時間当たりに処理するトランザクションの数のいずれかであることを特徴とするプログラム。
  12. 端末が送受信するデータを転送するゲートウェイ装置を管理する管理装置用のプログラムであって、
    前記管理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納するメモリと、他の装置と通信するインターフェースとを有し、
    前記ゲートウェイ装置は、物理計算機資源を用いた仮想計算機上で動作し、前記端末が通信をするための接続情報を保持し
    前記プログラムは、
    前記ゲートウェイ装置の負荷が所定の閾値より高い場合、前記仮想計算機を増設する手順と、
    前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末を決定する手順と、
    前記決定した端末のセッションの引継元のゲートウェイ装置に前記端末の接続情報の引き継ぎを指示する手順とを前記管理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記ゲートウェイ装置の負荷として、前記端末が送受信するユーザデータのスループット、前記ゲートウェイ装置に割り当てられたセッションの数、前記ゲートウェイ装置が単位時間当たりに転送するデータ量、及び、前記ゲートウェイ装置が単位時間当たりに処理するトランザクションの数の少なくとも一つを監視する手順を前記管理装置に実行させ、
    前記引き継ぐ端末を決定する手順では、前記増設された仮想計算機上で動作するゲートウェイ装置が引き継ぐ端末のグループを、前記ゲートウェイ装置の負荷の差が小さくなるように決定し、
    前記端末の接続情報の引き継ぎを指示する手順では、前記引継元のゲートウェイ装置に前記決定されたグループに属する端末の接続情報の引き継ぎを指示することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記管理装置は、前記ゲートウェイ装置が処理する通信に影響を生じる情報を送信する外部システムに接続されており、
    前記プログラムは、
    前記外部システムから送信された情報によって前記ゲートウェイ装置が処理する通信の量が増えると予測した場合、前記仮想計算機を増設する手順を前記管理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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